イメージが湧かないがどうなんだろう。自分的にはまったく興味を持てないが。7インチはすでに $200 以下の価格帯での消耗戦に突入しているうえに、アメリカ市場限定ではあるが、amazon が完全に制圧してしまっている。ここに機能的な新規性を持たない iPad を持ち込んでも勝ち目はないと思うが・・・
後、気になるのは、7インチにした時の UI だ。画面の大きさによって UI は変えるべきということはずっと書いてきた。android のタブレットがダメなのはここに原因がある。iPad のアプリも iPad に最適化された UI を持っているものは少ない。その中で、7インチという中途半端なプラットフォームができたら混乱の元だろう。
提灯マスゴミは黙して語らないが、Android はとんでもない状態になっているはずだ。同じ7インチにもスマートフォン系の Gingerbread を搭載したものとタブレット系の Honycomb を搭載したものがある。また、Honycomb 対応と書かれたアプリでも縦固定のものがあったりする始末だ。こんな状態を apple が許すとは思えないし、ジョブズがいなくなったからといってそうなって欲しくはない。
apple が 7インチに最適化された画期的な UI を考え出したとしてもアプリを開発するサードパーティがついてこれなくて、他のサイズ用に作ったものを使わなければならないのでは魅力は半減だ。ラインナップとしてある iPhone と iPad と整合性のないものも困る。
アップル、2012年は小型「iPad」で「Kindle Fire」に対抗か – CNET Japan
10インチ未満の機器はタブレットとして使い物にならないというSteve Jobs氏の判断を、Appleは無視するつもりなのだろうか? サプライチェーンの動きはそう示唆しているように思える。台北に拠点を置くDigitimesの報道によれば、Appleは2012年第4四半期までに7.85インチの「iPad」を発売する「可能性が高い」という。
AppleはなぜJobs氏の遺志に背くのか? この記事によると、「7インチの『Kindle Fire』(との)激化する市場競争(中略)及び大型スマートフォンの発売に対応するため」らしい。
同記事は情報筋の話として、LGとAU Optronics(AUO)がディスプレイを提供すると伝えている。生産は、2012年第2四半期末までに開始される見込みだ。
DisplaySearchのアナリストであるRichard Shim氏も、米CNETの取材に対してほぼ同じ内容のことを述べている。Appleは、7.85インチのディスプレイを搭載した小型iPadの開発に興味を示しているというのだ。Digitimesと同様に、Shim氏も、登場するのは2012年で、QXGAディスプレイを搭載した9.7インチの次世代iPadを発売した後になるとしている。