開催は兵庫県朝来市。多々良木川にはチチクボという魚が住んでいるらしい。 朝6時15分に起きて、冷凍スパゲッティを温めている間にテーピングをした。スパゲッティとゆで卵を食べ朝食は終了。2XUのコンプレッション上下の上に普通のズボンとシャツを着て準備完了。6時45分くらいに発車した。ルートはYahoo!カーナビに登録しておいた。Yahoo!カーナビによる1時間20分かかるとあったので、この時間に出発したのだった。
早朝の9号線は空いていて1時間10分くらいで目的地の駐車場に着いた。ここで受付をし、シャトルバスで現地に移動することになっている。公共交通の便利が悪くて大半の参加者が車で来るための措置だ。車でしか行けない会場だと駐車場のキャパが参加者の人数になるから大会が大きくなるに連れてこのような形になったのだろう。32回の大会らしく、運営はこなれていて実にスムーズだった。
一つ気になったのは、受付でゼッケンを受け取る時にダンボールが年齢順になっていたこと。ゼッケン番号がタイム順ではなく年齢順に振られているということではないのか?
駐車場で準備を整えシャトルバスの列に並んだ。シャトルバスの台数は多く、バスはひっきりなしに待合場所に来た。ただ、バスなので乗客が乗り込むのに時間がかかった。前で人がドンドン乗り込むのが見えているので待っていてもストレスはなかった。自分は10分程度の待ち時間でバスに乗り込めた。バスは5分位で会場に着いた。自転車で会場に向かう地元の人もいた。
会場はあさご芸術の森美術館の近くというか、道端に面白い彫刻などが置いてある公園そのものだった。広い芝生の公園の中に立体作品が置かれていて面白かった。例によってシートを忘れていたが、木陰の芝生に直接座っても尻が濡れる心配はなかった。気温を心配していたが、8時過ぎの気温は20度を下回り、山林の直ぐ側だったこともあって、座っていると寒いくらいだった。
荷物を預ける場所はなく、みんな公園の木々の根本とか持参した簡易テントとかに入れておくシステムだった。貴重品は別途預かり場所があるが、預けられるのはA4封筒に入るものだけだが、自分の場合は免許証やクレジットカード、札は車に置いてきたので貴重品は車のキーだけだ。車のキーはランニングベストのポケットに入れっぱなしなので落とす心配はないので貴重品預かりには預けなかった。
公園に落ち着いたのは8時15分くらいだった。スタートは10時30分なので、ここで2時間近く時間を調整しなければならなかった。30分くらい会場の周辺を歩いたり彫刻を見たりした後、木陰に座ってPodcastを聴いた。9時半頃にくるみパンを一個食べ、10時くらいにエナジージェルでBCAAを流し込んだ。走りながら食べることが難しいのでアミノバイタルもスポーツようかんも持たなかった。持ったのはiPhoneとヘッドセット、ペットボトルのスポドリだけだった。
結局 Reebok Zprint 3D にした。 シューズは Reebok Zprint 3D にした。安定の New Balance VAZEE RUSH もいいし、フォームを維持するのが楽な NIKE FREE 4.0 Flyknit も捨てがたいが、両方共限界とされる 500km を超えているし、フォームが悪いせいで右足のヒール部がかなりすり減っているからだ。Reebok は足先が狭くて窮屈だったが、ウォーキングで使って馴染んできたのか、昨晩ウォーキングした時に違和感が無かった。重量的にはどれも変わらない。
スタートが近づいて、スタート地点付近に移動したら、驚いたことに、任意にスタート位置を決めるというシステムだった。自分は結構早めにスタート地点に移動したので、スタートゲートから30mくらいの所に位置してしまった。他の参加者も特に前の方に割り込んでくることもなく密度の低い並び方でスタートを待った。この辺の緊張感のなさは神戸森林植物園みたいなゆるさだった。
あとで見たら、ハーフは約1,100人の参加だった。そう考えると結構上位からスタートしてしまったらしい。どうりで、後から後から速そうな人が抜いていったwwwでも、自分より前からスタートした人でも自分より遅い人はいたし、自分と余り変わらないペースの人が周囲にたくさんいた。
スタートしてから恐れていた坂。予想通りにきつかった。ロードならインナーローでなければ登れないくらいの坂が1km以上続いた。自宅の前の坂と大差ない斜度だが、距離が全然違う。しかも、ルートプロファイルに描かれた坂も予想をはるかに超えるきつさだった。同じ道を往復するルートなので、往路で下りた坂が全て帰りには登りになるのだ。それが分かっているから下っていて楽になっても気持ち的にはウンザリだった。「これを帰りには上らなあかんのかよ」とぼやきながら走った。
神戸森林植物園では周回路だったので上りも下りも読めたが、今回はいつどんな坂が来るのか全然わからなかったので、平地になったからといってペースを上げることは出来なかった。後でどんな坂を上らされるかわからないからだ。折り返しでUターンして初めてコースの全体像がつかめるという状態だった(そのときにはペースアップする余力は残っていないといういつものパターン)。
好天で陽射しを心配していたが、木陰があって救われた。日陰を走っているときには呼吸も楽だった。途中に長いトンネルがあってその中はひんやりして往復ともに回復できた。特に往路では上りきった直後だったので、嬉しかった。
給水は取らずにペットボトルの水で凌いだ。コップからの水を走りなが飲むのが下手だから。それでも、帰りの上りで心が折れて歩きながら飲まなければならなかった。このときは30mくらい歩いたことを申告する。
木立のせいか、ルートが谷間なせいか、GPSの精度が低く、異常に距離が長く記録された。数キロごとに距離が表示されていたが、ドンドンと距離の差が広がるのがわかった。なので、STRAVAのアナウンスが全然信頼できなくなって、どれくらいのペースで走れているのか分からなかった。なので、走っている最中に2時間切りは諦めていた。とりあえず、心肺と足の調子と相談しながら、ベストを尽くすという感じだった。
往路で辛かった最初の上りは当然復路では下りなので足が許す限界ギリギリの速度で下った。Reebok Zprint 3D の厚めのヒールがこの時に役に立ったかもしれない。重心が下がってヒールから着地してしまっても速度が落ちずにスムーズに前に重心を持っていけたような気がする。下りきってからゴールまでの500mは弱い上りで心肺と足の両方に負荷がかかってきつかった。ラストスパートする余裕はなかったが、ペースを落とすことなくゴールできたのは、長い下りで心肺系を回復できたからだろう。
ハーフ560/1114、ハーフ男子50才以上186/395(DNSとDNFは考慮せず) 完走証を見たら 1時間59分56秒!
筋肉が痙攣することもなく膝も痛まなかった。が、腰がきつかった。走っている最中から腰の筋肉が疲れて姿勢を保てなかった。アップダウンで前傾する時間が多かったからだろうか。今日一番きつかったのが腰だった。明日の朝になったら筋肉痛が出るかもしれないが、これを書いている時点では腰がだるいだけだが。