「iOS 6.1.2」アップデート、Microsoft Exchangeに関するバッテリー問題を修正。

 矢継ぎ早なアップデートだ。iOS 6 は既に3回もアップデートが入った。iPhone 5 のWi-Fi、iPhone 4S の 3G 問題、そして今回の Exchange との同期。近いうちにロック画面のセキュリティバグ対応版が出るだろう。

iOS6_problem 悪いところを見つけてすぐにアップデートで対応することはいいことだ。「あんまり何回もバグフィックスをしたら信用問題になるので、分かっているものの対応ができるまで待ってやる(最後のものに合わせて一回で行なう)」よりはるかにいい。また、iOS のバグフィックスが多いように感じるが、全部が全部必要なわけではない。exchange を使っていないなら 6.2.2 は適用する必要はない(他の既知のバグフィックスが含まれているかもしれないが)ので、iPhone 4S, 5 ともに一回のアップデートでいいし 3GS ユーザは全て行う必要はない。まもなく出るであろうセキュリティ対策のアップデートについても、ロックを使っていないユーザには無関係だ。

 しかし、「もうちょっと前もってテストしとけよ」とは思う。ユーザの固有の環境に依存する問題(アプリや回線依存関係)については難しいとは思うが、この一連のトラブルは iPhone 単体でも発生することだろう。Wi-Fiや3G回線のトラブルは携帯電話端末として致命的だし、exchange はビジネス端末として問題だ(この機能は iOS の標準機能)。

 「Jobs がいなくなって管理が甘くなっている」的な指摘をしているニワカ Apple ウォッチャーが多いが、こんなことはマカーでは珍しくもなんともない。「OS のバージョンアップの際には重要なデータを全部バックアップしてからやる」とか「OS は何回かバグフィックスが行われてからでないとインストールしない」というのは20年前から Apple デバイスとの正しい使い方だ。

(蛇足:こういう書き方をすると、「マカー、キモい」というアンチがいるが、この状態が正しいとは言っていないから勘違いするな。この件に関して Jobs がいるとかいないとかが無関係だと言っているのだ。Jobs を全知全能の神のように信奉するニワカが嫌いなだけだ。さらに付け加えるなら、もっとひどい例は Android のほうがはるかに多い。まともに機能しない端末を販売してみたり、セキュリティ上の脆弱性があることがわかっていてもキャリアやメーカーからアップデートが供給されないために手のうちようがなかったりといった状態よりははるかに健全だとも書き添えておく。)

「iOS 6.1.2」アップデート、Microsoft Exchangeに関するバッテリー問題を修正。 – たのしいiPhone! AppBank

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