Logicool M575 トラックボール4台目購入・第一印象

M575の旧モデルを3台使ってきた。3台目はこわれていなかったが、社宅から引っ越しの際に行方不明になってしまった。

自宅の iMac と Windows10 ではM546を使っていて不自由はなかった。特にWindows10ではLogicool option でAudacityのキーボードショートカットを進む・戻るボタンに割り振っていて快適に編集できていた。iMacについていた Magic Mouse も持っているが電池管理が面倒で使わなくなっていた。

6月1日から職業訓練校に通い始めたら、あてがわれたDELLのノートPCは大嫌いなタイプのキーボードで、マウスは有線の安物で最悪だった。プロのプログラマーを養成する環境と思えない状態だった(個人の感想です)。

とんでもないノートPCのキーボード派諦めるしかないが、「せめてマウスだけは」と Logicool の M575(新バージョン) を購入した。

BluetoothとUSBレシーバーの両方に対応しているので、WindowsマシンではUSBレシーバー経由で、MacBookAirではBluetoothという使い方ができる。訓練所のDELLにはBluetoothが付いていないからUSBレシーバー経由で接続できることは必須だし、MacBookAirとはBluetoothのほうが便利だから。MacBookAirを外付けモニタにつないでいるときにはUSBマルチポートアダプタを使っているからUSB Aもあるが、MacBookAir単体の場合にはBluetooth経由でないと使うことができない。これまではMagic Mouseでしのいできたが、動画編集ソフトとAudacityは反応がおかしくて苛つくことが多かった。

以下に第一印象を書き連ねる。

  • ×ボールがギラギラしてダサイ
  • ×ボール操作の際の摩擦音が前モデルより大きい。多分ボールの表面をざらつかせたせいだろう。
  • ○左右のボタンのクリックが軽くなった。

Logicool M187BK 修理完了

20150131_logicool 以前、使えなくなっていたマウスの修理が完了し受け取ってきた。「雪後晴れ logicool M187 購入!」で購入した時のことを書いていたが、その時に壊れたと書いた古い方のマウスも同時に修理に出していた(古い方も保証期間は過ぎていなかった)。

 両方交換となった。単価の安いマウスのパーツ交換はないのだろう。

 前のよりホイールの抵抗とノイズが大きくなった気がするが、新品だからかも知れない。とりあえず、小さくて軽いワイヤレスマウスは快適。これでホイールがチルトできれば言うことなしだ。それを割り引いても、Logicool M187は価格・機能のバランスが取れたオススメ品だ。小さくて軽いシンプルなマウスが好きな人向き。

Logicool wireless trackball M570 お逝きなさい

logicool M570 2012年に買って、会社で使ってきていたトラックボールが不調になった。かなり前に同じ症状が出て、数ヶ月放置して、試しに繋いでみたら元通りに使えたという経験をしていたので、今回も3ヶ月くらい放置してみた。しかし、状況は変わらなかった。

 ロジクールのサポートに聞いてもダメだった。提示された対策は全て試したものだった。「電池交換、USBポートを変える、サポートソフトの最新版再インストール、他のマシンで試す」全て効果なし。Windows 10 でも Mac OS X Yosemite でも変な挙動を発症する。

 使用限界を超えてボタンのスイッチがおかしくなったとか読み取りが悪くなったとかいうのなら理解できる。実際、一般的な事務屋にして非常にPC使用頻度の高い人間なので、個人が家で使用する頻度の10倍くらい使っているだろうから。

 しかし、症状が一定しない。というか、再現するが、発動条件が分からない。ポインタの移動はどの環境で使っても正常。なので、ワイヤレスレシーバーとデバイスとの通信には問題はない。レシーバーのUSBドライバも正常に認識されていると思われる(このレシーバーに他のロジクール製マウスを繋いでも全く問題は発生しない)。ボタンの反応がおかしい。win 7 で使っていると、最初正常に使えているのに数分後に突然一部でボタンが効かなくなる。起動しているアプリのウィンドウ上では正常に使えるのに、エクスプローラーの操作ができない。ウィンドウ下のステータスバー(というのか?起動中のウィンドウのタイトルが表示される、ウィンドウメニューがあるエリア)は全くボタン操作を受けつけなくなる。表示されたダイアログも操作を受け付けるものと受け付けないものがある。そして、不思議なのはこの症状が出たら別に繋いだ有線のUSBマウスも同じことになるのだ。

 トラックボールの物理的故障なら他のマウスが影響を受けることは考えにくい。ボタンが押しっぱなしとしてOSに認識されているとすれば、他のマウスの操作ができなくなることはあるが、その場合ポインタの場所によってボタン操作ができることはないだろう。

 また、この状態でもキーボード操作は全く問題がないので、電源を切ったりアプリの保存を行ったりはできる。そして、レシーバーを挿したままでも、トラックボールの電源を入れなければ他のマウスの動作がおかしくなることはない。トラックボールの電源を切って再起動すればシステムは普通に動く。何のダメージも受けていない。

 Windows10 と Mac OS X Yosemite の場合も似たような感じだが、影響を受ける範囲は少ない気がする(短時間で諦めたので詳しくは分からないが)。

 とにかく、ロジクールは保証期間終了後のデバイスについては有償での修理も受け付けないらしいので、このマウスは廃棄するしかないようだ。残念だ。この3年間、ホントによく働いた。これのおかげで机の上がスッキリしたし操作も楽だった・・・後継機が出たら買いたいが、同じ機種は、原因不明だけに、ちょっと抵抗がある。

雪後晴れ logicool M187 購入!

20150131-sky 朝、着替えてロードに乗ろうと思っていたら、娘が「あれ?雪降ってる?」外を見たらかなり強い雪で路面がみるみる濡れていった。積もるほどの気温ではないが、ロードに乗れる状態ではない。というか、自分は嫌。そのまま娘を駅に送り帰って着替えた。

 帰って、掃除をしたり OneDrive の設定を見なおしたりしていると雪がやんで晴れてきた。

 一度普通の服に着替えた後で再度自転車用の服に着替えるのはめんどくさすぎる。かといって天気のいい休日に全然体を動かさないのはストレスが溜まるので、近所のEDIONにマウスを徒歩で買いに行った。自転車で行こうと思っていた方向(三田市)は完全に雪のようだった。行ってから雪が降り始めるよりは出かける前に降り始めてくれてラッキーだったかもしれない。

 以前使っていたものは昨年の3月に waze の編集をするために買ったもの。magic mouse は持っているが、JAVAベースのグラフィックソフトのような waze では反応が悪くてストレスが溜まったから。それが、左ボタンの反応が悪くなって、非常に使いにくくなった。waze だけでなくブラウザの操作すら不便になった。電池を交換(無線なので)してもダメだったから諦めた。

20150131_logicool 会社では Logicook のトラックポイントを使っているが、waze には向かない。ボタンの音がしないとか、bluetooth とか5ボタンとか色々と趣向を凝らしたマウスがあって悩んだが、同じLogicool M187にした。小さくて軽いので気に入っていたから。

 最後まで迷ったのが bluetooth だったが、iMac の復元をしようとした時にマウスとキーボードを認識せずに、このマウスと古い USB キーボードをつかって初期設定ができた。システム起動後 bluetooth 環境設定でマウスとキーボードとペアリングできて事なきを得たが、これらがなかったらどうしようもなかった。

 この logicool M187 は無線だが、USB ポートに挿すレシーバーが同梱されていてレーシーバーとマウスとは無線だが、PCからは有線のUSBマウスに見える。だから、bluetooth 経由の純正 magic mouse が認識されない状態でもマウス操作ができる。トラブル発生時に、トラブルを切り分ける際に無線トラブルを排除できるから便利なのだ。

 因みに、レシーバーはUSBポートを一つ埋めるが、logicool の Unifying レシーバーといって、logicool の無線デバイスで共用できる(最大6台)。なので、2台目を買ってもUSBポートは塞がらない。キーボードとマウスを無線化してポートの専有を減らすことができる。

ロジクール ワイヤレスミニマウス ブラック M187BK

Logicool wireless trackball M570 #3 初の電池交換

Logicool wireless trackball M570 #1  | GEEK_XPの電池が切れた。初めての交換だ。「最大18ヶ月」とあったが、実際には14ヶ月程度だった。おまけについてきた電池としてはよく持ったといえるかもしれない。

 因みに、電池交換後にSetpointで確認したら電池残量は173日と表示された。 kaunet の電池はあかんのかな?他の電池で試してみたい。

Logicool wireless trackball M570はこちらからどうぞ。

Windows7 tips マウス操作を簡単に

win-tips Windows7 のコントロールパネルを見ていたら、「ウィンドウの管理を簡単にします」という設定項目があった(デフォルトでは両方共チェックが入っていない)。

ウィンドウが画面の端に移動されたとき自動的に整列されないようにします
XPからWindows7に移行した時にウィンドウを端っこに持って行くと勝手に画面の半分にはめられてイラッとした。自分の社給PCはモニタが狭いので、複数のウィンドウを表示ししたい時に出来るだけじゃまにならないように配置する必要がある。しかし、この機能のために端っこの微妙な位置に置くことができなくなっていた。これにチェックを入れるとXPと同様な配置が可能になる。
マウスポインターをウィンドウ上に合わせたた時ウィンドウを選択します
こちらがメイン。別のウィンドウを参照しながら作業している時、非アクティブなウィンドウをスクロールしたいことがある。Mac は非アクティブなウィンドウ上にマウスポインタを置いてスクロール操作をすると非アクティブなままスクロールできる。しかし、Windowsではこれはできない。スクロールするためだけに一々ウィンドウをアクティブにしスクロールし元のウィンドウに戻るためにまたクリックしなければならない。しかも、下手な位置をクリックすると反応して動作する(ブラウザのリンクが発動)こともあり、うっとうしかった。この設定をチェックしておくと、マウスポインタを持っていくだけでウィンドウがアクティブになるのでスクロール操作をするだけでいいし、戻ってくる時もマウスを元のウィンドウ上に移動するだけだ。Mac ほどではないが、確実に操作の手間が減る。

 しかし、残念ながら下の「マウスポインターをウィンドウ上に合わせたた時ウィンドウを選択します」は愛用の Vista start menu によって無効化されてしまった・・・Vista start menu への依存度は高いので諦めた・・・

 ちなみに、Vista start menu も一連の「固定されたメニュー体系による手抜き効果」を重要視したウィンドウメニュー置きえ換えローンチャだ。一覧で大量のアイコンが表示されるが固定されているので、慣れていれば何も考えずにアプリやフォルダを開くことが可能だ。キーボードショートカットもあって、Windowsボタン・A・3[enter]でFirefox と覚えてしまえば通常のスタートボタンから階層メニューを掘っていくよりはるかに早い。

Microsoft Wedge Touch mouse vs Apple Magic mouse

8440448617_57d0f21ea8 Office とセットでついてきた bluetooth マウス。Amazon で調べたら「マイクロソフト ワイヤレスBlueLEDマウス[Bluetooth 3.0] Microsoft Wedge Touch Mouse (2ボタン・ブラック) 3LR-00008」なんと5900円もした。これ、Office ファミリーパック(3ライセンス)13,000円についてきたんやけど・・・

 感想や気づいたことを箇条書きにする。

 Apple の Magic mouse のように上面が平面でスクロールホイールがない。小さくて軽い。電池が単三一本でいいということが効いている。充電機能はない。なので、充電器やUSBの充電ポートなどもない。

 iMac とのペアリングは簡単だった。マウスに電池を入れて iMac で “Bluetooth デバイスを設定”を実行するだけ。

 カウントの設定が Apple のマウスと異なり、同じ設定でも移動量が大きい。これ一つだけしか使わないのなら設定できるが、純正のマウスも使うことがある場合にはどちらかで違和感を我慢するしかない。

 Magic mouse のように上面がタッチセンサーになっていてスクロールは上面で指を滑らすことで行なう。ただし、スクロールが縦方向のみ。かつ、ジェスチャー非対応なので Magic mouse のようなUXに到達することはできない。また、物理的に縦方向にスライドできる長さが短いので、ブラウザで長いスクロールをしたいときなど、明らかに Magic mouse より指を往復する回数が多い。

 しかも、Apple のドライバとの相性の問題があるのかもしれないが、縦スクロールの反応が悪い。一応慣性スクロールにも対応しているが、素早く指を動かすと異常な速さでスクロールしてしまう。こういった詰めの部分で Apple の製品は未だに他社に大きく水を開けている。Magicmouse だとポインタの動きが自分の気持ち(手ではない)とシンクロしているように感じる。これはマウスだけではなくドライバやシステムとの連携によるのだろう。ハードとOSまでを一社で作っている Apple にしか実現できないのかもしれない。

 ただし、このマウスにも Magic mouse に勝る点はある。単三電池一本で駆動すること。そして、そこからくる軽さ。この点だけは Magic mouse に勝っている。この値段のマウスを買うなら他に選択肢があるだろうが、Windows 機とならもっとマシなのかもしれないので、下のリンクからお買い上げいただきたい。

 Amazonのレビューを読んだら「電源ボタンがない」と書いている人がいたので書いておく。電源ボタンは有る。LEDの横(電池フタ開閉スライドスイッチ)の反対側。このボタンを長押しするとLEDが点滅し、その状態でもう一度ボタンを押すとLEDが消灯し電源OFFになる。

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 Magic mouse が完璧というわけではない。ジェスチャーの反応がシビアすぎて思わぬときにデスクトップが移動したり書きかけのブログが消えることが有る。テキストを書いていて、カット&ペーストしようとマウスを持とうとしたときに指先がマウスの上面を触るとジェスチャーとして判断される。で、Firefox だと、これが戻る・進むに割り当てられているので、「保存していないがページを移動しますか」というダイアログが出る。しかも、ここでキャンセルしてもキャンセルできないし、諦めて移動(保存せずに)しようとしても効かない。同じダイアログが延々と出るから、この状態になったらブラウザを強制終了するしかない。当然入力は消える。

 後、Magic mouse で不便なのは Google map。マウスからの信号の判定がまずいのか、予期しない拡大縮小で困ることが有る。そんな時には有線の Mighty mouse (だったかな?)を使わざるを得ない。Magic mouse が標準の iMac を使っている人は大丈夫なんだろうか。

Microsoft office 2011 for Mac (3ライセンス)は意外に安い

51usLQpctbL__SL500_AA300_ 「家で office 使うこともないし、高いから要らんわ」と思っていた。実際に使う必要に迫られることもなく過ごしてきた。しかし、娘が「(Macbook Air は自分で買うから)Macbook Air に入れる Office 買ってくれ」と言ってきたので、Amazon で価格をチェックしたら以外に安かった。MS Word と MS excel が別売で一本4万くらいしたのを知っている世代としては驚きの価格破壊が起こっていた。

 しかも、このパッケージは3つもライセンスが付いている。Word はともかく、使い慣れた Excel が iMac で使えるのはちょっと嬉しい。さらに、なんとマウスまで付いている(マウス無しと同額)。Mac 持ってて MS Office 持ってないなら買うべきだね。いやあ、ホント。スンバラシイよ。なんなら Mac 持ってなくても買っとくでしょ、普通。これを買ったらあれですよ。

Microsoft Office for Mac Home and Student 2011 ファミリーパック with Wedge Touch Mouse

 ちなみにこれはステマではなくアフィ厨という。そこんとこよろしく。

Logicool wireless trackball M570 #2 無線(電池)、形状

ワイヤレスの快感

 このトラックボール(Logicool Wireless trackball M570)のメリットの一つはワイヤレスだ。付属の unifying レシーバーをPCのUSBポートに挿して使う。Windows 7 では OS に付属のドライバが自動的にインストールされて使用が可能になった。unifying というのは、Logicool の無線デバイスで統一的に使用できるという意味で unify らしい。Logicool はキーボードやマウス、テンキーパッドなども作っているので統一して使えば使用する USB ポートが一つだけで済む。

 ただ、標準的な Bluetooth を採用していれば USB ポートなど一つも使う必要がないので、iMac(にかかわらず本体に Bluetooth を持っているデバイスの) ユーザにとっては残念な仕様といえる。Bluetooth が全てのPCに標準では搭載されていない中で、周辺機器メーカーとしては苦肉の策としてこの方法を編み出したのだろう。

 動かす必要のないトラックボールで無線化がそれほど効果的とは思えないかもしれないが、自分の場合には効果は絶大だった。社給PCは着脱式バッテリーを後部に配置しているために、USBポートは右1、左2という配置だ。これまで、は右のポートにマウスを挿していたが、余ったケーブルが干渉して面倒だった。さらに、テンキーを使おうとすると自体は悪化し、テンキーにマウスのケーブルがかかってテンキーもマウスも使いにくいという面倒な事になっていた。これらの多くはUSBポートが後面にある機種では余り問題にはならない可能性は高いので、マウスのケーブルが邪魔になっていない人は当機の無線接続はそれほど効果を感じないかもしれない。

 無線化で不安になるのは電池の管理だが、5営業日(

 一日10時間程度)の使用で「546日もつ」と表示された。実際にこれほど持つかどうかは分からない。電池の残量が減ってくると第 5 ボタンの手前にあるLEDが点灯する(らしい)。Setpoint をインストールすればPCの通知エリアにも表示される。大きな本体だし本体を動かす必要のないトラックボールなのだから単二か単三2本でも良かったのではないだろうか。

 電源スイッチは付いているが、スリープするので余り意識すること無く入れっぱなしにしている。スリープ解除の反応はよくタイムラグはほとんど感じない。

デザイン

 複雑な3次元曲面によって構成されたエルゴノミックデザインだ。一時期流行してもてはやされたルイジ・コラーニの工業デザインやバットマンカーを思い起こさせる。プラスチックの表面は梨地のような仕上で光沢感がある。そして、艶のあるメタリックな青いボールがアクセントとなっている。少し残念なのは4,5番ボタンでこれだけが普通のツルッとしたプラスチックの質感そのままだ。

 このデザインはアメリカ人男性の平均的な手の大きさに合わせて作ってあるので、自分(身長165cm)には大きすぎる。苦痛ではないが、ボタンとスクロールホイールが少し遠い。このあたりは、身体的特徴に最適化すればするほど、前提とした身体的特徴に一致しない場合に不便になるというエルゴノミック・デザインの弱点だろう。

 このトラックボールは左手で使うことは実質不可能だ。これは、究極の非エルゴノミックデザインとも言える magic mouse がどちらの手でも全く同じように使用できるのと対照的で面白い。

スクロールホイール

 残念なことに、スクロールホイールの使用感は悪い。というか、コリコリというクリック感がある一般的なマウスと同じだ。チルトがないのについては前に書いたとおり一番のガッカリポイントだが、このホイールの操作感も自分には残念ポイントだ。

 何のメリットがあってこのような抵抗を設けているのか分からない。

 同様に、スクロールホイールをボタンとして使用する際の抵抗ももっと弱いほうがいい。こちらは、スクロール時の誤動作とのバランスである程度のコシが必要なので弱ければいいというものではないが、もう少し弱くてもいいのではと思う。

Logicool wireless trackball M570 #1 

社給PC と同時に TOSHIBA の有線マウスが配給された。小ぶりなマウスで横スクロール機能も付いていて単体としては嫌いではないが、社給PC のUSBポートの配置が微妙(左右にしか無い)で線がじゃまになって困っていた。

 うっとうしいので、Logicool のトラックボールLOGICOOL ワイヤレストラックボール Unifying対応超小型レシーバー採用 M570を自腹で買ってみた。実はトラックボールとは知らず、トラックボール型スクロールホイールのついたマウスだと思って買ったのだった。思ったものとは違ったが、事務屋のマウスの代わりにはなるのではないかと、会社に運びセットアップ。インストールはUSBにレシーバーを挿すだけで良かった。しかし、有効活用するためのソフトウエアのインストールができない。インターネットにつながったPCでインストーラーがダウンロードできている環境なのに「インターネットの接続が見つからない」というメッセージが出てしまう。アップデータを置いたサーバの設定が変わっているのにアプリの設定がそのままなのか、プロキシ経由のネットアクセスに対応していないのか・・・公式サポートページ

 サポートソフト(SetPoint 6.32)がないとポインタ操作のみをトラックボールにした4ボタン+ホイールマウスで取り立てて機能はない。4番と5番は戻る・進むに割り当てられていて変更できない。一番残念なのはスクロールホイールが横スクロールに対応していないことだった。エクセルを使うときに愛用していたので、これがないのは苦痛。ソフトをインストール出来ればオプションのボタンを横スクロール動作に割り当てられると思うんだが・・・

 トラックボールの操作は案外快適でクローズボックスとかウィンドウ幅の調整といった細かいポイントとボタン操作を同時に行わなければいけない時以外には従来のマウスより楽だ。惰性で飛ばせるのも光学マウスでは難しい技だ。

 スクロールホイールが横スクロールに対応していればそれなりに使えるが、横スクロールがないのはちょっと辛い・・・

追記
ロジクールのサポートに質問を送ったら、フルバージョンへのリンクを教えてくれた。これならオフラインでもインストールできる。何でこのリンクをサイトにあげておかないんだろうという疑問は残るが、結果オーライ。このインストーラーは正常に動きコントロールパネルのマウスに設定用のタブが追加された。

 SetPoint 6.32をインストールすると、通常の2ボタン+スクロールホイールマウスと同じ設定項目の他に、4番目と5番目のボタン(写真でボールの右に見える小さなボタン)の設定変更が可能になる。そして、特定のソフトについて、そのソフトだけのローカルな動作を定義できる。マウスの機種によっては、細かな設定が可能でExcelのメニューのうちの階層を下った所にある機能を一発で呼び出すことができるが、このトラックボールでは定義できない。できるのは予め用意された機能の呼び出しと特定のキーコンビネーションの設定だけだった。 

 そして一番欲しいExcelでの横スクロールの設定は無かった。左右矢印ボタンを割りつけるという設定があって期待したがリピートが効かないので、ボタンを連打しなければならない。これでは全く意味が無い。しかたなく、Excelでは、ページアップ・ダウンにオプションボタンを割り付けた。自分の好みではスクロールホイールによるスクロールはあまり好きではない。スクロールバーの矢印ボタンよりはマシだが(Appleのマウスはスクロールホイール採用が遅くて、この点ではwindowsのほうに軍配が上がった時期があった)、magic mouse や mighty mouse、iOS デバイスの慣性スクロールに慣れてしまうとゴリゴリとホイルーを回すのが苦痛でしか無くなった。なので、ページ単位で移動できるのは少し便利になった。

 その後、共通設定で、スクロールホイールのプッシュで Universal scroll という物を見つけた。Universal scroll モードに入るとマウスポインタの形が変わり MS office のウィンドウでスクロールホイールを押した時と似たような動作になる。マウスの時には移動量の調節が微妙すぎて面倒で使っていなかったあれだ。トラックボールでは、トラックボールの動きで全方向にスクロールできるような感じになり非常に快適だった。モード切替なしに常にそのような状態の magic mouse には及ばないが、大きな表のあちこちを見て回りたいようなときに、キーボードに手を戻すかマウスで何とかするか迷わなくても済みそうだ。モード切り替えが不便だが、Excelででかいシートを操作している時のスクロールにかかるペナルティは大きいから、十分取り戻せるだろう。

 少し使い込んだら詳細な使用感を書くつもり。

おまけ:
 SetPoint のインストーラーがうまく動かない場合には下記のリンク先を使うといい。どちらも日本語版。実行ファイルへのリンクなので、一度ローカルに保存してウィルススキャンしてから実行することをオススメします。

windows7 32bitバージョン
http://download01.logitech.com/web/ftp/pub/techsupport/mouse/setpoint632j.exe

windows7 64bitバージョン
http://download01.logitech.com/web/ftp/pub/techsupport/mouse/setpoint632j_x64.exe