podcast 録音・編集 TidBITS 日本語版 #11205/13-Jan-2014

 podcast を始めたいと思っても何をどうやって始めていいのか分からない人は多いだろう。iPhone で録音して Garageband や iMovie で編集しても構わないが、音質や編集効率の点で不満が募るかもしれない。

 そんな潜在的 podcaster に TidBITS の記事をおすすめしたい。詳細は下のリンクからお読みいただきたい。Let’s enjoy podcasting!

TidBITS 日本語版 #11205/13-Jan-2014 ポッドキャスト録音用のハードウェアとソフトウェアを選ぶ

私が初めての TidBITS 記事を書き上げると、出版者 Adam Engst は変化球を私に投げてきた。その記事を、TidBITS ポッドキャストフィードのために録音しなければならないというのだ。特別の装備も持たず、どうしてよいのかも全然分からなかったので、仕方なく私は GarageBand と、自分の Apple EarPods に内蔵のマイクロフォンとを、慣れない手つきでいじくり回したあげく、どう見ても不出来としか言いようのないものを作った。

その後、いくつもの TidBITS 記事を書きながら、私は少しずつ録音のためのセットアップをアップグレードして、今では出来上がったオーディオの品質に一応満足できるところまで到達できた気がする。これからポッドキャスト制作を始めてみようと思っている人は、私が使っているものでやってみるのも悪くないと思う。

Podcast : やっぱり RT はディスコンでしょ | Woodstream 217

 第220回 2013年のマイクロソフトと番組を振り返る(2013/12/29配信) | WoodStreamのデジタル生活 (マイクロソフト系Podcast)で、フォロワー泣かせの Windows RT | woodstream #217で言っていたことを繰り返していた。

 原文を読んだがそうは取れない。be going to というかなり強い予定で三つの OS を保有し続けることを否定している(実際は Xbox も Windows と兄弟だが、Xbox はハードと OS が一体化して OS としてライセンスしないのでカウントに入れていないのだろう)。木沢さんが力説していた、「一つのカーネルでデバイスに適応した OS を出していく」ということは特に強調はしていないように読める。一つになるというのは、One Microsoft という組織改革のことじゃないだろうか。自分の英語能力不足で見落としているのかもしれないが。下のリンクにインタビュー全文があるので暇な人は読んで教えてください。

 因みに、一つの共通のカーネルを複数のプラットフォームに対応させるというのは、Apple が iOS と Mac OS でやっていることだし Google は Android と Chrome OS でやろうとしていることでしかない。というより、すでに Windows でやっていることだろう。その中のバリエーションとして Windows phone と Windows RT と Windows という三つのバリエーションを作ったことが失敗だということを認めたのだろう。

UBS_LarsonGreen.docx

We have the Windows Phone OS. We have Windows RT and we have full Windows. We’re not going to have three. We do think there’s a world where there is a more mobile operating system that doesn’t have the risks to battery life, or the risks to security. But, it also comes at the cost of flexibility. So we believe in that vision and that direction and we’re continuing down that path.

上のリンクがない切れている場合はこちらをどうぞ。Microsoft LarsonGreen interview

podcast : 流行りモノ通信簿 #158

  流行りモノ通信簿157回を聴いて想起したこと。

カレンダー

 お二人とも紙の手帳というのが、ちょっと残念だった。「おいおい、手元のスマートフォンはどうしたんだい?」という感じ。自分は「業務上のスケジュールは共有できてなんぼ」だと思っているので、業務上の予定はイントラネットのスケジューラで管理してほしいと思う。好きなレイアウトで表示することも可能だ。

 自分が勤めている会社では、スケジューラに入れなかったり、他の人が入れているスケジュールを見ずにいる人間がネックとなっている。ミーティングをするときにスケジューラーで会議室と参加者の予約をすれば分かるはずなのに、自分の手帳だけを見て決めるから周囲が迷惑する。

 自分のチームではToDoの管理も「共有 ToDo(garoon)」で管理しようと試行中だ。自分のチーム(4人)は自分以外は全員20台なので効果的に運用できるが、他部署や同じ部の他チームでは全く活用できていない。個人的には Toodledo のような高機能なツールで共有したいところだが、全員がスマートフォンを持ってるわけではないし、使っていてもこういったアプリを使うためのリテラシーが不足している人間に足を引っ張られて使えない。低レベルの人間に合わせなければならないのは日本企業の良い所www

 自分は Google calender と Toodledo を iPhone の PocketInfromant と同期しているが、イントラのスケジューラと重複して入力しなければならないところがネック。Garoon から Google カレンダーで読み込めるファイルを書き出すことができるが、一方通行では意味が無いので使っていない。Syboze は Google や Toodledo との同期を開発することは無理なんかな・・・まあ、Syboze を導入しているような企業ではそんな需要もないか・・・

会話について

 投稿とそれに対するお二人のアドバイスを興味深かった。自分はいい年なので、今更コミュニケーションスキルを磨く必要もないが(諦めてるw)、気持は痛いほどわかる。会社の帰りにエレベーターで一緒になり駅まで一緒に歩くような位置関係になった時は今でも居心地が悪いし、飲み会とか勘弁して欲しい。

 こへいさんの「質問のストック」を持っておくのはいい案だが、番組でも言われていたが、相手によっては通用しない。自分は年齢的に年下の人間と話すことが多いが、気を使って色々と話しかけてくれる人がいて、正直苦痛。「お前、俺にそんなに興味ないやろ。無理せんでいいから黙っとってくれ」と思う。

サイバー犯罪

 サイバー犯罪については、整理して対策を打つ必要があると感じる。技術的なものと運用面によるものとを意識する必要があるだろう。例えば、ウィルス対策ソフトを入れるのは技術的な対策で、訳の分からないメールに付いてきた実行ファイルを実行しないというのは後者だ。

 被害の集計にあったように、一番多い詐欺というのは後者だ。盗難・紛失と合わせれば半分以上が運用による被害であり、スマートフォンだから発生したものではない。従来携帯電話で行われていた詐欺がスマートフォンを使って行われるようになっただけだ。だから、スマートフォン上で対策を打っても半分にしか効果が無いし、運用次第で半分以上は防げるということでも有る(紛失はサイバー犯罪ではないとは思うが)。

XPサポート終了(157回)

 ほねすとさんのような人ですらSP3を当てていなかったということにXP移行の難しさが現れている。

 ほねすとさんにパソコンの使い方を聞きに来るような人たちが Windows update をちゃんと設定して運用しているとは考えられない。企業で使われているPCでも windows update によって常に最新の状態になっているものは少ないのではないだろうか。自分のPCを3ヶ月ぶりにやってみたら 57 本のアップデート(大半がセキュリティアップデート)があった。こんなことを他にしているのを、自社内では見たことがない。

 逆に言うと、XPのサポートやアップデートがあろうがなかろうが関係ない。XPのサポート終了は Microsoft とパソコンメーカーの買い替え需要喚起のために存在するようにしか思えない。衛生商品の「XXにはy百万の細菌が・・・」という脅迫広告と一緒だ。

 この商法が功を奏するのか、オリンピック効果を期待した家電メーカー(ほとんど重なってるところが切ない)の轍を踏むのか、楽しみだ(自分はマカーなので対岸の火事)。

podcast| 第210回 Windows 8.1発売!! WoodStreamのデジタル生活

Windows-8_1_3 第210回 Windows 8.1発売!!2013/10/20配信 | WoodStreamのデジタル生活 マイクロソフト系Podcastを聴いた。木沢さんの周辺では盛り上がったかもしれないが、世間ではほとんどの人が知らない。Windows 8.1 だからではない。

 もう、デスクトップPCのOSのバージョンに誰も興味を持たないのだ。これは Mac でもそうだ。OS X Mavericks 近日中(今晩かも)に発表され、リリースされるだろうが、大騒ぎなのは一部もマカーだけだろう。

 このマカーの自分ですら、OS X Lion を Mountain Lion にしていない(公開初日に買ったのに)。大して変わらないし、今のOSで十分安定しているし困った事がないからだ。

 Windows もそうで、XPはさすがに古さは否めないが、7 は完成形だと思う。社給PCはネットワーク系の設定がおかしいのか、皮肉にも Office だけが不可解な動きをするが、それ以外のソフトは快適で安定している。だから、Windows 8 や 8.1 が出たからといって興奮しない。

 このことは Apple も分かっているから、iMac の新型は発表会を待たずに公開された。もう、パソコンのモデルチェンジだからといって発表会を開いたり大々的に広告を売ったりする時代は終わったのだ。だって、エアコンや掃除機の新型が出ても発表会なんてしないでしょ。

 木沢さんは盛んに 8.1 にすべきと勧められていたが、「マイクロソフト、Surface RTのWindows RT 8.1アップグレード問題に対応中 | TechCrunch Japan」という記事もあった。記事では「自社製ハードウェアの所有者が、自社製オペレーティングシステムのバージョンから次期バージョンへとアップグレードする最中につまづくことは、信じがたい醜態である。」と強く書いているが、似たようなことは Mac でもあった。「OS のアップデートをする際には重要なデータはバックアップを取れ」というのは TidBITS の合言葉だ。

podcast | WoodStreamのデジタル生活

 「WoodStreamのデジタル生活 (マイクロソフト系Podcast) | マイクロソフトの製品や技術を楽しくわかりやすくお話しするポッドキャスト番組です。」の200回から206回を出張中のホテルで一気に聴いた。どの回か良く覚えていないが気になったこと。

 「Mac ユーザは Apple の言いなりで問題をAppleに言わない」ということを言っていたが、ここに報告しまくっている人間がいる。iOS アプリを作っているような小さな開発会社は詳細を聞いてきたりして改善につながることはあるが、Apple に限らず Microsoft などの大企業で対応がされた記憶は殆どない。

 ユーザーグループについてはアメリカが発祥で 1990 年ごろのBMUGとかは大きな団体でAppleの社員が会に参加したりしていた。その頃に windows コミュニティに同じようなものがあったのかなかったのかは知らない(どちらが先かなんでどうでもいいし)。Jobs が復帰してから Apple はそういったコミュニティから距離を置き始めた。Mac world expo に出なくなったのも同時期だ。この傾向には自分は残念な気持ちでいる。が、木沢さんの「Macコミュニティにはユーザーグループはない」という認識は誤りだ。

 「Microsoftにはリーク情報がない」と言っていたが、世間が Windows 8.1 や Windows phone に対して興味が無いからリークしないだけだ。欲しがらない情報は漏れる心配はない。それだけのことだ。それどころか、Surface 2 なんて正式に発表しているのに一般のニュースには上がらないし、非ヲタで知っている人はほとんどいないだろう。そんなものの事前情報誰も欲しがらないし、マスコミも嗅ぎまわったりしない。だから漏れないのだ。

 リークは知りたがられている情報を隠そうとして隠しきれないから起こるのであって、誰も知りたがっていないことについてリークは存在しない。それどころか、知って欲しくても知ってもらえない情報のほうがはるかに多いのだ。MicrosoftはSurface RT の在庫を減らすために900億ドルも減損をして価格を下げたのに全然世間には伝わっていない。というより Surface RT の存在感は限りなくゼロに近い。だから Surface 2 のスペックについて多少は予想記事が出ていたが全く話題になることもなく、それ以上のリークも発生しなかった。

 木沢さんはちょいちょい、「Mac ユーザーはこんなこといいやがる」といった発言をするが、「(マカーの自分でも)そんなこと考えないのに」と思うことが大半だ。20年くらい前のマカーvsドザーのBBSの応酬を思い出す。また、Surface RT を買ったので、その選択を否定されるのを認められないのかもしれないが、減損を出してまで在庫処分しなければならない製品は「失敗作」だ。Microsoft自体も在庫に価値がないと認めたから減損に応じたのだろう。Windows phone についても、これから巻き返すかどうかは分からない(逆転だってあり得る)が、現時点では完全な負けだ。それを認めないのは盲目的な信者でしかない。

流行りもの通信簿 154 フォンブロックス

phoneblock 流行りモノ通信簿 154回で「フォンブロックス」を紹介していて興味を持った。検索したらGIGAZINEに「スマートフォンで必要な機能だけを選んで自分好みに完全カスタマイズ可能な「Phonebloks」 – GIGAZINE」という記事があった。

 基本的な理念には賛同するが、問題は大きく重い故障がちで割高な端末をどれだけの人が買うかだ。

 このように機能毎に物理的なパーツを組み合わせるためには物理的に統一された汎用の高機能なインターフェースがすべてのパーツに必要になる。その先に何が接続されるか分からないからだ。モノコック(従来の専用設計端末)なら、全ての要素が最適に配置され重複するパーツなど存在しない。だから今の大きさ・重さ・価格で今の機能・性能が作られるのだ。

 一つ一つの要素は単体で完結した物理的なパッケージングがされている。本体(ベースとなるパーツ)と中身の間には二重の壁が必要になるということだ。モノコックなら全く必要のないこの壁の分、重量と厚さは増える。しかも、それらの仕切りは端末の機能・性能に何ら貢献しない移動のためのケースにすぎない。そんなものを常時持ち歩くことが合理的とは思えない。

 処理速度が必要な要素はひとかたまりのパーツにするしかないのではないだろうか。Soc(CPU,GPU,メモリコントローラ)、メインメモリ、通信チップなどだ。これらのどれかを交換したかったら端末全部と大差のない価格になってしまうのではないだろうか。

 また、モノコックで作りこんだ端末では不要なインターフェースを通すことは電気的なノイズ対策を追加しなければならなくなったり、電力消費を増やすだろう。

 また、カメラの性能が欲しければカメラのパーツだけグレードアップすればいいといった説明があったが、カメラの性能はCPU、GPUやメモリ、メモリ帯域とも密接に関わっている。カメラの性能を上げるためにはCPU周りもグレードアップしないと使い物にならない。結局、従来の端末を買い換えるのと大差のない金額がかかりかねない。同じことは液晶の解像度にもいえる。高解像度の液晶をドライブするためには最新のプロセッサとメモリが必要なのだ。モノコックの端末はそれらをすべて克服する組み合わせでパッケージングされているのだ。

 また、新しいパーツを取り付けた時のドライバのアップデートをどうするのか。モノコック端末は新しいハードウェアを搭載した機種には当然、それに対応したドライバをインストールしたOSがプリインストールされて出荷される。しかし、ユーザが後で出荷時と異なるハードウェア構成にした時にOSやドライバをどうするのかは問題になるのではないだろうか。

 自分は気にしないが、モジュラー型にしたら防水は期待できなくなるだろう。電池のスペースも減るだろうから電池の持ちが悪くなるか分厚くて重い電池をつけるかしなければならなくなる。

 これらは端末自体への疑問だが、ホントはもっと大きなハードルがある。価格だ。デジタルデバイスはスケールメリットが大きい。性能の高低にかかわらず作るのにかかるコストは大差はない。性能の違うものを作るより高性能なものを大量に作ったほうがトータルとして安くできることが多い。高機能で最新の iPhone 5s のカメラですらパーツの納入予想価格は$13しかしない。これを iPhone 4S レベルのものにしたからといって半分にもならないだろう。

 また、デバイスを作るにはイニシャルコストがかかる。モジュラーパーツを作るにはケースとインターフェースが必要だ。これらは中に入る機能部品のグレードとは関係なく同額だ。組み込むモジュールのグレードによる差をさらに縮めてしまった上に割高になる。

 「2013年10月29日、Phonebloksプロジェクトは世界に新風を巻き起こす」ということなので、続報を待ちたい。自分的には2013年ベーパーウェア候補ナンバーワンだ。

「信者の脳内で起こっていること」または Mr.X の孤独

img_426269_9878415_2 社会生活に影響を及ぼさなければどんな宗教も許されると思っている。その信仰を押し付けてこなければ、仏、キリスト、アッラー、Apple、Google、BMW・・・阿呆神、どれもオールOKだ。一番問題になるのは他を否定するケースだ。ネット上の言い争いなどはどうでもいいが、戦争を引き起こすに至ると無関係な人間を巻き込むからだ。

 しかし、人間の脳は無意識のうちに信仰に近い状態になろうと努力しているように思われる。動物から人間へと進化する過程で獲得した社会性と密接に関わっているのではないだろうか。自意識や理性を発達させる前から人類は、サル山のように、集団で生活していただろう。狩猟生活をしていた時代には集団でいられることは安心につながっただろう。外敵からの攻撃から身を守り、食物をとるための集団戦あるいは他の集団との交戦においても個人ではままならなかっただろうし、集団に馴染めないような個体は子孫を残せなかっただろうから淘汰されたはずだ。今でも、人類は生得的にこの感覚を持っている。家族や友人に囲まれた時の安心感の源はこれだろう。そして、集団にいて安心することは問題行動ではない。

 人類はこの感覚の対象を他に求めるようになった。それが宗教や国家だろう。その後、社会が変わり、宗教が求心力を失った。高速交通手段と情報伝達技術のお陰で国境も曖昧だ。(その経緯については長くなるので書かない)

 今は、物理的な集団ではなく、興味の対象による集団形成が行われる。

 なお、この集団帰属意識への強い憧れ、集団に入れない時の心細さについては、ポードゲームおっぱい第17回 「スコットランドヤード」をお聴きいただきたい。

Apple、SONY…。ブランドの「信者」の脳内で起こっていること : ライフハッカー[日本版]
 認めたくないものですが、誰もが何かに熱狂的な「信者」になるポテンシャルを持っています。信者とは、自分の好きなもの(携帯端末、政治家、都市、ブラウザ、OS、ゲーム端末…)を擁護するあまり、ほかのものを全否定してしまう人たちを指します。新型iPhoneを実際に手に取る前から絶賛する人も、「PlayStation 4はXbox Oneよりすごい」と発売前から熱く語る人も、みんな決まって、対立する陣営の一方にばかり肩入れします。

 それだけでも褒められる態度ではないですが、この盲信はもっと厄介な問題を引き起こします。特定のブランドに固執してしまうと、どれを買うか決める時に合理的な判断ができなくなってしまうのです。結果「好きなメーカーが作っているから」というだけの理由で、ゴミみたいな製品に無駄にお金をつぎ込んでしまう恐れが出てきます。

 今回は多くの人が簡単に信者化しまう理由と、そうならないためにできることを紹介しましょう。
続きを読む 「信者の脳内で起こっていること」または Mr.X の孤独

podcast:ひいきびいき

 podcast「ひいきびいき」で特に自分が好きなのは、はるかさんの表現の豊富さだ。文章表現に近い言い回しを自在に使ったり、予想外のフレーズが飛び出したりする。ビルケンシュトックの回で、大地さんに「(ビルケンシュトックが)高い」と言われた時の「おす」には笑った。どうして、唐突にこんな言葉が出てくるんだろう。実に羨ましい。

 この番組の楽しそうな雰囲気はもう一人の出演者である大地さんの、はるかさんの言動へのリアクションにも有ると思う。

 iTunes Store でひいきびいきを聴く
 ひいきびいきのウェブサイトを表示する

 まつきあゆむのタイトル曲もいい感じ。ついでに、番組でも紹介されていた、TERRAFORMING(alternative)というアルバムをとりあえず買うといい。因みに、まつきあゆむは sound cloud にもページがあって、なんと 194曲を聴くことができる。そんな彼を応援したいと感じたらTERRAFORMING(alternative)を買おう。iTunes にはないので、少し手間が掛かるが大したことはない。

  1. をクリック
  2. terraforming@matsukiayumu.comに(氏名、メールアドレス)をメール
  3. 口座を記入したメールが到着:スパムフィルターに注意!
  4. 振り込み
  5. ダウンロード情報の入ったメールを受信
  6. ダウンロード・iTunes 配下のフォルダに解凍
  7. iTunes のファイル>ライブラリに追加 を実行回答したフォルダを選択

podcast : 151回「まだだ、まだ終わらんよコンシューマゲーム界」 – 流行りモノ通信簿

iphoneVSPSvita 151回「まだだ、まだ終わらんよコンシューマゲーム界」 – 流行りモノ通信簿 – トレンドトークポッドキャストを聴いた。

 そこで、「任天堂の岩田社長は Jobs にしてやられた」という表現があった。岩田社長は携帯型ゲーム機の、Jobs はスマートフォンの比喩だ。

 ここで興味深いのは、なぜガラケーはこれができなかったかだ。

 ガラケーはキャリアがコントロールしていた。キャリアとメーカーの機種別に動くゲームは限られていた。同じキャリアの端末であっても互換性はなかったのでプラットフォームにならなかったのだ。そして、「ケータイゲームなんてこんなもん。友達と同じことして遊びたいものはDSやPSPでやるしかない」と思い込まされていた。

 そこに現れたのがスマートフォンだ。iOS のビジネスモデルがキャリアの土管化を決定的にした。これがブレークスルーになったのだろう。友達がハマっているゲームを自分もやってみる。携帯ゲーム機なら普通に出来てガラケーではできなかったことができるようになったのだ。

 iPhone のフォームファクター(全面液晶+タッチパネル)が携帯ゲーム機を駆逐する原動力だったわけではないだろう。

 キャリアは封建時代の関所役人のようにユーザに不便を強いて課金していた。そして、キャリアは「日本のユーザはスマートフォンなんて欲しがらない。この囲いの中が快適だからね。スマートフォンを欲しがるようなのはオタクだけでしょw」とうそぶいていた。ところが、頭を越えるバイパスが出来てしまった。そして、囲いの中でキャリアのいいなりに要らないものを押し付けられていたことにオタク以外の人も気づいた。ユーザが望んで囲いの中にいたわけじゃなかったのだ。

 さらに、話はそれるが、LINEやGmailといったコミュニケーションの台頭も見落としてはいけない。もう、キャリアのドメイン名のついたメールアドレスを必要としないのだ。@キャリア名のメールアドレスが変わるのが不便だからMNPができてもキャリアを変えられないという人がいたが、無意味になった。かつて、家の回線業者(ISP)を代えるのは面倒だった。ISPメールアドレスがメインだったからだ。レンタルサーバの専用ドメインでメールアドレスを作ったら簡単になった。ISPを変えても誰にも連絡する必要がない。同じことが携帯回線にも言えるようになった。

 そんな時に、iコンシェルとかnottvとかいう囲い込みアプリを入れたがるという時点で、ガラケーが消滅してキャリアが土管化したという現実から何も学んでいないことを示している。

 携帯ゲーム機はこれからは厳しくなる一方だろう。互換性のない新機種を出すことでプラットフォームが分断してヒットが出にくくなる。ガラケー化が進んでいるのではないか。

ビルケンシュトック:podcast ひきびいき

birkenstock_florida 名前は知っていたが、「うんちくのうるさい割高なやつだろ」程度の認識だった。ひきびいきで取り上げられて、意外に買いやすい価格帯のものもあることを知って発注してみた。

 サンダルというものを意識したのは15年近く前。REI から個人輸入で子供に買ったスポーツサンダルからだった(当時はカタログが送られて来るのが楽しみだった。発注はFAXだった)。以前のサンダルより靴に近いフィット感でありながら着脱は簡単で涼しいというので、特に息子がよく履いていた。

 その後、スポーツブランドのサンダルが国内でも手に入るようになり、数年後にはコピー商品的な安いものが日本の靴メーカーから発売され、今ではディスカウントショップでワケの分からないロゴが付いたものが売られるようになった。

 自分のサンダル体験としては、NIKEのものが最初だった。が、サイズ選びに失敗して少し大きくてフィット感がイマイチだった。また、材質も見た目重視な感じで、裸足で履くとべたつくような感じがあった。それでも、夏の休日にしか履かないので全然傷まず、5年近く履いた。

 その後、Caterpillar とか書かれたものを買った。これがビルケンシュトックのコピー商品のような感じで、質感はイマイチだったが、「休日のスーパーに行く用」としては充分。3,000円くらいだったし。因みに、このサンダルは靴か流通かの企画商品だと思われる。Rover や PEUGEOTといった自動車メーカーのロゴが付いた自転車みたいな感じだ。Rover が作っているのではなく、Rover というステッカーを貼っているだけというやつだ。もちろん、Caterpillar 社はもちろん、キャタピラー三菱もサンダルなんか作ってはいないだろう。

 そのCaterpillarサンダルはすぐに駄目になり、3年くらい前から、夏が来る度に「サンダル買いたいなぁ」と思いながらも、例によって買いに行くのも選ぶのも面倒で、100円ショップで買ったウレタンの便所スリッパのようなもので過ごしてきた。自分の場合は、平日はビンディングシューズだし、休日もスーパーくらいにしか行かないからたいして困ってはいない。大阪や神戸に私用で出かけるときには Adidas Forum ジャマイカカラーだ。駅まで自転車の場合には好むと好まざるとにかかわらずAdidasのビンディングシューズだし・・・

 今回、ひいきびいきでビルケンシュトックについて熱く語られるのを聴いて、「そんないいなら」と思って、近くで売っているところがないか探した。近くに直営店は無かったが、ビルケンシュトックの公式サイトが通販をしていた。自分の分だけではなく、両親にも買ってみた。老人にこそこういった「いい履物」が必要だと思うから。

 公式サイトは幅についても選ぶことができる。自分は自転車を始めてから足が痩せて、普通の幅広の靴が合わなくなってしまったので、狭いものが選べるのは嬉しかった。両親は幅広にした。特に母は夏でも靴下を欠かさない冷え性なので狭いものは無理だし、父も靴の好みを見る限りは幅広なのは間違いない。

 届くのが楽しみだ。