iDisplay 導入記録01(Windows desktop)

 社給PCは 1366×768 の 12 インチモニタだ。なので、Office 2010 のようなリッチな GUI のメニューはワーキングスペースを狭めてしまって不便極まりない。外付けモニタをつなぐことは可能だが、「なんで自腹を切らなアカンねん」とも思う。手持ちのタブレットを活用できたら一石二鳥だ。既にタブレットは持っているので追加投資はアプリだけでいい。

 検索の結果、iOS でも Android でも共通して使えるアプリ(アプリは別に購入する必要はあるが、PC側のソフトが一つでいい)として、iDisplay が低価格だった。そして、Google play のアプリの説明にあった「USB でも使える」との文言が決め手となり iDisplay をダウンロードした。

 タブレットを外部モニタとして使用するためには PC にソフトをインストールしなければならない。開発はドイツのSHAPEという会社。サイトは日本語化されていて戸惑うことはないが、FAQ は英語だった(ドイツ語よりはマシか)。PC へのインストールは簡単。http://getidisplay.com/jp/で Mac 用または Windows 用のソフトが無料でダウンロード出来る。

インストール

 iDisplay-W-01 about iDisplay ダイアログ。バージョンは 2.4.2。”Check for updates now!” を押せばデスクトップアプリの新バージョンが出ていないかチェックできる。

 左下のリンクは FAQ ページヘのリンク(英語)。

iDisplay-W-02 メニュー。”Disconnect は外部モニタとして使っている場合に接続を切る。複数のデバイスをつないでいる場合にはプルダウンメニューで特定の端末を切り離すことが可能。

iDisplay-W-03 Settings ではディスプレイの相対位置とスタートアップ登録が選択できる。

 スタートアップ登録しておけば、端末側でアプリを起動するだけですぐにモニタ拡張が使える。スタートアップに登録しない場合には、端末を接続する前に iDisplay Desktop を起動しなければならない。

iDisplay-W-03-2 Display arrangement:設定画面。

 Windows の場合にはタブレットはOS上はモニタとしては認識されておらず、コントロールパネルのモニタ設定では見えない。

iDisplay-W-04 Compression は無線LANの転送速度が遅い時にデータの圧縮率を上げて(画質を落として)レスポンスを維持する時に使用するらしい。常に Auto でしか使っていないので効果は分からない。

 ”Exit” は iDisplay Desktop を落とすもの。
iDisplay-win-device ドライバインストール後のデバイスマネージャー。

トラブルシュート

 最初、端末を接続したときに、端末側の画面が数十秒おきに画面が真っ暗になるという症状が現れた。iDisplay Safe Mode を試してみたところ、最初に起動した時にドライバソフトをインストールし、それ以降はこの症状は収まった。
 iDisplay-W-05 端末を接続した状態で FileMaker pro advanced を起動すると右のようなダイアログが現れた。画面の拡張の方法がイレギュラーだからだろうか。しかし、一度接続を切って FMP を起動した後再度FMPを起動すると正常に起動でき、タブレットでの操作もできた。

Memo

 Windows で PRTSC をすると、外部モニタを含んだ一枚の画像ファイルができる。


 iDisplay 導入記録04 (Windows orz…)に重要な情報を追記する。

カモるチャンス?>アプリのSEO、iOS App StoreよりもGoogle Playにチャンスあり

 色々書いてあるが、要約すると、「SEO 企業が仕事がしやすいのが Google play だから、みんな Android 向けのアプリ作ってうちで SEO やってよ」だろう。チャンスなのはデベロッパーではなく SEO 企業なのだろう。

 どれもモバイル端末向けストアアプリの UI について比較しているが、アプリを探すのはアプリではなくブラウザ(google play)や iTunes でやっているのではないだろうか。だとすれば下の 1) の指摘は全く無意味だ。また、これはどちらについても言えることだが、2) についても、多くがヒットすればいいというものではない。というより、どちらのストアもヒット件数が多すぎると感じるくらいだ。3)については、ユーザにとって iOS のほうがアプリの改善機会が多いってことを意味するだろう。また、課金については、「克服されつつある」ということで、まだアドバンテージじゃないだろう。4) については、SEOの結果ユーザが望まない検索結果が表示される可能性が高いということでしかない。それに、Google が web 上でやったように様々な SEO 対策を無効にすることが十分考えられる。

 ただ、iTunes store も Google play もユーザにとって欲しいアプリに巡り合える場所では無い。iPhone を使って 3 年半も使っていると、使うアプリも固定されてくる。新しいアプリをインストールする機会は大きく減っている。アプリを使うのが趣味といっていいヲタの自分ですらそうなのだから、非ヲタな人はなおさらだろう。アプリ紹介サイトやニュースサイトで取り上げられたアプリを記事のリンクから飛んでインストールすることがほとんどだ。このような使い方では SEO は無意味だ。

 後、SEO は本来の順位を恣意的に変更する行為だ。SEO 合戦が繰り広げられたランクがユーザにとって迷惑でしかないことも知っておきたい。ユーザとしては、「”Google play は SEO の効果が高い”=”有用性の高いアプリではなくSEOの上手なメーカーのアプリが上位に来る”」ことは覚えておかなくてはならない。

※「App Store SEO経由でのダウンロード獲得」というのが意味不明だが、ここでは App Store (Google play または iTunes store) からのダウンロードと解釈した。

アプリのSEO、iOS App StoreよりもGoogle Playにチャンスあり | TechCrunch Japan

この記事はApp StoreやGooglePlayのSEOためのツールを提供するSearchManの柴田尚樹氏(@shibataism)による寄稿記事。

63%のユーザーがアプリを探す際に検索しているというデータが示す通り、App Store SEOは、アプリ開発者にとって欠かすことが出来ないマーケティングの手段になりつつある。iOS App Storeでは、AppleがChompを買収して以降、度々、検索エンジンのアルゴリズムが変更されているとのことだ。SearchManでは「少なくても2カ月に1度」程度大規模なアルゴリズム変更を検知している。また、iOS 6以降、iOS App Storeの検索結果では、1画面あたり1アプリしか表示されず、アプリ開発者たちからの批判が相次いだ。

これまで、App Store SEOというと、iOS App Storeばかりが話題になっていたが、SearchManはこの度、Google Play / Androidにも対応を開始した。現時点では、日本、アメリカのGoogle Playストアにある70万以上のアプリの検索順位を毎日分析している。SearchManでは、昨年末頃からAndroid対応を希望するアプリ開発社が急激に増えた。特に、日本のアプリ開発社からの要望が多く、これは、Google Playでの売上が日本で急成長しているという点にも合致する。

以下に、SearchManによる、iOS App StoreとGoogle Play(Android)のApp Store SEOの比較を掲載する。これを見る限り、Google Playの方がApp Store SEO経由でのダウンロード獲得に大きなチャンスがあると言えるだろう。

App Store SEO比較: Google Play vs App Store from SearchMan.com

1)Google Playストアの方が、より多くのアプリを検索結果に表示する
1.1ページあたりのアプリ数が多い:Google Playストアは、検索結果画面の1ページあたり7、8個のアプリが表示される。他方、iPhoneは1アプリ、iPadでは6アプリだ。
2.検索結果を深堀りするのが簡単:Google Playストアは、画面をタップすることなく、フリックするだけで、下方向に無限にスクロールできる。他方、iOSでは、検索結果を追加で読み込むのにタップが必要となる。

2)Google Playストアの方が、同じクエリに対して、より多くのアプリがヒットする
1.Google Playの方がヒット数が多い:ビックキーワードで検索すると、検索ヒット数がGoogle Playの方が圧倒的に多い。
2.類似語を用いたクエリ拡張:ある検索クエリに対して、Google Playの方が、類似語等への拡張をより積極的に行なっているようだ(たとえば、photoというクエリが入力された場合に、photo、photos、写真……と解釈する)。これは、Googleが検索エンジンの会社であることを考えれば想像に難くない。
3.自動スペル補正:Google Playの方が、ミススペルをより賢く自動的に補正する。これもGoogleが検索エンジンの会社であるからなせる業だろう。

3)Google PlayにおけるApp Store SEOへの先行投資は今がチャンス
1.競争が少ない:アプリ数はApp Storeとほぼ同数だが、アプリ開発社は(Androidアプリは、レビュー審査が無いにも関わらず)iOSアプリをより頻繁にアップデートしている。
2.課金チャンスの増大: Google Playは、ユーザーのクレジットカードが登録されていないことが課題だったが、日本ではキャリア課金によってこの問題が克服されつつある。結果として、Google Playでの売上が日本で急成長している。

4)Google Playの方が、App Store SEOを簡単に実行できる
1.レビュー審査が不要: iOS App Storeでは、アプリ名、iTunesキーワード変更する際に審査が必要だが、Google Playでは不要。
2.Google PlayにはiTunesキーワードに相当するものが存在しない: Google Playは、iTunesキーワードに相当する「隠しキーワード」が存在しない。iOSアプリでは、アプリ名、アプリ説明文以外に、カンマ区切り100文字でiTunesキーワードを注意深く選ぶ必要がある。このiTunesキーワードは、SEO上、非常に大きなウェイトを占めており、アプリ開発社はこれを選ぶのに神経を研ぎ澄ませる必要がある。
3.アプリ説明文のウェイトが大きい: 上記のようにiTunesキーワードに相当するものが存在しないため、Google Playでは、アプリ説明文のSEOに占める割合が、App Storeよりも大きいということはよく知られている。

結論としては、現時点でGoogle Play SEOに少しばかりの時間を投資するのは、理にかなっている。SearchManでは、iOSアプリでもGoogle Playアプリでも同じように、時間をかけずにSEO対策が行えるようなツールを提供している。SearchManが提供している「検索知名度ランキング」はこちらから、例えば「パズル&ドラゴンズ」のキーワード分析はこちらから見られる。アプリ開発社は、会員登録を行うことでより詳細でカスタマイズされたSEO分析、SEO改善が行える。

iOS 6.1.3で脱獄端末が絶滅危惧種になるかも

 Apple のコントロールをかいくぐる技術だから防がれて当然。evasi0n や Cydia にウィルスが埋め込まれたりしたら、システムに制限されることなく通常の iアプリではできないことができるようになるのだから。

 ただ、このような状態はシステムのアップデートの度に起こったことだ。iOS 4 や iOS 5 といったメジャーアップデートやセキュリティアップデートの度に脱獄ソフトもアップデートされてきた。こんどもそうあって欲しいと願っている。

 とりあえず、日本版の地図アプリを除くと日本ユーザにとってはあまり関係のないアップデートなので、evsi0n が対応するまで iPhone 4S のアップデートは保留するつもり。まあ、6.1.2 も放置しているが・・・

iOS 6.1.3で脱獄端末が絶滅危惧種になるかも : ギズモード・ジャパン

世界には700万台の脱獄iOSデバイスがあるそうですが、読者のみなさんはお持ちですか? もしそのまま使い続けたいと思っているなら、少なくとも今は何も触らないほうがよさそうです。iOS 6.1.3は永遠に思われた日常を破滅に向かわせ、そして昔にはもう戻れないかもしれません。

iOS 6.1.3はまだベータ版なので、まだ差し迫った問題はありません。しかし、これを適用すると新しいiOS 6.1.3は脱獄端末たちをバリバリと食らい、それを修正することはできないのではないかという話も浮上しています。というのも、脱獄ツール「evasi0n」で利用される5つの脆弱性のうち1つが修正されているから。

「iOS 6.1.2」アップデート、Microsoft Exchangeに関するバッテリー問題を修正。

 矢継ぎ早なアップデートだ。iOS 6 は既に3回もアップデートが入った。iPhone 5 のWi-Fi、iPhone 4S の 3G 問題、そして今回の Exchange との同期。近いうちにロック画面のセキュリティバグ対応版が出るだろう。

iOS6_problem 悪いところを見つけてすぐにアップデートで対応することはいいことだ。「あんまり何回もバグフィックスをしたら信用問題になるので、分かっているものの対応ができるまで待ってやる(最後のものに合わせて一回で行なう)」よりはるかにいい。また、iOS のバグフィックスが多いように感じるが、全部が全部必要なわけではない。exchange を使っていないなら 6.2.2 は適用する必要はない(他の既知のバグフィックスが含まれているかもしれないが)ので、iPhone 4S, 5 ともに一回のアップデートでいいし 3GS ユーザは全て行う必要はない。まもなく出るであろうセキュリティ対策のアップデートについても、ロックを使っていないユーザには無関係だ。

 しかし、「もうちょっと前もってテストしとけよ」とは思う。ユーザの固有の環境に依存する問題(アプリや回線依存関係)については難しいとは思うが、この一連のトラブルは iPhone 単体でも発生することだろう。Wi-Fiや3G回線のトラブルは携帯電話端末として致命的だし、exchange はビジネス端末として問題だ(この機能は iOS の標準機能)。

 「Jobs がいなくなって管理が甘くなっている」的な指摘をしているニワカ Apple ウォッチャーが多いが、こんなことはマカーでは珍しくもなんともない。「OS のバージョンアップの際には重要なデータを全部バックアップしてからやる」とか「OS は何回かバグフィックスが行われてからでないとインストールしない」というのは20年前から Apple デバイスとの正しい使い方だ。

(蛇足:こういう書き方をすると、「マカー、キモい」というアンチがいるが、この状態が正しいとは言っていないから勘違いするな。この件に関して Jobs がいるとかいないとかが無関係だと言っているのだ。Jobs を全知全能の神のように信奉するニワカが嫌いなだけだ。さらに付け加えるなら、もっとひどい例は Android のほうがはるかに多い。まともに機能しない端末を販売してみたり、セキュリティ上の脆弱性があることがわかっていてもキャリアやメーカーからアップデートが供給されないために手のうちようがなかったりといった状態よりははるかに健全だとも書き添えておく。)

「iOS 6.1.2」アップデート、Microsoft Exchangeに関するバッテリー問題を修正。 – たのしいiPhone! AppBank

Jailbreak App:SB Setting(iPhone 4S / iOS6.1.1)

20130218_SBSetting SB Setting は高機能かつ拡張可能なアプリケーションプラットフォームのような存在で、Jailbreaker には必須のアプリらしい。ボタンの名前を見れば機能もほぼ予想がつくだろう。”RemoveBG” だけは後でインストールしたもの。詳細は、こちらの Wiki に書き込んでいく。

 よくわからずに入れて、試行錯誤で設定中だが、「これぞ脱獄iPhone」という環境を作ることが比較的簡単にできる。単機能のアプリや設定を積み上げるより危険は少ないと思われる(Mac OS 6~9 のINIT/cdev 地獄を知るおっさんとしてはこれが嬉しい)。iOS でWi-Fiや3Gをオン・オフするには設定アプリを起動しなければならないが、これならいつでもステータスバーが見える状態なら呼び出せる。不安定な野良Wi-Fiを掴んでしまって鬱陶しいときでもすぐにWi-Fiを止められる。

 使用メモリが厳しくなった時にも、iMemoryGraph を起動しなくてもバックグラウンドに置いたアプリを落としてメモリを開放することが簡単にできる。

20130218_SBSetting_doc dock を押した時に表示されれるパレット。表示されるアプリは SB Setting で選択する。最大で12のアプリが登録できる。

 ここに登録するメリットはアプリ間を移動する手間を省けることだ。前から訴えていたが、iOS のローンチャ機能は貧弱だ。というより、存在しないといっても過言ではない。ホーム画面に戻って、アプリのアイコンをタップするしかない。同じフォルダ内のアプリを行ったり来たりするときにはまだましだが、違うホーム画面のフォルダ内においたアプリ同士となると非常に面倒だ。一度起動したらマルチタスクバーで起動できるが、iPhone 4S のようにメインメモリが小さい (512kb) の機種ではマルチタスクバーにアプリを溜めておくとメモリが圧迫されてしまう。

 これをJBなしに解決しようとするのが、前にも書いた MyShortcuts やローンチャアプリだ。ただ、制限がつきまとうのは否めない(クリップボードの内容がクリアされるなど)。

 その点、SB Setting で提供される機能を使っての起動は、OS 上ではホーム画面でアプリアイコンをタップしたのと同じなので、制限がない。また、ジェスチャーに割り当てたりもできる。

日本のモバイルビジネスがiOSとAndroidに本格的にシフト中

 ガラケーアプリをスマートフォン向けに移植するのは当然の流れだろう。ガラケー課金ゲームのメインユーザ層が雪崩を打ってスマートフォンに機種変更しているのだから。

 海外企業が売上上位に上がっていないのは、言語参入障壁の高さを示しているに過ぎない。海外企業が日本語化を怠っていることもいえる。海外企業の優先順位で日本語が以前より下げられているのを感じる。以前は中国語や韓国語版があるのに日本語版がないというソフトは少なかったが今では珍しくない。中国や韓国のデベロッパが開発しているアプリの数が増えていることも示しているかもしれない(当然これらの国のアプリは英語と自国語から開発する)。さらに、スマートフォンのアプリ市場がPCのそれと比較して世界的に開かれていることも示しているのかもしれない。

 後、予想通りだが、ゲームの比率が高い。これは、ダウンロード本数ではなく課金額なので、有料アプリの売上本数なのか、アプリ内課金の売上なのかは分からない。また、ユーザがスマートフォンでゲームばっかりしているのか、そうでないのかも分からない。

日本のモバイルビジネスがiOSとAndroidに本格的にシフト中(App Annie調べ)

れまで日本の携帯電話のエコシステムは高度に発達した無数のフィーチャーフォンのおかげで「ガラパゴス島」と揶揄されるような特異な状態にあった。それが最近ついにAndroidとiOSを中心とする方向に本格的に動き出した。日本人がこれまでモバイル・アプリとゲームに非常に高いレベルの支出を続けてきたことを考えると、世界のAndroidとiOSデベロッパーにとって見逃せない動きといえる。

たとえば、昨年秋、日本はアメリカを抜いてGoogle Playで「いちばん儲かっている市場」になった。

北京に本拠を置くモバイル・アプリの市場調査会社、App Annieが日本市場に関する詳しいレポートを発表した。この10年間日本は世界でも最高レベルに携帯電話が普及している地域であったにもかかわらず、皮肉にもスマートフォンへの転換の速度は比較的遅かった。2011年末のスマートフォン利用率はわずか23%にとどまった。
ios-google-play-japan-revenues

日本ではNTT、DoCoMo、Softbank、KDDIといったキャリヤの影響力が決定的に強い。他の国でもそうだが、キャリヤは配信されるコンテンツを全面的に管理し、収益の分配を受けている(Appleの30%ほどの高率ではないが)。これによりフリーミアム・タイプのビジネスモデルを持つモバイル・ソーシャルゲームのGREEやDeNAが、アメリカ市場より早く何十億ドルもの売上を誇る大企業に成長させた理由だ。

しかしこれも世界の他の地域でと同様、iPhoneがキャリヤの影響力を弱めつつある。NTT DoCoMoはiTunesストアを通じたコンテンツ販売をコントロールできないことをを嫌ってAppleと提携していない。重要な収益の柱を失うことを恐れているわけだ。その代わりにDoCoMoはむしろAndroidに集中し、ポータル、dmenuをプロモートしている。こにはインターネット・ベースのコンテンツに加えてビデオ、書籍、アプリなどの有料コンテンツを販売するdmarketが用意されている。

一方、KDDIとSoftbankはiPhoneを販売しており、DoCoMoからユーザーを奪うことに成功している。

こうした市場の力学から日本のスマートフォン市場の3分の2はAndroidで占められ、残りの3分の1がiPhoneとなっている。ただし売上高ではAppleのAppStoreがGoogle Playよりはるかに多い。しかしその差は世界の他の地域同様、縮まりつつある。

top-20-ios-publishers-japanもう一つ日本市場の特徴は、外国企業の参入が極端に困難であることだ。トップの5社(すべて日本企業)が全市場の3分の1を占めている。フィーチャーフォンでの日本メーカーの成功はそのままスマートフォンにも持ち越されている。こと売上に関しては日本市場は日本企業のほぼ完全な独占といってよい。例外は韓国系のメッセージ・サービスNHN、フランスのモバイル・ゲーム・デベロッパー、Gameloft、それにAppleくらいのものだ。


top-10-iphone-categories-japan売上をカテゴリー別にみると、他の国と同様やはりゲームが圧倒的なトップだ。アメリカでもゲームはトップだが、売上のシェアとしては59%と比較的少ない。


top-10-iphone-social-networking-apps滞在時間ではゲームとソーシャル・ネットワーキングがトップだが、売上に関しては日本ではFacebookはトップ・アプリではない。トップはメッセージ・サービスのLineだ。このサービスは最近1億ユーザーの大台を達成した。現在のところ収入はステッカーやチャット用絵文字の販売によっている。このビジネスモデルで昨年1月から9月の間に383%の売上増を実現している。

Facebookの日本における売上は、主として広告によっているので、金額の推定は難しい。Appleはアプリ経由の広告売上に関する情報を発表していないのでアプリ・ダウンロードの順位から推定することも困難だ。

隔靴掻痒(Pocket に URL を登録する手順を減らすため)

 iOS が Android に対して不自由で不便だされることの大きな理由が、Twitter や Facebook などに貼られたリンクを開くときのブラウザが Safari に固定され変更できないことだ。パソコンなら、初期の設定は Windows なら IE で、Mac なら Safari だとしても任意のブラウザをインストールすると切り替えることができる(Android も)。ところが、iOS は違う。

 SB Setting の Addon に Browser changer というものがあった。これは、任意のブラウザを標準ブラウザとして使えるようにする設定インターフェースだ。テザリングもそうだが、iOS にはこれらの設定は他のOS(Win,Mac,Android)同様に存在する。設定ファイルが脱獄しないと見えない場所においてあり、そのためのインターフェースが無いだけだ。脱獄によってそのファイルへのアクセスが可能になり、サードパーティ製の脱獄アプリでその設定が簡単になるという図式だ。

 早速、Chrome を iPhone と パソコンに入れた。Google のアカウントでブックマークなどの同期ができる(Safari や Firefox と同様)。しかし、iOS の Chrome には大きな弱点があることが分かったのでサクッと削除し。ブラウザとしての使い勝手は iOS 版の Safari より良さそうだったので少し残念だったが仕方がない。その弱点とは、「ブックマークレットを実行する際にブックマークのリストから実行できないこと」だ。自分が iPhone でブラウザを使う際のメインの目的は pocket にリンクを投げるためだ。読むためだけならアプリで読んだほうがずっといい。リンクを pocket に投げられないアプリから pocket にリンクを投げるためにブラウザで開いてブラウザのブックマークレットを実行している。手数はそれなりに多いが、すべてタップだけで実行できる。これを「アドレスバーにブックマークレットの名前を入力して呼び出す」ような手間がかかるのなら全然メリットがない。

 続いて Opera mini を入れてみた。この UI は好きで一時期使っていたが、結局これもデフォルトブラウザに出来ないので削除した(当時使っていた3GSは16GB)。拡大・縮小をピンチイン・ピンチアウトで無断階に出来ないこと。ブックマークレットが動かないことで削除。

 iCab は昔Mac OS 9 時代に入れてみたが、英語版しかなく日本語環境ではまともに動作しなかった記憶があって iPhone にインストールしたこともなかった。ネットでの評判は上々だが、これも「ブックマークレットが動くかどうかは動かしてみないとわからない」とあったのでダウンロードもしなかった。

Jailbreak の道は遠い。バックアップは重要。

 ひょうしぬけするように簡単にJBできたが、設定を追求する時間もなく、通常運用で普通に使っていた。今朝までは・・・

 セミナー会場についたときに、メールの着信(メルマガとか広告メールばかり)でバイブが鳴らないようにしようと、電源を落とした。そして、休み時間に電源を入れようとしたらリンゴマークのまま止まってしまった。休み時間が終わるまで待っても変わらなかった。仕方ないのでそのままポケットに放り込んだ。

 昼休みにダメ元で画面を見たら何事もなかったように起動していた。ホッとして使おうとすると画面の様子が変わっていた。アイコンがバラバラになって散らばっていた。JB後に詰め込んだフォルダーに入れたアイコンがホーム画面に出ていたのだ。そして、JBの効果が消えていた。JB前の状態に戻ったのかと思いCydiaを探したらあった。しかし、起動できない状態になっていた。どうやら、電源をオフにしたのがまずかったらしい。とりあえず、起動できてネットも動いているようだったので、使っていたがSafariとメールが動かなかった。他のアプリは普通に動いたが、パズドラのアカウントに入れなくなっていた。

 帰って、iMacにつないで復元を実行。ダイアログに表示される時間より大幅に長時間かかりながらも正常に起動した。動かなくなっていたアプリを起動してみたが何事も無かったかのように起動できた(当然)。ローカルに新たなデータを置いたり、iPhoneでコンテンツを買ったりしていないので、バックアップから復元出来れば十分。JBは休みの日にでも追求するつもりだった。

 風呂に入って、よく画面を見たらドックにアイコンが5つ並んでいる。これは、JBアプリの効果だ。試しにCydiaを起動したらこちらも正常に起動できた。全然理由が分からない。復元したのだからJB前の状態に戻るべきだろうに・・・嬉しい誤算だが、不安でも有る・・・

 とりあえず、結果オーライ。infinifolder をインスコしてみた。 $1.99 (98円)。これが安定して使えればホーム画面に関する不満の多くが解消される。

テザリング完了(iPhone 4S softbank)

jailbreak iOS 6.1 の Jailbreak が可能になった。evasi0n というパソコン用のソフトを使う。公式にテザリングが使用出来る iPhone 5 には必要を感じないかもしれないが 4S 以前の Softbank(au) の iPhone を使っているユーザにはこれができるかできないかは大きな違いが有る。

 以前のようにメンテナンスモード(正式な名前忘れた)で起動したりしなくてもいい。ダウンロードしたパソコン用のソフトを実行するだけだった。「[iOS] 『iOS 6.1』を完全脱獄する方法!『evasi0n』iPhone 5、iPad mini等にも対応 | Tools 4 Hack」を参考にした。evasi0n の説明には「5分あれば」とあるが、実際にはもっとかかるので焦らずにゆっくり待ちたい。もちろん、やるときには自己責任でどうぞ。

 テザリングに使用するために TetherMe という有料アプリをインストール。$4.99 だが、2/5 に購入したら 480 円だった。Amazon か PayPal でクレジットカード決済のアカウントがないと支払いができないので、事前に作っておくほうがいいと思われる。自分は PayPal で支払ったので、日本の Amazon のアカウントでいいのかどうかは分からない。

 以下、将来的に再インストールする必要に迫られた時のためにメモる。真似してアホのようなパケット料金を請求されても知ったこっちゃないので真似しないでね。質問がある場合には、もっと詳しい人がいっぱいいるので ggrks。

  1.  Cydia で TetherMe を購入しダウンロード・インストールした後で設定を開くと TetherMe というエントリができている。ここで、インターネット共有をオンにするとテザリングが開始される。
  2.  下に表示されるパスワード(自分で変えることも可能)をクライアントとなる端末(ノートPCや iPad 、NDS等)のWi-Fi設定で使用すると iPhone の WAN 回線を使ってネットアクセスが出来るようになる。このときのSSIDは iPhone の名前でステルスモードではないので恥ずかしい名前をつけている場合には変えておくほうがいい。
  3.  

  4. 一度 TetherMe でテザリングを行なうと、設定のトップ画面(Bluetooth の下)に「インターネット共有」というエントリが表示されるようになる。

 今のところやったのはこれだけ。ホーム画面のカスタマイズに手を出す気もないし、カスタマイズする暇もない。たまに iPad を持ち出すときにテザリング出来ればそれで満足。evasi0n 開発チームに感謝。何か、evasi0n チームに寄付するつもりで何か有料アプリを買ってもいいな。

Jailbreak で面白いのは、Cydia というアプリの存在だ。すべての Jailbreak の直接の目的は Cydia というアプリをインストールすることに有る。もちろん、これは iTunes store には売っていない。これをインストールし、App store のように使うことが Jailbreak の一歩だ。App store のような洗練された UI とは行かないし不安はつきまとうがwww

 Cydia がイントールできたら、後は Cydia で任意のアプリ(iTunes store にないような)を探してインストールするだけだ。iTunes store とは比べ物にならないくらいに少ないが、一つずつ見ていては時間がいくら有っても足らないような数がある。iOS のバージョンアップで動かなくなったユーティリティも健在だ。

Google Maps効果は有ったん?

 Google Maps は自分も当日の夜にはダウンロードした(リリースされたのは昼休みに知ったが時間がかかりそうなので家に帰るまで待った)。Google Maps は歓迎だが別に待ってはいなかった。iOS 6 にもしていた。元々地図に依存するライフスタイルではない。そういう人は多いだろう。マスコミ関係者は取材とかで初めての場所に行く機会が多く依存度は高いかもしれない。またパワーユーザー様はApple公式のアプリが機能低下することに嫌悪感があるかもしれない。これらの声の大きな人の合唱がネット上に多く見られただけなのではないか。

 一般的な社会人は平日には家と会社の決まったルートを往復し、外出先も決まっている人が多いのではないか。飛び込み営業や工事現場のように永続的に同じ場所で働かない職種の人もいるだろうが、そんな人は以前通りに紙の地図やカーナビでしのぐことができるはずだ。スマートフォンの地図アプリに依存するようなのは、スマートフォンを持つまでには地図に依存しない生活をしていた人だろう。

 あれば便利なのは間違いない。これは、Google がweb上で地図サービスを始めた時に教えられた。Google が地図サービスをはじめると聞いた時には「そんもんがビジネスになるのか?」というのが正直な気持ちだったが、自分のビジネスセンスの無さを思い知らされた。しかし、それがなければ日常生活が出来ないほどにはなっていない。というより、地図を使う機会は多くはない。

 そんな人間にしたら、OS のアップデートを遅らせる理由にはならない。だから、Google Maps ができるまで iOS 5 にしていた人が多くなくても不思議はない。今、iOS 5 以前のバージョンを使っている人はそもそも OS のアップデートに興味が無い人だろう。

 ただ、iOS 6 の使用率が既に 70% に届いているというのは驚異的だ。これは Windows や Android のバージョンシェアを見れば分かる。Windows 8 は発売後2ヶ月だが利用率(発売されるデバイスではなく使用されている率)は10%未満だし、Android にいたっては未だに 2.3 が 4 以降(最新の 4.2 だけにしたら数パーセント)だろう。

 iPad mini や iPhone 5 でUIがフラグメント化しつつある iOS だが、API レベルの互換性という意味では他のOSと比較にならないくらい統制がとれている。また、新しいバージョンの使用率が高いことはセキュリティ上も有利だ。Android 2.3 のセキュリティは 4 より劣る。そこを足場として攻撃を行うことが考えられる。こういうことをせめて IT 系と名乗るようなマスコミは書くべきだが、日本の提灯マスゴミでは書かれない。

記事1 Google Maps の効果がなかったとする記事

Googleマップ公開後のiOS 6移行率は0.2%増(Chitika調べ)。Appleマップによる移行への影響は誇張?

記事2 Google Maps の効果があったとする記事

Google Maps効果? iOS 6使用率が週末に29%増 : ギズモード・ジャパン

米大手モバイル広告配信会社、MoPubが発表したデータによりますと、iOS版Google Mapsが公開された週のiOS 6使用率が29%増加したということです。

しかも、Google Maps公開直後はそれほど使用率が増加していないところを見ると、ほとんどの人がダウンロードが混みあう公開直後は避け、週末まで待ってダウンロードを行った模様です。

記事3 Google Maps の効果がやっぱりなかったとする記事

Chitikaが反論:iOS 6利用者の急増は中国が原因、Googleマップではない。米国内では変化なし

今週MoPubが報告した調査結果は、iOS 6の利用率急増が実際にGoogleマップの公開と一致していることを示唆したが、Chitikaは新たに米国内利用率を長期にわたって分析し、MoPubとは異なる説明を提示した。Chitikaが同社広告ネットワーク全体にわたる数百万インプレッションのデータを調べたところ、12月11日から17日までの6日間、iOS 6の利用率に変化はなく当初の調査結果と同様だった。

では、この両者にどう折り合いをつければよいのか? Chitikaはこの違いを調査対象範囲によるものであると推測している。MoPubは、世界中のネットワークからデータ集めており、その中には先週iPhone 5が発売された地域も含まれている。少なくともその一つは中国で、発売直後の週末に200万台のiPhoneが販売され、そのすべてがiOS 6を塔載している。iOS 6と共に新ハードウェアが出荷された新しい市場は多岐にわたり、実際中国以外にも33ヵ国で発売されている。

Chitikaの調査は米国およびカナダで利用さているデバイスが対象で、同社によるとiOS 6の地元での利用率は、12月11日から17日まで、Googleマップの公開日を含め、71.5%前後で安定していた。このデータの正当性を強化すべく、同ネットワークはiOS 6の公開時からのデータを示し、初期の急増から徐々に上昇して現在の安定期に致る様子を説明した。データは相対的に安定しているが、非常に多くのiOSデバイスを対象としている。

この堀り下げられた観測結果は、ユーザーたちがiOS 6版Googleマップの評判を待っていた、という理論に水を差すことになった。大勢のユーザーがアップグレードせずにGoogleマップの到来を待っているという図式は、一見良くできた逸話だが、他の要因(新市場での発売等)による増加を排除した制御環境下の数値は、Googleのソフトウェアが公開されたことだけで採用率が急上昇することはなかったとする当初の仮説を依然として支持している。