HomTom HT20 でかい、重い。でも、軽い!

 液晶の大きさは iPhone 6 と大差ないが外形は iPhone 6 plus と変わらない。重さは plus より重い220g。

 しかし、iPhone 6 を防水・堅牢タイプのケースを入れたと思えばそれほどの負担はない。ケースのような付加的なものを付ける必要がないというのは大きい。ランニングベストに入れる時、iPhone 6 は防水ケースに入れる必要があるので、ギリギリで入れにくいし出しにくい。容積としては余裕でもカバーが引っかかる。HT20 は本体だけでいいので引っかかるものがない。もちろん iPhone 7 ならもっともっと出し入れしやすいだろうが。

 さらに、HT20 には iPhone 7 をもってしても成し遂げられない「軽さ」がある。精神的な軽さだ。iPhone にかぎらず、ハイエンドのスマートフォンは8万円以上する。そして、それらは例外なく薄くて大きな液晶パネルからできている。当然、落下のダメージには弱い。これらの端末は物理的に軽くても、持ち歩く時の精神的な負担は重い。落としたり、尻ポケットに入れたまま座ったりしないように常に気を使わなければならない。その点 HT20 は堅牢だ。ボディはステンレスとプラスチック、ゴムのバンパー様の突起物で守られいている。ケースを付けることを想定していないというより、ケースそのものだ。

 もっというなら、HT20 の「軽さ」の根源は価格の低さだ。ハイエンドのスマートフォンを壊したら数万円の出費が必要となる。保険に入っている場合にはもっと安いが、保険代は修理費用の前払だからトータルでは2~3万は掛かる。HT20なら修理をせずに買えばいい。1万円で新品になる。壊れた時にアップデート版が出てるかもしれない。だから「軽い」のだ。

HT20 vs iPhone 6
厚さは倍以上ある。

 残念なのは背面が湾曲しているために机の上に置いて操作しようとするとグラグラすること。iPhone も 6 以降のモデルはカメラが飛び出していてケースなしではグラグラしてうっとうしいが、その比ではない。かっこ悪くてもいいから足(突起)を付けておけば良かったのに。

 なお、背面のカメラと指紋センサーはバックパネルの奥にあるので平面においても接触しない。

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