タッチパネル対応手袋

 JR福知山線の普通電車は寒い。車内でモバイルデバイスを触るときも手袋をしていたい。palm デバイスは物理ボタンがついていたので、手袋をしていても操作できた。iPhone にしてからはこれができなくなってつらい思いをしてた(iPhone を使えなくてではなく、冷たい思いをして使っていたという意味)。

 2010年の年末あたりに、導電性糸を使って毛糸の手袋でタッチできるようにするという小技がネットを騒がせたが、導電性糸の入手ができなかった。その後、無印良品が毛糸の手袋の指先に導電性の糸を使って編んだタッチパネル対応手袋を発売し、2011年の秋には多くのメーカーからタッチパネルが操作できる手袋が発売されて現在に至っている。

 ここでは、自分が試した手袋について簡単に感想を書き留めておく。

無印良品(1980円)

 昨年、誕生日のプレゼントとして、無印良品のタッチパネル可能手袋を息子に贈ってもらった。反応はあまり良くなくてフリック操作は難しかったが、TLやニュースを読むのに重宝していた。しかし、ベルクロの開け閉めの際に引っかかってボロボロになった。素材自体も風合いを重視したもので、手袋としては良いのかもしれないが実用性という意味では残念な出来だった。

週刊アスキー(490円の雑誌のおまけ)

 今シーズンはどうしようかと思っているところに、年末に週刊アスキーにおまけとしてタッチ手袋がついているという情報を入手した。風合いは無印良品よりは劣るが、タッチの反応は遥かによく、滑りがいいこともあって、フリック入力が素手より楽になった。耐久性については五十歩百歩で購入後3日目にはほころびが発生し、一月を待たずに毛玉だらけになってしまった。

 490円なので満足している。付録の雑誌が読むところがなくてゴミになったが・・・

ダイソー(200円)

touch glove
 もう一冊週刊アスキーを買っておけば良かったと思ったが、既に手遅れ。そんな時に、100円ショップのダイソーでタッチ手袋を発売しているということを知った。100円ショップだが手袋は200円なので、100円玉一つもってダイソーにダッシュするのはやめていただきたい。消費税抜きの200円なので210円もって行こう。

 100円ショップに売ってあるニットの100円の手袋の親指、人差し指、中指の先端2cmくらいが違う繊維で織られていてタッチパネルが反応するようになっている。タッチパネルの反応は良好で週刊アスキー手袋と変わらない。

ワークマンの革手袋・トンクレスト(多分380円)

 あまり話題にならないが、薄手の一枚仕立ての革手袋なら静電容量式タッチパネルは反応する。5本指全部が使えるので、iPad でメニューに戻る操作も可能だろう。

 問題は、暖かくないということと見た目がナニなこと。後、指先の遊びが大きく認識位置が自分の感覚とがずれるので、文字の入力や小さなリンクオブジェクトのタッチが難しいのは不便なところだ。

あと、買わなかったが、タッチパネル用のニット手袋も売っているのを見かけた。多分400円くらいの値札が付いていたと思う。来シーズンはこれを買ってみるつもり。

チャンス

 手袋メーカーにとってはビジネスチャンスが残っている。100円ショップの手袋は3本指がタッチ対応だが、iPadのジェスチャーで便利この上ない「メニューに戻る」が出来るかどうか不明。

 また、一枚仕立ての革手袋ならタッチパネル対応を謳えるので、宣伝に使うべきだ。

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