Newton の売りは前足部のアクチェーター・ラグです。アクチェーター・ラグは前足部に突起物で空気溜まりの上に配置されています。アクチェーター・ラグ自体は硬いゴムでそれ自体の変形は小さく、着地衝撃の吸収は空気の圧縮抵抗によってもたらされるようです。考え方はNike airなどと同じですが、ラグを介することでエアによる衝撃吸収をデフォルメする構造のようです。Nike のような構造ではエアは接地面の一部しかありませんが、アクチェーター・ラグ体重の大半を受け止めることで結果的に体重の大半をエアで受け止めるようになっています。
Newton Running, the innovative shoe company that made a big splash when it launched 10 years ago, has undergone a major reorganization in recent weeks. As a result, visionary cofounder Danny Abshire is no longer with the company and the brand has closed its flagship retail store in Boulder, Colorado.
Newton achieved double-digit to triple-digital growth for several years, Lee said, before competition from other innovative brands—including Vibram, Hoka, and Altra—slowed its progress a bit. A major industry shift from more minimally designed shoes to well-cushioned models also affected the brand, Lee and Abshire said
今日は Newton GRAVITAS V で走った。NRS で走った最長距離だ。ラグのクッションや反発は歩いているときには感じるが走っているときにはよく分からない。自分の感覚が鈍いだけかもしれないし、想定している体重より軽いせいでクッションが固く感じるのかもしれない。ドロップが少ないことは分かって、フォームがうまく決まって回転運動のように足を運べているとラグ付近で着地できる。しかし、ドロップがスック無いのでふくらはぎとアキレス腱に負担が掛かりそうな気がしてしっかり乗っていくことができなかった。アクチュエーターラグだけで設置できるようになったら評価が変わるのかもしれない。
(※数ヶ月前に書いて放置していたが気にすんなww)昨年の11月に Wiggle のセールで Adidas Adizero Japan boost 3 にそっくりな Adios 3 というシューズを見つけて買ってみた。届いたシューズには Adios という小さなロゴ。Adidas のサイトで Japan boost の写真を見たら全く同じロゴだった。Japan boost というのは日本市場でのローカル名称なのだろう。
Adidas Adizero Adios 3(Adizero Japan Boost 3、以下 Japan boost) は「サブ4ランナー向け」とあるので、使うのを躊躇していたのだ。足の調子が悪い時に保護の少ないシューズを履いて足を痛めたら元も子もないから。なので、このシューズを買ってからも Reebok Zprint 3D と Adidas Adizero Boston boost 2 を買って使っていた。
デザインはほとんど Boston boost と同じで、見分けがつくのはかなりのヲタだけだろう。まあ、ランニングに興味のない人なら Boston と Japan どころか、3,000円位で売っているものとも見分けはつかないだろうが。Boost フォーム、TORSION SYSTEM、Continental ラバーという要素技術は全く同じだが、手にとって見ると、色々と違いが見えて興味深い。
Continental ラバーも、Japan boost は前後に分かれていているが、Boston は一体だ。代わりに、Japan boost の TORSION SYSTEM は Boston のものより大きく剛性が高い。一部はかかとの内側まで回り込んでいる。TORSION SYSTEM の剛性は非常に高く、特に縦方向には手ではほとんど曲げられないくらいだ。Boston boost も後半部の剛性は高いが、TORSION SYSTEM ので支えられている感じは若干少ない(Boost フォームの厚みに頼っているせいか)。
昨年から気になっていた Newton running shoes (NRS)を買ってみた。フォアフット・ストライク走法が身につくという話を読んだから。それを読んだのは昨年の今頃だと思うが、NRS は高くて試すのがためらわれた。このモデルは今でも Newton shoes japan の MSRP は 18,000 円もする。
特徴的なのは前足部だ。普通のシューズと違い、拇指球の少し後ろに、メーカーが「ラグ」と呼ぶ出っ張りが有る。Reebok zrpint 3D と見た目は少し似ているが、性格は正反対だ。「POP (Point of Power)はAction/Reactionテクノロジーとラグ(突起部)に変化をつけたソール設計システムです(特許取得)。」とある。空気を閉じ込めたミッドソールの表面に厚いゴムの突起を設けて、狭い面積で体重を受け止めることで面圧を上げ、空気による減衰力を強調するのだろう。NIKE Zoom のようにソール面が空気溜まりのある部分とない部分が同じ高さだと空気による吸収が損なわれる可能性はある(それを計算して設計されているとは思うが)。NRS のシステムなら足裏にかかる重量の大半を空気溜まり越しに受け止めることが可能になりそうだ。
ボックス(足の指が入る部分、靴紐の穴のない部分)は広い。外国製の割に余裕がある。自分の場合は靴下を履かないと幅がゆるいという感じだ。Reebok や New Balance を狭いと感じる人でも余裕だろう(個人差があるので、購入の際には試着を強くお勧めします)。
重さは 252g (25.5cm) 。自分が持っているシューズの中で ASICS Gel 1120 の次に重い。ボリュームのミッドソールと複雑で強度の高い素材で作られたラグ、アッパーの素材と構造が影響しているのだろう。(重さ比較表)
装着感は「普通」だ。良くもないし悪くもない。フィット感も悪くないのでそれほど重さは感じなかった。VFF や Be を履き慣れているせいか、ドロップの少なさも気にならなかった。が、ラグの存在感は大きく、はっきりと主張するのがわかった。まっすぐ立ってもラグに体重がかかっているのが分かる。社宅の床はクッションフロアなので強い荷重があると何秒かは後が残る。裸足やスリッパだと面圧が低いので足跡はほとんど見えないが、このシューズを履いて歩くと、ラグの跡だけが残る。重量がラグに集中しているということだろう。
実際の走行感は後日。
ニュートンランニング ジャパン(Newton Running JAPAN)MEN’S GRAVITAS V
トレーニング用シューズがほしいのだけれど、テンポランやレースにも使いたい。そんなニーズに対応するニュートラルタイプの長距離対応型・マイレージトレーナー。パフォーマンス性とコンフォート性をバランスよく追求したモデル。足の甲をサポートする4ウェイストレッチメッシュパネルと全体をシームレスにカバーするエンジニアメッシュの両方を進化させ、通気性とコンフォート感がさらにグレードアップ。屈曲性とクッション機能に優れレスポンスのよいPOP1プラットフォームを採用。