次期 iPad / iPhone はクアッド?

 Tegra3 がすでにモバイルデバイスの 4 コアを実現しているので、iOS デバイスとしても黙っているわけにはいかないだろう。以前 Mac は Motorola と IBM が開発した Power PC の開発が pentium シリーズに動作周波数で大きく水を開けられたことで市場で窮地に置かれた。その後、intel プロセッサを搭載することで wintel と同じ歩調でプロセッサの進化の恩恵を得られるようになり、CPUのカタログ値で振りになることはなくなった。しかし、iOS デバイスで使っているCPUは自社開発(まあ、開発者を買い取ったものでappleで開発したとは言い難いけど)であり、モバイル市場に活路を見出したプロセッサメーカー(NVIDIA、AMD、Qualcomm等)との戦いを自社で行わなければならない。

 Apple の弱点は新しいCPUを搭載するデバイスが少ないことだ。スマートフォンもタブレットも最短で1年に一回のモデルチェンジだ。CPU の開発や製造が発表のタイミングに合わないと次の機会まで現行プロセッサで行くか、デバイスの更新タイミングをCPUの製造タイミングに合わせるかしかない。

 
この点、android 向けCPUメーカーは常に全速力で開発し発表していくだけでいいい。android 市場内での激しい競争でデバイスメーカーは常に他のデバイスメーカーを出し抜くことを考えいるし発売するデバイスの種類も多い。もちろん、各デバイスメーカーだけを見れば新機種発売のタイミングとCPUの世代のタイミングが合わないために割を食う所がある(ここが android の買い時の難しいところだが)。しかし、iOS vs android という図式で捉えた場合に apple は次々出てくる最新機種と比較される運命にある。

 これは、apple がとっている戦略にある弱点だ。同時に、この戦略のお陰で、android デバイスメーカーと比較にならない高収益率の源泉でもある。しかし、android が 4コアで宣伝文句にあるようなハードウェア性能を実現すれば iPad 2 といえど足を救われかねない。スマートフォンは分からないが、タブレットは 4 コアを載せたいところだろう。タブレットのほうが電源や熱などに余裕があるし、必要とされるCPUパワーは大きいから、新しいプロセッサの訴求が強いからだ。その上で、iPad 3 以降にリリースされる iPhone に搭載するというのは順当な流れだろう(A5プロセッサと同じプロセスだが)。

 ただし、そうなると、iPad 3 の発売時期が問題になる。本当に2012年の1Q内に製品化できるまでに CPU が出来上がっているのかどうか。液晶の供給とあわせて焦点になるだろう。2012 年は iOS 5 でマルチコアに対応したので、iOSの準備は整っているはずだ。

iOS 5.1ベータに 4コアプロセッサのヒント、次期 iPad / iPhone で採用? — Engadget Japanese.

Cellphones, Tablet PCs
iOS 5.1ベータに 4コアプロセッサのヒント、次期 iPad / iPhone で採用?
By Ittousai posted 1 day ago
開発者向け iOS ベータから未発表アップル製品のヒントをほじくり出す話題。リンク先 9to5Mac が、最新の iOS 5.1 beta 2にクアッドコアプロセッサのサポートを示すとみられる記述が見つかったと伝えています。発掘されたのは、プロセッサコア管理ソフトウェア内の ” /cores/core.3 ” なる文字列。「iOSの内部に精通した信頼できる筋」(9to5Mac)によると、iPhone 4S や iPad 2 など現行のデュアルコアプロセッサA5 採用デバイスはコア数を0から数えて ” /cores/core.1 ” と記述されており、Core.3 ならば4コアを示すことになります。

アップルは2010年の iPad と iPhone 4 で自社開発のシングルコアプロセッサ A4を採用したのち、翌年の iPad 2 / iPhone 4S ではデュアルコアのA5に切り替えています。iPhone 4Sの表現では、シングルコアのA4に比べて「最大2倍のパワー、最大7倍のグラフィック」。次のA6 (仮) は順調にクアッドコアらしい、とのうわさは以前から囁かれており、またライバルのAndroid陣営では NVIDIA の 4+1コアプロセッサ Tegra 3 採用端末 Asus Eee Pad Transformer Prime が発売を間近に控えています。

ベータOSにテストのためのコードが加わったとしても直ちに次期製品での採用と結びつくわけではありませんが、モバイルプロセッサでは高速な処理だけでなく省電力の観点からもCPUコア数増加の流れが続いており、特に iPad 3 では超高解像度の Retina ディスプレイ化のうわさとあわせて期待される動きです。

なぜタブレットには「ゲストモード」がないのだ?

 同感だ。だが、もっと当てはまるものがある。タブレットだ。タブレットは自宅の居間のソファに置いていることが多い。PCがふさがっているときにiPhoneより大きな画面でWebブラウズするのに便利だから誰彼なく使っている。

 そうするとメールやTwitterクライアント、ブラウザのブックマークなどのプライベートデータが丸見えになってしまう。通知で内容がポップアップするようなものはアプリを起動しているかどうかはお構いなしに表示されるからだ。設定でポップアップしないようにすることもできるが、そうすると自分が使うときに不便になってしまう。

 モバイルアプリは個人のアカウントを入れておけるものが大半だ。一々IDとPWを入れなくていいので非常に便利だが、そのアプリを他の人間が一時的に使いたいような場合に非常に不便だ。ユーザアカウントを分けるか記事にあるようなゲストモードが使えれば気まずい思いをしなくても良くなるだろう。(そうすることで起動時にログイン操作がひつようになるが)。

 スマートフォンは個人情報と直結した携帯電話の流れがあるので、余程のことがない限り借りようとは思わないが、タブレットはそうではない。タブレットはPC以上にパブリックな使い方が多い。家においている時でも、仕事で資料を見せたりする場合でも本体をそのまま渡して示すことが前提となる。このことはタブレットの優位性ではあるが、プライベートデータの隠蔽が困難になることでもある。だからこそ、タブレットにこそゲストモードが欲しい。

なぜスマートフォンには「ゲストモード」がないのだ?.

ねぇ、ちょっと携帯貸してくれない?

わーっ。Safariで何を開いてたっけ。あの写真消したっけ(そう〈あの写真〉)。彼女に消すって約束したあれ。それにMy Little Poneアプリ、あの〈ダウンロードスピードをテストするためだけにインストールした〉・・・まだ残ってる?

相手の好奇心をそそる前に、すぐに渡す。あるいは「ダメ」と言って、友達に一瞬も携帯を貸さない変人になるか。もしそこに、すぐに使える中間点のようなものさえあれば ― そう「ゲストモード」。

スマートフォンの急速な普及と共に、友達の間で見せ合うことも増えてきた。その一方で、誰もがプライベートなガラクタを毎日毎日電話機に詰め込んで(そして全部忘れて)いる。あんな写真?あんな留守録?あんな〈ログインしたままの〉SNSの数々?何一つみだらな物は入っていなくても、自分が撮ったわけでもない戦利品アルバムの数々を見られると思うと、携帯電話を人に渡すたびに恐ろしくなる。

夢はこれだ。1つのロック画面に2つの暗証番号。1つは自分用、もう1つは、私の電話を使う場合に必ずしも〈すべて〉を見なくてもよい人用。

そう、友達が私のひどいFruit Ninjaのスコアにチャレンジするのは一向に構わない。Goolge Mapを開いて私のミレニアム・ファルコン(ホンダ)のチューバッカ(副操縦士)になる?それも結構。何かを検索したくても90年代のボロ携帯ではできないって?ほら、これを使いな。誰も携帯を持って逃げないことはわかっている ― 友達だから。

だからといって、1~2回のタップで〈すべて〉が見える状態にしておきたいとは思わない。

だから、2つの暗証番号だ。プライベート番号を入れれば、通常通りロック解除される。ゲスト用番号を入れれば、詮索好きな目(あるいは偶然)からすべてを隠す。ブラウザーの履歴は消え、特に選んだ安全なアプリ以外は見えなくなる。ただし単なるワンタッチ「ゲストモード」ボタンと違い、一切使ってほしくない相手(電話泥棒)は使うことができない。

似て非なるものはAndroid用にいくつかある ― しかし私が見たものは、どれも単機能のアプリ(ゲームや子供用)がパスワードでロックされているだけだった。システムレベルのものはまだ見たことがない。どうして? Apple、早く。Googleでも。Microsoftでも。そうだ、みんなやってくれ~。

アップデート:ふむ。どうやら欲しがっているのは私だけじゃないらしい。

「小型『iPad』で『Kindle Fire』に対抗」するかなぁ?

 イメージが湧かないがどうなんだろう。自分的にはまったく興味を持てないが。7インチはすでに $200 以下の価格帯での消耗戦に突入しているうえに、アメリカ市場限定ではあるが、amazon が完全に制圧してしまっている。ここに機能的な新規性を持たない iPad を持ち込んでも勝ち目はないと思うが・・・

 後、気になるのは、7インチにした時の UI だ。画面の大きさによって UI は変えるべきということはずっと書いてきた。android のタブレットがダメなのはここに原因がある。iPad のアプリも iPad に最適化された UI を持っているものは少ない。その中で、7インチという中途半端なプラットフォームができたら混乱の元だろう。

 提灯マスゴミは黙して語らないが、Android はとんでもない状態になっているはずだ。同じ7インチにもスマートフォン系の Gingerbread を搭載したものとタブレット系の Honycomb を搭載したものがある。また、Honycomb 対応と書かれたアプリでも縦固定のものがあったりする始末だ。こんな状態を apple が許すとは思えないし、ジョブズがいなくなったからといってそうなって欲しくはない。

 apple が 7インチに最適化された画期的な UI を考え出したとしてもアプリを開発するサードパーティがついてこれなくて、他のサイズ用に作ったものを使わなければならないのでは魅力は半減だ。ラインナップとしてある iPhone と iPad と整合性のないものも困る。

アップル、2012年は小型「iPad」で「Kindle Fire」に対抗か – CNET Japan
 10インチ未満の機器はタブレットとして使い物にならないというSteve Jobs氏の判断を、Appleは無視するつもりなのだろうか? サプライチェーンの動きはそう示唆しているように思える。

 台北に拠点を置くDigitimesの報道によれば、Appleは2012年第4四半期までに7.85インチの「iPad」を発売する「可能性が高い」という。

 AppleはなぜJobs氏の遺志に背くのか? この記事によると、「7インチの『Kindle Fire』(との)激化する市場競争(中略)及び大型スマートフォンの発売に対応するため」らしい。

 同記事は情報筋の話として、LGとAU Optronics(AUO)がディスプレイを提供すると伝えている。生産は、2012年第2四半期末までに開始される見込みだ。

 DisplaySearchのアナリストであるRichard Shim氏も、米CNETの取材に対してほぼ同じ内容のことを述べている。Appleは、7.85インチのディスプレイを搭載した小型iPadの開発に興味を示しているというのだ。Digitimesと同様に、Shim氏も、登場するのは2012年で、QXGAディスプレイを搭載した9.7インチの次世代iPadを発売した後になるとしている。

kindle fire はamazon にとってトロイの木馬か三角木馬か?

 論調としては、前にここに書いたものと同じだろう。自分の金で買っていない最新のデジタルデバイスに囲まれて、それを使う事で収入を得ている人間と、自腹で生活費の一部を使って買う人間とでは評価の比重が違うのだ。

 一般人はデジタルデバイスをずっと使うわけではない。少々のことなら、「安いんやから」と我慢できるのだ。日に何時間も使う業務用パソコンや携帯電話とタブレットは違う。

 ただ、初期ロットが多くの家庭に入ると同時に不満を持つユーザ声も高まって来た。<イマココ>

 数が多い分不満の声も多く聞かれるだろう。これは、iPhoneの電池の持ちが悪いという批判が大きいかのように映るのとおなじだ。iPhoneより電池の持ちが悪いAndroidは多い。というより、AndroidでiPhoneより持ちの良い機種はほとんどないだろう。でも、それほど大きな問題にならないのは、一つの機種の台数が少ないからだ

 iPhone 4 のアンテナ問題のように収束し、Android 市場だけにとどまらずタブレット市場を制覇するのか、クリスマスシーズンだけに売れるシーズン商品に終わるのか、遠くから見守りたい。

Kindle Fireをけなしても無意味–それはAmazonコンテンツを売るためのトロイの木馬だから

高名な評論家たちの多くが、このところKindle Fireを激しくこき下ろしている。遅い、UXがお粗末、返品がとても多い、などなどと。なんと、あの温和なMarco Armentでさえ、”Instapaperを試すために必要だったが、それさえなければ返品していただろう”、と書いている。

世間は非情だね。

でも、別の文脈では、Kindle Fireは’鳴り物なしの’大成功だ。アナリストたちの推計では、今四半期の売上が500万台で、2011Q4におけるiPadの売上の半分近くに達する(Fireはこれまでの販売期間が短い)。クリスマス商戦が終わった時点ではiPadと肩を並べている、と予感するが、しかしいずれにせよ、Amazonは数字を発表しない。Marco Armentらが何をどう言おうと、Fireは店頭で驀進する。

Kindle FireはAmazonのトロイの木馬だ。タブレットの人気を見て、これいいなぁ、と思っていた大量の男たちや女たちの城門内に、まんまと入り込むための。しかもそれは基本的にリーダーだから、Angry Birdsが遊べないとか、Netflixの映りが悪いとか言ったところで、それらの批判はすべて見当外れだ。Amazonの目的はあくまでも、Amazonのコンテンツをダウンロードして見る、という経験と習慣を、ネット上のビデオやオーディオやeブックに慣れてきた一般大衆に植え付けることだ。

Kindle Fireは、だから、Marco Armentのような人を対象にしていない。Xyboardの529ドルは高い、iPadの499ドルは高い、ちょっと手が出ない、と感じていた一般大衆がメインのターゲットだ。これまでは、タブレットに関し、ほとんどのメーカーが低価格製品を無視してきた(VizioやViewsonicが例外として思い浮かぶが)。Amazonが、パワーユーザが馬鹿にするような製品を出したときこそ、ご用心、一般大衆がそれに殺到するのだ。言い換えると、Kindle Fireは、その前のNook Colorもそうだが、ぼくが(こんなのが出れば)母親に買ってあげたい、と待望していたタブレットだ。

Kindle Fireには、問題もある。たとえば、電源ボタンがひどい。でも、Amazonという敷地の中で本やその他のコンテンツを楽しみ、ときどきゲームやアプリをダウンロードする、という使い方なら、現状で十分だ。AndroidやiPadのパワーユーザは、Fireに’お呼びでない’高望みをしている。でもそれは無意味だ。Amazonは、Kindle Fireのパワーユーザバージョンを決して作らないだろう。Kindle FireはあくまでもAmazonの化身であり、その外部にあるもの、Tegraチップ、Ice Cream Sandwich、Honeycombなどなどは、Amazonの関心の外にある。

Amazonはこのクリスマス商戦でFireの在庫を売り切り、大儲けするだろう。来年はもうちょっと速くて薄いハードウェアになるかもしれない。しかし、ハードウェアマニアがよだれを垂らすような仕様には、絶対にならない。The Girl Who Kicked The Hornet’s Nest(邦訳が読めればそれでいい、という製品なのだから。

kindle fire はホントに火が付いているようだ。/「キンドル・ファイア」に不満続出、アマゾンが対応表明

 ホリデーシーズンの好調を数回にわたって報道されていた Amazon の kindle fire だが、一段落した所で人柱によるデバッグの結果が報告されはじめたようだ。こんどは、売上とは別の意味で火の手が上がったらしい。

 まあ、大きな売上のあった新型端末にはこのような批判がつきものだ。iPhone 4 の電波、4S の電池の持ちだってそうだろう。まして、kindle fire は新しいプラットフォームの初期ロットなんだから出ても当たり前だろう。そして、これがそれほどの話題になったのも kindle fire の売上が他のAndroidデバイスをはるかに上回ったことの証拠でもあるだろう。XOOM や ideos がトラブってもニュースにならない。最近ではREGZAのトラブルなんて考えられないようなお粗末なものだったが、まともに使えているのに批判にさらされている iPhone 4S に比べて批判の声は広がらなかった。影響を受けた人の数がはるかに少なかったからだ。よかったね、東芝さん。作ったのは富士通だったか ww

 ただ、kindle fire について、デジオタなら「この程度の価格のタブレットでは仕方がないだろう」と思ってしまう程度の物が多いし、「音量コントロールのボタンがないこと」なんて事前に仕様を見ておけば済むことだ。また、silk については、回線品質によってレスポンスは左右されるであろうことも予想できたはずだ。

 最後の段落で「一部の専門家」の提灯フレーズを載せたのは何か意図があるんだろうか。他のデジタル系のサイトの記事では、かなり酷評を受けていたはずで、「専門家はあんなこと言ってたけど実際には、iPadの次(大差は付いているが)に売れている」といった論調の記事が出ていたのだが・・・専門家って具体的に誰やねん。

CNN.co.jp:「キンドル・ファイア」に不満続出、アマゾンが対応表明.

2011.12.13 Tue posted at: 12:19 JST
(CNN) 米ネット通販大手アマゾン・ドット・コムが発売した電子書籍端末「キンドル・ファイア」に対し、ユーザーからの苦情が相次いでいる。これを受けてアマゾンは、ソフトウェアの更新版を配布して苦情に対応すると表明した。

更新版では高速化とタッチスクリーン操作の改善を図るほか、ウェブサイトの閲覧履歴を他人に見られないよう、ユーザーが管理できるようにする予定。米紙ニューヨーク・タイムズは同社広報の話として、更新版は2週間以内に無線で配信されると伝えている。

キンドル・ファイアは米国で11月15日に発売され、米アップルの多機能携帯端末「iPad」に初めて本格的に対抗できる製品として注目されていた。値段は199ドルとiPadより300ドルも安く、年末商戦でも好調な売れ行きが伝えられていた。

しかし実際に使ったユーザーからは苦情が続出した。誤って電源ボタンを押してしまいやすいことや、音量コントロールのボタンがないこと、タッチスクリーンの反応の鈍さ、ブラウザ「シルク」の読み込み速度の遅さなどに不満が集中。同ブラウザについては専門家も「重たくてエラーばかり」と批判していた。

一方、別の専門家からは同製品について、「手頃な価格、気の利いたマーケティング、コンテンツの利用しやすさといった要素をうまく組み合わせた」と評価する声も上がっている。

XOOM #24 my first android app “ezPDF Reader”

Android Market

 初めて Android Market で有料のアプリを買った。クレジットカードの情報が残っているのにビビッた。どこかのオンラインソフトを買ったときに google checkout しか支払い方法が無かったので登録したものが残っていたらしい。また、パスワードなしで有料アプリが買えてしまうのも怖いと思った。

 Android Market は 15 分間はキャンセルが可能。これは iTunes store にも見習って欲しい。以前、無償の試用版と間違えて要りもしないアプリを買ってしまって、泣く泣く 230 円をドブに捨てたことがあるからだ。しかし、デバイスで直接ダウンロードするのには時間がかかるので、15 分ではインストールが終わってない可能性があるし、自分の環境でマトモにうごくかどうかを確認するのには。せめて 30 分にして欲しい。カウント開始がインストール後であれば無問題だが、スタート時刻についての説明はなかった。

ezPDF Reader

 買ったものはezPDF Readerという pdf ビュワー。単に表示できるなら無料のアプリがたくさんあるし、XOOM にプリインストールされた Quick Office の試用版でも読める。なぜ、有料版を買ったのかというと、pdf に注釈(アノテーション)をつけることができるから。デジタルデータのない書類をスキャンし、そこにメモを付けるためだ。業務上のデータを pdf にすると場所の節約以外にも様々なメリットがあることがわかった。例えそれが本来の形のデータではなく絵として取り込んだスキャンデータであっても pdf でひとまとめむにして管理できることは便利だ。

 Mac なら標準のプレビューでメモを付けることが可能だが、他のプラットフォームでは有料のソフト・アプリが必要になる。会社の windows7 マシンには JustPDF を、iPhone には GoodReader を入れている。そこで、XOOM なら A4 書類でも快適に扱えるのではと思い、pdf に書き込めるアプリを探し ezPDF Reader にたどり着いたのだった。フリーでも pdf ビューワーはたくさんあったが、書き込めるものは見つからなかった。そして、有料版のなかで一番安かったのがこれ。

 アプリの使い勝手は可もなく不可もなく。できることはちゃんと出来るので文句はない。230円の価値は十分だ。しかし全体的に動きが重い。デュアルコアにシリコンストレージなのにそんな感じがみじんもない。音声やビデオの再生なんかできなくてもいいから表示とレスポンスを速くしてほしい。

 Dropbox とシームレスに連携できる。Dropbox 上のファイルリストから ezPDF Reader に渡したデータを編集したら勝手にアップロードしてくれる。ストレージ内の任意のディレクトリに置いたファイルを開くこともできる。また、Dropbox 経由でアップロードも可能だし、Dropbox から任意のフォルダのファイルをアップロードすることも当然可能だ。この自由さはAndroidの魅力だが、ファイル管理が必要になるということは常にバージョン管理をしなければならないということだ。他のデバイスで編集したファイルを別のマシンのローカルデータで上書きしてしまう可能性は高い。Dropbox なら以前のバージョンのファイルに戻すことも可能だが、どれが最新なのかを調べるのが大変だ。

 後、JUST PDF、mac プレビュー、ezPDF Reader の間で注釈の扱いが一部違っているのか、メモで入れたテキストのスタイルが変わった。ezPDF Reader で変更をすると mac プレビューで透明になってしまったり、プレビューで修正すると背景と文字が両方赤になったりした(読めない)。これはかなり不便だ。なにしろ、このアプリを選んだ決め手は注釈を編集することができるからなのだから。PCで入れた注釈が見えなかったり、ezPDF で入れた注釈がPCで表示出来なかったりして、それぞれで見るときに一々修正しなければならないのでは便利さ半減だ。フォントはOSプラットフォームの個性の出るところなので調整が難しいのかもしれない。

 タブレットで pdf に注釈やマーキングをしたりする機会があるなら選択肢は少ない。pdf を読むだけなら他の選択肢があると思う。また、スマートフォンで使う時も、テキストだけを抽出して読むモードはA4のpdfをスマートフォンで読むときに非常に便利だ(使えるのは原稿がデータの場合のみ)。この機能は、iPhone で pdf を読む場合にも重宝している(GoodReader の機能)。

Androidタブレットの制限

ここで、XOOM の画面のアスペクト比が問題になる。10.1インチだから、9インチのiPadより大きく表示できて快適かというとそうではない。iPadは紙と同じアスペクト比なので無駄無く表示できるが、XOOMだと横に合わせると上下が余るし縦に合わせると横がはみ出す。結局、大きなサイズなはずだが小さくしか表示されないのだ。これは、アプリの責任ではないが。Android タブレットは横画面でワイドのビデオを見るためのデバイスでしかないのかもしれない。

XOOM #23 BTKB on WordPress app

XOOMでのキーボード入力についてちょっと使い込んだ感想を書き留めておきたい。

mini easel 100円ショップでミニイーゼルを買ってきた。これで少なくとも家では XOOM でキーボードを使うのが楽になった。

 変換候補が画面の一番下にあることが分かると思う。入力フィールドは画面の一番上の方にあるのに。予測変換候補をタッチで選ぶ場合にはこの位置のほうがキーボードから近くていいともいえるが、キーボードの先にある画面をタッチするのはすごくめんどくさい。


iPhoneでは非常に便利なWordPress。XOOMにもアプリがあったので、ダウンロードしてみたがリストでの操作が簡略化されていてエントリーの状態がわからないのが残念。というかかなり不便。電車の中でiPhoneから下書きを書いて後で文章や写真を追加するというパターンが多く、適当にタイトルをつけているので、どのエントリが公開済なのかどうか分からない。確認するためには、一々エントリを開いて確認しなければならない。iPhone版ではエントリ一覧で下書きかどうか一目瞭然になっている。

 また、android 版 WordPress は写真をいれるのがめんどくさい。というか、このアプリからは写真を入れることができない(この写真は iPhone でとったものを iPhone の WordPress アプリでアップロードした。まあ、XOOM のカメラは iPhone3GS を下回るダメっぷりなので直接使うことはないが。それ以前に、XOOM の写真は XOOM では撮れんしね)。

 XOOMの場合にはブラウザのフォームを使うということも可能ではある。しかし、XOOM のブラウザで WordPress を開くと日本語入力が尋常ではないくらい遅くなるので事実上使い物にならない。他のサイトのフォーム入力ではそんなことはない。WordPress の java script が高機能すぎて重いのかもしれないが、快適とは程通い状態になってしまう。あっちを立てればこっちが立たず・・・便利なようで不便な事のほうが多いという Android らしさ満載だ。

 ただ、この感想は WordPress の日本語入力をキーボードでするということが前提なので、組み合わせによって評価は変わるかもしれない。変換候補の表示位置が入力位置と遠いことやモード切替の不便さ、変換候補の選択の不便さなどは android でキーボードを使うときにつきまとうことなので、iOS デバイスでキーボードを使うまでの快適さになることは無理だろう。これはプロセッサの速度で改善できることではない。また、フリーのIM での感想をプラットフォームの評価とすることは適当ではないだろう。google は PC 用に優秀な IM を開発したのだから android 用にも開発して欲しい。

xoom on easel
 Honeycomb の弱点として、アプリの対応が少ないということは書き続けていることだが、縦画面固定のアプリに移動すると右の写真のようになる。システムのボタン類も全部そっちに動くから、「おっと、このアプリは縦専やったか。元に戻さな」という時の鬱陶しさは自乗倍だ。


Kindle Fire は iPad を抜いたか・・・

 タイトルは、この手の記事でありがちな、意図的な誤認が含まれている。本文には「iPad 16GBを抜いて」とあるので、 iPad 32GB と 64GB は別にカウントしているということだろう。だから、この記事からだけでは iPad の合計を kindle fire が上回ったのかどうかは分からない。これは日本のマスコミでも携帯電話ランキングでやっていることだ。Android 機のどれかが iPhone のいずれかのサイズより上位にランクされたら「xxが iPhone を抜いた」と書き立てている。

 それほそれとして(このフレーズ多いな・・・)、kindle fire がタブレット端末として初めて iPad と互角の売上を上げているということは事実らしい。しかも、この数字が amazon の販売データではなく bestbye のもの(ヨドバシみたいなものか)ということは意味がある。セレブなビジネスパースンが(云々というのもももういいな)。とにかく、一般市場には受け入れられたということだろう。そして、市場は高機能高価格より安いほうを選ぶ人が多いということだろう。ホリデーシーズンは個人消費が中心だし、娯楽系の使い方を想定したユーザが多いということも影響しているだろう。この時期にタイムリーに商品を発売し、供給不足を招いていないという点では Amazon は「分かっている」というべきだ。

 ただ、ビジネス用途には7インチは向かない。カタログやスキャンしたA4書類を見るときに7インチでは足りない。写真やムービーは細部がつぶれていても困らないがテキストは違う。カタログや契約書の文書1ページをスクロールせずに、老眼気味のクライアントに見せられないと意味がないのだ。ビジネスバッグの書類が減らせるなら 600g は重くない。実際に仕事で持ち運ぶなら XOOM (700g) だって特に重くはない。出張の時には 1.5kg くらいのノートPC(+AC アダプタ)を持ち歩くのだから。しかし、家の中でベッドで寛いで youtube を見たりするには iPad 2 でも重くて大きく感じるだろう。

 ホリデーシーズンが終わってからも kindle fire が同じ勢いを続けられるかどうかは分からない。自分は懐疑的に見ている。会社の金でタブレットを買うビジネスユーザにとっては $100 程度の価格差は許容範囲だろう(大口で大量導入する場合には問題視されるかもしれないが、大口ならボリュームディスカウントがつくだろうから)。それよりは、実際に現場で使えるかどうかが重要だ。仕事の現場ではコンテンツのダウンロードはこれまた大きな問題ではない。必要なのは自社のカタログであったり、ビジネス書類であったり、時には専用に開発したアプリであったりだろう。

 同時に、Apple もブラック・フライデー売り上げの記録を更新したらしい。今年はオンライン販売全体の売上が大きく伸びたらしく、実店舗の売上が Apple store オンラインに移行しただけという可能性もあるので、10~12 四半期の成績が発表されないと iPad 2 の販売がどのようなレベルで推移しているかわ分からない。一昨年までなら1月の MacWorld expo SF で発表があったが、来年もAppleは参加しないらしいので、これらの数字が発表されるのは2月くらいか。その時に、どのラインナップが更新されるのかと同じくらいに iOS シリーズの売上の推移に注目したい。もちろん、amazon の発表も忘れてはいけない。

 ちなみに、XOOM 2 も静かにリリースされたらしいし、HP が企業向け10インチ windows タブレットを出したようだが、市場は kindle fire vs iPad 2 にしか関心はないようだが、ウォッチャーとしては生温く見守りたい。ついでに、日本勢のタブレットがいつ販売が終了するかもw

Kindle Fire、BestBuy.comではiPadを抜いてタブレット分野におけるベストセラーに.

by Matt Burns on 2011年12月1日

kindle-fireKindle Fireに完全に火がついたようだ。燃え上がっている、という状態かもしれない。名前がFireだけにこうした動きも予想されていたものなのだろうか。

結局のところ、Amazonによる最初のタブレット市場参入の動きは大成功をおさめたということになりつつある。Amazonのベストセラーリストでも販売前から何週間にもわたってトップに位置している。そしてついに、Best Buyにて199ドルのFireがiPad 16GB版を抜いて、タブレット部門のベストセラーとなってしまった。そう、やはりFireはAndroidタブレット戦争で勝利を収めつつあるのだろう。

Amazonは「昨年に比べて4倍のKindleが売れている」と言っていた(台数についてはいつもながらに発表がない)。Black Fridayのウイークエンドにも大いに売上を伸ばし、多くの消費者に受け入れられつつあることを示した。

当初、Fireについてはかなりの数の批判的意見が集まっていた。不具合や、バグ、あるいは初期不良について書いていたが、同時に199ドルという低価格についても触れていた。低価格実現のために、妥協が必要であったのだろうという意見も多く見られた。しかしそれと同時に、Amazonの「まずコンテンツありき」のスキームについては好意的な意見もあった。Fireの強敵はNookタブレットだという位置づけだが、こうした関係の中、優劣をスペックで語られることは少なかった。スペックではなく、 AmazonおよびB&Nはそれぞれのデバイスのメディア消費能力とでもいう点に注目して利点を語っていた。こうした戦略はAndroidマーケットでは広まらなかったが、Appleはやはりこの方向にしたがっているように見える。スペックは死んだと言える状況もあるわけだ。

FireがAmazonやBest Buyなどのメジャー小売サイトでiPadをリードする状況が続くのかどうか、予測は難しいところだ。199ドルという価格の魅力は、確かにホリデーシー ズンの間は大いに通用するだろうと思われる。しかしホリデー消費が一段落した際にどうなっているのかはわからない。ただ、Fire所有者は大いに増え、デバイスの使い勝手の良さを大いにアピールするということにもなり得る。するとFireの勢いを止めるのはiPad 3のみということになるケースもあり得るが、こちらは2月ないし3月までリリースはない予定だ。と、いうわけでタブレット業界はなかなか目が離せない状況 にあるのだ。

Kindle Fireはどこが良くって飛ぶように売れているのか?

 Amazonは記録的な販売らしいが、この端末がどれくらい貢献しているかはまだ分からない。予想通りだったのは、試供品を提供されるビジネスエリートの酷評と市場の反応は違うという事だ。この人たちって、AppleがiPhoneを出した時も酷評してたよねヽ(´o`;

 しかし、この記事で驚いたのは、いろんな所で言われている「電子ペーパーの方が本を読むのには良い」という評価を覆していること。これまで、iPadに対して優位だと言われてたことだったのに。この記事でしか聞いたことがない感想なので、この記事を書いた人だけの好みかどうか、他の評価を待ちたい。

Kindle Fireはどこが良くって飛ぶように売れているのか?.

2週間前にKindle Fireが発売されたときの、評価はまちまちだった。Uncle Waltは、グッドだけどグレートではない、と言った。The New York TimesのDavid Pogueは、”とろい”と酷評し、”洗練とスピード”に欠ける、と言った。しかしKindle Fireは今でも飛ぶように売れている。iPadと比較して低評価する人たちもいるが、しかしそれは間違った見方だ。Fireは傑出したメディアタブレット(メディア消費専用機)であり、いくつかのことを、とても上手にやる。それを、これから説明しよう。

Kindle Fireは、この2週間使っている(子どもや妻が別の部屋へ持ち逃げしていないときだが)。だから、最初のテストには合格だ: 家族がそれをめぐって争う。Fireは、子どもにも合格、そしてママのお墨付きだ。子どもたちは、Fruit Ninjaに初めて夢中になっている。iPadが好きな2 歳の子でさえ、Kindle Fireに目を付け、ママが部屋からいなくなる(自分がFireにさわれる)ための口実を、あれこれ考えている。でもその口実も、なかなか成功しない。妻 は、Joan Didionの最新作をFireで読んでいるからだ。夜、みんなが寝静まったら、ぼくはベッドサイドテーブルからこっそり盗んできて、Arrested Developmentの昔の放送を見ている。

Kindle Fireは、本や映画やテレビ番組、音楽、雑誌、アプリなどのデジタルメディアを見つけて消費することを目的に、作られた製品だ。だからiPadのように 多機能ではないが、しかしそれでも、絞り込むことに十分な価値のある分野だ。それらの機能を、一つ一つ見ていこう:

読むこと

iPadとではなく、ほかのKindleと比べるべき。画面の反応は素早いし、E inkのちらつきもない。単純に本を読むだけでも、従来のKindleよりはKindle Fireが良い。またサイズが適切なので、eリーダーとしての使いやすさは、iPadに優る。

視ること

画面は小さいが画像はシャープで、ビデオビューワとしては優秀。それに、AmazonのInstant VideoはHuluやNetflixなどよりもお得だ。欠点があるとすれば、家族などグループで視れないこと。

聴くこと

iTunesをiPhoneや自宅のステレオ装置で聴くことにくらべると、Amazon Music Storeはどう見ても負け。スピーカーが外付けなのも、使いづらい。映画や本などのコンテンツの付随音なら、我慢できるが。

Webを閲覧すること

Silkブラウザは確かに速いし機能豊富だが、実際には速さもiPadと大差がない。いろいろ試したが、ページのロード時間で差が感じられるケースは皆無だった。iPadに比べると、画面が小さくて見づらい場合もあるが、タブを使えるのはグッド。

遊ぶこと

アプリの数は、iPadの20万にくらべてわずかに数千。しかしゲームは、人気作品をほとんど揃えている。アプリストアは、公式サイトであるAndroid Marketに比べて相当に使いやすい(iTunesなみだ)。Fireは将来、Androidアプリの最大のディストリビュータになるかもしれない。

結論

デジタルメディアを消費するための機器としては、性能優秀でしかも格安。サイズも適正。これが、飛ぶように売れている唯一最大の原因だ。携帯をゼロ円で売る売り方に似ているが、ライブラリの充実を図っているAmazonは、どのお客からも、十分に元+αを取るだろう。

タブレットの犬ども

 タブレット市場が熱い。iPadがこじ開けた市場に群がるハイエナのようだ(以前から windows タブレットを作ってきたメーカーにとっては「apple こそハイエナだろ」ということかもしれないが)。1ラウンドでは iPad を短期間で更新するという Apple の奇策に煮え湯を飲まされた Android メーカーも態勢を立て直してきた。

 次々に発売される新機種を見るのは純粋に楽しい。数か月後には順位が確定するだろう。そして、来年の今頃まで残っていられる機種がどれかも。

 自分はiPad3を使っているはずだが、au が XOOM のアップデートをしてくれて、ICS が iOS5 並になって、Android Market が iTunes 並みになって、タブレット対応アプリがまともになったら XOOM を使い続けているかもしれない。可能性はゼロに近いだろうな(´・_・`)

ハードメーカー

■中国、台湾、韓国勢(Acer, ASUS, HTC, Samsung)
ここでは代表としてASUSを挙げたが、他からも同じような製品は出る。最新のチップやギミックでハードウェアオタクの心をくすぐる。人柱上等な人たち向けの端末だ。

■Lenovo

 レノボは潤沢な資産とIBMのブランドを引き継ぐイメージ戦略でトヨタのような戦い方だ。廉価版 7 インチで kindle fire を迎え撃つだけでなく、10 インチで iPad と戦い、さらに 5 インチという新しいフォームファクターを提案してきた。スマートフォンとの住み分けが難しそうだが大丈夫か?

■その他

 日本製の端末もと思ったが、販売前から終わっているような物ばかりなのでやめた。年内に発売される日本ブランドのタブレットで来年の今頃まで残っている物はない!「誰が買うんだこんなもん」と言われながら電器屋に並んでいたガラパゴスのような状態を「残っている」と言わないのならだが。

 と思ったら一つだけ面白いものがあった。やってくれるぜ SONY。CLIE UX-50 を愛用していた身としては応援したいところだが、提灯マスゴミ以外にこんなスプリット液晶を喜ぶ奴らはいないだろwww

  • 価格.com – SONY Sony Tablet Pシリーズ 3G+Wi-Fiモデル 4GB SGPT211JP/S 価格比較:スペック的には見るべきものはない。2枚構成のモニタだけが特徴でそれが全てだ。このギミックのためだけに44,800円(ミドリ電化)出す人はほとんどいないだろう。先日会長が「apple に追いつくための準備を進めてきて、整った」とか言っていたが、これがその弾だとしたら、相変わらず見えていないとしか言いようがない。
  • 価格.com – SONY Sony Tablet Sシリーズ Wi-Fiモデル 16GB SGPT111JP/S スペック・仕様:2コア+Honeycombの標準的10インチタブレット。可もなく不可もないが、52,800ではダメ。android 陣営の中でも存在感を示すことはできないだろう。
  • コンテンツサプライヤー

     コンテンツ流通業者の対決も見逃せない。一足先に発売された台風の目。物は一世代前のハードとOSに独自アプリを載せただけのチープなものだ。武器はコンテンツサプライヤーのサービスとの親和性と価格。これが、どこまで市場に受け入れられるか。

    ■amazon

     11月発売でのスタートダッシュを決めたらしい kidle fire。マスコミのレビューでは叩かれているようだが、それは会社の経費で買った iPad 2 を常用しているようなビジネスパースン視点によるもので、年末のお買いもの予算からねん出して初めてタブレットを買おうとしている消費者の視点とはずれている。どれくらいずれいているかは年末までの売上でわかるだろう。

    ■B&N

    というのは日本では紀伊國屋のようなチェーン店か。通販ではなくリアル店舗チェーン店のようだが、それがこんなハードを出してくるところに市場の違いを思い知らされる。日本にはこんなことのできる企業はない。しようとする企業もない。amazon のやり方に反対して邪魔するだけ。