XOOM #11 保護シート

 エレコムの保護シートを購入。これにしたのは値段が安かったこと。

 マットと光沢とが選べたが、でかい画面に不細工が表示されるというバグを解消するにはマットの保護シートを張って液晶の神の怒りを鎮めるしかないという言い伝えに従ってマットにした。スマートフォンにはマットを使う気にはならないがタブレットはマットのほうがいいというのが結論。

 保護シートに良くついている、貼る前にゴミをふき取る布はついていないが、空気を追い出すための小さなプラスチックのヘラは付属していた。ヘラは適度な弾力があり指より広い範囲を押さえられるので貼るときに便利だった。カメラに干渉しないようにという配慮からシートの上端には切れ込みが入っている。しかし、この切れ込みは不要に長い気がする。カメラの位置が違うバージョンが存在したんだろうか?

 大きな画面に保護シートを貼るのは難しい。最初のわずかなずれが致命的になってしまう。ホコリが入る可能性も面積比で増加する。まず最初に液晶面に付着した指紋やホコリをとる。眼鏡拭きを使って5分くらいかけて磨き上げる。普通のタオルやハンカチではこのときにそれ自身からホコリを発生させてしまうが、メガネ拭きなら大丈夫。しかし、空気中に漂っているホコリが付着するので貼る直前まで眼鏡拭きをかぶせておく。

 シートには腰があって気泡が入りにくく貼り易かった。途中何箇所かホコリが混入したがテープで除去できた。スタートが10分の数ミリずれていたのか下端(上から貼り始めて)が縁に干渉してわずかに浮いてしまったが、表示領域がほぼ完璧に貼れたので無問題。

 液晶がない状態より指の滑りが良くなって非常に快適になった。不細工の霊も鎮まった。画面の視認性も俺基準では全く問題ない。

 タブレットの場合はスワイプの際に移動する物理的な距離が遠い。なので、滑りのいい保護シートによる効果が大きい。さらに、XOOM というか android Honeycomb は操作体系にドラッグ&ドロップを使っている(アイコンの削除やブラウザでの階層メニュー操作)。このため、最長で20cm近く画面をスワイプしなければならない。iPad の場合にはこのような操作がないので、XOOM を使っているときほど指の滑りが悪いことが気になることはなかった。

ELECOM XOOM 2011 TBi11M 保護フィルム マット TBA-MOX11FL

ELECOM XOOM 2011 TBi11M 保護フィルム マット TBA-MOX11FL

Hybrid は自動車の専売じゃない/Asus

ASUS hybrid tabletAsus Padfone は2012年Q1発売、Android 4.0 採用の携帯 / タブレット ハイブリッド

 以前、コンセプトモデルだけが発表されていた製品が実際に販売されるのかもしれない。この手のギミックを使ったポータブル機はAcerやASUSのお得意分野で、彼らなりの挑戦ととらえられる。iデバイスのデザインが流行ったら右に倣えで全部そうしてしまう日本のメーカーにも見習ってほしい。

 その時にもどこかで書いたが、このコンセプトは面白い。電話とタブレットで同時にネット接続する必要はない。今のOSなら通話アプリで電話しながら他のアプリを使うことは余裕だ。何より、回線契約が一本でいいというのはユーザにとっては大きい。ICSというOSもこの製品のコンセプトにぴったりだ。HoneycombのUIを多く取り入れたこのOSならスマートフォンとタブレットで同じように使うことが可能だろう。

 ただ、ハードルは多い。スマートフォンを買い替える時に形状が変わったらドックにはまらなくなる。そのたびにタブレットまで買い換えるのはもったいない。スペース的な制約からタブレットが専用マシンに比べて大きく重くなることが予想される。

 また、アプリの互換性にも課題は残るはずだ。現在Honeycomb対応をうたっていても横持ち用のUIを用意していないアプリが多いし、タブレットの広い画面を活かしたアプリはほとんどないといってもいいくらいだ。タブレットにはタブレットのUIが必要だ。逆にスマートフォンにはスマートフォンのそれがある。専用のアプリを開発するか両方で使えるものとするかはデベロッパの意向だが、別バージョンとしたものの方が圧倒的に使い易い。このような状況で、このハイブリッドマシンにどのようなアプリを入れるのか。スマートフォン専用アプリやタブレット専用のアプリを入れた場合に逆のハードで実行したらどうなるのか。

 最後に、最も大きな壁というのか疑問は「そこに市場はあるのか?」というものだ。タブレットにキーボードをドックさせるというアイデアは市場に却下されたようだ。キーボードで文字列を多量に入力する用途ならノートPCを買ったほうがいいということだろう。タブレットのPCに対するアドバンテージは取り出してすぐに使える運用時の軽さだ。ここにワンクッション必要となるドックがどこまで受け入れられるのか、見守りたい。

android Ice Cream Sandwitch に思う

 google のおひざ元ではなく台湾でのサムスンとの共同イベントで発表された。Motorola を買収しハードメーカーにもなる google が OS 供給元として他のハードメーカと共同していくことを示すための配慮だろう。また、次期 OS の Ice Cream Sandwitch (以下ICM)を搭載したリファレンスモデルをサムソンにしたのもその表れだろう。

 気になるのは android の変化だが、Engadget Japanese の記事「速報:Google + サムスン Android 4.0 ” Ice Cream Sandwich ” 発表」を見る限りでは honeycomb を改良しスマートフォンに対応したものというイメージだ。物理的なメニューボタン、バックボタンはなくなり honeycomb と同じボタンが並んでいた。どうやらあのボタンのデザインは XOOM だけのものではなくhoneycomb の標準的デザインらしい。ボタンのデザインがあれだとアプリ等のアイコンのデザインも考え直すべきではないだろうか。

 「Android 4.0 発表、新機能まとめ & プロモ動画」はリストになっていて読みやすい。NFCを決済ではなくガラケーの赤外線のように使うというアプローチは面白い。NFCは将来的にはおサイフケータイを置き換えるであろうものだが、Felicaが普及した(といっても一般に使用が広がったという意味ではなく、読み取り端末が小売店に配備され課金ネットワークが稼働しているという意味)日本では本来の使い方(Googelは少額決済サービスを世界的に進めるつもりでいるらしい)は難しいだろう。これについては、ハードウェアの対応が必要なので既存のハードを使っているユーザにとっては無関係。
 
 OSの基本的な機能として挙げられているものの多くは honeycomb では搭載されているものだ。ユーザインターフェース周りの改善はアプリ側が対応しなければ効果は薄い。ICS の環境が iOS のレベルになるまでにはかなり時間がかかるのではないだろうか。

 一つだけ、便利そうだと思ったのは「最近のアプリ」ボタンで表示されたアプリ画面から不要なアプリを削除する機能。せっかく最近のアプリがリストされてもスクロールが大変でホームに戻ってからアイコンをタップしたほうが速くなっているから。スマートフォンでは画面が小さくて一覧性が悪いので、こうやってアプリを落としていかないとXOOM以上にスクロールが大変だろう。

 あと一つ、必要とはいえないかもしれないがスクリーンショットがとれるようになるのは嬉しい。このブログも不鮮明な写真を使わなくてもよくなる。google の秀才たちはこんな機能は不要だったんだろうか・・・

 残念なことに、タブレットのリファレンスモデルはなかった。Galaxy tab はまだ対応していないのだろうか。また、現行の gingerbread や honeycomb のアップデートが行われるかについても、記事には無かった。もし発表があっても、iOS と違って、キャリアのカスタマイズがかかったローカライズ版はキャリアのローカライズと検証が終わらないと公開はされないだろう。

 まあ、docomo は ICS 対応版 Galaxy を発表したが発売は来年以降らしいから、年内に既存 android マシンへのアップデートが行われることは 100% ない。これは iOS5 の発表を WWDC で行い公開は10月に行った apple と一緒だ。XOOM の場合はそれまでにau に見放されて販売後半年でOSのアップデートがされなくなった悲運のマシンの後を追うことになるかもしれない。同時に、現在発売されているハードボタンを持った多くの android マシンは物理ボタンと仮想ボタンが重複する状態になるのか、OSでハードボタンがある機種は仮想ボタンを表示しないようにするのかは分からない)。

Androidタブレットって使ってる人いるの?

Androidタブレットって使ってる人いるの? via @gizmodojapan #gizjp

 はい!ここにいます。

 Androidのタブレットが不振なのは明白だ。それまでに作ってきていたタブレットをiPadに全否定されて、iPadを真似して作り直さなければならなかったのだから。幸いだったのは、google という、AppleやMSに対抗できる開発力と知名度のあるタブレット用OSを用意してくれたことだ。それが無かったら、もっと悲惨なことになっていただろう。

 Androidのタブレットは誰が見ても明らかに競争力が無かった。先行するiPadより高価で重い(軽さは性能の一部だ)ものしか出せなかったのだから。その典型が XOOM だが。後、新しい種類の製品がヒットした時に、一年未満という短期間でそれを陳腐化するような新製品を出すという奇策によって追随勢力を周回遅れにしてしまった。(イマココ)

 つぎは、iPad2を標的として開発された世代のマシンとの戦いとなる。ハード的には7インチと10インチ、AndroidとiPad、3G回線と回線なしが入り乱れる戦場だ。ハードの標準がどの様に収束するかのか。そして、honeycomb を出したもののまだ iOS にリードを許している google が ICS で何処まで iOS に迫れるかが見ものだ。

 そんな混沌とした戦場に、Amazonという巨人が参戦する。AmazonはAndroidを使っているがAndroid陣営では無いだろう。手頃なものがあったから使っただけなんだろう。彼らの開発パワーをつぎ込めばオリジナルのマシンも可能だったはず。すでにKindleというオリジナルハードを作っているのだから。彼等が今、次のバージョンの Kindle fire のための OS を開発していないと言い切れる人はいないんじゃないだろうか。

 2年後どんな市場になっているのか、ノートパソコンの価格低下によってタブレット市場自体が消えるかもしれない。ヲタにとっては全く目が離せないのがタブレットだ。

 19日のAndroidの新バージョン(Ice Cream Sandwitch)の発表、Kindle投入が予定される動きだ。しかし、ICSは一般への訴求は全くないようだ。話題になること自体ほとんどない。しかし、ICSは日本のケータイユーザーにとっても大きな影響がある。来年以降に発売される android 端末のメインOSになるからだ。どこのキャリアのどのメーカー端末が対応してくるのか。docomo はサムソンの ICS リファレンスモデルと言える端末をメインに据えるようだが、他のキャリアがいつ追随するのか?

 また、ユーザレベルでは、今年買った端末のうちに ICS にアップデート出来ない機種が出るのではないだろうか。ガラパゴス機能を盛り込んでいる端末ほどアップデートが遅れるだろう。中にはアップデート出来ない端末も出るかもしれない。これまでと同様に。

 とにかく、今日の発表を読んでまた妄想したい。

XOOM #10 ホームおよびUIについて考える。

XOOM home screen image iPhoneのホームはアプリケーションランチャーだ。実際にはブラウザのリンク(ブックマークレット)も置けるので全てがアプリケーションアイコンでは無いが、見分けがはつかない。タップすればアプリケーションが全画面表示で起動することは変わりはない。それに対して、XOOM のホームには明らかにアプリケーションアイコンと異なる物がある。

 フローティングパレットのようなものはウィジェット。PCで使い慣れていれば違和感は少ないかもしれない。が、少しでもアイドリング時の消費電力を減らしたいモバイルデバイスでこんなものが必要なのかどうか疑問が残る。バラエティ番組のキャプチャ動画のリンクなんて邪魔以外の何物でもない。ウィジェットについてはそのうちまとめる。

 前面に物理ボタンはなくホームボタンもグラフィカルオブジェクトで操作する。ネオンを思わせるデザインのボタンはアメリカらしいバタ臭さだ。機能を覚えてしまえば良いのだが、直感的とはいいがたい。

XOOM left-bottom corner icons 左下が左からバック、ホーム、起動中アプリ、(メニュー)。バックボタンは iOS には存在しないが、android では多用する。ホームは iOS でのホームボタンに似ているが、ホームに戻る以外の機能はない。起動中アプリを押すとバックグラウンドで起動中のアプリのスモールウィンドウがリストされるというボタン。iOS でホームボタンをwタップした時に下部に表示されるリスト(これはアイコンだけだが)と同じようなもの。この写真には写っていないが、アプリによっては起動するとメニューボタンが表示されるものがある。その動作はアプリによって全く異なり何が起こるのか起らないのかは一切示されない。アプリの多くは通常の画面内にオリジナルのメニューアイコンを表示している場合が多く、メニューボタンの扱いはよく分からない。

 ひょっとしたらこれは XOOM 特有のUIなのかもしれない。android market やブラウザといった google のアプリでもこのメニューは使っていない。

XOOM bottom-right corner 右下はwindowsのそれと似ている。時計、Wi-Fiの電波強度、電池残量が表示される。時計の左のアイコンは起動中の常駐系アプリのアイコン。アプリからの通知がここにポップアップする。電池残量付近をタップすると設定アプリを起動することができる。

XOOM left-top corner 左上は見たまま。google 検索起動ボタンと google の音声検索ボタン。ウィジェットに google 検索があるが、ここに検索用オブジェクトがあるのだから不要だろう。


 XOOM top-right corner アプリボタンを押すとアプリケーションのアイコンが並んだウィンドウが表示される。そのアイコンからアプリを起動することができる。Mac OS X のアプリケーションフォルダのようなイメージか。その右の+ボタンを押すとデスクトップメンテナンスモードになる。

 アプリボタンの下に見える小さなウィンドウが4つ並んだものがウィジェット。これはブックマークで、タップするとブラウザが起動される。

 honeycomb の問題点なのか XOOM の特殊事情なのか android 共通のものなのか分からないが、アプリケーションによって動作が違うので、それに影響を受けてホームボタンやバックボタンというナビゲーションボタンの位置がコロコロと変わり一定しないので非常に戸惑う。この点で、物理的ボタンが固定的に存在する端末は分かり易い。使ったことはないがおそらく android のスマートフォンも iOS デバイスと同じだろう。

 タブレットは横が標準であるということをデベロッパに浸透させられていないことが原因だろうが、google 自身もまだ良く考えていないのではないだろうか。これが、18 日19日に発表される Ice Cream Sandwitch がどういったガイドラインを示せるのか見守りたい。

次期 Android ” Ice Cream Sandwich ” は10月19日発表、日本時間午前11時から

Android3.0搭載タブレット型端末 Android3.0搭載タブレット型端末

XOOM #09 アプリ・蜂の巣の憂鬱

android のアプリは iOS と異なり、指定のサイト以外からもインストールが可能らしいが、多少は安全と思われる google 純正のサイトからダウンロードするように心がけている。スマートフォン用には au one android market というサイトが用意されていて、デバイスにリンクがあるらしいがXOOMにはリンクが見当たらないし、パソコンからアクセスするためのURLも見当たらない。

 iTunesで一括管理されている iOS は非常にわかりやすい。使い慣れたインターフェースそのままに対応するアプリを検索することが可能だ。デバイスでダウンロードすることも可能だが、回線速度やブラウジングの効率から考えてパソコンで管理するほうがはるかに簡単だ。

また、ウェブ上の Android market で驚いたのはインストールというボタン。 usb でつないだデバイスに直接インストールするというイメージは iTunes に慣れていると違和感がある。iTunesでは、パソコンでダウンロードしたアプリを選んでインストールするというイメージだ。

unmatch for honeycomb sample screen  しかし、android market には致命的に使えないところがある。対応するアプリの要件が不明確なのだ。android の honeycomb(3) はタブレット専用のバージョンで、そのメリットを活かすためには専用のあるいは両方に対応したアプリが必要となる。iOS の場合は iPad 側でiPhoneをエミュレートして、画像は荒くなるが全画面に表示して実行することができる。honeycomb にはその機能がないので3に対応していないアプリだと小さなケータイ画面が真っ黒な背景の中にポツンと浮き上がるような状態になる(右写真)。つまり、XOOM は iPad よりバージョンに対して依存度が高いということだ。にもかかわらず、android market は3専用あるいは3と互換性有というカテゴライズがされていない。

 アプリによっては縦画面を前提としていて回転出来ないものがある。iOS アプリにも方向を固定しているものがあるがそれほど不便には感じなかった。なぜか考えたら、固定アプリは全て縦画面で固定しているということが大きいと思われた。基本画面が縦に規定されていて全てのUIがそれを前提にしているから固定されても違和感が少ないのだ。それに対して、haneycomb はそこまでデベロッパに浸透していないのか、2以前のアプリケーションを焼き直しただけのものが多く、横画面用のインターフェースに作り変えられていないものがあるのだろう。この動画をご覧いただきたい。アプリによっては縦固定で方向まで固定されているものがある。android market は google 純正なのに横固定だ。ただし、180度には移動出来る。

 2011年秋から android のタブレット機は7インチにシフトしてきている(非iOS タブレットの最大勢力になると予想される amazon の kindle fire も7インチで縦持ちだ)。XOOM の悲惨な状態を見て iPad と直接対決することを避ける戦略かもしれない。そして、それらの多くがデフォルトの持ち方を縦にしている。縦持ちアプリは2からの移植が比較的簡単に行えるメリットもあるだろう。横の大きな画面を活用するには全く異なったデザインが必要となるからだ。

 このように、スマートフォン、縦持ちタブレット、横持ちタブレットの三つのインターフェースを一種類のアプリケーションでサポートするのは難しいかもしれない。次にgoogleが出すであろうタブレット端末のリファレンスモデル、Honeycomb の次OS Ice Cream Sandwitch でどのような対応をするのか興味深い。

XOOM #08 電源について考える

xoom ac adapter・ACアダプタはノートPC用の小型ACアダプタと言えば良くわかる。アメリカの開梱動画を見ているともっとコンパクトでアダプタ本体に折り畳みコンセントプラグがついたアダプタが同梱されている。auのオンラインショップには同じものが載っていた。販売価格は同じなのに、なぜこのアダプタをつけてくれなかったんだろう。コンパクトなACアダプタ

 それはともかく、タブレットの電池について考えたい。メインの用途が自宅でのネットという状態では電源が切れても全く困らない。「電源が切れそうになったらACアダプタにつなぐ」というスタンスで全く問題はない。この点では仕事でバリバリ使っているようなユーザの参考にはならないとお断りしておく。

 モバイル用途を考えても、タブレットはスマートフォンほど頻繁に移動中に使うことは考えにくい。XOOM や iPad のような大型のデバイスをバッグから出して Twitter をチェックすることは考えられないし、ゲームもやらないだろう。

 仕事場で長時間使うのであれば、電源は必須になるだろう。肝心な時に電池切れを起こすのでは、頻度が低いとしても、デバイスを使うメリットを大きく下げてしまうのだから。

 そう考えた場合、専用アダプタを使用してまで短時間で充電できる必用があったのか疑問が残る。iPadはUSBでの充電が可能だが充電時間はかかる。しかし、移動中に使うことが無ければ困らない。ケーブルを一本持ち歩くだけで良いのだから。業務に使う時の電池切れをしのげれば、家で寝る時にゆっくり充電すれば良いのだ。

 XOOMの充電時間がもっと極端に短ければ評価は一変するが、150 分では電源のないところ出かけようと思った時に気付いても間に合わない。結局でかいアダプタを持ち歩く必要がある。

 毎日充電しなければならないほどのヘビーな使い方をするなら、寝る前にやっておけば朝にはフル充電できている。また、フル充電しておけば移動中に切れることは考えられない。

 自分にはもう遅いが、タプレットを企画する際には、USB充電を可能にしていただきたい。そうすれば、最悪の場合でも小さな汎用アダプタとケーブルだけですむから。その代わりフル充電にかかる時間が5時間かかっても全く問題ない。

android の明日はどっちだ?

 一度延期された ICS こと Ice Cream Sandwitch / android OS ver 4 が19 日に発表されるらしい。「次期 Android via @engadgetjp」

携帯キャリアに依存したローカライズ OS を搭載している機種のアップデートは遅れるだろうが、素のAndroidに近い海外製端末は可能だろう。というより、auさん、よろしくお願いします。(この辺りの、間にキャリアの意向や都合が入り込む所がキャリア販売Androidのイマイチな所だ。)

 最も気になるのはタブレット端末のリファレンスモデルだ。7インチの縦型になるのか10インチワイド横型(XOOMの後継)になるのかだ。これは今後のアプリ開発のガイドラインになるだろう。honeycomb ではandroid market は横画面固定だったが、スマートフォンとバージョンを合わせるための ICS でどのような形にするのか注目して待ちたい。

XOOM #06 マニュアル

XOOM au Quickstart guide ここからは一つ一つ話題を絞って考えていきたい。第一回目はマニュアル。

 unboxing動画はアメリカモデルだが、添付される書類はほぼ同等。詳しい書類のマニュアルが添付されることもなければpdfを収めたCDがつくこともない。こういう点は iPad を見習わなくてもいいんだが。

 auのサイトからpdf版のユーザーガイドをダウンロードすることはできたが、事前にインストールしておけばいいのにと思う。あるいは、XOOMの場合はデフォルトのウィジェットでブラウザのブックマークがホーム画面に表示されているのだから、そこにマニュアルへのリンクを入れておけばいいのにと思う。

 マニュアルを pdf でインストールすれば電子書籍の取扱の練習にもなるし、ブックマークにしておけばブックマークの使用例にもなるだろう。iPadの場合だとiBooksの操作の練習にもなるはずだ。

 しかし、このマニュアルは標準搭載されたアプリケーションの操作を説明したものが大半で、android を初めて使う人に向けてのマニュアルにはなっていない。ホーム画面のカスタマイズの仕方やナビゲーションといった基本操作こそページを割くべきだろう。

XOOMまとめwiki

XOOM #05 honeycomb アップデート

 日本で売られているXOOMは3.0で出荷されている。ロットによって違うのかもしれないが、auのサイトにも「アップデートすれば microSDカードが使えるようになる」といった記述が残っているのでそのままなのだろう。3.0を使い込んだわけではないが、過去のバージョンのレポートをしても意味はないので3.1へのアップデートを行った。

 手順は au のサポートサイトにもあるし多くのブログで紹介されている。iOSデバイスのようにPCを必要としないのは便利だが、一抹の不安が付きまとう。今回は全く白紙状態なので何が起こってもデータ喪失の心配はないが、ローカルなアプリデータをため込んだようなマシンでやるのはちょっとコワイ気がする。

 手順通りに実行したら再起動がかかり無事に3.1マシンが出来上がった。3.0を使い込んでいないのでありがたみは全然感じなかったが、若干でもバグの少ない安全な状態になったと信じたい。

 ウィジェットの大きさが変えられるとあったが、対応しているアプリしか反応しないようだ。

参考になる動画Motorola XOOM: Android Honeycomb 3.1 Update :ただし、アメリカの3.1は日本の3.1と一部異なるらしい。