で、Tim さん。「それなしには生きていけなくなり、想像もつかない新機能」って何?

Tim Cock 買い換える気がなくても Apple の新製品の発表は気になるのがマカー。といっても、夜中にストリーミングを観るほどでは、今は、ない。数カ月前からかなり確度の高いリーク情報が流れるので、当日はその答え合わせに近い。「アップルのティム・クックCEO、iPhone 7の「想像もつかない新機能」を予告(engadget 2016/05/05)」についても、半ば懐疑的に「あればいいなぁ」という程度だった。本気で待っていたらがっかりイリュージョンだっただろう。普通の時刻に寝て良かったw

 今回はほとんどリーク通り。FeliCa、plus のデュアルカメラ、防水、3.5mmジャック廃止(ライトニングヘッドフォン)、Apple watch のリニューアル。これらは全てリーク情報で流れていたとおりだった。SE(iPhone5)の後継になるような小型モデルが同時にリリースされるという希望的観測レベルの意見が流れたりもしていたが、これについてはハズレ(これがないことについては、SE が発売された時に自分が予想していたがTwitterに書いて満足したらしい。このブログのログには残っていない・・・残念)。

 自分的には FeliCa 搭載はどうでもいい。防水機能についても、半年前までは全く興味がなかった。「風呂はいる時くらい、100円ショップの防水袋に入れりゃええやん」と思っていたし、実際、困ったことはなかった。家族全員が浸水で壊したこともなかったし。

 しかし、ランニングを始めてから防水機能が欲しくなった。ランニングのログを取るためにiPhoneを身に付けるのは必須だ。その際に汗が問題になる。気温が25度を超えるような中を走るとシャワーを浴びたかのように汗を掻く。なので、今は防水袋に入れている。ただでさえ邪魔な iPhone 6 なのに、防水袋で邪魔さが増幅される。袋越しの操作も面倒になる。防水機能が付けばこれが解消される。

 防水機能もFeliCa対応もAndroidでは珍しいことではないが、Android に乗り換えるきっかけになる程ではなかった。それは日本の市場で iPhone が一人勝ちなのを見れば分かる。それまでガラケーやAndroidでこれらを使っていた人の多くが iPhone に機種変更したということだ(それ以前に、FeliCaが使われていなかったのかもしれない)。

 Apple にとって Apple pay を日本に根づかせるための橋頭堡を築いたことはビジネス的には大きいかもしれないが、田舎の一ユーザにはどうでもいいこと。近所のスーパーが Apple pay に対応しないかぎり自分には無縁な機能だから。

 Apple watch 2 について、一番気になる電池の持ちについて全然触れられていないのはなんで?全く改善が進んでいないからか?

 性能的な進化については、初代を触ったことがないので分からない。時計なので防水機能がついたことは正常進化だと思う。直接身につけるデバイスには風呂に水没させてもいい程度の防水機能は必要だろう。

 後、Apple watch 2 に GPS チップが載ったのも正しい方向だ。GPSや心拍のログを iPhone なしで残せるならランニングにiPhoneを持ち運ぶ必要がなくなる。そうなると FeliCa 搭載の価値も大きく上がる。いざというときにコンビニや対応自販機で買い物ができるのなら心強い。自分が住んでいるような田舎ではコンビニ間の距離は長く、FeliCa対応自販機もほとんどないが・・・普及が進めば田舎の自販機でもFeliCa対応されていく・・・かなぁ・・・

 純正のワイヤレスヘッドフォンは3時間しか使えないので、自分にはなしだ。この製品の性能が足りないというより、この方式の限界だろう。少なくともこのタイプのワイヤレスヘッドセットで使用時間が3時間を超えるものはない。使用可能時間が5時間を過ぎたら検討の対象にしたい。今使っているワイヤレスヘッドセットはケーブルでiPhoneとつなぐものよりはずっとマシだが、ランニングの時には背中のケーブルがうっとうしいから。

まさか・・・Apple Plans iPhone for Japan With “Felica”

applepay 隠し玉というか、予想外だった。Felica 搭載については興味が無いんだと思っていた。Apple は NFC ゴリ押しで日本の流通業者をねじ伏せる気だと思っていた。

 NFC が問題となるのは電車の改札を通るためのレスポンスだけだ。日本は欧米より電車の使用率は高いかもしれないが、モバイル端末に搭載した Felica で改札を通ることは大して普及していない(俺調べ)。

 ただ、既存のネットワークに乗れるのは後発としては大きいだろう。何より読み取り端末を小売店に置いてもらうコスト(端末の費用だけでなく、小売店との契約、営業にかかる費用全て)がかからない。

 一つ懸念されるのは「どの金融機関と組むのか」だ。「XXのクレジットカードが必要」とかいう制限が課せられるなら使わないだろう。

 もし、Apple watch 単体で決済できて GPS ログが取れるようになったら、ランニングやライド時に Apple watch だけで出かけられるようになる。何年か後にはできるようになるだろうが、Apple watch 10 とかにならないとダメだろなww

 元記事のほうが情報が多いので bloomberg にリンクしておく。

Apple Inc. is planning a new iPhone feature for Japan that will enable users to pay for mass-transit rides with their smartphones instead of physical payment cards. A future iPhone will include technology called FeliCa, a mobile tap-to-pay standard in Japan developed by Sony Corp., according to people familiar with the matter.

情報源: Apple Plans iPhone for Japan With Tap-to-Pay for Subways – Bloomberg

腕時計端末、早くも失速=世界出荷32%減

ここには市場は無いのだろう・・・
ここには市場は無いのだろう・・・
 腕時計型デバイスの市場の小ささを示した数字だろう。市場規模とシェアから考えると Apple watch の売り上げダウンの影響が大半だろう。Android の端末も減少しているのかどうかは分からない。また、Apple watch は第二世代待ちの買い控えが起こっている可能性は高い。

 ただ、ここで何回も書いたが、腕時計型デバイスの市場は携帯電話の市場より小さい。その小さな市場が早くも飽和してしまったのか、完成度の低い(使いものにならない)Apple watch 第一世代への失望によりスマートウォッチが死んだのか・・・Apple watch 第二世代の発売で分かる。Apple watch の第二世代の電池の持ちが現行モデルと一緒だとしたら、モノ好きのマカーのおもちゃで終わりだ。

 今使っている fitbit charge HR は大体4日に一回のペースで充電している(カタログ最大5日)。充電時間が2時間程度で、警告が出てからも半日以上もつのでほとんどストレスは無い。最低でもこのレベルの充電間隔にならないと Apple watch を買うことはないだろう。

 また、スマートウォッチの弱点は「結局スマホと一緒に持ち歩く必要がある」だと思う。スマートフォンを手元に持っているのに、劣化版のアプリを使う必要がどこにあるのか。これは Apple watch にかぎらない。スマートウォッチに通信機能を組み込めるようになるまではこれを克服することは難しいと思っていた。

 この不満に対して Pebble が一つ案を提示した。それが core だ。core が市場にどれだけ受け入れられるか興味がある。日本のsim が使えるかどうか分からないので対岸の火事だが、ジョギングの時に iPhone を持たなくてよくなるなら本気で欲しい。

腕時計端末、早くも失速=世界出荷32%減―4~6月期 (時事通信) – Yahoo!ニュース
 【シリコンバレー時事】米調査会社IDCは21日、4~6月期の腕時計型端末(スマートウオッチ)の世界出荷台数が前年同期比32%減の350万台に落ち込んだと発表した。

 調査を開始した13年1~3月期以降、前年割れは初めて。

 米アップルのアップルウオッチは55%減の160万台。15年4月に発売されたが、新モデルの投入もなく販売は低迷した。

 アップルウオッチ発売時に注目を集めた腕時計型端末だが、購入者の裾野が広がっていないもよう。IDCのアナリストは「どのメーカーもファッション性や機能性に関した課題に直面している」と指摘した。 

ソニーの画期的スマートウォッチ wena wrist がついに正式販売

wena 「餅は餅屋、時計は時計屋。ソニーwana wrist」で気になった製品が市販されるらしい。SONY 製品なのに iOS との連携がいいという所が珍しい。しかし、Ferica に対する魅力を感じない人間(自分がそうだ)には訴求しない。

 これをスマートウォッチと呼ぶことが正しいのか分からない。スマートフォンの周辺機器と考えるほうがイメージしやすい。SUUNTO T6 に対するセンサー類(心拍、速度、歩数、GPS、ケイデンス)みたいなものだろう。

 時計部分は交換出来るだろうから、「Apple watch みたいなおもちゃを ROLEX の代わりにできないよ」というセレブな方たちには受け入れられるかもしれない。バンドのデザインが合えばの話だが・・・

 レンズだけのカメラみたいに、「華々しくデビューしたけどいつの間にか消えたものリスト」に一行書き加えることになるのではないか。

ソニーの画期的スマートウォッチがついに正式販売
  アナログ腕時計の文字盤はそのままに、ベルト部分に電子マネーや通知機能を詰め込んだソニーのスマートウォッチ「wena wrist」が、2016年6月30日から正式販売をスタートした。さらに、専用アプリのAndroid版も同日にリリースされた。

 wena wristは、ソニーの新規事業創出プログラムから誕生した、これまでにない画期的なスマートウォッチ。既存のスマートウォッチではディスプレーを搭載するのが基本だが、wena wristはヘッド部分にアナログ時計を採用するとともに、ベルト部分に「電子マネー機能」「通知機能」「ログ機能」を内蔵。腕時計のデザイン性とスマートウォッチの利便性を両立しているのが最大の特徴だ。

デジヲタがフィットネス・トラッカーを使うと・・・(中編)

第一期
第一期
 フィットネス・トラッカーと体組成計がスマホと Bluetooth で連携出来るようになった。

 データはアプリによってクラウドに保存されるが、メーカー固有のクラウドに囲い込まれる暗黒時代。


第二期
第二期
 Fitbit クラウドの API によって Sync Solver がデータを取り込み HealthKit に反映できるようになった黎明期。

 Apple watch は当然、Pebble や Jawbone は最初からこのレベルだった。

 また、オムロンは相変わらず鎖国しているために、iPhoneアプリに取り込んだデータを Fitbit アプリにて入力しなければならない。が、Fitbit アプリに入れてしまえば SyncSolver 経由で HelthKit に登録される。


第三期
第三期
 Wi-Fi接続の体組成計を導入した場合のデータフロー。

 手による転記は無くなり、Appleのクラウド経由で Fitbit へもデータが同期される。

 Wi-Fi接続の体組成計が便利なのは、体重計からスマホにデータを転送する手間が省けること。特に、朝起き抜けに測定するので、この一手間を減らせるのは大きい。右の図では TANITA の__を想定しているが、HealthKit 対応のWi-Fi接続体組成計なら同じフローが実現できる。


第四期
第四期
 HealthKit 対応のフィットネス・トラッカーならこうなる。これが理想形。

 HealthKit 対応のアプリであればどんなメーカーでもデバイスでも入れ替えが可能で、HealthKit クラウドに保存されたデータを有効活用できる。ここではデバイスからのデータ入力にフォーカスしているが、HealthKit クラウドに蓄えられたデータは HealthKit に対応した健康管理ソフトで使うことが出来る。

 デバイスに話は偏りがちだが、重要なのは最後のところかもしれない。

Fitbit Blaze 日本発売のお知らせ

 「どうせ日本では売れへんのやろ」と全く注目していなかった fitbit Blaze 製品が販売される。すんげいいからここから買うといいよww

 市場としては、EPSON Pulsense PS-600 と完全に一致している。アメリカでは fitbit Blaze の圧勝だろうが、日本ではどうだろう。 PS-600 がどの程度のインパクトで捉えられているのかも全く分からない。そもそも、日本でフィットネス・トラッカー市場は立ち上がっているんだろうか。少なくとも自分の生活圏では fitbit に限らずともフィットネス・トラッカーを付けている人を見たことがないが・・・

 正直、フィットネス・トラッカーを使う人のイメージが湧かない。東京だと fitbit のサイトに出てる、都心のジムに通っている意識高いビジネスパーソンが買っているんだろうか(偏見)。家電量販チェーン店のパソコン売り場で店員の説明を聞いて15インチのテンキー付き光学ドライブ付きノートPCを買っちゃうようなお父さんが買っているんだろうか(偏見)。

こんなカップルROLEXとかしてるでしょ。あるいは apple watch ねwww
こんなカップルROLEXとかしてるでしょ。あるいは apple watch ねwww

 前者なら fitbit (あるいは Apple watch など海外製端末)を選ぶだろうし、後者はメーカー知名度と日本製ということで Epson を選ぶだろうと想像出来る(偏見)。しかし、実際には結びつかないのだ。だって、ビジネスパーソンはお気に入りの時計をしているから、こんな3万円のデジタルおもちゃを腕には巻けないだろう。フルサイズノートPCおじさんはフィットネス・トラッカーという言葉すら知らないだろう。

 fitbit charge HR を使っている人間として、Blaze に買い換える魅力は感じない。使わなさそうな機能が増えているだけだ。心拍計の精度が SUUNTO T6 レベルになれば考えてもいいが、LED 反射を読み取る方式は変わっていない。写真によると LED ライトが二つ付いていて、PS-600 と同じセンサーを使っている可能性はある(charge HR は一つ)。そして、PS-600 の経験では charge HR よりはマシだが SUUNTO ほどの信頼性はない。

画期的な機能
画期的な機能

 charge HR でできないのは液晶を使う機能とベルトを代えることくらいだ。

 後、GPS 機能とかあるけど Blaze に GPS チップが載っているという意味ではない。EPSON や GARMIN のGPS時計とは違う。そういう意味では charge HR でも GPS は使える。というか、bluetooth を使ってスマホと連携できるデバイスなら何だってGPSロガーとして使える。記録しているのはスマホのアプリだからだ。ただ、リアルタイムで情報を更新していたら charge HR も iPhone も電池を消耗するだろうから自分は全く使っていないが。

情報源: “おしゃれ”を追求した活動量計「Fitbit Blaze」「Fitbit Alta」 – ITmedia ヘルスケア

Apple13年ぶりの減益だからといって心配になる人は誰?

 数年前からこうなることは分かっていた。既存市場でのiPhoneは買い替え需要のみになっていたからだ。ハイエンドの端末の売上は平行線になり、チープ Android の伸びも終わった。それだけのこと。

 スマートフォン市場がPCと同じ状態になることはここでも数年前に書いた。スマートフォン市場での利益の大半はApple一社が占めている。その比率は変わらないままパイが減少していくだけだ。Appleがこのまま携帯電話製造販売に特化している限り、右下がりの可能性は高い。

 だからといって自分は心配しない。そもそもAppleの社員でも株主でもないのだから心配する必要はない。日本の大手家電メーカーが次々と左前になるのを眺めるように見守るしかない。

 Apple が少々のことで揺らぐことはないだろう。しかし、iPad 以降人々の生活を変えるようなインパクトを持った新製品を出せていないのも事実だ。Apple watch がそうなることを期待されていたがそうはなっていない。予想を上回るどころか、必要とされることすらクリア出来ていない。

 Apple がソニーや Microsoft や SUN microsystem に買収されるのではないかと言われていた時代を知っている人間には、

Apple13年ぶりの減益でも心配ない理由はこれだ : ギズモード・ジャパン
少々売れなくってもノー・プロブレム?

きっとそうなるだろうと薄々わかってはいたものの、いざ数字で見るとショッキングなAppleの減益決算発表でしたよね。やはり稼ぎ頭のiPhoneの売れ行きが、着実に落ちてきていることは事実のようです。市場は2003年以来の51四半期ぶりの減益というApple低迷ぶりのニュースに騒いでいるようですけど…。

もしかすると、あんまり心配することもないのでは? そんな指摘も各方面から飛び出しているんだとか。というのも、Appleには、潤沢なキャッシュと有価証券の蓄えが手元に残っています。まだ明確な使い道も決まらぬまま、Appleが抱え込んでいるお金は、実に2,330億ドル(約26兆円)! アイルランド一国のGDPに匹敵する額が眠っているというわけです。

これだけのお金が手元に余っているなら、多少の減益なんて怖くもなんともないばかりか、なんだってアクションを起こせるはずです。セールスフォースのVala Afsharさんによると、時価総額ベースの試算で、Uber、Tesla、Twitter、Airbnb、Netflix、Yahoo!のすべてを買収した後でも、まだAppleは180億ドルのキャッシュを残しているという、まさにApple恐るべしな企業体力を有していることになります。

なお、このキャッシュの有効活用をめぐっては、すでに米Gizmodoには、様々なコメントが読者から殺到中。やっぱり米国経済の活性化のためにも、Apple製品を米国内生産に切り替えるために使ってほしいというまじめな意見から、SpaceXと手を組んで火星を買い占め、そこでiHouseなるApple製の新住居を売り出して、iPhoneに代わる巨額の利益をもたらす路線を確立すべしなんてユニークな提案まで出てきています。

なにはともあれ、ここからAppleがどんな立て直しを計ってくるのか、今後注目の展開になってきたことだけは確かなようです。

EPSON PULSENSE 600 を借りた

fitbit を買う前に選択肢に上がっていた EPSON の PULSENSE に新型が出たPULSENSE 600。そして、600円で貸してくれる(期間限定)というサービスがあったので応募してみた。

機能について興味がある方は公式サイトをご覧頂きたい。ここでは、実際に手にとった感想を書き連ねる。

外観:

SULSENSE 600
正面から見たところ。
つや消しプラスチックとゴールドのリングが安っぽい。液晶はモノクロで解像度は低い。漢字表示がギリギリできるという程度。液晶自体のコントラストは高くて視認性は高い。バックライトも明るい。

電池残量とBluetooth接続マークが常時表示されているのも地味だが有効だ。

画面の外周に活動量(あるときは心拍数、累計の運動時間、累計のカロリー消費)を示すプログレスバーがあるために情報を示す文字エリアは液晶の大きさの割に小さい。バーはもっと細くして情報表示のテキストを大きくしたほうがいいだろう。

テキストのデザインはイマイチ。漢字表記が必要なのでこうなっているのだろうが、アルファベットやローマ字はもっと視認性を優先したものにしたほうが良かっただろう。

質感はあまり良くない。プラスチック然としたマットブラック。
質感はあまり良くない。プラスチック然としたマットブラック。
ボディの質感はお世辞にもいいとは言いがたい。SUUNTOT6のほうが高級感はあるが値段が違うし、使いやすさではPULSENSEの方が上だ。

ベルトは長い。かなり太い腕でも大丈夫。
ベルトは長い。かなり太い腕でも大丈夫。
ベルトもペラッペラでちゃちな感じがするが、腕にフィットし易い工夫が凝らされている。自分でもこんな感じなので、華奢な女性だと切る必要があるかも。自分でも、買ったものなら2cmくらい切る。

ボタンは非常に押し易い。画面のレスポンスも良好。

エクササイズと通常と時計のみのモードが有り、充電後は自動的に時計のみになる。このデバイスの標準としては活動量計モードが正解だろう。また、運動をする場合にはエクササイズモードにした後でスタート・ストップを押す必要がある。操作するときにモード変更操作が入ってくる煩わしさは高機能の裏返しだろう。fitbitなら運動を始める前後にボタンを長押しするだけだ。しかも、開始・終了コマンドが入ったら振動で教えてくれるので手探りでもできる。Pulsenseは常に液晶を見ながら操作することが求められる。どこかのボタンを長押ししたら自動駅にエクササイズ開始・終了となり、振動で確認ができるようになったら便利だろう。

本体裏面
本体裏面
心拍計の精度は高い。SUUNOT T6 で計測したものとの差は少ない。fitbit があてにならないのと対象的だ。計測の仕方は一緒だが、センサーを二つ搭載していることが効いているのだろうか。

fitbit charge HR のLEDライトは点滅しているが、Pulsense のLEDライトは点灯しているように見える。ライトの右に見えるのがセンサー。原理的にはデジカメのセンサーと同等のものだろう。

充電は専用のUSBクレードルが必要。
充電は専用のUSBクレードルが必要。
充電は専用のUSBクレードルを使う。スマートフォンやPCを持っていることが前提のデバイスなので、USB充電アダプタが必要なのは問題ない。中途半端なACアダプタを増やされても迷惑なだけだ(NIKON p330)。が、クレードルは好きではない。

 二泊三日程度の移動なら事前に充電しておけば大丈夫ではあるが、もし忘れていたらこのかさばるクレードルを荷物に入れなければならないということだ。合宿や遠征のあるスポーツ選手はクレードルを持ち歩かなければならないだろう。

  故障しにくいという点ではクレードルのほうが有利だろう。端子の破損や浸水の可能性も低いからだ。

  これは、無接点充電が普及して様々なデバイスで共用できるものになり、USB ACアダプタ並みになるのを待つしかないかもしれない。

FitbitやJawboneなどにセキュリティ上の問題。

fitbit charge HR  こういう記事が書かれるようになったということは、フィットネス・トラッカーがニュースにする価値があると思われるほどに社会に認知されてきたということだろうか。これはパソコンや携帯電話、スマートフォン、タブレットでも行われてきた恒例行事だ。スマートフォンが普及しだした時にはスマートフォン固有の危険ではない携帯電話時代からあったことまで増幅して語られていた。タブレットもだ。今でも iPad で検索したら iPad 固有ではない「危険性」を煽る記事の残骸がヒットするだろう。それがフィットネス・トラッカーにも使われるようになったのだろう。

 「Bluetooth の通信が傍受されたら危険」ということだろう。Bluetooth の端末側のMACアドレスが固定されていると、MACを騙ってデバイスに接続でき、アプリに脆弱性があったらスマートフォン側のクラッキングができるということだ。

 しかし、Bluetooth の通信を傍受するには物理的に近くなければならない。また、フィットネス・トラッカーは常時通信しているわけではなく、アプリを立ち上げて同期するときだけだ。実験室ならともかく、現実世界でBlutoothを傍受することは難しいだろう。

 また、アプリに脆弱性がなければできることは架空のログを書き足す程度だろう。つまり、ほとんど影響がないということだ。アプリに脆弱性があるかどうかは「フィットネス・トラッカーが危険」という問題ではなく、「Bluetooth デバイスと通信するアプリの危険性」の問題だ。もちろん、対応すべき課題ではあるが。

FitbitやJawboneなど複数の活動量計にセキュリティ上の問題。測定数値の改ざん、データ削除など – Engadget Japanese

カナダの非営利な調査団体 Open Effect が、腕などに装着するフィットネストラッカーの多くにセキュリティ上の問題があり、測定結果の改ざんも可能だとする調査結果を公開しました。心拍数などの測定数値を改ざんしたり、不正にワークアウト記録を生成したりできるとしています。

調査はカナダ・プライバシー委員会の費用援助によって実施されました。調査対象となったのは、Apple Watch、Basis Peak、Fitbit Charge HR、Garmin Vivosmart、Jawbone UP 2、Mio Fuse、Withings Pulse O2 の8機種。
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餅は餅屋、時計は時計屋。ソニー wena wrist

sony smart watch この発想は、自分にはなかった。どこかの金持ち向けのネタとしか思えない時計で高級時計の反対側に Apple watch を付けたものは見たがwww

 時計部分をデジタルデバイスのディスプレイとして使うというUIを捨てたことで、腕時計として考えた場合に実用不可能なくらいに短い電池の持ちの悪さを克服できる。液晶デバイスを使わなければ消費電力はフィットネス・トラッカーと大差ないだろう。心拍機能のないフィットネス・トラッカーにNFCチップを入れただけともいえる。バンド側にセンサーがあるというのは駅の改札で使うのには便利だろう(Apple watch の NFC 規格では改札には使えないはずなので、この心配は杞憂に過ぎない)。

 時計部分が普通の時計ということは、同じバンドサイズの腕時計と交換できるということだ。というより、バンド部分だけを売ったほうが売れそう。バンドが自分の腕時計と互換性があるなら買ってもいいが(腕時計していないw)。

ソニー、バンドにおサイフや通知機能を内蔵した腕時計 wena wrist 発表。時計はシチズン製アナログの3〜5年駆動 – Engadget Japanese

wena wrist の「厳選した」機能は、おサイフケータイで知られる「FeliCa」、メールや SNS の新着メッセージを知らせる「通知機能」、そして「活動量計」。この3つをすべてバンドの部分に搭載します。

おサイフケータイ機能は、iOSアプリ「おサイフリンク」に対応。支払いの際、手首をリーダーにかざすだけで決済処理が可能。通知機能は振動や7色に光るLEDで手持ちのスマートフォンへの着信を知ることができます。また活動量計では、歩数や消費カロリーなどを専用アプリから確認できます。アプリには運動目標の設定や達成度の確認といった機能も用意します。
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