Logicool ultrathin keyboard cover #4 物理的大きさ比較

 Apple Bluetooth keyboard、TMC、iPad のソフトウェアキーボードと物理的な大きさを比較した。

◯上段:Ultrathin keyboard と Apple 純正。Ultrathin はホームポジション(A~;)の距離が約1cm狭い。また、純正では独立しているファンクションキーが数字キーに割り振られている。

◯中段:Ultrathin keyboard と TMC の Bluetooth keyboard Case for iPad。TMCは明らかにキーが小さい。ファンクションキーが独立しているのがメリットだが、肝心のメインのキーが小さくて打ちづらいのでは本末転倒。その点、Ultrathin はメインのキーを優先した配置になっていて、キーボードとしても打ちやすい。

◯下段:Ultrathin keyboard と iPad 。iPad はソフトウェアキーボードの利点を活かしてキーを最大限大きくしている。その代わり数字や記号を入れるときにモードを切り替えなければ表示すらされない。なお、日本語入力モードでは、英語モードの時には記号として表示されないい「ー」が常時表示されるようになっている。もし、「ー」キーが通常の記号と同じようにモード切り替えしなければ表示されない所に置いてあったら、日本語入力は大きく効率が下がる。Apple の技術者は日本語の入力の特殊性を理解して、イレギュラーだが、日本語キーボードの標準状態に「ー」を入れたのだ。これは素晴らしい。

 ちなみに、iPad のキーボードでは通常のキーボードの右手小指にあたる;キーが表示されない。これは記号にまとめられている。ホームポジションのキーを減らしてでもキーのピッチを稼ぐ割り切りだ。この点もiPadのソフトウェアキーボードが Android タブレットのソフトウェアキーボードより打ちやすい原因だろう。

 こういう、考えぬかれた UI こそが Apple だと思う。ただ、こういうことはほんとに使い込まないと分からないんだよね。CPUの数やクロック周波数が豊かな UX につながるのではない。むしろ、こういった工夫(Apple のソフトウェアキーボードの特許については前に書いた)の積み重ねこそが UX なのだ。これを理解せずに、防水機能だワンセグチューナーだとか言ってるからダメなんだ(話しそれたww)。

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