カレル・チャペック いろいろな人たち

 カレル・チャペックというチェコの作家のエッセイ「いろいろな人たち」。80年~90年も前の作品だが人についての文章は今でも全く色あせない。ちなみに、ロポットという言葉を作ったのがこの人で、その作品(ロボット)ではすでに、工場ロポットが意思を持って人間を襲うというストーリーだったらしい(読んでないw)。

 貧困や貧富の差について、キレイ事でない視線を向ける。厳しいようだが、美化して誤魔化そうとするどこかの政治家より遥かに誠実。

毛皮なしのシラミ

 この世界に貧窮と実際の物質的不足があるならば、この事実をやさしくおだやかに指摘することは望まぬようにしたい。貧窮は人々をぞっとさせるものであり、乱暴で人を脅かすやり方で述べられよう。・・・貧窮はいやしく野蛮で醜悪で汚いものである。貧窮に対抗する最大の主張は、人間の心は善でやさしい、ということではなく、人間の貧窮は残酷でぞっとするようなものだ、ということである。

 SNSで拡散する「XX叩き」や炎上の根源欲求もこれだろう。

われらが悪しき性格

そして誰かがあなた方に、どこそこでは大きな盗難事件や恐ろしいスキャンダルが起こっていると話してくれる時、あなた方の眼には興味と情熱がきらめき、まるでこの上なしの盗みと悪がこの世にあることが、この上なしの喜びを与えてくれるかのようである。もし誰かがこっそりと、どこそこではとても大きな美徳が示されたとか、気高い行為がなされたとかささやく時、あなた方がそんなに愉快に興奮することは決してないだろう。そんな場合はむしろ、そんなことはあるまいとか、そんな話にはきっとなにかひっかかるものがあるとかいう意味で、一定の保留を持ち込むことだろう。このことから明らかなように、われわれの心は、善よりむしろ悪に傾きがちである。ある人になにかの優秀性や美徳を認めたいという気持ちを起こさせるためには、最小限その人の仲間にならなければならない。しかし誰かが盗賊だとか危険な遊び人だとか、喜び勇んで思い込むには、個人的にも原則的にもその人の敵になる必要はない。そのためには、ありふれた、自然な人間の性向があれば十分なのである。

 今の、日本のスポーツ界にも当てはまる。買ったときだけ祭り上げるニワカも同じだし、プロ野球ファンはずっとそうだった。日本のプロスポーツが育たないのはこんな「ファン」ばっかりだからだ。そして、野茂やイチローがメジャーに行きたがったのもそのせいだろう。

「われわれの」対その相手

スポーツは人々にフェアプレーをすべきだと教育する。スポーツは純粋にわざの前にのみひざまずくことを教える、とよく言われる。失礼ながら、あの叫び声でわたしは異なる印象を持った。われわれにはわざは関係ない、勝つことだけが問題なのだ、ということである。・・・われわれはもはや、相手がよければよいほどわれわれのフランタの名誉は大きくなるのだ、ということさえ意識できない。・・・相手の側にはインチキと裏切りと謀略しかないと自分をだますなら、それによってわれわれは、自分たちのフランタばかりでなく自分自身をも卑しめてしまう。われわれはわざを正当に評価し、測定し、価値を与える能力を失ってしまう。・・・疑惑と罪を着せる事自体によって、この面でもあの面でも、わざをちゃんと見ることができなくなるのだ。これはもちろん、フェアプレーの終わりである。われわれは慢性的ないらいら状態になるだろう。ことが思うように運ばないと、恥だ、裏切りだと叫び、自分たちが傷つけられたという感じを持つ。それは非常に悪しきスポーツである。そして悪しきスポーツはもっとも悲惨な教育である。(フランタは作品が書かれた当時の作者の祖国のボクシング選手)

 ここでも、貧しい人間を切り捨てるブルジョアジーにも、明日のパンをどうするかに対して応えない野党(この時代なので対象がコミュニズムと言っているが)にも与しない。貧しさを礼賛することも当然ない。それは上にもある通り。

わたしはなぜコミュニストでないのか

二年、二十年もかかるとは、どうしたらよいのか?なにをそんなに冷淡に放置できるのか、そんな悲惨な状態でまだ冬の二ヶ月を、まだ二日をなんとか生きていかねばならぬのに?この点で助けるすべを知らず、または助けようと望まないブルジョアジーは、私にとって無縁である。しかし、助ける代わりに革命の旗をふりかざしてやってくるコミュニズムも、同じように無縁なのだ。

 男とか女とか人種とか、国籍とかで人を排除しようとする全てに送りたい。

わたしはなぜコミュニストでないのか

「森は黒い」と実に容易に言える。しかし森のなかには黒い木は一本もなく、赤か緑なのだ。一般には松の木かモミの木なのだから。「社会が悪い」と実に容易に言われる。しかし根本的に悪い人間がどこにいるか探し出して欲しい。野蛮な一般化なしに世界を判断するよう試みて欲しい。しばらく後には、原則的主張などは一かけらもなくなってしまうだろう。・・・誰かが「ドイツ人は嫌いだ」と言ったなら、「ドイツ人の中で暮らしてみたらどうだ」と私はその人に言いたい。そして一ヶ月後に、自分の家主の奥さんが嫌いかどうか、ゲルマン人の二十日大根売りの首を切ってやりたいとか、マッチを売ってくれるドイツ人のおばあさんの首を絞めてやりたいなどとおもっているかどうか、たずねてみたい。

 ただ、第二次世界大戦後思想の自由に対する限界に突き当たっているのではないか。神という存在が希薄になったことによる不安から新たな神を求めて右往左往しているのが現代ではないか。このことをチャペックは感じていたのだろうか。

発展はどこをめざすか

二千年、三千年のヨーロッパの歴史の中で、人間の精神はつねにより大きな思想の自由に向かって発展し、世俗および教会の権力と対抗してそれを戦い取ってきたが、それが人間の精神の永続的で逸脱することのない努力だったのか、またはそうでないのか?この年功を経た精神の自由を抑圧する教義がなにかあるとすれば、このような現実の発展にたいして何をなすべきだろうか?

※ただし、ヨーロッパの歴史認識については違和感があった。教会の権力と戦ったのなんか千年にも満たないだろうし、ヨーロッパの歴史が三千年というのは間違いだと思う。ギリシャやローマはヨーロッパの歴史じゃないだろう。

蛇足

kindle 縦書き例
気持ち悪い・・・
 中身とは無関係だが、Amazon の縦書きの本の中に変なフォントの作品があって気持ち悪い。この作品もその一つ。文字の形が美しくないという意味ではなく、中心が合ってない気がする。


kindle 縦書き例 赤線を入れたところ。文字の中心線が自分が思っているのとずれている。「国」はくにがまえと中の玉の中心が揃ってないのではと思う。

Runcas180 #054 雑談・ポッドキャスト紹介

 「どしゃみなふたり」と「名古屋でこっそり」の音源使用許可をいただきました。雰囲気が伝わればいいんですが。

ポッドキャスト:

音楽:

ご注意:番組で使っている音源はモノラルでかなり強く圧縮をかけています。本来の音質ではありませんので、ここで聴いたもので音質をご判断いただかないようお願いします。

 連絡:@runcas180

GARMIN ForeAthlete 630J 保護ガラスは優秀だった

 お守りみたいな気持ちで貼っていた保護ガラスに救われた。

 3日に走ったときにつまずいて転倒したことは書いた(トレーニングログ 2019/01/03 初コケ 9.9km)。そのとき左手から路上を一回転し、GARMIN をアスファルトの路面に押し付けたようになっていたらしい。下の写真の左の写真の状態になってしまった。。

 「保護ガラスが守っていると思っていたら、本体のガラスも割れていた」というのはよく聞くので剥がすのが怖くて先延ばしにしていたが、スペアのガラスが見つかったので、思い切って割れた保護ガラスを剥がした。

 ガラスを剥がしたのが中央の写真。ガラスは一部バラバラになりそうなところがあって、危ないのでテープを貼っている。それくらいひどく割れているが、本体の液晶には全くダメージがなかった。

 すぐに、スペアを張り直したのが右。ケースにすこし傷がついているが、全く問題ない。安い保護ガラスだったが、十分な性能だった。GARMIN に限らず、ランニングウォッチを使っている方には貼っておくことを強くおすすめしたい。GARMIN ForeAthlete 630J ガラスフィルム【2枚入り】で買える。ここには 630 とあるが220,230,235,620でも使えるはず。ボタン操作のみでいい機種ならそれほど神経質にならなくてもいいが、タッチ操作が必須な機種は貼っておいたほうがいいだろう。

Runcas180 トレーニングログ 2018/12/02 ride & run 6.6km

 昼にバイクで息子とツーリングしてきた。この時期にしては温かい快晴。楽しかった。

 緊張感か、目を使っているせいか軽く頭が痛くてランニングするかどうか迷ったが、走ってよかった。走る前より帰ってからのほうが調子がいい。何かがリセットされたのか。

自分のルート:約190km
20181202 riding route

ランのルート:6.6km

連絡:@runcas180

サバ缶はどこに行った?

 これまでも定期的にサバ缶を買ってきていた。が、一月くらい前からサバ缶の値段が上がった。それまでは普段128円でよくワゴンで98円とかで売っていたサバ缶が190円とかになっていた。それでも、最近は売り切れていることが多くなった。

 納豆事件を思い出した。フジテレビの発掘あるある大辞典で納豆にダイエット効果があるとかいう報道をしたら、全国のスーパーで納豆が売り切れになったというやつだ(その後、番組はインチキだったことが分かって正常に戻ったが)。

 昨日、スーパーに行ったら「TV番組の影響でサバの缶詰めが売り切れている」といった張り紙があった。どこのなんという番組だったかは知らないが、早く飽きてほしい。

 最近はニラの値段も上がって、近くのスーパーでは一束が198円(税抜き)だ。なので、サバ缶の定番サバ・ニラを作るのに倍もかかるようになってしまった。ちなみにサバ・ニラは刻んだニラとサバ缶に塩をかけて混ぜただけのものだ。ご飯を食べるなら御飯の上にこれを載せて醤油を適宜かけるだけで丼飯一杯はいける。

 一人暮らしを始めてからサバ缶は定期的に食べてきているが、特に変わりはない。サバ缶を食べているから普通でいられるのかは検証のしようがないが、食べる間隔が空いたからと行って体調が悪くなったり体重が増えたりはしない。ランニングの距離や間食、ソフトドリンクの量のほうが影響が大きい。こんな事当たり前だろwww

トレーニングログ 2018/11/04 堤防ラン 15.9km PC、LINEのリアル・サポート

 大会の開催時間帯に合わせて走ってみた。GARMIN connect 表示気温は11度。この気温なら手袋は要らないかな。少なくとも来週のにしのみや甲子園ハーフマラソンには手袋は要らないだろう。ウェアも速乾Tで行けそうだ。tenki.jp の10日間予報では晴れで走行時間帯は12度~17度くらいだから、自分には走りやすい(トップクラスの人だと暑いかもしれない)。

 今日はあまり調子は良くなかった。関節や筋肉が痛いとかではなく、疲労感がひどかった。特に、最終のR9の上りでは、止まらずに登りきったものの、登りきったところで止まってしまった。調子のいいときならそのまま平坦を走りながら回復できたが、今日は走り続ける気持ちが湧かなかった・・・帰ってからも倦怠感がきつくて午後に1時間半くらい昼寝してしまった。

 その後、親の家に Ninja を持っていって、この一月間くらいの楽しくライドできたことに感謝しながらキレイにした。ワックスがなかったのが心残りだが、泥を落として拭くだけでピッカピカになった。

 そして、親がまた年賀状の印刷ができんといっていたので、用紙設定をしなおして、印刷してきた。なんで年賀状印刷のソフトってあんなに使いにくいんだろう。どこで何を設定するかを隠しているから、余計にわかりにくくなってしまっている。

 社宅に帰って食事を食べていたら母から家族のLINEグループに大量のスタンプが投下された。冗談でやってるのかと思ったら、父から母の機械(iPhone 6 のことを両親は機械という)が壊れて文字が入れられんようになったとメッセージが入った。しかも、母は何を思ったのかグループから退会。招待してみたが、反応はない。仕方ないので行ってきた。

 招待したが招待を受けるというメッセージは来ていなかった。兄が一度全員を退会させて招待してみると言ってくれて、やってみたら母の端末に招待を受けうるという選択肢が現れた。自分が送った招待がなぜ出なかったのはよくわからなかったが、結果オーライ。で、動きを確認したら入力フィールの表示が乱れてておかしかった。バージョンが古いのが原因かと思ってApp storeで確認したら案の定アップデートが来ていた。タップしたら Apple ID を聞いてきた。いつの間にログアウトしてたのか全然わからないが、しょうがないので Apple ID を調べて入力しアプリをアップデートしたら正常に動くようになった。

 ところが、父の端末と自分の端末に兄から招待が来ない。友達登録が見当たらないらしかった。しょうがないので、母の端末で自分と父のQRコードを呼んで友達登録し、招待。自分のはうまくいったが、父の端末の動きがおかしい。携帯電話のデータ通信ができてない感じがした。で、IIJmio の構成プロファイルをダウンロード(Wi-Fiは使えていた)したら正常に動くようになったが、その途中で何故かアクティベーションが必要ですと言われて Apple ID を入れなければならなかった。設定でも Apple ID のパスワードを入れ直さなければならなかった。

 なんでこんなことになるのか全然わからないし、何をしたのか聞いても分かっていないからどうしようもない。とりあえず、LINEが使えるようになったとだけ説明して帰ってきた。

 一番時間がかかったのは Apple ID のパスワードを探すことだったが・・・後、兄がいてくれて招待してくれたのがきっかけでリカバリーできたが、そうじゃなかったらお手上げだった。というか、社宅に持ち帰ってヘルプを見ながら作業するしかなかっただろう。まあでも、近くに住んでるからできるが、自宅にいたらこんなことで親の家に来れなかっただろう。

ツーリングログ また丹後半島 丹後縦貫林道を攻める^^;

天橋立
天橋立
 丹後半島から日本海を望む[/caption] 丹後半島は山からすぐ海になっていて山岳部はかなり厳しい。また、地図上に存在していても通行止めになっていたり道の体をなしていないところも多い。しかも、それは衛星写真で見ても判断できない。先週、世屋高原家族旅行村からスイス村へつながる丹後縦貫林道というものを見つけた。そして、そこは細いものの死に体の道ではなく舗装されていて、見晴らしのいいところに展望スペースが置かれていた。ということは、府道と丹後縦貫林道をつなげれば丹後半島の山間部を縦断することができるのでは。と、waze で縦貫林道を探しつないだ。

 ただし、地図上では道があったとしても、実際に行ってみないとわかららないし、通れたとしても自動車ではすれ違うのが難しいようなところばかりだ。なので、バイクで行くのが最適だ。バイクなら遠回りしても体力的なダメージは少ないし、目隠しカーブでの出会い頭だけ注意すればすれ違いに苦労することもない。そして、今、社宅の駐輪場には息子のNinja250seが停まっている。

 ということで、天気予報でも好天気となると行っていたことも手伝って、朝から丹後半島に行った。 入り口まではYahoo!カーナビのナビで行った。そこからはナビは使えなかったので、waze で編集したときの記憶とメモった道路名。

ルート まず、丹後縦貫林道奥寄線(右ルートのA)。5.8kmと短いが上りのワインディングで楽しかった。しかし、次のハイライトとも言える丹後縦貫林道大内線が閉鎖されていた(B)。台風で路肩が大きく崩れて自動車が通れないのだろう。オフロードバイクなら強行突破するところだが、ロードバイクではさすがに・・・しかも、自分のじゃないからね^^;

 仕方ないので一度下に降りて丹後縦貫林道大内線(C)から登り直し。先日行った成相寺の展望台からダートで登ったらここに出るという場所を経て世屋高原家族旅行村へ。ここのルート(府道618号線区間 C )が今日一番厳しいルートだった。道路脇が崩れて土砂が道路を覆っているところや川が横切ってるような場所が多かった。土が落ちなくても、崩れたときの石が路面にばらまかれたようになっていた。また、落ち葉が道路に張り付いた濡れた場所も怖かった。車がほとんど通っていないから、崩れたり木の葉が落ちたらそのままなのだ。先週通った府道75号線に入ったらホッとした。しかし、この区間からチラチラと見える北部の海岸はきれいだった。もう、山の頂上付近は紅葉が始まっているのだ。世屋高原からの角突山線(D)は先週も走って快適だった。峰を走る機会というのはめったにない。ここでも、途中の展望スペースで写真を撮った。スイス村から碇高原牧場までは府道57号線(E)。

碇高原牧場
碇高原牧場
 そこからは丹後縦貫林道太鼓山線(F)で一気に標高を下げる。今日は、おじいさんの運転する軽のワンボックスの後ろについてしまいのんびりだったが、下りのワインディングは魔物が住んでいるからちょうどよかったかもしれない。

 丹後半島北部の海岸は景色がいい。自分が一番好きな海岸だ(G)。今日は、珍しく海岸までおりてみた。丹後の海岸に立つのは10年以上ぶりだ。鳴き砂で有名な琴引浜もこのルート上にある。網野から久美浜に抜けるときに国道178号で行こうとして、気づいて引き返し、府道665号を通った(H)。これは大正解だった。太くはないが、走りやすい道で信号も自動車もほとんどいない。ただ、網野の八丁浜シーサイドパークを走らなかったのは準備不足だった。今回はナビは全く使わず、waze 編集時に覚えた位置関係と国道の名前だけで帰ってきたから。「最北子午線塔」とかいう珍しいものの直ぐ側を通り過ぎていた^^

丹後半島
丹後半島。屏風岩の近く

 久美浜から但東町>出石。出石から息子と鳥取に行くときに通った国道626号を逆にたどったが、新しい道は楽しくないので、峠に入る前に右折し府道63号(I)を通った。これも正解だった。そこから国道9号線に戻って福知山。退屈でダルイが2車線区間まで我慢すれば後は一瞬でゴールだ。

 信号の少ない道は楽しい。ランも自転車もバイクも楽しい。

トレーニングログ 2018/10/28 ドライブ・ライド(丹後半島)・ラン 11.5km

 午前中に自宅から社宅に移動し、午後からツーリング、夕方にランニングのトライアスロンをしたwww

 秋の気持ちいい行楽日和なので、車は多かったが、ストレスが溜まるほどの渋滞には巻き込まれなかった。

Nariaiji ライドはwazeで丹後半島を編集している時に見つけたワインディング。一本目は封鎖されていて引き返した。2本めは成相寺の上の細い道で、成相寺で拝観料を入って入らなければならなかった。上の展望台が有名らしく険しい坂道にもかかわらず多くの観光客が来ていた(バイクは自分だけ)。展望台は広場が有って駐車場になっていた。そこからは天橋立や日本海が見える。

 絵になる秋晴れだったが、カメラではあのパノラマは収められない。

パノラマ
右下に天橋立が見える

 waze上ではここから北に細い道があったが、荒れたダートでNinjaでは厳しそうなので諦めた。後で見たらダートは数百メートルだけでその後は舗装路だった。オフロードバイクなら迷わずに、というか、むしろ喜んで入っていったところだが・・・借り物のロードバイクでは無理はできない。

 引き返そうかとも思ったが、せっかくなので、もう一つのルートに向かった。世屋高原家族旅行村という看板は前に来た時に見ていたので、少なくともそこまでの道はあるはずだ。

 世屋高原は山奥に広がった開拓村みたいな感じで、アウトドア活動ができる施設が並んでいた。そこからの眺めも良かったがパスして、広域農道を進んだ。ここが今日のハイライトだった。尾根のようなところを通ったり、見晴らしのいい展望台があったりで楽しかった。センターラインもない道なのでオーバースピードは命取りになりかねないから安全運転だが、何十分も続くワインディグは退屈しないし、緊張の連続で最高だった。Ninjaも体に馴染んできて、かなり思い通りのラインをトレースできるようになった。

Ninja250se
この角度もいい!
 Ninja250se はよく回るエンジンだが、常用回転域が自分が昔乗っていたSR400spやXT250Tなどの4STシングルと違いすぎるので、必要以上に高いギアで入ってしまい苦労することが多い。シングルエンジンだと巡航状態で4000rpmを超えることはないが、Ninja250だと一般道の流れに乗るだけで4500rpmから5000rpmになる。コーナーでも、4000rpmは維持しないと登りのコーナーでトルクが足りなくなるのだ。よく回るので気にせず4000rpmのギアで巡航するようにしたらかなりキビキビ走れるようになった。ま、売っちゃうんやけけどね。

 5時前に家に着いたが、途中の峠は13度くらいしかなくかなり冷えて辛かった。冷え切っていたので、暖まるのを待たずに着替えてランニングに出た。ランニングで強制的に温めようという作戦だった。正解だった。

 ウォーキングと走り出し1kmくらいは寒くて震えそうだったが、2~3kmくらい走ったら温まってきて5kmくらいには軽く汗ばむくらいだった。

 今日は、坂を混ぜてファルトレク的に走ってみた。寒い中をバイクで走ると色んな所の筋肉が冷えて固まったようになるが、終盤にはかなりほぐれて楽になった。

エンジン付きバイクでのツーリング 2018/10/24-25

routing
計画表と唯一のお土産
 息子と初めてバイクのツーリングに行った。

 息子がエンジン付きバイクに興味を持ち、Ninja250se を買ったのが3年前だった。そして、何回かそれを借りて日帰りのツーリングはした。最長は福井県から滋賀県に入り、琵琶湖の東岸を南下して京都市まで250kmくらいだった(半分はwazeの変種エリアを増やしたいためだったが、ログは残っていなかった・・・これは別の話)。

 今年に入り息子が急に(二輪の)大型免許を取った。そのときには「買う気ない」と言っていたが、オークションで大型の中古を物色していたらしく、9月頃に「これどう?」と言ってきた。その時に入札したYamahaのR1とかいうものは競り負けたが、しつこく見ていたらしく、何週間か後に「こっちは?」と言ってきたのがDucatiだった。そして、そのオークションに競り勝った。静岡まで新幹線で行き帰りは自走して受け取ってきていた。そして、9月の29日と30日にツーリングに行こうと予定していた。しかし、そう、9月29日から30日にかけては台風24号が日本列島を通った日だった。一週間近く前からの予報で大体の進路がわかったので火曜日には結論を出し、宿の予約をキャンセルした。

 息子はシフト勤務なので土日が休みになることはほとんどない(必要な場合には事前に申告して調整してもらう必要がある)ので、10月には土日で行ける日はなかった。なので、自分が息子の連休に合わせて休暇をとった。今回は、天気予報の降水確率も低く、しかも、長期予報から短期になるに従って降水確率が下がるという前回と逆のパターンで安心して当日を迎えられた。

 当日は、息子は京都市から出発し、自分の社宅に来て合流した。朝の早い仕事で早朝に出かけることに慣れている息子は6時半には出発していた。自分は7時半頃まで寝て、準備して待った。9時前くらいに息子が到着、少し休憩後出発。

 R9からR426、R178、R9、R431を通るルート設定で、適当に道に迷ったり、無料の自動車専用道路ができていて、楽だったが面白そうな海岸近くの道を走ることはあまりなかった。時間・距離の感覚がなくなっていて、宿泊先の境港まで早く着きたいという焦りもあって、退屈な移動になってしまった。

日本海を眺める息子26歳(姿勢がおかしいのは革ツナギのせいw)
 鳥取砂丘には昼過ぎについたが、ここの駐車場で痛恨のミスを連発してしまった。自分はMA-1を上に着ていた。そして、ポケットにiPhone8を入れていたのだが、かがんだ拍子にするりとiPhoneが路面に落ちてしまった。しかも、液晶面を下にして。液晶が割れるほどのダメージではなかったが傷は入った。少し凹みながらも歩きだしたときに、さっきと違うポケットに入れ直したiPhoneが落ちてしまった。今回も傷を増やしただけだが、同じミスを繰り返したことでさらに凹んだ。このiPhoneは少ししたら息子に譲る予定だったから余計だ。自分のならいいが、息子にやると決まってるものに傷を、自分のミスで付けてしまったことに落ち込んだ。Ninjaをこかしたときと同じだ。似たようなミスを続けてる・・・

 せっかくのツーリング中のしかも出だしで落ち込んでばかりいてもしょうがないし、落ち込んでいても傷が消えるわけではないので、気を取り直して、海の見える丘まで歩いた。

道の駅大栄、この付近はコナン押し
 リスータト後、道の駅で食堂に入ったら昼休憩時間帯だった。仕方ないので、息子が持ってきていたビスコとレーズンなんとかとエネルギージェルを立ったまま食べた。息子、「こういうことになりそうな気はしとったから、持ってきた」。正解だ。

 そこからは、米子までほとんど自動車専用道路で走った。100km/hくらいでの巡航はNinja250でも楽勝だが、Ducatiだとトップに入らないらしい・・・

 宿は、境港の市街地の手前だった。チェックインしたのが3時半くらいだったので、予想よりはるかに早く着いたのだった。しかし、ここでまた自分のミスが発覚。鳥取砂丘で預かったバイクのU字ロックのキーを紛失していた。U字ロックがNinjaの収納に入るか試したときに、「(息子は革ツナギでポケットがないから)キーはお父さんが持っとくわ」と言って、預かったのだった。そして、そのときにバイクのキーのキーホルダーにつけようかと思いながら、めんどくさくてMA-1のポケットに突っ込んだのだった。その後、一度だけポケットの中を探ったことがあった。途中でガソリンスタンドで給油したときに財布を出したのだ。その時以外一度も立ち寄ったりしていないから間違いないだろう。また息子のものを失ってしまった・・・「ほんま、俺、何やっとんねん・・」と沈んでしまった。

 しかし、そこで暗くなっていてももったいないし、予想より早く着いたので、水木しげるロードに散策に行った。「Ducati乗るときは革ツナギやないと」と息子が言うので、Ninjaに二人乗りして境港の駅近くに行った。止めるところを探すのに苦労したが、案内所で「駅の駐輪場使ってください」と言われたので、駐輪場の端っこにNinjaを停めて水木しげるロードに向かった。

 水木しげるロードを歩いてたら水木しげる記念館があって閉館まで時間があったので入ってみた。門構えでは小さなところかと思ったら、意外に大きくてたくさんの展示物があった。写真を撮っていいコーナーもあったが、面白く撮れそうにないので館内で撮ることはなかった。水木しげるロードではメフィストと鬼太郎の着ぐるみがいて可愛かった。薄暮の中での二人は面白そうだったが、まあ、パスするよねwww

 水木しげるロードに置かれた銅像はどれも面白いが、やはり馴染みの深い、水木しげるの創造したキャラクターのほうが面白いと思った。伝説の怪獣みたいなのは、水木しげオリジナルではないだろうし。自分にとって面白かったのは、昭和の建築物の雰囲気を残した建物だった。撮った写真も全部そんなものだ。

鳥取県のradiko。これでは普及は望めないだろうなぁ・・・
 近くの中華料理屋で夕食を食べ宿に戻った。今回のツーリングで一番スリリングだったのはこの二人乗りだった。何しろ、ほとんど二人乗りすることなんか考えてない車体なので、スリリングこの上ないww

 朝食付きのプランだった(それしかなかった)ので、7時に起きて朝食を食べた。食堂は見晴らしのいい5階で気持ちよく晴れた空と海を眺めながら食べることができた。しかも、予想よりはるかにまともな和洋の食べ物があって目移りした。朝から沢山は食べれないのでもったいない気がするほどだった。水木しげるロードまで遠い(3kmくらい)ので、電車で行くような人には向いていないが、車やバイクで行くなら全く問題ない場所で宿泊料も高くない。

 息子は朝が早い職場なので、あまり遅くならないようにルート設定。R181>R482>R318>R181>津山近辺で中国自動車道>適当に降りて篠山で分かれる。

 こちらも距離感がわからず、少し余裕をもたせたルートだった。

 途中で、植田正治写真美術館の看板があったので心動いたが、時間がどれくらいか読めないのでパスした。後で見たら通った道から2kmくらいしか離れてなかった。

津山ラーメン
勝央SAの津山ラーメン
 昼過ぎには高速に入っていて、SAで昼食を食べた。そこからは、息子が急ぐなら京都南まで高速を使うことにするつもりだったが、余裕があるのというので、滝野社インターチェンジで高速を降りて下道で帰った。篠山市まで二人で走り、自分はそこから北に、息子は東に走った。

 自分は、途中でワインディングを探して少し遠回りをして3時半くらいに社宅に着いた。息子は篠山から亀岡市を経由して京都市中京区まで帰り4時半頃に着いていた。

 精神的な余裕がなかったので、あまり寄り道できなかった。面白いマンホールもいっぱいあったが、わざわざ止まるのも難しくてほとんど撮れなかった。もう少し、下調べをして観光地というかそこにしかないものを味わうようなものにできたらと思うが、よく考えたら、自分が学生の頃ほとんど日本中をバイクで走ったが、信号待ちでしか止まらなかった県がいっぱいある。食べるのもめんどくさくてカロリーメイトをタンクバックに入れて自販機の缶コーヒーで流し込んでいた。

 まあ、その代わり、あそこの道は面白かったとか、景色が良かったとかの記憶は残る。今回は、大山の南斜面がきれいに見えた。482号線のワインディングも面白かった。

 とりあえず、大きなトラブルはなくてよかった。Ninja250SE は中古買取業者に売るので、こんなことは二度とできないかもしれない。楽しかった。

三連休はイベント三昧

京都からの帰り道。コンビニで補給。
 8日に舞鶴赤れんがハーフマラソンが控えていたので、土日はそのための調整に費やしたが、バイクがらみでまだドジを踏んで凹んだりもした。

 土曜は午前中に一周だけペースランをして、後はダラダラ過ごした。

 日曜日は一日だらけているつもりだったが、夕方に息子が Ducati 1098S monster を見せに来てくれるというので、動いた。息子が来るまでに Ninja 250SE のライトバルブを交換して、息子を途中まで送って一緒に夕食を食べて帰ろうと思ったのだ。そして、Youtubeの動画を参考にバルブの交換に取り組んだ。これがないと、帰り道は暗くなるから送ることができないから。

 バネは予想以上に硬かったが、動画が参考になったのでなんとか外すことができた。しかし、新しいバルブを入れてバネで止めようとしたがうまくかからない。右手の親指が痛くなったがびくともしない。バネは動いているがバルブがずれたりして引っ掛けるところにかからなかった。そうしているうちに、動画で「硬すぎるときには右のネジを少し緩めるといい。でも、緩めすぎないように」と言っていたことを思い出した。+ドライバーでネジを少し緩めたが大して変わらない。そこで、更に半回転くらい回してバネを押し込もうとしたら、「ビン」という音がしてバネが手元に・・・

 やってもた

 バネを緩めすぎたのだ。動画で「緩めすぎないように」と言っていたから、絶対に落とさないようにと思ってはいたが、こんなに浅くしかかかっていないとは思っていなかった。昔のバイクだと、こういうところはネジに巻きつけるように輪っかが作ってあって、そこにネジが刺さっていた。だから、ネジを外したりしない限りバネだけが外れることはなかった。しかも、そのバネの先の形状を見ると、単に曲げただけだったのだ。

 ここから、1時間近く奮闘したがどうにもならない。手探りでしか作業できない上に両手を入れるスペースがないからだ。カウルを外せば余裕の作業だが、カウルを外せそうにない。

 走行しているうちに息子が到着。Ducati の質感にビビった。が、免許がないので試乗もできない。排気音が半端ないので社宅の近くでエンジンをかけることすら憚られるwww

 その後、息子にも手伝ってもらってバルブ取り付け、というか、バネ取り付けに挑んだがダメだった。仕方がないので、そのまま息子を見送った。

 カウルの外し方をネットで調べたが、とんでもない手間が掛かりそうで自分の手には終えなさそうだった。ネジで止まっているなら出来るが、リベットが使われているので諦めた。リベットは外から見えないので、場所と方向をよく知っていないと外せない。そして、最終的に力で外すことになるので、間違っていることが分からずにパーツを割ってしまいかねない。

 自力での修理は諦めた。

 舞鶴赤れんがハーフマラソンが終わって、社宅に着いたら12時半ごろだった。シャワーを浴び昼食を摂り洗濯機が回ってる間に昼寝した。が、バイクのバルブのことが気になって落ち着かなくて、買った店に持ち込もうと思った。というか、とりあえず息子のところに運んで、息子に行ってもらって、来週にでも自分が受け取りに行こうかと思った。カウルを外さないと直せないだろうから、預かりになると踏んだのだ。

 午後2時半頃に家を出て、9号線を南に走った。亀岡市の渋滞にうんざりしてる最中に息子から電話。「うちにきても置く場所ないで」とのことで、「じゃあ、直接店に持ち込めるか確認してくれ」5分後「開いてたわ。やってくれるって」。

 そこからさらに、京都市内への渋滞を縫ってショップに付いたのが5時頃だった。事情を説明したら「う~ん」と言いながらも取り組んでくれた。カウルを外さずにやるつもりらしかった。いざとなったらカウルを外す工賃を支払ってもいいという覚悟でいたが・・・ショップのベンチで待つこと20分くらいで、直った持ってきてくれた!!工賃は2700円。カウルを脱着したら2万くらいかかるかもと思っていたから安いものだ。しかも、乗って帰れる(電車で帰るつもりでいた)。

 そこから、少し息子の所に寄って首尾を報告して、帰途についた。

 帰りは、京都市内は相変わらずのストレスフルな道だったが、亀岡市内の渋滞は収まっていた(対向車線は相変わらずだったが)。なので、それほど苦労せず走ることができた。何より、気分がいい。Ninja250seのヘッドライトは車と同じ仕様のバルブを使っているらしく光量は十分で夜でも普通に走れる。昔の6Vの原付やSR400に乗っていた頃に比べたら遥かに楽。

 連休は交通量が多いが、最終日の夕方には収まっていて、瑞穂町から福知山市にかけては前後に待った車がいない状態で10分以上走ることができたりした。後ろに車がいないとホントに楽で楽しい。

 凹みイベントもあったが、ハーフマラソンがそれなりに走れたこととバイクのヘッドライトが正常になったことで気が楽になった。