Surface 2 が静かに発表された。しかし、前途多難を思わされる魅力のなさだ。CPU の世代交代くらいで、大きな改善点は見当たらない。
Surface 2
Surface RT 2 とはしたくなかったのだろうが、RTの改良版だ。要素技術の世代交代とキックスタンドが改良点だがまだ高い。別売のキーボードが $100 以上するのだから本体は $400 を切らないと火はつかないだろう。
さようなら。
Surface pro 2
こちらは、Haswell 搭載で大幅に電池持続時間を伸ばした。要素技術の世代交代でしかないが、持続時間が伸びるのは UX 上大きな進歩となる。pro の最大の弱点と言われたのが電池消耗だったから。iPad をけなすような広告を作る金があるのなら Windows 8 搭載ノートPC に対するアドバンテージを訴求したほうが効果的だろう。
カバー
発表時には絶賛されたキーボードだったが結局は贔屓の引き倒しだったようだ。改良版が出た途端「前モデルは糞だった」と言い始めているwww。
パワーカバーはいいかもしれないが、価格と重量によってはドザーの皆様にしか売れないものになるだろう。
速報:MicrosoftがSurface 2とSurface Pro 2を発表―2は全面改良、Proはバッテリー駆動時間中心 | TechCrunch Japan
今日(米国時間9/23)、Microsoftはタブレットの新製品2種類、Surface 2とSurface Pro 2、それに付属する新しいアクセサリー多数を発表した。なにしろ大量の情報なので順次紹介していきたい。
私は先週ワシントン州レッドモンドのMicrosoft本社でSurface開発チームから新しいハードウェアについて説明を受けることができた。 Surface担当副社長のPanosPanay、プロダクト・ゼネラル・マネージャーのBrian Hallにインタビューすることもできたので別記事で報告したい。
Surface 2
Surface 2はSurface RTの第2世代で、基本的に初代の特徴をそのまま受け継いでいる。ARMベースのタブレットで、分離可能なキーボードが付属し、依然として専用OSのWindows 8.1が搭載されている。
ハードウェアは全面的に改良された。バッテリー駆動時間は25%アップ。CPUはNVIDIA Tegra 4で速度、画像処理ともパフォーマンスが向上した。裏面のキックスタンドに浅い角度で固定できる第2のノッチが加わり、膝の上に置いて使用するのが大いに楽になった。筐体は銀色のマグネシウム合金となり頑丈で指紋がつきにくい。その他、フロントカメラの感度がアップしたのは暗い場所でSkypeのビデオチャットをするユーザーには便利だろう。価格は449ドルからとRTの499ドルから下がった。2013-09-23_07h25_01
日常の用途にはOfficeとWindows Storeにあるアプリだけで足りると考えるユーザーには非常にお買い得なデバイスだろう。ARMベースのWindows 8.1が今回のハードウェア・スペックのアップグレードに見合ったパフォーマンスを発揮できるかどうかに注目だ。
Surface Pro 2Surface 2の改良が全面的であるのに対してSurface Pro 2はバッテリー駆動時間の延長に焦点を絞ったアップデートとなっている。外観はほとんど前世代と変わっていないが、バッテリー駆動時間は平均60%のアップ、利用ケースによっては2倍にもなっているということだ。2013-09-23_07h25_48
ただしCPUはIntelのHaswell世代のチップになった。低消費電力のDDR RAMを最大8MBまで搭載できる。SSDは最大500GB搭載。またSurface 2と同様、キックスタンドも改良された。
その他サイズ、重量に変化はない。最低価格も899からと変わらず(RAM、SSDの拡大に応じて最高価格は上昇している)。
無料のオマケ
MicrosoftはSurfaceに2つのデジタル的なオマケをつけてきた。購入者にはSkyDriveの200GBの2年間のストレージが無料で提供される。 また国際通話を含むSkypeのサービスが1年間無料で提供される。
100GBのSkyDriveのストレージ1年分の料金は50ドル。つまりSkyDriveのオマケは計算上200ドルの価値があるわけだ。ただし現在のところ200GBのプランは一般に販売されていない。これによってMicrosoftほどのリソースをもたないBoxのようなライバルは打撃を受けそうだ。
新しいタッチカバー
旧版のタッチカバーは優れたデザインにもかかわらず、いまいち思うように反応してくれないところがあった。新しいタッチカバーはセンサーの数を14倍に増やし、ファームウェアもアップグレードしたという。
たしかに新しいタッチカバーの使用感は大きく改善された。私自身はメカニカルキーボードと取り替えようとは思わないが、飛行機の中でSurfaceを頻繁に利用するユーザーには朗報かもしれない。.
新タッチカバー薄く、軽くなったうえにバックライトもついた。またファームウェアのアップデートでいくつかのジェスチャーがサポートされた。
欠点は高価格だ。1台119ドルで旧モデルと同額。
パワーカバー
第3のカバーとして登場したのがこのパワーカバーだ。キーボードとしての機能はタイプpカバーと同一だが、厚みがある。実は大容量のバッテリーを内蔵しているのだ。
旧型のSurface Proにタイプカバーを装着した場合に比べてSurface Pro 2に完全充電したPower Coverを装着した場合、バッテリー駆動時間が2.5倍になるという。パワーカバーはSurface Pro 2のバッテリー駆動時間を60%増大させるそうだ。これも長時間のフライトには便利だろう。価格はまだ明らかにされていないが150ドルから200くらいのようだ。
新型のタイプカバー
従来からあるタイプカバーも今回改良された。キータッチ音が静かになり、バックライトがつき、色もマゼンタ、ブルーが追加された。これまでタッチカバーには多くのカラーバリエーションがあったが、タイプカバーにはビジネスライクな黒しかなかった。
ドック
だいぶ前からリーク情報が流れていたが、Surfaceのドックについても一言触れておこう。USB 3.0、USB 2.0、ethernet、Mini Displayの各ポートにオーディオジャックが2つ装備されている。4つのUSBポートをすべて使った場合でも電源はフルパワーで供給できるという。
その他
タッチカバー、タイプカバーをワイヤレスで使用するためのアダプターが用意される。
またMicrosoftはTouch Mouse Surface Editionという新タイプのマウスを開発したという。内容については私もまだ知らない。何か判明すれば報告したい。
こういったところがSurfaceのアップデートに関する速報だ。