Runcas180 2020/01/11 晴れた日は外に出て/Insta360 ONE X をNinjaにつけて/ ゆるキャン△実写版 以上3本でお送りします。 10.6km

 久しぶりに雨の心配をせずに走れた。路面も乾いて気温も高くて、ウィンド・ブレーカーと手袋を脱いだ。指の痛みは昨日より少し改善したが、上り坂やペースを上げようとすると強くなる。図らずもLow HR trainingになってしまうwww

 午後にNinja250SE(2015)に乗った。バッテリーあがりが心配だったが、一発で始動。今どきのバイクはほんとに優秀。といっても、昔乗っていたバイクはバッテリがあがっても困らなかったが。キック始動だったので、ニュートラルランプがつかない状態からでもエンジンはかけられた。一台だけSRX250Fはセル始動で地獄の押しがけをやったことがあったけどwww

 ゆるキャン△実写版を楽しんだ。忠実に再現されているが、忠実であリすぎるのでは・・・ 

・Insta360 ONE X スクリーン、フロントフェンダー装着実験。



STRAVAが表示されない人は:STRAVAのサイトへ行く

BGM:日曜の午後kkさん

twitter:@runcas180
instagram:panhead
pinterest: スポーツ・シューズ
twitter:@geek_panhead
Youtube :panheadpirates

北海道旅行&北海道マラソン 2019/08/24 ツーリング・作戦会議編

準備

 7時半頃にホテルを出て、立ち食いで朝食を摂った。ホテルのバイキングは800円くらいで用意されていたが、800円分も食べられない自信があるので朝食なしプランにしていた。昨日すすきの駅からホテルに移動する時に駅の近くに24時間営業の立ち食いうどん・そば店があるのを見ていたので、そこで朝食にした。

 話はそれるが、そこでちょっと衝撃的(大げさw)な選択を迫られた。その店は自販機の食券を買うというシステムだったが、選択肢にたぬきがない(関西人の「たぬき」なので、東の方の人は「きつねそば」をイメージしていただきたい)。あるのはかけと月見と肉なんとかだけだった。仕方ないので月見そばを注文した。

 その作り方というか手順も、馴染み深いものと違った。関西、というか自分が通っていた尼崎市の昭和本通商店街の立ち食いうどん・そばでは、麺>具(揚とか卵)>汁>刻み青ねぎの順番だったと記憶している。ところが、この店では麺>汁>具(卵)>刻み青ねぎだった。ということは卵は完全に生で出てくるということだ。これはちょっと苦手だったのだ。ゆで卵は固茹で派な自分としては生の白身をズルズルとすするのはあんまり好きじゃないから。

 とりあえず、路面電車の駅に向かった。実は路面電車に乗るのは初めてだった(多分)。自動車と同じ信号に従うので、乗降時間分車より移動速度は落ちるが、B-STRICT(バイクを借りたところ)は地下鉄の駅からは遠く、路面電車の駅から近かったのでこちらを使うことにしたのだった。ネットで時刻表も確認できるし、10間隔くらいで走っているので不安もなかった。運賃は200円固定なので、乗車券をとったり運賃表を確認したりする必要もないというのも大きかった。

 自分が乗った編成はそれほどレトロでもなく、最新でもない感じのものだったが、帰りに乗ったのは古い車体で味があって楽しかった。

 石山通駅で降り、MAPに従って歩いた。数分でつくはずだったがそれらしい建物が見当たらない。かなり大きな店が道に面しているはずだが・・・ピンの立ってるところをウロウロしていたら、男性に声をかけられた。「バイクレンタルの方ですか?」・・・助かった。案内されて入った店は、サイトで見たものと全然雰囲気の違うものだった。しかし、分かってから再確認したら建物の形状は一致していた。黒に塗り替えられたらしい。

 レンタルに関する事務手続きは15分くらい掛かったが、平坦な道のり。いよいよ、バイクと対面。

スタート

道の駅赤井川で撮った、今回借りたバイク
 バイクはカワサキのZ125プロというものらしい。思っよりずっと小さくて戸惑った。バイクの状態を確認し、操作を教えてもらっていざ出発。特別なことはないが、125ccなのにセルが付いていてキック・アームはない。また、リザーブコックも無いらしい。当然のようにライトのon/offスイッチもない。今どきのバイクはこういうものらしい。

 「じゃ、お気をつけて楽しんでってください」という言葉を残して店員はドアの向こうに去った。そこで、カッパを着てスタートした。カッパは防寒着として使うつもりだったが、朝から弱い雨が降り続いていたので、本来の用途で使用することになってしまった。予報では一日中曇りで降水確率20%だったのに・・・

 マニュアルだが、4速までしかない。パワー無いのに4速じゃ厳しいんちゃうかと思ったが、4速に入れてからの伸びがかなりのもので、エンジンフィールはカブのようだ。4スト単気筒だからかもしれないが、トルクの立ち上がりもないパワーバンドが異様に広い感じだ。スタートしたらすぐに4速まで入れて、30km/hくらいから先はエンジンの回転数だけで加速する感じだ。正直、あんまり楽しいエンジンではなかった。125だと2ストじゃないと無理かもしれないが、昔のCBなんかは普通に6速あったと思うけど・・・パンチが効かないから上り坂のワインディングで寝かしこむのは辛い。50km/hでコーナーにアプローチして3速に入れるのは怖いし(´ω`)

 今回は常に雨との戦いだった。当初の計画では積丹半島を回って倶知安、喜茂別からR230で帰ってくるつもりだった。が、札幌市街地を抜けるのに苦労した。1時間近く掛かっても20kmくらいしか進んでいなかった。R5を西に走って郊外に差し掛かった頃に雨が本降りになって体感温度が急激に下がった。手がかじかんで体が震えるくらいになったところで大きなスーパーを見つけた。そこにひさしが出ていて雨がかからない場所があったのでそこに避難した。店に入ってパンとDAKARAを買って補給。

 おもむろにナップサックからプチプチを取り出した。そう、覚えているか知らないけど(書いてなかったかも)、荷物の中にプチプチを入れていたのだ。これは、プチプチに穴を開けてベスト状にしたものを着て防寒しようという作戦だ。下半身には長方形に切ったものをズボンとカッパの間に挟む。

 これは正解だった。これがなかったら小樽あたりから引き換えしたと思う。カッパの上はスナップ留めなので、少しスピードが乗ると全開になってしまったが、プチプチ・ベストのおかげで濡れずに済んだことが何回もあった。体感温度も大きく改善されたし。

 スーパーでプチプチを装着した時点で積丹半島一周は諦めてメープル街道を南下することにした。これだと行程は200kmくらいになるはずだ。そこまで平均で30km/hも出てなかったが、200kmくらいはなんとかなるだろうという計算だ。waze の目的地を赤井川付近(勘で)にセットしリスタート。小樽で南に進路をとり、晴れてたら、そしてninjaだったらめちゃくちゃたのしそうなワインディングを、それでも、結構楽しんだ。同じ方向向かう車がほとんどいなかったので遅い車につんのめることはなかったから、快適だった。途中、小樽が見える展望スポット(毛無山展望所)があったが、ガスがかかって視界が100mくらいしかなかったのでパスした。

道の駅赤井川
 その後、下り坂になったあたりから雨が弱くなりはじめ、路面がどんどん乾き出した。もちろん、乾いたのではなく、乾いた道路に差し掛かったという意味だ。峠の南側は嘘のように晴れてたのだ。道の駅赤井川というところで止まり写真を撮った。ここはドッグランも有る大きな道の駅で数十台の車が来ていた。バイクは先客が一台だけだった。暖かくて、やっと、ツーリング入れてよかったと思えた。

 しかし長くは続かなかった。道の駅を出てから程なくしてまた雨。まあ、雨合羽とプチプチは常時着用してるので、止まってカッパを着たりする必要はなく、ブルーになって走り続けるだけだが。あまり強くならずに降ったり止んだり晴れたりという感じで倶知安、喜茂別を左折。途中右に羊蹄山の山容が見えるはずだったがすっぽりと雲に覆われ裾野しか見えなかった。そんな姿を写真に収める気にもならずに走った。ブロガー的にはここでそういう写真を入れるのが正しいが、そんなもんは余裕があるからできることだ。

 ハイスピードで高度を稼ぐという本州では見かけない峠道を登りきったところに道の駅 望羊中山がある。「羊蹄山を望める」場所なのだろうが、これっぽっちも見えなかった。ここに寄ったのはポッキンさんにここの「あげいも」が美味しいと教えてもらったから。今見たら、サイトのドメイン名が “ageimo.com” やんwww

ageimo
あげいも。けっこうなボリューム。
 土曜日だからか、駐車場は90%くらい車で埋まっていた。バイクは大型車が合計で10台くらい止まっていた。建物の前には人だかりがあって、猿回しをやっていた。大人気だった。美味しそうなものがいろいろ売られていた。じゃがいも好きにとってはたまらんラインナップだったが、おすすめのあったあげいもをいった。

 350円で受け取ったあげいもはまだ温かかった。写真の状態だが、薄いナイロンの小さな袋に入れてわたしてくれる。自分はそのまま串カラ食べたが中の芋が崩れないように注意しながら食べ進み、串に行く前に袋で受け止めてそちらから食べた。「なんと食いにくい」と思っていたが、食べ方を根本的に間違えていたらしい。他の人を見たら、マヨネーズかソースかを載せたトレーにあげいもをおいて、割り箸で食べていた。「ですよね~」と思った。串から直接なんてカップルで来てる女性や親子連れの子供の手に負えるはずがない。一見さんであることを体現した形だった。でも、何も付けなくても十分に美味しかった。

 美味しかったが大きかった。小振りなじゃがいもがまるごと三つだからだ。しかも、それにアメリカンドックのような衣がついている。「これだけで800kcalくらいあるんちゃうか」と思いながら食べたが、二つで腹いっぱいだった。でも、持ち帰っても美味しくなくなるだろうから頑張って食べきった。他のお客さんを見てたら、一人一本じゃなくてカップルで一本とか家族数人で二本とかをシェアしていたよ。自分にはその選択肢はないけど。

 その時点で12:45だったので、「札幌まで1時間くらいしかかからんから、なんぼなんでも早いなぁ」と、R230 を引き返して支笏湖を回り込んで札幌に帰るというルートを取るか迷った。支笏湖を回ると時間的に厳しいだろう。また、天気が不安定だから早めに帰ったほうがいいかもしれんと思い、北に降り始めた。

R230 号の標識
 坂を下る途中で、右の標識を見た。少し迷ったが、この時点では天気は回復していて気温も上がって服も乾いてきていた。走っているのが楽しくなっていたので、「ちょっとだけ遠回りして帰るか」と思った。もちろん、こういう判断は大概失敗に終わるのがこのブログの作者だ。

 太い道で中央分離帯もあるのでUターンも難しかった。スピードが出ているせいで折り返すチャンスを見送ったりというのも含めて、Uターンするのに15km近く走っていた(wazeの軌跡で確認)。ちょっとタイムロスが大きいかなと思いながらもそこからUターンもだるいから朝里川温泉方面に向かった。この区間も意外に楽しめた。片側一車線の森林の間を縫って走るところもあったり、ダム湖をかすめたりした。こういう田舎道は125ccでも十分に楽しい。多分原付きでもそれなりに楽しめるだろう。しかし、札幌国際スキー場を過ぎる前くらいから雨が降り出した。しかも、小樽に近づくにつれてどんどん強くなった。なので、望洋台以降は全く写真はない。

 小樽からは見覚えのある道を逆に走って札幌に向かう。朝休んだスーパーとかは懐かしいくらいだった。札幌市内に入る付近までずっと降られた。朝よりは気温が高くプチプチも装備していたので朝ほど辛くはなかったが、手足がふやけそうになっているのを感じた。札幌市内は退屈でストレスフルだが、waze の指示に任せて走った。自分が走ったエリアの編集は充実していて、一箇所を除いて最短距離を選んでくれ、スムーズにB-STRICTに付いた。近くのガソリンスタンドで給油したら5.5lだった。リッター40kmくらい走ったらしい。

 バイクを返却し、再び路面電車ですすきのに戻った。

 常時wazeでナビをしていたことで、終盤では iPhone 8 のバッテリーは残量が 20% を切っていた。ホテルに戻ってモバイルバッテリー(Anker PowerCore Fusion 5000)で充電をしたが、昨晩に一回 iPhone 8 をフル充電していたのでモバイルバッテリー自体の蓄電量も少なくなっていた。そこで、モバイルバッテリーを充電しようと考えた。このモバイルバッテリーはそれ自体がACアダプターを兼ねていて直接コンセントに挿すためのプラグが付いているのだ。ACダダプターを持ち運ばなくていい便利グッズだ(前に兄からもらったもの)。

 しかし、コンセントの位置が壁に近すぎてモバイルバッテリーのプラグが入らない・・・iPhone を充電できなければ切実に困る。たまたま割り当てられたベッドが壁際だったので壁にある、掃除のときとかに使うコンセントが直ぐ側にあったので、自分がベッドにいて起きている間ならそこで充電できそうだが、モバイルバッテリーをフル充電するには数時間かかる。寝ている間に公共のスペースに置いておくのは不安が残る。

 ダイソーに行って100円の延長コードを買ってきた。コンセントの数を増やすためだけのアダプタのほうがかさばらなくていいが、コンセントが下を向いていて、バッテリーの重量で抜け落ちてしまう可能性があるので、コード付きにした。コンセントにモバイルバッテリーが刺さらないというのは完全に想定外だった。都会のホテルですぐ近くに店がいっぱいあるから良かったが、田舎の大会とかだと大変だろう。まあ、コンセントの付き方とデバイスの形状の両方が重なって起きることだからめったに無いとは思うけど。

作戦会議

 実は、24日はもう一つイベントが有った。2月に皇居を一緒に走り、夕食を一緒にしたポッキン・ありあどねご夫妻と作戦会議を開いたのだ(トレーニングログ 2019/02/26 皇居3周 15.6kmトレーニングログ 2019/02/27 皇居ラン再び 2周)。

 わざわざホテルまで迎えに来ていただいて、スープカレー屋さんに案内していただいた。カーボローディングを兼ねて自分が食べたことのないものをという配慮だった。

 レトルトのスプカレーを食べたことはあったが、ちゃんとしたスープカレーを食べるのは初めてだった。ご飯とスープの配分に苦労し、結局スープが大量に残ってしまった。後、たまたまかもしれないが、食べ物屋さんの量が関西の店と比べて多いように思う。スープカレー屋さんの御飯の量は百グラム単位で選べるのでCoCo壱番屋とかと変わらないが、スープの量が半端なかった。具が多くて食べても食べても減らなかった。上の写真では見えないがそこそこの大きさの鶏肉も入っている。終盤にスープに沈んだじゃがいもを探り当てたときにはまじで「食いきれるか?」と思った。そのじゃがいもも普通の大きさのじゃがいもを半分に切ったものだった。昼に食べたあげいもの一個分より大きいくらいだった。

 また話がそれるが、「量が多い」と思ったのは立ち食いそばを食べたときだった。尼崎の立ち食い屋のそばはスーパーで売ってる150gのと同じか少し少ないくらいだが、札幌でたべたのはもっと多かったと思う。尼崎で立ち食いソバを常食してたのは20年くらい前なので、自分が年をとって量を食べられなくなっただけかもしれないが・・・。しかし、あげいもやスープカレーも一単位の量が多いのは間違いない気がする。

 普段の生活では相手がなくて、ポッドキャストの話や、ランニング、仕事の愚痴なんかはできないのでホントに楽しかった。

 明日の集合とゴール後の合流などを決めて分かれるときには 9 時を過ぎていた。会社の飲み会はスタート時刻に関わらず8 時に中座することにしているが、相手が違うと 9 時までいても全然退屈しないんだなぁ。ヲタクがやりがちな一方的に話すようなことがないように心したつもりだが、会話の配分が等分だったかどうかは分からないwww

 ホテルに帰ってからは再び風呂に入り(ツーリングから帰った時に一回入っていた)、ベッドに荷物を持ち込んで明日の荷物の準備をした。着ていくものと持って走る荷物を何回もチェックしてから寝た。

ツーリングも作戦会議も楽しかった。疲れも残っていない。

呉・広島 ポンコツ・ツーリング 2日目(2019/07/29)

 朝7時半頃に起き、ホテルでゼイタク朝食。充実したメニューで食べたいものがいっぱいあったが、自分はそんなには食べられない。こういうときには損した気分になる。息子は和食を中心に食べ、締めにはお好み焼きを二切れを食べていた(^^;

 その後、息子は職場への土産を買うために広島駅まで徒歩で向かった。自分はお土産を買わないので、9時半頃にウォーキングに出た。東に公園があるので、そこから南方向に回り込んで1時間位歩くつもりでいた。しかし、晴れ上がってきて直射日光に焼かれたので、公園から引き返した。

 ホテルに戻ってシャワーを浴びて出発の準備。チェックアウトは11時だったので余裕があった。

ポンコツ4
 10時半くらいにホテルを出たが、すでに気温は30度超え。ホテルの前の駐輪場に行くだけで汗ばむくらいだった。荷物をくくったりロックを片付けたりしていたら、生垣の向こうから女性が「財布落としましたよ」と自分の財布を差し出してくれた。「ホテルの出入り口の前に落ちてたから、さっき出られた人かなと思って」。「ありがとうございます。助かりました」と平身低頭で受け取った。今回最大のポンコツイベントだった。タンクバッグのポケットに入れていたがチャックが全開だったのだ・・・

 広島から直接高速で帰っても早く着きすぎるので、海岸沿いの下道を通って尾道まで走った。2時間くらいとナビで出たのだったが、遅い車に引っかかったり、Yahooナビの例の癖のせいでタイムロスしたり、道の駅で水分補給したりで3時間くらいかかった。ストレスだったのは、トラックと老人の軽トラックだが、これはしょうがない。めちゃくちゃ飛ばすかわいい軽自動車に乗ったOLさんに先導してもらって助かったりもしたけど(^^;

 尾道インターを入って、備前SAで昼食。尾道ラーメンを食べた。

 そこで、息子の荷物を止めていたゴムがサイレンサーに接触してたところが熱で焼き切れていたことが分かった。荷物が落ちなかったのはラッキーでしかない。このままでは荷物を持てないので、自分が荷物入れにしていたナップサックを息子に貸して、息子が使ってた袋に自分の荷物を入れNinjaにくくりつけた。(これ、フリです)

ポンコツ5
 リスタートして少し走ったところで息子がウィンカーを出して自分を抜いた。自分がウィンカーを出したままにしてたのかなと思って、ウィンカーを確認して走り続けた。が、息子はウィンカーを出したままついてくる。それもスロー走行で。何かあったかと思ったが止まるわけにもいかないので、バス停まで走って止まった。

 「おとうさん、荷物落ちたで。なんか大事なもん入ってた?」。「いや、着替えくらいしか入ってへんけど・・・」

 歩いて引き返せる距離ではなさそうだ。気づいて止まるまでかなり走ったから数キロ戻ることになる。次の出口でエスケープでUターンして一つ戻り、現場に戻ることも考えたがしんどい。落とした場所はトンネルの追い越し車線だったらしいから、戻ったとしてもバイクを止めるのは難しい。それに、追い越し車線まで回収に行くのは危険すぎる。さらに、荷物を入れていた袋はトートバッグみたいな口を閉じないようなものだったので落ちた瞬間中身が飛び散ったらしい。だとしたら、バラバラに飛び散って後続車に踏まれているに違いない。で、割とすぐに結論が出てそのまま走った。

 中身は、福知山マラソンのフィニッシャーT、Reebokのランタイ、パンツ、靴下、teslaのシューズ2足(自分のと息子の)、メガネ、お土産ちょっと(息子に分けてもらった分)。金額的にはメガネが一番高い。シューズもほとんど新品、息子のシューズは一回履いただけだったが、全部買えるものばかりだ。メガネを作るのは面倒だが、免許やクレジットカードと比べたら物の数ではない。これくらいで済んだのは不幸中の幸いだった。

 まあ、最後のはポンコツというより事故だからしょうがない。それまで一度も落ちそうになったことのない固定方法で、しっかりと固定したことも間違いないから。というより、しっかりテンションをかけないと届かないのだから。ゴムが切れたという可能性もあるが、どちらにせよ予防措置は難しい。

 4時過ぎくらいに自宅に着いた。息子は自宅で夕方まで休んで、日が落ちてから京都まで更にひとっ走り。自分は10時頃に自宅を出て社宅まで走った。翌日でも良かったが、昼間に走りたくなかったのと、よく知っている道で夜のほうがストレスが少ないので夜に走ったのだった。この区間が一番快適だったかもしれないwww

呉・広島 ポンコツ・ツーリング 1日目(2019/07/28)

2019年7月28日から29日にかけて息子とバイクでツーリングしてきた。

去年の鳥取ツーリングに続いて、ポンコツぶりを露呈してしまった。事故的な事案もあったので、全てが自分のポンコツに起因するとは思わないが、結果として被害が出たのは自分の方だった。

長くなるが時系列で記録しておく。

27日は土曜だったが二人とも出勤日だった。仕事の後で西宮の自宅で集合するつもりでいたが、台風の影響で雨が残って息子は来れなかった。自分も、6時くらいには出るつもりだったが、雨雲レーダーで雨雲が近づいてくるのが分かったので、やり過ごしてから出発した。上からの雨はほとんどなかったが、途中の道路は水たまりが残るくらいのヘビーウェットだった。

 息子は夜中のETC割引を使うということで朝4時前に出発し、5時半頃に自分が起きた時には朝食を作って食べていた。自分はその後二度寝し、6時半くらいに起きて、7時頃にスタートした。

ポンコツ1
 スタート直後に高速に入り、後は延々高速。9時頃に備前SAで休憩。バイクを降りてヘルメットを脱いだ時に一つ目のイベントが発生。AirPodsが外れ、グレーチングの下まで落ちてしまったのだ。グレーチングはボルトでガッチリと固定されていてビクともしない。手を入れる隙間もないし溝も深かった。

 「片方だけ買わなあかんかぁ」と思ったが、周囲の植栽に副え木がしてあるのが目に入った。トイレに入って自販機で水を買って飲んだ後、売店でガムを買った。ガムを噛んで副え木の先に付けてAirPodsを回収することができた。なので、これはセーフ案件。


 山陽道は連休に車で通った。その時は岡山市の手前で渋滞が有ったが今回はなかった。車の密度も連休のときほどではなくそこそこ快適に走ることができた。ただ、フルカウルのロードバイクとはいえ250ccで高速を巡航するのはきつい。SR400ほどではないが、息子のDucatiがトップギアに入るくらいの速度を維持するのは心理的に辛いものがある。

 山陽道のSAで息子の給油ランプが点いたので次のGSに止まろうと言っていたが、呉道路にはGSは一箇所もなく、降りてからもなかなかGSがなくて焦った。自分が盛んにツーリングしていた頃と違ってGSの数が減っているのを肌で感じる。止まることなくGSに入ることができたがDucatiの燃料残量は1リットルを切っていたようだ。給油ランプが点灯してから40kmくらいは走っていたので、給油ランプ点灯後も50kmくらいは大丈夫そうだ。

 大和ミュージアムの駐輪場に到着したのは10時頃だった。

大和ミュージアムの星型エンジン

 そこで今回の目的地大和ミュージアムをゆっくり回った。夏休みの日曜だけに沢山の人が来ていた。自分的には星型エンジンの実物が興味深かった。

 大和ミュージアムで撮った写真はこれだけwww


金曜カレー
 その後、近くで昼食をとり海上自衛隊呉史料館 (アイキャッチの写真)に移動した。自分はモトクロスブーツで靴ズレができて歩くのが辛くなったので座って休んでいた。身体が冷えて楽になったとき、ふとバイクのキーをどこに置いたかと不安になった。ポケットもタンクバッグにも見当たらない。

 「落とした?」

ポンコツ2
 焦って、駐輪場まで帰るまでにいろんなことを考えた。バイクのキーを使って盗まれてたらどうしようとか。施設内に落としたとしたら届いているかもしれない。届いていなければ、電車で広島まで行って、ホテルに泊まって新幹線と電車で社宅に戻りスペアキーを持って回収に来るしかないとか。駐輪場にバイクがあることは遠くから見えたので、キーを落としたために盗まれたりしてないことは確認できた。そして、近づいたらキーはエンジンスイッチに入ったままだった・・・ホッとした。施設に戻って息子に報告したら呆れられた。この時点で午後1時15分くらいだった。

 バイクに乗って、すぐ側のフェリー乗り場に行ったら、出航まで1時間近くあった。炎天下で待っているのは無しなので、潜水艦に戻った。息子は潜水艦の中に入っていたが、自分は時間がないというので諦めて戻っていたのだった。潜水艦の中を見た後、フェリー乗り場に移動(徒歩で)し待合室で水分を補給し休憩。今回のツーリングは時間や距離より熱暑との戦いとなった。

 フェリーに乗っている時間は30分くらいだが、涼しい客室でブーツを脱いで休めたのでかなり回復できた。早朝から高速や市街地を走り続けていたので目が疲れた。路上のペイントの照り返しで目を開けるのが苦痛なくらいだ。特に、呉道路のような片道一車線の自動車専用道路はドライバーが横にブレるのを防ぐために道路が狭く見えるよう左右にストロボラインのようなペイントをしている区間が多い。これが眩しい。自動車だと視界の下部は車の内装で遮られるが、バイクの場合は下からの照り返しがもろに視界に入る。サングラスやスモークシールドもあるが、それを使ってしまうとトンネルが怖い・・・


 江田島で降りて次の目的地、三高山砲台跡に向かう。ナビはYahoo!カーナビだが、アナウンスが微妙で苦労した。カーブがあると「右方向」というので、交差点を右なのかどうか分かりにくい。画面を見ていればいいのだろうが、自分は音声だけなので、何回も間違えた。左カーブの先に交差点があって右に行かなければならないのに、「前方左方向です」とだけ言う。で、交差点を左に曲がると当然方向が逆になって、Uターンするか回り込んでこなければならなくなる。

 苦労しながら「ここから」と思えるところを見つけて登ろうとしたら「この先工事中。通り抜けできません」。「まあ、行けるとこまで行ったろか。砲台跡まで行ければその先が通れんでもええし」と思って入った。しかし、そこからの道はまともな状態ではなかった。土砂崩の落石が道いっぱいに散らばって走るのが困難な状態だった。オフロード好きの本能で乗り切ったが、Ducatiの息子は大苦戦したようだった。石に乗り上げた状態でアクセルを開けるとホイルスピンするのだ。ハンドルでかわせるようなステアリング設定ではない(ダンパーも付いてるし)。路面が普通なら楽しい(といっても、Ninja250ならだが)道で、綺麗な景色の場所もあったが、止まる余裕はなかった。オフロードバイクなら楽しかっただろう。

 途中、道路のど真ん中に動物の死骸があった。たぬきか猪かと思って近づいたら、頭が動いてこちらを見た。そして、バイクが近付いてくるのに気づいて、起き上がり去っていった。猪の子供が道のど真ん中で昼寝していたのだった(^^)。

 三高山砲台跡に着いたら、自分達の走った道が通り抜けできない区間だったことが分かった。砲台跡から逆方向の道が通行可能だったらしい。まあ、帰りにあの落石だらけの道を通らなくていい事が分かったので、息子にはかなりぼやかれたが、結果オーライ。

 三高山砲台跡はレンガ造りの防空壕のようなものだった。もっと見晴らしがいいのかと期待していたが、雑木が茂っていて見晴らしは全く効かなかった。砲台の周辺の草刈りはされているが、周囲の整備まではされていなかった。

 手垢の付いていない廃墟のような構築物から受ける感情を自分の文章力では表現できない。そこに砲塔があり、多くの兵士がいたことは想像も難しい。(下の写真をクリックすると大きく表示されます)

 砲台跡から宿のある広島まで戻る途中にある「歴史の見える丘」をナビの目的地に設定してスタート。しかし、途中で車一台がやっと通れるような路地裏のような道路で急な下り坂を案内された。砲台跡という史跡にアプローチするルートとは思えないようだった。自分はバックミラーを見る余裕もなく迷走に近い状態で道を降りた。少し幹線道路っぽい道に出て息子を待ったがなかなか来ない。息子のバイクの排気音は静かな所ならかなり離れていても聞こえる。それすら聞こえないので不安になって引き返した。しかし、引き返そうにも自分がどこを通ってきたのか分からなくなるような迷路で、自分も迷子になると思って幹線道路に戻った。

 とりあえず、自販機で喉を潤していたら、息子からライン。「はぐれたみたいやから、自力で呉に行くわ。」そこから、田舎道から国道に入り、道なりに呉に向かった。前に息子がいるのか後ろにいるのか分からないので無闇に飛ばすこともできない。呉市に入ったところで信号待ちしていたら、後ろから爆音を押し殺したような独特の排気音が近づいてきた。バックミラーを見たら息子のDucatiだった(^_^;

大和を作ったドック
そこから少し走ったら、目的地付近というアナウンス。しかし、それが見当たらない。住宅地をウロウロしたのち、止まって地図を確認したら小さな道端の緑地帯みたいなところが目的だった。かなり大回りしなければならなかったが、なんとか歴史の見える丘についた。歩道橋の上から大和を作ったドックがよく見えた。船の工場は作るものがでかいだけに壮大で迫力がある。

 そこから広島までは退屈な都会国道。途中のコンビニで給食と水分を補給し、なんとか乗り切ったが、正直きつかった。神経を使うしシフトの回数も増えるので左手と左足が痛い(モトクロスブーツはでかいので、シフトレバーを操作しにくいから)。

オリエンタルホテル広島
 ホテルはオリエンタルホテル広島。予想以上に立派なところで、驚いた。息子に「間違えてるんちゃうん?」と言われて、自分も不安になってじゃらんからのメールを確認した。もちろん、間違ってはいなくて無事チェックインできた。朝食付きで8900円という激安価格にしてはいい宿で快適だった。

 夕食にする前にジョギングに出た。広島の地理は全然知らなかったが、近くに平和祈念公園、原爆ドームがあることはホテルの場所を調べていた時に知っていたので、そちらに向かってみた。暑かったが、写真に収めたいような物がそこここにあって、止まっては写真に収めての繰り返しだったせいでオーバーヒートせずに走れた。シューズはテスラだったので、公園の固くて凸凹の土風味の舗装路面は足の裏に突起が食い込んでいたかったが。

 バッグを持ってきておらず、水を持てないためにのどが渇いた。更に、夕方おにぎりを食べただけなので空腹感も襲ってきた。そこから引き返したが、気づいたのが遅すぎたらしい。というか、昼から続いていた酷暑で脱水症状が進んでいたのだろう、走っている最中から頭痛が始まってしまった。

 なんとか無事にホテルについたら息子が爆睡。声をかけても目を覚まさないくらいだった。3時頃に起きて出てきていること、昼間の高温直射日光の下を走ったこと、Ducatiで細い道やガレキのある道や一般道を走ったことから消耗しきったのも無理はない。しかも息子は革ツナギを着ていたので、負担は自分以上だったかもしれない。自分も、真冬用の内綿入の革製ライダースだったので上半身の暑さでは革ツナギ以上ではあったが・・・

 9時ごろまで待ったら息子の眠りが少し浅くなったので、声をかけて起こした。自分がジョギングに行っている間に息子が調べたというお好み焼き屋で遅い夕食にした。ホテルに帰ったら二人ともすぐに爆睡。息子は夜に少し広島をウォーキングすると言っていたが、その余裕はなかった。

 ポンコツはあまりないようだったが、要所要所で「鍵」や「財布」を入れた場所を忘れて慌てるというのを繰り返していたのだったorz…


114_2019/05/04 エンジンが有ってもなくても走るのは楽しい 8.0km

 今日はエンジン付きバイクで息子とツーリング。京都市内からくる息子とは舞鶴赤レンガ倉庫の駐車場で合流。息子は早く来て護衛艦の見学を済ませていた。自分は特に興味はないので護衛艦はパスしてバイクにまたがった。

 最短コースは退屈なので宮津まで少し海岸沿いを走り、大江山の峠を超えて福知山に戻った。福知山のカリフォルニア・ランドリー・カフェという似合わないシャレオツカフェでタコライスで昼食。その後、息子と実家にタッチ&ゴー。このミッションが一番きかったかもwww

 連休で天気もいいというので、赤レンガ倉庫周辺やとれとれセンターは混んでいてだるかった。

 夕方に一周だけラン。昨日のロードバイクと今日のエンジン付きバイクの疲れはランニングの疲れと異質のものがある。こういうときには全身運動で血流を増やすのが効果的。

BGM:日曜の午後kkさん

連絡:@runcas180

045_2018/12/02 ride & run 6.6km

 昼にバイクで息子とツーリングしてきた。この時期にしては温かい快晴。楽しかった。

 緊張感か、目を使っているせいか軽く頭が痛くてランニングするかどうか迷ったが、走ってよかった。走る前より帰ってからのほうが調子がいい。何かがリセットされたのか。

自分のルート:約190km
20181202 riding route

ランのルート:6.6km

連絡:@runcas180

ツーリングログ また丹後半島 丹後縦貫林道を攻める^^;

天橋立
天橋立
 丹後半島から日本海を望む[/caption] 丹後半島は山からすぐ海になっていて山岳部はかなり厳しい。また、地図上に存在していても通行止めになっていたり道の体をなしていないところも多い。しかも、それは衛星写真で見ても判断できない。先週、世屋高原家族旅行村からスイス村へつながる丹後縦貫林道というものを見つけた。そして、そこは細いものの死に体の道ではなく舗装されていて、見晴らしのいいところに展望スペースが置かれていた。ということは、府道と丹後縦貫林道をつなげれば丹後半島の山間部を縦断することができるのでは。と、waze で縦貫林道を探しつないだ。

 ただし、地図上では道があったとしても、実際に行ってみないとわかららないし、通れたとしても自動車ではすれ違うのが難しいようなところばかりだ。なので、バイクで行くのが最適だ。バイクなら遠回りしても体力的なダメージは少ないし、目隠しカーブでの出会い頭だけ注意すればすれ違いに苦労することもない。そして、今、社宅の駐輪場には息子のNinja250seが停まっている。

 ということで、天気予報でも好天気となると行っていたことも手伝って、朝から丹後半島に行った。 入り口まではYahoo!カーナビのナビで行った。そこからはナビは使えなかったので、waze で編集したときの記憶とメモった道路名。

ルート まず、丹後縦貫林道奥寄線(右ルートのA)。5.8kmと短いが上りのワインディングで楽しかった。しかし、次のハイライトとも言える丹後縦貫林道大内線が閉鎖されていた(B)。台風で路肩が大きく崩れて自動車が通れないのだろう。オフロードバイクなら強行突破するところだが、ロードバイクではさすがに・・・しかも、自分のじゃないからね^^;

 仕方ないので一度下に降りて丹後縦貫林道大内線(C)から登り直し。先日行った成相寺の展望台からダートで登ったらここに出るという場所を経て世屋高原家族旅行村へ。ここのルート(府道618号線区間 C )が今日一番厳しいルートだった。道路脇が崩れて土砂が道路を覆っているところや川が横切ってるような場所が多かった。土が落ちなくても、崩れたときの石が路面にばらまかれたようになっていた。また、落ち葉が道路に張り付いた濡れた場所も怖かった。車がほとんど通っていないから、崩れたり木の葉が落ちたらそのままなのだ。先週通った府道75号線に入ったらホッとした。しかし、この区間からチラチラと見える北部の海岸はきれいだった。もう、山の頂上付近は紅葉が始まっているのだ。世屋高原からの角突山線(D)は先週も走って快適だった。峰を走る機会というのはめったにない。ここでも、途中の展望スペースで写真を撮った。スイス村から碇高原牧場までは府道57号線(E)。

碇高原牧場
碇高原牧場
 そこからは丹後縦貫林道太鼓山線(F)で一気に標高を下げる。今日は、おじいさんの運転する軽のワンボックスの後ろについてしまいのんびりだったが、下りのワインディングは魔物が住んでいるからちょうどよかったかもしれない。

 丹後半島北部の海岸は景色がいい。自分が一番好きな海岸だ(G)。今日は、珍しく海岸までおりてみた。丹後の海岸に立つのは10年以上ぶりだ。鳴き砂で有名な琴引浜もこのルート上にある。網野から久美浜に抜けるときに国道178号で行こうとして、気づいて引き返し、府道665号を通った(H)。これは大正解だった。太くはないが、走りやすい道で信号も自動車もほとんどいない。ただ、網野の八丁浜シーサイドパークを走らなかったのは準備不足だった。今回はナビは全く使わず、waze 編集時に覚えた位置関係と国道の名前だけで帰ってきたから。「最北子午線塔」とかいう珍しいものの直ぐ側を通り過ぎていた^^

丹後半島
丹後半島。屏風岩の近く

 久美浜から但東町>出石。出石から息子と鳥取に行くときに通った国道626号を逆にたどったが、新しい道は楽しくないので、峠に入る前に右折し府道63号(I)を通った。これも正解だった。そこから国道9号線に戻って福知山。退屈でダルイが2車線区間まで我慢すれば後は一瞬でゴールだ。

 信号の少ない道は楽しい。ランも自転車もバイクも楽しい。

トレーニングログ 2018/10/28 ドライブ・ライド(丹後半島)・ラン 11.5km

 午前中に自宅から社宅に移動し、午後からツーリング、夕方にランニングのトライアスロンをしたwww

 秋の気持ちいい行楽日和なので、車は多かったが、ストレスが溜まるほどの渋滞には巻き込まれなかった。

Nariaiji ライドはwazeで丹後半島を編集している時に見つけたワインディング。一本目は封鎖されていて引き返した。2本めは成相寺の上の細い道で、成相寺で拝観料を入って入らなければならなかった。上の展望台が有名らしく険しい坂道にもかかわらず多くの観光客が来ていた(バイクは自分だけ)。展望台は広場が有って駐車場になっていた。そこからは天橋立や日本海が見える。

 絵になる秋晴れだったが、カメラではあのパノラマは収められない。

パノラマ
右下に天橋立が見える

 waze上ではここから北に細い道があったが、荒れたダートでNinjaでは厳しそうなので諦めた。後で見たらダートは数百メートルだけでその後は舗装路だった。オフロードバイクなら迷わずに、というか、むしろ喜んで入っていったところだが・・・借り物のロードバイクでは無理はできない。

 引き返そうかとも思ったが、せっかくなので、もう一つのルートに向かった。世屋高原家族旅行村という看板は前に来た時に見ていたので、少なくともそこまでの道はあるはずだ。

 世屋高原は山奥に広がった開拓村みたいな感じで、アウトドア活動ができる施設が並んでいた。そこからの眺めも良かったがパスして、広域農道を進んだ。ここが今日のハイライトだった。尾根のようなところを通ったり、見晴らしのいい展望台があったりで楽しかった。センターラインもない道なのでオーバースピードは命取りになりかねないから安全運転だが、何十分も続くワインディグは退屈しないし、緊張の連続で最高だった。Ninjaも体に馴染んできて、かなり思い通りのラインをトレースできるようになった。

Ninja250se
この角度もいい!
 Ninja250se はよく回るエンジンだが、常用回転域が自分が昔乗っていたSR400spやXT250Tなどの4STシングルと違いすぎるので、必要以上に高いギアで入ってしまい苦労することが多い。シングルエンジンだと巡航状態で4000rpmを超えることはないが、Ninja250だと一般道の流れに乗るだけで4500rpmから5000rpmになる。コーナーでも、4000rpmは維持しないと登りのコーナーでトルクが足りなくなるのだ。よく回るので気にせず4000rpmのギアで巡航するようにしたらかなりキビキビ走れるようになった。ま、売っちゃうんやけけどね。

 5時前に家に着いたが、途中の峠は13度くらいしかなくかなり冷えて辛かった。冷え切っていたので、暖まるのを待たずに着替えてランニングに出た。ランニングで強制的に温めようという作戦だった。正解だった。

 ウォーキングと走り出し1kmくらいは寒くて震えそうだったが、2~3kmくらい走ったら温まってきて5kmくらいには軽く汗ばむくらいだった。

 今日は、坂を混ぜてファルトレク的に走ってみた。寒い中をバイクで走ると色んな所の筋肉が冷えて固まったようになるが、終盤にはかなりほぐれて楽になった。

エンジン付きバイクでのツーリング 2018/10/24-25

routing
計画表と唯一のお土産
 息子と初めてバイクのツーリングに行った。

 息子がエンジン付きバイクに興味を持ち、Ninja250se を買ったのが3年前だった。そして、何回かそれを借りて日帰りのツーリングはした。最長は福井県から滋賀県に入り、琵琶湖の東岸を南下して京都市まで250kmくらいだった(半分はwazeの変種エリアを増やしたいためだったが、ログは残っていなかった・・・これは別の話)。

 今年に入り息子が急に(二輪の)大型免許を取った。そのときには「買う気ない」と言っていたが、オークションで大型の中古を物色していたらしく、9月頃に「これどう?」と言ってきた。その時に入札したYamahaのR1とかいうものは競り負けたが、しつこく見ていたらしく、何週間か後に「こっちは?」と言ってきたのがDucatiだった。そして、そのオークションに競り勝った。静岡まで新幹線で行き帰りは自走して受け取ってきていた。そして、9月の29日と30日にツーリングに行こうと予定していた。しかし、そう、9月29日から30日にかけては台風24号が日本列島を通った日だった。一週間近く前からの予報で大体の進路がわかったので火曜日には結論を出し、宿の予約をキャンセルした。

 息子はシフト勤務なので土日が休みになることはほとんどない(必要な場合には事前に申告して調整してもらう必要がある)ので、10月には土日で行ける日はなかった。なので、自分が息子の連休に合わせて休暇をとった。今回は、天気予報の降水確率も低く、しかも、長期予報から短期になるに従って降水確率が下がるという前回と逆のパターンで安心して当日を迎えられた。

 当日は、息子は京都市から出発し、自分の社宅に来て合流した。朝の早い仕事で早朝に出かけることに慣れている息子は6時半には出発していた。自分は7時半頃まで寝て、準備して待った。9時前くらいに息子が到着、少し休憩後出発。

 R9からR426、R178、R9、R431を通るルート設定で、適当に道に迷ったり、無料の自動車専用道路ができていて、楽だったが面白そうな海岸近くの道を走ることはあまりなかった。時間・距離の感覚がなくなっていて、宿泊先の境港まで早く着きたいという焦りもあって、退屈な移動になってしまった。

日本海を眺める息子26歳(姿勢がおかしいのは革ツナギのせいw)
 鳥取砂丘には昼過ぎについたが、ここの駐車場で痛恨のミスを連発してしまった。自分はMA-1を上に着ていた。そして、ポケットにiPhone8を入れていたのだが、かがんだ拍子にするりとiPhoneが路面に落ちてしまった。しかも、液晶面を下にして。液晶が割れるほどのダメージではなかったが傷は入った。少し凹みながらも歩きだしたときに、さっきと違うポケットに入れ直したiPhoneが落ちてしまった。今回も傷を増やしただけだが、同じミスを繰り返したことでさらに凹んだ。このiPhoneは少ししたら息子に譲る予定だったから余計だ。自分のならいいが、息子にやると決まってるものに傷を、自分のミスで付けてしまったことに落ち込んだ。Ninjaをこかしたときと同じだ。似たようなミスを続けてる・・・

 せっかくのツーリング中のしかも出だしで落ち込んでばかりいてもしょうがないし、落ち込んでいても傷が消えるわけではないので、気を取り直して、海の見える丘まで歩いた。

道の駅大栄、この付近はコナン押し
 リスータト後、道の駅で食堂に入ったら昼休憩時間帯だった。仕方ないので、息子が持ってきていたビスコとレーズンなんとかとエネルギージェルを立ったまま食べた。息子、「こういうことになりそうな気はしとったから、持ってきた」。正解だ。

 そこからは、米子までほとんど自動車専用道路で走った。100km/hくらいでの巡航はNinja250でも楽勝だが、Ducatiだとトップに入らないらしい・・・

 宿は、境港の市街地の手前だった。チェックインしたのが3時半くらいだったので、予想よりはるかに早く着いたのだった。しかし、ここでまた自分のミスが発覚。鳥取砂丘で預かったバイクのU字ロックのキーを紛失していた。U字ロックがNinjaの収納に入るか試したときに、「(息子は革ツナギでポケットがないから)キーはお父さんが持っとくわ」と言って、預かったのだった。そして、そのときにバイクのキーのキーホルダーにつけようかと思いながら、めんどくさくてMA-1のポケットに突っ込んだのだった。その後、一度だけポケットの中を探ったことがあった。途中でガソリンスタンドで給油したときに財布を出したのだ。その時以外一度も立ち寄ったりしていないから間違いないだろう。また息子のものを失ってしまった・・・「ほんま、俺、何やっとんねん・・」と沈んでしまった。

 しかし、そこで暗くなっていてももったいないし、予想より早く着いたので、水木しげるロードに散策に行った。「Ducati乗るときは革ツナギやないと」と息子が言うので、Ninjaに二人乗りして境港の駅近くに行った。止めるところを探すのに苦労したが、案内所で「駅の駐輪場使ってください」と言われたので、駐輪場の端っこにNinjaを停めて水木しげるロードに向かった。

 水木しげるロードを歩いてたら水木しげる記念館があって閉館まで時間があったので入ってみた。門構えでは小さなところかと思ったら、意外に大きくてたくさんの展示物があった。写真を撮っていいコーナーもあったが、面白く撮れそうにないので館内で撮ることはなかった。水木しげるロードではメフィストと鬼太郎の着ぐるみがいて可愛かった。薄暮の中での二人は面白そうだったが、まあ、パスするよねwww

 水木しげるロードに置かれた銅像はどれも面白いが、やはり馴染みの深い、水木しげるの創造したキャラクターのほうが面白いと思った。伝説の怪獣みたいなのは、水木しげオリジナルではないだろうし。自分にとって面白かったのは、昭和の建築物の雰囲気を残した建物だった。撮った写真も全部そんなものだ。

鳥取県のradiko。これでは普及は望めないだろうなぁ・・・
 近くの中華料理屋で夕食を食べ宿に戻った。今回のツーリングで一番スリリングだったのはこの二人乗りだった。何しろ、ほとんど二人乗りすることなんか考えてない車体なので、スリリングこの上ないww

 朝食付きのプランだった(それしかなかった)ので、7時に起きて朝食を食べた。食堂は見晴らしのいい5階で気持ちよく晴れた空と海を眺めながら食べることができた。しかも、予想よりはるかにまともな和洋の食べ物があって目移りした。朝から沢山は食べれないのでもったいない気がするほどだった。水木しげるロードまで遠い(3kmくらい)ので、電車で行くような人には向いていないが、車やバイクで行くなら全く問題ない場所で宿泊料も高くない。

 息子は朝が早い職場なので、あまり遅くならないようにルート設定。R181>R482>R318>R181>津山近辺で中国自動車道>適当に降りて篠山で分かれる。

 こちらも距離感がわからず、少し余裕をもたせたルートだった。

 途中で、植田正治写真美術館の看板があったので心動いたが、時間がどれくらいか読めないのでパスした。後で見たら通った道から2kmくらいしか離れてなかった。

津山ラーメン
勝央SAの津山ラーメン
 昼過ぎには高速に入っていて、SAで昼食を食べた。そこからは、息子が急ぐなら京都南まで高速を使うことにするつもりだったが、余裕があるのというので、滝野社インターチェンジで高速を降りて下道で帰った。篠山市まで二人で走り、自分はそこから北に、息子は東に走った。

 自分は、途中でワインディングを探して少し遠回りをして3時半くらいに社宅に着いた。息子は篠山から亀岡市を経由して京都市中京区まで帰り4時半頃に着いていた。

 精神的な余裕がなかったので、あまり寄り道できなかった。面白いマンホールもいっぱいあったが、わざわざ止まるのも難しくてほとんど撮れなかった。もう少し、下調べをして観光地というかそこにしかないものを味わうようなものにできたらと思うが、よく考えたら、自分が学生の頃ほとんど日本中をバイクで走ったが、信号待ちでしか止まらなかった県がいっぱいある。食べるのもめんどくさくてカロリーメイトをタンクバックに入れて自販機の缶コーヒーで流し込んでいた。

 まあ、その代わり、あそこの道は面白かったとか、景色が良かったとかの記憶は残る。今回は、大山の南斜面がきれいに見えた。482号線のワインディングも面白かった。

 とりあえず、大きなトラブルはなくてよかった。Ninja250SE は中古買取業者に売るので、こんなことは二度とできないかもしれない。楽しかった。