スマートウォッチは死んだか

20150206-smartwatch Apple watch を買おうと思っているマカーも数百万人規模はいるかもしれないが、それが iPhone のように普及するとは思わない。ゴージャスな 18k ケースだろうが、ブランド腕時計には勝てない。

 腕時計に機能を求める人間は少数派だ。時刻を知るためのデバイスは待ちにあふれている。昔は数分単位の狂いは日常的だったパソコンの時計も時刻サーバと常時接続のお陰で、時報レベルに正確になった。携帯電話やスマホもネットで時計を補正するので時刻の設定すら存在しない。

 それ以前から、腕時計は既にアクセサリーや社会的地位(裕福さ)を誇示するためだけの腕輪となった。機械式時計しかなかった頃は正確に時を刻むという機能と価格が正比例していたので、単にステータスシンボルとして見せびらかしたいだけなのに、まるで正確な時計を必要としているために選んだように見せかけることができた。

 ところが、クォーツ時計が普及するとともに「正確な時計=高価」という図式が完全に崩れた。更にとどめを刺したのが電波時計だ。これで完全に時計の正確性は時計そのものの価値とは切り離された。正確な時計が必要なだけなら電波時計を買えばいい。数千円で買える。

 なのに、今でも Rolex の腕時計は売れているし、不正確な Swatch の機械時計も無くならない。

 スマートウォッチが今でも生き残っている腕時計の持つ、時計としての機能以外の属性を獲得できるかどうかだが・・・固唾を呑んで Apple watch の発売を待つ。

スマートウォッチは死んだか : ギズモード・ジャパン
生まれてから立ち上がるまで長すぎ!

ウェアラブル来る! スマートウォッチ来る! そう言われて久しいですが、まだまだ実際メインストリームにはなっていません。そんな現状に業を煮やした米GizmodoのSean Hollister記者が問題提起しています。Apple Watchがまだ出てない今、判断するには時期尚早かもしれませんが、どんなもんでしょうか。
続きを読む スマートウォッチは死んだか

E-Band その後となかなか発売されない Jawbone Up3

 E-Band 返送 07で返送したままになっていたE-Band。年末に「そっちに届いた?」と聞いたら「受け取った」という返事が来ていたから、ファームウェアをアップデートして送り返してくれると思って待っていた。

 あまりに遅いので昨晩、「どうなってる?」とメッセージを送ったら。

Hi dear, because money has been refund to you already.
So it will be shipped after you order it again.
And because there is some problem of previous update for IOS system, we close the update for iPhone.
Is it ok?

 と、数分で返って来た。OKもクソも選択肢ないやん。返送の送料がこちら負担だったが、数日遊んでネタになったし、ちゃんと返金されてたからいいや。

 これで、自分の左腕に Jawbone Up3 が巻かれるようになっても無駄になるものは無くなった。問題は Jawbone Up3 の日本国内販売が未だに始まらないこと。2014 年のホリデーシーズンに米国内で発売開始と言っていたのが年明けになったらしいので、「1月中旬」とあった日本国内販売が 2 月にずれ込むのも当然か。しかし、ホリデーシーズンを過ぎたら需要が大幅に下がって在庫は潤沢なはずだろうに。下がった売上を更に下回る生産しかできないのか・・・基本的な仕様に問題があって基本設計からやり直しとかじゃないだろうな・・・それならそういってくれたら他の選択肢にするが。

 Jawbone Up3 で不安な要素は生体センサーだ。Up3 は心拍を取るのに、他のメーカーとは全く違う方法をとっている。これがネックになっているんではないだろうか。

Jawboneの新型活動量計「UP3」の米国発売に遅れ ー 年内から来年初頭に

Jawbone Up3 Jawbone やらかしたなぁ。ブラック・フライデーからクリスマスまでの供給を確保するために米国外の販売を遅らせたのかと思っていたが、北米の需要をカバーするとかしないというレベルではなかったらしい。これはビジネスオペレーション上の大チョンボだ。この時期の1ヶ月の遅れは「6月の発売予定が7月に延期になった」というのと根本的に違う。

 発表時点では心拍センサーのあるフィットネス・トラッカーは少なかったが、心拍を取れるリストバンド型(時計型を含む)が次々と発売・発表されている。そして、言うまでもなく Apple watch のリリースが数カ月後だ。

 フィットネス・トラッカーを買おうとお思っている人が、「Apple watch の実物を見てから決めよ」と思っても不思議ではない。Up3 が$100未満ならそうはならないだろうが、$200近くする。Apple watch のフィットネス・トラッキング機能でいいなら Up3 を同時に装着することがあり得ない以上一箇所しかない左腕の手首(右利きの場合)に何をはめるか慎重になる。(これについてはデカイやろWW 優れたデザインのAndroid WearウォッチMoto 360にも書いた)。

 ホリデーシーズンに実物があれば勢いで買うことはあるだろうが、年を明けてCESで次々に似たようなコンセプトの製品が発表され、2〜3ヶ月後に Apple watch となったら全然心理的なハードルが変わる。購買行動に心理的な要因は大きい。経済的合理性の問題ではない。

 そういう意味で、Jawbone は大きな失敗をしたといえる。Jawbone としては Apple watch が失敗しスマートウォッチ市場も立ち上がらないことを祈るしかないだろう。可能性はあるが、だからといって今回のミスを取り返せるほどかどうかは分からない。
 

Jawboneの新型活動量計「UP3」の米国発売に遅れ ー 年内から来年初頭に
Jawboneのリストバンド型活動量計「UP」シリーズの最新版「UP3」は米国では年内に発売予定とアナウンスされていましたが、Bloombergによると、「UP3」は年末商戦に間に合わず、発売が来年にずれ込む事が分かりました。 Jawbone

Sony Mobile、SmartWatch 3 が失敗すると思う100の理由

20150107_sony_smartWatch3 Android wear 端末としては完成度が高いかもしれない。自分的にはこんなでかいモニタを付けたいとは思わない。

 問題は発売時期だ。Apple watch がこの第一四半期にも発売されると予想されている時にこの端末を買う人はほとんどいないだろう。

 そして、Apple watch が大ヒットすればこの端末は売れないだろうし、Apple watch が失敗したら、そもそもこういう端末を買う人がいないということだろうからこの端末を買う人はいないだろう。どっちにしても、この端末は売れずに終わるな・・・

 この端末単体を見ても、こんなに大きいのに心拍が取れないのは致命的だ。これで合計100だな。

CES 2015 : Sony Mobile、SmartWatch 3メタルバンドモデルや24mmバンドを利用できる新ホルダー、WEB版Lifelogを一般公開 | ガジェット通信

Sony Mobile は 1 月 5 日、CES 2015 イベントの Sony グループのプレスカンファレンスにおいて、SmartWatch 3 のメタルバンドモデルや SmartWatch 3 向けの新ホルダー、Lifelog アプリの機能拡充など、SmartWear イニシアチブの新商品・新サービスを発表しました。Sony グループのプレスカンファレンスにおける Sony Mobile 関連の発表は、SmartWatch 3 メタルバンドモデル、24mm の市販リストバンドを利用できる SmartWatch 3 用ホルダー、Golfshot と iFit アプリ提供元との提携、Virgin Atlantic 社との提携、lifelog.sonymobile.com のオープン、Lifelog アプリの新機能の追加です。Android Wear を搭載した「SmartWatch 3 SWR50」は、昨年 11 月の発売開始からシリコンバンドモデルのみ販売されていましたが、新たにステンレススチールのリストバンドを同梱したメタルバンドモデルが発表されました。2015 年 2 月より世界で発売される予定です。また、SmartWatch 3 のリストバンドは独自仕様で、市販のリストバンドに交換することはできませんでしたが、24mm 幅のリストバンドを装着できる新たなホルダーが発表されました。こちらは 2015 年初旬に発売されます。

E-Band 返送 07

 安定して繋がったかと思ったが、甘かった。しょっちゅう接続が切れる。しかも、切れると復旧するのが手間。Bluetooth を off/on してからペアリングしなければならない。そして、それでもダメなときには iPhone をリセットしなければならなかった。リセットしたからといって確実に機能するかどうかは分からないという有り様だった。

 「こちらでは Firmware をアップデート出来ないので、そっちでアップデートしてくれ」と頼んだら「いいよ」という返事だったので、昼休みに郵便局に持ち込んだ。330円で送れた。航空便なので向こうに着くまで1週間はかからないだろう。その後どれくらい時間がかかるかは分からない。

 サポート担当者のレスポンスは非常に速くて好感を持ったが、彼(彼女?)が品を受け取ってからどんな連絡が来るか楽しみだ。1月の中旬には Jawbone up3 が発売されるので、早く送ってほしいところだが・・・

 因みにやりとりは全て英語。中国語は要らない。中国語のメールが返ってきたら捨ててただろう。

昨日よりはマシな日曜日

 出た時にちょっと空気が違うなと思った。おかげで結構いいペースで走れた。

 昨日、カブのタイヤ取り付けやオークションの荷物の梱包で普段と違う動きをしたせいで、普段は痛まない場所が筋肉痛。家事もちゃんとやればいい運動になるんだと思う。今日も、掃除と床の拭き掃除のおかげでいい感じに疲れている。

 今日も E-Band は安定して接続が切れる。なので、睡眠のログは取れていない。iPhoneをリセットしてペアリングするとつながるが不便すぎる。なので、ずっとやりとりしているメーカーの担当者に「送り返すからファームウェアをアップデートしてくれ」と書いた。「じゃ、こっちでやってみるわ(意訳)」という返事が来たので送り返すことにした。箱も同梱物も全て残しておいて正解だった。

 もう、ダメ元で買ったので、「やっぱだめかwww」でも良かった。安かったし待たされ感の解消になったし。しかし、相手の担当者とは何回もメッセージの交換をして今じゃファーストネームで呼ぶ間柄なので、せっかくだから最後まで付き合うつもり。送り返して帰ってこなければそれでもいいくらいの気持ちだ。それに、Jawbone Up3 が発売されたらすぐに買うから。

 iMac は相変わらず。システムの再インストールをしようかと思うが、command-G で起動して立ち上がるインストーラーは購入した時に入っていた Mountain Lion 。なので、USB に Yosemite のインストーラーを入れてそこからクリーンインストールしようと思った。しかし、これがうまくいかない。ターミナルコマンドでやるのだが、最後のコピーの所でコケる。ハブ経由でつないでいる iPod shuffle がよく切れるが、本体直挿しのUSBメモリが切れるのは初めて。原因も対策も分からず、10回近くやり直したが同じ所で切れる・・

 仕事のプレゼン資料を MS PowerPoint 2011 for Mac のテンプレートでかっこ良く作ろうと思ったが、突然グラフィックの異常を示すダイアログが現れて消えた。アプリケーションが影響を受けたのは初めて・・・ブラウザ内のグラフィックスの表示がおかしくなるのは常に発生しているが、アプリが落ちるとは予想していなかった。一回目にアプリが自動再起動した時にやりかけのファイルが復元されたので安心してそのまま失敗した操作をしようとしたら再びアプリが落ちてしまった。そして、新規作成モードで立ち上がってきた。一回目はTempファイルがあったが、temp がクリアされた状態で再起動し、そのまま異常終了したので temp が残らなかったのだろう。一から作りなおさなければならなかった(といっても1時間くらいの作業で、そのうち半分以上は考えている時間だったから、失った手数がそれほど多くなかったのは不幸中の幸いだった。

E-Band connected! 06

E-Band Sleep log 昨晩、ダメ元でコネクトして寝たら朝まで接続が切れていなかった。そして、取れていたのがこれ。

 他社のフィットネス・トラッカーのように時系列表示はない。合計で何%が深いか浅いかが表示されるだけ。

E-band Pedmeter 歩数計は時系列的に表示される。午前中に自転車に乗ったのは当然ながら静止と同じ扱いだ。

 上部の数字は前にリセットしてからの歩数。この時は、ファームウェアアップデートをやってみてリセットしてからの歩数。21時以前はほぼ正しくログが取れている。夕方買い物に行った時に歩数が増えている。

 Bluetooth が切れた時にアプリから再ペアリングしただけではつながらないことがわかった。切れたときには iPhone の Bluetooth を再起動した後で E-Band app で再度ペアリングをして放置しておくと良いようだ。これでもダメなときには iPhone をリセットすると良い(かもしれない)。今のところ、このやり方で安定している(といっても一日だが)。

 この状態でも、Firmware のアップデートは失敗する。先のエントリと同じ表示が出て先に進まない。

E-Band 睡眠分析・・以前の問題 orz… 05

 このデバイスは単体では時計と万歩計のメモリしか持っていないようだ。だから、iPhone アプリで行った設定をバンドに送信して自動的にアラームを鳴らすことはできない。iPhone アプリがアラーム時にバンドを遠隔操作しているイメージだ。当然、iPhone が電池切れだったり bluetooth が切れていたりしたらアラームは鳴らない。なので、「iPhone の電池が切れてもバンドのアラームがあるから安心」とはならない。

 しかも、この接続が不安定。というより、これまでまともに機能したのは二回だけだった。iPhone アプリでペアリングをやり直したり、iPhone の Bluetooth 設定をやり直したりしてもダメ。通信ができないのでバンドのファームウェアアップデートも出来ない。Bluetooth 機能を改善するためのバージョンアップに Bluetooth が要るという Pulsense 100 と同じ状態だ。

 購入サイトからサポートを求めても、Bluetooth を繋ぎ直せとしか言ってこない。向こうにしたら、「Bluetooth の設定ができてないじゃないのか?」ということだろう。拙い英語と画面キャプチャでやりとりしているが・・・

 とにかく、バンドにはボタンがひとつしかなく、メニューというのも存在しない。ボタンを押すか長押しするかでしか操作できないのだからどうしようもない。

 これから、E-Band 関連のエントリはこの経過報告になる予定(^^;

E-Band 言語設定・Bluetooth他 04

2014122_00 取説は中国語しかなかったが、アプリは設定で変えられる。デフォルトで中国語なので探すのも大変だが、ギアのアイコンを便りに言語設定を見つけた。英語になればほぼ問題なく理解できた。

 しかし、Bluetooth のペアリングが安定しない。右上のアイコンにすぐ赤のXがつく。理由がわからない。数十センチしか離れていない所に置いていても変わらない。

 また、アプリメニューに有ったファームウェアアップデートも全く機能しない。バンドのバージョンは v00.00.01 らしく、latest ver は sprot_1114 と表示されているのに、Update ボタンを押しても手応えはない。アプリが iOS8 の常識を踏み外しているので、どこかでブロックされるのかもしれない。アプリにはそれについての解消方法は一言もない。取扱説明書にも書かれていないようだ(文章は読めないが、イラストが多いので、この辺には充電について書いてあるなという程度には理解できる)。

 Bluetooth 4 はまだ安定した技術ではないのだろうか。そういえば、Epson の Pulsense も同じようなトラブルに見舞われているらしい。仕様を満たしていてもデバイスが反応しなかったりすぐに切れたりするというので、急遽「対応する仕様(Andriod 4.3 以上で BT4 対応)から対応する機種」に記載を変えていた。Android でこのデバイスのような Bluetooth 4 に依存したものを買うのは慎重にしたほうがいいかもしれない。

 とはいうものの、この E-Band は iPhone 4S 以上に対応しているはずで実際につながったが、安定しないし、ファームウェアのアップデートに改善を期待してもファームウェア自体ができないという状態では手も足も出ない・・・この状況は Pulsense 100 と同じ状況だ(Bluetooth で繋がないとアップデート出来ないのに Bluetooth が不安定)。

 因みに、iPhone ユーザも App store にないようなサポートアプリしかないようなデバイスは買わないほうがいい。だからオススメしない。

E-Band iOSアプリ 03

e-band
ちょっと張り切って1時間くらい散歩した。
ちょっと張り切って1時間くらい散歩した。[/caption] このデバイスで一番の問題がこれ。サイトを見ていた時に「怪しいな」と思っていた。受け取ってそれが確信に変わった。これがあるので、このブログの「オススメ」カゴリに入れていないのだ。

 Jawbone や Fitbit などのトラッカーはアプリを App store でダウンロードできる(当然)。ところがこのデバイスの説明には「2. Where to download the APP?A: Scan the QR mode on gift box, download and install the APP.” とある。iTunes へのリンクなら QR コードなんて言わずに、書いておけよとおもったものだった、一日前の自分なら・・・

 QRコードを使ってアクセスするとインストール用のページに飛ばされてしまった(App store ではなく)。そして、そのまま見守っていたが、20分くらいしたら正常にアイコンができていた!!!これって、jailbreak したってこと?「ついでに Cydia もいてくれても良かったのに」と思うくらいスムーズだった。しかも、とりあえず動く。

 ここからちょっとはまった。iPhone 6 との同期がうまくいかない。一度はちゃんと繋がったのだが、途中から消えてしまった。その後、iPhone 6 の Bluetooth を切ったり入れたり再ペアリングしたりしていたがうまくいかなくなってしまい、1時間位放置した後で試してみたら普通に繋がった・・・ スマートフォン(iPhone 4S 以上、Android 4.3 以上で Bluetooth 4)とつながらないと時計も合わせられない。当然、ログを取ることもできない。

インストール方法が限りなく怪しいこと以外は特に問題はない。他社品のような細かい分析はできない。デバイスは単純な加速度センサーだけしか入っていないのだろう。なので、分かるのは歩数と睡眠のみ。カロリーは登録した年齢・性別・身長・体重と歩数から計算しただけの単純なものだ。登りとかは全く考慮していないだろう。また、睡眠についても他社品のように、「眠りが浅い時間に起こす」といったことはできない。そもそも、眠りが深いか浅いかをこのバンドで感知できる気がしないwww

 他に、様々な機能があるが、使いたいものはない。アラームが目覚ましに使えるかと思ったが、10秒位で勝手に止まるし、スヌーズがないので怖い。SNSの通知とかカメラの遠隔シャッターとか音楽再生操作とかは全く要らない。