XOOM 付属の ACアダプタがかさばるというのは開梱したときに二番目に感じたことだった。しかし、iPad 2 の時の印象があったので、それほど使わないものだからいいだろと思っていた。しかし、かなり高い頻度で AC アダプタを使う必要があることが分かった。よく使っているからではない。スリープしている間に電池が減っていて、たまに使おうと思ったら電池レベルが低くなっていることが多いからだ。そんな時にはACアダプタをつないだまま使うしかない。
そうなると、ACアダプタ本体とコンセントをつなぐためのケーブルがうっとうしくてたまらなくなった。XOOM のACアダプタは海外製のノートパソコンによく見られるケーブルでアース端子のあるコンセントに対応したものだ。日本でも使えるようにコンセントプラグを変換するための短いケーブルが付属するが、これが太くて硬くて重い。アダプタから XOOM 本体に伸びる長いケーブルよりかさばるくらいだ。
高圧電流を流すわけじゃないのに、こんな太いケーブルは要らないだろう。電源タップとアダプタと邪魔な物体が二つ中途半端に、しかもぶっといケーブルでつながれて、あることで足元の空間を心理的に大きく使ってしまう。
使わないときや片づける時も面倒。アダプタからはずさないといけないし、まとめても場所をとる。
そこで、購入したのが通称ミッキーアダプタ。アダプタをケーブルを介さずにコンセントに挿せるようになる。ノートPCでも同じことが問題になり、その時の解決策としてあげられたのがこれだった。本体に収納できるプラグが理想だが、後でどうにか出来るものではない。400円くらいと安価でもあり現実的な解としてかなり効果的だ。アメリカのモデルに同梱されているようなコンパクトでプラグが収納できるものが理想だが、本体に同梱されているものと同じ機能のものを買い足すのは剛腹だ。
使い続けることが前提なら、かさばらないサードパーティ製のアダプタを買うかもしれないが、今のところそこまでの思い入れはないし、このアダプタのお陰で十分使えるものになった気がする。
ミッキーコネクタ(正式名称は知らない)を使うとアダプタから XOOM へのケーブルだけになりすっきりする。心理的効果は写真からは伝わらないくらい大きい。
本体やスタートアップスクリーンに android au とかいうロゴを入れるくらい力を入れていたのに、ユーザーエクスペリエンスには無頓着というところが au らしさか。
ACアダプタを直接コンセントに固定。ケーブルを本体と一緒に固定することも可能になった。二番目の写真と比較して占有する心理的空間は半分以下だ。
ただし、使用条件によってはケーブルがあるほうが便利なケースもあるだろう。部屋の床付近にある縦向きのコンセントだと、ACアダプタが上に来るようにしなければならなくて安定が悪いだろうし、机の影や箪笥の後ろのコンセントを使わなければならない場合は物理的に使用できなくなるかもしれない。