Bluetooth keyboard case for iPad #2 配列

 ホームポジションの幅は約16cm。通常のPC用キーボードは18.5cmくらいなので、窮屈に感じる。MP8110もほぼ同じ幅だがそれほど窮屈な感じがしない。この差はどこから来るのか考えた。

 函体の大きさからくる期待感の差ではないだろうか。MP8110は函体のほぼ全面をキーが使っている。それに対して、本機では、余裕を持ったレアウトだ。左のCAPS LOCK やSHIFTなどはかなり場所をとっていて、ホームポジションに手をおいた時に、左右に余裕があるはずなのにその一部分だけをチマチマと触っているような印象になってしまう。重要度から考えたらCAPS LOCK とかSHIFTなどはもっと狭くてもいいだろう。


i Pad のソフトキーボードとの比較。
 iPadと本機の函体の幅はほぼ同じだが、iPadのほうがはるかに広く感じる。これは、iPadのキーがフルキーボードと同じくらいの幅があるからだ。そのためにイレギュラーな配置となっているし、ソフトキーボードならではの機能の切り替えで凌いでいる分モードの切替が必要になっているが、ホームポジションを最優先するという思想が現れたキーボードになっている。

 話はそれるが、Android のタブレット用のキーボードソフト(Android はIMもキーボードも入れ替えられる)にPC用キーボードの配列を忠実に模したものがある。配列を覚えなくていいというメリットはあるが、有効面積の差があり使いにくいものになってしまっている。

 妥協の産物でしか無いモバイルキーボードなのだからもっと割りきった配列でホームポジションを優先して欲しいところだ。キーボードの思想としてGとHの間がモニタ(この場合iPad)の中心線上にあるというのはUIとして素晴らしい(日本のノートパソコンはこの点で終わってる)が、キーひとつ分左にシフトしてキーピッチを数ミリ稼いだほうが良かったのにと思う。


 iPhone や Android 端末とのペアリングも可能だ。ちょっとキーボードとスタンドを借りて作業することは可能だ。

 Androidのタブレットは縦横比が違うし機種によって大きさが全て異なるのでこのようなカバーが発売されることはない。提灯マスコミは黙して語らないが、こういうところにもフラグメンテーションの弊害は起こる。だからこそ、iPhone や iPad が異なるサイズになることを積極的に受け入れることはできない。

 Bluetooth keyboard case for iPad で WordPress を使っていると日本語変換が反応しにくくなる症状に見舞われた。その状態でメモを起動して入力すると正常に使えたのでキーボードが原因ではない。WordPress がリソースを食いつぶしているのかもしれない。

 あと一つ、iPadでキーボードを使ってみて残念だったのは、スリープからの復帰ができないことだ。iPhoneだとアプリのテキスト入力画面で入力していてスリープに入った時、キーボードを叩くとiPhoneのスリープが解除され元のアプリの画面が表示される。ところが、iPadの場合はスリープ解除ができない。ホームボタンか電源ボタンを押してスリープを解除するとロック画面が表示される。

 スリープに入る時間が短いモバイル端末では少し手を休めるだけでスリープに入る。iPhoneのような動作だと気にならないが、そのたびに物理ボタンを押してロック解除しなければならないのは思考を中断させられて快適ではない。ちなみに、この症状はキーボードを変えても同じだったので、本機の問題ではない。

その他についてはWikiに書いたので、興味のある方はBluetooth keyboard case for iPad from koukokuno_Uraをどうぞ。

XOOM #28 Bluetooth keyboard for iPad を使ってみる

 Bluetooth で接続するということは、Android 端末でも当然使える。

 XOOM は函体が横に持った時の中心部が厚いので Bluetooth keyboard case for iPad(以下断りがない限りキーボード)、縦方向でしかスタンドとして使用できない。Android タブレットのワイド液晶なので、縦にすると重鎮位置が高く安定が悪い。これは、コンセプトからして仕方がないだろう。

 ペアリングは簡単だが、日本語変換モードの切り替えがわかりにくい。使用している IM によっても異なる。また、何らかのタイミングで再現性が安定しない。Google 日本語入力はキーボードを使ってもソフトキーボードは表示されたままだ。

 日本語変換ソフトにもよるかもしれないが、iPad でも Android 用の IM でも変換候補をソフトキーボードの入力エリアのすぐ上に出す(全て調べたわけではないが、iWNN、Google日本語入力、Shimeji、日本語フルキーボードではそうだった)。そして、キーボードを使う場合にはキー部分を表示せずに変換候補は最下行に表示される。遠いねん。それでなくても、フル画面のアプリでは入力箇所が画面のほぼ上端になる場合が多い。そこに、最下行に変換候補を出されたらどっちに視線を集中させていいのか悩む。

 Androidでも一部の特殊キーは使える。ホーム、検索、音量(上げ、下げ)反応する。Android の場合、ホーム画面でアプリをキーボードから選んで実行させられるのでホームボタンがキーボードにあるのは便利だ。前にも書いた気がするが、この機能は iOS にも搭載して欲しい。キーボードをサポートした時点でタッチオペレーションで完結することがオールマイティーな UI ではないことを認めたのだから。

iWnn との相性かアプリとの相性かわからないが、変換のときに画面がちらついて気持ちが悪い。Android の IM が悪いのか OS レベルでの API が熟成不足なのか、イマイチ快適にならないのが残念。ただし、これは自分の環境(Honeycomb,XOOM,iWnn,Bluetooth keyboard for iPad)固有の問題かもしれないので、「Androidではキーボードを使ってもあまり快適ではない」と判断するのは早計だ。ぜひ、いろんな端末でいろんなキーボード・IMでの組み合わせをチャレンジしてブログでもTwitterでもいいから発信して欲しい。

Logicool wireless trackball M570 #2 無線(電池)、形状

ワイヤレスの快感

 このトラックボール(Logicool Wireless trackball M570)のメリットの一つはワイヤレスだ。付属の unifying レシーバーをPCのUSBポートに挿して使う。Windows 7 では OS に付属のドライバが自動的にインストールされて使用が可能になった。unifying というのは、Logicool の無線デバイスで統一的に使用できるという意味で unify らしい。Logicool はキーボードやマウス、テンキーパッドなども作っているので統一して使えば使用する USB ポートが一つだけで済む。

 ただ、標準的な Bluetooth を採用していれば USB ポートなど一つも使う必要がないので、iMac(にかかわらず本体に Bluetooth を持っているデバイスの) ユーザにとっては残念な仕様といえる。Bluetooth が全てのPCに標準では搭載されていない中で、周辺機器メーカーとしては苦肉の策としてこの方法を編み出したのだろう。

 動かす必要のないトラックボールで無線化がそれほど効果的とは思えないかもしれないが、自分の場合には効果は絶大だった。社給PCは着脱式バッテリーを後部に配置しているために、USBポートは右1、左2という配置だ。これまで、は右のポートにマウスを挿していたが、余ったケーブルが干渉して面倒だった。さらに、テンキーを使おうとすると自体は悪化し、テンキーにマウスのケーブルがかかってテンキーもマウスも使いにくいという面倒な事になっていた。これらの多くはUSBポートが後面にある機種では余り問題にはならない可能性は高いので、マウスのケーブルが邪魔になっていない人は当機の無線接続はそれほど効果を感じないかもしれない。

 無線化で不安になるのは電池の管理だが、5営業日(

 一日10時間程度)の使用で「546日もつ」と表示された。実際にこれほど持つかどうかは分からない。電池の残量が減ってくると第 5 ボタンの手前にあるLEDが点灯する(らしい)。Setpoint をインストールすればPCの通知エリアにも表示される。大きな本体だし本体を動かす必要のないトラックボールなのだから単二か単三2本でも良かったのではないだろうか。

 電源スイッチは付いているが、スリープするので余り意識すること無く入れっぱなしにしている。スリープ解除の反応はよくタイムラグはほとんど感じない。

デザイン

 複雑な3次元曲面によって構成されたエルゴノミックデザインだ。一時期流行してもてはやされたルイジ・コラーニの工業デザインやバットマンカーを思い起こさせる。プラスチックの表面は梨地のような仕上で光沢感がある。そして、艶のあるメタリックな青いボールがアクセントとなっている。少し残念なのは4,5番ボタンでこれだけが普通のツルッとしたプラスチックの質感そのままだ。

 このデザインはアメリカ人男性の平均的な手の大きさに合わせて作ってあるので、自分(身長165cm)には大きすぎる。苦痛ではないが、ボタンとスクロールホイールが少し遠い。このあたりは、身体的特徴に最適化すればするほど、前提とした身体的特徴に一致しない場合に不便になるというエルゴノミック・デザインの弱点だろう。

 このトラックボールは左手で使うことは実質不可能だ。これは、究極の非エルゴノミックデザインとも言える magic mouse がどちらの手でも全く同じように使用できるのと対照的で面白い。

スクロールホイール

 残念なことに、スクロールホイールの使用感は悪い。というか、コリコリというクリック感がある一般的なマウスと同じだ。チルトがないのについては前に書いたとおり一番のガッカリポイントだが、このホイールの操作感も自分には残念ポイントだ。

 何のメリットがあってこのような抵抗を設けているのか分からない。

 同様に、スクロールホイールをボタンとして使用する際の抵抗ももっと弱いほうがいい。こちらは、スクロール時の誤動作とのバランスである程度のコシが必要なので弱ければいいというものではないが、もう少し弱くてもいいのではと思う。

iPad #06 Bluetooth keyboard for iPad 購入

新発売!! 新しいiPadにも対応 スタンド付き ipad 3 Bluetooth キーボード アルミ ケース Black × Black 日本語&英語 説明書付 iPad 2012 のスクリーンキーボードは XOOM のものよりはるかに扱いやすいので迷っていたが、純正の風呂蓋より安い値段のものがあったので、ダメ元で(キーボードとしてイマイチでも液晶カバーとスタンドにはなる)買ってみた。ホントは logitech (日本では Logicool)のキーボードが欲しかったが日本での発売が未定なので、それまでのつなぎでも痛くない価格(2980円送料・消費税込み)のものにした。新発売!! 新しいiPadにも対応 スタンド付き ipad 3 Bluetooth キーボード アルミ ケース Black × Black 日本語&英語 説明書付。今見るともっと安いものもあった。おそらく同一の製品だろう。

 レビューは少し使ってからにしたい。とりあえず下書き用のBluetooth keyboard case for iPad – koukoku_no_URAに書くので気になる人はどうぞ。

 開梱動画を撮ってみたので暇な人はどうぞ。UNBOXING Bluetooth keyboard case for iPad 開梱からペアリングまで

Logicool wireless trackball M570 #1 

社給PC と同時に TOSHIBA の有線マウスが配給された。小ぶりなマウスで横スクロール機能も付いていて単体としては嫌いではないが、社給PC のUSBポートの配置が微妙(左右にしか無い)で線がじゃまになって困っていた。

 うっとうしいので、Logicool のトラックボールLOGICOOL ワイヤレストラックボール Unifying対応超小型レシーバー採用 M570を自腹で買ってみた。実はトラックボールとは知らず、トラックボール型スクロールホイールのついたマウスだと思って買ったのだった。思ったものとは違ったが、事務屋のマウスの代わりにはなるのではないかと、会社に運びセットアップ。インストールはUSBにレシーバーを挿すだけで良かった。しかし、有効活用するためのソフトウエアのインストールができない。インターネットにつながったPCでインストーラーがダウンロードできている環境なのに「インターネットの接続が見つからない」というメッセージが出てしまう。アップデータを置いたサーバの設定が変わっているのにアプリの設定がそのままなのか、プロキシ経由のネットアクセスに対応していないのか・・・公式サポートページ

 サポートソフト(SetPoint 6.32)がないとポインタ操作のみをトラックボールにした4ボタン+ホイールマウスで取り立てて機能はない。4番と5番は戻る・進むに割り当てられていて変更できない。一番残念なのはスクロールホイールが横スクロールに対応していないことだった。エクセルを使うときに愛用していたので、これがないのは苦痛。ソフトをインストール出来ればオプションのボタンを横スクロール動作に割り当てられると思うんだが・・・

 トラックボールの操作は案外快適でクローズボックスとかウィンドウ幅の調整といった細かいポイントとボタン操作を同時に行わなければいけない時以外には従来のマウスより楽だ。惰性で飛ばせるのも光学マウスでは難しい技だ。

 スクロールホイールが横スクロールに対応していればそれなりに使えるが、横スクロールがないのはちょっと辛い・・・

追記
ロジクールのサポートに質問を送ったら、フルバージョンへのリンクを教えてくれた。これならオフラインでもインストールできる。何でこのリンクをサイトにあげておかないんだろうという疑問は残るが、結果オーライ。このインストーラーは正常に動きコントロールパネルのマウスに設定用のタブが追加された。

 SetPoint 6.32をインストールすると、通常の2ボタン+スクロールホイールマウスと同じ設定項目の他に、4番目と5番目のボタン(写真でボールの右に見える小さなボタン)の設定変更が可能になる。そして、特定のソフトについて、そのソフトだけのローカルな動作を定義できる。マウスの機種によっては、細かな設定が可能でExcelのメニューのうちの階層を下った所にある機能を一発で呼び出すことができるが、このトラックボールでは定義できない。できるのは予め用意された機能の呼び出しと特定のキーコンビネーションの設定だけだった。 

 そして一番欲しいExcelでの横スクロールの設定は無かった。左右矢印ボタンを割りつけるという設定があって期待したがリピートが効かないので、ボタンを連打しなければならない。これでは全く意味が無い。しかたなく、Excelでは、ページアップ・ダウンにオプションボタンを割り付けた。自分の好みではスクロールホイールによるスクロールはあまり好きではない。スクロールバーの矢印ボタンよりはマシだが(Appleのマウスはスクロールホイール採用が遅くて、この点ではwindowsのほうに軍配が上がった時期があった)、magic mouse や mighty mouse、iOS デバイスの慣性スクロールに慣れてしまうとゴリゴリとホイルーを回すのが苦痛でしか無くなった。なので、ページ単位で移動できるのは少し便利になった。

 その後、共通設定で、スクロールホイールのプッシュで Universal scroll という物を見つけた。Universal scroll モードに入るとマウスポインタの形が変わり MS office のウィンドウでスクロールホイールを押した時と似たような動作になる。マウスの時には移動量の調節が微妙すぎて面倒で使っていなかったあれだ。トラックボールでは、トラックボールの動きで全方向にスクロールできるような感じになり非常に快適だった。モード切替なしに常にそのような状態の magic mouse には及ばないが、大きな表のあちこちを見て回りたいようなときに、キーボードに手を戻すかマウスで何とかするか迷わなくても済みそうだ。モード切り替えが不便だが、Excelででかいシートを操作している時のスクロールにかかるペナルティは大きいから、十分取り戻せるだろう。

 少し使い込んだら詳細な使用感を書くつもり。

おまけ:
 SetPoint のインストーラーがうまく動かない場合には下記のリンク先を使うといい。どちらも日本語版。実行ファイルへのリンクなので、一度ローカルに保存してウィルススキャンしてから実行することをオススメします。

windows7 32bitバージョン
http://download01.logitech.com/web/ftp/pub/techsupport/mouse/setpoint632j.exe

windows7 64bitバージョン
http://download01.logitech.com/web/ftp/pub/techsupport/mouse/setpoint632j_x64.exe

Logitechから iPad カバー兼BT キーボード Ultrathin Keyboard Cover – Engadget Japanese

 こちらは Logitech (日本ではロジクール)の iPad 用キーボードカバー。使うときに取り外して溝に差し込んで使う、台湾製の 2,000 円台のものと同じ構造。溝の確度が画面の確度なので、調節はできない。

安いものと違うのは磁石を使ったギミック。強力な磁石でカバーの固定をサポートすると同時に、iPadに組み込まれたスリープスイッチを兼ねている所がポイントだ。磁石でサポートしていることで、嵌合部を減らすことが可能になり、厚さを減らす効果もあるのだろう。

 $99 なので、Brydgeよりはだいぶ安いが、ロジクールから売られる時に幾らになるかは分からない。そもそも、日本で発売されるかどうかすらも分からない。

Logitechから iPad カバー兼BT キーボード Ultrathin Keyboard Cover – Engadget Japanese.

Logitech が iPad 用 Bluetooth キーボードの新製品 Ultrathin Keyboard Cover を発表しました。超薄を自称するだけあって iPad 本体よりも薄いキーボードで、純正のスマートカバーのように磁石でヒンジをくっつけることで画面カバーになります。

開いた状態では、iPad を取り外してキーボード上部のスリットに差し込むことで角度をつけて固定が可能。キーボードは iPad と同じ幅に詰まっているものの、コピー / 貼りつけ / Undo といった iPad 用ショートカットキーを備えます。内蔵バッテリーは一日2時間の使用で約6か月駆動。「新しい iPad」こと2012年モデルのほか、昨年の iPad 2にも対応します。

米国・欧州ではすでにUS 99ドルで販売中。

Brydge + iPad: Do more. by Brad Leong — Kickstarter

 ナニコレ:iPadがMacbook Airみたいになっちゃうキーボード、Kickstarterで実現へ – ITmedia ガジェットのタイトルを見た時に「また Bluetooth キーボードカバーが出るんか」程度の認識で記事をちゃんと読まずにリーディングリストに入れていた。昼休みにビデオを見て買う気になった。台湾製の Bluetooth キーボードカバーなら 3,000 円以下で入手可能なのは知っていたが、ヒンジと固定具のギミックが魅力的に感じた。

 早速サイトに行ったら、既に $150 のオファーは売り切れていて $170 からしか無かった。$20 (1,600円)の差でしかないが、Ealy Adopter Special が受けられないのでやめた。それに10月まで待つのもナニやしね。まあ、あのブドウは酸っぱいに違いない・・・

Brydge + iPad: Do more. by Brad Leong — Kickstarter

防水ケース更新 Acase シースルー 防水ケース

 風呂用防水袋を更新した。前に使っていた防水ケース RB9CQ01はコストパフォーマンスは悪くなかったが、チャック部分が弱っており、万一湯船に落とすことがあったら浸水すると思ったから。購入後3ヶ月程度だったが、毎晩3人の風呂に付き合い、休日には自転車ジャージの背中ポケットに入れられるというハードな使い方だったので問題はないと考えている。この構造と素材ではこれ以上を求めるのは酷だろう。

 同じ物を買おうかとも思ったが、防水袋があるだけでiPhoneライフが充実することを思えば少し高くても安心できるものをと少し高いものにしてみた。基本的に水没するようなことはないので、完全防水を謳ったようなものは要らない。

 買ったのがAcase シースルー 防水ケース ‘2012 for iPhone4S iPhone4 iPhone iPod Xperia Galaxy (ストラップ付)1,580円。ほぼ同じと思われるLAVOD Waterproof Bag 5m防水ポーチ LMB-007Sでも機能は変わらないだろう。自分が買ったときには後者は見当たらなかった・・・

 材質はかなり厚いPVCで IPx8 20m guaranteed という文字があり、取扱説明書には「使用する前に乾いたティシュを入れて密閉し、水中に3分以上付けて試せ。もし、濡れるようなら連絡しろ使うな」という文言があり(日本語で)、自信を伺わせた。実際に海で水没するような使い方をする人はやっておいたほうがいいだろう。自分の場合は水しぶきと濡れた手で触って大丈夫なら問題ないので、この文言を信じていいのかどうか試すことはしなかった。メーカーのホームページwww.apluscase.com.twにはこの防水袋に関する説明はなかった。

 上部の開口部を密着させるための機構がこのケースのポイントだ。偏心カム状の留め具を回すことで2枚のプラスチックの板を押し付け密着させるようになっている。袋自体には一切シール構造はない。ウィークポイントは留め具部分の摩滅によって圧着力が落ちることだ。ここが弱ると水の侵入を防ぐものはない。また、PVCとプラスチックは溶着しただけなので、出し入れの際にストレスをかけると袋と留め具との間に隙間ができる可能性もある。出し入れの時にあまり力がかからないように注意したほうがよさそうだ。

 PVCが厚いのでタッチパネルの反応はあまりよくない。また、風呂で使う場合の特殊事情かもしれないが、中の空気が膨張して袋と液晶の間に隙間ができることで操作が困難になる場合もあった。ケースに入れるときに空気が入らないようにしても、マチのない構造で、密着させることは困難だった。

 Amazonのレビューに留め具が硬いというものがあった。個体差があるので書かれた人の留め具が異常なのかもしれないが、自分のところに来たものについては、力はいるが、この力を使って密着させるという構造なので、納得できる程度のものだった。むしろ、この留め具が簡単に動かせるようになったりガタつきが出たら使用しないほうがいいだろう。水圧がかかったときに耐えられない可能性が高いから。

 後、iPhone の場合物理ボタンの操作はほぼ不可能だし、メニューボタンも操作しにくいので、AssistiveTouch をオンにすると便利(自分は常にこれをオンにしている)。

タッチパネル対応手袋

 JR福知山線の普通電車は寒い。車内でモバイルデバイスを触るときも手袋をしていたい。palm デバイスは物理ボタンがついていたので、手袋をしていても操作できた。iPhone にしてからはこれができなくなってつらい思いをしてた(iPhone を使えなくてではなく、冷たい思いをして使っていたという意味)。

 2010年の年末あたりに、導電性糸を使って毛糸の手袋でタッチできるようにするという小技がネットを騒がせたが、導電性糸の入手ができなかった。その後、無印良品が毛糸の手袋の指先に導電性の糸を使って編んだタッチパネル対応手袋を発売し、2011年の秋には多くのメーカーからタッチパネルが操作できる手袋が発売されて現在に至っている。

 ここでは、自分が試した手袋について簡単に感想を書き留めておく。

無印良品(1980円)

 昨年、誕生日のプレゼントとして、無印良品のタッチパネル可能手袋を息子に贈ってもらった。反応はあまり良くなくてフリック操作は難しかったが、TLやニュースを読むのに重宝していた。しかし、ベルクロの開け閉めの際に引っかかってボロボロになった。素材自体も風合いを重視したもので、手袋としては良いのかもしれないが実用性という意味では残念な出来だった。

週刊アスキー(490円の雑誌のおまけ)

 今シーズンはどうしようかと思っているところに、年末に週刊アスキーにおまけとしてタッチ手袋がついているという情報を入手した。風合いは無印良品よりは劣るが、タッチの反応は遥かによく、滑りがいいこともあって、フリック入力が素手より楽になった。耐久性については五十歩百歩で購入後3日目にはほころびが発生し、一月を待たずに毛玉だらけになってしまった。

 490円なので満足している。付録の雑誌が読むところがなくてゴミになったが・・・

ダイソー(200円)

touch glove
 もう一冊週刊アスキーを買っておけば良かったと思ったが、既に手遅れ。そんな時に、100円ショップのダイソーでタッチ手袋を発売しているということを知った。100円ショップだが手袋は200円なので、100円玉一つもってダイソーにダッシュするのはやめていただきたい。消費税抜きの200円なので210円もって行こう。

 100円ショップに売ってあるニットの100円の手袋の親指、人差し指、中指の先端2cmくらいが違う繊維で織られていてタッチパネルが反応するようになっている。タッチパネルの反応は良好で週刊アスキー手袋と変わらない。

ワークマンの革手袋・トンクレスト(多分380円)

 あまり話題にならないが、薄手の一枚仕立ての革手袋なら静電容量式タッチパネルは反応する。5本指全部が使えるので、iPad でメニューに戻る操作も可能だろう。

 問題は、暖かくないということと見た目がナニなこと。後、指先の遊びが大きく認識位置が自分の感覚とがずれるので、文字の入力や小さなリンクオブジェクトのタッチが難しいのは不便なところだ。

あと、買わなかったが、タッチパネル用のニット手袋も売っているのを見かけた。多分400円くらいの値札が付いていたと思う。来シーズンはこれを買ってみるつもり。

チャンス

 手袋メーカーにとってはビジネスチャンスが残っている。100円ショップの手袋は3本指がタッチ対応だが、iPadのジェスチャーで便利この上ない「メニューに戻る」が出来るかどうか不明。

 また、一枚仕立ての革手袋ならタッチパネル対応を謳えるので、宣伝に使うべきだ。

XOOM #26 スリーブ導入

 会社への通勤には Timbuk2 のクラシックメッセンジャーを使っている。6年前くらいに買ったもでるなので、最近のもののように中に仕切りがない。いぜん、会社に持っていったときにバッグの中で他に入れていたものの金属部分が液晶面に当たって跡が残った。保護シールを貼っているので液晶自体の破損はしなかったのは不幸中の幸いだった。

 めったに持って行っていないので優先度は低く放置していたが、昨日会社に持って行こうとしてよく見ると、バッグの中は危険なものでいっぱいだった。鍵(バッグに紐がついていて家の鍵と自転車の鍵をそこにつけている。今のTimbuk2のメッセンジャーでは外のバッグに鍵をしまうようになっているが、自分のものは内側のポケットに入れるようになっている。しかし、ファスナーを開いて出し入れするのが面倒でバッグのメイン部分に放置している)、ペンホルダーに常備しているボールペンのクリップ、バッグの内側ポケットのファスナーのスライダー。また、ACアダプターやUSBケーブルを入れる場合にはそれらのコネクタやプラグは凶器になる。

 そこで、バッグの中に入れるときのためだけの入れ物を考えた。使うときには裸で使いたいからケースは却下。そうすると選択肢は殆ど無い。高機能のインナーバッグが保護するだけのスリーブしか無い。

 無印良品に行ったら単体のバッグとしても使えそうなポケットがいっぱい付いたインナーバッグがあった。セールで50% off とか 30% off になっていて1000円程度で買えた。しかし、PCを想定しているようで、タブレットを入れるには仰々しかった。ただでさえ 700g の荷物が増えるときに、移動中の保護のためだけのために数百グラムを追加するのも馬鹿馬鹿しいのでやめた。

100yen shop's tablet bag 近くの100円均一ショップに行ってみたら、ほぼ、イメージしていた通りのスリーブがあった。わずかに大きいが、専用品ではないので仕方がないだろう。薄くてペナペナだが、液晶を保護するためなら十分だ。バッグの中に入れるときにしか使わないので落とした時の保護などは一切無くてもいい。バッグの中で他のものと干渉して傷がつくのだけを防ぐという目的ならお勧めできる。

 ちなみに、100円ショップには iPhone 4,4S 用のカバーがあったり、スマートフォンを卓上で立てておくためのスタンドもあった。洗濯ばさみを大きくしたものもあって、これは実用性は十分そうだった。以前から、大型の洗濯ばさみを使うというやり方はネットでも見られていたが、内側が滑りにくい素材が貼ってあって使えそうだった。買わなかったのは、これまた100円ショップで買ったミニイーゼルを加工したもので満足しているから。後、洗濯ばさみ型と、折りたたみ可能なものと甲乙付がたかったから。金額的には両方買ってもいいが、使わないものを買うのは無駄だから。いつか、100円ショップのアクセサリーを試すしてもいい。