自分は Apple TV を持ってないし持つ気もない。YouTube はそんなことしなくても iOS から自動的に連動したテレビに映すことができる。テレビのリモコンには Netflix と YouTube と書かれた専用のボタンが有ってそこで観られる。自分は Netflix に加入していないので、実際の使い心地とかはわからないが、YouTube はよく使う。次にモニタを専有するのは PS3 のアプリを使った Amazon prime video だ。放送のテレビ番組をリアルタイムで表示するというのは、スポーツ中継くらいだ。
iTunes store で動画コンテンツを買う習慣がある人ならこういうテレビは嬉しいかもしれないが、そんな人いるんかなか?Amazon prime video の圧勝じゃないの?
それに、テレビの買い替えサイクルは長いから、今年 Apple TV 対応テレビが出ても、ネット動画コンテンツの売上に貢献するのなんか相当先の話だろう。それとも、アメリカではそれくらい Apple TV が売れてるんだろうか。自分の周辺では Apple TV を使っている人なんか皆無だが。
興味深いグラフだ。大半は予想通りだったが、Microsoft の比率に驚いた。PC 用 OS、つまり Windows 10 がここまで小さくなっていたとは・・・まあ、Windows ファミリーというか Windows エコシステム、Surface や Office や付随サービスは Windows OS と不可分なので、「こんなに小さいならやめちゃっていいんじゃない」にはならないが。
日本のマスコミでは Google や Facebook を広告業として扱うのを見ないが、実際には広告屋だ。なので、電通や博報堂の競合だ。扱うメディアがインターネットか旧メディア(テレビ・ラジオ・新聞 etc)かの違いだ。
Amazon、Google、Facebook の強みはプラットフォームに依存しないことだ。Apple が iOS と Mac OS しかないことや Microsoft がモバイル OS を持たないことがモバイルデバイスでのコンテンツやサービスの消費がメインになりつつある今、不利に働いている。Apple は iPhone のシェアのお陰でプラットフォームとして存立しているが、モバイルで足がかりを持たない Microsoft が昔日の影響力を持ち得ないことから分かる。今後 iOS のシェアが下がれば Apple も昔のマイナー・マニア向けニッチ市場に沈むだろう。