Fitbit Ionic を発表<死屍累々のスマートウオッチ市場に新たな屍

 何の前触れもなく Fitbit の最新機種が発表された。カラー液晶のスマートウオッチだった。Pandra とか fitbit pay は日本では使えないだろうが、影響はないだろう。スマートフォンを持たなくてもいいとあるが、回線はスマートフォン頼みなので、スマートフォンフリーとはいえないし、結局スマートフォンを持っていく必要があるのではないだろうか。

 回線が要らないのなら、GPS ウォッチと音楽プレーヤーでいい。シリコンオーディオプレーヤーなら小さくて十分なものがいくらでもある。重いスマートフォンを持って走るのは回線が要るからだ。

 「この心拍計には、血中酸素量を推測、追跡できる「相対的SpO2(酸素飽和度)センサ」が内蔵されている。」とあるが、血中酸素量で何が分かるのか興味がある。人柱になってやろうとは全然思わないけど。

 残念ながら失敗だ。Fitbit のエコシステムを持ってしてもこれは無いだろう。Apple watch series 3(仮名)が発表される前に発表することで先制攻撃をかけたかったのかもしれないが、出る前から終わってる。唯一 Apple watch に勝っているのは電池のもちだけだ。

  • Personal trainer with Fitbit Coach: Access dynamic, on-device workouts that adapt based on feedback you provide on your wrist, or listen to expert-designed running and walking Audio Coaching sessions (available 2018) to increase endurance, speed and form on your schedule.1
  • Running companion: Automatically track your run with the new Run Detect feature that kicks in GPS tracking – just step out the door and go; see real-time pace and distance; auto-pause to grab some water or take a breather and automatically resume when you start running.
  • New swim exercise mode: With water resistance up to 50 meters and industry-leading lap counting, use Ionic in the pool and see your real-time laps, exercise duration and calories burned for pool swims.
  • Industry-leading GPS: The unique design and integrated antenna inside Ionic provide a stronger connection to GPS and GLONASS satellites, delivering industry-leading GPS performance. Leave your phone behind and see pace and distance right on your wrist, as well as record elevation climbed, split times, and a map of your walk, run or ride in the Fitbit app.
  • Improved heart rate technology: Ionic has enhanced PurePulse® heart rate tracking with greater accuracy during exercises like cycling, intervals and running; better measure calorie burn, see real-time heart rate zones to optimize intensity, and track resting heart rate 24/7.
  • New sensor technology: The introduction of a relative SpO2 sensor for estimating blood oxygen levels opens the potential for tracking important new indicators about your health, such as sleep apnea.
  • Motivation through music: Leave your phone at home and find the motivation to jumpstart your workout by storing and playing more than 300 songs on device (2.5 GB of storage), or downloading and listening to your favorite Pandora stations.2 Connect Ionic to the new Fitbit Flyer™ wireless headphones, or any Bluetooth device of your choosing.
  • Make payments using Fitbit Pay™: Leave your wallet and phone at home and effortlessly pay for items right from your device, wherever contactless payments are accepted. Over the coming months you will be able to add eligible U.S. American Express cards, as well as Mastercard and Visa credit and debit cards from top issuing banks in over 10 markets across the globe, including ANZ, Banco Santander, Bank of America, Capital One, HSBC, KBC Bank Ireland, OCBC Bank, Royal Bank of Canada, UOB and US Bank with more countries and banks planned soon.
  • Smart notifications you need most: With extended smartphone notifications, receive call, text and calendar alerts, as well as notifications from apps on your smartphone like Facebook, Gmail, Instagram, Slack, Snapchat and more.
  • Multi-day battery life: With 4+ day battery life on a single charge (10 hours with GPS or playing music), Ionic will outlast any activity you do during the day and still track your sleep all night.3

Fitbit、新スマートウォッチ「Ionic」を発表–心拍計、音楽プレーヤーにも – CNET Japan

 この10年間、フィットネスバンド市場で優位にあるFitbitが、299.95ドルの「Fitbit Ionic」によって、ついにスマートウォッチ市場に本格参入しようとしている。GPSおよび近距離無線通信(NFC)を内蔵し、改良された心拍計、最大50mの耐水性能、音楽プレーヤーなどの機能を備えるため、スマートウォッチを活用するのにスマートフォンを持ち歩く必要はない。

 しかし、Fitbit Ionic独自のセールスポイントは、優れた心拍計機能にある。この心拍計には、血中酸素量を推測、追跡できる「相対的SpO2(酸素飽和度)センサ」が内蔵されている。

 Fitbitのオンラインストアでは現在、Fitbit Ionic(299.95ドル)、Fitbit Flyerイヤホン(129.95ドル)、Aria 2スマート体重計(129.95ドル)およびさまざまなアクセサリバンドの先行予約を受け付けている。Fitbit Ionicスマートウォッチは、10月に世界各国で発売される予定。ウェブベースの開発環境であるFitbit Studioは、9月にリリースされる。

チープスマホは手作業で

 Kickstarter から送られてくる Jelly の進捗メールに添付された写真・・・ますます不安になるww

 スマートフォンを扱っているとは思えない、自治会の夏祭りの準備のような手作業で出荷準備が行われている。背景の工場も町工場の風情だ。世界のスマートフォン工場も大半はこんなところで作られているのかもしれない。Homtom HT20 もおそらくこんなところで作られたのだろう、あたりが来るかハズレがくるかは運次第だ。

 問題は、不良品だったときや故障したときにサポートが受けられるかどうかだ。このビジネスは一応の成功かもしれないが、成長性はあまりないだろう。小型スマホに対する需要は隙間でしかない。この市場には成長性はない。ファブレスのベンチャーだろうから、売り切ってプロジェクトを終了させることも考えられる。そうなったら、保証もサポートも、OSのアップデートもされないのが Android だ(HT20 は企業が残っているが OS のアップデートはないが)。

 これらの写真が添付されたメールには8月7日より発送開始とあったが、確認はできない。トラッキングナンバーも送ってこない。

 ローエンドのスマートフォンは完全にコモディティ化した。要素技術を買ってきて町工場みたいなところで人海戦術で組み立てるだけだ。この図式は20年くらい前に PC で起こったことだ。Android という OS が無償公開されたために PC 市場をはるかに上回るスピードでコモディティ化が起こったのだろう。

 

マシュマロを再び味わう(HT20 修理顛末)

 カメラの修理に出していた HT20 が帰ってきた。というか、新品が送られてきた。(HT20初期不良 1HT20初期不良 2

 時間はかかったが、ちゃんとこちらの言うことを聞いて対応してくれた。感謝。

変化

  • カメラの暗黒オーラはない
  • 3.5mmプラグが使える
  • HT20 back cover
    金属のボディとオレンジの裏蓋の間に隙間がある。
    裏蓋が湾曲していてネジ止めしないと外れる。ヘビーデューティーな雰囲気を強調するためか、裏蓋の固定のために 10 本のものビスが使われている。これを止めてしまうと、SIM と CF の取り外しが非常に面倒になるから、前の端末では止めずに使っていることが多かった(水没するような使い方は怖くて出来ないが、ランニングの汗くらいなら余裕で防げた)。

     CF は挿しっぱなしでも困らないが SIM は iPhone 6 でも使いたいから困る。下に書くが、アプリとの非互換性のために、アプリケーション実行環境として iPhone 6 を完全に置き換えることはできない。また HT20 のほうが田舎で圏外になりやすいので、自転車で田舎に行く場合にこれだけだと不安だ。しかし、防水と耐衝撃性の安心感は大きい。なので、行き先によって SIM カードを移動して使いたいのだ。そこに立ちふさがるのが 10 本のビス。まあ、出かける前のルーチンにしてしまえば苦にならないかもしれないが・・・

不変

  • Radikoと銀行系アプリは使えない。
  • Instagram のカメラ機能だと暗いところで異常に暗くなる(同じところで標準のカメラでは問題ない)。

 春には、入手後 Android のアップデートがあったが、今回は最初から適用されていたらしい。春のアップデート後のバージョンを記録していないのでホントに適用されているのかどうか確かめる術はない。それが Android 。

 昨年公開された現行 OS の Nougat(7) へのアップデートはない。それが Android。

気づき

 前にCFを入れたときには、「内蔵メモリとして使うか外部ストレージとするか」というダイアログが出たが、今回は出なかった。CFの規格によって出されるようだ。内蔵メモリとして使うためには高速なCFカードが必須らしい。この端末のためにCFを買う気はないので、手持ちの4GB CF をデータストレージ用に入れて放置するつもり。

 Android の機能なのか homtom のカスタマイズかは分からないが、3本指スワイプによるカメラ起動とキャプチャ取得はホントに便利。iPhone でも採用して欲しい。

Android Oの最後のデベロッパープレビュー

 今年買ったのが Marshmallow で、今到着を待ってる端末が Nougat なのに、すでに O が最終テスト。O で始まるお菓子の名前はまだ決まっていない(社内的には決まってるだろうが公開されていない)ので、Oatmeal cookie と決定w

– Alpha
– Beta
– Cupcake
– Donut
– Eclair
– Froyo:Huawei IDEOS
– Gingerbread
– Honeycomb:Motorola XOOM
– Ice Cream Sandwich:Motorola XOOM
– Jelly Bean
– KitKat:Freetel Priori2
– Lollipop:Freetel Priori2
– Marshmallow:Homtom HT20
– (Nougat:Jelly)
– Oatmeal cookie

自分が使ったことのある OS の右に使った端末名を入れてみた。Nougat は未だ届いていないので触ったことはないが、意外に多くの Android に接していた。Kitkat 以降のバージョンでは完成度が上がり、バージョンが一つ上がってもそれほど変わらなくなってきた。これは iOS も同様だ。

 モバイル OS も次のジャンプアップへの踊り場に差し掛かっているのかもしれない。

Android Oの最後のデベロッパープレビューが出た、アプリの最終テストが主な目的

Googleが今日(米国時間7/24)、Android Oの四度目で最後のデベロッパープレビューをリリースした。Android Oは同社のモバイルオペレーティングシステムの最新バージョンだ。予想されたように、今回はもはや大きな変化はなく、Googleによると、計画どおり今夏の終わりには正式版がリリースされる。今夏の終わりとは9月22日のことらしいから、まだ間があるが、これまでのペースはAndroid Nougatのときと酷似しているから、最終リリースは8月ではないかな。

Withings ロゴが欲しい人は今すぐ(でも、デジヲタはだめよ)

withings このモデルは話題になったが売れてなかったんだなぁ・・・2年半前といえば fitbit charge HR より前の世代だ。未だに在庫が残っているということは大きなビジネス上のミスだ。Withings ブランドを Nokia に置き換えることを決定する前から Withings ロゴの入った製品は作っていなかったはずだ。それが未だに、日本のような遠方のマイナー市場で安売りしなければならないほど残っているのだから Withings が Nokia に買収されて当然といえる。というか、されなかったら負債で立ち行かなかっただろう。

 が、デジヲタとしては、2017年7月の今買うことはお勧めしない。

 今の世代のスマートウォッチは光学心拍計が標準だ。必要かどうかはともかく、Apple watch がそうしてしまった。そして、散々書いたが、ウェアラブルデバイスは同時にいくつも持つことができない。貴重な腕というスペースをこのデバイスに専有させていいと考える人は多くないだろう。例えば、SWATCH のような安価なファッション時計などはいくつも持って付け替えて楽しむこともあるだろう。しかし、ウェアラブルデバイスは違う。普通の時計を着けるとログが途切れてしまうのだ。

 「デジタルおもちゃみたいなスマートウォッチなんか要らない」という人は最初からウェアラブルデバイスなんて必要ない人だろうし、ウェアラブルデバイスを身に着けたい人間にとってこれは機能不足なおもちゃにすぎない。

最長8ヶ月の鬼バッテリー! アナログ然としたスマートウォッチ「Activité Pop」が期間限定で45%OFF|ギズモード・ジャパン

普通の時計に+αな感じで。

質の高いデジタルヘルス製品を手がけてきたフランスのメーカーWithingsのスマートウォッチ「Activité Pop」が、Amazonにて期間限定で45%OFFになっていますよ。ほぼ半額じゃん!

この「Activité Pop」は2015年夏頃に発表されたスマートウォッチで、2014年末に発売されたスマートウォッチ「Activité」の廉価版。美麗なアナログデザインを踏襲しつつ半分以下の価格を実現しました。

歩行時間、ジョギング、睡眠、消費カロリー、水泳時間などをトラッキングし、アプリで採取したデータをチェックできます。機能面は非常にシンプルにまとまっており、普段使いできるアクティビティトラッカーという感じです。アラームや生活防水も、着けっぱなしスタイルにはありがたい。

なにより、8ヶ月のバッテリー寿命はスマートウォッチとしては破格も破格! 使用するのはCR2025というボタン電池で、これはコンビニや100円ショップにも置いてある定番のボタン電池です。5個300円とかでも売ってます。半年ほどでへたってしまうこともあるそうですが、そうなったら新しい電池と交換してあげましょう(専用の電池交換ツールが付属します)。

なお、以下の表示価格は執筆現在のもの。変更の可能性もありますので、販売ページでご確認ください。

Jelly 鋭意製造中

Jelly production line 「順調に作ってるよ。もうすぐ送るからね。でも、場所によっては少し遅れるかも(意訳)」というメールが届いた。20日に発送開始予定だったので、不満が広がらないようにするタイムリーなメールだ。

 「どうせ1~2ヶ月は遅れるだろう」と思っていたので、到着が8月になっても全然オーライだが、こうやってフォローアップのメールが届くと安心する。

 しかし、右の手工業的な生産ラインを見て少し不安になった。作業員のスキルに依存する生産ラインだと、誰が作ったかによって精度に違いが出るだろう。これが「当たりハズレ」の原因だろう。使っている要素技術は枯れたものばかりで大差はないだろう。LET も Bluetooth も Wi-Fi も実績のある汎用品で作られているはずだ 。問題はこの組立工程にありそうだ。組み立てが上手で几帳面な担当者が組み立てたものが届くことを祈るしか無い。海外の企業が相手では返送するだけでも数千円かかる(HT20がそうだ)ので、保証も受けづらい。ファブレスのベンチャー企業だと修理やサポートに割けるリソースはほとんどないことが予想される。それどころか、企業自体がなくなる可能性もあるwww

 まあ、そういうのも含めての Kickstarter だ。とりあえず、早く届いて欲しい。

GARMIN ForeAthlete 630J はフィットネス・トラッカーたるや・・・否

 腕時計型デジタルデバイスの常として、GARMIN630にもライフロガー機能がある。スマートウォッチのような通知やアラーム、フィットネス・トラッカーのような睡眠ログや万歩計もある。

 しかし、その実装が今イチ。昨日は実装されているが、どっちつかずの感が拭えないのが 630 の感想だ。なので、Pebble 2 の代わりに使うことは諦めた。Pebble 2 もアプリがアップデートしてからデータを共有することをやめてしまって、ライフロガーとして機能しなくなったが、端末とアプリは機能するから。

 630を普段使いしなくなった理由は、アラームの仕様だ。自分は fitbit charge HR 以降目覚ましはフィットネス・トラッカー(スマートウォッチ)に依存している。腕時計のバイブで目覚めるのは快適だから。GARMIN 630 にもバイブや音によるアラームはある。しかし、10年以上前のケータイにすらあった、スヌーズや任意曜日の設定がない。今時のフィットネス・トラッカーに標準的に存在するスマートアラーム(眠りの浅い時間帯に起こす機能)もない。一番困るのは繰り返しで任意の曜日を選べないことだ。選択肢は「毎日・平日・週末」だけだ。そして平日は月~金、週末は土・日に固定だ。誰もが土日に休日なわけではない。このアラームだと休みの日と平日のアラームのなる時刻を別にしたい場合で、休日が土日に固定されていない場合には全く使えない。
アラーム仕様比較
 また、その設定を端末で行わなければならないのも地味に不便だ。アプリで端末の設定ができるのだから、fitbit charge HR のようにアプリで設定できるほうが便利だ(設定が別れている不便さは他にもある)。

GARMIN 630J sleep log
2017/7/1 は土曜日だが出勤日。実際には1日の午前0時過ぎにベッドに入った。
 後、睡眠ログの精度の低さも嫌。これまでに身に着けた睡眠ログをとれるデバイスの中で圧倒的に精度が低い。充電している時間、座ってPCを触っている時間、ベッドに入って本を読んでいる時間などが睡眠として認識されることが多い。また、身につけていたのに睡眠時間がゼロだったりもした。そういう精度の低い情報を元にアドバイスされても全く参考にならない。

 後、歩数のカウントもいまいち納得がいかない。ランニングやウォーキングが含まれない。だから、休日で会社に行かない日だと、2時間のランニングやウォーキングをやっても、「歩数が足りないのでもっと歩きましょう」となる。ランニングやウォーキングをした時のログをGARMINは持っているのだから、合わせて集計することは簡単なはずだ。

 GARMIN 630 はスポーツ時にして、普段はフィットネス・トラッカーかスマートウォッチがいいか。これらのデバイスがAPIでデータを同期できればいいんだが・・・とりあえず、Pebble 2 で秋まで我慢して、Apple watch の次の製品を見て、気に入れば Apple watch を買って、イマイチなら fitbit charge 2 だな。

トレーニングログ 2017/06/16 RX3

 一昨日痛めた左足の甲はだいぶましになった。昼休みに郵便局まで片道1.2kmを往復してもそれほど痛くなかった。安全靴は少しサイズが大きいので回復に良かったのかもしれない。

 しかし、帰りに少しペースを上げて歩こうとすると少し違和感があった。なので、今日は走らずに自転車で運動不足とストレスの解消を行った。コンプレッションウェアを着るほど本気で走る気はなかったし、日も落ちていていたので半袖の速乾Tと短パンで走った。涼しかった。ついつい力を入れたくなるような気持ちいい夕暮れだった。

 ランニングでよく走っている直線的なセクションを選んで2周した。2周めの上り区間では少し汗ばんだが、終盤の500mくらいが下りなので汗だくにならずに終えられた。

 昼休みに郵便局に言ったのはHT20を発送するためだった。こちらからは1週間もかからずに届くはずだが、それから相手がどう出るか・・・普通に買ったものを送るだけでも1ヶ月かかる相手だから・・・まあ、必要性は下がる一方なので、気長に待つ。

「iPhone 8のTouch IDは画面に統合」とチップメーカー<ですよね~

 タッチIDのセンサーを背面に置くような馬鹿なことはしないとは思っていたので驚くには値しない。液晶面でどうやって読み取るのかには興味がある。iPhone 7 シリーズから搭載された Taptic エンジンとの統合も気になるところだ。

 iPhone 6 函体のような使いにくい函体ではなくアシスタントして常に身につけたくなるような函体デザインを切望する。iPhone 6 函体の行き着く先はすでに GALAXY 8 が見せてくれたと思う。

 実用品として使いやすいものはどういうものかを一から考え直したものを作るのは今の Apple には無理かもなぁ・・・

 HT20 を使ってみて、期待以上に使えることに驚いた。機能的には見るべきものはないが、「道具」として持ち運ぶのに負担が少なかった。腫れ物に触るように接しなければならないような工芸品は要らない。と書くと、ここを読むようなヲタには賛同が得られるだろうが、ビジネス的には失敗するんだろうなwww

次期iPhoneこと「iPhone 8」で気になることといえば、指紋認証機能「Touch ID」の搭載場所。背面に搭載されるという情報もあれば、ディスプレイに内蔵されるという噂もあります。しかしiPhoneの頭脳ともいえる「Aシリーズ」プロセッサを製造しているTSMC経由の情報によれば、どうやらTouch IDはディスプレイに統合されることになりそうですよ!

情報源: 「iPhone 8のTouch IDは画面に統合」とチップメーカーが認める|ギズモード・ジャパン

スマートフォンの終焉が近づいている–次の大きな波は何か 

 「スマートフォン終焉っていいたいだけちゃうんか」と言っておこう。

 ハードウェアプラットフォームとして、この筆者はスマートグラスを推しているが、スマートウォッチでうまく行っていない実用性からの批判を行っていない。スマートウォッチに対する「現実的にスマートフォンの代わりとして使えるほどの処理能力とバッテリ容量を、スマートウォッチのようなものに収めるのは、あまりに難しい」という批判はスマートグラスにも当てはまるだろう。というか、スマートウォッチのほうが先にクリアできるだろう。だから、「次」はスマートウォッチだと自分は考えている。

 スマートフォンまたはスマートウォッチなどの周辺機器としてのスマートグラスが実用化されるかもしれないが、スマーフォフォンの「次」ではないだろう。

 回線もコンピューティングパワーも持ったスマートグラスが実用化されるかもしれないが、自分が生きている間にできるかどうかわからない。脳直結デバイスはさらにその先だろう。

 それ以前に、スマートグラスはスマートフォンもスマートウォッチも置き換えないと考える。人類すべてがメガネを掛ける未来はないだろう(業務中にならあり得るだろうが)。それに、身につけるデバイスとしてメガネは克服できない弱点がある。常時メガネを必要としている人間ならわかる。ずっと付けていられないことだ。

 スマートウォッチについて考えたときに書いたが、スマートフォンを置き換えるデバイスは現れない。電話やメッセージの交換、フィットネス・トラッカーにはブレスレット型端末を使い、テキストコンテンツのやり取りには4~5インチ、動画を手元で見るときにや読書にはは8インチ、家族で見る場合にはどこかから30インチのモニタを使う。スマートグラスは表示インターフェースを補完するものとして多くの液晶デバイスを置き換えるだろう。また、ARやVRゴーグルもスマートグラスの使い方の一つとして残るかもしれない。

 大量の文書を書くときには物理キーボードを使い、絵を描くときにはペンを使う。これは脳直結インターフェースが実用化されるまで残るだろう。人間の体が今のままなら、置き換えることは難しい(ただし、物理キーボードのUIはまだ発展途上だ)。

 これらが全部同期して使える。これが「次」だ。

スマートフォンの終焉が近づいている–次の大きな波は何か – CNET Japan

 2007年の初代「iPhone」の登場は、コンピューティングパワーの使い方をめぐる革命の到来を告げるものだった。コンピュータが、デスクに置いて勤務時間中に使うPCという形から、ポケットに入れて持ち運び四六時中使うものへと変わったのだ。

 スマートフォンはそれから約10年の間に目まぐるしく変化し、今やその性能は頂点に達している。進化の過程でPC、カメラ、テレビ、衛星ナビなど、さまざまな機能を取り込み、常に身近にあるデジタル機器となった。

 だが、「2倍の明るさで輝けば、半分の時間で燃え尽きるものだ」(このセリフを引用するのはどうかと思うが)。そして、スマートフォンの輝きは、あまりにも明るく、まばゆいほどだった。

 スマートフォンのイノベーションは、ゆっくりと止まろうとしている。端末に詰め込める機能はもうあまりなく、今ではディスプレイにカーブを付けることが最先端技術と言われるようになってしまった。巧みな機能が過剰に搭載されており、ほとんどの人はその存在に気付きもせず、一度も使うことなく終わってしまう。多くの国で市場は飽和状態にある。

 スマートフォンは、黎明期から10年をかけてほぼ完成形に到達した。

 では、次に来るものは何なのだろうか。

 一時期は、ウェアラブルが次の大物になりそうだと目されていた。だが、現実的にスマートフォンの代わりとして使えるほどの処理能力とバッテリ容量を、スマートウォッチのようなものに収めるのは、あまりに難しいということが明らかになりつつある。仮にその問題を克服できたとしても、ウェアラブルで十分な大きさの画面を確保することはできそうにない。ユーザーとデジタル世界をつなぐ中心的な仲立ちにはなりえないのだ。

 そこで、拡張現実(AR)と仮想現実(VR)が有力な候補となる。

 筆者はどちらも試したことがあり、言葉が出ないほど驚異的な技術だが、世間の大半は真剣に取り合おうとしていない。

 それも、いずれは変わるだろう。すでに現在のスマートフォンには終焉の予兆が見られる。

 サムスンの「Galaxy S8」などのスマートフォンは、ヘッドセットに接続するとVRビューアとして機能するようになっている(次期iPhoneもおそらくそうなるはずだ)。

 これだけでは、VRの利用そのものが飛躍的に進むきっかけにはならないだろうが、少なくとも、来たるべきものが何なのか、消費者が知る手がかりにはなるだろう。

 筆者としては、中期的に見て、ARとVRの概念がもっと一般的になれば、スマートグラスがいずれ息を吹き返すという展開になると考えている。スマートグラスの行く手を阻む要因は少なくない。たとえば、いわゆる「Glasshole」(「glass」と「嫌なやつ」を意味する「asshole」の合成語)の問題は随所で取り上げられている。また、このようなメガネが妨げになることもあるため、装着を嫌がる人も多いだろう(特に、メガネのレンズに映る情報を読んでばかりで会話が上の空になる人がいたりしたら)。
だが、パーソナルテクノロジの次なる進化となると、何らかの形で視野に重ねて表示するもの以外、筆者には思いつかない。

 スマートグラスが足がかりとなって、スマートコンタクトレンズや、さらには思考を読み取る技術が登場するだろう。Facebookは4月、思考の読み取り技術の開発にすでに取り組んでいることを発表した(Elon Musk氏も同様の技術について語っている)。

 もちろん、スマートフォンがすっかり廃れることはないだろう。古い技術は絶滅するのではなく、ニッチを見つけて化石化するだけだ。

 これに最も近い例がPCだ。導入が急速に進んで飽和状態に至り、停滞が長く続いた後、最後にイノベーションをひと花咲かせてから、穏やかなニッチに落ち着く。今後5年から10年をかけて、スマートフォンも同じ道をたどることだろう。スマートフォンはまだ何十年か使われるはずだ。いまだにポケットベルを使っている人がいるように。だが、テクノロジ業界はすでに、スマートフォンの先を見据えている。

 ここで問題になることがある。VRのような未来のテクノロジはすべて、ましてセンサで思考を読み取るという概念は間違いなく、プライバシー、テクノロジの正しい利用、社会への影響に関して、重大な問題を提起するということだ。

 こうした問題は、スマートフォン時代にすでに起きている。ユーザーの行き先を追跡するのは、どこまでを適切とみなすのか。人と人が直接向かい合うより、スマートフォンを操作する時間の方が長ければ、社会にどんな影響があるのか。

 それでも、スマートグラスや、さらには思考を読み取る技術によって、人とテクノロジの関係がいっそう緊密になり、舵取りが難しくなったときには、私たちは複雑なこのスマートフォン時代をある意味で懐かしく振り返るのかもしれない。