MOTOROLA XOOM って知ってる?

 自宅に帰って2年ぶりくらいで XOOM を充電した。ちゃんと起動したが、なんかシステム関係のプログラムが使えないというメッセージがずっと出て使い物にならない。ホーム画面で google play store があるべきところがドロイド君になっている。どうやら、アプリの認証サーバーにアクセスできなくなっているようで、アプリのアップデートやインストールができなくなっていた。

 amazon prime video の再生機にしようと思っていたが、アプリがインストールできそうにない。ダメ元で初期化したらそのエラーは出なくなって、Google play ストアも表示されるようになった。

 しかし、prime video アプリを探しても見つからない。ウェブの検索から探してみたら「お使いのバージョンには対応していません」と出た。ブラウザのプレーヤーで見ようにも、モバイルの場合はアプリで見るように促されてしまい詰んだ。

 さらに、Youtube すらも見られなくなっていた。懐かしい Youtube アプリをタップしたら「新しいバージョンが出てるのでダウンロードして」と表示される。が、新しいバージョンはダウンロードできないのだ。それに、一時期新しいバージョン(今の最新ではない)をインストールできたが、新しいバージョンではアプリがまともに動かなかったのだ。こちらも詰んだ。

 XOOM は Android タブレットの黎明期に現れて消えた徒花だった。MOTOROLAのタブレットとして  で喝采を受けたが、iPad 2 に叩き潰された。まるで SONY の HDD 搭載 Walkman のように。その後、MOTOROLA はタブレットから撤退。

『Fleksy』がついに日本語対応。KDDIの協力でフリック入力にも対応

20160126_flesky XOOM や iPhone 4S に入れてみていたが、「どうせ日本語じゃ使いものにならないだろ」と消していた。KDDI が目をつけてコラボしていたらしい。拍手を送りたい。 

 日本語対応したのかと喜び勇んで iPhone 6 に再ダウンロード(端末から消していた)したが日本語が使えるのは Android だけだった(ちゃんと書いてあった)。

 海外製のソフトキーボードがどんなに画期的でも(ここでもいろんなチャレンジャーを見てきた)、日本語では使いものにならない。その理由は、モバイルのソフトキーボードはPCでいうキーボードの部分というより、変換エンジンの性格が強いからだ。Flesky もキーボードのUI自体は特に奇抜なことのないオーソドックスなものだ。

 この記事で自分が「なおiOS版の日本語対応は検討中とされています。」という文を見落とすくらいに盛り上がったのは、KDDI研究所という日本の開発者が協力したという点だ。POBoxのようなローマ字入力予測変換が組み込まれていたら、qwerty でもフリック入力を上回るテキスト入力が可能かもしれない。スマートフォンでは無理でも、タブレットならその恩恵は計り知れないだろう。そうなったら Logicool ultra slim keyboard for iPad Air 2 をiPadと一緒に持ち運ばなくてもいいかもしれない(通勤時間が短くなってほとんど持ち歩かなくなったが、それは別の事情だ)。

 次に帰ったら久しぶりに Xoom を充電してFleksyによる日本語入力を試してみたい(Xoom にもいろんなキーボードが入っている)。

世界最速の文字入力アプリ『Fleksy』がついに日本語対応。KDDIの協力でフリック入力対応

世界最速文字入力アプリとしてギネス記録になった Fleksy が、KDDI研究所の協力で日本語に対応しました。QWERTY配列のローマ字入力に加え、新たにフリック入力にも対応。多少間違っても修正してくれる自動補正と、スワイプで確定や候補選択ができるジェスチャー操作が特徴です。
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該当している人間にはそれが全てだが・・・Android標準ブラウザに深刻な脆弱性!auの4機種は放置

20131220_00 原因は Android の JAVA の扱いがザルだったということだろう。それを知らずに使ってしまったことは責められないだろう。

 が、この脆弱性を見つけた人が報告してから 1 年も公開しなかった姿勢には疑問を感じる。彼らは 2 年縛りで使い続けている人が危険に曝されているのを知りながら黙っていたのだ。販売に悪影響が出そうなことはユーザが危険にさらされていても知らん顔だ。これが土管屋の商売だ。au だけが特別ではないドコモもソフトバンクも黙っていたのだ。

 もちろん、情報の公開には陰陽両面がある。これを公開することでその情報を使ってクラッキングをする輩が現れる可能性はある。その情報を公開してもユーザが対策を取れない時に攻撃側に有利な情報を公開するのは危険が大きすぎる。しかし、今回は「Android の標準ブラウザを使わない」という効果的な手段があった。にも関わらず、サポートの面倒さや売上の低下など自社の都合を優先させたのだ。

 しかも、そのサポート対象外の 4 機種に XOOM が入っていた。土管屋カスタマイズによりユーザが迷惑を受けるの典型だ。なぜこう言い切れるか。アメリカでは Motorola XOOM は 4.1 アップデートが受けられるからだ。土管屋は土管を作ってろ。サポートできないならカスタマイズすんな。

旧機種のAndroid標準ブラウザに深刻な脆弱性!auの4機種以外は修正済み | あんどろいどスマート
Androidに内蔵されたWebページレンダリングエンジンに「任意の Java のメソッドが実行される」という極めて深刻な脆弱性があることが発表された。
脆弱性情報サイトJVN(Japan Vulnerability Notes)で該当機種などの情報がまとめられている。また、発見者のブログに原因箇所の説明などが、中国の脆弱性情報サイトWooYun.orgには実証コードが掲載されている。
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掘り返し:両方買って分かった! MOTOROLA XOOMがiPad 2より便利に使える3つのポイント 日経トレンディネット

 Motorola XOOM を使っているのはここに何回も書いた。というより、このブログを立ち上げるきっかけが XOOM だった。そして、Honeycomb にはうんざりさせられていて、同時期に父に贈った iPad 2 との UX の落差について何回も書いた。まともに使えるようになったのは去年の今頃 ICS へのアップデートが行われてからだった。それ以降は、iPad 2 や昨年の3月に買った iPad 3 には及ばないもののそれなりに使える端末になった。

 この記事は 2011 年5月にHoneycomb搭載の XOOM。それも、3.0 搭載の XOOM を使用したレポートだ。日経トレンディの記者の提灯記事っぷりが清々しい。ほぼ全部が負けているのに、いくつか勝っているところを探して、全体的に XOOM のほうが優っているかのような印象に仕上げている。

 起動から、操作感、タッチの反応、全てにおいて圧倒的に iPad 2 のほうが上だった。両方持っているから言える。こんな記事を読んで XOOM を買った人がいたら気の毒としかいいようがない。iPad 2 は今でも販売が続けられているし、大した不満もなく最新の iOS が使える。iOS 7 へのアップデートも約束されている。対する XOOM はJerry Bean へのアップデートパスは打ち切られた。昨年に行われた ICS アップデート以降一切のアップデートは受けられていない。その間、セキュリティ上の脆弱性が報告され、問題にもなっているのにだ。原 如宏さんは今でも XOOM を使っているのだろうか?

両方買って分かった! MOTOROLA XOOMがiPad 2より便利に使える3つのポイント 日経トレンディネット
2011年05月16日
 3月から5月にかけて、次々と新製品が登場したタブレット端末。その中でも注目されているのは、KDDI(au)の「MOTOROLA XOOM Wi-Fi TBi11M」(以下、XOOM)と、アップルの「iPad 2」だ。価格.comの売れ筋ランキングでは、iPad 2が1位、XOOMが2位に入っている。筆者は、タブレットの新潮流を見極めようと、両端末を発売日に購入。プライベートで愛用している。今回はXOOMにスポットを当てる。タブレット端末の王道であるiPad 2よりAndroid 3.0タブレット、XOOMが優れているのは、インターフェース、GPS、Googleアプリとの連携の3点だ。

 XOOMは、米モトローラが開発したAndroidタブレット。OSにはAndroid OS 3.0採用している。国内ではauからの販売となったが、本製品は3Gのデータ通信機能はなく、Wi-Fi専用モデルとなる。内蔵メモリーは32GB。マイクロSDスロットも搭載しているが、現段階では利用できず、今後のアップデートで対応する予定だ。液晶は解像度が1280×800ドットの10.1型。iPad 2(9.7型の1024×768ドット)をわずかに上回る。“やや横に長い”という印象を受けるが、これは本体横向きで使うことを前提としているため。ホームボタンも、横向きで持ったときに押しやすいよう、背面にある。

 一方のiPad 2は、これまで通り3G+Wi-Fiモデルをソフトバンクモバイルが販売。Wi-Fiモデルはアップルストアや家電量販店などで販売する。iPad 2は初代iPadよりも本体が薄く、軽くなり、「A5」という最新のデュアルコアCPUを搭載した。動作も快適になっている。初代iPadユーザーからは、液晶の解像度が変わらなかったことを残念がる声を聞くが、液晶の品質は確実に改善され、「Retinaディスプレイ」を備える「iPhone 4」を彷彿させる出来になっている。単なるマイナーチェンジ版ではなく細部にわたって手が入り、初代iPadの不満点を改善している。

 XOOMの価格は6万5100円。米国での販売価格は599米ドルなので、昨今の円高を考えると、やや高いという印象だ。XOOMの6万5100円という価格は、初代iPadの32GB Wi-Fi版(5万8800円)よりも高く、初代iPadの64GB Wi-Fi版(6万8800円)に近い。iPad 2が初代よりも価格が下がり、32GBのWi-Fiモデルで5万2800円、64GBでも6万800円となった。iPad 2と比べると割高感を感じざるを得ない。

 筆者がXOOMを購入したときは、データ通信端末「Wi-Fi WALKER DATA05」を同時購入し、データ通信サービスに加入することで、本体価格を割り引くキャンペーンを実施していた。しかし、せっかくのWi-Fiモデルなのだから、2年縛りのある3Gデータ通信端末とのセットはうれしくない。

 個人的にはDATA05ではなく、auが4月15日に発売したWiMAX対応のスマートフォン「HTC EVO WiMAX ISW11HT」とXOOMのセット販売があると良かったと思う。高速のAndroidスマートフォンと、最新のタブレットで同時に導入できるというのは、非常に魅力的だ。筆者ですらグラッと来てしまう。反映を踏まえ、次の販売戦略に生かしてほしい。

 少々厳しい意見を書いてしまったが、実際にiPad 2は機能面での死角が少なくなり、価格面でもリードする。強力なライバルに対し、XOOMはどういった点で勝負できるのか? 次ページから具体的に見ていきたい。

 XOOMがiPad 2より優れている点。1つ目は、標準のインターフェースだ。マイクロSDスロットを内蔵していることもそうだが、個人的にはHDMI出力機能が気に入っている。iPad 2も別売りの「Apple Digital AVアダプタ」でHDMI出力ができるようになるものの、やはり本体に内蔵している方が断然使いやすい。

 使い方も非常に簡単。マイクロHDMIケーブルで大画面テレビと接続すると、XOOM上の画面がそのままテレビへ映し出される。タブレット用にカスタマイズされたYouTubeアプリなどは、フルHDのテレビで見ても違和感が少ない。スマートフォンにも同様の機能があるが、画面が大きくて解像度が高いブレット端末の方がテレビとの相性がよい。

 最初は「HDMI出力なんて誰が使うのか」と思っていたが、タブレット端末で試すと納得。プレゼンテーション用の資料を映し出すといったビジネス利用から、写真のスライドショーやゲーム画面を映し出し、プレイの様子を見ながら盛り上がるといったプライベートの利用までいろいろと使えそうだ。

 2点目はGPS機能を内蔵している点だ。iPadでは、3G+Wi-FiモデルしかGPSに対応していない。せっかく大きくて見やすい液晶があるのにGPS機能がなければ、外出先で現在位置を確認できない。iPad 2のWi-FiモデルにもGPS機能が欲しかったところだ。

 データ通信を使えないWi-Fi版にGPSを搭載しても、屋外でオンライン地図のデータを取得できないから意味がないという判断なのだろうが、今は「Mapfan」などのオフラインで使える地図アプリも販売されている。これならデータ通信が使えない場所でも、GPSの電波さえ拾えれば、現在位置が分かる。筆者も使っているが、とても便利だ。インターネットの通信も、モバイルWi-Fiルーターを持ち歩いているなから関係ない。3Gが使えなくても問題なく、むしろ毎月のコストが少しでも安くなる方が何倍もうれしいのだ。

 3つ目は、Googleアプリの使いやすさだ。Android OSは、Googleが開発しているだけあり、専用アプリが充実している。iPadにもYouTubeやGoogleマップなどのアプリは用意されているが、Android版と比べると使える機能が少し落ちる。Googleでも率先して新機能をAndroid版に投入しているので、どうしてもiPadと差が生じる。

 Android 3.0版に対応したアプリが少ないと嘆く声も聞こえるが、Googleの公式アプリだとその心配もない。例えば、定番のGmail。iPadの標準メールアプリだと、メールの履歴を最大200件までしか取得できない。また、古いメールを探そうとして検索しても、目的のメールが検出されないことがある。このためGmailを快適に使うには、Safariを立ち上げてGmailにログインすることになる。

 この点、Android 3.0対応のGmailアプリなら、全く問題ない。アプリを起動すると、受信トレイが2カラムのインターフェースで開く。左側に件名一覧、右側にメールの本文という構成だ。件名欄を下から上へスクロールさせると、過去のメールをGmai上から取得してくれる。また メールの階層を1つ上に移動すると、左側にはスター付きやラベル、送信済みのメールの欄が表示され、右側には差出人名と件名を併記する一覧に切り替わる。ウィジェット機能を使い、ホーム画面で新着メールを確認できるのもAndroidならではだ。自宅でのメールチェックは、もっぱらXOOMを使っている。

 Webページを見るときもXOOMの方を使うことが多い。Android用のFlash Playerをインストールすると、Web上に使われているFlashムービーが再生されるようになる。パソコンとほぼ同じ画面が見られるというのは、やっぱり安心だ。また、XOOMを縦向きで使うとiPad 2よりも広い範囲を一画面で表示できる点も気に入っている。文字は小さくなるものの縦長のブログページなどは、スクロールする量が少なくなるため読みやすく感じる。

 パソコンとのデータ連携も非常に楽だ。ポータブルストレージとしてパソコンに認識されるので、あとは持ち歩きたい楽曲データや動画、写真を投げ込むだけ。標準アプリの「ギャラリー」が各データを区別しながら自動的に認識してくれる。

 XOOMは快適か? 気になる点を体感ベースで語ってみたい。iPad、iPad 2、そしてXOOMの3機種で比較する。3つのタブレット端末を使ってみての感想は、XOOMの動作は初代iPad以上、iPad 2未満というところだ。XOOMは、CPUにデュアルコアのNVIDIA Tegra 2(1.0GHz)を搭載している。アプリの起動やメニューの切り替えなどは高速だ。シングルコアのCPUを搭載するiPadよりは軽快に動作する。同じデュアルコアCPUを搭載するiPad 2はかなりサクサクと動く。軽快感はXOOMより上回っている。

 では、XOOMはダメなのか? というと、そうは思わない。先日、同じCPUを搭載する、NTTドコモの「Optimus Pad L-06C」を試したのだが、体感的にはXOOMの方が軽快に感じられた。コンマ何秒といったわずかな差だが、XOOMの方が快適だったのだ。選択肢の少ないAndroid 3.0タブレットだが、XOOMはその中の最右翼となることは間違いないだろう。

 最後に、XOOMのいけていない部分について触れよう。まずはiPad 2と決定的に違うのは、液晶の品質だ。真正面から見ると問題のないXOOMの液晶だが、少し横方向から見ると色が変わってしまう。視野角が狭く、視点が上下左右にずれると、正しい色で見えなくなる。白色もやや黄色みがかかっている。iPad 2とは比べものにならない。

 また手持ちで持ちスタイルにこだわりすぎたことも問題だ。ホーム(電源)ボタンが背面にしかないため、テーブルの上に置いて使おうと思っても画面を復帰できない。毎回、本体を持ち上げて背面のボタンを押す手間がかかる。前面にもボタンが欲しかった。700gある本体をずっと手持ちで使うと、さすがに疲れる。やはりテーブルに置いて使うのが基本だと思うのだ。現状はいろいろ不満もあるのだが、Androidタブレットとしてのベンチマークとして購入したことは後悔していない。Android向けのアプリも充実してきているので、仕事にプライベートにどんどん活用してみたいと思っている。
(文/原 如宏)

iDisplay 導入記録 番外編(android に立ちはだかる proxy の壁)

 XOOM を USB で接続できなかったので、社内LAN経由での接続を試した。社内LAN経由での接続は、Wi-Fiの設定さえ出来ればハードルは低い(社内LANの使用許可は得られた)。

 外部モニタとしての使用は簡単だったが、一つ大きな問題に直面した。それは、WAN にアクセス出来ないということ。社内のネットワークは proxy 経由でWANとやり取りをする。ファイアーウォールのある組織なら普通だ。ところが、XOOM でプロキシー設定をしてもつながらない。というより、プロキシの設定をするとWi-Fiに繋がらなくなる。「圏外」という表示になってしまう。

 プロキシの設定はPCならブラウザの設定で行うことだ(Windowsならインターネットオプションで行う)。これをしないと外部のサイトは見られないが、イントラネットや samba のサーバは見られる。つまり、プロキシの設定はネットワーク層の設定ではない。だから、プロキシの設定を誤っていて外部のサイトが見られなくとも、Wi-Fiの接続はできて当たり前だ。

 Wi-Fiの設定は SSID と暗号化モードと暗号化キーを入れるだけで、同じ設定でつながっていることは確認済みだ。その設定のオプションでプロキシを設定すると繋がらなくなる。プロキシサーバのIPアドレスとポートはPCのものを使ったので、誤りはない。Androdid 4 のプロキシの設定も設定項目は変わらない。

 にもかかわらず、繋がらない・・・試しにプロキシを外すとローカルの無線LANつぃてつながる(アイコンが白なのですぐ分かる)。

 そして、更に謎が深まるのは、iPad は WAN に接続できることだ。同じWi-Fiの設定をしただけでプロキシの設定をしていないにも関わらずだ。そして、iPhone はXOOM と同じ症状。

 プロキシサーバ側で何らかのフィルターでもかけているのだろうか・・・

iDisplay 導入記録04 (Windows orz…)

 iDisplay を選択した理由の一つは “USB” でも繋げられるということだ。USB 接続なら無線LAN環境がなくても使える。更に、XOOM は USB 充電ができないので対象外だが、電池残量を気にすることなくPCの周辺機器感覚で使うことができる。さらに、無線LANよりは転送速度が速いだろうからレスポンスが良いと期待できる。

 「無線LAN環境が要らない」というのは企業ユーザには貴重だ。なぜなら、セキュリティポリシーで個人の端末を勝手につなぐことは禁止されている企業が多いからだ。インターネットに接続するだけならWi-Fiルーターや携帯電話のテザリングでいいが、iDisplay のようなローカルLAN内のデバイスに直接アクセスしなければならない場合には無力だ。USB接続で使えれば、タブレットが完全に USB 接続の外部モニタとして使えるようになる。

iDisplay_USB XOOM と Windows7 にソフトをインストールした後真っ先にやったのがこの条件だった。XOOOM を USB ケーブルで PC につないで USB 接続を選んだ(iOS 版の iDisplay にはUSB接続という選択肢は現れない)が画面は表示しない。少しすると、接続できないというダイアログ(右)。写真を見ていただければわかるが、Wi-Fi で接続したい PC が見えている。当然 PC 側のソフトは起動している。

 これをサポートに連絡したら、即日に返事があった。曰く、「Safe mode で起動してみてくれ」というものだった。しかし、残念ながらそれは暗黒フラッシュの時に試し済みだ。右のキャプチャとその事情をサポートに送った。

 当日中に「追加の USB ドライバを入れんとアカンのちゃうかな」という返信が届いた。その時に紹介されたのが SHAPE.com の FAQ ページ。ここから Google の USB ドライバダウンロードページを経て、Motorola の USB ドライバダウンロードページにたどり着き、Where can I download the USB drivers for my device?にゴールした。

 Android のドライバを入れた後、USBケーブルで XOOM とWindows7をつないだらドライバがインストールされ「使用可能になりました」というメッセージとともに、デジカメや iPhone、 iPad をつないだ時と同じダイアログが現れた。そして、両方で iDisplay を起動したら USB接続でモニタ表示が可能になった!

 しかし、前に書いたトラブルが改善されるはずもなく、社給PCの作業環境改善というメインの目的は達成されずに終わった・・・iMac でつないだ時に発生しないトラブルなので、Windows 用の Desktop アプリケーションの実装の問題ではないかと思われる。

P.S. SHAPE のサポートは返事が速い。また、メールの最後に「Please let us know about the progress. Looking forward to hearing from you soon.」というフレーズがあり、好感が持てる。

iDisplay 導入記録03(iPad & XOOM)

共通

 全ての組み合わせにおいてレスポンスは悪いが、静止していれば全く問題はない。動画も結構動くし、本体のマウスでタブレットに表示したウィンドウのスクロールなども、画面が動いている時に動画圧縮モアレが見えるが、一瞬で収束するのでTV会議ほど不快ではない。

 端末側での操作(タップやスワイプによる操作)に対応しているとは書いてあり、実際に動作はするが使えるのはボタンのタップとウィンドウの移動程度だ。スクロールなどはレスポンスが悪すぎて使いものにならない。外部ディスプレイに徹して使うほうが快適だろう。

 これは、PC端末間のデータの転送レートによるので解決は不可能だろう。ディスプレイ側の入力に対するレスポンスを行うためにはディスプレイ側(タブレット)で入力されたデータを無線LAN経由でPCに送り、その結果を端末に送って表示しなければならないからだ。これが、PCのマウスによる操作とタブレットのタッチ操作に対するレスポンスの違いの原因だ。だから、無線LANという低速回線でデータをやり取りしている限り改善は難しいだろう。

 ただし、iMac に同時につないだら、XOOM のほうが明らかにレスポンスが悪かったので、端末の処理能力が原因となった遅延があるということが分かった。ということは、Android であっても、最近のクアッドコアのハイエンド機なら iPad 並の軽快感は出せる可能性はあるだろう。また、ソフトのバージョンアップ等で改善の余地はあるということかもしれない。

iDisplay-iPad-win Windows だとブラウザウィンドウがおかしくなる(この画面は Firefox を iPad に表示したものだが、XOOM でも、また他のブラウザの組み合わせでも同じ事になる)。

 Excel や Word ではそれなりに動くがブラウザは動きがおかしくなる Firefox と IE10 の動きがおかしい。なぜアプリによって動作が違うのかわからない。ブラウザは描画エンジンを自前で持っていて、iDisplay のドライバを使ってないのではないだろうか。


 以下はそれぞれの端末固有の特徴をとりあげる。

iPad 3 

 Retina ディスプレイだが、iDisplay で使う場合には 1024×768 として認識される。この解像度の違いのせいか、テキストが滲んで表示される。これが小さな文字の視認性を大きく下げることにつながっている。

 iPad につないだ Bluetooth キーボードから入力できるようになる(インサーションポインタがどのウィンドウに有ってもかまわない)。

 画面を2本指、3本指でタップするとモードの切替ができる。キーボードモードにすると画面にキーボードがせり上がってきて、狭くなるが画面上のスクロール用コントロールによってスコープを移動させられる。
(mac)
 Wi-Fiでしか繋げられないが一番快適な組み合わせ。もっさり感は否めないが、SAEZURI や iTuens を常駐させるには問題ない。

 タッチ操作もできなくはない。
(win)
iDisplay-win-xoom 画面上でスクロール(2本指スワイプ)が効く場所とそうでない場所がある。右のウィンドウで、左のペインは2本指ではスクロールできない(右のペインがスクロールされる)。

Android 4.0.3 XOOM iDisplay version 2.5.1

 液晶サイズは 1280×752 だが、小さくもできる。小さくするとデータの転送量が減るのでレスポンスは良くなる(らしい)。とりあえず一番小さくして使ってみているが、あまり速くも感じないし画質が悪くなったようにも感じない(USB接続だからかもしれないが)。

 動きが非常に悪い。マウスポインタの追随が悪いのでマウスをゆっくり動かしてポインタが追いついたことを確認した上でクリックしないと全然関係のないボタンやリンクを押したことになってしまう。

(Mac)
 iMac につないだ場合、画面の左右に白い帯ができる。

 USB ケーブルで繋ぐだけで USB 接続ができた。USB 給電の端末なら電池残量を気にすることなく利用することが可能だろう。

Windows 7 PC

 USB で接続するために苦労した。

 Excel を XOOM に表示した状態で操作し、そのウィンドウを PC に戻した後で、保存しようとすると動かなくなり、プログラムマネージャーから強制終了させるしかなくなる。しかし、Excel がフリーズしているわけではなく、入力待ちになっているというダイアログが表示される。おそらく、Excel が XOOM の表示領域にファイルダイアログを出しているのだろう。しかし、その描画が iDisplay で処理されず画面に表示されないために動けなくなるのだと思われる。一度この状態になってしまうと再起動しないとリセットされない。

 テキストエディタなどは正常に動き操作もできた。

来ると思っていた:KDDIの「XOOM TBi11M」はAndroid4.1以降にバージョンアップされない

20130402_xoom XOOM ユーザとしては残念なお知らせだ。が、ハードウェアの仕様が今の世代から大きく遅れていることや、Wi-Fiモデルだけでサポートする旨味がないこと、ルーターと抱き合わせで買ったユーザーも契約更改になりつつあることから、au がサポートしたくなくなるのも無理は無いだろう。未だに2年縛りで端末料金を支払っている(”実質0円”で買っても、割引と相殺されているだけで端末料金を支払っているのと同じ)ユーザには気の毒だが、購入した端末が一回の OS アップデートすら受けられない人が珍しくない Android 端末としては例外的に長期間アップデートされ続けたほうだ。なにしろ、「http://draconia.jp/blog/archives/13780」にも書いたとおり、未だに 2.3 のユーザが 半分近くいるのが Android の世界なのだから。

 この点で、同時期に発売され、未だに最新の OS にアップデートされ販売が続けられている iPad 2 の完成度の高さが際立つ。

KDDIの「RAZR IS12M」と「XOOM TBi11M」はAndroid4.1以降にバージョンアップされない | ゼロから始めるスマートフォン

KDDIのモトローラ製端末「RAZR IS12M」および「XOOM TBi11M」にはAndroid4.1以降のバージョンアップは実施されないことが判明しました。

モトローラは自社製品に対するOSバージョンアップの計画表を同社公式ホームページで公開していますが、これが最近になって更新され、上記2機種は現状のAndroid4.0.4(ICS)のままとなることを案内しています。

なお、KDDIはモトローラ製のAndroidスマートフォンとして「PHOTON ISW11M」も発売していますが、こちらは掲載すらされていない状態です。過去の計画表ではAndroid2.3(GB)までと案内されていたので、要するにそれから変更なしということだと思います。

Motorola のページをクリップしておく。
20130402_xoom-au

iPad vs XOOM(Google音声入力) 音声入力対決

 ICS と iOS5 で音声入力が可能になった。昔の音声入力はプロタイプのような、駐車場の音声合成レベルのような使えない感じがつきまとっていたが、iPhone に搭載の Google 音声認識はかなり高いヒット率なので、iPad と XOOM(ICS) で比較してみた。

iOS

 iOS で音声認識をするには、キーボードのマイクボタンを押し、音声入力し、完了後マイクボタンを押して認識・入力を行うという流れになる。音声はメモリにバッファされるので、一回の操作で入力できる文章の長さには限界がある。また、認識は終了後に行われるので画面に入力中の文字は表示されない。

 長い文章を考えながら一気に入力するのには向かない。一文か二文程度で確定させてその文字を読みながら次の文章をある程度完成させてから入力させるのが良いだろう。

 ”クエッションマーク”で”?”。”てん”で”、”。”まる”で”。””改行”で”cr”が入力できるが、日本語の”「”などの記号を入力する方法がわからない。

”じゅうかけるはちいこーるはちじゅう” は “10 × 8 = 80″ と入力された記号の前後に半角空白を入れてくれる周到さだ。
iOS 音声認識の結果:一回の入力に制限があり以下の文章は「少なくともiOS」と「六は確実」の間で一度自動的に変換操作に入った。

米国時間で11日から開催のアップルwwdc 2012に備えて、会場料すでに設営が進んでいます。写真は申し込んウェストで見つかった(アイos六(の看板。文句は(世界で最も先進的なモバイルオペレーティングシステム(。
発表前の会場料完売中残るようおって隠したするものですが、 iOS六についてはわりと無造作に多数が設置されています。今年のwwdcで期待される発表のうち、少なくともiOS六は確実と思ってよさそうです。アップルのwwdc 2012キーノートは現地サンフランシスコで11日月曜日朝10時から、日本時間ではよく12日火曜日の午前2時から開始予定です。

Google 音声認識

 Google 音声入力は逐次変換を行い文字を確定する。日本語の IM の自動変換モードのようだ。なので、iOS のような文字の長さの制限がない。変換結果が画面上に表示されるので文章を考えるときに便利だ。ただし、途中で助詞の誤りや修正したい箇所が目についてしどろもどろになってしまい意味不明の文字列になってしまう場合もある。

 記号入力が出来ない。句読点や改行も入れられない。

 Android 標準のキーボードの一部として実装されているのではなく独立した IM として組み込まれているので、音声入力をするためにはキーボードを切り替えなければならない。このため、音声入力の途中でちょっとキーボードに戻って操作(句読点や改行を入れるといった操作)をして続けて入力を続けたいようなときに面倒。

”じゅうかけるはちいこーるはちじゅう” は “10*8 イコール 80 “ :”かける” を “*” に変換しているのは間違いではないが求めているものとは少し違う。また、”イコール” の前後に半角スペースがあるのは入力の際に少し間を開けたため。
Google 音声認識の結果:最初から最後まで一回で入力できた。

米国時間で11日から開催 – apple wwdc2010にそなえて展 会場安値に設定が住んでいます まる 写真は木金westで見つかった過去ios6 学校の看板ある文句は過去世界で最も先進的なのがいるオペレーティングシステムが高まる 改行 改行発表前の会場では考えたら泣く類を表格したりするものですが . ios6については割とムロさん達が設置されています円 今年のwwdcで期待される発表後.少なくともios6は確実とおもってさそうです appleのwwdc2012機能とは 天気 サンフランシスコで11日月曜日 10時から10 日本時間ではよく12日火曜日の午前2時から開始予定です ある

共通

 音声入力の精度を上げるには一分を頭の中で完成させてから入力を開始することが最重要だ。「えー」とか「でー」とか言って止まってしまうと「えー」が入力されるのではなく、前後と合わせて想像の付かないような珍妙な文章を作ってくれる。

 また、固有名詞の入力は難しい。”Moscone West”は”もすこーんうえすと”と発音したつもりだが、iOS は”申し込んウェスト”と認識し Google は”木金west”と認識した。これを防ぐことは難しいだろう。人名だともっと難しいだろう。

 また、日本語の同音異義語の変換ミス(ミスというのは酷かもしれないが)を修正して学習させる方法がない。

アップル WWDC 2012 会場に iOS 6 のバナー確認、「世界最先端のモバイルOS」 – Engadget Japanese
米国時間で11日から開催のアップル WWDC 2012 に備えて、会場ではすでに設営が進んでいます。写真は Moscone West で見つかった「iOS 6」の看板。文句は「世界でもっとも先進的なモバイルオペレーティングシステム」。

発表前の会場では看板や垂れ幕類を覆って隠したりもするものですが、iOS 6 についてはわりと無造作に多数が設置されています。今年の WWDC で期待される発表のうち、すくなくとも iOS 6 は確実と思ってよさそうです。アップルの WWDC 2012 キーノートは現地サンフランシスコで11日月曜朝10時から、日本時間では翌12日火曜日の午前2時から開始予定です。

学習

 個人の喋り方や発音の癖を学習させるモードがあるといいかも知れない。標準的な文を画面に表示させそれを何種類か読ませることでキャリブレーションできれば発音のくせによる誤認識は減らすことができるはずだ。

 同音異義語や固有名詞については IM の辞書を使うくらいしかないか。誤変換した時点で修正することが出来ればいいが、どうやって指示をすればいいのか分からない。

 人名については、日本ではこれからどんどん変換が難しくなるだろう。キラキラネームへの対応は不可能だ。逆に、そんな名前を変換できるような辞書にしたら普通の文章を打つときに困る可能性が出てくる。

可能性

 かなり実用レベルに近づいたと思う。しかし、実際に自分が音声入力をメインの入力方法にはしない。音声入力を使わない理由は認識率の低さによるものではないからだ。だから、今後記号やスペースなどの入力が改善されたとしても限られた用途でしか使わないだろう。なぜなら、音声入力の問題は使う場所を選ぶからだ。自宅に一人でいるときにはいいかもしれないが、移動中の電車でメールを書くときに音声入力は出来ないだろうし、日本のような大部屋で机を並べて仕事をしているような環境でも使えない。

 しかし、この技術はキーボードを扱えない人にとっては福音だ。目の不自由な人にとっても点字タイプライターで入力するより読みソフトと音声認識が充実することでテキストの入出力が従来より効率よりできることが期待できる。

 タッチ入力のキーボードを置き換えるのではなく、音声認識が活かされる使い方を考えていくことが重要だろう。