Microsoft は前からハードウェアメーカー>魅力的なデザイン、MSのキーボードとマウス

魅力的なデザイン、MSのキーボードとマウス « WIRED.jp

新しい4製品はどれも魅力的だが、より大きなストーリーは、マイクロソフトのデザイン方針だ。Windows 8、「Windows Phone」、Surfaceタブレットに加え、今回発表された入力機器のどれもが、これまで使いやすいデザインにはあまり関心を払っていなかった同社が、デザインを最優先に掲げ、総力をあげて取り組んでいることを示している。

 「(Microsoftが)これまで使いやすいデザインにはあまり関心を払っていなかった」というのは間違いだ。Microsoft は意外にもハードウェアの老舗で使いやすさを彼らなりに追求したマウスとキーボードは前から出し続けていた。「意外にも」と書いたのは、ユーザーインタフェースを売りにした Apple と比較してのことだ。確かに Apple はマウスやトラックパッドについては新しいものを出してきているが(スクロールホイールについては遅れたが)、キーボードについては UI や UX を重要視する企業としてはお粗末だ。アイソレーションキーボードが昔のタイプライターのようなキーボードと勝るとも劣らない UX を提供するというのは Apple に教えられたが本質的な改善に手を付けようとはしなかった。

 この点、Microsoft はチャレンジの連続だ。エルゴノミックデザインのキーボードやマウスを何台も出してきた。あまり話題にならないしそれほど儲かっているとも思えないが(Logitech や Sanwa suply と比較して特に競争力を感じない)、エルゴノミックスデザインにかける情熱のようなものは感じていて、個人的には好きだった。

 記事で取り上げられているキーボード。カバーがスタンドになるギミックは新しくはないが、この方向でというのは初めて見るかも。この方式ならデバイスに依存しないので Surface はもちろん、Android や iPad 、スマートフォンでも使えそうだ。

 デザインは今風のシンプルな線で構成したものとなっている。


 以前から有るモデル。

 質感やキーの形状など、イモい感じがするかもしれないが、手の角度に最適化した湾曲化したデザイン。個人的にはこの形状のほうが好きだ。ノートパソコンのキーなどは、余白も多いので、このような配列にしたほうが手の疲れが減ると思われるが、どのメーカも手を付けない。

 Microsoft がこのアプローチを捨てるのは残念だ(とはいいなが、Microsoft のキーボードは使っていないが・・・)。

折りたたみ bluetooth キーボード:MP-0118

 他のデバイスとの使用時に時々出ていたキーボードを紹介していないことに気づいた。iPhone 3GS を使っていた2年前の今頃、iOS 4 が発表された時に遡る。iOS 3 は日本語変換が前時代の遺物のような完成度で快適なテキスト入力ができなかった(変換効率を上げるために必須の単語登録もできなかった)。

 iOS4 が発表されたときに、bluetooth キーボードがサポートされるということで一部のテキスト書きジャンキー界隈が沸騰した。対象が iPhone なので、フルキーボードは考えなかった。折りたたみでは、従来から PDA 用のキーボードを出してきていたリュウドの折り畳みが信頼性では一番とされたが、高価だったので、偶然見つけた MP-0118 を香港の会社から買ってみた。

 たった120gでこれだけのキーボードが作られているのは驚きだ。単4電池一本でかなりの時間使える。常時使っているわけではないので実使用時間は短いのかもしれないが、このキーボードで数時間連続で毎日使うということは想定していないので実用上は問題無いだろう。そんな使い方をするなら重くてかさばってもいいから Apple の純正 Bluetooth keyboard を持ち歩く方がいい。

 このキーボードは仕様上の問題点と製造上の問題がある。仕様上の問題とは、数字キーの列がないこと。このため数字を入力するために一々モードを切り替えなければならない。また、副作用として記号の配置が使い慣れたキーボードと全く違うので慣れるのが難しい。製造上の問題としては、Hキーの反応が良くないことに尽きる。Hキーは折りたたんだ時に中心部にあり設計上も難しいとは思うが、キーが反応しなかったり、ダブったりすることが多く、快適な入力を阻害する最大の原因になっている。

 購入時にメモした MP-0118 wiki、言及したエントリ:XOOM #21 +MP-0118 bluetooth keyboard

Logicool ultrathin keyboard cover for iPad #6 座りタイピング

 Ultrathin keyboard case と書いて来たが、箱には Ultrathin keyboard Cover とあった。今後はカバーで統一したい。

 今回は膝の上に乗せて打てるかの検証を行った。iPad は磁石でキーボードと一体化しているので、ぐらつくことはない。ただし、いくつか膝において作業する上で適さないところがある。

1:iPad の角度を変えられない。この角度は机などの上において作業する場合に快適に設定されている。膝の上に置いた場合には目と iPad の高低差が大きくなるのでもう少し寝かせた方が正対し易い。ただし、膝(というより太ももの上面)の上は前下がりになっているので低い机の上に置いた時よりは見やすいが。

2:キーと iPad が手前に寄っているために打ちにくい。このキーボードはパームレストがなく、iPad は比較的手前にスタンド用の溝が入っている。端にスタンド用の溝を配置すると、平面においたときにキーボードの手前が浮き上がったりキーボードがたわんだりすることになるからだろう。それを防止するために強度を上げたり重量を増やすのはこのキーボードのコンセプトに反する。

手前にキーがあるということは、肘を開かないといけないということだ。このことは、家のソファでは問題はないが、電車の中では大きな問題となる。恐らく左右に人がいない場合しか使えないだろう。

それ以前に、左右に人がいる状態でこんな高精細な画面でチラシの裏の落書きを書く蛮勇は自分にはないので、実用上は差が無いとも言える(実際、社給PCを持っている時でも、通勤電車の中で取り出したことはない)が。

3:自宅のソファの上では非常に快適。上に書いた不満点はほとんど感じない。ソファだと背もたれが寝ているので、iPad との距離も取れるし角度も問題がない。最新のWindows ultrabook には iPad + ultrathin keyboard よりも軽いものが出て来たらしいし、MBAでも重量的には大差がないが、キーボードが要らないときに切り離して軽量化するということができない。価格も高い。

MBA と比較したときのアドバンテージがこれだ。逆に、iPadではストリーミングサイトが観られないし、PC用の特定のアプリケーションに依存した作業はできない。

後、このブログのように思いつきだけをダラダラ書き殴るようなテキストなら iPad とこのキーボードでいいが、資料を検索したり、参照したり、引用したりして書かなければならない「記事」を書くのにはマルチウィンドウが必須だろう。iOS に DA があればいいと思うが、むずかしいんだろうな・・・技術的ではなく。

「スマホではQWERTYキーボードの時代は終わった?」かなあ?

「スマートフォン時代の到来は、昔ながらのQWERTY配列キーボードを捨て、新しいレイアウトを導入する絶好のタイミング」という主張は正しいと思うが、この配列がその解とは思えない。開発者はアルファベットこそが全て的なことも言ってるけど、所詮ローマ字入力という代用入力にしか過ぎない。かといって、日本語のように表音記号が多い言語ではこの方法はスペース的にメリットがない。

 この配列は目で文字を探しやすいことにが最大のメリットだろう。というか、それしかメリットはない。モバイルの小さなキーボードで片手や親指だけでタッチする場合には「PCのキーボードにあるキーの物理的位置による打鍵コストの差が無い」ということを利用している。「どこにおいても打ちやすさには差がないんだから見て分かりやすいほうがいいじゃん」ということだろう。しかし、QWERTY でもキーの場所なんかすぐ覚えられる。モバイルのQWERTYが打ちにくいのは物理的な大きさの問題だ(特にスマートフォンの縦持ち)。このキーが打ちやすいとしたら、上下段を増やしてキーの間隔を広げたことによるだろう。

 なぜそう考えるか。自分はPCでタッチタイプができるしキーの位置は知っている。しかし、iPhoneを縦持ちした時のQWERTYキーボードは打ちにくいからだ。つまり、キーの位置が分からないから打ちにくいのではないのだ。

 しかし、こういったチャレンジは嬉しい。それと、開発者の心意気が素晴らしい。すべてのデバイスで無料で使っていいと言っている。実に熱い。Android 版が出たらインストールしたい。

スマホではQWERTYキーボードの時代は終わった? | スラッシュドット・ジャパン モバイル

起業家のJohn Lambie氏が、スマートフォン向けの新しいキーボード配列「dextr」を考案した。一本の指でも二本の親指でもタイピングしやすいように設計したという(stuff.co.nz、本家/.)。

氏は「スマートフォン時代の到来は、昔ながらのQWERTY配列キーボードを捨て、新しいレイアウトを導入する絶好のタイミング」と見ているという。YouTubeの動画で確認したところ、キーレイアウトはほぼアルファベット順で、一つ一つのキーボタンは大きく押し間違いが少ないようにデザインされている。縦画面時はQWERTY配列より上下に長い縦長レイアウトになり、画面におけるキーボードの専有面積は大きくなっている。横画面時に二本の親指でキー入力する場合は、キーは半円を描く形左右に分割配置される。こちらもキーを大きくした分、画面専有面積は大きめ。

PV

こちらが開発者のインタビュー

Logicool Ultrathin keyboard cover #5 Amazon から買える

 自分は Appbank から購入したが Amazon からも買えるようになった。価格も900円程度安いのでお勧め。Appbank は発売日に先駆けて送ってくれたので満足している。それだけの価値はあった。

 Amazon から買う場合にはAmazon で Logicool Ultrathin keyboard case TK710 を買って寄付をするから買っていただけると管理人が喜びます。

ウルトラスリム キーボードカバー TK710

Logicool ultrathin keyboard cover #4 物理的大きさ比較

 Apple Bluetooth keyboard、TMC、iPad のソフトウェアキーボードと物理的な大きさを比較した。

◯上段:Ultrathin keyboard と Apple 純正。Ultrathin はホームポジション(A~;)の距離が約1cm狭い。また、純正では独立しているファンクションキーが数字キーに割り振られている。

◯中段:Ultrathin keyboard と TMC の Bluetooth keyboard Case for iPad。TMCは明らかにキーが小さい。ファンクションキーが独立しているのがメリットだが、肝心のメインのキーが小さくて打ちづらいのでは本末転倒。その点、Ultrathin はメインのキーを優先した配置になっていて、キーボードとしても打ちやすい。

◯下段:Ultrathin keyboard と iPad 。iPad はソフトウェアキーボードの利点を活かしてキーを最大限大きくしている。その代わり数字や記号を入れるときにモードを切り替えなければ表示すらされない。なお、日本語入力モードでは、英語モードの時には記号として表示されないい「ー」が常時表示されるようになっている。もし、「ー」キーが通常の記号と同じようにモード切り替えしなければ表示されない所に置いてあったら、日本語入力は大きく効率が下がる。Apple の技術者は日本語の入力の特殊性を理解して、イレギュラーだが、日本語キーボードの標準状態に「ー」を入れたのだ。これは素晴らしい。

 ちなみに、iPad のキーボードでは通常のキーボードの右手小指にあたる;キーが表示されない。これは記号にまとめられている。ホームポジションのキーを減らしてでもキーのピッチを稼ぐ割り切りだ。この点もiPadのソフトウェアキーボードが Android タブレットのソフトウェアキーボードより打ちやすい原因だろう。

 こういう、考えぬかれた UI こそが Apple だと思う。ただ、こういうことはほんとに使い込まないと分からないんだよね。CPUの数やクロック周波数が豊かな UX につながるのではない。むしろ、こういった工夫(Apple のソフトウェアキーボードの特許については前に書いた)の積み重ねこそが UX なのだ。これを理解せずに、防水機能だワンセグチューナーだとか言ってるからダメなんだ(話しそれたww)。

Logicool Ultrathin keyboard cover for iPad #3 使用感

質感

TMC と比べると全く比較にならないくらい質感はいい(価格からいって当然)。が、Appleの Alminum Bluetooth keyboard (以下純正キーボード)や Macbook Air などのキーボードとは同等ではない。価格的には純正により高価ではあるが、複雑な形状であることや販売数量が少ないことで純正に勝てないのは仕方が無いだろう。

バックパネルの質感や工作精度は iPad と比べても大きく劣ることはない。突起物はなく、平面に置いた時に平面に密着する(TMC は端が浮いている)。

タッチ

 ノートPCや 純正キーボードと同じくらいのストロークがあり、押し戻し感も普通だ。今時のアイソレーション型のキーボードの標準的なタッチに近いと思う。キーボード自体の高さ(厚さ)が低いのでパームレスト的なスペースが無くても全く気にならない。

 ただ、キーがわずかに左右方向に遊びがあるのがちゃちな印象につながっていて惜しい。ただ、これは比較する対象が純正だったりノートPCだったりするからで、TMCやMP0118との比較では全く気にならないレベルだ。

ファンクション

 数字キーはモディファイアキーと同時に押すことで iOS デバイス用の機能が実行できるようになっている(ホームボタンだけは特別でキー単体で作動する)。

 TMC と MP-0118 ではできなかったが、Ultrathin ではスリープ、アウェイクをキーボードからできる。これは大きい。

 テキスト選択のためのショートカットはOSの認識する文節単位で選択範囲が広がる。しかし、クォーテーションマークを超えて右に行く事ができない(shift + 矢印では普通にできる)。パソコンとの操作の共通性という意味で PC で使えるキーボードショートカットはそちらで使うほうが手に馴染みやすいと思い、積極的には使ってない。音量調整やメニュー、スリープ、スリープ解除はパソコンには存在しないのでショートカットキーが便利。

 入力モードの切り替えもショートカットを使うよりコマンド+スペースのほうが iMac と互換性があり手が馴染んでいるので使うことはないが、windows 人だと ALT+[半/全]とかに馴染んでいるので、そちらのほうがいいのかもしれない。

配列

 配列は US 。少し残念なのは、数字段のキーが小さいこと。なぜか、最下段のキーだけが他の段のキーより縦方向に長いので、ここを他のローマ字キーの段(下から2〜4)と同じ高さにして数字キーの段を高くしたらもっと良かったのにと思う。

 このことは日本語入力に使う場合の特殊事情だが、この段には特別なキーがある。日本語入力と英語の入力では使うキーの傾向が違うのは当然だ。日本語は母音のタイプ回数が英語より多いはずだろう。他にも統計的な偏りがあるかもしれない。しかし、それとは別に一般人が感覚的に分かる特別なキーがある。それは enter(return) と “-” (マイナス)キーだ。この “-” (マイナス)キーが最上段にあるのだ。

 日本語入力の際、”-” (マイナス)キーは記号としてより、長音記号としてカタカナ言葉を入力することに使うことが多い。記号としてのマイナスやハイフォンは日英で差は少ないだろう。普通に文を打つときにはしょっちゅうは出ないはずだ。このエントリでも記号としてのマイナスは一回も使っていない。しかし、キーやキーボード、ホーム・・・など”-” (マイナス)キーは40回以上も使っている。

 enter キーも差が大きいキーだ。1 バイト文字の文章を入力するときは enter は段落ごとにしか打たない。日本語では漢字変換を確定するたびに打つ(IM によっては確定後次の入力をすれば enter キーを打たなくてもいいが)。一段落に一回どころか、一文を打つ間に数回 enter を押さなければならない(だからホームポジションが US 配列より遠い JIS 配列を作った奴がアホだというのだがこれは別問題)。

 ただし、このキーボードについては、enter については US 配列なので気にならない。というより、日本製ノートPCのJIS配列キーボードより打ちやすい。

使用感

 キーボード単体の評価ではなく、このキーボード+iPad 2012 の評価になると思うが、非常に快適。テキストを打つことが楽しくなった。

 ただし、これは iPad だけの問題ではなく、現在のタブレットの UI の限界だが、アプリがフルスクリーンなので、資料を参照しながら作業するということができない。他の文章を読みながら考えをまとめることは多いが、それができない。自分が家でテキストを打つときには手元に XOOM があるので、そちらを参照しながら作業するが、XOOM を持ち歩くことはできない。

ことえり

 打鍵スピードが上がってくると IM の変換効率が問題となる。iPad の IM は使い込んでいないせいか iPhone のものより効率が劣る気がする。

 複文節の文章を入力して変換が思い通りに行っていない時、shift + 左矢印で文節を切り再変換するというのはパソコンの IM と同じで、その操作はソフトウエアキーボードよりはるかに簡単だ。ただ、iPad の辞書では単語レベルで辞書にない場合に単漢字変換を組み合わせて目的の文字列にしていくという作業が不便。iPhone でそのような作業になった時にはキャンセルして入力するというのに慣れてしまっているのかもしれない。本来は、単漢字の組み合わせで単語にし学習させることで次回の入力に活かすというのが正しいが、iPad の IM では同じ事を繰り返す(2回目以降は漢字の表示順位が上がっているので楽にはなるが)。

 このあたりについては、時間を置いて辞書を使い込んでから再度レビューしたい。

磁石マウント


 スマートカバーを固定するたに iPad 2 から導入された磁石。Ultrathin キーボードはこれをうまく利用している。この磁力は強くてキーボードを保持することができる(逆は怖くて試せないが)。


  スタンドにセットした状態で iPad を持ち上げてもキーボードが落下することはない。もちろん、横にセットした場合だけだ。

その他

 電池のもちは分からない。箱から出した時から電源スイッチは入ったままだったが、コネクトボタンを押すとすぐに認識された。まだ合計で 10 時間も使ってないので、どれくらいのスパンで充電が必要かはわからない。ただ、このデバイスの場合はキーボードとして使えなくてもソフトウェアキーボードでしのげるのでそれほど神経質にならなくてもいいだろう。

 ちなみに、ひと月くらい前に買った Bluetooth keyboard case for iPad も一度も充電せずに使えている。タッチが悪すぎて使う機会が少ないというのもあるが、ほぼ電源スイッチはオンにしたままスリープで待機しているが、スリープによる電池の消耗はほとんどなさそうだ。少なくとも、「電源スイッチを入れっぱなししてたら次に使おうとしたら使えなかった」ということは無さそうだ。

Logicool Ultrathin keyboard cover for iPad #2

Unboxing

 大きな箱に入っていたが、製品のパッケージは厚さ2センチ程度だ。



 日本語化されたパッケージ。


 取り出したところ。特に緩衝材も入っていないが、製品の性格上これで十分だろう。フィルムにくるまれた状態は iPad を思わせる。


  マイクロ USB ケーブルとクリーニングクロスが入っていた。アメリカでの発売から2ヶ月くらい遅れたのは仕方がないかもしれない。これらのコストはバカにならない。キーボードのメーカーロゴは Logicool と入っている。こういう日本語化に時間的にも金額的にもコストがかかるのだろう。

 マイクロUSBケーブルはショボイが充電しかしないのでこれで十分なんだろう。汎用品でも代用できるので 100 円ショップで買い足して自宅と会社とに置いておけばいいだろう。この点では TMC のほうが iPad ユーザには便利だった。


 製品のバックパネル。iPad を思わせる仕上げで違和感がほとんどない。

 足のようなものは一切ない。単体で持っても剛性感が高い。周囲が数ミリ狭いだけだが、従来のカバー型より小さく感じる。


 右がキーボードで左がiPad本体だ。iPadは角の角度が浅いので薄く見える。TMC は iPad を覆って固定しているので、その分サイドの高さがあったが、これはフラットなので非常に薄く感じる。

 ケースとiPadの固定は磁石のみ(写真のヒンジ部分)で行われる。綴じた時に固定するものは一切ない。大昔のノートPCは液晶パネル側を本体に固定するためのロックがあったが、今のPCにはない。持ち運ぶときに一方だけを持ち上げるということは考えにくいのでこれで十分だ。


 キーボードの中央付近にある溝にiPadをはめて固定する。溝の部分にも磁石があってiPadを持ち上げてもキーボードがついてくるくらいに強く固定される。安定感は高い。ただし、縦に置くとiPad側に磁石が入っていないので横に置いた時ほど安定は良くない。


 マイクロUSB の充電コネクタと電源スイッチ。

GIZMODEのレビュー

【レビューモード】デザインも純正クラス。iPadを最高に実用的にする「ロジクール ウルトラスリム キーボードカバー」 : ギズモード・ジャパン ほぼすべて同意だが、「文字全選択のショートカットキーがあればもっと使いやすかっただろうなあと感じます。」というのは意味不明。コマンド+Aでできる。日本語の変換モード切り替えや文字列選択も一番上のキーを使うよりいつも使っているキーコンビネーションのほうが便利だ。

Logicool Ultrathin Keyboard Cover for iPad が届いた!

20120628-232727.jpg

29日発売だったが、昨日発送のメールが届き今日届いた。

unboxing 動画はすでにいっぱい上がっているので撮らなかった。

今も、これを書いているが、快適そのものだ。詳細なレビューは週末に書くつもり。

アップルに勝ちたいならプロセッサとか画面とかで勝負してもだめ、キーボードですよ

 「プロセッサとか画面とかで勝負してもだめ」という主張には賛成だ。2012年6月に10インチの非iOSタブレットを出すなら 4 コアCPUが必須だと思うが、iPad 2012 に勝つためではなく、中国・韓国・台湾の Android に負けないためだ。4 コアにしたからといって iPad 2012 に太刀打ちできるはずがない。勝負を挑むのなら、タブレットを使っている人間が不便に感じていて、Apple が手を付けないところを突くことだ。その点で、MS のアプローチは正しい。

 ただ、iPad ソフトウェアキーボードが不便で困るというのは、テキスト書き屋さんだけだろう。メールやTwitter、Facebook の近況程度のテキスト量なら、荷物を増やしてまでタッチタイプのしやすいキーボードが必要とは思わない。そして、そのようなテキスト書き屋さんなら Macbook Air を持ち運べばいい。重量が 300g くらいしか変わらないし、この記事を書いている人物もそうだが、すでに Macbook Air を持っているのだから。そのようなテキスト書きのプロが今持っている Macbook Air を手放してまでタブレットをメインにすることはあり得ないのではないか。

 自分はテキスト書きのプロではないが、仕事の出張には社給ノートPCを持っていく。残念ながら、Macbook Air ではなく1.2kgのwindowsマシンだが。それでも、仕事で必要なら持ち運ぶことにやぶさかではない。それを運ぶのも仕事のうちだから。これを、キーボードがついているからといって Surface に代えることはあり得ない。

 しかし、ハードとしてこのキーボードは魅力的だ。磁石による固定は iPad のスマートカバーのパクリだし、キーボードでは logitech のパクリだが、ビデオを見る限りではうまく機能しているようだ。ただ、トータルの前後長が ultrathin keyboard のようにキーボード上にタブレットを載せるものより長くなるのは実用上どうかと思った。記事では「膝の上において」と書いているが、タブレットの短辺+数センチが必要になる。ultrathin keyboard ならiPad の短辺長と同じなのに。またフットプリントが広くなればなるほど安定は悪くなるはずだ。このキーボードとsurface を置いてキーボードを使うためには Macbook Air より前後長が必要になるのではないだろうか。

 iPad の周辺機器でも磁石を活用したものは多くないが、このキーボードが刺激となって活性化したら嬉しい。いっそのこと、MS はこのキーボードを単体で iPad 用のアクセサリとして売り出したらどうだろうか。Surface 用よりはるかに売上は上がるだろうwww

 それらとは別に、この記事を読んで、業種にもよるがタブレットがますます PC の代替物として存在感を増していることを感じた。

アップルに勝ちたいならプロセッサとか画面とかで勝負してもだめ、キーボードですよ(動画あり) : ギズモード・ジャパン

もう覚えてないかもしれませんが、iPhoneやiPadにあるようなソフトウェアキーボードも、出始めの頃はみんな文句言ってたもんです。iPhone発売当時は「物理キーボードの方がソフトキーよりずっといい」という認識が主流だったので、「物理キーボードついてないからiPhone買わない!」という人がいても、へーそうなんだって納得したりしてね。あれは馬鹿だった…あのロジック鵜呑みにした人はみんな、ある重要な点が見えなくなってたんですよ。つまり…携帯のキーボードは酷い、どんなに素晴らしいものでも酷い、ということです。

iPadとiPhoneもいざ発売になってみたら入力は結構あれで間に合っちゃうことがわかりました。あとはOSとアプリのエコシステムの目覚しい成長に押されてあれよあれよという間に売れまくりです。今も状況は変わっていません。iPadは最新版も完璧には程遠いのだけど、市場の他のタブレットよりはベターという立ち位置なんですね。ただ、昔そうだったように今も物理キーボードほどには速くは打てない。僕が買った新世代のiPadもテキスト入力は初代iPadから全く進化していません。まあ、Androidはこれに輪をかけて酷いんですけどね。

んな感じで、TouchCoverってものすごく薄くて、前後にパタパタパタパタ簡単に動かせるので、キーボードという感じが全くしないんです。スリーブなんだけど、触ってタイプできるスリーブ。スタンドも隠れてて。膝に載せてタイプするには、ちょうど良い感じですよね。

まあ…たぶんね。発表通り使えるなら。