IoT の肝はデバイスではなくビジネスモデル

Amazon dash button 2年~3年くらい前からギズモードなどから聞こえてきた IoT という言葉を日経系が持ち上げるようになり、去年はついに自分が勤めている会社に来ている経営コンサルまでが使いだしたwww 日本の経済紙系ではIoTを日本のモノ作りが活かせるビジネスチャンス。製造業の復権といった文脈で祭り上げていることが多い(と、自分の観測範囲では感じる)。

 とんだお笑い草だ。IoT で使われるセンサーや通信機などはすでにコモディティだ。先日買った Bluetooth ヘッドセットは2,000円だった。Bluetooth の通信装置はこのレベルまで来ている(独立して機能する Bluetooth 通信セットを二ついれてもこの価格で売れる)。Wi-Fi は、消費電力が大きいので小型の IoT デバイスに搭載されないだけで、通信装置も大差ないだろう。

 つまり、IoT デバイスなんか作っていても中国企業には勝てないということだ。IoT デバイスなんて登場時点からコモディティなのだ。高付加価値とか高品位とかどうでもいいようなものなのだ。重要なのはデータだ。そして、それを換金に結びつけるビジネスモデルだ。

 Amazon の Dash Button を題材にもっと上手に分析されている。「IoTは単独でやっては価値が出ない。プラットフォーマーになり、ビジネスモデルからデバイスを逆算して設計しなくては、勝者になることはできない。」が、自分が何回も書いたことだ。

 目にイカができるかもしれないが、オムロンはすでにあるプラットフォームを手放して、ヘルスケアサービスのビジネスを捨ててデバイスに専念するらしい。それがどれほどアホな事かこのブログを読むと理解できるだろう。オススメ!

Amazon Dash Buttonは何がヤバイのか

IoTは単独でやっては価値が出ない。
プラットフォーマーになり、ビジネスモデルからデバイスを逆算して設計しなくては、勝者になることはできない。

デバイスを先行して作っている日本メーカーの皆さん、息してますか……。
RaspberryPiでGPIOを叩いてみて「IoTをやってみた!」と叫んでいる皆さん、頭大丈夫ですか?
「技適があるせいで日本のIoTが遅れている」と言っている皆さん、ビジネスモデルもきちんと設計していないのに、何IoTとか言ってるんですか?

ビジネスモデルの設計さえできれば、技適を取るのなんで、数十万の申請費用と数週間のリードタイムですよ?

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