iPod mini Tips

 たいしたことではなく、公式にも説明されていることだが、初めて使ってみて改めて評価。

 実に簡単に、テキストやカレンダー、アドレス等のデータが扱える。HDDとしてマウントし、指定のフォルダにドラッグ&ドロップするだけだ。

 palmDesktopで書き出したデータをコピーしたらあっさりと表示された。しかも、windows版のpalmDesktopではついに読み込みに成功しなかったカレンダーや、複数vcardのアドレスデータも読み込めた。アドレスのデータは一件一件vCardにするよりまとめて一つのファイルとして書き出した方がいいらしいからうれしい。まぁ、俺が恩恵に浴せる訳じゃないんだがな…shuffle だから。

 惜しいのは、テキストの上限が4KB(にほんごだと2000文字程度)ということだ。ピルゴムでダウンロードしたファイルは軽く100KBを越えるので、サイトごとに別ファイルにするしかないだろう。一つのサイトで上限を超えると厄介だ(切れる)。

 ちなみに、palmデバイスを持っていないmacユーザーでもサイトを巡回してテキストファイルに落としてくれるピルゴムは便利だ。電波状態の悪い電車の中で苦労してPHSを使うより、これで一気に大量のサイトデータをダウンロードした方が、サイト巡回には効率がいい。宣伝バナーを見なくてもいいしね。

 後、テキストを読むときのスクロールはスクロールホイールは、慣れないせいもあるだろうが、不便だと感じた。メニュー操作のためならスクロールホイールをグルグル回すのはいいが、長文を読むのには向かない。ページ単位の送りをスクロールホイールの上下のボタンで出来るといいが、基本操作とバッティングしているから無理だろう。まあ、visorのボタンに勝るものは未だ触ったことがないが。この点では、ハードボタンがなかったZaurusMI610や上下ボタンのないCLIE-UX50はvisorには勝てなかったのだから。

UX50:HRCapt

 visor Deluxe のときはフリーのキャプチャソフトがあったが、カラー対応版にはフリーのものがなかったのでprismでは使った事がなかった。

 ふと思い立って、googleで探してみたらHRCaptが見つかった。vPlamFtpのエントリを起こすときに活躍してくれた。メモステにBMPで落とせるので必須ではないが、mac用のソフトがあるのも嬉しい(HotSyncできないので意味ないんだが・・・)。

 詳細なマニュアルがついているので機能や使い方については書かない。感謝して使う!

 しろくろまっちゃいむからダウンロードできる。

UX50:u*Blog

 QRmailでもお世話になっているぱむ屋さんの作品。感謝!

 palm機でblogを書いてしまえるソフト。常時接続してblogシステムのフォームから投稿できるような環境にない場合(ほとんどの場合がそうだろう)に大変便利。(というより、UX50を標準バッテリーで使ってオンラインで書いたら、エントリ投げる前にバッテリーが切れてしまう。)

 レンタルブログでも、標準的なXML-RPCを使っているところとは使えるらしい。

 移動中に思いついたことを電車に乗っている間に書き留めたり、ベッドに入ってから思い出したことを書き留めたりするのに便利に使っている。ただ、ここの環境(MT2.661日本語化改)だと下書き投稿できないのと、UX50の横長画面に対応していないのがちょっと痛いが、このソフトの有用性を損なうレベルではない。感謝!

ぱむ屋: 画像添付テスト:u*Blogからたどってみてください。このページをトラックバック先に選んだのはパンダがとてもキュートだから(^^;

UX50:QRmail

 prismの頃から愛用しているソフト。通信環境が事実上なかった(HotSyncが不調でメモすら取り込めなかった)prismで書いたテキストを外界に渡す方法として活用した。prismでは文字に比例して動きが重くなって、入力に耐えられなかったので、メモで入力したものをペーストしてA5502Kに取り込んでいた。元々、QRMailはOS4以降が対応なので動いてくれるだけで感謝感謝だった。

 UX50ではCPUパワーのせいかOSとの整合性のせいか分からないが、重くなることもない。mailアドレスのルックアップも正常動作する。

 これまでは、blogの下書きやメモをケータイからPCのメールアドレスに投げるときに使っていたが、blogの下書きはu*Blogに移管したので、若干利用頻度は落ちた。しかし、俺には使う機会がないが、ケータイのキャリアやメーカーに依存することなくデータを簡単に渡すことのできる貴重な手段であることは変わらないだろう。

 意外と活用されていないような気がするが、メールアドレスや電話番号を聞かれたときに、QRコードを表示してあげれば、ビームするのと同じくらいの利便性はあると思う(ビームが使える機種は少ないし)。

ぱむ屋: QRMail Ver.1.2 build16

UX50:vPalmFtp

 自宅のiMac600でダウンロードしたデータをUX50に転送するのに苦労していた。CLIEにはmac用の Palm Desktop がついてないから。

・LAN経由でwinXPマシンのCLIE Palm Desktopに渡して無線LAN経由でHotSync
(利)ついでにバックアップもできる。
(負)朝、winXPを起動するのが面倒。iMacはsmbを切っていて直接データをコピーできないので、サーバーを介してデータを渡す必要がある。

・macOSXとCLIEに対応したSyncソフトを購入
(利)確実。macのPalmDesktopが使える。手間が最小。
(負)費用がかかる、ソニーに負けた気持ちになる。iMac600上のPalm Desktopが不安定なのでPIMソフトが使い物にならなくなってしまう。

・iMacにメモステカードリーダーかcybershotをつないでコピーする。
(利)確実。
(負)メモステカードリーダーを購入しなければならない。cybershotは娘のものなので毎朝借りるのは面倒。手間はほとんどかからない。

 と、いろいろ帯に短したすきに長しで、決められなかった。しかし、ネットでpalm用のフリーのftpクライアントソフトを見つけて大きく変わった。それが、vpalmftp。これのおかげで朝のダウンロードにかかる時間はprismのときより短くなった。ただし、SSLとかは対応していないので、セキュリティがシビアな環境では使えない可能性があります。

・サーバーに置いてftpでダウンロード
(利)早い。
(負)ftpを実行する前に、ダウンロードしたデータをサーバーの所定のフォルダにコピーする手間がかかる(ただし10秒程度)。

 palmDesktopのインストールを使わなくなったので、ぴるごむダイナマイトとよろしくピルドックの使うフォルダをルートに近い位置にした。ファイル名とftpでアクセスするディレクトリ名は固定。

HRCapt_vpf_1Edit:一般的な編集メニュー

HRCapt_vpf_2Network Panel…:環境設定のネットワークを呼びだす。

HRCapt_vpf_6 Preferences実行画面:このサイトを見てるようなヲタには特に説明は要らないだろう。ServerにIPアドレスを入れているのは、家庭内サーバで固定だから。外部の時には普通のftp.hogehoge.netとかでOK。

Passworedは隠し文字にならないので、見られて困るようなら、空白にしておいて手で入力することもできる。(commandsにチェックしてpwdを一行目にいれておくと、ログイン時に聞いてくるはず)。

 useCommandsにチェックを入れると下のエリアに入れたコマンドを自動的に実行してくれる。エラーがあっても止まらない。

 この例では、ログイン後、特定のディレクトリに移動し、その中のdaisuki.pdbをダウンロードしserver上から削除しftpからログアウトする(所要時間は2秒程度)。

 初めてのサーバーで対話実行をしたい場合は、ログインとuse commands のチェックを外す。ポートやPSVmodeはこのままでいいことが多いが、サーバーで特別な設定が必要な場合はそれに従う(PCの設定を真似ればいいはず)。

HRCapt_vpf_3Preferences:ftpへの設定はここで行う。

HRCapt_vpf_4オンラインで対話的に実行するときに便利なコマンドリスト。初めてのサーバーにログインするときは、PCのftpソフトのログを見ながら対話実行してみるといい。

HRCapt_vpf_5サーバーの選択画面。接続時にプルダウンメニューから選ぶとPreferencesで設定した内容を実行する。

 なお、このソフトは起動したときにネットワークがつながっていないと自動的につないでくれる。が、終わっても切ってくれないので(PC用のftpクライアントと同じだから間違いとはいえない)、HotSwitchをインストールしておきたい。ダイヤルアップじゃないから課金の心配はないが、UX50の場合は電池の消耗が怖いからだ。クレードルに載せていたり、拡張バッテリーをつけているなら、そのままNetFrontを起動したりメーラーでメールをダウンロードしてもいいだろう。

UX50:テキスト入力雑感

 メモでキーボード入力するがかなり快適になってきた。ひょっとしたら、prismを凌いだかもしれない。これにはいくつかの要因がある。主にPOBoxを利用することが前提だ。
 ペンを持っている時にハードボタンを押すのは面倒だ。逆にキーボードを使っている時には画面のタップをいかに減らすかが快適入力のポイントになる。UX50の入力が快適になった理由にキーボード主体の環境が成熟してきたことが大きい。

1:ハイレゾ横長画面
一画面に表示される文字数が圧倒的に多い。
ローレゾでは文字を小さくすると画数の多い文字がつぶれた。漢字の表示こそハイレゾの最大のメリットだろう。
(POBox)POBoxの変換候補が沢山表示される。下キーを押すことで一気に次の候補リストを表示できるのも助かる。

2:キーボード
日本語入力モードの切替をShift+spaceでできるようになったことは大きい。青いボタンは押しにくい位置にあるのとマックの変換モード切替と似ていることも、俺には大きい。
(POBox)変換候補からの選択にハードボタンを使えるのも便利。キャンセルをBackボタンでできるのもありがたい(ペンだとコマンドモードにして0を入れる必要がある)。

3:ハードのスピード
エミュレーションで動いているOSとは思えないくらい速い。特に、これの恩恵を感じるのは、POBox入力時のミスったときの修正だ。文字を遡って消すことは、prismの場合は実用的ではなかったが、CLIEなら少しペナルティは大きいがクリアするよりは早い。(予測変換は絞り込むときには検索範囲が小さくなっていくが、戻るときは候補が広がるので時間がかかると思われる。)
後、prismでQRmaiを使っていると、文字数が多くなると極端にレスポンスが落ちたが、UX50では全く文字数の影響を感じない。(QRmailは元々OS4以上用なので、prismで使うことが想定外。動くというだけで十分に感謝して使っていた。ちなみに、visorDeluxeでも動作することを確認したが、生成したコードをA550Kが読み取れなかった。)

UX50:標準ソフトのショボさ

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 派手なGUIは要らないし負荷の大きな高機能も不要だ。しかし、CLIE系のソフト一本作る力があれば、気のきいた電卓や時計くらいはたいした負担ではないだろう。

 visorには標準で関数電卓が入っていて、単位の変換に重宝した。CLIE のWorld Alarm Clock 1.13 は複数アラームと4カ所の時間が表示できる。時差の表示や日没の表示も工夫しているが、理詰めで面白くない(しかも、UX50の横長に対応していない)。これは、俺の個人的な好みが大きいのかもしれないが、visor のcity time のGUIのほうが好き。時差をビジュアルに表さないが、地図のインパクトは大きい。また、地名が分からなくても地図をタップすれば最寄りの地名と時間が表示される。小さなことだが、この直感的な時間の把握は面白い。時間というものが、地球の自転から作られているものだということがよくわかる。季節による日の当たり方.陰り方も一目瞭然。学習教材にもなりそうだ。CLIEのでは無理。CLIE のWA clockは理系の頭のいい人が作ったような感じだ。

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 まあ、こんなのはおまけなのだから気に入らなければ他のアプリを探していれればいいというのがpalmの文化なのではあるが、基本的な最低線は標準でカバーしないと、「高いもの買ってるのに、100円ショップの電卓並みかよ」と感じるだろう。

 visor のような他には何もないマシンなら、「そんなものかなぁ」と思えるが、CLIEと名のついた派手なソフトが満艦飾なUX50だけに基本ソフトのショボさが際立ってしまう。

#またもや、U*Blog で draft で投げたものが公開されてしまった…規則性がない・・・MTのバージョンがU*Blogの想定しているものより古いのかな・・・

UX50:初ハードリセット

 寝がけにベッドで台風情報を見ようと思ったら「リセットせんかい」というメッセージ。リセットしても再起同時に同じメッセージ。電源を切ることも出来なくなってしまった。

 ハードリセットの仕方を知らなかったので、下まで降りてiMacの電源を入れた。そして、サイトを探しハードリセットとメモリスティックにバックアップした環境からのリストア方法を調べた。意外とあっさりと環境は戻ったが数日前の環境だった(当然だが)_| ̄|○

 おかげですっかり寝不足だよ。

UX50:電池

 噂は聞いていたし、中古なので覚悟はできていたが、それをすら上回る減り方だ。ヘビーユーザーが拡張バッテリー確保に走ったのも分かる気がする。特に、無線LANのアクセスが厳しいようだ。ftpで接続しファイルを一つ(30KB程度)ダウンロードするだけで5%くらい減ってしまう。NetFrontはさらに、CPUもフル回転するだろうから電池の減り方も尋常ではない。俺の場合は、無線LANには家でしかつなげないから困らないが、公衆無線LANが使えるようになっても、これでは「気兼ねなく通信」は無理かもしれない。

 しかし、UX50の充電専用クレードルほど謎なものはない。ACアダプタも無駄にでかい。電圧の制限もあるだろうから、ケータイのACアダプタのような大きさは難しいかもしれないが、もっと小さくできるはずだ。そして、このクレードルなしで本体に直接端子を設ければ、充電環境を持ち運ぶ負担は大きく減る。USBからの充電は、PC側の仕様によって難しいケースもあるから、安全を見て使わなかったのだろう。その判断に誤りはないと思う。問題なのは、中途半端なクレードルだ。充電にしか使えないのなら、本体に端子をつければ済むことだし、クレードルの利便性をアピールしたいなら、本体にあるのと同じUSB端子を付け、クレードルで充電もホットシンクもできるようにするべきだろう。まあ、ここに書いたところで、CLIEはもう出ないが・・・せめて、AUと提携してスマートフォンを出すときには(そんな日が来るのかどうか知らないが)、こんな間抜けな仕様は勘弁して欲しい。