チープスマホは手作業で

 Kickstarter から送られてくる Jelly の進捗メールに添付された写真・・・ますます不安になるww

 スマートフォンを扱っているとは思えない、自治会の夏祭りの準備のような手作業で出荷準備が行われている。背景の工場も町工場の風情だ。世界のスマートフォン工場も大半はこんなところで作られているのかもしれない。Homtom HT20 もおそらくこんなところで作られたのだろう、あたりが来るかハズレがくるかは運次第だ。

 問題は、不良品だったときや故障したときにサポートが受けられるかどうかだ。このビジネスは一応の成功かもしれないが、成長性はあまりないだろう。小型スマホに対する需要は隙間でしかない。この市場には成長性はない。ファブレスのベンチャーだろうから、売り切ってプロジェクトを終了させることも考えられる。そうなったら、保証もサポートも、OSのアップデートもされないのが Android だ(HT20 は企業が残っているが OS のアップデートはないが)。

 これらの写真が添付されたメールには8月7日より発送開始とあったが、確認はできない。トラッキングナンバーも送ってこない。

 ローエンドのスマートフォンは完全にコモディティ化した。要素技術を買ってきて町工場みたいなところで人海戦術で組み立てるだけだ。この図式は20年くらい前に PC で起こったことだ。Android という OS が無償公開されたために PC 市場をはるかに上回るスピードでコモディティ化が起こったのだろう。

 

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