一部の「MOTOROLA XOOM」に「Android 4.0」へのアップデート – CNET Japan

 嬉しいニューだが、あとワンクッション必要なのが android。Google がOSをアップデートしても、メーカーがアップデートしてもユーザには届かない。日本で販売された au 版の XOOM は au がさらに日本向けに動作確認しない限り au 版 XOOM にインストールはできないから。3.2 へのアップデートでいいところを見せた au にはあと一つ頑張ってもらいたい。

一部の「MOTOROLA XOOM」に「Android 4.0」へのアップデート – CNET Japan
 「MOTOROLA XOOM」タブレットで、「Android 4.0」(開発コード名「Ice Cream Sandwich」)へのアップデートが一部でようやく開始されたようだ。

 Motorola Mobilityの担当者は米国時間1月13日、CNETの取材に対して、限られた数のXOOMユーザーにテスト目的でAndroid 4.0へのアップデートを提供していることを認めた。また、アップグレードをさらに多くのユーザーに提供できる時期について、詳しい情報を確認すると同担当者は語った。

 技術ブログのAndroidCentralによると、Motorolaは当初、一部のXOOMユーザーに宛てた12日付けの電子メールの中で、Android 4.0には特に言及しない形でアップデートの実施を示唆していた。

 このプロジェクトの開始まで、お待たせして申し訳なく思っている。当社は「Google Experience Device」(GED)の認定を受けたデバイスを取り扱っているため、これまでのようにアップデートの時期を確実に把握しづらいのである。ともあれ、アップデートは今夜にも開始できる見通しだ。また、予定が数日遅れたためテスト期間をもう少し長くとることにし、週末にかけて実施する予定である。

 当面、初期の限定的なテストの一環として数千人のWi-Fi対応XOOMユーザーのみにアップデートが提供されると、Androidファン向けブログTalkAndroidは報じていた。ただし、すべてが順調に進めばXOOMユーザーにAndroid 4.0を一斉配信する、とMotorolaは述べている。

Google 日本語入力 Android on ideos U8150

 

 ideos U8150 と XOOM に入れてみた。変換や変換の速度を評価する以前に、ideos u8150 ではスペース的な制約で使えないことが判明した。内蔵メモリに余裕が無い(512MB) ideos U8150 にはSDカードに追い出せないでかいアプリを置いておく余裕はないので即削除した。

 結局、ideos は OpenWnn plus に XOOM は iWnn に戻した(XOOM はストレージに余裕があるので、消してはいないが)。

 ideos ではIMそのもののUIと同時に画面の大きさ(ピクセル数、物理的大きさともに)によって制限されることが多いので今後 Google 日本語入力がバージョンアップされても ideos で使用することはないだろう。

 Google 日本語入力が開発された意義は大きい。Mac OS のことえり、Windows の MS IME に該当するソフトだからだ。Google の OS である android を出す際の標準システムソフトがない状態には驚いたものだった。日本語対応の機種ならディストリビューターがフリーの IM をインストールしているので最初から使えるとは思うが、メーカー(キャリア、ショップ)にって違う。

 今回のバージョンは公式にはタブレットと bluetooth キーボードに対応していない。キーボードは無理だが、XOOM でも普通に動作した。タブレット用の UI を持っていないが、日本語変換としては動作した。しかし、Google がこのバージョンを「タブレット未対応」としたことは評価したい。なぜなら、動くからというだけで「タブレット対応」とか「Honeycomb対応」としているアプリが多い中で、「動くだけでは対応を謳ってはいけない」という態度を示したことになるからだ。そして、今後Googleがタブレット対応のGoogle日本語入力をリリースするときには Google が考えるタブレット用の UI を見せてくれるに違いないからだ。

XOOM #25 ADWLauncher EX 導入

 10円セールをやっているというので入れてみた(2011/12/11 には終わっていた)。ホーム画面を置き換えるローンチャ。こういうものを簡単に入れ替えられるのは Android の魅力の一つだ。この機能自体は全然新しいものではないが、iPhone では脱獄しない限りできないので嬉しい。palmOS でもキレイなホームを作っている人がいたが、自分が使っていた visor prism はマシンパワー的に厳しかったので標準アプリを使っていた。NOKIAのN73(ソフトバンク 705NK)ではテーマをダウンロードして楽しんでいた。

 よく調べないまま XOOM に入れてみたら画面の下に任意のアイコンを並べることができて驚いた。Mac OSX のドックと似た UI で、横長画面のAndroidタブレットでは特に効果が大きいと思う。まだ、何を並べるのがいいのか迷っているが、設定が煮詰まればホーム画面の操作では iPad を凌ぐものになる可能性も秘めている。隣の画面に移動するときの視覚効果も面白い。GPU を使った画面効果を見せていて直感的でいい。Android タブレットを使い込む気なら255円でも十分に価値があると思われる。

 また、デザイン上のことだが、テーマをダウンロードして全く違ったテイストのホーム画面を作ることもできる。有料無料を問わず様々なテイストのテーマがあるようだ。このジャンルはiPhoneには全くないので、やってる事自体はだいぶ前の NOKIA N73 でやっていたことと同じだが、新鮮で楽しそうだ。Androidを使っていてアイコンデザインの統一感のなさとダサさには辟易していた。「何年前のフリーウェア?」というようなグラフィックのアイコンが山のように有る。せっかくアプリが良くできていてもホーム画面に置きたくなくなってしまう。ADWLauncher と好みのテーマを組み合わせれば自分ごのみのアイコンで統一されたホーム画面が実現される。これは、ホントに嬉しい。ADWLauncher ですっきりしたホーム画面にしてもダサダサのガラケーのアイコンみたいなアイコンがあったら台無しになるから。メインで使うスマートフォンならすぐにでも試してみると思うが、タブレットはスマートフォンのように常時持ち歩いて画面を見るという使い方はしないから、あまり情熱を傾ける気がしないのではあるが、選択肢が広がることは無条件に嬉しい。iPhone でも採用して欲しい。純正のデザインに勝るものがなければ自動的に選ばれるだろうし、そうでなければサードパーティのものが流行るというだけのことだ。

 スマートフォンユーザにとってはフォルダ機能も魅力的だろう。ジャンルごとにフォルダ分けすればホーム画面を行ったり来たりせずに済む。Froyo は標準でもフォルダ機能はあるが、フォルダアイコンになってしまうので、ホーム画面が味気なくなってしまうし、直感的に何がどこにあるか探しにくくなる(実際にメインで使っていたら場所で覚えると思うけどね)。ADWLauncher でフォルダにわかりやすいアイコンをつければ直感的に操作することが可能になるだろう。iPhone のアイコンを模したテーマもある。こういったところは geek のノリで楽しいね(^^)

 自分のホーム画面を晒したいが、キャプチャがとれないので、 android market の ADW Launcherでご確認いただきたい。リンクには様々なテーマが用意されている。

XOOM #24 日本語フルキーボート For Tablet

full keyboard

 日本語フルキーボート For Tabletを XOOM に入れてみた。Androidタブレットをお持ちの方はAndroidタブレット タブレット用キーボードアプリ「日本語フルキーボート For Tablet」を「Eee Pad Transformer TF101」にインストールしました。!!|NIFの楽園に詳しいレビューがあるので、そちらをごらんいただきたい。ここでは機能の紹介はしない。

 JIS配列を採用しているのが残念USキーボードも選べるようにしてくれたらうれしい。JIS配列だとホームポジションから enter までに2つキーが入るし左に寄っているような違和感が付きまとうから。XOOM のワイド10インチモニタを横置きにしてもタッチタイプするには幅が狭いのも、無駄なキーが右 enter 周辺にあるからだ。日本語入力の場合には英語と比べてenter キーをたたく回数は圧倒的に多い。にもかかわらずホームポジションから遠いというのは貧困な発想によるものとしかいいようがない。何十年か前にJISキーボード配列を決めた人たちは、日常的にキーボードを叩くということをしたことがなかったのだろう。非常に残念だ。(まあ、それを言うなら今のローマ字の配列だって、タイプライター時代に決めた非合理的な配列を引きずっているわけだが。)

 使ってみて驚いたのはレスポンスの良さ。これまでの IM だと画面の書き換えにわずかにタイムラグがあって、快適さがスポイルされていた。これには全くない。予測変換候補は押しにくいのでほとんど使えないが、レスポンスの速さがそれを補っている。

 「日本語フルキーボート For Tablet」に物理キーボードを組み合わせたら快適度が大幅にアップするかと思ったが甘かった。日本語変換ができなかった。というか、日本語モードへ入るキーコンビネーションが分からない。[半/全]キーがないUS配列のキーボードに対応していないらしい。[半/全]キーを任意のキーに割り当てる設定があったので試してみても動かなかった(半角は入れられるので、キーボードが認識されていないわけではない)。ソフトキーボードが日本語モードになっていても関係がないのでお手上げ。<<今ここ

タブレットレースはエンドレス

 終の見えない消耗戦の態を見せ始めたタブレット商戦。スタートダッシュを決めた apple の iPad が大きくリードを続けていて、放送車からは2位の選手の姿が見えません。このレースは途中参加・退場も許されるエンドレスゲームです。先ほど、カメラバイクから途中参加の Amazon の kindle fire 選手がハイペースで走っていて、あっというまに第2集団を抜き去り2位に上がったとの情報がありました。途中参加は不利な場合が多く後続集団を抜け出せずに要る場合が大半ですが、kidle fire は従来の記録を塗り替えるペースでレースを開始しました。このペースが続いて iPad に追いつくことができるのか注目されます。kidle fire は android のエンジンを載せていますが、最新版ではなく独自の改造を施した互換性のないもので、android 陣営とは言いにくい状態です。また、kindle fire は日本に登録されていないので、世界チャンピオンをとったとしても枠外ですので、日本サーキットだけでみれば iPad が独走し、周回遅れの2位集団という図式です。

 現在3位以下は団子状態で、ほぼ全員が android エンジンです。変わり種として windows 7 を搭載したマシンはありますが、仮装大賞狙いではと思われております。第3集団はエンジンこそ android に統一されておりますが、android のバージョンやハードウェアの構成によってさまざまな種類が混ざっております。価格帯によって7インチ液晶+ Gingerbread から10インチ液晶+ICS+Tegra3までバリエーションに富んでいることも android がメインとなっていることの証でしょう。

 おっと、第3集団に割り込むように見慣れない選手がスタートしました。ハイスペックで低価格:キングソフトがタブレット市場に参入――第1弾は7型の「eden TAB」 – ITmedia +D PC USER。7インチ android という珍しくない構成ですが、SIM ロックフリーという、日本サーキットでは珍しい機能を持っております。

micorSIM スロットのある W-CDMA 端末ということは docomo と SBM の回線が使えるかもしれません。本当に使えるのか、使えたとしてどのような料金体系が適用されるのかはわかりません。android market が使えないなど怪しさ満点のダークホース。第3集団で存在感を示せるかが注目です。

 中継バイクに下がってもらって後続を見ると、XOOM 2 の姿が見えました。XOOM の失敗で第3集団からも脱落しましたが、モデルチェンジして第3集団を追います。ここで、中継の名無しさんのレポートを読みたいと思います。

 motolora から再び10インチタブレットがリリースされた。初期モデルを持っている人間としては、沿道で小旗を振って応援したい所だ。薄く軽くなったが、iPadと同等になったというだけだし、不便な専用ACアダプタもそのままだmicroUSBになっていました。PCのUSB給電による充電が出来るかどうかは未確認。情報に感謝!XOOM の失敗に学んだはずの2だが、相変わらず周回遅れ感が半端ない。

 ハードウエアスペックは iPad2 とやっと互角。LTEを除くと、「Motolora の iPad みたいなやつ」でしかない。Wi-Fiモデルの価格設定が分からないから直接比較できないが、300ドル前後でないと勝負にならないだろう。

 LTE対応が目新しいが、アメリカではそんなに普及しているのか分からないので評価はできない。少なくとも、2011/12に日本でこの機種が出ても自分は欲しくない。LTEのメリットを享受出来るところに住んでいないので、ムダスペックしかないから。個人的な事情を言うなら、固定費は増やしたくないからタブレットに回線は要らないと考えている。

 クリスマス商戦に間に合わせるために XOOM は Honycomb で出てしまったが、ICS へのアップデートはいつか。その時、自分の無印 XOOM もアップデートされるのか。au がその責任回避力をフルに発揮して無かった事にした「Android au」と同じ運命をたどるのか。今でも店頭には2年縛りのルーターと抱き合わせで売っている端末のアップデートもしないなんてことは、普通の感覚では許されないが、日本のケータイキャリアでは珍しい事ではないから期待せず待ちたい。

 名無しさんは XOOM の初期モデルを使っていて、スマートフォンでは ideos 8150 と iPhone 4S を使うというヲタクですので、見方が偏っていることをお断りしておきます。名無しさんの発言は当ブログとは一切関係がありません。

 バイクカメラがさらに下がっていき、第3集団の姿も見えなくなったところで東芝がウォームアップしているのが見えました。リタイヤした前モデルを更新した新モデルの発売日が12月10日に決まったそうです。この価格で本気で追いつけると思っているのか疑問符のつく再スタートです。2011年PC秋冬モデル:10.1型で558グラム、薄型・軽量に進化したAndroid 3.2タブレット――「REGZA Tablet AT700」 – ITmedia +D PC USER

 次の計測ポイントは9~12四半期の結果で報告されるはずです。独走の iPad に kindle fire がどこまで迫れるか、第3集団から抜け出す選手はいるのか。今後を楽しみに、中継を終わります。

XOOM #24 my first android app “ezPDF Reader”

Android Market

 初めて Android Market で有料のアプリを買った。クレジットカードの情報が残っているのにビビッた。どこかのオンラインソフトを買ったときに google checkout しか支払い方法が無かったので登録したものが残っていたらしい。また、パスワードなしで有料アプリが買えてしまうのも怖いと思った。

 Android Market は 15 分間はキャンセルが可能。これは iTunes store にも見習って欲しい。以前、無償の試用版と間違えて要りもしないアプリを買ってしまって、泣く泣く 230 円をドブに捨てたことがあるからだ。しかし、デバイスで直接ダウンロードするのには時間がかかるので、15 分ではインストールが終わってない可能性があるし、自分の環境でマトモにうごくかどうかを確認するのには。せめて 30 分にして欲しい。カウント開始がインストール後であれば無問題だが、スタート時刻についての説明はなかった。

ezPDF Reader

 買ったものはezPDF Readerという pdf ビュワー。単に表示できるなら無料のアプリがたくさんあるし、XOOM にプリインストールされた Quick Office の試用版でも読める。なぜ、有料版を買ったのかというと、pdf に注釈(アノテーション)をつけることができるから。デジタルデータのない書類をスキャンし、そこにメモを付けるためだ。業務上のデータを pdf にすると場所の節約以外にも様々なメリットがあることがわかった。例えそれが本来の形のデータではなく絵として取り込んだスキャンデータであっても pdf でひとまとめむにして管理できることは便利だ。

 Mac なら標準のプレビューでメモを付けることが可能だが、他のプラットフォームでは有料のソフト・アプリが必要になる。会社の windows7 マシンには JustPDF を、iPhone には GoodReader を入れている。そこで、XOOM なら A4 書類でも快適に扱えるのではと思い、pdf に書き込めるアプリを探し ezPDF Reader にたどり着いたのだった。フリーでも pdf ビューワーはたくさんあったが、書き込めるものは見つからなかった。そして、有料版のなかで一番安かったのがこれ。

 アプリの使い勝手は可もなく不可もなく。できることはちゃんと出来るので文句はない。230円の価値は十分だ。しかし全体的に動きが重い。デュアルコアにシリコンストレージなのにそんな感じがみじんもない。音声やビデオの再生なんかできなくてもいいから表示とレスポンスを速くしてほしい。

 Dropbox とシームレスに連携できる。Dropbox 上のファイルリストから ezPDF Reader に渡したデータを編集したら勝手にアップロードしてくれる。ストレージ内の任意のディレクトリに置いたファイルを開くこともできる。また、Dropbox 経由でアップロードも可能だし、Dropbox から任意のフォルダのファイルをアップロードすることも当然可能だ。この自由さはAndroidの魅力だが、ファイル管理が必要になるということは常にバージョン管理をしなければならないということだ。他のデバイスで編集したファイルを別のマシンのローカルデータで上書きしてしまう可能性は高い。Dropbox なら以前のバージョンのファイルに戻すことも可能だが、どれが最新なのかを調べるのが大変だ。

 後、JUST PDF、mac プレビュー、ezPDF Reader の間で注釈の扱いが一部違っているのか、メモで入れたテキストのスタイルが変わった。ezPDF Reader で変更をすると mac プレビューで透明になってしまったり、プレビューで修正すると背景と文字が両方赤になったりした(読めない)。これはかなり不便だ。なにしろ、このアプリを選んだ決め手は注釈を編集することができるからなのだから。PCで入れた注釈が見えなかったり、ezPDF で入れた注釈がPCで表示出来なかったりして、それぞれで見るときに一々修正しなければならないのでは便利さ半減だ。フォントはOSプラットフォームの個性の出るところなので調整が難しいのかもしれない。

 タブレットで pdf に注釈やマーキングをしたりする機会があるなら選択肢は少ない。pdf を読むだけなら他の選択肢があると思う。また、スマートフォンで使う時も、テキストだけを抽出して読むモードはA4のpdfをスマートフォンで読むときに非常に便利だ(使えるのは原稿がデータの場合のみ)。この機能は、iPhone で pdf を読む場合にも重宝している(GoodReader の機能)。

Androidタブレットの制限

ここで、XOOM の画面のアスペクト比が問題になる。10.1インチだから、9インチのiPadより大きく表示できて快適かというとそうではない。iPadは紙と同じアスペクト比なので無駄無く表示できるが、XOOMだと横に合わせると上下が余るし縦に合わせると横がはみ出す。結局、大きなサイズなはずだが小さくしか表示されないのだ。これは、アプリの責任ではないが。Android タブレットは横画面でワイドのビデオを見るためのデバイスでしかないのかもしれない。

XOOM #23 BTKB on WordPress app

XOOMでのキーボード入力についてちょっと使い込んだ感想を書き留めておきたい。

mini easel 100円ショップでミニイーゼルを買ってきた。これで少なくとも家では XOOM でキーボードを使うのが楽になった。

 変換候補が画面の一番下にあることが分かると思う。入力フィールドは画面の一番上の方にあるのに。予測変換候補をタッチで選ぶ場合にはこの位置のほうがキーボードから近くていいともいえるが、キーボードの先にある画面をタッチするのはすごくめんどくさい。


iPhoneでは非常に便利なWordPress。XOOMにもアプリがあったので、ダウンロードしてみたがリストでの操作が簡略化されていてエントリーの状態がわからないのが残念。というかかなり不便。電車の中でiPhoneから下書きを書いて後で文章や写真を追加するというパターンが多く、適当にタイトルをつけているので、どのエントリが公開済なのかどうか分からない。確認するためには、一々エントリを開いて確認しなければならない。iPhone版ではエントリ一覧で下書きかどうか一目瞭然になっている。

 また、android 版 WordPress は写真をいれるのがめんどくさい。というか、このアプリからは写真を入れることができない(この写真は iPhone でとったものを iPhone の WordPress アプリでアップロードした。まあ、XOOM のカメラは iPhone3GS を下回るダメっぷりなので直接使うことはないが。それ以前に、XOOM の写真は XOOM では撮れんしね)。

 XOOMの場合にはブラウザのフォームを使うということも可能ではある。しかし、XOOM のブラウザで WordPress を開くと日本語入力が尋常ではないくらい遅くなるので事実上使い物にならない。他のサイトのフォーム入力ではそんなことはない。WordPress の java script が高機能すぎて重いのかもしれないが、快適とは程通い状態になってしまう。あっちを立てればこっちが立たず・・・便利なようで不便な事のほうが多いという Android らしさ満載だ。

 ただ、この感想は WordPress の日本語入力をキーボードでするということが前提なので、組み合わせによって評価は変わるかもしれない。変換候補の表示位置が入力位置と遠いことやモード切替の不便さ、変換候補の選択の不便さなどは android でキーボードを使うときにつきまとうことなので、iOS デバイスでキーボードを使うまでの快適さになることは無理だろう。これはプロセッサの速度で改善できることではない。また、フリーのIM での感想をプラットフォームの評価とすることは適当ではないだろう。google は PC 用に優秀な IM を開発したのだから android 用にも開発して欲しい。

xoom on easel
 Honeycomb の弱点として、アプリの対応が少ないということは書き続けていることだが、縦画面固定のアプリに移動すると右の写真のようになる。システムのボタン類も全部そっちに動くから、「おっと、このアプリは縦専やったか。元に戻さな」という時の鬱陶しさは自乗倍だ。


iPhone 4S + MP-0118 (bluetooth keyboard)

iOS 5 になってさらに快適に

 先日 XOOM とつないでみたキーボード(iPhone/MP-0118(bluetooth keyboard))を iPhone 4S につないでみた。本来このキーボードは iOS 4 がリリースされたとき、bluetooth キーボードがサポートされることを知り買ったものだから、iPhoneと使うのが標準のようなものだ。

 iPhone 3GS で実績があるので、iPhone 4S といってもトラブルはない。IM の辞書が賢くなったので快適さに磨きがかかった。MP-0118 固有の問題で H キーを速くタイピングすると、取りこぼしたりダブったりするので、HHK のように打つこと自体を楽しむような打ち方はできないが、XOOM と使う時よりははるかに快適かつ高速だ。

 iOS の場合にはモードの切替は Mac OS と同じで cmd + space。小さなキーなので押しにくいが、XOOM と使うときのキーコンビネーションよりはずっとやりやすい。失敗してもアプリが終わったりもしないし。

 キーボードが持ち運び重視な折りたたみなので本来のキーボード入力のパワーは出ていないが、入力重視のキーボードならパソコンでの入力と遜色の無い入力速度が出せると思う。タイピングの快適さと携帯性は両立しないので、自分の用途や頻度で決めるしかないだろう。

 XOOM の時にも書いたが、iOS でもキーボードからスリープが解除できる。XOOM の時程効果は大きくないが、物理ボタンを押すよりははるかに作業感がすくなくていい。キーボードで使っているときにはスタンドに立てかけたりしていることが多い。この状態でメニューボタンを押すにはiPhone をつかむようにして支えてボタンを押さなければならない。前からボタンを押しただけではスタンドごと動いてしまうからだ。その点、キータッチだけでスリープが解除されるのは快適だ。

 iPhone でキーボードを使うと快適な点のうち大きなものはすべて XOOM の不満の逆だ。変換候補が入力ポインタの近くに出ること。変換候補をスペースバー連打で選べること。変換候補を選んだ状態で次の入力を始めれば自動的に確定されることだ。

 iPhoneでは元々画面が小さく、変換候補と入力ポインタの距離が遠すぎることはないので、画面の下の方に候補が並んでもそれほど不便には感じないが、タブレットは違う。慣れないうちは変換候補ばかりを見ながら入力になるし、慣れてきたら入力ポインタ付近しか見なくなるだろう。どちらにしても予測変換のメリットは全くない。タブレットこそこのインライン変換が重要だと思われるが、Androidではそうなっていない。他の二点については議論の余地はないだろう。

iphone_BTKB

 インライン変換の便利さが右の写真でわかるだろう。さらに、この状態は「へ」と入力して表示された変換候補から「変換」を選んでいるところだが、操作は「h,e,スペース,スペース」の4回のキー操作だけだ。そして、このまま次のキー入力を開始すれば「変換」が本文に入る。Androidだと「h,e,n,k,a,n,n,スペース,enter」と9回キー操作しないと同じことができない。文字列が短いとこの程度のさだが学習が進み長い漢字文字列が予測候補に上がるようになれば差は広がる一方なのがわかるだろう。同時に注目してほしいのは、Android の場合には同じキーを連続で打つことがないことだ。タイプの回数差以上の違いがあるのだ。


課題は残るよいつまでも

 iOS でのキーボードの使用を絶賛するような書き方をしてきたが、完璧というわけではない。iOS ではソフトキーボードに矢印キーが無いので物理キーボードの矢印キーの有難さが Android の時より大きい。2〜3文字戻る時や画面の端にポインタを置きたいときに矢印キーがあると大変便利だ。このことは、iOS で物理キーボードを使うことによる便利さが素晴らしいというより、iOS のソフトキーボードに矢印キーがないことの不便さの裏返しでしかない。

 さらに、iOS デバイスでキーボードを使っていて残念なのは、何回でも繰り返すが、ホーム画面での操作をキーボードから出来ないことだ。Android では、ホーム画面のアイコンをキーボードの矢印で順番に選び Enter キーでアプリを起動できる。これは Windows でもできるし iOS と双子の OS である Mac OS X でもサポートされていることだ。あまり知られていないと思うが、Mac は昔からキーボードショートカットが多くて、かなりのことがマウスに手を移すことなくできた。これも Mac マシンを使い込むと快適になることの要因だったと思う。にも関わらず、iOS ではポインタ恐怖症あるいは懐かしの Apple cool のお陰で不便を強いられている。これは残念なことだと思う。

 もちろん、自分たちが思いもつかないような方法でポインタ不在の不便さそのものを無くしてしまうようなインターフェースが開発されるのなら喜ばしいが、そうはなっていない。

XOOM #22 ミッキーの憂鬱(専用ACアダプタ)

 XOOM 付属の ACアダプタがかさばるというのは開梱したときに二番目に感じたことだった。しかし、iPad 2 の時の印象があったので、それほど使わないものだからいいだろと思っていた。しかし、かなり高い頻度で AC アダプタを使う必要があることが分かった。よく使っているからではない。スリープしている間に電池が減っていて、たまに使おうと思ったら電池レベルが低くなっていることが多いからだ。そんな時にはACアダプタをつないだまま使うしかない。

 そうなると、ACアダプタ本体とコンセントをつなぐためのケーブルがうっとうしくてたまらなくなった。XOOM のACアダプタは海外製のノートパソコンによく見られるケーブルでアース端子のあるコンセントに対応したものだ。日本でも使えるようにコンセントプラグを変換するための短いケーブルが付属するが、これが太くて硬くて重い。アダプタから XOOM 本体に伸びる長いケーブルよりかさばるくらいだ。
 高圧電流を流すわけじゃないのに、こんな太いケーブルは要らないだろう。電源タップとアダプタと邪魔な物体が二つ中途半端に、しかもぶっといケーブルでつながれて、あることで足元の空間を心理的に大きく使ってしまう。


 使わないときや片づける時も面倒。アダプタからはずさないといけないし、まとめても場所をとる。

 そこで、購入したのが通称ミッキーアダプタ。アダプタをケーブルを介さずにコンセントに挿せるようになる。ノートPCでも同じことが問題になり、その時の解決策としてあげられたのがこれだった。本体に収納できるプラグが理想だが、後でどうにか出来るものではない。400円くらいと安価でもあり現実的な解としてかなり効果的だ。アメリカのモデルに同梱されているようなコンパクトでプラグが収納できるものが理想だが、本体に同梱されているものと同じ機能のものを買い足すのは剛腹だ。

 使い続けることが前提なら、かさばらないサードパーティ製のアダプタを買うかもしれないが、今のところそこまでの思い入れはないし、このアダプタのお陰で十分使えるものになった気がする。

ミッキーコネクタ装着

 ミッキーコネクタ(正式名称は知らない)を使うとアダプタから XOOM へのケーブルだけになりすっきりする。心理的効果は写真からは伝わらないくらい大きい。

 本体やスタートアップスクリーンに android au とかいうロゴを入れるくらい力を入れていたのに、ユーザーエクスペリエンスには無頓着というところが au らしさか。



ミッキーコネクタ導入後 ACアダプタを直接コンセントに固定。ケーブルを本体と一緒に固定することも可能になった。二番目の写真と比較して占有する心理的空間は半分以下だ。

 ただし、使用条件によってはケーブルがあるほうが便利なケースもあるだろう。部屋の床付近にある縦向きのコンセントだと、ACアダプタが上に来るようにしなければならなくて安定が悪いだろうし、机の影や箪笥の後ろのコンセントを使わなければならない場合は物理的に使用できなくなるかもしれない。

XOOM #21 +MP-0118 bluetooth keyboard

XOOM with BTKB

 使ったのはMP-0118というほぼブランドなし商品(iPhone/MP-0118(bluetooth keyboard)参照)。

 ペアリングは簡単。Bluetoothの起動とペアリングの手順の説明に従えばいい。キーボードをペアリングモードにするのはキーボードによって異なるのでキーボードのマニュアルで確認する。

 キーボードとペアリングした状態で文字入力モードになるとソフトキーボードが消える。これで、キーボード入力モードになったことがわかる。物理キーボードがソフトウェアキーボードより入力しやすいのには議論はないと思う。ただし、ソフトキーボードの場合にはもっと上に表示される変換候補が画面の下の方に表示されるので入力している文字と変換候補列とを視線移動しなければならない。Androidの場合は予測変換候補を選ぶのに一手間かかるので、予測変換に頼らずにそのまま文字入力を続けて文節単位で変換をするほうがいいかもしれない(実際にこれを売っている時もそうしている)。物理キーボードは小細工をせずに打ち続けて変換した方がいいかもしれない。パソコンで予測変換を使わずに入力すると思えばたいした手間ではない。少なくともソフトウェアキーボードで打つよりは遥かに楽だし速い。

 物理キーボードで楽になるのはキーボードショートカット。これは iOS デバイスでも感じることだが、コピー、カット、ペースとがキーボードショートカットでできるのは便利。しかし、なぜかアンドゥが(CNTL+z)だけはできない。あと、入力モードの変更がめんどくさい。このキーボード特有の問題かもしれない。このキーボードでは日本語とローマ字入力を切り替えるのは function + Esc だが、Esc キーはアプリによってはキャンセルとバッティングしていて、アプリが終了してしまったり予想外の動きをしたりすることがある。日本語とローマ字の切り替えはここのような題材を扱う場合には頻出する。意識せずに切り替えができないのは残念だ。

 iOS にできないホーム画面でのアイコン選択とアプリ起動が矢印キーと enter でできるのは便利だ。ホームボタン等のキーのあるキーボードならさらに便利だろうと思う。これは iOS にも取り入れてほしい機能だ(ポインタをなくすというiOSの基本理念に関わるところなので難しいかもしれないが)。

 後、あまり話題になってない気がするが、キーボーでスリープから復帰することができる。パソコンではおなじみ機能だが XOOM は入力中の画面のままスリープした状態でもキーボードを叩くと元の状態に復帰する(iOS デバイスでも可能)。XOOM はスリープ解除のために背面にあるボタンを押さなければならないので iOS でこの機能を知った時より便利に感じた。

 ただし、XOOM は、というより Android +iWnn では iOS でキーボードを使う時ほど快適にはならない。理由は、前にも書いたが、予測変換候補の選択がキーからできないことだ。これは根本的な課題で XOOM や MP-0118 の組み合わせの問題でもどちらかの問題でもない。 iOS の入力が使い込めば使い込むほど入力速度が上がるのに対して Android はそうなっていない。これは、物理キーボードを追加してタイピングが楽になったとしても変わらない。なぜなら、予測変換の候補を変換キー(スペースバー)で予測変換候補を選べることが出来ればキータッチの回数が純粋に減るからだ。同じ使い心地のキーボードであればキータッチの回数が少なければ少ないほど単位時間あたりの入力文字数は増える。そのほうが快適に決まっている。ATOKでこのような問題があったのかどうか強くは意識しなかったが同じ症状だったと思う(試用期間が終わったので試せない)。どなたか、タブレットでATOK と物理キーボードを使って試した結果を教えて欲しい。試し方は、「長い文字列を学習させ、最初の数文字を入れた時点でその文字列が変換候補の2番目以降に出たときに、スペースバー(あるいは機種によって変換キー)を押し、目的の候補を選べるかどうかを見る」。

 他にもちょっと?な動作がある。変換候補の二つ目をスペースバーで選んだときに、次の文字を入れればほとんどのパソコン用IMなら選ばれていた文字列を採用し確定した上で次の入力にはいる。iOSでもそうだ。この動作は染み付いている。これは、日本語JISキーボード搭載の社給パソコンでは必須だ。なぜなら、日本語JISキーボードではenterきーはホームポジションから離れているのでちょっとでも打つ回数を減らしたいからだ。癖になっている動作をデバイスによって変えなければならないのは面倒だ。

 とはいうものの、これだけの長文を打ってもそれほど苦にはなっていない。最後の問題も、MP-0118では物理的な距離が短いためにほとんど手を動かさずに小指を伸ばすだけで届くので普通のキーボードを使っているときほど苦痛にはならない。本気で文字を入力したいようなときには物理キーボードはおすすめできる。MP-0118は薦めないが。