トレーニングログ 2016/5/30~

5/30(Mon)
 朝は小雨、一日中どんより曇って肌寒い一日だった。夕方から晴れの予報だったが、帰ってもまだ雲は厚く今にも降り出しそうだった。

 気乗りしないし、「こんな日は無理せず休もかな」とも思ったが、土日もほとんど走っていなかったので、雨がふりだしたらすぐに引き返すつもりで出かけた。

 走り始めは体が重いく膝も痛むような感じだったが、3kmくらいから調子が出てきた。その後、心拍も安定したので、最終的には 10km 走った。汗だくになったが気持ちよかった。日が長くなったおかげで、暗くて走りにくいゾーンを明るいうちに通過できたのが良かった。あまり早いと日が残っていて暑そうだが、明るいうちに距離を稼ぐほうがいいかもしれない。

 今日も180bpsのメトロノームを聴きいて走ったが、アシックスGel1120 だと足の運びが追いつかない。重量のせいか、自分の筋力不足か、フォームが悪いからなのか、全てなのかは分からないが、追いつこうとすると足踏みしてるみたいでつんのめるようになって効率が悪そう。ピッチを優先するべきか走りやすさを優先するべきか分からない。自転車の場合はケイデンスを意識することで無駄な力みが抜けた気がするが、自転車の場合は変速機によって負荷を減らすことができるからこと可能だった気がする。

20160530

5/31(Tue)
 NIKE FREE で走ってきた。早く会社を出たので暗くなると走りにくい歩行者専用道路を明るいうちに通過できた。多少の凸凹があっても見えていればそれほど消耗はない。走る日は早く帰ってこよう。

 今日は、LSD的に走るつもりだったので podcast を聴きながら走った。SUUNTO のログを見る限りペースもあまり変わらない。

 SUUNTO T6 は FootPod というセンサーを靴につけて計測する。正確に記録するには補正したほうがいいが、やっていない。正確な距離がわかる所でやらないと意味が無いし、そもそもフォームが安定していない中でやってもあまり意味は無いと思うから。なので、下の Movescount の速度や距離は誤差が入っている。かなり誤差があるのでは思っていたが、Routelabで距離を測ってみると予想以上に正確だった。時間は正確なので速度もそれなりの精度では測れているのだろう(小数点以下は誤差だろう)。

20160531

6/01(Wed)
 最悪だった。

 2日連続で走ったので短めの距離を VFF KMD でジョギングしようと思ってた。車がほとんど通らないし通っても徐行でしか走れないような細い工場の外周道路を4km走って返ってくるつもりだった。走りだすと、SUUNTO の心拍センサーが落ちて落ちてうっとうしかった。何回直してもずり落ちてくるので諦めた。この時点でちょっとやる気を失ってきていた。

 それでも、気を取り直して走り続けていたら、調子が出てきてフォームも安定して気持ちくなってきた。その瞬間だった。何かに右足を引っ掛けて転倒してしまった。左手に懐中電灯を持っていたので、小指と薬指の甲側から接地してしまった。右手は掌底で着地したので砂利が食い込んで痛いくらいで済んだ。他には右肩を軽く打ったが頭部や膝はヒットせずに済んだ。

 道路の脇に生えた木の根が道路を横切って成長したためにできた隆起だった。視認してはいたが、薄暗かったので高さが分からなかったのだ。

 痛みに道端に座り込んで初期の痛みが去るのを待っていたが(人とすれ違ったことがないような道だし)、気温が低かったのと雨が降ってきたのとでじっとしていられなくなった。

 これまでも、舗装の継ぎ目やブロックの段差、木の根の隆起に足を取られてつんのめったことはあったが、転倒は初めてだ。

2.4km で転倒したのが良く分かる・・・
2.4km で転倒したのが良く分かる・・・

 調子が出てきて時速10㎞くらいになったところで転倒・・・
6/02(Thu)
 布団の中で寝返りをうった時とかに接触して痛むので熟睡できなかった。左手の小指と薬指の腫れは引かない。一日中ヒリヒリと傷んだ。

 リベンジで走ってきた。昨日と同じルートから入ったが、今日は昨日より明るかったこととメガネを遠距離用にしていったので、足を取られることはなかった。昨日の箇所以外にも数多くの障害が横たわったルートばっかりだが、見えてさえいれば足を取られることはない。ただし、そのために視線が近くなってフォームが崩れるし、引っかからないようにするために歩幅を調節するので疲れる。

 今日は少し肌寒いくらいで走り易かった。今日はケイデンスよりフォームを意識して走った。ケイデンスを気にする余り歩幅が短くなったり足の跳ね上げが低くなるのでは本末転倒だろう。ピッチを上げるためのトレーニングは別に組んだほうがいいかもしれない。

 走り易そうな道を頭のなかで組み立てながら、体調と相談して距離を伸ばした。今日はトータルで20km近くを2時間弱で走ることができた(ウォームアップ・クールダウンが30分くらい)。ちょっと出来過ぎな気がする。FootPod の誤差で本来より長い距離が出ている気がする・・・もし、このログ通りのパフォーマンスをコンスタントに出せれば40kmも余裕だろうが・・・んなわけないよな・・・

201600602

6/03(Fri)
 今日はオフにするつもりだった。軽くジョギングして済ますつもりだった。が、昨日長めに走った割に疲れが残っていなかったので調子に乗って予定より長く走った。が、明日に備えて足を残しておきたかったので10㎞くらいで打ち切って運動公園のグラウンドに移動しランニング・ドリルをやってみた。

 初心者向けのランニングフォーム改善の動画を見ても共通してあるドリルだ。具体的には、マーチング(膝上げ)、バットキック(かかとで尻を蹴る)、スキップの三つだ。早いピッチで走るための足の捌きを身体に叩きこむためのドリルだ。この三つを、20mくらいずつウォーキングを交えながら繰り返してみた。そして、思いつきでインターバルに近いハイペースランを何本がやってみて、最後に全力疾走をやった。楽しかった。全力疾走をしたのなんて何十年ぶりか分からない。思ったより足は動いたが、トップスピードを維持することはできなかった。

201060603

6/04(Sat)
 自宅に帰る途中に青野ダムに寄って走ってきた。今日は曇っていたので前回ほど気温と日射による消耗はなかった。心拍も前回よりは低かった。本当は3周するつもりだったが、昨日のドリルの疲れかインターバルの疲れか分からないが足がだるくて無理だった。スタートした時点ですでに10㎞以上走った後のような疲れが太ももに残っていたのだ。

 今回は、一周8㎞の南ルートだけを走った。日陰で湖畔のワインディングもある退屈しない道だが、アップダウンが多く結構足に来る。自転車で来た時には必ず最外周を回るが、自転車では平坦で直線的な北の方の道が楽だからだw

 それと、南ルートは他のランナーやウォーカー(っていうんかな)も多くて、たまにすれ違いざまに挨拶してくれる人もいて、刺激になるのもメリットだ。見栄坊なので、人目があると頑張れる(^^;
 
 とにかく、今回の失敗は休みを取らなかったことだ。青野ダムは走っていて楽しい、数少ない場所だ。休日の昼間で、体力さえ許せばもっと長距離走ることだってできる。周回で車で来ているので補給の心配もしなくていいし荷物も最小でいい。こんな恵まれた環境は少ない。そんなところで走る機会があるときに、前日にインターバルやってちゃもったいないし、故障に繋がる可能性も高い。今回は、休日を適度に取ることの重要性を学んだ。

 疲れを残さないLSDを覚える必要がある。同時に、基礎的な筋力やフォームを作るためのドリルも重ねなければならないだろう。もちろん、完全な回復も必要なのだろう。特に、自分のような年(54)になると、回復に時間が掛かるから、調子に乗って連日キツイ運動をしたら蓄積してしまう。幸いにして、今のところ膝も下肢の筋肉も筋にも痛みはない。このまま筋肉を鍛えるトレーニングで速度を維持できる時間を伸ばしたい。

 一つだけ救いなのは、心肺系に余裕が有ることだ。150bpmにもなっといて何が余裕だとも思うが、自転車で坂を登るときに比べたら余裕の心拍数だ。息が続かなかったり苦しくなって走り続けられなくなったりということは今のところない。足の筋肉さえ付けば時速10kmを維持することは可能だろう。

201060604 青野ダム周回ログ

6/05(Sun)
 朝から昼ごろまで小雨。10時過ぎに娘を駅に送って、食料品の買い物、水場の掃除、食器類の洗い物、ヒゲの手入れ、荷物の準備を終えたらもう12時を回っていた。

 社宅へ移動するための荷物を作って神戸に向かった。神戸から直接社宅に帰るので、自分で持てる範囲まで制限しなければならないし、社宅で使いたいものは全て入れる必要がある。なので、荷物は厳選しなければならない。

Zoff Athlete
白が欲しかったのだが、在庫は黒と赤しか無かった。ポップな赤ならありだったが、海老茶色みたいだったので、無難な黒にした。
 神戸に出る目的は一つ。ZOFFでメガネを買うことだ。以前買ったことがあるので、通販でも自分的にはいいのだが、自分の欲しい調光レンズ(紫外線の有無で色が変わる)はなぜか通販では売ってくれないので店舗に行かなければならない。店舗に行けば1時間程度の待ち時間で持ち帰れるのかと思っていたが、4日後渡しだったし。ちなみ、前に買った伝票をもっていって「これと同じ仕様で」と言ったら検眼も不要で「調光レンズだから」ということは一切なかった。なんで、調光レンズは店舗でしか販売しないのか全く理解できない。このフレームでも通常のレンズなら通販で買えるのだから。

 このシステムに対する苦情を店員に言ってもしょうがないので、引換証をもって店を出た。店内にいたのは10分程度だった。ついでにいうなら、以前買ったことがあって伝票も持ってきているのにまた名前と電話番号を書かされた。顧客管理台帳的なものは一切ないみたいだ。う~ん・・・

 メガネを受け取るためだけに神戸に行くのはアホらしくて無理だし出張も当分なさそう(出張先は基本的に本社だが、本社に行きたくもないのでどんどん機会を減らしている)なので、受け取りは神戸で働いている娘に頼むことにした。受け取って自宅まで持って帰ってもらえば、次回帰った時に受け取れるからね。そういうのも勘案して神戸店にしたのだった。

 社宅に着いたのは5時くらいだったので、徒歩で食料品の買い出し。ついでに、前から気になっていた「車両通行禁止」のバリケードのある道。徒歩なら入っていいということなので行ってみた。

 高速を作るために付けられた工事・メンテ用の道路みたいなものかと思ったら、意外に置くまで入っていけた。そしえ、最後は階段になっていた。その階段も、一時的なものではないように見えたので入っていった。祠が定期的にあったり、関西電力の鉄塔の保守用道路の目印(蛍光ピンクのテープ)があったりしたので、安心して進んだ。

 かなり登った所で頂上のような広場が有った。特に構築物や建築物はないが、人為的な空間があった。昔の砦のようなものだったのかもしれない。そこから、北道と反対方向に降りる道が見出された。濡れた粘土質の急斜面で KSO を履いていったのは完全に失敗だった。滑って転けそうになりながら、ひっつきむしを一面につけながら、蜘蛛の巣に引っかかりながら降りきった時には完全に日が落ちていた。

 MTB で通れるシングルトラックに期待していったが、階段と急坂ばっかりで自転車で入りたいような道ではなかった。でも、楽しかった。

 これって、オフになってんのかな?

トレーニングログ 2016/05/23-29

5/23(Mon)
 スーパーに行きたかったので、VFF KSO で6kmウォーク。コンビニに寄って自動車税の振り込みもしてきた。

 社宅についてからも物足りないので着替えて短距離ジョギングをしてきた。途中から思い立ってメトロノームアプリでテンポ音を聴いてピッチを合わして走ってみた。自分のリズムでは 180spm で走ることはできないが、メトロノームがあると合わせられる。

 今日はテンポを優先するために足元に気を使わなくていい場所を周回した。涼しかったせいかこれまでにないペースで走ることが出来て、心拍も上がらなかった。ケイデンス重視で走ったほうがいいんだろうか。ただ、これを何時間も続けられる自身はない。

 後、ピッチを稼ぐために歩幅が短くなってヨチヨチ歩きみたいになっているのではと怖い。かといって、今日よりも蹴り出しを強くしてストライドを伸ばすのは無理がある。

 ひとつ、KSO効果かもしれないが、180spm(ケイデンス90spm)で走っていると、拇指球付近が地面に着地するのが分かった。

20160523

5/24(Tue)
 NIKE FREE でテンポを守って走ってみようと勇んで出かけたが完全に不発。安物のウエストバッグは300mlのペットボトルでも揺れてうっとうしく、走りに集中できなかった。諦めて水を全部飲み干したもののバッグが邪魔で邪魔で仕方なかった。

 メトロノームを聴きながらのランはリズムを守りやすくていい。が、暗い中で凸凹だらけの歩道を走っているとつまづいたり、段差に足を取られたりしてリズムを崩す。テンポが良くなればなるほどそれが気になる。

 しかも、途中ででワイヤレスヘッドセットの電池が切れた。この時点でテンションが消えた。次の分岐でランを終了しショートカットを使って帰った。トータル9.5kmラン8km程度。疲れは全然ないが不完全燃焼。

 平坦で安全なルート開拓とうっとうしくない水の運び方をどうにかしたい。みんなどうやってるんだろう。

20160524

5/25(Wed)
 天気が悪そうなのでジョギングは諦めて、帰りにルート開拓。階段登りをしたかったので、階段を登って坂を下ってくるルートを試しに歩いてみた。一周約1kmくらいのルート設定ができそうだが、下り坂を走って降りると負担がキツイかもしれない。

 その後、空が安定していそうだったので、遠くのスーパーまで komodo sports を履いて行ってきた。1000円の短パンや洗濯ネット、食料品を買って帰ろうとしたら雨が降ってきた。

 仕方がないのでそこからランを開始。ゆるい上りだったのでフォアフットの練習にちょうどいいかと思ったが、太い国道の歩道なので車道を走る自動車のヘッドライトが逆光となり路面が全く見えず、凸凹に足を取られないよう探りながら走らなければならず、全くピッチが上がらなかった。買った荷物をデイパックに入れて背負っていたのでなおさらだ。

 デイパックは昨日使ったゴミよりはちゃんとしていて安定もよく、意外に走り易かった。

 2kmくらい走ったが、雨はあまり強くならずに住んだ。ラッキー!

 帰って、VFF comodo sports をネットに入れて、他の洗濯物と一緒に洗濯機で洗ってみた。

5/26(Thu)
 今日もどんよりな一日。降水量は多くないし昼は日差しもあったが、帰ってから走ろうかと思ったら路面は濡れてるしポツポツと降っていたので、階段ワークを2セットのみ(2km)。

 雨が降らなくても湿度が高いので動こうという気持ちにならない・・・

 Pebble 2 の kickstarter に申し込んでみた。これについては別に書く。

5/27(Fri)
 昼休みに郵便局まで往復。約2.2kmの道のり。高低差があって、昼休みとしてはいい運動になる。

 夜に NIKE FREE でランニング。国道9号線の歩道を往復してみた。が、下り側の歩道は平坦で走りやすいところがあった(以前確認済)が、登り車線は工業団地の一般道の歩道と同レベルの凸凹差で足元も暗くて全く走りに集中できなかった。

 10kmくらい、いきあたりばったりに走って、最後に近くの運動公園にある野球場を走ってみた。だれもいないし出入りは自由なのだ。ダイヤモンドは気が引けるので、フェンス際を走ってみた。陸上のトラックほどは均されていなくて走りにくところもあったが、つぎはぎの歩道よりはマシだった。自動車も通らないし、少なくとも障害物はない。

 荷物をベンチに置けるのも便利。水を持って走らなくてもいいから。周回のルートを設定して水はどこかに置いておくのも手だな。
20160527

5/28(Sat)
 昨日の疲れが残っていた。どんより曇っているので自転車は諦めた。午後に2時間位ジョギングしてこようと出た。

 休みなのにグランドには誰もいなかったので3周くらいした所で雨が降ってきた。濡れたグランドを走って足跡が残ると良くないので、いつものルートに戻った。昨晩走りにくかった国道9号線登りの歩道を昼間走ったらどんな感じかと確かめたかったのだ。しかし、足元が明るいので昨晩よりははるかに走りやすかったが、凸凹の負担は変わらなかった。もうあそこは通らない。

 そこから歩行者・自転車専用道を回ろうと思ったが雨が強くなってきたので一周で引き返した。ウォームアップとクールダウンの歩きを入れて1時間。今回も不完全燃焼だ。

 路面が凸凹だとフォームが崩れる。路面が良くて「これかな」と思えるフォームで走れた区間は速度も速くて心拍は変わらない。この状態でできるだけ長く走りたいのだが。

 iTunes store で 180bpm のメトロノームをダウンロードした。延々180bpsのメトロノームの音がするだけの曲(?)だ。ギターの練習用と書いてあるが、ランニングでも使える。アプリだとiPhoneがスリープになると止まってしまう。なので、ずっと画面に表示したままにしなければならないし、他の操作もできない。自作で mp3 を作って入れることも可能だろうが、150円なら買う価値は大きい。さっそくその曲(?)を聴きながら走ってみた。iPhoneの事を考えなくてもいいのはいい。一つ荷物が減った感じだ。

 しかし、またワイヤレスヘッドセットの電池が切れた・・・スピーカーで音を鳴らしながら走ってもいいが、今日は無理はせずにゆっくりと走ることにして帰ってきた。マトロノーム音ならたまにいる歩行者とすれ違う時でも気にせずにいられるからいい。というか、最初からヘッドフォン無しで行くか。

20160528

5/29(Sun)
20160529-road 久しぶりに405に乗ってきた。ランニングにいい平坦な田舎道を探しに行った。土の道が色んな所にあって、面白かった。

 本当にランニング向きといえるような農道はある。農道はあるが、そこまで自転車で行くのは面倒だ。行きはテンションがあるし体力もあるからいいとしても、走った後で自転車で帰ってくるのがだるい。しかも、農道があるのは社宅があるところより標高が数十メートルは低い。社宅は台形の土地の上にあるので、田んぼがあるところまで行くには必ず坂がある。

 午後から雨が降るという予報どおりに15時頃から雨が降り始めた。図書館に車で行って18時頃までいた。この数日、短パンにTシャツで過ごせるくらいだったが、今日はジャージの上下が必要だ。


20160529

デジヲタがフィットネス・トラッカーを使うと・・・(後編)

 iPod 時代から Apple と一緒にスポーツキットを出していたのは Nike。ヘルスケアの一部になっているのは Nike だけ。Nike だけはアプリを入れなくてもヘルスケアにデータを渡せる。ただし、Nike Fuel band は Fitbit や Jawbone などに対して劣勢に立たされているように見える。

 Google は Google fit という Apple のヘルスケアに該当するアプリを提供している。HealthKit に該当するようなクラウドを運営するつもりなのかどうかは自分は知らない(単に見ていないだけで Google がリードしているかもしれない)。

 アシックスが RunKeeper を買収

 Adidas は Runstatic を買収

 Under Armour MyFitnessPalとEndomondoを買収

 SNS がトラフィックを囲い込もうと必死になっているのと同様に、スポーツ用品メーカーはロギングサービスによるユーザの囲い込みを画策しているのだろう。フィットネスアプリ発祥のサービスのほうがメーカー臭がしないというメリットが有るし、すでに多くのアカウントを獲得している。

 トラッキングサービスを持つのはスポーツ用品メーカーにとって大きなメリットがある。SNSや掲示板を運営しても書き込むのは一部の書き込むのが好きな暇人だけだ。それに対して、運動ログは偏りがない。ログをアップロードするような人は、SNSには年齢も性別も書かなくても、ロギングサービスには書いているはずだ(自分がそうだ)。そうしないと分析の精度が下がるからだ。個人情報を預けることがユーザとサービスの両方のメリットになる珍しいサービスだ。そして、個人情報と結びつくトラッキングのログがビッグデータとして蓄積されている。多くの企業が欲しているのはこのデータだろう。

 リンクした記事にあるようなサービスに昇華することができるかどうか見ものだ。新しい魅力的なサービスが始まれば自分も使ってみたいが、ここまでに散々書いてきたが、HealthKit に対応していることが最低条件だ。

 フィットネス・トラッカーもロギングサービスも HealthKit も始まったばかりだ。雨後の筍のようにデバイスもサービスもアプリも現れている。これらがどのように淘汰されていくか。スマートフォン市場より面白いかもしれない。

デジヲタがフィットネス・トラッカーを使うと・・・(中編)

第一期
第一期
 フィットネス・トラッカーと体組成計がスマホと Bluetooth で連携出来るようになった。

 データはアプリによってクラウドに保存されるが、メーカー固有のクラウドに囲い込まれる暗黒時代。


第二期
第二期
 Fitbit クラウドの API によって Sync Solver がデータを取り込み HealthKit に反映できるようになった黎明期。

 Apple watch は当然、Pebble や Jawbone は最初からこのレベルだった。

 また、オムロンは相変わらず鎖国しているために、iPhoneアプリに取り込んだデータを Fitbit アプリにて入力しなければならない。が、Fitbit アプリに入れてしまえば SyncSolver 経由で HelthKit に登録される。


第三期
第三期
 Wi-Fi接続の体組成計を導入した場合のデータフロー。

 手による転記は無くなり、Appleのクラウド経由で Fitbit へもデータが同期される。

 Wi-Fi接続の体組成計が便利なのは、体重計からスマホにデータを転送する手間が省けること。特に、朝起き抜けに測定するので、この一手間を減らせるのは大きい。右の図では TANITA の__を想定しているが、HealthKit 対応のWi-Fi接続体組成計なら同じフローが実現できる。


第四期
第四期
 HealthKit 対応のフィットネス・トラッカーならこうなる。これが理想形。

 HealthKit 対応のアプリであればどんなメーカーでもデバイスでも入れ替えが可能で、HealthKit クラウドに保存されたデータを有効活用できる。ここではデバイスからのデータ入力にフォーカスしているが、HealthKit クラウドに蓄えられたデータは HealthKit に対応した健康管理ソフトで使うことが出来る。

 デバイスに話は偏りがちだが、重要なのは最後のところかもしれない。

デジヲタがフィットネス・トラッカーを使うと・・・(前編)

20160527_00 Fitbit のデータを Apple の HealthKit に取り込む方法が分かった。残念ながら Fitbit のアプリが対応したのではなく、サードパーティのアプリが必要となる。

 そのアプリは sync Solver

 Fitbit charge HR に感じていた不満の最大のものがあっさりと解消された。アメリカのユーザーにも同じように感じている人がいたのだろう。

 ヘルスケアには charge HR で取れる情報の大半が転送される。ヘルスケアの表示はシンプルなグラフか詳細なリストしかなく、Fitbit アプリのようなグラフィカルな分析はない。なので、個々の項目を詳細に見たい場合は Fitbit を開くしかない。また、Fitbit や Movescount にあるような詳細な時系列の心拍記録や距離を軸にした運動のログはヘルスケアには存在しない。

 体組成計の情報が取り込めれば自分的には完成。だが、HealthKit にはタニタやオムロンが提供するような情報を持っていないので、HealthKit 対応体組成計を持っていてもヘルスケアで管理することはできない。これは残念だが、体重(BMI)と体脂肪率以外の指標は各社が異なるアルゴリズムで計算していて、世界的な標準がないので仕方がない。今後も骨格筋率とか筋肉量といった指標が取り込まれることはないだろう。

 更に、これは Fitbit の問題だが、距離については引っかかるものがある。自転車とラン・ウォークの距離を合算してしまう。ランとウォークならまだしも、自転車で 10km 走るのとウォーキングで 10km とは全然負荷が違う。また、その自転車の距離も実際の距離とは全くかけ離れた数字で何の参考にもならない。Epson のように自転車を選んだら距離を 0 にするようにしたほうがマシだ(前にも書いたが、重要なので何回も書く)。

 おかげで、他の HealthKit 対応アプリ全てで利用できるようになった。するかどうかは別にして出来る方法があることが重要なのだ。HealthKit 対応にうるさくこだわっていた理由がこれだ。HealthKit のDBに登録されたデータはセンサーやアプリに依存しなくなる。フィットネス・トラッカーや体組成計を他社品に買い換えても、HealthKit 対応のデータは引き継げる。

 Fitbit charge HR でとったデータも、Sync Solver がなければ、他社のフィットネス・トラッカーに買い換えたらそれっきりだ。新しいデバイスでゼロから始めるか、遡って手入力するしかない。だから、各社は HealthKit に対応しないのだろうが、一度入れたデータは他でも使えるほうが便利に決まっている。そう考える人が多く、多くのアプリで連携が進んでいる。この流れに逆らうより流れに乗ってユーザを呼び込むほうが正解だと思う。少なくとも自分は、HealthKit にデータを遅れるようになったことで charge HR の魅力が大きく増した。

 残るは体重と体脂肪率だ。今使っているオムロンHBF-254Cは袋小路なので、Fitbit へはアプリを見てて入力している。体組成計の数字を覚えておいて転記するよりはマシではあるが大差はない。タニタはアプリにより HealthKit と同期できるようになった。素晴らしい。自分がオムロンを買う前にやってくれていたら、オムロンの体組成計を買ってがっかりすることもなかったのに。なお、オムロンのサービスには一つ良い所があって、過去6ヶ月のログをCSVでダウンロードしたり月ごとのレポートをpdfで読むことが出来る。これは fitbit でも提供されていないことで、素晴らしい。「体脂肪率の数字がこんなじゃなくて、HealthKit に対応してくれていればなぁ」と思うが別問題。

 長くなるので後編に続く

Pebble 2 をフィットネス・トラッカーに、俺はする

 「Pebbleの新作スマートウォッチはフィットネス狂 : ギズモード・ジャパン」:fitbit charge HR を持っていなかったら絶対に申し込んでいた。だが、charge HR と比較してクールなモニタと防水機能以外が追加出来るだけだ。むしろ、かっこいいモニタは要らんねんなぁ、俺は。ジョギングするときとかは信頼性の高いSUUNTO T6 をしなければならないから、時計風の外観のフィットネス・トラッカーをしたら両腕に腕時計しているキモいジジイになってしまう。

 core は面白い。これと腕時計でスマホを持って走らなくて良くなるなら負担が大きく減る。スマホを持って走るのは物理的な負担(重さと大きさ)以外に心理的負担が大きい。汗で濡らさないようにとか落とさないようにとか常に意識しなければならないから。

 ここまで書いた後で放置していたが。昼休みに kickstarter で eary bird 枠がまだ残っているのを見てクレジットカードを取り出してしまった。良ければ charge HR を置き換えるし、使えなかったらオークションで処分すればいい。

 しかし、Pebble のサイトを見ていたら、気になる文を発見。

 Pebble Health syncs with Apple HealthKit and Google Fit, with plans to add more integrations over the next year.

 一気に Pebble 2 の魅力が赤丸急上昇(古!)だ。Healthkit で一元管理するというのは大きい。ここでも散々書いた。最後まで Jawbone Up3 を待ち続けたのはアプリが Healthkit に対応しなかったからだ。(EPSON pulsense は Healthkit に対応しないことと同時に bluetooth によるスマホとの接続が不安定という報告が上がっていたことがある)。

 OMRON の体組成計が Healthkit に対応してくれれば体重と体脂肪率を転記する必要がなくなる。

VFF KSO 買ったよ

VFFKSO-unbox Bikila や komodo sports よりひとつ前の世代のモデル。KSOというのは Keep Stuff Out の頭文字らしい。ミニマルにするという意志を強く表すネーミングなのだろう。その後、TREK や KSO EVO に引き継がれて行ったらしい。

 足の裏のようなソールで溝は殆ど無いし他素材を貼り付けたりもしていない。他のモデルは通常のスニーカーのように土踏まず部分が盛り上がっているが、KSOにはない。他モデルは中底とソールの間にEVAのクッション材が入っているらしいが、KSOにはない。

VFFKSO-sole ソールをよく見るとスペリーソールのような切れ込みがあった。滑り止め効果というよりソールの柔軟性を高めるための切れ込みだろう。そういういうものが必要なくらいにソール自体は硬い。後のモデルでは薄いベース素材に異なる素材を貼り付けて見た目のアクセントとクッション、滑り止めにしている。そのパッチの切れ目によりソールの曲がる方向を制御するという思想だろう。

 また、KSO のソールは切れ込みが入っているだけなので柔軟性があるのは切れ込みの反対側に対してだけだ。これに対して、新しいソールは外側に対しても柔軟性がある。

 新しいソールのほうが柔軟性は高いし、パッチの材質を貼る場所によって変えることで、すり減りやすい所、柔軟性を高くしたい所、不要な所(土踏まず)を使い分け、柔軟性・耐摩耗性・滑り止め性能・軽量化に貢献しているのだろう。TREKやKSO EVO などは足の保護を強化し泥や土、石の道路への対応性を高める方向で進化しているし、今KSOを選ぶ理由は全く無いことが分かった。

 写真を見て、よりダイレクトな靴下感が味わえるのと期待していたが、意に反して、しっかりした剛性のあるソールだった。その後 TREK に発展したことを考えると、オフロードを想定したものなのだろう。KSOのレビューでもTREKと比較したものが多い。

VFFKSO-180g 重量は 180g と自分が持っているVFFの中では一番重い。ソールの容積が大きいことによるのだろう。

 今度はUS mens 7.5 にしてみたので、裸足だとフィットしない感じがある。底が平坦なので、土踏まずは完全に浮いている。フィットしない感じは土踏まず部分のフィット感のなさによるかもしれない。拇指球周りやカカト部分はしっかりと密着していて、大きな靴を履いた時のような”遊び”はない。アッパーのある硬いゴム草履を履いている感じといえば伝わるか。

 月曜日から会社の通勤(往復 2.5km)や買い物ウォーク、ジョギングに使ってみた。就業中にも履いてみたが、座り仕事が大半なので、良くも悪くも影響はなかった。ただ、PC作業をしている時でも、意識して足を動かすことで刺激が受けられるのは若干のリフレッシュ効果に繋がる。たまに、机の下に足つぼマッサージなんとかみたいなのを置いたり健康サンダルを履いたりしている人がいるが、そんな感じだ。

 会議室への移動で階段の登り降りが必要だが、VFF を履いていると、ダイレクトにトレーニング効果が得られる。これまでは社給安全靴だったが、安全靴はソールが硬く接地感が伝わりにくく階段では足裏全体で接地するような歩き方になる。VFF はダイレクトなので拇指球付近で接地しふくらはぎの筋肉を使って登る事が出来る。

購入記録

VFF はソールが命

左が KSOのソール 右は新しいタイプのソール
左が KSOのソール 右は新しいタイプのソール
 KSOは貼付けタイプの貼り付けた部分と同じ厚みのゴム板に切れ目を入れたようなものだ。

 切れ目の反対側(足の側)には柔軟だが逆は分厚いゴム板と同じ硬さになる。

vibram fivefingers sole 対して、貼付けタイプのソールはベース部の硬さしかない。そして、パッチの形状や隙間の方向、パッチの材質によって柔軟性を持たせる方向やクッションがコントロールできるのだろう。

 ただし、KMD sports のソールは貼り付けたというよりそういう形の型で成形して色を塗り分けたようにしか見えないので、パッチの材質によってクッションを使い分けているというのは怪しい。これは自分が買ったものがそうだというだけで、全てがそうなのかどうかは確かめる術はない。

トレーニングログ 5/16

5/16(Mon)
 午後から雨が降り始め変える時間帯には強く降っていた。筋肉痛はほぼ収まっていたが、昨日の疲れは残っていたので、完全オフにした。

 VFF komodo sports は予想通り雨に弱く、事務所を出てから20mくらいですでに浸水していた。普通の靴と違い、足にフィットしているので靴の中に水が溜まったり、グジュグジュいうこともないので、それほど苦痛ではなかった。ただし、これは1km程度しか歩かないこと、濡れても冷たくならない季節限定だろう。靴を履き替えられない状況だったり、寒い季節だったりしたら地獄だろう。

 帰ってVFFを洗った。裸足で履くので普通の靴よりは頻繁な洗濯が必要だろう。

5/17(Tue)
 昨晩干したVFFを触ったらほとんど乾いていたので VFF で出勤した。指先は複雑な形状をしているので乾きが悪いが、それ以外のところはすぐに乾く。これからはもっと頻繁に洗濯しよう。

 今日は朝から気持ちよく晴れていた。体調もいい。筋肉痛や倦怠感も完全に無くなった。やはり、たまに完全休日を作るほうがいいのだろう。

 アシックスGEL 1120 (asics gel 1120)で11kmジョギング。体の調子がいいのか SUUNTO T6 の調子がいいのかわからないが、130bps 台で走れた。

 このルートは movescount のログを見てもらえば分かるが、高低差は少なく、坂も緩い。が、舗装が悪い。しかも、土のように弾力がないから何かあるとダメージが大きい。今日も、暗がりの段差で足を取られて転倒しそうになった。なんとかこらえられたが、バランスを崩した状態から立て直す時に足にかかる負担は非常に大きい。悪い姿勢から急に立ち上がるようなものだからだ。筋肉にも関節にも大きなダメージが残る。下手をすると故障につながりかねない。

 また、歩道が車道に向かって傾斜しているところが多く、足首に負担がかかる。歩道のないところは逆で、道路の外側に向かって下がっている。排水を考えると仕方がないかも知れないが、ランニングには適していない。とくに、アシックスGELのようなシューズの場合は、路面に対して足が垂直になるようサポートするので、路面が傾いていたり凸凹があったりすると足首に対して斜め向きにするような力が働く。しかも、ソールがカカトよりかなり広いので、自分の足では踏まないはずの段差にも引っかかり、その一が重心位置より遠ければ遠いほど強い応力がかかる。アシックスGELはフラットな路面を走っている時には楽だが、凸凹があったり傾斜していると足首を痛めそうになる。

 明るい時間帯に走れば、傾斜についてはどうしようもないが、路面の凸凹や継ぎ目で足首を痛めることはないだろうが。朝走るのは怖い。何が怖いか考えると、その後の仕事のモチベーションがだだ下がりになるのではという恐怖だ。今の職場は朝でもその気になれば運動できる。スーツを着て行かなくていいし風呂や更衣室もある(本社には男性用の更衣室はない)。「ランニングをして会社に着いて、汗を流して着替えて仕事」ということもその気になれば可能だ。が、もう一仕事終えたような気持ちになってしまうのではないかと危惧されて踏み切れない。

 後、夏場にそういう習慣をつけても冬になったら絶対にできないことは目に見えている。

20160516

5/18(Wed)
 ルートを見なおして走りやすい道を選んで走ってみた。距離は往復することで稼いだ。

 今日は NIKE FREE 4.0 flyknit で走った。歩道の舗装が悪い社宅近辺ではこちらのほうが楽なくらいだ。

 ジョギングで使うのは主に、工業団地内の歩道だが、ガス・上下水道管などが埋設されているために掘り起こしての工事が多い。そして、歩道だから埋め戻しは簡易舗装しかしない。車道のように大きなローラーで均すこともしない。しかも、それらが縦横に行わた歴史が積み重なっている。舗装路でありながら凸凹でというのはサポートの強いシューズにとっては悪夢だ。足首のサポートが逆に働いてしまう。

 この凸凹による消耗は夜に走るから増幅されている可能性はある。昼間なら見えているし避けることも可能だろう。夜に路面を見ようとしたら視線が下がってフォームが崩れる。

 後半で走りやすい道を見つけたので少しペースを上げてみた。まだ10kmなので、これをどれだけ続けられるか分からないが。

20160518

5/19(Thu)
 二日連続10km以上走ったので、会社帰りに遠くのスーパーまで歩くだけにした。
5/20(Fri)
 明日、自宅帰る途中に良さそうなランニングコースがあることを思い出したので、明日に備えて今日もオフ。

 出勤と退勤に遠回りして各1時間くらい歩いたのみ。

5/21(Sat)
 自宅に帰る途中に青野ダムの周回路を走ってみた。約25㎞を3時間半かかった。

 これについては別に書いた

20160521

5/22(Sun)
 昨日の疲れが残っているかと思ったが、案外筋肉痛は少なかった。が、経験したことのない運動をしたので安全を優先してオフにした。

 午後になってもひどくなることもなく、体も軽いのでウォーキングがてら買い物。そして、西宮北ICまで30分歩いてバスに乗・・・ろうと思ったが、なんと、25分遅れで来たバスは一瞬だけドアを開いただけで十分に確認もせずに走り去った・・・行き先が見えにくくて一瞬出遅れたのは認めるが、予約しているのだから、声をかけるべきだろう。そこから30かけてしかも結構思い荷物を背負って合計1時間歩いたのでいい運動になったが。

 しかたがないので自宅で娘と夕食を食べてから自分の車で社宅まで移動。帰ったら中国からの荷物の不在票が入っていた。

 遅かったが、福知山市の郵便局は24時間受け取れるので、自転車で往復して受け取ってきた。

初めての25㎞ラン

 昨日、自宅に帰る途中に青野ダムによって走ってみた。青野ダムは自転車で幾度と無く走ったところで、その時に歩いたり走ったりしているひとを見ていて「よく自分の足で走れるなぁ」と思っていた。まさか自分がそのうちの一人になるとは思ってもいなかった。

aonodum ランニングをするようになって、なんでわざわざこんな所まで来て走るのかが分かった。

  • 平坦
  • 信号がない
  • 車の往来が少ない
  • 日陰区間がある
  • 路面の凸凹が少ない
  • 途中に橋が二本あり、距離の調節ができる
  • 周回なので、車に補給食などを置いておけば定期的に摂取できる
  • 自販機やトイレが比較的短い間隔にある

 自転車でも感じていたことだが、ランニングだとありがたさが増幅される。トイレなどは自転車なら数キロくらいなら我慢したとしてもたいした時間ではないが、ランニングだとその3倍位の時間がかかる。

 今回走ったのは青線で星マークが駐車場。駐車場は他にも点在しているが自販機とトイレが側にあるのが便利だからここにした。赤と緑の線が橋なので、いろんな長さのルート設定が可能だ。走っていて楽しいのは南エリアなので、赤い橋を使って南エリアだけを走る人も多い。ここなら8kmくらいなので、ウォーキングでも1時間半かからない。最も距離のある青の線で約13km、緑の橋を使って10km程度だ。南エリアは蛇行しているので直線距離の割に道路の距離は長い。

 ただし、南エリアには数カ所上り坂があって足に来る。トラックを走るようにトレーニングするなら赤い橋と緑の橋を使ったほうがいいかもしれない。ただ、直線が多いので、当然ながら退屈さとの戦いとなる。後、南エリアの南岸は木が生い茂っていて木陰が多い。昨日も赤い橋より北側はほぼ直射日光に焼かれっぱなしだった。

 7月並みの気温で快晴だったので、もし熱射病的な症状が出たらすぐにやめるつもりだった。関節痛が出た場合も同様。最短経路で車に戻るつもりでいた。が、どちらも発症しなかった。南エリアの木陰で走っている時間が結構長いのが良かったのかもしれない。膝については、安全を期してアシックスGEL1120をチョイスしたのがせいかいだったか。

 失敗だったのは300mlのペットボトルを手に持って走ったこと。最初ウエストバッグに入れていたが上下して鬱陶しいので手で持った。300mlならそれほど影響はないと感じていたが、3/2くらい飲んだところで短パンのポケットに入れてみたら急に楽になった。腕のふりが軽くなり足取りも軽くなった。手に持っていいのは懐中電灯が限界か。

 1周めで1時間50分近くかかって(ウォーミングアップ・ウォーク込)車に到着。水とBCAAを飲みトイレ。補給食に持ってきたスニッカーズを食べようとしたら・・・当然、真夏の炎天下の車の中に置いていたチョコレートになっていた。包装紙に半分くらい持って行かれながらも3本(小袋タイプ)食べた。ペットボトルに水を補給し2周めスタート。

 ペットボトルをポケットに入れウエストバッグを車においてきたおかげで身体が軽くなった。前半では一周目よりスピードを高めにして走った。が、後半の炎天下区間に来て身体が重くなった。太ももの前がだるくなってきた。ピッチも落ちてどうしても前かがみ気味になってしまう。そして、足の振りが安定しなくなるのか、シューズのソールがくるぶしに何回も当たった。振りだそうとする足が直線的に出て行かなくなったのだろう。こうなると疲れも増すしくるぶしも痛いしでダメージが蓄積した。アシックスGELはソールが広いので当たりやすい。Nike FREE なら当たらないかもしれないしVFFならそもそも当たるようなソール自体が存在しない。更に、アシックスGELはソールの表面はかなり固い。衝撃吸収材が厚いので剛性を保つために構造を保つための部材は固い。柔らかい吸収素材だけだとふわふわして安定が悪くなるからだろう(だからクッションタイプのシューズは重い)。

 2周めの後半3kmくらいは水を飲むたびに歩いた。SUUNTO のログを見れば一目瞭然だ(ログにはクールダウンでの歩きも含まれている)。

 故障無く4時間近く走り続けられることを確認できたのは収穫だった。息が上がったり苦しくなったりということは全く無かった。心拍数は高かったが、暑かったのも大きいだろう(自転車でも同じ程度の負荷で走っても真夏の炎天下は高かった)。首も痛くならなかったし背筋も辛くはなかった。もっと距離が伸びたり速度が上がったりしたら変わるかもしれないが、今のところ最弱点は足の筋肉だ。フォームが悪いために負荷がそこに集中している可能性も有る。ハムストリングや尻の上の筋肉も全然疲れていないから。使えていないのだろう。

 関節痛がなかったのは嬉しい。筋肉は練習を続ければ鍛えられるが関節が痛んだら休むしか無い。しかも、同じトレーニングを繰り返している限り再発の可能性が高い。故障さえなければ単純に練習を続けられる。

 次回青野ダムに行く時には、荷物を持たずに南エリアを周回してみたい。そして、NIKE FREE で走ってみたい。

20160521