iPhone 6 用防水・防塵・耐衝撃ケース

iPhone 6 case front view これまで、iPhone 6 は購入時に「気に入ったケースを見つけるまで凌ぐために」と買った100円ショップのケースを使っていた。ケースを探すのも面倒になって2年半近くそのままだった。

 先日、息子に貸した時に、息子が防水・耐衝撃ケース(Eonfine-正規品 iPhone 6s / 6 用 防水ケース 4.7インチ フルプロテクションカバー 透明ケース クリア 薄 防水 防雪 防塵 耐衝撃 落下防止 IP68 指紋認証対応 アイフォンケース ブラック)を買っていた。2台の iPhone 6 plus を壊したのがトラウマになったらしかった(2回目は壊したとは言えないかもしれないが)。水につけても大丈夫らしいが試す気はない。少なくともシャワーがかかったり雨の中でランニングしたりという程度では問題はなさそうな構造をしている。

 ケースは前後のパネルからできていて、前面パーツにiPhone 6 をはめて後面パーツでフタをするような構造になっている。前面パーツは硬質の樹脂でかなり硬いが弾力があり、衝撃の吸収が期待できそうだ。角が厚くなっていたり、ボタン付近に突起があったりして、衝撃を分散する工夫が凝らされている。また、前面の枠は液晶より2mm近く盛り上がっていて液晶パネルが割れることを防いでいる。

 このケースの防水上の弱点はホームボタン部分だと思う。ここは使用頻度が高く変形するので劣化によってひび割れが起きそうだ。ライトニングとヘッドフォンジャックはゴムの柔らかいフタなのでヘタリは少なそうだし、ホームボタンほどの頻度で開け閉めすることはない。また、付属のヘッドフォン延長ケーブルの根本にはゴムが巻いてあって、浸水を防ぐ構造になっていた。

 後、気付いたのは意外に音の通りがいいこと。そして、本体とケースの干渉音がしないことだ。防水なのでスピーカー部を塞ぐ構造になっているが、それを感じさせない。また、iPhone 6(以降の iOS デバイスの函体に共通だが)は本体もスピーカーの一部として使っている。このケースは背面のパーツがiPhoneの背面と密着し振動するので、全部ではないだろうがスピーカーとしても機能している(初めて iPad Air 2 で音楽を聞いた時に驚いた。iPad 4 までの函体は Macbook のようなアルミ削り出しで剛性が高すぎてスピーカーとしては全く機能しなかった)。

iPhone 6 case bottom view
ヘッドフォンジャックとライトニングにはフタが付いている。

防水・防塵・耐衝撃の代わりに失うことも有る。
・iPhone 6 込で 168.5gになる
・大きくなる。が、精神的には小さくなったwww
・iPhone 6 の薄さは完全に無くなる。が、平面に置いた状態では iPhone 単体より持ちやすくなる。
・指紋認証の認識精度は落ちる。
・Bluetooth の到達距離は短くなる。
・ライトニングケーブルによってはケースに干渉して使えないことが有る。純正は大丈夫だが Amazon のケーブルは入らなかった。

 防水・防塵性能を有する 7 にこのケースを使うのは微妙だが、6 や 6s の場合にはメリットが上回ると自分は感じた。

P.S.
 Amazonの「落下防止」というのはおかしい。落下を防止できるわけではないwww

Soundpeats Q12 2.0 は快調そのもの(一月で壊れました)

 LEDが点灯しなくなって修理(交換)となったのはSoundpeats Q12 修理に書いた。

 受け取って気づいたことを記録したい。

 完全な新品を送っていただいたので、現在購入すればこのバージョンが手に入るはずだ。ただ、これがバージョン間の違いなのか自分のものがハズレだったかの検証はできていない。

  1. 音質が大幅に改善された。前のものは音楽を聴く気になれなかったが、新バージョンは普通に聴ける。有線ヘッドセットには劣るが、耳障りな高音とスッカスカな低音が補正されて、静かな部屋でもそれなりに音楽を楽しめるようになった。同価格帯の無線ヘッドフォンと同等の音質にはなったと感じる。
  2. コントローラー部に認証マークが付いて安心w
  3. メッセージが日本語になった。音量の大きさは変わらず、若い女性の声のようになったので前よりうるさく感じるようになった。
  4. 磁石の強度が少し上がって、レジとかでちょっとヘッドフォンを耳から外す時とかに使えるようになった。ランニング中には使えないことは変化なし。

 一番大きなのは音質の改善だ。メッセージの悪化を補って余りある。音質にこだわりのある人は知らないが、外で移動中に音声コンテンツを楽しむという程度には十分なコストパフォーマンスだといえる。これまではおすすめできないと書いたが、オススメできるものになった。こんな価格帯の製品だから、一度製品化したら改善なんてしないのかと思っていたが、そうではなかった。

関連:Soundpeats Q12 を買ってみたよ

追記:これを書いたのが4月8日だったが、1ヶ月もせずに不調。5月25日には電源が入らなくなった。何度もサポートに修理を依頼するとクレーマーと思われそうだし、どうせすぐ壊れるのでストレスが溜まるだけだ。もう二度と Soundpeats の製品は買わない。

fitbit charge 2 setup

 息子への数年分の誕生日プレゼントが届いた。息子の了解を得て開封。

fitbit charge 2 box outside view こういうガジェットの定番的な梱包だ。量販店の売り場のことを考えているのだろう。

fitbit charge 2 unbox フタは磁石で固定されていた。これも今の流行りだ。バンドと同梱品が小奇麗に並べられている。

 非常に珍しく、Windows mobile 版のアプリまで用意されている。アメリカにはまだ windows phone を使っている人が市場として見込まれるほどいるんだろうか。まあ、Windows phone ユーザはフィットネス・トラッカーを使う=fitbit になっているとは思うが・・・

fitbit charge 2 同梱品
同梱品USB充電ケーブルとマニュアル。
 充電ケーブルの仕様が大きく変わった。

 charge HR は独自形状のコネクタに専用のケーブル端子を差し込んでバネで固定していた。これは結構難しくて斜め向きに入れて壊さないように気を使う必要があった。コネクタのトラブルが多かったのではないだろうか。今回はクリップ式で金属の摩擦を利用する箇所はない。ケーブルがかさばるが、トラブルよりはマシだろう。それに、充電頻度が低く持ち歩く必要はないから困らないだろう。自分的には歓迎だ。

 スマートフォンのように電池切れが致命的になりかねないデバイスのケーブルがこのようでは困る。これはUIを考える点でも重要だ。同じ機能の物でも、使用目的や頻度に寄って最適なUIは変えるべきということだ。

fitbit update
セットアップはシステムのアップデートから始まる
 fitbit アプリでスマートフォンと同期する。初めての同期でいきなりシステム・ソフトウェアのアップデートが始まった。10分くらいで完了。

 自分は charge HR を使っていたので、アプリに新規で charge 2 を追加するだけだった。新規の場合には fitbit のアカウントは前もって作っておくとスムーズに進むかもしれない。

fitbit charge 2 vs Pebble 2 thickness
charge 2 のほうが厚い。
 厚さは charge HR とほとんど変わらない。幅が太くなった分目立たなくなった気はする。Pebble 2 よりは明らかに厚い。

fitbit charge 2 vs Pebble 2
幅は Pebble 2 よりは細いが charge HR よりだいぶ太い
 Pebble 2 は Apple watch の大と小との中間くらいの大きさ。小ぶりな女性用の腕時計と同じくらいの幅だろうか。しかし、ベルト部分が本体と同じ幅があるので、ボリューム感はそれなりにある。

 少なくとも、通常の腕時計と同時にすることは無理だ。

 今回からベルトが交換可能になったので、バックル部分とかが劣化して切れても本体を交換する必要はない。また、防水機能も強化されているのでシャワーくらいなら大丈夫だ。今日は初期設定と充電のみ。

JINS MEME ・・・ 一石二鳥のメガネ型フィットネス・トラッカーの夢は遠く

jins だいぶ前に発表されていたがあまり興味がなくて「Google glass みたいに消えるんでしょ」と思っていた。2017年2月開催の京都マラソンに出るというプロモーションを偶然目にして興味を持った。

 発表された当時は眼球の動きをモニターするセンサーが話題になっていたが、加速度計のみのモデルもある。加速度計のみのもでるはフィットネス・トラッカーの一種と考えられる。通常のフィットネス・トラッカーは腕や体につけたセンサーしかないが、眼鏡という形状活かしてつるの両端とブリッジに加速度センサーを置くことで高精度かつ詳細な情報の取得を可能にしている。

 ランニングで気になる前後左右のバランスの悪さや姿勢までをモニタできるのはランニングの解析に非常に有効と考えられる。従来のデバイスでこれに近いことができたのはGARMINの一部機種だけだ(加速度センサーを組み込まれた心拍ベルトが必要になる)。

 このアイデアは素晴らしいが、実装上の問題は多くて、Zoff Athlete を捨ててまで買おうとは思わない。

 残念なのはサービスだ。ランニング分析アプリは面白いし使ってみたいと思うが、閉じていて広がりが全然感じられない。「ウェアラブルデバイス(メガネ)を売るためのサービス」でしかない。オムロンと全く同じ失敗を犯している。IoT ビジネスで儲かるのは IoT センサーを作るビジネスではない。せっかくランニングのデータを得られるのに、STRAVA や Runkeeper とつながるようにしないのか。J!ns MEME だけで取れない、GPS データや体重・体脂肪、運動履歴とリンクできるのに。MEME を使ってランニングフォームを改善したいというようなランナーが他に何を使っているかなんか分かるだろう。ランニングイベントの写真にGARMIN のランニングウォッチをしているランナーの写真があった。そういうものを漫然とやってるだけでは駄目なんだって・・・

 「メガネフレーム売り」というビジネスモデルから「ランナーを支援するサービスを展開するサービス業」に変わるチャンスなのに。ヘッドバンド型のセンサーを出せばいいのにと思う。ランナーの多くは帽子を被っているので、キャップ型のセンサーやキャップに取り付けられるセンサーがあれば裾野は広がるだろう。そうすれば、従来のスポーツ用アイウエアやサングラスの併売につながる。

 次のモデルでは心拍センサーも搭載したい。そうすれば、Runkeepr などのセンサーデバイスとしての用途も増える。後、アプリを起動しなければならないという仕様は改めるべき。iPhoneを持って走るのを嫌うランナーは多い。GARMIN がランナーに支持される理由はそこにも有る。GARMIN と MEME だけを身に着けて走って、帰ってきて iPhone の近くにいたら勝手にランニングログがアップロードされていて、STRAVA や Jins のクラウドサービスでランニングの記録が分析できるのが理想だ。

 全く偶然だが、このエントリを下書きにしたまま放置していたら、新しい展開があり、一部で話題になっている。「IoTメガネで働き方改革、JINSが3社と企業向けサービス開始」がそれ。これは眼球センサーの応用例だ。

 スポーツ用のウェアラブルに関する記事は発売前後のものしかない。「SDKに可能性感じた」とか「ハッカソンで可能性を感じた」とかいう意識高い系の人や、マスコミの「買ってみた。すごい面白い」という提灯や、関係者の記事ばっかりだ。自分の懐を痛めて、使うために買っている人はほとんどいない。

 そんな中、自腹を切って買ってみた人のブログ(イクメンリーマンが気になるモノについて語るようです。(仮)勢いに身を任せて、スマートメガネ「JINS MEME ES」を購入してみて人柱になった話)だけが参考に参考になった。この記事から半年以上経ったがまだ使われているのだろうか・・・

 更に、「京都マラソン2017チャレンジ」という企画をやって、11月頃に一般ランナーを集め選抜メンバーとしてトレーニングをしたという記事が合った。

JINS 京都マラソン2017キャンペーン
京都マラソン2017チャレンジの告知。

 ところが、京都マラソン2017は2月に終わってるのに、結果の報告がない。それまでにやると書いてあったトレーニンについてのレポートも一切ない。やる気の無さがすごい。こういうのが、駄目なところだ。記者が集まるようなことだけやって後はほったらかし。担当者やランナーがちゃんとやってい他としても、継続的にサイトに上げないとやってないのと一緒だ。こんなページ見て誰が買う?一体何本売れたの?自分がここの株を持ってたら総会に行って質問したいくらいだ。

Soundpeats Q12 修理

磁石で付けられる。
 「Soundpeats Q12 を買ってみた」で取り上げたQ12のLEDが点かなくなった。

 Amazon の履歴で調べたら、昨年の9月に買ったばっかりだった(保証期間は1年)。LEDが点灯しないこと以外には問題はなかったので、保証期間を過ぎていたらそのまま使っていただろう。

 ただ、このヘッドセットには余りいい印象がない。音は悪いし、電池の持ちも悪い。福知山マラソンの最中に4時間くらいで電池が切れてしまったのは記憶に新しい。音に対するこだわりの低い自分が「悪い」と断言するのだからかなりのものと思っていただいて構わない。ポッドキャストやラジオを聴くには我慢できるが、音楽を聴く気にはなれない

 しかも、このブログを継続して読んでいる人なら知っているが、自分は2016年中に5セットのヘッドセットを買った。なので、このヘッドセットを毎日は使っていない。にも関わらず故障したので、軽く頭にきた。

 サポートの指示通りに充電し(充電は元からできていたが)、リセットをしたが状況は変わらなかったので交換修理となった。Amazonの購入履歴から住所を調べてそちらに送ってくれた。この対応には感謝。

 追記:修理後に取り消し線を入れました。顛末はこちらのエントリ(Soundpeats Q12 2.0 は快調そのもの)で。

 再追記(2017/5/29):修理品も一月持たずに壊れました。

Withings “Steel HR” 25日間の電池持ち

withings Steel HR Wi-Fi 体組成計とホントにつながる API とクラウドサービスで全俺の信頼を勝ち得た Withings の新製品。従来モデルに心拍センサーを組み込んだものだが、LED照射型の心拍センサーを搭載しながら25日間電池が持つというのは驚異的だ。が、市場がどのような評価を下すかは全くわからない。

 Health Mate アプリとクラウドサービスで同社のセンサーデバイス群を有機的につなぐというのが Withings の基本戦略だ。ネットワーク会社となった NOKIA が Withings を買収したことの意味がここにある。このスマートウォッチも「スマートウォッチを改良してみたので買ってください」だけではない。このデバイスがラインナップに入ることで、これまで他社のフィットネス・トラッカーに依存していた(そして往々にして不十分なローカールデータである)24時間の心拍数の推移が加わることになる。これらの複数のデバイスからネットワーク経由で集められるデータ(今風に言うならビッグデータを次のビジネスに結びつけたいのだ)。個々の端末を販売するだけのベンチャーが淘汰されるのは当然の流れだ。IoTの肝はビジネスモデル

 ここがオムロンとの違いだ。ダサイ外見に目をつぶればオムロンは Withings とほぼ同等の製品ラインを持っている。にも関わらず、オムロンは Apple のヘルスキットにも対応しなければAPIによって他のサービスとデータを共有することもしない。それどころか、ウェブサービスを閉じて自社が管理するクラウドサービスに加入しているユーザのデータを失うことまでしてしまった。アホとしかいいようがない。

 じゃ、Apple はどうかというと、可能性は示したものの、自社でヘルスケアの有料サービスを始める気は無いようだ。少なくとも、少額決済や娯楽売上方面にしか向かっていない気がする。が、自分的には高度なヘルスケアサービスのためのインフラとなるクラウドサービスのほうが将来性が有ると思う。前に聞いたことが有るが、健康保険会社が契約者にフィットネス・トラッカー装着割引を行うことなども考えられる。あるいは、クラウドのヘルスケアサービスの履歴によって保健サービスを受けられるようにすることで医療費の削減に繋げられるかもしれない。

 その途上で、「フィットネストラッカーはダイエットに逆効果、という研究結果2年間に及ぶ研究の結果、フィットネストラッカーをつけたグループは、一般的なダイエットを行ったグループと比べてダイエットの効果が落ちてしまったことがわかった。」りもするかもしれないが(これについては別にエントリを書く)、詳細なデータが個人別に何年も記録されるような時代はこれまでになかったので、新たな知見が得られるはずだ。

 少し話はずれるが、フィットネス・トラッカーにしてもスマートウォッチにしても、消費カロリーや睡眠・運動習慣の記録は取れるが、取得する食料のデータを入れられないのが今後の課題だろう。自分も一時期 Fitbit で食べたものを入力したがUIの悪さに辟易してやめた。今のバージョンは知らないが、UIが改善されたからといってその手間は変わらないだろう。また、その精度の低さも・・・

心拍測れて『25日間の電池持ち』Withingsが新アナログスマートウォッチ「Steel HR」を1月20日発売
Withingsがアナログ文字盤スマートウォッチの新モデル「Activité Steel HR」を国内発売すると発表しました。発売日は1月20日。税込価格は36mmモデルが2万4800円、40mmモデルが2万7800円。米国などでは2016年10月に発売していたモデルです。
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年末っぽいエントリ 今年買ったもん

 2016年に買ったものでよく覚えているものを並べてみた。ヘッドセットとシューズが異常に多いww

 評価的なこともしたかったが買った時のページが有ったものが多いのでこれでいいや。ヘッドセットのみは順位付けしてみた。他はジャンルが別なので順位ではない。Bluetooth 4を介してiPhoneのアプリと同期して使うデバイスの完成度が大きく上がり実用レベルになってきた。また、これを応用したサービスやアプリも増えてきた。残念ながら日本のメーカーはサービスとの連携が完全に遅れていてエコシステムから完全に孤立してしまっている。ハードが良くても(魅力的なハードもほとんど無いが)データを活用できないようなデバイスは退場して欲しい。オムロンとエプソンさん、あなた達のことですよ。

 とはいうものの、海外メーカーのサービスもビジネス上の問題かもしれないが、全部のデータがつながるわけではない。2017年は更につながることを期待したい。

bluetooth デバイス

 Bluetooth はiPad用のキーボードしか使っていなかったが、息子から Bluetooth ヘッドセットが実用レベルに達しているということを知らされてから評価が変わった。昨年 Fitbit charge HR を買った時にメンテナンスフリーなことは知っていたが、ヘッドセットみたいに常に接続を保たなければならない訳ではないので、Bluetooth ver 4 の効果をあまり意識していなかった。

digital

◯ヘッドセット

  1. X1T
  2. QYC QY8
  3. U5 PLUS
  4. Aukey EP-B4
  5. soundpeats Q12

◯自転車用品:
・スピード・ケイデンスセンサー&アプリ:TOPEAK PANOBIKE
◯ヘルスケア製品:
・スマートウォッチ・フィットネス・トラッカー:Pebble 2
・Wi-Fi体組成計&クラウドサービス&アプリ:Withings Body
・心拍センサー:Heartrate sensor

non digital

running shoes minimalist shoes

running vest

フォームローラー
テーピングのテープ
ZOFF athlete

#AirPods の肝はケースにあり

photo airpods「24時間使えるバッテリーのパワーを。」って聞くと、24時間連続で使えるという印象があるが、ケースの充電器で数回充電しながらということだ。充電している間は使えない。途中で充電していいならいくらでも時間は伸ばせるだろう。

 ただ、ケースに充電バッテリーを入れたのはアイデアだ。この手のヘッドセットを一日中装着している人はいない。装着していない時間に自動的に充電できるのは非常に便利だ。しかも、失いそうな小さな AirPods の収納を兼ねている。やっていることは、モバイルバッテリーと専用充電ケーブルを持ち歩くということだが、収納ケースを兼ねるという価値を加えることで利便性が上がっている。Apple が初めてではないと思うが、これは正解だ(ケースの充電作業は必要だが)。

 自分が買った X1T は専用のケーブルしか付いておらず、同じ環境を実現するには常にケーブルとモバイルバッテリーを運ばなくてはならない。で、モバイルバッテリーは持たず、ケーブルと予備のヘッドセットを持っている。移動中は予備のヘッドセットを使い、充電できる環境にいったら充電するという体制だ。

 AirPods のメリットの多くはプレーヤー側(iPhone, iPad, Mac, Apple watch)とヘッドセットの両方を作っているからこそ実現できたというものが多い。AirPods を買えば他のスマートフォンでも使えるといったものではない。他のメーカーなら「普及しないローカル規格作りやがって」と批判の対象にすらなりかねない。

 下のページで気になったのは以下の但し書きだ。ここの「片方の」という表現。X1T でも片方だけで使用すると5~6時間の連続使用が可能になる(と仕様にはある)。片方で使う場合にはユニット間の通信が発生するためステレオで使おうとすると電池の消耗が速くなるのだ。そして、X1T では電池が切れるときには同時にシャットダウンされる。それに対して AirPods の場合「片方のAirPodsが停止する」とある。どちらか一方だけが電池切れで止まるということだろうか。だとしたら、それぞれのユニットは別々の Bluetooth デバイスとして iPhone から認識されているということだろうか(Twitter で指摘いただいた)。

 ただ、収納ケースが充電器を兼ねているということで連続再生可能時間の問題点についてはほぼ解決されているかもしれない。通勤中や移動中に聴いて、目的地に着いた時にケースに収納しておくだけで、次の移動時には満充電になっているということだ。数日に一回寝る時にケースにライトニング充電ケーブルを挿して寝るだけでいい。ぶっ続けで再生してケースに収納する機会がないというシチュエーションはめったにない。自分のような遅いランナーがマラソンに出る場合くらいだwww

iPhone 7試作ハードウェアおよびソフトウェアとペアリングしたAirPods試作ハードウェアとソフトウェアを使用し、2016年8月にAppleが実施したテスト結果によります。オーディオの再生には、iTunes Storeで購入した358の個別のオーディオトラック(256Kbps AACエンコーディング)により構成されたプレイリストを使用しました。音量は50%に設定。AirPodsのバッテリーをフル充電し、片方のAirPodsが停止するまでオーディオ再生を行いました。バッテリー駆動時間は各種設定、使用方法、その他の要素によって変わります。

AirPods – Apple(日本)

「なくす」をなくす、日本ゆえに生まれたIoTタグ(mamorie)

この写真は mamorie ではありませんw
 面白い。デバイス自体は珍しくないが、バックグラウンドのサービスが興味深い。こういうデバイスを見る度に、「電波が届かんとこに落としてきたらどうしようもないやん」と思っていた。デバイスにWi-FiやLTE機能をもたせることは出来ないだろうから。これは、他のユーザが持っている回線を使ってサーバーに「おれはここにいるぞ」を知らせる。この方法なら、駅やコンビニで落とした鍵や飲み屋やタクシーに忘れてきたバッグを見つけることも可能だ。

 一つ気になるのは、このサービスがユーザーの通信回線タダ乗り前提なことだ。これが普及し、みんなが使うようになったら、そこらじゅうにこのタグが転がるということだ。ということは、捜し物をしていないユーザが道を歩くだけで、タグのリクエストを受けて、知らない間に通信を行い、使用パケットと電池の消耗を増やすことになる。

 そこで行われる通信が多いと「自分が探すときにしかこのアプリの通信をオンにしない」になってしまいかねない。そして、そうなるとこのモデル自体が真価を発揮できなくなるだろう。普及すればするほど、デメリットが増えるという二律背反だ。

 このタグのステータス判定をどうやって行うかという技術的な疑問がある。ペアリングしたスマートフォンとBluetooth通信が途切れたのを判定基準として、「助けを求めなあかんがな」とするのは簡単な方法だ。しかし、そうだとしたら、家においた車のキーとかは常に「迷子状態」として認識される。ユーザーが「場所はわかってるから探していない」ものに取り付けられたタグがそこらじゅうで「探してコール」を発信するようになったら無駄な通信が発生してしまうだろう。

 ユーザが回線を提供し合うことに寛容であればいいが・・・

情報源: 「なくす」をなくす、日本ゆえに生まれたIoTタグ (1/3) – EE Times Japan

追記:流行りモノ通信簿#337「なくすをなくす。落とし物防止タグMAMORIO(マモリオ)」 で取り上げられていた。

「スマートウォッチの出荷台数が急落 」って Apple watch の買い控えでしかない

photo arm with Pebble2 「スマートウォッチ」というより Apple watch だね。それなら分かる。それ以外のメーカーは元々誤差といっていい程度のシェアしか無いから、消費者がスマートウォッチを見限ったかどうかは分からない。

 Pebble も下がっているが、これもこの四半期の前半で次モデルを kickstarter で予約販売していたから、減って当然だろう。

 後、シェアが少ないが GARMIN が倍増しているのは興味深い。スマートウォッチというより高性能フィットネス・トラッカーといっていいカテゴリーの「スマートウォッチ」だからだ。

 fitbit シリーズが入っていないということだ。fitbit はフィットネス・トラッカー色が強いが、その機能はスマートウォッチとかぶっている。そして何より、ユーザーの腕という物理的な場所を奪い合っている競合関係にある。

 前にも書いたが、両手に腕時計をするような変わり者(今、自分は左手に Pebble 2 をし右手には fitbit charge HR をしているがw)以外は一つしかデバイスを使わない。これらのデバイスが継続的に使用して初めて役に立つようなものならなおさら、「きょうはこっち」といった使い方はできないだろう。そして、メーカーは継続して使うことでメリットが有ることを強調している(例えば運動や睡眠のログ)。

 そうなるとパイはスマートウォッチではなく、ユーザーの人数が母集団でなければならない。旧来の腕時計、スマートウォッチ、フィットネス・トラッカーの売上全体を調べないと、スマートウォッチ(といっても事実上Apple watchとなってしまうが)の市場がどうなっているかは分からない。

スマートウォッチが必要だと感じている人は少ないのだろうか?IDCから今朝発表されたスマートウォッチ業界のレポートによれば、2016年第3四半期のスマートウォッチの出荷台数が「急激に」減少したようだ。昨年の第3四半期と比べると合計の出荷台数が51.6%減少しているのだ。昨年の3Qにおける出荷台数が560万台だった一方で、今年の3Qはたったの270万台だ。IDCはこの出荷台数の激減の理由として、…

情報源: スマートウォッチの出荷台数が急落 | TechCrunch Japan