ウォーキング後雑用

20140222_map 天気は良かったが、SUUNTO のロードバイクポッドの電池蓋が無くなってしまったことでテンションが上がらず、ロードはハブのグリスアップをするまでは乗りたくない。ということで、ウォーキングしてきた。ジョギングシューズを履いて心拍センサーを取り付けて行ったが、センサーの電池が弱っていたらしく全く心拍は記録されていなかった・・・

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 予約していた本が届いていたので、図書館に寄り、一階でやっていた山口町写真展を見てきた。合計2時間50分で約10km。下のグラフを見れば分かるようにアップダウンの多い、MTBで行っていたルートなので、暖まって楽しかった。
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 車のボンネットの開け方を聞きに車屋に行った。引っ張るところは間違ってなかったが、車屋がノブがぶら下がってクラッチペダルに干渉しないようにとタイラップで止めてくれていたために引ききれていなかったようだ。

 帰ってバッテリを充電しようとしたら充電機の電源が入らない。何年ぶりに使うか記憶に無いくらい使っていなかったので、何が原因なのか分からずに右往左往してしまったが、ヒューズが切れていた。ヒューズを売っているホームセンターは車屋の近くにあって、帰りに寄って買い物をしていた。そこまでもう一度車で往復するのは嫌だった。自転車で行ける距離(片道6km程度)だが、日が落ちて寒くなって来たので行く気にならなかった。

春のような一日 RX3 で散歩

 Wilier のハブのメンテをするのが面倒なので RX3 で散歩。昼間にクロスを乗ることは少ないので、どんな服にするか迷う。迷ったあげく、通勤のときの服とほとんど同じ耐寒レベルにした。これが完全に裏目。暑くて困った。先週も同じようなことを書いたがそれ以上に汗だく。

 できるだけ強度をあげないように平地を選んでゆっくりと Foursquare でチェックインしながらゆるゆる走ってきた。しかし、我が家は山の上なので家に帰るには三田から150m近く登らなければならない(下の白い線)。帰ってすぐにベースレイヤーとミッドレイヤーまで選択しなければならなかった。こんなに暖かいと寒さが戻った時に辛そうだ・・・

 午後は図書館に行って、「錯覚の科学」を再び借りた。図書館でiPadに転記したかったが、受験生がいるので机は使えなかった。

 因みに、この本が電子書籍化されたら iPad に入れておきたい。

HR log

本:「錯覚の科学」を読んで反省する午後とボケ防止の特効薬について

 「脳はすすんで騙されたがる」や「超常現象の科学 なぜ人は幽霊が見えるのか」と同じ論旨の本。ここには The Amazing Rnady はでないが。両方の本で取り上げられていた、一般にも非常に有名な実験をした心理学者が書いていて、その実験やその実験の追試などについても語られている。そして、この本では、「錯覚」をキーワードにして、人がいかに自分や自分の周りを錯覚しているかを教えてくれる。上の2冊と同様強く推薦する。

 気になったフレーズの一部を wiki に抜書きしてみた。こんな参考となるフレーズがみっちりと280ページにわたって書いてある。同時に借りた美女と竹林の3倍くらいの情報量で、非常にお買い得(自分は図書館で借りたが)。お買い上げは「錯覚の科学」 クリストファー・チャブリス ダニエル・シモンズからどうぞ。

 この本で一番響いたのが脳トレの無力さだった。脳の老化を防ぐための最良の方法は「有酸素運動を集に3回以上30分やる」という、マスコミも任天堂もインチキ脳科学者も黙っているものだというのも印象的だった。

 錯覚の科学の引用

実験の被験者に慣れる YouTube ビデオ:

本:四畳半王国見聞録 森見登美彦

464503 「四畳半神話大系」の続編を期待しているとがっかりするかもしれない。というか、自分はした。

 シリーズで作られたものではなく、単体で発表されたものなので、章のつながりはない。が、もちろん、舞台や登場人物の多くは他の作品に出てきたものだ。ただ、ファンタジー色が強いといえばいいのか、構造に凝ったというのか、その世界に入り込むこと無く終わってしまった。森見登美彦ファンにとっての試金石なのかもしれない。という意味で、自分は阿保神への信心が足りないらしい。

 図書館で借りるか古本か四畳半王国見聞録 kindle 489円(2013/9/19)で読むことをオススメしたい。

追記
YouTube で Blondie の動画を観ていたらこの世界観のようなわけの分からなさのものがあった。

本:宵山万華鏡 森見登美彦

scoop 京都の祇園祭の前夜祭である宵山を舞台にしたオムニバス。

 きつねのはなしにも通ずるファンタジーオムニバス。自分はすべてがリンクしお互いがそれぞれの登場人物になっているという構成が好きだ。個々人がそれぞれの物語では主人公であるのが実世界だから。だれも誰かの脇役をやるために生まれた人間など存在しないのだから(とはいうものの、この物語でも観光客などはただのMOB扱いだがwww)。

 四畳半神話大系でも取り扱った手法がここにも活かされている。また、きつねのはなしでも出てきたアイテムが本作にも散りばめられている。自分は姉妹の話と阿呆話が特に好き。他のものが良くないという意味ではなく、悲しい気持ちにならなくて済むというだけ。

これも、できれば単行本で読みたい。自分は図書館で借りて電子書籍版も買った。
宵山万華鏡

本:きつねのはなし 森見登美彦

fox 怪談でもホラーでもミステリーでもない。古い町並みにありそうな闇を舞台にしたファンタジー。独立しながらもリンクを感じさせる4つの作品が収められている。

 登場人物もこれまでの作品とは趣を変えている。一部のキャラクターはお馴染みの人間っぽいが大半はこれまでの作品のちょい役に出たかどうかといった感じだ。

 世界に没入して一気に読むのをお勧めしたい。その時に、別に京都でなくてもいいし、観光で訪れただけの場所でもいいから、古都と呼ばれるような町並みを思い描くと楽しみは倍だ。そして、もし読むなら単行本をお勧めしたい。
 きつねのはなし

本:恋文の技術 森見登美彦

恋文の技術 「手紙を差し出し先別に集めた手紙集」の体裁をとっている。返信は記されないので、本人の返事や引用から類推する事になる。説明的な引用が多くなるのは形式上致し方無いか。

 主人公はいつもの京都市の下宿住まいの京大生で、文通先もおなじみなキャラクターが並ぶ。本作で特徴的なのは森見登美彦が登場するところだ。もちろん、この作品を読んでも恋文を書く技術は身につかない。

 感じるのは、作品中にも有ることだが、これだけの文通相手に恵まれているだけで主人公の生活は、自分の学生時代と比べはるかに眩しい輝きに満ちているとうことだ。なんといっても、相手が返信してくれているのだから。これならば会社(学校)から帰って家のポストを開けるのも楽しいだろう。

 作品から離れるが、電子書籍化されていないので図書館で単行本を借りたが、前半と後半とで開きぐせがかなり違っているのが印象的だった。前半だけ読んで途中で読むのをやめた人が多いんだろうか。後半部は一気に読んでしまって折りぐせがつかなかったという可能性もあるが。自分も、後半部はハイペースで読んだが、「もうすぐ終わってしまうんだぁ」と思いながらも次々にページを繰らされるようだった。

 自分は図書館で単行本を借りたが文庫版も出ているので、興味を持った方は恋文の技術 (ポプラ文庫)からどうぞ。

iPhone 発表の翌日は有給をとって六甲山

 iPhone 5s 発表だからというわけではないが、今日は有給をとった。決算前の数少ない余裕ある時に有給を消化することはできるビジネスマンとして重要なことだ。決して、Apple の発表を夜中に観た翌日が眠たくて会社に行きたくないからではないと断言しておきたい。正直な所、フレックスで遅く行ってもいいし半日有給を取ることもできた。が、出勤にかかる時間が片道1:30かかるのに、4時間半の勤務のために往復するのが面倒くさいので全日にしたのだった。天気もよさそうだったので、ロードに乗れるかとも思ったし。

 そんなわけで、2時からの発表を追って、寝たのが4時。10時頃に起きて(6時半には目がさめたのは社畜の習性)、11時半頃から六甲山に登ってきた。標高500mくらいまでは蒸し暑く、天気も良かったので直射日光に焼かれて辛かったが、頂上付近はガスがかかっていて涼しかった。むしろ、汗だくのままの下りは寒かった。

 久しぶりの六甲山は時間がかかったが楽しかった。ガッツリロードに乗れたのは半月ぶりかも知れない。

 夕方、図書館のホームページで予約している本のステータスを確認したら準備完了になっていたので、「恋文の技術」を返すついでに「太陽の塔 森見登美彦/著 新潮社」と「四畳半王国見聞録 森見 登美彦/著 新潮社」を借りてきた。図書館がネット対応してくれたおかげで非常に便利になった。

 SUUNTO のログを時間経過と距離で表示を変えると下のようになる。左が時間で右が距離。往復なので地形的には右の左右対称が正しい。しかし、体感的には左だ。登っている時間と下りの時間が全然違うからだ。だから、上りがあると上りの印象ばかりが残るのだ。

本:森見登美彦の京都ぐるぐる案内

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 森見登美彦の作品で舞台を聖地巡礼したい人にはいいかもしれない。京都大学周辺が舞台になることが多いので、上京区や左京区が中心。自分は京都に2年間住んだことがあるが、中京区の西の方だったので余り目に浮かぶような場所は少ないが、「ああ、あのへんかな」という程度の土地勘はあり楽しめた。

 森見登美彦作品全刊を集めるという野望を抱いているのでもなければ図書館で借りれば充分だろう。コレクションに加えたいような人は森見登美彦の京都ぐるぐる案内からどうぞ。(というか、そんな人はとっくに買ってるだろうが)

本:超常現象の科学 なぜ人は幽霊が見えるのか

超常現象の科学 なぜ人は幽霊が見えるのか 「超常現象の科学 なぜ人は幽霊が見えるのか」読了。

 非常に面白かった。「脳はすすんでだまされたがる」で読んだこととかなり近かった。アメージング・ランディ Jams Randy(The Amazing Randy)が協力しているという点も共通点だった。

  • 幽霊を見るメカニズムで「磁気の影響説」が否定されていたことは知らなかった。
  • 夢について、一瞬で見るという話を信じていたが、それも随分昔に否定されていたらしい。
  • 専門家には常識かもしれないが、フロイトの夢判断が戯言でしかなかった。(これについては、日経サイエンスの記事で知ってはいたが)

 このエントリを書いた当時(2013/4)には Kindle 版は無かったが今は存在する。上のリンクは全て kindle 版。