「スマートウォッチの出荷台数が急落 」って Apple watch の買い控えでしかない

photo arm with Pebble2 「スマートウォッチ」というより Apple watch だね。それなら分かる。それ以外のメーカーは元々誤差といっていい程度のシェアしか無いから、消費者がスマートウォッチを見限ったかどうかは分からない。

 Pebble も下がっているが、これもこの四半期の前半で次モデルを kickstarter で予約販売していたから、減って当然だろう。

 後、シェアが少ないが GARMIN が倍増しているのは興味深い。スマートウォッチというより高性能フィットネス・トラッカーといっていいカテゴリーの「スマートウォッチ」だからだ。

 fitbit シリーズが入っていないということだ。fitbit はフィットネス・トラッカー色が強いが、その機能はスマートウォッチとかぶっている。そして何より、ユーザーの腕という物理的な場所を奪い合っている競合関係にある。

 前にも書いたが、両手に腕時計をするような変わり者(今、自分は左手に Pebble 2 をし右手には fitbit charge HR をしているがw)以外は一つしかデバイスを使わない。これらのデバイスが継続的に使用して初めて役に立つようなものならなおさら、「きょうはこっち」といった使い方はできないだろう。そして、メーカーは継続して使うことでメリットが有ることを強調している(例えば運動や睡眠のログ)。

 そうなるとパイはスマートウォッチではなく、ユーザーの人数が母集団でなければならない。旧来の腕時計、スマートウォッチ、フィットネス・トラッカーの売上全体を調べないと、スマートウォッチ(といっても事実上Apple watchとなってしまうが)の市場がどうなっているかは分からない。

スマートウォッチが必要だと感じている人は少ないのだろうか?IDCから今朝発表されたスマートウォッチ業界のレポートによれば、2016年第3四半期のスマートウォッチの出荷台数が「急激に」減少したようだ。昨年の第3四半期と比べると合計の出荷台数が51.6%減少しているのだ。昨年の3Qにおける出荷台数が560万台だった一方で、今年の3Qはたったの270万台だ。IDCはこの出荷台数の激減の理由として、…

情報源: スマートウォッチの出荷台数が急落 | TechCrunch Japan