adizero japanboost

Adidas Adizero Adios 3 (Japan boost)を買ってみたよ

Adidas Japanboost heel, boost (※数ヶ月前に書いて放置していたが気にすんなww)昨年の11月に Wiggle のセールで Adidas Adizero Japan boost 3 にそっくりな Adios 3 というシューズを見つけて買ってみた。届いたシューズには Adios という小さなロゴ。Adidas のサイトで Japan boost の写真を見たら全く同じロゴだった。Japan boost というのは日本市場でのローカル名称なのだろう。

 Adidas Adizero Adios 3(Adizero Japan Boost 3、以下 Japan boost) は「サブ4ランナー向け」とあるので、使うのを躊躇していたのだ。足の調子が悪い時に保護の少ないシューズを履いて足を痛めたら元も子もないから。なので、このシューズを買ってからも Reebok Zprint 3D と Adidas Adizero Boston boost 2 を買って使っていた。

 デザインはほとんど Boston boost と同じで、見分けがつくのはかなりのヲタだけだろう。まあ、ランニングに興味のない人なら Boston と Japan どころか、3,000円位で売っているものとも見分けはつかないだろうが。Boost フォーム、TORSION SYSTEM、Continental ラバーという要素技術は全く同じだが、手にとって見ると、色々と違いが見えて興味深い。

 まず、メッシュの素材が異なっている。Japan Boost は織り目が大きい。糸が硬くほとんど伸縮しない。Boston は複雑な織り目で布に近いイメージで伸縮性がある。そして、Japan boost はニット状のメッシュが全体に使われているが、Boston は前足部だけで3本ラインより後ろは伸縮性の少ない平織りナイロンメッシュだ。場所によって剛性を変えるための配慮だろう。前半部に柔らかい素材を使っているので、Boston の3本ラインはすべてナイロン素材でつながっていて、メッシュ素材と縫い付けられている。対する Japan boost は薄いナイロンテープだけで、中の一本しか縫い付けられていない。他の二本は飾りだ。メッシュ素材自体に剛性が持たせてあるからだろう。

Adidas Japanboost sole Continental ラバーも、Japan boost は前後に分かれていているが、Boston は一体だ。代わりに、Japan boost の TORSION SYSTEM は Boston のものより大きく剛性が高い。一部はかかとの内側まで回り込んでいる。TORSION SYSTEM の剛性は非常に高く、特に縦方向には手ではほとんど曲げられないくらいだ。Boston boost も後半部の剛性は高いが、TORSION SYSTEM ので支えられている感じは若干少ない(Boost フォームの厚みに頼っているせいか)。


 ヒモの質感も違う。Boston はナイロン製で Japan は綿のようだ。細かい調整ができるようにしてあるのかもしれないが、扱いがめんどくさい。Boston boost はキャタピランにしたが、こちらもそうするか今のところ決まっていない。VAZEE Rush、Zprint 3D、Free 4.0 flyknit なんかは靴紐もデザインの一部になっていたので変える気は起こらなかったが、Adidas の場合あまり気にならない不思議ww

 その他では、曲げようとした時に曲がる場所が違う。Japan boost は土踏まずの少し前から全体が同じように曲がるが、Boston boost は拇指球付近で折れ曲がる感じだ。抵抗も Japan boost のほうが強い。これを反発力として使える人なら速度差に繫がるのかもしれないが、自分レベルではよく分からなかった。なお、拇指球付近で折れ曲がるのは VAZEE Rush もほぼ同じだが、曲げに対する強度(反発力?)はずっと弱い(FREE とか Zprint 3D は言わずもがな)。

Adidas Japanboost weight 208g 重量は 208g。12g の差はアッパーの素材の重量と Boost フォームの容積だろうか。

 履いた感じは Boston boost と同じで自分の足には合う。というか、Japan boost がしっくり来たから Boston boost を買ったようなものなので当たり前だ。アッパーのメッシュが硬い素材を使っているせいか裸足で履くと擦れる感じがある。

 走った感想は後日。