Pebble 2 を買ったよ その1 第一印象

photo pebble 2 outsiede 9月の最終週に発送開始のアナウンスがあった。色によって発送の順番が違ったようで、自分の色は2週間遅れでの発送だった。アメリカ国内ではすでに10月初旬から到着のツイートが上がっていて、どのようなパッケージングで送られてきているかは分かっていた。Pbble 2 unboxが上がってるので自分の下手な動画を作る必要はないだろう。

 店舗で吊り下げて売るためのタブが付いている。家電量販店の売り場を意識しているのだろう(fitbit や pulsenseも吊り下げられるようになっていた)。ここが Apple watch と違うところだろう。


photo pebble 2 inner box 内箱を引っ張り出すときには外箱を保つ力を入れないことがコツ(^^)


photo pebble unboxed ベルトが最初から装着されていない腕時計を初めて見た。インストラクション(箱の蓋にかかれている)の一番はベルトを取り付けることだ。これは面白い。「気軽にベルトを取り替えて楽しんで欲しい」というメッセージだろう。腕時計のベルト交換は面倒で自分でやるものではないという印象を持っている人が多いだろうから、まずそれをユーザーに経験してもらうためのチュートリアルとなっている。

 ベルトの取り付けは簡単だった。Pebble 2 は普通の時計用のベルトも使える。本体のデザインが個性的なので一般的な時計用のベルトで違和感なく使えるものが存在するとも思えないが、切れたときに専用品を取り寄せなくてもいいというのは心強い(SUUNTO T6 のベルトが切れたときにはネット通販で入手するしか無かった)。

photo pebble 2 充電ケーブル USB充電ケーブルは専用。本体の裏にある専用のコネクタに装着する。磁石で固定される。

 ケーブルの長さは105cmあった。自宅のPCまたはACアダプターに取り付けたままにしておくのにはいい長さかも知れないが、持ち運ぶのにはかさばる(充電頻度から考えて持ち運ぶ必要は少ないだろうが)。

形状・大きさ

photo pebble 2
fitbit charge HR と Pebble 2 の厚さ比較。
 光学式心拍センサーを搭載しているので、腕側に心拍センサーが出っ張っている。 fitbit charge HR はこの出っ張りだけがうでに接触していて腕に跡が残るが、Pebble 2 は接触面積が広いせいか食い込んでいる感じはしない。fitbit charge HR のほうが明らかに厚い。fitbit charge HR は部分的に G-shock に近い。細くても厚いので長袖のシャツの袖と干渉してうっとうしい。Pebble 2 はほとんど無い。薄型の腕時計をしているのと変わらない。


写真 pebble 2 起動画面
リセット後起動画面
 時計の大きさ・重さ。本体部分は 39.5 x 30.2 x 9.8mm(縦x横x厚さ 以下同様)31.7gで Apple watch の38mmモデルの 38.6 x 33.3 x 11.4 mm 28.2g とほぼ同等(42mmモデル:42.5 x 36.4x 11.4 mm 34.2 g)。


写真 Pebble 2 基本フェース 大きめの腕時計とほぼ変わらないつけ心地だ。ダイバーズウォッチやG-shock、SUUNTO T6 などよりはるかに楽だ。これらの時計をはめていると仕事中に外して横に置くことが多いが、Pebble 2 は全くない。身につけていなければ存在価値のないフィットネストラッカーなので、外したくなるのでは困るが。

装着感

写真 pebble 2 long belt for me
ベルトの余りが腕から離れてしまう
 ここ10年以上腕時計をしていなかったので、腕時計を付けることに抵抗があったが、本体が薄いこととベルトがしなやかなことから違和感は少ない。fitbit charge HR より「装着してる感」は少ないのは意外だった。自分の場合、fitbit charge HR は金属のバックルが手首にきているので、仕事でノートPCを対ビングする時に机の端に当たってうっとうしい。今は、比較検証のために左手に Pebble 2 を右手に fitbit charge HR をしているが、存在感は fitbit charge HR のほうが上だ。fitbit charge HR はワイシャツの袖がひっかかるが Pebble 2 はそのようなことはない。


写真 Pebble 2 side view
腕に密着するので重さを感じにくい。ベルトがしなやかなので、装着感が薄い。
 アメリカンなワンサイズなので、自分にはベルトは長すぎるが、予想の範囲内(手首の周長は15cm)。自分は二つ目か三つ目の穴を使っているが、腕の細い女性だと穴を開けなければならないかもしれない。オプションで短いベルトがあると嬉しい(fitbit charge HR は2サイズで販売されている)。

 ボタンは左に一つ、右に三つある。ボタンの押し心地は、新品だからかもしれないが、固い。防水を考慮した構造なので仕方がないのだろう。例えば、左腕にはめた時計の右ボタンを操作するときには右手の人差指と親指で挟むようにする必要がある。人差し指だけで押そうとしてもベルトの遊びがあって反応しない。ボタンが押せると「カキッ」という小さな音がするので操作はし易い。メニューを下っていくときにバウンドしたようなアニメでメニューの選択対象が選ばれるので分かりやすい。



 画面は明るいところでも見易い。斜めからでも全く問題ない。照明があれば読み取りには困らない。バックライトがあり、腕を振って顔の前に近づけると自動的にバックライトが点灯する。反応しない場合は本体を軽く叩くとスイッチが入る。この反応の繊細さはシステムで3段階で調整可能だ。fitbit charge HR は反応しやすく、夜に車の運転をしているときにハンドルを切る度にモニタが光って鬱陶しいことがあるが、Pebble 2はそうはならなかった。逆に、時計を見ようと顔の前にもってきてもバックライトがつかないことがあった。これは、好みの問題でどちらかを選択するしかないだろう。(charge HR は利き手か否かの設定がある)。

 バックライトを点灯しやすくすると当然電池の消耗は大きくなるだろうから自分はデフォルトで使うつもりでいる。また、Pebble 2 のバックライトはfitbit charge HR のモニタより暗いので余り気にならない(fitbit charge HR とは表示の原理が違うのでどちらが上ではない)。

 iPhone 6 とのペアリングは bluetooth ではなく専用のアプリから行う。フィットネス・トラッカーで必要な基本情報を登録し使用を開始。自分はアカウントを前もって作っていたので、数分で使用開始できた。

 その後、何度か bluetooth が切断し、つなぎ直す必要があったが、iOS をアップデート(iOS 10.2)したら安定してつながるようになった。