Apple watch を買おうと思っているマカーも数百万人規模はいるかもしれないが、それが iPhone のように普及するとは思わない。ゴージャスな 18k ケースだろうが、ブランド腕時計には勝てない。
腕時計に機能を求める人間は少数派だ。時刻を知るためのデバイスは待ちにあふれている。昔は数分単位の狂いは日常的だったパソコンの時計も時刻サーバと常時接続のお陰で、時報レベルに正確になった。携帯電話やスマホもネットで時計を補正するので時刻の設定すら存在しない。
それ以前から、腕時計は既にアクセサリーや社会的地位(裕福さ)を誇示するためだけの腕輪となった。機械式時計しかなかった頃は正確に時を刻むという機能と価格が正比例していたので、単にステータスシンボルとして見せびらかしたいだけなのに、まるで正確な時計を必要としているために選んだように見せかけることができた。
ところが、クォーツ時計が普及するとともに「正確な時計=高価」という図式が完全に崩れた。更にとどめを刺したのが電波時計だ。これで完全に時計の正確性は時計そのものの価値とは切り離された。正確な時計が必要なだけなら電波時計を買えばいい。数千円で買える。
なのに、今でも Rolex の腕時計は売れているし、不正確な Swatch の機械時計も無くならない。
スマートウォッチが今でも生き残っている腕時計の持つ、時計としての機能以外の属性を獲得できるかどうかだが・・・固唾を呑んで Apple watch の発売を待つ。
スマートウォッチは死んだか : ギズモード・ジャパン
生まれてから立ち上がるまで長すぎ!ウェアラブル来る! スマートウォッチ来る! そう言われて久しいですが、まだまだ実際メインストリームにはなっていません。そんな現状に業を煮やした米GizmodoのSean Hollister記者が問題提起しています。Apple Watchがまだ出てない今、判断するには時期尚早かもしれませんが、どんなもんでしょうか。
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