レゲエは来ているのか?

 レンタルで借りてきたCD。The Beatles は3枚ともビニールで持っているものだが、shuffle に取り込むために借りた。後、REVOLVER と Abbey Road と Let it be と Rubber soul をそろえたら俺の中のBeatles はコンプリートかな。あっ、Help も欲しいかも。

Sgt. Peppers lonly hearts club bandSgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band
 ビートルズのアート寄り作品の最右翼だろうが、今リストを見ると、よく聴いたのは半分くらいだった。当時はLPレコードをそのまま聴いていたので、A面の3曲目まで聴いて裏返していた。B面も、When I’m 64 と最後の2曲ばっかり聴いていた。最後の曲が終わった後のざわめきの中で誰かが叫んでいるような声は俺の持っているアメリカ輸入版では少し短かった。The Bealtes のレコードにはイギリス版とアメリカ版と日本版で違うところが何カ所かあるらしいが、これもその一つ。

Magical Mistery TourMAGICAL MYSTERY TOUR
 このアルバムも好きな曲がB面に集中していたので、A面の2曲目まで聴いた後、B面に針を落として最後まで聴くことがおおかった。A面の曲なんか知らない曲もあるほどだ。

White AlbumThe Beatles (White Album)
 2枚組アルバム。俺が持っているイギリス輸入版はシリアルNo.が打ってある(ちょっと自慢)。しかし、レコードにはあそび溝(曲と曲との間の溝の間隔を広くしてある部分)がなく、曲の切れ間に針を落とすことは不可能だった。曲自体は、光の反射でだいたい分かるが、前の曲の後ろ岳がなるのも物悲しく苦労したものだった。
 ちなみに、レコードの溝は音の強弱そのものなので、音量が大きい箇所は乱反射が強く白っぽく、静かな部分は黒っぽかった。まさに音が目に見える感じだ。今でも、光学ディスクが新品か使用済みかは光の反射で分かるがそれを知ったときにレコードを思い出した。
 2枚組で曲数は多いが、好きな曲が物理的にはなれているので大変だった。好きな曲でも、物理的に独立したような場所にある曲は疎遠になったりしたものだ。今、iTunes でマウスクリックで好きな曲だけをピックアップしたり順番をかえたり、全然違うディスクの曲を入れたりして聴けるのは不思議な感じだ。
 REVORUTION は他のアルバムにも入っていたはずだが、これに入っているREVOLUTION 1 のほうが断然すき。

 打って変わって、ここからはジャパニーズレゲエ。このCDを探していたら、中学生くらいの女の子が二人でやってきて、H-man とか NANJAMAN を探してはしゃいでいた。きてますよ。
Grown Up
 まだ聴いていないのでよくわからないのだが、心配無用の安心ブランドだから。

FireBall :火の玉火の玉
 正直、彼らのCD を入手するのは初めてだが、チョーゼン・リーのDJが入っているのが悪いはずがない。
 だろ?

 あっ、経済的に余裕ができたら必ず買いますので、そこんとこよろしく。

iPod mini 到着

050611_0102~001 娘の iPod mini が届いた。名前とメッセージを入れたが、4日で届いた(昨日届いてたが不在だった)ので、予想よりは早かった。

 ACアダプターが添付していないせいか、箱の厚みが以前のモデルに比べて半分くらいになっていた。弟のセットにはfirewire用のケーブルも入っていたので、うちではfirewireケーブル+ACアダプターを推奨することにした。

 娘は、MDで音楽を収集していたのでこれからが大変だ。とりあえず、手持ちのCDをエンコードしていたが500Mにもなっていなかった。かといって、MDからアナログケーブルでとりこむのも現実的ではないだろう。とりあえず、行方不明になって先週再発行してもらったツタヤのカードの出番か。

爆弾マーク

050605_2238~001 右のダイアログは、娘のiBookのOS9をシステム・アップデートをかけた時に出たもの。懐かしささえ感じて撮った。OSXに移行する前のある時期は、しょっちゅうというより毎日見ていた。win95の場合は真っ青になって止まるだけだった。こちらも、95を会社で使っていた当時はしょっちゅう目にした。機能的には、微かにでもシステムが生きていてエラーコードを返したり※1、テンポラリファイルを再起動時にゴミ箱に入れて置いてくれたりする※2という程度の差しかないが、爆弾マークはマックユーザーに親しまれていた。頭にくるシステムエラー発生時にのに現れる爆弾マークに心に心和ませたり怒ったりすること自体を楽しんでいた。

 OSXの場合は死の回転ピザ(Spinning Pizza of Death)になってそれっきりになってしまい爆弾マークにお目にかかることはなくなった。そもそも、システムにこのダイアログが用意されているのかどうかすら分からない。iMacのそばに必ず爪楊枝を置いていたのはほんの一年半前だが、遠い昔のようだ。winは相変わらずブルーデスだが、2000以降はほとんど出なくなった(3年近く使って1回しか見たことがない)。そういえば、こちらも「リセットボタン」というものがなくなって久しい。

 話は戻るが、こういう遊び心的要素を喜ぶのがMac好きの共通点なのかもしれない。そんなことを、michieru.pieces:Appleがどうなろうともを読んで思った。

※1:役に立ったためしはないが、プログラマな人はここからデバッガに落として情報を得たり、エラーコードから原因を追究できたらしい。

※2:運がいいと作業途中のデータを救えることがある。1回か2回だけ、FileMakerのデータをこれに救われた。

変なトラックバックスパム

 トラックバックスパムの対策に失敗している。スクリプトがエラーを吐いているが、俺の力では何がどう悪いのか分からない。アクセスもあまりないサーバーなので放置の方向でいる。

 トラックバックスパムの大半は、Onlineポ-カ-とか倍安倉の宣伝ばっかりだったが、数日前からメールにも来たことのないタイプの業者に蹂躙されている。夏休み前(アメリカでは学期末)の自然体験ツアーの勧誘かな…

 おかげで、アンテナの上位に常に顔を出しているようだ。申し訳ない。ここへのアクセスは一日に1回で十分です。

てんとう虫

7stars 今朝は寝過ごした。息子のケータイの目覚まし音で目が覚めたのだ。あわてて起き出したが、娘が出かけた形跡がない。娘の部屋に行ってたたき起こした(娘は俺より早く出なければならない)。娘は不機嫌に起きだしてきてダラダラと準備をした。俺がイラ付いているのが分かったのか言葉も少なかった。ほっておいたらサボりかねないので、一緒に駅まで行くことにした。

 バイクを降りても、電車に乗ってもムスっとしている。静かな車内で声を荒げて聞きただすこともできないので俺も黙っていた。すると、娘が突然座り込んだ。しんどいのかと思ったが、声をかけるのが憚られた。回りの乗客から声がかかることはなかったが、様子を伺っているような緊張感は感じた。

 20~30秒して娘が立ち上がった。手には定期を持ちこちらに差し出してきた。見たらてんとう虫が乗っていた。床を這っていたのを乗せたのだった。オレンジ色の羽と丸いフォルムが温かい。ホッとした。

 車内にもホッとした空気が流れた。気がした。

JR西日本GoodJob!の訂正

 前に、バスの振り替え乗車券を往復分渡すようになったことを賞賛した。しかし、乗り場に「振り替え輸送の対象は宝塚・尼崎間に限る」という張り紙があることに気づいた。

 ちょっと待て。これならほとんど効果はない。だって、宝塚と尼崎にはJR社員が常駐しているんだ。どちらを起点にするか分からないのだからどちらかではダメだ。代替の対象をこの二つ(実際には3箇所)に限定するなら2枚渡す必要はない。

 俺は、JR社員のいない途中のバス停で乗り降りする人のために帰りの切符を渡しているのだと思い込んでいた。なぜなら、尼崎や伊丹でJRを降りて西向きのバスに乗る人がいるからだ。それらの人は、JR宝塚から阪急に乗り換えて川西池田に行き、そこから阪急バスに乗り換えて南下するしかないだろう。

 振り替え乗車券をもらうにはJRの停止区間の定期を提示する必要があるのだから、指定ルート上ならどこで降りても構わないんじゃないのか。

iTMSキターはガセ?

 4/1のエントリで約一名を引っ掛けた俺だが、今度は見事に引っかかった・・・orz

アップル、iTMSの国内開始報道に対して「取材を受けた事実ない」

 アップルコンピュータは7日、「8月からiTunes Music Store(iTMS)を日本で提供」と日本経済新聞社が報じた件について「取材を受けた事実はない」と述べた。

 しかし、日経さん・・・取材もしてないのに記事にしたの?

(今度こそ)iTMS キター

NIKKEI NET:主要ニュース:アップル、日本で音楽配信・8月開始
 米アップルコンピュータは8月上旬に日本で、インターネットによる有料音楽配信サービスを始める。国内主要レコード会社の大半が楽曲を提供する見通しで、国内最大の50万―100万曲程度をそろえる。アップルは音楽配信で世界最大手。携帯音楽プレーヤーの普及と歩調を合わせ、ネット音楽配信が日本でも本格離陸しそうだ。

 アップルの音楽配信は「iチューンズ・ミュージックストア(ITMS)」。利用者は楽曲データをネットからパソコンに取り込む形で購入。同社製の携帯音楽プレーヤー「iPod」などに転送して持ち運べる。 (07:00)

 俺にとっては、こっちのほうがインパクトが大きい。100万曲の中に俺の欲しい曲がどれだけ入っているか問題だが、それは始まってからの話だ。何より、外から眺めているしかなかったパーティに招待されたような気持ちだ。

 少し気になるのは、ソニーの動きだ。この春に発売されたソニーのシリコンプレーヤーが好調な売上らしい(ITmedia ライフスタイル:ソニーが躍進するポータブルプレーヤー、“必殺技”iTMSの登場はあるのか? (1/2))。日本人の高機能製品好きにフォーカスした仕様は魅力的だし、充電池の性能はユーザーでしかないAppleには達成できないレベルだ。「液晶がないのはなぁ」という理由でiPod shuffle に疑問を持ったユーザーを全部掻っ攫っていっただろう(影響をまともに食らったのは韓国系のMP3シリコンプレーヤーメーカーだろうが)。

 この、ソニーの躍進はいい。問題は、ソニーがネットワークウォークマンの公式サポートダウンロードサービスとしてmoraを使っていることだ。CDの輸入措置に熱心な音楽流通独占体質(自社の利益に繋がらなければ、アーティストやユーザーが望んでも流通を差し止め聴けなくしてしまうことさえ厭わない)を持ったソニーがそんな、自社のハードで使えないiTMS(しかも、明らかにmoreよりもDRM制限がゆるい)に楽曲を提供するとは考えにくい。

 この影響がどれくらいのものか現時点では分からない。そうならないのかもしれないが、XXというアーティストを聴くにはネットワークウォークマン、YYを聴くときはiPodと使い分けなければいけないような事態は避けて欲しい。

 後、音質別の価格体系を導入してほしい。AAC128kbpsは150円でロスレスは300円でどうか。ロスレスだと通常のCDと遜色のないCDが作れるのだから、通常CDと同程度の価格になって当り前だ。感覚としては、楽曲のバラ売りだ。CDのディスクが高音質なデータ、歌詞カード、安定度の高いディスクをパッケージした完成品として認知されれば多少の価格差は納得されるはずだ。CDメーカーは音楽配信を味方につけなければいけない。日本の音楽販売市場では、CDメーカーのライバルは、音楽配信やCD-R、iPodではない。レンタルだ。そして、音楽配信が直接影響を与えるのはレンタル業界だ。

 これは、ユーザーの視点になれば一発で分かる。欲しい曲があったときに、大好きな特別なアーティストのディスクなら予約してでも購入するだろう。それが将来ダウンロード販売されるかどうかは関係ない。良く知らないアーティストとか一枚のCDに欲しい曲が1曲しか入っていないような場合(こういうケースのほうが多いのではないか)にレンタルを使うのだ。つまり、これまで通常のCDの売上として直接CDメーカーに入ってこなかった(レンタルの印税は入っただろうがマージンは低いのだろう)売上が音楽配信から、流通のピンはねなしに入ってくるのだ。

 同時に、CDメーカーは今のような怠慢な企画は許されなくなる。つまり、廃盤になったりCD化されていなかったりするような楽曲を集めてベスト版を作るようなことは許されなくなる。音楽配信で一番利益率が高いのはこういう楽曲たちだろう(新曲はダウンロード回数が多いだろうが利用料も高いだろうから)。自分だけのベスト版を簡単に作れるようになるからだ(もちろん、それは音楽配信の売上になるが)。CDメーカーに求められるものが変わるのは間違いないだろうが、どう変わるべきなのか俺にはさっぱりわからない。

 CD-R、kana2000、diGO、iPodのおかげで俺は音楽に対する支払額が大幅に増えた。これらがなければ、音楽を聴く機会がなかったからだ。こんな中年のおっさんは多いはずだ。MDユーザー層だって、MDなら一度に持ち歩ける曲数が限られているので、たくさんの楽曲を欲しいとは思わなかったが、iPodを買ってから大量にCDをレンタルしたり買ったりした人がいるはずだ。娘も、iPod mini を買うのを機にCDを借りなおすらしい。重要なのは、CDメーカーが眼の敵にしているものが、全てCDメーカーの利益にとってプラスにしか働いていないことだ。

 コピーされたらその分売上が減るというのは幻想だ。アフォな思い違いだ。コピーできなければしなくなるだけだ。自由に聴けない音楽なら最初から買わない。すっごく気に入った曲だけCDを買うだけだ。しかも、そのCDはコピーできるかできないか、音楽配信されるか否かにかかわらず買うのだ。コピーできなくなったらそんな曲だけを聴き続けるだろう。それに、音楽が聴けなくても他にやることは幾らでもある。実際、kana2000を買うまでは電車の中で音楽を聴いていなかったし、CD-Rを買うまでは車でFMラジオしか聴いていなかった。

 CDメーカーは考えなければならない。CCCDがどのように受け入れられたのか。CCCD化したディスクがそうしなかったディスクに比べて売上が伸びたのか?逆だろ。去年、CDの売上が減ったのはiPodの責任のようにほざいていた耄碌ジジイがいたが大間違い。CDメーカーがこぞってCCCDなんか出したからだろう。それまでより質の劣るものを市場に投入しておいて、売上が減ったことに別の原因を持ち出すとは盗人猛々しい。