トレーニングログ 2017/07/04 インターバル 10.4km

 インターバル10kmといっても10kmの全区間でインターバルをやったわけではない。(心拍ゾーン4で5分、ゾーン2で1分)x 5回のインターバルをメインにウォームアップと回復ジョギングを合わせて10kmということだ。

 GARMIN connect のトレーニングを作り iPhone から端末にダウンロードしてみた。手続きがめんどくさいが、効果的なトレーニングができそうだ。

running dynamics log

 1分の回復では足りなくて心拍が上がっていっているのがよく分かる。速い時はピッチも早くストライドも伸びている。これは当然だが、上下動が減っているというのは自分でも意外だった。ゆっくり走るのが下手なのかもしれない。タイムもホントは7分/kmまで落として心拍をゾーン2まで下げたいのに中途半端な速度(6分半くらい)までしか落とせないので、メリハリがつかない。

 今日は心拍ゾーンでトレーニングしてみたのだが、心拍ゾーンなら負荷を一定にできるからいいかもしれない。ペースを一定に保とうとすると坂の影響で狙っている負荷より高すぎたり低すぎたりしかねない。心拍トレーニングはかなり前から知っていて、SUUNOT T6 を買ったのもそのためだったが、自転車では外的条件によって心拍を保つことが難しくてほとんど使えなかった。使えたのは、社宅に引っ越して固定ローラーを買ったとき(2015/12)からだった。ただ、この時のマフェトン理論による心拍トレーニングが今のランニングの下地になっているとは思うが。

 速度とか距離を指標にすると無理してしまうから今年の福知山マラソンのトレーニングは心拍トレーニングのプランを使ってみようか。

トレーニング効果 今週のトレーニング効果を見たら面白いことに気づいた。月曜日は14km走ったが、トレーニング効果としては今日のほうが高い。心肺機能を向上させるには高い負荷が必要ということだろう。もちろん、長距離・長時間のトレーニングには長時間続けることによって得られる効果があるだろう。それに、本番が40kmもあるのに5kmのインターバルしかやらないのでは、長時間外にいるだけで消耗してしまいかねない。と、思う。(実際には分からない。やったこと無いし、そんな人の話聞いたこともない。やろうとも思わないしw)。

診断結果からのゆっくり走行 2017/07/03 14.6km

sunset 今日から9月末まで月曜が定休日になる。これを利用して、先日行った直腸内視鏡検査と血液検査の結果を聞きに行った。治療が必要なことが見つかれば治療フェーズに移ることが前提だ。まあ、大丈夫だとは思っていたが、軽く緊張はしながら診察室に入った。直腸に炎症を起こしているかもしれないけど、自然に治る程度のもので、悪化したら来てください。あと、コレステロール値が高い目なことについても治療すべき病気の兆候はなかった。次回の検診で数値が悪くなるようならまた来てくださいということだった。

 通院3回、直腸内視鏡検査の負担、2万円の金銭的負担・・・予想していた結果にお墨付きをもらうためだけにしては負担が大きい。まあ、何もなかったからだからだが。もし、ここで大腸にガンの前兆とかB型肝炎とかが発見されていたら、後で「あのとき精密検査で見つけて置いてよかった」ということになる可能性は高い。2万円をケチって手遅れになるよりはよっぽどいい。とはいえ、便潜血もコレステロール値も何年も基準値を出たり出なかったりしてるし、ガンについてはマーカー検査をオプションでやってるので、必要はなかったとは思うんだよなぁ・・・ラインも出たらどうすっかな・・・

 今回は診察や検診はなかったので、1時間半くらいで会計まで完了。スーパーに寄って帰ったが、真夏のような気温で動けなかった。

 夕方になってやっとスタート。先日終盤の坂が登れなくて歩いたルートに再挑戦。強は少し風があったのとスタート時刻が早くて明るかったために楽に感じた。特に何百メートルかあるダート区間は前回と全く違った。

 今回は完走にこだわらずに、水飲み休憩を入れながら走り、途中で自販機で追加した。水分補給が効いたのか、全回登れなかった坂を登りきった上に少し遠回りして距離を稼いで帰ることができた。

 しかし、かえってログを見たら途中で切れていた。信号のない所で国道を横切る必要があって、そのときにポーズしたつもりが完了してしまっていたらしい・・・

 今は、キロ6分が精一杯だなぁ・・・それ以上になると暑くてバテてしまう。

トレーニングログ 2017/07/02 乳酸閾値テスト・・失敗

 昨晩ツールの個人TTを最後の方まで観ていて遅くなったので、3度寝して起きたら11時近かった。ツールを最後まで見ていないのではなく、最後の方でストリーミング放映が終わって料理番組になってしまったのだ。結果はTwitterで知ったのだった。総合上位陣が走ってる最中に長いCMになったのでおかしいなぁと思っていたら、長々と喋るおばさんが漁師の船に乗り込みだして、その漁師らしきおっさんと獲ってきた魚について話を聞き始め、画面が変わったらおっさんがエプロンして魚を捌き始めたところで番組が終わったのに気づいた(遅いわ)。フランス語だったから・・・

 曇っていたので走ろうかどうか迷っていたら雨になった。その後も暗くなるまで降り続いた。夜の8時頃に雨がやみ、9時頃には月光が射し始めた。半分諦めていたが、GARMIN 630の乳酸閾値テストというメニューを試したくて出かけた。20分~30分でできるとあったので、雨上がりにちょうどいいと思ったのだ。

 しかし、そこここに水溜りがあったのと、真っ暗で時計のメッセージが読めない、路面の凸凹が見えない、で、走りに集中できなかった。何回も水溜り入って靴も濡れたし。そして、GARMIN の乳酸閾値テストで何をどうすればいいのかがよく分からないままに諦めて帰った。

 自分のイメージでは、ウォームアップが終わった所でスタートとペースのアナウンスが入り、3分おきくらいにペースアップのアナウンスが入って、限界を超えるまでそれの繰り返すものだと思っていた。しかし、何のアナウンスもなく、いつ開始していいのかペースアップのタイミングがいつかも全然分からなかった。

GARMIN ForeAthlete 630J はフィットネス・トラッカーたるや・・・否

 腕時計型デジタルデバイスの常として、GARMIN630にもライフロガー機能がある。スマートウォッチのような通知やアラーム、フィットネス・トラッカーのような睡眠ログや万歩計もある。

 しかし、その実装が今イチ。昨日は実装されているが、どっちつかずの感が拭えないのが 630 の感想だ。なので、Pebble 2 の代わりに使うことは諦めた。Pebble 2 もアプリがアップデートしてからデータを共有することをやめてしまって、ライフロガーとして機能しなくなったが、端末とアプリは機能するから。

 630を普段使いしなくなった理由は、アラームの仕様だ。自分は fitbit charge HR 以降目覚ましはフィットネス・トラッカー(スマートウォッチ)に依存している。腕時計のバイブで目覚めるのは快適だから。GARMIN 630 にもバイブや音によるアラームはある。しかし、10年以上前のケータイにすらあった、スヌーズや任意曜日の設定がない。今時のフィットネス・トラッカーに標準的に存在するスマートアラーム(眠りの浅い時間帯に起こす機能)もない。一番困るのは繰り返しで任意の曜日を選べないことだ。選択肢は「毎日・平日・週末」だけだ。そして平日は月~金、週末は土・日に固定だ。誰もが土日に休日なわけではない。このアラームだと休みの日と平日のアラームのなる時刻を別にしたい場合で、休日が土日に固定されていない場合には全く使えない。
アラーム仕様比較
 また、その設定を端末で行わなければならないのも地味に不便だ。アプリで端末の設定ができるのだから、fitbit charge HR のようにアプリで設定できるほうが便利だ(設定が別れている不便さは他にもある)。

GARMIN 630J sleep log
2017/7/1 は土曜日だが出勤日。実際には1日の午前0時過ぎにベッドに入った。
 後、睡眠ログの精度の低さも嫌。これまでに身に着けた睡眠ログをとれるデバイスの中で圧倒的に精度が低い。充電している時間、座ってPCを触っている時間、ベッドに入って本を読んでいる時間などが睡眠として認識されることが多い。また、身につけていたのに睡眠時間がゼロだったりもした。そういう精度の低い情報を元にアドバイスされても全く参考にならない。

 後、歩数のカウントもいまいち納得がいかない。ランニングやウォーキングが含まれない。だから、休日で会社に行かない日だと、2時間のランニングやウォーキングをやっても、「歩数が足りないのでもっと歩きましょう」となる。ランニングやウォーキングをした時のログをGARMINは持っているのだから、合わせて集計することは簡単なはずだ。

 GARMIN 630 はスポーツ時にして、普段はフィットネス・トラッカーかスマートウォッチがいいか。これらのデバイスがAPIでデータを同期できればいいんだが・・・とりあえず、Pebble 2 で秋まで我慢して、Apple watch の次の製品を見て、気に入れば Apple watch を買って、イマイチなら fitbit charge 2 だな。

トレーニングログ 2017/06/30 リカバリー 7.2km 6月走行距離140km

 二日連続なので5kmくらいのスロージョグをするつもりだったが、2km位走ったら意外に疲れが残ってなかったので少し遠回りした。しかし、終盤でGARMINの電池が切れてモチベーションダウン。iPhone 6 上の STRAVA に切り替えたが、そこから最短ルートで帰った。

 同じ道を往復で通ったので GARMIN の精度と iPhone 6 の GPS の精度の違いがよく分かる。その分、iPhone 6 で取ったログのほうが速く走ったことになっているが、実際にはペースはほとんど変わらない。

 今日は NIKE FREE 4.0 flyknit で走ったが、このシューズが一番ミッドフットストライクに向いている気がする。自然に重心の下で着地できる気がする。そのフォームが決まると速度も乗る5分台前半での巡航が自然にできるしもっと速くも走れそうに感じる。しかし、そうなると心肺系がついていかない。速い速度で走ることは多くのエネルギーを必要とするから酸素の供給量もう必要となるということだろう。そして、それを自分は持っていない。

 GARMIN 630 には Vo2 max を計算することができる(もちろん、簡易。SUUNTO T6 にもあった)が、それによると 46ml/kg/min となっている。この数字を大きくすることが必要だろう。そして、そのためには負荷のかかる走りをすることしか無いだろう。さらに GARMIN 630 には乳酸閾値を計算する機能があり、それによると 156bpm が閾値らしい。Vo2 max と乳酸閾値は基本的には正比例するはずので、同じトレーニングを積み上げれば結果として両方の数値が上がるだろう。

 7月と8月は長時間のランは押さえて、インターバルとか坂道を中心に走り込みたい。

GARMIN:

iPhone 6 + STRAVA:

トレーニングログ 2017/06/29 堤防 11.7km

 暑かった・・・堤防の上は少しくらい風があるかと期待したが全然なかった。そして、最後に9号線の上りを入れたのは無理だった。雨が降ってきて急激に湿度が上がって息が続かなかった・・・

 曇っていたせいか、この季節のこの時間帯とは考えられないくらい暗くて終盤の土手の上はちょっと危なかった(この辺の土手には街灯的なものは一切ない)。

 今月のランはこれで終了。133kmだった。150kmくらい行けるかと思ったが、左足の甲を痛めたのが痛かった。他には故障箇所はないのでまずまず。7月は大会がないのでゆっくりと200kmくらい走りたいが、休日に自転車にも乗りたいし、何しろ暑い時期なので難しいかもしれない。距離よりもインターバルと坂道中心がいいかもしれない。

トレーニングログ 2017/06/27 インターバル+ペース=11km

 Runkeeper の Asics Pace Academy チャレンジをやってみたが、Runkeeper がワークアウトプログラムをロードできなかったので、インターバルのログが取れなかった。簡単なインターバルだったので自分でできたが、残念。

 とりあえず、400mの走りやすい直線路を使って 5:10 で行き同じ道をゆっくり帰るを6回繰り返した。メニューでは帰りを 7:40/km ペースとあったが、ペースがつかみにくく歩いてしまいそうになるので6分前半で帰った。

 その後、トータルで1時間程度になるように6分前後のペースで遠回りして帰った。この季節はライトを持たなくていいから楽だ。しかし、暑い。ライトが必要な時間帯になればかなりいい風が吹くが・・・

 今日くらいの強度だと GARMIN 630 はリカバリーに必要な時間を40時間と見積もってくる。

トレーニングログ 2017/06/25 スロージョグ 5.3km

 GARMIN 630 のリカバリーアドバイザーで、リカバリータイムを終えていたのと、思いがけなく雨が降っていなかったので、しかも快適な曇り空だったので、11時半くらいからゆっくり走ってきた。

 昨日よりずっと楽に走れたので、少し足を伸ばそうかと思ったが、途中の長い信号待ちでポーズボタンを押したのに、青になった時にリスタートするのを忘れて数百メートル走ってしまった。オートポーズだとタイムラグがあるからと手動でポーズしたのだが裏目に出てしまった。で、テンションが下がって帰ってきたww

 今日は Reebok Zprint 3D で走った。Adizero Boston Boost と正反対で反発力皆無だが、だからといってスピードが出ないという感じはしない。シューズの「反発力」を使うためには走り方を変える必要があるのかもしれない。自分の場合は靴の前の方はほとんど減っていない。アキレス腱周囲炎になってから足首を伸ばさないようにしていた時期があり、それが癖になっているのかもしれない。あるいは、ピッチを上げることと接地時間を短くするという意識が強すぎて押している距離が短すぎるのかもしれない・・・

トレーニングログ 2017/06/24 (;´Д`)暑かった 8.4km

 午前中から曇りがちになり午後から雨とラジオで言っていたので晴れているようだが、「今のうちに行っとかんと雨が降りだすで」と思って走り出した。目的地は由良川の堤防。ゆっくりと15kmくらいは走るつもりだった。

 しかし、下り坂どころか腫れ上がって影がくっきりと分かるようになった。しかも、完全な無風状態・・・堤防の上には全く日陰はなく、路面は焼けて下から熱い空気が立ち上ってくるようだった。途中、堤防から降りた所の竹林で5分くらい休憩した。5kmくらいで持っていっていたスポーツドリンクを飲み干してしまい、ショートカットして帰途についたが、それでも途中からは走り続けることができなかった。

 結局、午後になってやっと曇ってきたが、17時時点では雨は降らず、気温は下がってランニングにちょうどいい感じになってきた・・・

 今日は Adidas Adizero Bostonboost 2 の走り初めだったが、不発な感じで残念。

Adidas Adizero Boston boost 2 を買ってみた

photo Adidas Adizero Boston boost 2 side view
白いミッドソールが BOOST フォーム。見えている分より前まで入っている。青い部分はEVA(多分)。
 New Balance VAZEE RushNike Free 4.0 Flyknit の走行距離が500kmを超えたので、Adidas Adizero Boston boost 2 を買った。今回 Reebok Zprint 3D と合わせて2足体制になったので、安心して VAZEE と Free を引退させられる。それほど深く考えずに買った2足だったが、去年の福知山マラソン(VAZEE)、神戸バレンタインラブラン(VAZEE)、芦屋サクラファンラン(Free)、神戸森林植物園ハーフ(VAZEE)まではトレーニングもレースもこの2足で走った(昨年は Asics Gel 1120 でも少し走った)。6月のたたらぎ湖ハーフは Zprint 3D で出たが、トレーニングには2足を併用していた。

 NIKE の Flyknit の履き心地は大好きだが、今のラインナップで Flyknit を使ったものは自分のレベルには合わないものばかりだったので却下。Reebok と Adidas はボックスが少し狭くて親指の爪が当たるので、Adidas から探した。ASICS と Mizuno ももちろん探したが、自分のレベルだと ASICS GEL 1120 のような見た目のシューズしか無いのでやめた。

 サブ4を目指すレベルでクッションがありながら、それなりに軽いシューズというと Boston boost に落ち着いていた。ここまでは4月くらいに出ていた結論だったが、買いに行くのがめんどくさいのと、とりあえず Zprint 3D を買って3足体制となって負担が減ったことで、放置していた(このブログではよくある状況w)。

 先日、Reebok の floatride run がいくらぐらいか見ようと思ってヒマラヤのサイトを覗いていたら、 Boston boost 2 が安くなっていた。しかも、今週末までヒマラヤのネット会員には500円引きのクーポンが貰えるとあった。すぐにアカウントを登録しクーポンをダウンロード。金曜の業務終了後に最寄りのヒマラヤに行って買った。amazon にしなかったのはワイドと履き比べしたかったから。

 Adidas の足型が合っているのか、25.5 で靴下を履いてもきつさを感じない。親指の爪がボックス上部に当たるのはワイドにしても変わらなかったので普通のモデルを買った(多分ワイズD)。

photo Adidas Adizero Boston boost 2 heel
大きくて硬いヒールカウンターと厚いBOOSTでカカトを守る。
 カカトの周辺のサポートは自分が持っている他のシューズとは一線を画する硬さだ。ヒールカウンターは大きく硬い。Boost が厚いことや Boost と continental ラバーの間に配された TORSION SYSTEM と書かれた樹脂の剛性も相まって、土踏まずより後部は全く屈曲しない。

 横から見ると Boost フォームは土踏まずの少し前までしか入っていないように見える(右上写真)が、実際には指の付け根付近まで入っているので、着地の際にもBoostは効いている・・・はずだが、実際にはこの部分は薄いので、VAZEE や Zprint 3D のようにソールの衝撃吸収生を感じることはない。

 反発性については、前にも書いたが、よく分からない。拇指球付近に屈曲点があって、手で曲げた時の反発は感じるが、手で曲げられる程度の弾性で体重を押し返すような反発があるとは思えない。が、VAZEE や Zprint 3D より弾性係数が高いことは間違いない。

photo Adidas Adizero Boston boost 2 weight 215g
25.5cmで215gなので、Adizero Japan boost 3 (adios 3) と同等
 

Boston boost 220g
NIKE FREE 189g
Japan boost 208g
Zprint 3D 220g
VAZEE Rush 230g

 この程度の差は靴下の有無で違ってくるので、体感的には差はない。感じる人は感じるのか知らないが自分にはわからない。GEL1120 の 320g とか VFF の 150g だとさすがに分かるが、走りに影響があるかと言われると、自分のレベルの走りでは分からない。同じルートを走ったとしても、他の要因による差のほうがはるかに大きいから検証のしようもない。


photo Adidas Adizero Boston boost 2 sole
黒いのが continental ラバー。土踏まず付近の銀のパーツが TORTION SYSTEM の樹脂。見難いが内側のカカトまで伸びている。
 走ってみた感じはニュートラルに尽きる。これまで履いてきたシューズと違うのは continental ラバーだ。これが着地する時に硬いものが地面に当たる感じがする。これまで履いてきたランニングシューズがミッドソールがそのままアウトソールになっているようなものばかりだったせいかもしれない。GEL 1120 を思い出したが、GEL 1120 のような鈍重な感じではないし、路面の凹凸を踏んだ時に足首に負担が来るようなものではない。

舗装路面をしっかりグリップしてる感じはあった。さすがにタイヤメーカーといったところだろうか。荷重をしっかりかければかけるほど食いつく感じがあるのは自転車やバイクのタイヤに似ている。アウトソールは一枚でできていて、場所による特性の違いは持たせていない。アウトソールは路面とのコンタクトに特化するという考え方のようだ。この辺はメーカーの設計思想が見えて面白い。

 土踏まずから前は薄いので、調子がいい時は軽快に歩が進む。少し体が遅れ気味になっても土踏まずから後半部がしっかりサポートしてくれるようだ。かといって、斜め後ろから路面に着地するようなヒールストライクでも快適というわけではない。ソールが前から見えるような状態で着地したら滑らかに重心を前に移動するのは、土踏まずから後半が屈曲しないので、難しいだろう。少なくともミッドフットストライクに近い状態で着地するフォームは必要だろう。

 Boost フォームのクッションはあまり感じなかった。というか、VAZEE RUSH や Zprint 3D、NIKE FREE 4.0 のクッションが厚目なので、感じれないのかもしれない。が、これらのクッションシューズと比較して、特に厳しいというものではない。なので、ターゲットとするスピード域の割にはクッションがあると言えるのだろう。

 とにかく、ランニングギアという感じがする靴だ。自転車に例えるなら VAZEE や FREE、Zprint 3D はクロスバイクで Boston boost 2 はロードレーサーだ。街乗りだって出来なくはないが、コンビニ行くのにロードレーサーに乗りたいとは思わない。