エンジン付きバイクでのツーリング 2018/10/24-25

routing
計画表と唯一のお土産
 息子と初めてバイクのツーリングに行った。

 息子がエンジン付きバイクに興味を持ち、Ninja250se を買ったのが3年前だった。そして、何回かそれを借りて日帰りのツーリングはした。最長は福井県から滋賀県に入り、琵琶湖の東岸を南下して京都市まで250kmくらいだった(半分はwazeの変種エリアを増やしたいためだったが、ログは残っていなかった・・・これは別の話)。

 今年に入り息子が急に(二輪の)大型免許を取った。そのときには「買う気ない」と言っていたが、オークションで大型の中古を物色していたらしく、9月頃に「これどう?」と言ってきた。その時に入札したYamahaのR1とかいうものは競り負けたが、しつこく見ていたらしく、何週間か後に「こっちは?」と言ってきたのがDucatiだった。そして、そのオークションに競り勝った。静岡まで新幹線で行き帰りは自走して受け取ってきていた。そして、9月の29日と30日にツーリングに行こうと予定していた。しかし、そう、9月29日から30日にかけては台風24号が日本列島を通った日だった。一週間近く前からの予報で大体の進路がわかったので火曜日には結論を出し、宿の予約をキャンセルした。

 息子はシフト勤務なので土日が休みになることはほとんどない(必要な場合には事前に申告して調整してもらう必要がある)ので、10月には土日で行ける日はなかった。なので、自分が息子の連休に合わせて休暇をとった。今回は、天気予報の降水確率も低く、しかも、長期予報から短期になるに従って降水確率が下がるという前回と逆のパターンで安心して当日を迎えられた。

 当日は、息子は京都市から出発し、自分の社宅に来て合流した。朝の早い仕事で早朝に出かけることに慣れている息子は6時半には出発していた。自分は7時半頃まで寝て、準備して待った。9時前くらいに息子が到着、少し休憩後出発。

 R9からR426、R178、R9、R431を通るルート設定で、適当に道に迷ったり、無料の自動車専用道路ができていて、楽だったが面白そうな海岸近くの道を走ることはあまりなかった。時間・距離の感覚がなくなっていて、宿泊先の境港まで早く着きたいという焦りもあって、退屈な移動になってしまった。

日本海を眺める息子26歳(姿勢がおかしいのは革ツナギのせいw)
 鳥取砂丘には昼過ぎについたが、ここの駐車場で痛恨のミスを連発してしまった。自分はMA-1を上に着ていた。そして、ポケットにiPhone8を入れていたのだが、かがんだ拍子にするりとiPhoneが路面に落ちてしまった。しかも、液晶面を下にして。液晶が割れるほどのダメージではなかったが傷は入った。少し凹みながらも歩きだしたときに、さっきと違うポケットに入れ直したiPhoneが落ちてしまった。今回も傷を増やしただけだが、同じミスを繰り返したことでさらに凹んだ。このiPhoneは少ししたら息子に譲る予定だったから余計だ。自分のならいいが、息子にやると決まってるものに傷を、自分のミスで付けてしまったことに落ち込んだ。Ninjaをこかしたときと同じだ。似たようなミスを続けてる・・・

 せっかくのツーリング中のしかも出だしで落ち込んでばかりいてもしょうがないし、落ち込んでいても傷が消えるわけではないので、気を取り直して、海の見える丘まで歩いた。

道の駅大栄、この付近はコナン押し
 リスータト後、道の駅で食堂に入ったら昼休憩時間帯だった。仕方ないので、息子が持ってきていたビスコとレーズンなんとかとエネルギージェルを立ったまま食べた。息子、「こういうことになりそうな気はしとったから、持ってきた」。正解だ。

 そこからは、米子までほとんど自動車専用道路で走った。100km/hくらいでの巡航はNinja250でも楽勝だが、Ducatiだとトップに入らないらしい・・・

 宿は、境港の市街地の手前だった。チェックインしたのが3時半くらいだったので、予想よりはるかに早く着いたのだった。しかし、ここでまた自分のミスが発覚。鳥取砂丘で預かったバイクのU字ロックのキーを紛失していた。U字ロックがNinjaの収納に入るか試したときに、「(息子は革ツナギでポケットがないから)キーはお父さんが持っとくわ」と言って、預かったのだった。そして、そのときにバイクのキーのキーホルダーにつけようかと思いながら、めんどくさくてMA-1のポケットに突っ込んだのだった。その後、一度だけポケットの中を探ったことがあった。途中でガソリンスタンドで給油したときに財布を出したのだ。その時以外一度も立ち寄ったりしていないから間違いないだろう。また息子のものを失ってしまった・・・「ほんま、俺、何やっとんねん・・」と沈んでしまった。

 しかし、そこで暗くなっていてももったいないし、予想より早く着いたので、水木しげるロードに散策に行った。「Ducati乗るときは革ツナギやないと」と息子が言うので、Ninjaに二人乗りして境港の駅近くに行った。止めるところを探すのに苦労したが、案内所で「駅の駐輪場使ってください」と言われたので、駐輪場の端っこにNinjaを停めて水木しげるロードに向かった。

 水木しげるロードを歩いてたら水木しげる記念館があって閉館まで時間があったので入ってみた。門構えでは小さなところかと思ったら、意外に大きくてたくさんの展示物があった。写真を撮っていいコーナーもあったが、面白く撮れそうにないので館内で撮ることはなかった。水木しげるロードではメフィストと鬼太郎の着ぐるみがいて可愛かった。薄暮の中での二人は面白そうだったが、まあ、パスするよねwww

 水木しげるロードに置かれた銅像はどれも面白いが、やはり馴染みの深い、水木しげるの創造したキャラクターのほうが面白いと思った。伝説の怪獣みたいなのは、水木しげオリジナルではないだろうし。自分にとって面白かったのは、昭和の建築物の雰囲気を残した建物だった。撮った写真も全部そんなものだ。

鳥取県のradiko。これでは普及は望めないだろうなぁ・・・
 近くの中華料理屋で夕食を食べ宿に戻った。今回のツーリングで一番スリリングだったのはこの二人乗りだった。何しろ、ほとんど二人乗りすることなんか考えてない車体なので、スリリングこの上ないww

 朝食付きのプランだった(それしかなかった)ので、7時に起きて朝食を食べた。食堂は見晴らしのいい5階で気持ちよく晴れた空と海を眺めながら食べることができた。しかも、予想よりはるかにまともな和洋の食べ物があって目移りした。朝から沢山は食べれないのでもったいない気がするほどだった。水木しげるロードまで遠い(3kmくらい)ので、電車で行くような人には向いていないが、車やバイクで行くなら全く問題ない場所で宿泊料も高くない。

 息子は朝が早い職場なので、あまり遅くならないようにルート設定。R181>R482>R318>R181>津山近辺で中国自動車道>適当に降りて篠山で分かれる。

 こちらも距離感がわからず、少し余裕をもたせたルートだった。

 途中で、植田正治写真美術館の看板があったので心動いたが、時間がどれくらいか読めないのでパスした。後で見たら通った道から2kmくらいしか離れてなかった。

津山ラーメン
勝央SAの津山ラーメン
 昼過ぎには高速に入っていて、SAで昼食を食べた。そこからは、息子が急ぐなら京都南まで高速を使うことにするつもりだったが、余裕があるのというので、滝野社インターチェンジで高速を降りて下道で帰った。篠山市まで二人で走り、自分はそこから北に、息子は東に走った。

 自分は、途中でワインディングを探して少し遠回りをして3時半くらいに社宅に着いた。息子は篠山から亀岡市を経由して京都市中京区まで帰り4時半頃に着いていた。

 精神的な余裕がなかったので、あまり寄り道できなかった。面白いマンホールもいっぱいあったが、わざわざ止まるのも難しくてほとんど撮れなかった。もう少し、下調べをして観光地というかそこにしかないものを味わうようなものにできたらと思うが、よく考えたら、自分が学生の頃ほとんど日本中をバイクで走ったが、信号待ちでしか止まらなかった県がいっぱいある。食べるのもめんどくさくてカロリーメイトをタンクバックに入れて自販機の缶コーヒーで流し込んでいた。

 まあ、その代わり、あそこの道は面白かったとか、景色が良かったとかの記憶は残る。今回は、大山の南斜面がきれいに見えた。482号線のワインディングも面白かった。

 とりあえず、大きなトラブルはなくてよかった。Ninja250SE は中古買取業者に売るので、こんなことは二度とできないかもしれない。楽しかった。

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