Windows RT 打ち切り。Surface RT(2)はディスコン?>Windows PhoneとWindow RTを統合したOS

 Surface を街で見かけたことは一度もないが、東京だと目にするんだろうか。

 新しくできる OS が Surface RT(または Surface 2)で動くかが全てだ。動かないのなら、どんなに美辞麗句を並べても「Windows RT 打ち切り」でしかない。元々 RT も Phone も Windows NT カーネルのバリエーションでしかない。元々一つのものだったのだから統合じゃなくて、邪魔な枝葉を除いただけだ。

 「統合によって一体どんなOSが生まれるのか、興味津々です!」とあるが、Windows RT みたいな OS でしかないだろう。Windows シリーズのモダンUIを具現化したモバイル OS なんだからそれ以上でもそれ以下でもないはずだ。

 こういう書き方をすると否定的に捉えているように見えるだろうが、Surface シリーズについては結構高く評価している。デザインは自分好みではないが、後発の利を活かして先発の iPad や Andoroid タブレットを凌ぐ部分も多い。批判するのは、そのマーケティングだ。PC の代替品としてアピールすべきところを間違って iPad を代替する製品として売ろうとしたところや、キーボードに依存した売り方(しかもキーボードは別売)がちぐはぐで何を誰にどう売りたいのかが伝わらないまま失敗したのだと思っている。

 自分は iPad 3 を持っているので買わなかったが、これがなければ Surface 2 が値下げされた時点で買ってもいいかもと思ったし、Windows PC を買うなら Surface Pro 2 が最有力候補だ。社給PCの次のモデルはこれにして欲しいくらいだ。

 とにかく、「Windows RT とSurface RT (2)は Microsoft の歴史に残る大失敗作だったので打ち切り。これからはモバイル用の Windows Phone OSでスマートフォンと個人向けタブレットをカバーする。Surface Pro は Windows PC として企業ユーザ向けに売っていく」というメッセージを出すべきだろう。せっかく前の CEO が置き土産として「Surface は自分の失敗」と言ってくれたんだから。

マイクロソフトが6月に8.5インチ以下のモバイルデバイスを発表? Windows PhonとWindow RTを統合したOSを搭載するらしい
小型版のSurfaceが登場するという噂はこれまでもありましたが、DigiTimesによるとマイクロソフトは8.5インチ以下のディスプレイを搭載した複数のモバイルデバイスを6月に発表するそうです。

さらに、このモバイルデバイスには「Windows RTとWindows Phoneが統合されたOS」が搭載されるんですって! 統合によって一体どんなOSが生まれるのか、興味津々です!

実は、Windows RTとWindows Phoneが統合されるという情報は以前にもMobile-Reviewの編集者のEldar Murtazinさんによって語られたことがあります。

同氏によると、Windows Phone 9ではモダンUI(タイル状のUI)がオプションとして提供され、Windows RTがWindows Phone 9に統合されるそうです。さらに、タブレット端末とスマートフォンの両方にWindows Phone 9が提供されるとか…。これが本当なら、マイクロソフトのOS戦略に大転換が予定されているのかもしれません。

最近、Windows製品には様々な方針転換が試みられているという報道がいくつかありますが、試行錯誤の結果より使いやすいOSが誕生するのなら期待して待ちたいと思います!

価格次第でゾンビ直行|東芝 dynabook Tab VT484発表、8型Windows 8.1タブレット

 8インチのタブレットと名乗ると iPad や NEXUS 7 といった高精細機種と比較されてしまうから、Windows 8.1 にしたんだろうか。8インチのワイド画面といえば実質は Windows 8.1 になると 1280 x 800 でも解像度不足に見えないというのは面白い。iPad mini Retina より画面の有効面積は狭いが、重量は100g近く重い。

 どうせ似たようなスペックが横並びで発売されるのだから、問題はスペックではない。「いくらにするか」それだけだ。覚えていたら答え合わせしたい。

東芝 dynabook Tab VT484発表、8型Windows 8.1タブレット – Engadget Japanese
東芝がWindows 8.1タブレット dynabook tab VT484 を国内向けに発表しました。各社から続々と登場する、8インチ1280 x 800 液晶に ” Bay Trail ” Atom プロセッサを載せた小型Windows 8.1タブレットの東芝版にあたります。
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Surface RT の援護射撃となるか:ノキアが10インチタブレットに参入、Lumia 2520

Lumia 2520 Surface RT の在庫処分を進めるための援軍となるだろうか。それとも、Windows 8 の入った安価なタブレットという小さなパイを奪い合って、Surface RT だけでなく Surface 2 の需要まで侵食してしまうのだろうか。

 少なくとも、この端末は iPad はもちろん NEXUS や Kindle Fire HDX とも教護しないだろう。Windows RT 搭載機は Windows 8 搭載のタブレットまたは PC と競合するのだ。まあ、近い将来この端末も Microsoft のロゴが付くのだから、Microsoft はどちらが売れても結果は一緒だが、不良在庫として一度現存した Surface RT の在庫の市場価値がさらに下がるのではないだろうか。

 Surface pro 2 を買ったら Surface RT を一台つけるとか、Office 360 や Sky Drive の有償アカウント2年分とセット販売するとか。どうこれ?マーケティング担当VPに採用しない?

ノキアが10インチタブレットに参入、Lumia 2520 : ギズモード・ジャパン
時はタブレット戦国時代。

ノキアが初のタブレット端末を発表しました。Lumia 2520、Windows RT 8.1採用の10インチ端末。タブレットとしては、実にスタンダードなもの。
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MicrosoftがSurface 2(RT)とSurface Pro 2を発表・・・微妙

2013-09-23_07h25_01 Surface 2 が静かに発表された。しかし、前途多難を思わされる魅力のなさだ。CPU の世代交代くらいで、大きな改善点は見当たらない。

Surface 2

 Surface RT 2 とはしたくなかったのだろうが、RTの改良版だ。要素技術の世代交代とキックスタンドが改良点だがまだ高い。別売のキーボードが $100 以上するのだから本体は $400 を切らないと火はつかないだろう。

 さようなら。

Surface pro 2

 こちらは、Haswell 搭載で大幅に電池持続時間を伸ばした。要素技術の世代交代でしかないが、持続時間が伸びるのは UX 上大きな進歩となる。pro の最大の弱点と言われたのが電池消耗だったから。iPad をけなすような広告を作る金があるのなら Windows 8 搭載ノートPC に対するアドバンテージを訴求したほうが効果的だろう。

カバー

 発表時には絶賛されたキーボードだったが結局は贔屓の引き倒しだったようだ。改良版が出た途端「前モデルは糞だった」と言い始めているwww。

 パワーカバーはいいかもしれないが、価格と重量によってはドザーの皆様にしか売れないものになるだろう。

速報:MicrosoftがSurface 2とSurface Pro 2を発表―2は全面改良、Proはバッテリー駆動時間中心 | TechCrunch Japan

今日(米国時間9/23)、Microsoftはタブレットの新製品2種類、Surface 2とSurface Pro 2、それに付属する新しいアクセサリー多数を発表した。なにしろ大量の情報なので順次紹介していきたい。

私は先週ワシントン州レッドモンドのMicrosoft本社でSurface開発チームから新しいハードウェアについて説明を受けることができた。 Surface担当副社長のPanosPanay、プロダクト・ゼネラル・マネージャーのBrian Hallにインタビューすることもできたので別記事で報告したい。

Surface 2

Surface 2はSurface RTの第2世代で、基本的に初代の特徴をそのまま受け継いでいる。ARMベースのタブレットで、分離可能なキーボードが付属し、依然として専用OSのWindows 8.1が搭載されている。

ハードウェアは全面的に改良された。バッテリー駆動時間は25%アップ。CPUはNVIDIA Tegra 4で速度、画像処理ともパフォーマンスが向上した。裏面のキックスタンドに浅い角度で固定できる第2のノッチが加わり、膝の上に置いて使用するのが大いに楽になった。筐体は銀色のマグネシウム合金となり頑丈で指紋がつきにくい。その他、フロントカメラの感度がアップしたのは暗い場所でSkypeのビデオチャットをするユーザーには便利だろう。価格は449ドルからとRTの499ドルから下がった。2013-09-23_07h25_01

日常の用途にはOfficeとWindows Storeにあるアプリだけで足りると考えるユーザーには非常にお買い得なデバイスだろう。ARMベースのWindows 8.1が今回のハードウェア・スペックのアップグレードに見合ったパフォーマンスを発揮できるかどうかに注目だ。
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Surface RT 死亡のお知らせ|ASUS Transformer Book T100発表、349ドルからのWindows 8.1タブレット

 液晶の仕様がタブレットとしては2世代前だが、PCでは使い慣れたフォームファクタだから、PCが欲しい人にはそれほど困らないだろう。PC 用の OS が載っていることがPCを欲しいユーザにとって最大のセールスポイントだ。この仕様・価格が廉価版PCとしてタブレットに対して競争力を持ちうるかどうかが見ものだ。

 7〜8年前にネットブックと呼ばれていたカテゴリーがコンバーチブルになったというイメージか。タブレットというより、Surface に対する組み立て屋の回答と言えるだろう。当時のネットブックが「我慢して使う」レベルだったように、このマシンも決して Core i シリーズの端末の代わりができるものではない。2GB しかメモリがないしストレージも大きいほうですら 64GB だ。Windows PC を使っている人は自分のマシンのメモリとストレージを考えて欲しい。今のPCのメモリが 2GB だったとして全てのタスクが快適だろうか?ドライブのプロパティで使用エリアは32GB以下だろうか?そういうことだ。

 ちなみに、業務で使っている Windows 7 ノートPCのメモリは 8GB でストレージは 128GB SSD だ。ストレージは半分くらい残っているが、業務データは基本的にサーバに保管しているのにだ。開発やグラフィック関係の仕事をしているわけではない。そういうことだ。

 Surface RT の椅子はもうない。Surface 2 がどのような仕様・価格でリリースされるかが楽しみだ。

ASUS Transformer Book T100発表、349ドルからのWindows 8.1タブレット。Bay Trail-T搭載 – Engadget Japanese

インテルが待望の ” Bay Trail ” Atom プロセッサを発表した IDF13 より。ASUS は Bay Trail 採用製品として、キーボード着脱式の Windows 8.1 タブレット / ノート Transformer Book T100 を公開しました。

10.1インチ1366 x 768のIPS液晶側に4コア Silvermont CPUの ” Bay Trail ” Atom Z3740 プロセッサと2GB RAM を備えたフル機能の Windows 8.1 タブレットでありながら、ストレージ 32GBモデルで米国価格 349ドル、64GBで399ドルと安価な点が特徴です。

ASUS の Johnny Shih CEO いわく、Transformer Book T100 は、かつて安価なミニPCとして一時代を築いたEee PC が現在に「トランスフォーム」した姿。タブレット時で1.2ポンド (約545g) 、合体してノート時でも2.4ポンド(約1.1kg)の重量や、最大11時間駆動など、かつてのEee PCと同じインパクトのある価格でありつつ妥協しない性能をうたっています。

主な仕様は 10.1インチ1366×768 マルチタッチIPS液晶、Atom Z3740、2GB RAM、32GB / 64GB ストレージ、microSDXC対応 microSDスロット、マイクロUSB、マイクロHDMI、キーボードドック側に USB 3.0など。

インテルが製品ラインナップを正式発表した Bay Trail は、CPUコアがインオーダー実行の Saltwellからアウトオブオーダーになり、Turbo Boost 対応、物理4コア / 8コアが用意されるなど大幅に強化された新生 Atom プロセッサ。ASUS のほかにも、各社が採用製品を発表しています。

ASUS Transformer Book T100 は、米国では10月18日に発売予定。

転んでもただでは起きない”か?”|マイクロソフト、新型「Surface 2」を9月23日に発表へ!

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 Surface の初代モデルの投げ売りで在庫はかなりはけたか、新学期商戦に間に合わせるためやむなくか、Surface の第二世代が発売されるらしい。

 ギズでは、改良が必要であることを強調しているが、要素技術の世代交代(pro の Haswell と高精細液晶)だけで充分ではないかと思う。Surface の失敗の原因はハードやソフトにではなくマーケティングにあると思うから。サブノートPCを置き換える製品であることを強調すればかなりの台数が売れるに違いない。

 従来の windows 8 のノートPCとの比較広告を出せるかどうかにかかっているだろう。

 ところで、そろそろ Surface RT のワゴンセールはしないのかな?19,800円でキーボード付きならネタに買っておいてもいいと思うんだがwww

マイクロソフト、新型「Surface 2」を9月23日に発表へ! : ギズモード・ジャパン
次期Surfaceが登場!

マイクロソフトは9月23日にニューヨークでスペシャルイベントを開催し、新型Surfaceを発表します。9日には米国メディア宛に招待状が送られています。

新型Surfaceは、RTが消えた「Surface」と「Surface Pro」の2機種になる模様。Surface Proのスペックはすでにリーク情報が出回っています。しかし新Surfaceで最も気になるのは、マイクロソフトがどの程度大掛かりな改良を加えてくるか、にあります。キーボード・カバーやキックスタンドの変更はあるのか? それとも大きなデザイン変更で賭けに出るか?
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ASUS WindowsRTタブレット製造中止<ASUS

 製造を打ち切るという知らせを聞いて初めて ASUS が Windows RT 機を作っていたことを知った(ASUS VivoTab RT TF600T グレー ( Windows RT / NVIDIA Tegra 3 / モバイルキーボードドック付き / Microsoft Office 2013 RT Preview) TF600-GY32D)。調べてみたらキーボード付きで4万円を切っているので、在庫処分の Surface RT より更に安い。ASUS としても早急に在庫を処分したいのだろう。でも、キーボード付きでこの価格なら、Office を使うだけでものを考えたりしないのなら悪くない選択肢だろう。

 そういえば、エディオンに置いてあった謎の NEC 製 RT マシンはどうなるんだろう。あれも早く処分しないと不良在庫化してしまう。というより、もう既に不良在庫だろうがwww

ASUS、WindowsRTタブレット製造中止へ ―「WinRTは失敗」 | ガジェット速報
 米主要紙ウォールストリートジャーナルは9日(現地時間)、ASUSの公式発表として、同社がWindows RTを搭載したタブレット製品の販売を中止すると報じています。

 この件に関してASUSのジェリー・シェンCEOは「私たちだけの見解だけでなく、業界の所感(地合い)としてWindows RTは成功していない」と述べており、Windows RTの戦略自体が失敗であったことを挙げています。特にアプリ不足を指摘しており「iPadに対抗するだけの十分なアプリが存在しない」と述べました。

 Windows RTはARMアーキテクチャ向けのWindows OSであり、一時期は「ARM版Windows 8」と呼ばれたものです。タブレット市場で大幅なシェアを獲得している「iOS」「Android」の対抗OSとして投入されたものの、x86時代の過去資産が活かせないこともあり、どちらかというとWindows 8自体を搭載したタブレット端末のほうが注目を浴びている状況です。それはマイクロソフトの独自タブレット「Surface」にもいえることで、RT版よりもPro版の方が話題になっています。

 マイクロソフトの描いた青写真とは異なり、今現在もARM向けのOS市場では「iOS」「Android」に大きく引き離されている状況です。今後、一般家庭用向けPCはタブレットやスマートフォンに市場を奪われることが不可避な状況であることを鑑みれば、さらなる戦略の立て直しを迫られることは間違いなく、同社の長期成長を左右しかねないだけに、バルマーCEOの采配に注目が集まります。

Microsoftの誤算は「タッチ第一」だけではない

 しつこいようだが、物理的なフォームファクターが変われば UI も変えるべきだ。スマートフォンとタブレット、ノートPC、デスクトップPCで同じUIを使うことはできない。というか、どこかで便利なら他のプラットフォームで不便なことが多い。Windows はデスクトップ PC から来た OS だ。タッチ操作に対応するのは構わないが、タッチ操作を必須にすることは受け入れられない。どうしてこんな基本的なことに気づかなかったのか理解できない。

 Windows8 が第二の Vista になることは間違いないだろう。もう Windows8 には「失敗作」の烙印が押された。そして、Vista の悲劇を思い起こさせるように、前バージョンの Windows7 は XP の後継者として市場に受け入れられている。その OS の機能や性能がどうという問題ではない。コモディティとして完成したパソコンの使い方をまた覚え直さなければならないのが面倒なのだ。

 スマートフォンやタブレットのように以前には無かった(類似の先駆者は無視するが)デバイスの操作を覚えるのは楽しい。それまでできなかったことができるようになるから。ところが、パソコンは違う。Windows8 は Windows7 搭載パソコンでできなかったことができるようにならない。「新しい用途には新しい UI を」だ。特に、業務用で必要にかられて仕方なくパソコンの使い方を覚えたような人たちの使っているアプリなどは十年一日の提携業務をこなすだけだ。それなのに、なんで新しい UI がいる?

 良くも悪くも Windows は標準としてパソコンの代名詞となった。非ヲタな人にとって、パソコンは Windows PC を意味するし、インターネットは IE なのだ。この状態になったために長らく Microsoft は我が世の春を謳歌した。しかし、その慣性モーメントが大きく方向転換が難しくなっている。今回それを強引にやろうとした結果、そして、そうすることで古いPCを陳腐化させて買い替え需要で一儲けしようとしたが、慣性モーメントの大きさに押しつぶされたのだ。大多数の人にとって仕事で使っている人間にとって仕事は陳腐化しないからだ。所詮パソコンのOSは仕事をするためのワークスペースでしか無い。

 Microsoft はその慣性モーメントの大きさを利用すれば RT は売れると思ったのだろう。口をそろえて「Windows RT は Office が動いて使い易いキーボードもある」と慣性モーメントの方向性を強調した。ところが、タブレットというのはその方向の製品ではなかった。Microsoft が考える新しいタブレットとして RT を設計していればよかったのに、PCでの成功体験を利用しようとしたために、混乱したものを作ってしまった。それが RT だ。

「タッチ第一」に賭けたMicrosoftの誤算 | TechCrunch Japan

今週のMicrosoftは散々だった。壊滅的な四半期決算のおかげで株価は翌日11%も下げた。業績 悪化の大きな原因は9億ドルにも上るSurface RTの在庫処理だった。

しかしこの損失処理を別にしても、今期の状況は十分に悪かった。この決算でビジネス向け、企業向け分野(これは比較的好成績だった)を別にすれば、Microsoftは消費者が欲しがる製品を何一つ持っていないという事実が明らかになってしまった。
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Microsoft、Surface RT 在庫の減損処理に思う

img5 売れていない製品在庫を売るために行なう値引や価格改定を「たたき売り」というのは間違いではないだろう。日本マイクロソフトの社長がこれまで出してきたメッセージがすべて嘘だということがこれではっきりしてスッキリした。

 この製品が発表された時から、「Office が動くことしかセールスポイントのない高価なタブレットを欲しがる人がいるのか」と興味を持っていた(下の Surface タグで過去のエントリを読んでもらえば分かる)。3月くらいにはほぼ結論は出たような気がしていたが、日本マイクロソフトの関係者や御用マスコミの記事は頑なに認めなかった。日本での期間限定1万円引きキャンペーン(期間終了後その価格に固定されたが)やアメリカの価格改定はほぼ失敗だったことを認めたようなものだったが、その発表の際にまで、「iPad の値上げに合わせた攻めの価格改定」とか言っていた。「どんだけ負け惜しみキツイねん」と冷笑た。

 この報道ではっきりした。会計上も不良在庫として認定ということだ。そして、それを処分するための値引きをするために900億円もの減損をしなければならなくなった。会計人に「この在庫、この金額の価値はないですよね?」と言われたことだろう・・・

 一台あたり 10,000 の評価替とした場合に 90,000,000,000 かかるということは 9,000,000 台の在庫があるということ?アメリカでは $150 の価格下落だったのでこれよりは少ないし他にも費用を見積もったかもしれないが、少なく見積もっても 500 万台以上の売れ残りがあるのではないだろうか。Microsoft は昨年秋の時点で年内に 500 万台といった数字を出していたような記憶がある。その時点で完成していた製品が 500 万台近くあったとして、売れないことが判明して生産をストップするまでの惰性(契約上、引き取らなければならない台数)を加えれば、7月時点で500万台以上の在庫が残っていても不思議はない。計算が大雑把なので大きな差があるかもしれないが、そう遠くないのではないだろうか。どんなに誤差があっても在庫が100万台以下ということはないだろう。

 900億円もの減損を出しても最終利益が赤字にならないのが Microsoft のすごいところだ(自分が勤めているところなら潰れる前に、それだけの在庫を1年も経たないうちに作ることさえできない)。たったひとつの製品の失敗でこれだけの痛手を負うのは同社でも初めてではないだろうか。

 まあ、作ったものは置いておくわけにもいかないし捨てるのにも費用がかかる。減損も出してしまっているから、なりふり構わないたたき売りをしてでも在庫をなくさないといけない。限られた流通チャネルだけではなく、kakaku.com やディスカウントショップに出回るのも時間の問題かもしれない。そうなれば、利益はともかく台数的には「その他」から抜け出せるかもしれない・・・

 最後に書くが、下の記事にもあるように、Surface RT という端末自体が駄目とは思っていない。コンセプトが謝っていたのだ。これは、設計や製造をした人間の責任ではない。市場を見誤り誤った製品コンセプトでプロジェクトを進めた人間の責任だ。

Microsoft、誰もSurface RTを欲しがっていないことをようやく認める | TechCrunch Japan

Windows RTは失敗作だ。われわれは最初からそう言っていた。本誌だけではなかった。Windows RT、より具体的には生後9ヵ月のMicrosoft Surface RTに好意的なレビューを探すのは非常に困難だ。そして今Microsoftは、自社の最新収支報告で、ついにわれわれが正しかったことを公に認めた。
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ですよねぇ|Surface RT、1万円値下げを継続32GBは3万9800円から

 前にも書いたが、期間が過ぎたからといって元の値段には戻せないだろうことは分かっていただろう。日本 Microsoft は、発売から一回も正確な売上数量の情報を出さずに、好調と言い続けてきたが、ここにメッキが剥がれたということだ。
Microsoft_surfaceRT_2013-07-13 20.30.36

NEC_windowsRT_2013-07-13 20.08.59 ここから Windows RT が巻き返すことはあり得ないだろう。とばっちりを食った NEC の不良在庫が投げ売りされるのも時間の問題だろう。NEC Vavie Y(64GB)は価格ドットコムで 2013/7/14 現在37,377円だが、これはクラムシェル型でキーボード標準搭載であり、Surface RT と比較する場合にはキーボードとの合計価格と比べなければならないので、かなり割安だ。この価格を持ってしても大ブームで市場が賑わっているなどと聞いたことがないということは、Windows RT の失敗は価格だけなのでは無いのかもしれない。

 37,733 円の 64GB タブレットでキーボードまで付いているというのは Android の 10 インチタブレットにキーボードを買い増すのより割安だ。もちろん、iPad 4 64GB + キーボードや Surface RT 64GB + キーボードよりはるかに安い。

 ボーナス商戦も一段落したが、ほとんど売れていないだろうから、NEC もそろそろ在庫処分の必用があるのではないだろうか。この機種が 3 万円を切ったら買・・・わないか。NEC の需要予測が正確で数万台しか作っていない可能性もあるがwww

 Surface RT の値下げについて書いたエントリ。

Surface RT、1万円値下げを継続で事実上の価格改定。32GBは3万9800円から : ギズモード・ジャパン
突如として1万円の値下げキャンペーンを行ったマイクロソフトのSurface RT。しかし、本日、マイクロソフトはキャンペーン終了後もこの値下げされた価格を継続すると発表しました。事実上、価格改定が起こったと言うべきでしょうか。各モデルの値段は以下のようになります。

Surface RT 32GB 3万9800円
Surface RT 64GB 4万7800円
Surface RT 32GB + タッチカバー 4万7800円
Surface RT 64GB + タッチカバー 5万5800円
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