Movable Typeの利点

 これまでに設置した掲示板や日記cgiと比較してのことだが、複数のユーザーと複数のblogを統合して管理できるのが便利だ。これについては、圧倒的と感じた。coolnoteもサブユーザーと利用権の管理はできるが、それをさらに便利にした感じだ。新しいblogをものの数分で作ることが可能だ。慣れてくれば他のcgiでも数分で設定することは可能だが、Mtの場合はその半分以下の労力だ。これは、規模が大きくなればなるほどメリットとして感じられるだろう。

 また、メインのDBファイルを標準的なDBソフトで管理することも、将来的にはメリットになると思う(まあ、俺が残すべきテキストを書ければの話だが・・・それは別の話ということで)。これも、規模が大きくなればなるほどメリットは増大するだろう。管理者はDBのバックアップさえとっていれば各々のフロントエンドに何かあってもデータは守られるし、読み出すことも可能だ。

 このソフトは、常時高速接続のキラーソフトになるかもしれない。ダイヤルアップ時代にはブラウザーのフォームで日記を書くなんて思いもしなかったし、こんなグラフィックパーツてんこ盛りのフォームなんて大嫌いだった。ADSLと新しいパソコンを買ったけど使い道がよくわからないという多くのユーザーのPC使用時間を増やすことにつながる可能性がある。(まあ、ISPも接続業者もハードメーカもソフトメーカーもユーザーのPC活用度になんかあんまり興味ないんだろうけどね)。

blogの限界というより組織の限界

日本企業こそBlogに対して戦略的取り組みを
日本企業が社内情報を生かせるようになるには経営的な課題が多い

竜頭蛇尾というのか、尻すぼみというのか、厳しい現実の前に途方にくれてしまっているような続報になった。最後は企業風土になるのか。企業風土を変えるためのツールが企業風土が変わらないと活用できないという矛盾。

サイボウズやノーツの導入企業の数とグループウェアの導入によって企業風土を変えることをできた数の差(ほぼ導入企業数だろ)がその困難さを物語る。この屍にblog導入企業を付け加えるだけだろう。

極端な話、blogを受け入れて情報共有を進めるような風土のある企業なら、既存のグループウェアが導入済みだろう。グループウェアを置き換えるメリットはblogにはない(補完することでさらに高いレベルに上げることは可能かもしれないが・・・)。それに、そんな組織ならツールを使わなくても、MLでだって情報共有はできる。

ツールのできの良さは、導入のハードルを下げてはくれるが、必要を感じていないところに普及させることは不可能だろう。

本来、これもpingするべきなのかもしれないが、抵抗感があってできない。とくに、このような有名サイトにpingするのは難しい。pingを打つということは相手からもリンクされることであり、相手のサイトを読んでいるほかの人に対して「俺はこう思う」ということを強く主張するような気がするから・・・

ツール

 ツールによって文体が規定されることはあるなあと思う。一番最初のテキストエディタで書いていたときは長くなりがちだったが、coolnoteを使うようになってバラバラの短いメモのようになった。見た目の枠に文がまとめられることで独立性の高いメモを短くたくさん書くようになった。ftpの手間がないので、書きっぱなしの覚書も多くなった。それと、タイトルがあることで、途中から全然違う話になるときには別のエントリーにするようになった。

 オフラインでエディタを使っているときは、シーケンシャルな書き方になるし、ftpでアップロードするまでにタイムラグがあった。また、一月の文が一つのファイルだったので、遡って訂正したり書き加えたりすることも多かった(その割りに推敲はしてないけどね)。

 それが、MTにしたら、さらに変わった。何が違うのか。それは、draftができること。思い付きのメモのようなものをどんどんdraftで書き溜めて、同じ内容が重なってからまとめて書くことができそうだ。短いメモを速射するのではなく、ある程度まとまったものを書くのに適したシステムかもしれない。まあ、俺はそんなことは意識せずに、日記cgiの延長として書いていくつもりだが・・・これからどう変わるか楽しみだ。

 もう一つ、入力フィールドの大きさも文の長さに影響するようだ。今のところデフォルトの入力画面を使っているせいか11行しか表示されない。横も500ドット程度だ。このために、テキストエディタで書いていたときより文章が短くなったり、重複したりすることが多くなるかもしれない。

 ところで、エントリー(Entry)という言葉を断りなしに使っているが、記事というかコラムというか章というか、blogツール(日記cgiやMT等フォームで入力するためのツール全て)の1フォーム単位の文章といった意味で、俺は使っている。

MT カテゴリー一覧

 プラグインなどは全く必要がなかった。indexのテンプレートファイルを変更するだけだった。この辺の考え方は、coolnoteと良く似ている。というか、coolnoteが先か?

 ただ、日記cgiがそれだけで完結するのに対して、MTはトラックバックという機能を使って複数のサイトが自動的にリンクしあったり、日記才人のようなサイトで一括して自動的に更新情報を収集したりするところまで広げたところが違う。日本ではアンテナサイトと日記猿人やReadmeが発達したためにそれが必要ではなかったのかもしれないが・・・

 全然関係ないことで一つ気付いたのは、blogサイトのフォーマットが何年か前から定番となりつつあるニュースサイトによく似ているということ。ニュースサイトでは何年も前から記事入力>速報>ログという流れを自動化しようとして様々なツールが開発された(何年か前、日経mac編集部はFMPを使ったウェブパブリッシングを作っていた)。記事と広告が別のタイミングで独立して作られるマスコミサイトでは記者・広告部門が別々に原稿を作る。そして、それらの元データを決められたフォーマットで短時間で配信するために必要となったノウハウなのだろう。

 その流れが、見た目だけでなくMT全体に流れているような気がする。日記cgiとblogツールの大きな違いが、編集ツールの有無だろう。日記cgiの多くに(coolnoteにも)ツール起動用のリンクがあるが、MTにはない。全く異なるurlのcgi(もちろん設定にもよるが)を起動して入力を行う。ここに「見せる事を前提とするblogと自分で書くことを最優先する日記」という違いを見た気がする。

 どっちがいいとか悪いとかじゃない。blog使って日記を書いても良いし、日記ツールで記事風にするのも良い。俺がMTに興味を持ったのは、カテゴリインデックスだ。それだけといっても良い。内容的には独り言系の日記に近いのだから、htmlをエディタでたたくのも、入力時点では苦にならないのだ。

 問題は、長く続けてくると、自分でも前に書いたことを忘れているということ。話題ごとにリストできるものがあったらいいと思い続けていた。そこに現れたのがMTだった。それだけ。

 これまでに書いたものはどうしようもないが、何ヶ月か使ってきたcoolnoteのたわごとはMTになじみやすそうなので、できたら移行してみたい。

MovableType

 このサーバーにも試しに入れてみたが、入れ替えるかどうかは思案中。カテゴリ分けできたらいいなあとは前から思っていたから、設定方法がわかれば移行してもいい(多分プラグインが必要)。

 このサーバーなら足りないものがあれば入れることができるから、MySQLにチャレンジしてみるのもいいかもしれない。ま、そんな高機能なものにしなくても、量も速度も全然余裕なんだけどね。

 ただ、このサーバーの弱点として、LAN内からの更新に難がある。ダイナミックドメインと仮想サーバーを併用しているのが直接的な原因で、cgiについての知識が充分ではないのと仮想サーバーを使っているのが根本的な原因。cgiの設定で記述する「場所」が問題なのだ。

 ルーターの外からはdydnsによってIPが確定され問題はない(今、これを読んでいる人の状態だ)。しかし、LAN内からはpanhead.homeip.netというドメインは解決できないのだ。今は、家では192.168.0.xx/~panhead/index.htmlという感じでローカル内のIPアドレスを直打ちして入力している。これがcgiの設定で解決できるのか、ddns+仮想サーバーの限界なのかは分からない。

 後、MTとは関係がないけど、このページの評価ボタンは好きなので、なくしたくないことも移行を阻んでいる。コメントはなかなか付けにくくても、ポチっとするのは抵抗が少ないだろうから。実際に、コメントは付いたことがないけど、ポチは時々押してくれているから。

movabletype

 意外に簡単に設置はできたが課題山積。会社で契約しているレンタルサーバーでは画像を縮小するためのparlモジュールが入っていないから、写真をアップロードして自動的に整理ということは不可能だった。縮小画像を別に用意してもいいが、オリジナルを別にアップロードするのではメリットがないなあ・・

 それ以前に、気付いたこと・・・会社のレンタルサーバーは200Mしかないので、1枚あたり600kbの画像を山のようにアップロードするわけにはいかない。今俺のPC上のマニュアルフォルダはすでに80Mだ。レンタルサーバーには会社紹介のホームページも入っているので、使い切るわけにはいかない。だから、オリジナルのデジカメデータをwebサイト上で一括管理することは不可能だった。前もってに気づけよ>俺

 それと、デフォルトのMTではカテゴリごとのインデックスは作ってくれないらしい。ログインすれば編集メニューでフィルタリングができるが、人に使ってもらうには使えない。というより、操作を教えたり、教えなおしたり、さらに繰り返したり、別の人に教えたり、絶対に忘れるだろうパスワードを覚えておいてやったり、また教えたりするのがいやなだけ。画面上に見えるようにして、「・・・・って書いてあるところをクリックしてください」なら、3回ほど言えばいいからね(それでも3回は覚悟が必要)。

 ということで、ヴィジュアル版マニュアルをMTで作ることは諦めたが、テキストデータベースとしての有効性は確認できたので、業務ログに使ってみるか。これまで、業務ログはFMPを使っていたが、MT化してもいいかもしれない。

 簡単にインストールできたのも下のwebサイトあってのこと。感謝!

Blogの可能性

 今は会社の業務マニュアルをHTMLで記述している。記述というほどのことはなく、HTMLエディタで説明を書き写真を並べるだけだ。それでも文章だけのものよりはるかに分かりやすい。

 しかし、デジカメで撮ったデータを縮小して配置するのが面倒だ。というよりファイルの管理が面倒なのだ。また、一つの業務が複数のカテゴリにまたがっていることも多い。業務ごとにフォルダを作らないとファイルが収集つかなくなるからそうしているが、フォルダをまたがってリンクしているとフォルダを変更できなくなる。階層構造はもちろん、フォルダ名を変えることが致命的なリンクエラーを起こす。

 もちろん、最初から階層構造やフォルダ名、ファイル名のルールを決めて作っていく人には無縁の悩みだが、個人ベースでテストを繰り返しながら作っているときに、サイトの設計図を描いてからファイルを作っていくことは不可能だろう。

 今日ブログサイトを読んでいて、カテゴリや検索があるので、これええやんと思った。やった順番に入力するだけで記録になる。キーワードを複数入れておけばカテゴリ分けなんかしなくてもいいし。本文検索もできるから後で困ることもない。ただオリジナルの写真がでかいので自動的に縮小データを作ってオリジナルにリンクして欲しい。高機能な掲示板か日記スクリプトでもいけるかもしれないがどうかな。まあ、日記と掲示板とブログは機能の選択の違いでしかないが。 

 俺の作るマニュアルが他部署で作るものとリンクされる日がくるとは、今の会社にいる限り、考えにくいが、一人で作っても十分効果はあるだろう。

 とりあえずなじみのCNOTEで試してみるか。

movabletype情報収集

movabletype.orgすべてはここから始まる

milano:日本語化パッチとさぽーとBBSも充実しています。

CHEEBOW(Motokazu Sekine):ロリポップの例ですが、参考になります。

sunouchiさんの有名なサイト。新疆ウイグル自治区の写真もすごい。

SalvageShipはMySQL関連の情報をいただきました。

MovableTypeのインストール記
にはlinuxでのインストール例があります。

マニュアルの日本語版

平田さんのMoblogゲートウェイを感謝して使います。

マニュアル日本語化にも感謝しよう

re:ぱむ2ざーむ

 DX団団長のLOKIさんの日記ページENSISで言及されていたのに見落としていた。俺のほうは、prismにどっぷりと依存してザウルスMI610は家計簿をつけるだけになっている。これでは「ザウ2パーム」じゃないね。「ドップリズム」にでもするかなぁ・・・

 ところで、LOKIKさんは「ぱむ2ざーむ」とはならずに、「ぱむ10(と)ざーむ」になるらしい。あっ、名前じゃなくてパームとザウと両方使うという意味ね。

 荷物を減らしたい一心だった俺は併用する気にはならなかった。というより、当時のザウMI610はprismと併用するメリットが感じられないくらいかぶっていた。ザウルスだからといって、入力が劇的に楽だったわけではないし、300gという重量も並行運用を難しくていた。