Apple のサポート iPhone 6 plus 修理顛末 結末編

iPhone 6 plus repair Apple のサポート iPhone 6 plus 修理顛末を書いたのにその後を書くのを忘れていた。

 予約通、日曜日にクロネコヤマトが集荷に来た。渡すのは本体のみ、ケースはもちろん、液晶保護フィルムも剥がす必要がある。忘れてはいけないのは SIM カード。これも抜いて修理に出す。トラブルになりかねないものは一切関わりたくないのだろう。

 日曜の夜に集荷されて、火曜に「交換するわ」というメールが来て、水曜に家に帰ったら届いていた(娘が休日だったので受け取れた)。本体のみが新品になって、専用の箱に梱包されて帰ってきた。というか、来た。

 4万は痛いが、10万円以上する端末が新品交換になったことを考えると安かったと思える。10万円の自転車を買って自損事故で全損になったとして、新品を4万円で売ってはくれない。

Apple のサポート iPhone 6 plus 修理顛末

 Appleに電話した。

「どうせ、何回もメニューを押して、最後に10分くらい待ち受け音楽を聴かされるんやろ」とツムツムをスタートしたが、ワンプレイ終わる前に人が出て驚いた。

 ヒアリングが始まったので、オンラインでサポートの申し込みをしたときの番号があることを伝えた。これで時間が節約できたが、最終的に電話番号や住所を聞かれたのはちょっと残念。ユーザー登録している情報は見られるから、「ユーザー登録の連絡先だけでいいですか?」でいいだろう。全損で保証対象外ということが分かっていたので、修理の受け付けの話だけ。

 4万くらいで修理できるらしい。見積もりとかは無いらしい。10万円以上の端末だから4万で元に戻るのは安い。新車を買って自損で全損したときに、メーカーが4割程度の金額で新品にしてくれ無いだろう。

 Appleセンター心斎橋まで行くのも嫌なので、というより、嫌だから電話したのだが、当然宅配にしてもらった。驚いたのは、明日の夕方の回収ができるということ。回収自体は宅配会社がするのではあるが、その状況をその場でオペレーターが確認でき予約までできること。

 今回苦労したのは、皮肉にも、「iPhoneを探す」をオフにできないことだ。iCloudからの操作でもできるらしいが、iPhoneの電源を切れないといけないらしいが、電源オフのスライドを操作できないから。電源ボタンとホームボタン長押しでリセットかけると一瞬iCloudグレーになるが、すぐに再接続されてしまう。ひょっとした、グレーになった瞬間にiCloud側でタイミングよく操作するんだろうか。何回も試すのも面倒なので、消去で話を進めた。消去するとオペレーターで状況が分かるらしく、手続きを進められた。

 今回は足枷になったが、この仕組みは素晴らしい。これなら、盗まれてハードが戻ってこないとしても、情報流出の心配が無い。また、盗んでもアクティベートできないから、盗む価値がない。このことが一般にも広がれば窃盗のターゲットにならなくなるだろう。

MacBook 12 retina

MacBook 12 retina マカーだから書かずにはおれないが、欲しいという程でもない。SONY の VAIO のノートPCの物理的なサイズに憧れたことが遠い昔のようだ。相変わらず思い切ったレガシー切り捨てだ。cool かもしれないが、不便な思いをするのはユーザだ。iMac 27 2013 の唯一の仕様上の気に入らない点は光学ドライブが無いことだ。横から見た薄さなんか使ってる分には全く関係がない。それより、本体に光学ドライブが無いためにDVDを観たりCDをiTunesに取り込んだりするためだけに外付けドライブを側に置かなければならない。サードパーティにとってはビジネスチャンスになるのだろう。

 進んで人柱になりたいところだが、必要がない。こんなクールなガジェットを持っても見せびらかす場所がない。スタバもいかない(一人で入ったことないし、落ち着かない)www

Apple Watch はスマートウォッチの試金石

os_appleevent01 記録のために書き留めておく。

 あと数時間で Apple watch の詳細が発表される。数百万台は売れるだろうが、iPhone や iPad のように単独のエコシステムを築くだけでなく、Android という派生商品を巻き込んでモバイル端末を普及させたようにスマートウォッチを普及させられるかどうかは未知数だ。個人的にはそうならないと思う。

 ただ、Apple watch が家電量販店ではなく百貨店や宝飾品店などの、デジタルヲタクが足を踏み入れられないような店のショーウィンドウに陳列されるようになれば違う結果になるかもしれない。自分はイオンモールの時計屋さんですら入るのに二の足を踏むくらいだからそんなオサレなお店で買物をするような人たちの購買行動について感情移入できないから、どんな行動をするのか全く分からない。

 10年以上前だが palm が PDA としてセレブに大流行した時には何万円もするケースが売れたりスーパーモデルが palm を使っているシーンがファッション雑誌に載った。そんな小物になることができれば流れができるかもしれない。2年位前にバーバリーの役員をスカウトしたのがここで効いてくるんだろうか。

 これまでのスマートウォッチはデジタルヲタクを相手にして失敗した。「キックスターターで成功」などというのはコップの中の嵐というより猪口の中のそよ風だ。そもそも、日本の一般人はキックスターターという言葉すら知らないし、まして、そこで成功したというデバイスなんて全く興味もない。

 少なくとも Apple は一般マスコミの露出も高いし Apple のブランド認知も高い。これを活かしたマーケティングが功を奏するかどうか。これが失敗したら他のスマートウォッチは全て終わるだろう。Apple watch の成功を一番強く願っているのが Android のスマートウォッチを作っているメーカーかもしれない。(前にも書いたか・・・)

Apple はファッションブランドを目指すのか?

apple watch 繰り返しスマートウォッチについての懐疑を書いているが、その大きな理由が「人は同時に複数の腕時計をしない」「腕時計はファッション小道具であり、未だにステータスシンボルですらある」だ。

 この意味では、デジタルガジェットとしてではなくファッションアイテムとして訴求するというこの戦略は正しく見える。問題は、数十万円のこだわり腕時計をしている人が、今使っている高級時計を引き出しにしまい込んでまで Apple watch を使うだろうかということだ。

米VOGUEにApple Watchの原寸大写真、デジタル版では動画広告も : ギズモード・ジャパン
やっぱりファッション誌。

Apple WatchとVogueと言えば、昨年中国版VOGUEの表紙にApple Watchが登場したのが話題となりました。そのApple Watchが再びVOGUEにその姿をあらわしました。米VOGUEの今月号にて数ページにわたって、原寸大(と思われる)サイズでの写真広告が展開されています。数種類のApple Watchが、カスタム可能なベルトと共に一緒に紹介されています。単なるガジェットではない、ファッションアイテムだということを強調した戦力はブレません。

また、VOGUEにはデジタル版もあり、こちらでは動画広告を展開。18金ローズゴールドを360度から見ることができます。

圧倒的。アップルがスマホ利益の93%を独占

apple-stock2 数字はともかく、この状況は以前からのことで驚くには値しない。ただ、Apple と Samsung しか利益を上げられないというのには驚いた。上位は採算がとれているのかと思っていた・・・

 Xiaomi が現時点で利益を上げていないのは当然。急増する取扱量に対応する投資フェーズだからだ。問題は刈り取りに入るタイミングで継続的に需要があるかどうかだ。ハイエンド端末市場は 2013 年辺りから頭打ちだ。(Apple のその後の伸びは中国での取り扱いに依るもので、欧米での拡大は止まっている。日本は docomo の取り扱い開始による市場拡大が大きく、これもそろそろ頭打ちだろう。)チープAndroidも数年後には買い替え需要のみになる。

 このブログでも数年前からスマホもタブレットも遠からず PC と同じ図式になると書いてきた。Xiaomi の台頭は compaq や Dell を思い起こさせる。Xiaomi が Dell になるのか Compaq になるのか、10 年後が楽しみだ。

 スマートフォンとタブレットの拡大と競争は現代の世界的分業システムと大量消費社会の縮図のようだ。小さくて高価なので、輸送コストが低い。このため、世界中の消費地に対して一番安くできる場所で集中的に作ることが可能だ。また、大量に作ることで一台あたりの固定費を極限まで下げられたメーカーが勝ち残る。数が勝負の鍵だ。Apple が利益を上げられるのは、高価格が許されるブランド力と少数モデルの大量生産だ。

 部品の購買力で他社を圧倒することで仕入れ価格を下げる、大量生産で固定費比率を極限まで下げる、これらによって低い製造原価の製品を他社より高い価格で販売できる。このため、究極の低売上原価率が実現できるのだ。このサイクルを回せるのは強力な商品力を持つ開発力がキーだ。立ち止まれない自転車操業。これが Apple の本質だ。

Apple 自転車が失速するか Xiaomi 特急がクラッシュするか。均衡を保って並存するか・・・自分には予測不可能だ。

圧倒的。アップルがスマホ利益の93%を独占 : ギズモード・ジャパン
まさにアップル一強。

数で押すAndroid勢にたいしてiPhoneはなかなかシェアを伸ばせないのが現状ですが、利益ベースではその圧倒的な強さに陰りはないようです。Canaccord GenuityのアナリストMichael Walkleyさんによると、アップルは2014年第4四半期(10月~12月)のスマートフォン利益の93%を獲得したそうなんです。いやいや93%って…ほぼアップルの独占状態じゃないですか。

このアップルの快進撃を支えたのは、もちろん昨年9月に発売されたiPhone 6とiPhone 6 Plus。14年の第4四半期には7450万台ものiPhoneが販売されました。さらに、iPhoneの1台あたりの平均価格は698ドル(約8万3,000円)にもなるそうです。これは平均206ドル(約2万4,000円)のサムスン端末と比べても段違い。iPhoneファンってガジェットには糸目をつけないタイプなんでしょうかね?
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2014年に出荷されたAndroid Wearデバイスはわずか72万台。

Android Wear スマートフォンとタブレットが飽和し、利益を上げられない荒野と化した2014年。Android 端末メーカーは次のビジネスチャンスを求めてスマート・ウォッチ殺到した。それだけでなく、スタートアップや時計メーカー入り乱れての混沌となった。が、合計で 72 万台しか出荷されなかったらしい。

 市場は固唾を呑んで Apple watch を待っているのだろう。そして、Apple watch が成功すれば、ここに書かれているように、Android Wear も需要が盛り上がるだろう。また、Android watch が転けたら Android Ware も消える。Apple watch の成功を一番臨んでいるのは Android Wear を作っているメーカーかも知れない。

 高価な Apple watch が Rolex と同じようなステータスシンボルとして機能するのかどうか自分には全く分からない。高価な装飾品を身につけて高級車を乗り回すようなライフスタイルに興味が無いので、Rolex をしている人たちの気持ちが理解できないからだ。機能に差がない Apple watch の高級モデルを買う人がいるのか。そして、高級時計を外してまで付けたいのだろうか。高級腕時計の代わりに Apple watch を付けたいのか否か、コメント頂きたい。本当に。

2014年に出荷されたAndroid Wearデバイスはわずか72万台。トップはMoto360(Canalys調べ) – TechCrunch

昨年の消費者はスマートウォッチを選り好みしなかったが、だからといって買い漁ったわけではなかった。調査会社のCanalysが今日(米国時間2/11)発表したレポートによると、2014年に出荷されたAndroid Wearベース端末はわずか72万台強で、この年の「スマート・ウェアラブル・バンド」総数460万台の16%だった。Moto 360が集団の先頭を走り、Pebbleも豊富なアプリと積極的価格のおかげで好調を保っているとレポートは伝えている。

出荷台数100万を切るこの数字は、Android Wearにとっても参加OEMにとっても、大成功とは言い難い。ただしMotorolaのMoto 360は、供給不足が原因と思われる。LGのG Watch Rは、初代のG Watchより好調のようであり、これはGoogleのウェアラブル用プラットフォームを使用しているOEMが、市場の探究を続けるうちに重要な教訓を学んでいることを意味している。

ただし、Android Wear端末が出回るようになったのは2014年の後半になってからだ。それでもこの数字は、OEM各社がまだ市場を見守っている段階であることを示すものであり、価格へのプレッシャーもすでに高まっている(アクセサリーとして使われるにもかかわらず、中級スマートフォン自身よりも高い)。そしてGoogle製プラットフォームとOEMメーカーの未来の鍵を握っているのは、皮肉なことにApple Watchかもしれない。

Appleのスマートウォッチは4月にやってくる。AndroidとAndroid Wearにとってはライバルである一方、報道や消費者のマインドにApple Watchが出現することによって、Android端末オーナーに、同等品を探す気を起こさせるかもしれない ― スマホごと買い替えることと比べれば。仮に初期の比較(AppleがWatchの販売台数を公表したとして)でクパチーノの腕時計コンピューターが大きくリードしたとしても、長い目で見れば、Android Wearが恩恵に預かる可能性はある。

Android OSは、2008年(HTC Dreamが最初の一般向け端末としてデビューした年)の64万500台から、2009年には10倍増したので、Android Wearも、スマートデバイスを腕につけることの価値を誰かが消費者に示すことができれば、まだまだ伸びるかもしれない。

iPad Air 2 #01 unbox というか、これ以上書くことはないかも

iPad Air 2
細い線が一本?箱には iPad Air としか書いてない。
 先週発注した iPad Air 2 が届いた。Apple から買えば無料で刻印してくれるので、ドメイン名を入れた(iPad 3 も入っている)。このため5営業日くらい遅くなったらしいが、無問題。

 箱は、少し小さくなったが、ほぼ同じ感じ。液晶面ではなく側面の写真を載せている(iPad 3 は 斜めでホーム画面が見えていた)。薄さをアピールしているのだろう。

似たようなもんもってるだろ!
似たようなもんもってるだろ!

 上蓋をとったらいつもの「液晶画面ドーン!」。

iPad Air 2 back
うん?なんか書いてあるなぁ。iPad 3 とおなじか。

 これがロゴ。刻印を入れると中古で売りにくいというデメリットも有るが、使える限り使うという決意もあって刻印を入れた。何を刻印するかで悩んだが、無難なドメイン名にした。

 その後、iPad 3 を iMac の iTunes でバックアップ。そして、iPad Air 2 をUSBでつないでバックアップから復元を実行。アプリのコピーに1時間近くかかったが、再起動後はいつもの iPad 3 の見慣れたホーム画面が表示された。この、バックアップからの復元は iPhone を買った時と同じだ。

 手間だったのは、クラウド系のアプリを起動する度にログイン ID(ほとんどがメールアドレス)とパスワードの入力。SNSは乗っ取り被害が社会問題化していることも有るのだろう。バックアップからの復元でもパスワードが消えている。実に面倒くさい・・・面倒くさいが仕方がない・・・でも、箱を開いてから2時間もかからず元の環境が新しいハードに移植された。

「iPhone 6は大量のAndroidユーザを奪った、この広大な草刈り場がAppleの今後の伸びしろになる」のか?

 非常に楽観的な見方だが、iPhone から Android に乗り換えたユーザの数について無頓着でいられるのだろうか。自分はズブズブに Apple エコシステムに漬かっているので iPhone から乗り換える気はないが、Apple のエコシステムにそれほど深くコミットしていないユーザにとっては見逃せない価格差が生じている。

 freetel priori2 はハードウェア仕様がショボすぎるように映るが、Twitter や facebook、instagram やソーシャル系のゲームをやるには十分だ。このブログを読むようなヲタには信じられないかもしれないが、スマートフォンを買ってもアプリをダウンロードしない(あるいはわずかしかしない)ユーザが多いらしい。これらの人にとって iPhone 6 はオーバースペック以外の何物でもないだろう。

 先日連投したように親には freetel priori2 を贈った。自分で面白そうなアプリを探してダウンロードなどということができない人間には 16GB すら無駄だし、外出先で動画を観たりもしないので LTE も要らない。Android が 2.3 の頃はこの選択肢は存在しなかった。Gingerbread 端末はデジタル端末リテラシーの無い人間に使わせることは出来ないレベルだったから。

 ハイエンド市場で Samsung を駆逐した Apple だがハイエンド市場自体が飽和することは食い止められない。ローエンドで構わないユーザが数倍の金額を支出してまで iPhone に機種変更するとは考えられない。

iPhone 6は大量のAndroidユーザを奪った、この広大な草刈り場がAppleの今後の伸びしろになる – TechCrunch
Appleの最新のiPhoneの顧客は、古いiPhoneからのアップグレードだけではなくて、むしろその大多数はそのほかのプラットホームからの移行だ。AppleのCEO Tim CookはWall Street Journalのインタビューで、最近iPhoneを買っている消費者の相当大きなパーセンテージが、iPhone以外のデバイスから来ている、そしてその多くがAndroidからの移行だ、と述べた。これはたぶんAppleにとって、前四半期にiPhoneが7450万台売れたという新記録よりも良いニュースだ。なぜならこの数字(Androidからの移行)は、まだまだこれからも伸びる余地が大きいからだ。

前四半期にAppleが達成した巨大な数字を見て、一種の天井観を述べるアナリストも少なくないが、でも重要なのは売上の数字よりもむしろ、それがどんな形で達成されたのか、だ。AppleのCEO Tim Cookは、最初の一台目のスマートフォンを持っている/いた大量の初心者的ユーザを重要な機会ととらえ、中国本土のような市場での同社の成功はそのことを実証している、と述べている。

未開拓のスマートフォン市場のサイズは、世界経済の動向にも左右されるし、とくにハイエンド機の市場は景気の影響を受けやすい。それに対して、今Android機を持っているスマートフォンユーザの数は、具体的に把握できる。それは巨大な市場であり、ここ数年、着実に成長してきた。

iPhoneが今置かれている状況は、Macがたどってきた過程と似ている。Macも初期には成功し、その後競合製品に市場を奪われ、それから再び盛り返した。ただしiPhoneはMacのように、途中、綱渡り状態になったことはなく、むしろ市場で一貫して維持してきた実力が、競合機種からの大量移行を招き寄せた。iPhoneがAndroidユーザに対して発揮した強い説得力を、MacがPCユーザに対して持つならば、それは巨大な売上に結びつくと思うが。

Androidデバイスが今後、その機能や魅力においてiPhoneを上回るものになる、とは考えられない。対してAppleは、iPhoneの大型画面機を出すことによって、多くの人たちがどっとiOSのハードウェアに流れる要素を作り出した。そしてSamsungが舵を失った船のようになってる今は、Appleにとって、向かうところ敵なし、という楽ちんな状態になってしまった。

スマートウォッチは死んだか

20150206-smartwatch Apple watch を買おうと思っているマカーも数百万人規模はいるかもしれないが、それが iPhone のように普及するとは思わない。ゴージャスな 18k ケースだろうが、ブランド腕時計には勝てない。

 腕時計に機能を求める人間は少数派だ。時刻を知るためのデバイスは待ちにあふれている。昔は数分単位の狂いは日常的だったパソコンの時計も時刻サーバと常時接続のお陰で、時報レベルに正確になった。携帯電話やスマホもネットで時計を補正するので時刻の設定すら存在しない。

 それ以前から、腕時計は既にアクセサリーや社会的地位(裕福さ)を誇示するためだけの腕輪となった。機械式時計しかなかった頃は正確に時を刻むという機能と価格が正比例していたので、単にステータスシンボルとして見せびらかしたいだけなのに、まるで正確な時計を必要としているために選んだように見せかけることができた。

 ところが、クォーツ時計が普及するとともに「正確な時計=高価」という図式が完全に崩れた。更にとどめを刺したのが電波時計だ。これで完全に時計の正確性は時計そのものの価値とは切り離された。正確な時計が必要なだけなら電波時計を買えばいい。数千円で買える。

 なのに、今でも Rolex の腕時計は売れているし、不正確な Swatch の機械時計も無くならない。

 スマートウォッチが今でも生き残っている腕時計の持つ、時計としての機能以外の属性を獲得できるかどうかだが・・・固唾を呑んで Apple watch の発売を待つ。

スマートウォッチは死んだか : ギズモード・ジャパン
生まれてから立ち上がるまで長すぎ!

ウェアラブル来る! スマートウォッチ来る! そう言われて久しいですが、まだまだ実際メインストリームにはなっていません。そんな現状に業を煮やした米GizmodoのSean Hollister記者が問題提起しています。Apple Watchがまだ出てない今、判断するには時期尚早かもしれませんが、どんなもんでしょうか。
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