「なんぼよ?」ソニー VAIO Duo 11 スライドWindows 8 タブレット

 RT に続いて Windows 8 機。こちらも微妙な仕上がり。VAIO X が 700g だったのに、1.3kg で作っていいんなら楽勝だっただろう。

 このマシンはキーボード部分を外せそうにない。ノートパソコンを運ぶのとほとんど違いがないだろう。しかも、Windows8のコンセプトが「ノートPCと同じことができる」なのに、タブレットとして使ったらそのメリットがなく、操作感を重視してキーボードやポインタを搭載したらPCと違いがなくなる。

 それと、数日前から続いている発表で特徴的なのはほとんど価格が示されていないということだ。おそらく Surface の価格が出てから考えるということなのだろう。Surface の Windows 8 版がどの価格帯になるかが Windows 8 ハイブリッド機がこれから残るプラットフォームになるのかペンコンピュータ(WindowsCE)の後を追うのかが決まる。

 とにかく、Windows 8 ハイブリッドは iPad 以前のタブレットを見ているようで楽しい。全部揃ったらまとめてギミック比べをしてみたい。

ソニー VAIO Duo 11 発表、スライドWindows 8 タブレット / ノート – Engadget Japanese

うわさのコンバーチブルタブレット VAIO Duo 11 がIFA 2012 で正式発表を迎えました。VAIO Duo 11 は、タブレットから画面がスライド&チルトで立ち上がりノート型になるWindows 8 PC。今年1月のCES 2012 に出展されたスライド型PCプロトタイプがようやく製品になりました。また先日のリーク写真にもあったように、デジタイザを搭載してペン入力に対応します。

主な仕様は11.6インチ 1920 x 1080 フルHDディスプレイ、インテル Core i3-3517U / i5-3317U / i7-3217Uプロセッサ、Intel HD Graphics 4000、4GB / 8GB RAM、128GB / 256GB SSD など。ほか802.11a/b/g/n WiFi、Bluetooth 4.0 (Bluetooth Smart Ready) 、USB 3.0 x1、USB Charge対応USB 3.0 x1、HDMI出力、MS Duo / SD スロット。前後にフルHDウェブカメラ。

モバイルタブレットとして、GPSやジャイロ、コンパス、加速度計も搭載します。 またNFCも標準搭載。コンバーチブルとして気になる厚さは17.85mm。本体重量 約1.3kg (標準バッテリー時)。出荷はWindows 8 の発売10月26日と同時期。価格はまだ不明。

Surfaceは恐れるに足らず? レノボが受けて立つ

 iPad に叩かれ、kindle fire に割り込まれ、NEXUS に踏みつけられてなお意気軒昂。素晴らしい。

 Android では存在感が薄くなる一方の Lenovo だが、Windows 8 をビジネスチャンスとして考えているのだろうか。Windows 8 によってタブレット市場と Ultrabook 市場が混乱したら、その隙間に何らかの光が差すと考えているのか。

 タブレット市場の次のフェーズが始まったときに読み返すためにクリップしとく。

Surfaceは恐れるに足らず? レノボがもっと素晴らしいWindows 8タブレットを開発中か : ギズモード・ジャパン

マイクロソフトがハードウェアだと?

そんな背伸びなどせずとも、マイクロソフトにはこれまで通りWindowsのOSだけ出しててもらえればいいんだけどね…そんなふうに心から思っているメーカーさんって多いんじゃないでしょうか? 中にはマイクロソフトに逆ギレしちゃって、「勝手にSurfaceなんてタブレットまで自社販売してきたら許せない」って息巻いてるパソコンメーカーだって現われています。

ただ、ここにきて意外なのは、むしろマイクロソフトのハードウェア進出が大歓迎という太っ腹な姿勢で構えるレノボ。同社のヤン・ユァンチンCEOは

「(マイクロソフトは)数ある競合の一つに過ぎない。我々はマイクロソフトよりも格段に優れたハードウェアをリリースする自信がある」

なんて語っていますよ。

Windows 8、およびキーボード一体型の画期的な新タブレット「Surface」のリリースが近づくこのタイミングで、新たなライバルのマイクロソフトを余裕で評していることからすると、よほどの対抗モデルを擁しているんでしょうかね。やっぱり「ThinkPad」のブランドで、SurfaceもiPadも顔負けなWindows RTタブレットの正式発表が迫っていたりもするのかな~?

GEEK_XP版「Windows 8は『買い』か『待ち』か?」

 混乱した記事を読んで自分まで混乱したので、ちょっと考えてみた。難しい理由は Windows 8 がどのカテゴリーに向けての製品なのかが漠然としているせいではないか。Microsoft では明確なものがあるのかもしれないが、それは自分には全く伝わっていないし、多くの紹介記事でも混乱が見られる。

 Windows 8 として紹介されるのがタブレットで、しかもそれはWindows RT という「非 Windows 8 だけど UI は一緒」という中途半端なものだ。Surface というハードが出てきたからますますわからなくなった。Surface は Windows RT マシンなはずなのに、一部では「Windows 8 が搭載されるのでパソコンと同じソフトが使える」といった記事もある。もし、パソコンと同じソフトが使えるモデルが出るとしたら、それは安価な Windows RT ではなく10万円近い Windows 8 搭載機となる(アーキテクチャの異なる、ソフト互換性がないのに同じブランドで売られることになる)。そして、当然のことながら Microsoft Office を購入する必要がある(+数万円)が、そこまで考えた記事を読んだことがない。

 ここでは、Windows 7 の後継としての Windows 8、新しいプラットフォームとしての Windows 8 搭載タブレットを対象に考えたい。ARM アーキテクチャ向けのタブレットOSとして、iPad と Android タブレットとの直接対決は Windows RT が担当すると思われるからだ。

アップデート

 フルスペックPC で使う OS をWindows8にアップデートするのは、ハードの制約さえクリアしていれば一番簡単に「買う」ことができる。しかし、OSのメジャーアップデートにつきものの互換性問題が解決されるまでは待つべきだ。また、「Windows 8は買いなのか待ちなのか、OS別に考えてみる : ギズモード・ジャパン」や「Windows 8はユーザの負担が大きすぎ, そのメリットは見えない」にもあるように、キーボードとポインティングデバイス、非タッチスクリーンという現在のフルスペックPC では快適かどうかは分からないので、個人的には Windows 7 で行けるところまで行くというのが正解のような気がする。

 少し話しはそれるが、「Windows 8はユーザの負担が大きすぎ, そのメリットは見えない:GEEK_XP」にも書いた通り、UI は前提とするハードの構成との整合性が重要だ。フルスペックPC の物理的インターフェースはモニタ・キーボード・ポインティングデバイスの三つだ。というより、OS の GUI、モニタ、キーボード、ポインティングデバイスがセットで一つのUXを作り上げるのだ。だから、OS の GUI だけをタブレットで使いやすいものにしてもトータルの UX が改善されるかどうかは分からない(出てみないことには分からないが)。

Windows 8 タブレットの新規購入

 新しいプラットフォームとして Windows 8 搭載タッチスクリーン搭載のタブレット(または、ハイブリッドノート)を購入する場合だが、「だったら Ultrabook でいいんじゃね」と思う。金額的にもほとんどめりっとのない Windows 8 より実績のある Windows 7 のUltrabook のほうが実用度は高いはずだ。また、職場や業種によっても違うのでユーザによるだろうが、「パソコンと同じソフトが動く」ことがそれほど大きなアドバンテージではないと考える。自分は業務では Windows 7 ノートPC を支給されて使っているが、業務上で必須の Mcrosoft offce や Filemaker Pro は自宅の iMac には入っていないし要らない(業務用のDBや共有ドキュメントへのアクセスが出来なければテキストエディタでできる以上の仕事はそもそもできない)。なので、Windows 8紹介記事で真っ先にあげられる、唯一といっていいAndroidやiOSに対するアドバンテージなど存在しないと考えている。

 そして、Windows8搭載タブレットの価格がこの考えを後押しする。intel core duo を搭載したタブレットは本体のみで7万円くらいの価格帯(iPad より $100上)ではないか。そして、パソコンと同じバイナリを動かすとしたらソフトの価格は当然パソコンと同額だ。office はバンドルモデルで+$200としたら、10万円近い価格帯になってしまう(officeを単体で買うともっと高い)。さらに、今のフルスペックPC でも重い Office がタブレット環境で快適に動くとは思えないのだが・・・

 また、記事ではほとんど検証もされずに「Windows8はパソコンと同じOSなので同じ物が動く」としているが、今のパソコンは65bitアーキテクチャが進み家庭用のTVチューナー付きモデルですら4GBのメモリを搭載している。これらを全とするソフトを省電力ハードでまともに動かせるんだろうか。

 さらに、既存PCにWindows8を載せることにメリットがないのと同様に、Windows8タブレットで既存の UI を前提としたソフトを動かすことが快適とは思えない。

結論

 以上より、このブログでは2012年8月の結論

  • パソコンのOSをアップデート:待ち。今使っている環境が全て対応するのを確認したうえで、実際に使った人のレビューを参考にして考える(自分のハードウェア環境とも相談)
  • Windows8タブレット購入:すぐに使えるタブレットがほしいなら NEXUS 7 か iPad を買う。1年くらい待てるなら Windows RT 機も選択肢に入るかもしれない。
  • Windows8タブレット購入(現行のノートPCのリプレース):Windows7 搭載 Ultrabook への買い替えが吉
  • (番外)人柱上等な人:すぐにアップデートした上で Windows 8 タブレット(キーボードポインタ付き)を購入しレビューを書く!

もう?>底辺への長い競争に突入したタブレット

 こうなることは分かっていた。が、もう始まるとは・・・ Kidle fire と NEXUS 7 の販売がこの流れを大きく加速したのだろう。

 ただし、下の記事で取り上げられていない、ネットブックとタブレットとの違いがある。売り切りのネットブック(CULV)と異なるビジネスモデルを持ったプレーヤーがタブレットのプライスリーダーとなっていることだ。製造販売専業メーカーとっては薄利の市場でしかなくなるだろうが、コンテンツプロバイダーにとってはそれで十分だ。

 生き残れるのは、プレミア価格でも売れるiPadと、コンテンツプロバイダーと、コンテンツプロバイダーにOEM販売するメーカー、7インチ端末を1万円未満で出せる聞いたこともないメーカーだけだろう。そうなってくると、OS のライセンス料が $75 という Windows RT を自社ブランドで出せるメーカーは消えるしかなくなる。

 この答えは来年の今頃までには出ているか。

底辺への長い競争に突入したタブレット – TechCrunch

ネットブックを覚えているだろうか。ちょうど2年前、ネットブックに死角はなかった。それは未来であり、出先で仕事をこなすペーパーバック大のノートパソコンだった。やがてメーカーたちはそれを、瀕死の製造ラインから利益を絞り出すすばらしい方法だと考えた。
残念なことに、われわれがタブレット市場で向かっているのはそこかもしれない。
長い間それはほんの数頭立てのレースだった。Motorola、Apple、そしてSamsungらが最上級のタブレット製品を作り、プレミア価格で売っていた。それがこの市場に維持できることだったからだ。しかし、199ドルのKindle Fire、さらに近くはNexus 7の登場により、まもなく堰が切って落とされ、価格が、質が、価値が下落していく。
パターンはこうだ。ある製品群が人気を呼ぶ。主要プレーヤーは比較的高価で高品質で優れたデザインの製品を作る。アーリーアダプターが飛びつき、人気獲得の短い期間が続く。そしてタブレットを買おうとしていた人すべてがタブレットを持っている。ポジションはそれぞれのタイプのさまざまな優位点に応じて決められていく。ネット上で議論が過熱する。

そして誰も話題にしなくなる。

Samsung Galaxy Note 10.1の可もなく不可もないレビューや、多数のNexus 7デバイスの故障報告が証明するように、タブレット市場が採算性を失いつつあることは明らかだ。製造品質やデザイン努力は下落し、戦車のようなXoomや、八方破れなKindleなど昨日までのタブレットたちは、けち臭くて安物のバーゲンハンター向けデバイスにその座を譲っていく。 魔法の199ドルの価格ラインにメーカーが気付いた時から、品質はさらに低下しさらに手を抜かれる。このスパイラルは、OEMが殆どアップグレードされることのない200ドル以下の製品を出荷し始めるまで続く。
そう、市場に低価格な選択肢が存在するのは良いことだが、本質的価値のない低価格製品は消費者に悪をもたらす。例えば、中古価格は全体需要を示す良い指標だが、最近記憶にあるモデルで数ヶ月以上価値を維持したものはない。新しいToshiba Exciteの価格は400ドルだが、中古品は約250ドルで売られている。同様の価格低下はほぼすべての「高級」タブレットで見られる。
ネットブックの死で見たような、タブレットの死をわれわれが見るとは思っていない。ネットブックは、生き延びるためにはあまりにニッチな商品だった。一方タブレットは、長く、長くわれわれと共に存在するだろう。問題は、今まさにタブレット不況が起き、質と価値が指数的に下降しつつあることだ。危険なのは、利益が下がるほどメーカーはより安いハードウェアを製造しながら、プレミア価格を維持しようとすることだ。われわれはまだ、そこまでは行っていないが、近づきつつある。
売れ筋商品の自賛癖のために、製品ライフサイクルの初期にこの手の予測を立てることは困難だ。メーカーたちは、コスト+特大ヒット(199ドルのMicrosoft Surfaceの噂)、あるいは低コスト化どちらかの選択を迫られている。傾向はもちろん、安く、もっと安くであり、それはその製品の価値がなくなるまで続く。

エコシステムへの影響は? Surface への Acer,Lenovo の反応

対照的な反応だが、Acer の反応が自然だと思う。この市場の製造販売からしか利益を挙げられない組立屋ではこの価格は難しいのではないか。しかも、WindowsRTのライセンス料が$75もするとなると、黙っていられないだろう。おそらく、Acerは10インチAndroid端末を売っても一台当たり$100も粗利益は無いだろう。その大半をMSに差し出せというのと同じだからだ。

 MSはインストールベースさえ増えればオフィスソフトやサービスを売って利益を上げられる。そのために、今 iOS と Android に占められた市場に割り込まなければならない。そのためにMSは現在のAndroidと戦えるだけの価格設定をしてくるだろう。そして、その価格は組立メーカーにとってはほとんど利益が出ない金額になるだろう。MSの財力を持ってすれば、一台あたりに損をしても構わないだろう。これは、kindle fire や NEXUS 7 でAmazonとGoogleがとっている作戦と同様だ。これらと戦うため、しかも後発で追いすがるためには普通の方法ではダメだと踏んだのだろう。これは正解だと思う。

 しかし、売り切りで販売後はサポートコストだけがかかる製造業者はそんな価格は出せないのにも一理ある。プラットフォームオーナーの下請けになるか撤退するかのフェーズになったのかもしれない。

マイクロソフトのSurfaceに反発の声――エイサーCEOが“エコシステムに悪影響”と批判|Microsoftウォッチ|トピックス|Computerworld

 米国Microsoftは自社開発のWindows 8搭載タブレット「Surface」を10月に発売する計画だが、世界最大級のPC製造ベンダーの1社である台湾Acerが“世界のエコシステムにとってマイナス”であるとして、反感を示している。

 Microsoftは6月、自社製タブレットを開発することで同市場に参入する計画であることを明らかにした。SurfaceはAppleのタブレット「iPad」と競合する一方で、自社OEMパートナーとの関係に緊張が広がっていた。
 Acerの会長で最高経営責任者(CEO)のJ.T.ワン(J.T. Wang)氏は英紙Financial Timesとのインタビューにおいて、大手PC製造ベンダーとしては初めて、Microsoftの計画を公然と批判した。
 「われわれは(Microsoftに)熟考し、再考するようにと伝えた。これはエコシステムに多大な悪影響を及ぼし、他ブランドも否定的な反応を示す恐れがある」とワン氏は述べた。

 これに対して、中国の Lenovo は強気だ。10インチを$199で売っても利益を出せる目算が有るのだろうか。見落とし勝ちだが、Microsoft はハードメーカーとしてコンシューマーにハードを数百万台売っている実績がある。そう、XBOXだ。XBOXはコンピュータに近いハイテク製品だし、製造、流通、販売、サポートのオペレーションはタブレットとほとんど変わらない。

 この経験を持ってすれば、タブレットのオペレーションがハード製造メーカーに対して大きく劣るとは考えにくい。少なくとも、それまで自社のハードを持ったことのなかったGoogleや楽天のようなことは無いだろう。

「MicrosoftのSurfaceは恐るるに足らず」――LenovoのCEO、打倒に自信|Microsoftウォッチ|トピックス|Computerworld

 中国Lenovoの最高経営責任者(CEO)である楊元慶(Yang Yuanqing)氏は8月16日、米国Microsoftが新しく投入するタブレット「Surface」について「特に心配していない。Microsoftを含む競合企業よりもいいハードウェア商品を生み出すことができる」と述べた。
 楊氏は決算説明会の席上で「Microsoftはソフトウェアの世界では強いが、私は彼らが世界で一番いいハードウェア製品を生み出せるとは到底信じられない」と強調。ただ「Microsoftがハードウェアに参入することは歓迎すべきことではないが、我々にとっては、新たに競合企業が一つ増えるだけの話で、あまり大きな問題ではない」と話した。
 8月初旬には同じPCメーカーのライバルである台湾AcerがMicrosoftのSurface発売について「PC産業のエコシステムにマイナスの影響を与える」と批判したばかり。
 MicrosoftはWidowsの普及をPCベンダーに頼ってきた歴史がある。しかし今回Windows 8のリリースを控えるなか、自社OSを搭載したタブレットであるsurface3 件を自ら販売することを決めた。これはパートナーの製品と競合していくことを示している。
 報道によるとMicrosoftはsurface3 件の低価格バージョンを199ドルで用意すると伝えられている(記事)。しかし決算説明会で楊氏は「率直にいうと、Surfaceについてはそれほど恐れてはいない」と話す。
 「我々には、Microsoftを含む競合相手よりもいい製品を生み出すことができるという自信がある」と楊氏は強気の姿勢を見せた。

 さあ、いよいよ始まりますよ。10/26が楽しみで仕方がない。

Windows RTタブレットはWin 8タブより300ドル安?

この記事で一番興味深いのは、Windows RT のライセンス価格だ。なんと $75 もするらしい。$200〜$500 の市場価格の商品に新たに $75 もの OS を負担することが可能だろうか。ハードにかかるコストが同一ならAndroid 端末より $75 高く売らなくては同じ採算にならないということだ。Acerが怒っていたのはこれが理由だろう。

 7インチのタブレットは既に Google によって $199 が標準になった。7インチのタブレットに $250 以上払う人はもういないだろう。

 前に噂のあった、Surface が $199 というのは、この記事を読む限りではなさそうだ。16GB で $400 前後といったところか。しかし、組立屋は厳しいだろうな。少なくとも、日本メーカーは日本国内だけで情弱相手に地デジチューナー付モデルを売るしかなくなるか。

Windows RTタブレットはWin 8タブより300ドル安–iPadの下辺に食らいつく気

iPadにやっと互角な競争相手が現れるようだ。Bloombergのインタビューで、Lenovoの北米担当最高役員David Schmoockが、Windows RTを搭載したタブレットはWindows 8フル搭載のものより200〜300ドル安くなる、と言った。Win 8タブレットは600〜700ドルと言っているから、RT機はiPad以下になる。

ただしSchmoockはあくまでもLenovoのことを言っているのだろう。待望のMicrosoft Surfaceも、これと同じ価格体系になる。Microsoftはまだ価格について沈黙しているが、Windowsタブレットがその価格で出揃うのならiPadにやっと好敵手が現れたことになる。

一般消費者がタブレットを欲しがっていることは、今や明らかだ。だからその市場は急成長しており、製品と価格が多様化するとともに、市場はさらに成長する。本誌のJohn Biggsが昨日書いたように、一部の企業は市場の底辺を奪い合っている…低機能のAndroidタブレットを安く提供することによって。しかしWindowsタブレットは、その路線では進めないはずだ。

噂によるとMicrosoftはOEMに、Windows RTに関して相当な大金を課しているらしい。Windows 8はさらに高いだろう。これまでの情報によると、RTのライセンス料は85ドルだそうだ。だからWindowsタブレットはRTにせよ8にせよ、Nexus 7的な価格では売れない。OEMたちは、少なくとも最初のうちは、Windowsタブレット市場の上辺、ハイエンド部分をねらうだろう。そこはまだ競争が緩くて、マージンを削るほどの苦戦にはならないだろうから。

上述のDavid Schmoockの見方では、“RTはきわめて果敢な価格戦略によって消費者と小売店店頭を他と奪い合うことになる”。そして、“売れるとは思うが、そのためには消費者が食いつく価格帯であることが必要だ”、とBloombergのインタビューで語っている。

極端に言うと、今市場にあるタブレットは499ドルのiPadと199ドルのNexus 7だけだ。後者は199ドルのKindle Fireを駆逐しつつある。だから、両者の中間の価格帯は誰もが参戦できる大きな空き地だ。無理のない予想としては、iPadのベース機種と同じ画面サイズとストレージを安く提供することによって、iPad市場の下辺を食う。そして次はiPadよりもやや高い機種としてWindows 8タブレットが、タッチインタフェイスによる完全なデスクトップ環境を提供する(PCメーカーであるLenovoあたりはそう謳うだろう)。しかしそれで戦場の構図が確定するわけではなくて、タブレット市場にはすぐに新勢力が現れる。

すなわち、ネット上の噂が真実ならば、Appleはもうすぐ250〜350ドルのiPad miniを出す。この価格帯を見ると、明らかにWindows RTタブを追い払うための防壁だ。ただし、画面は小さくなるようだが。

今タブレット市場を引っ張っているのはiPadだが、まだまだ市場の処女地は広大であり、将来のリーダー争いは流動的だ。WindowsタブレットはiPadとは違うユーザ体験を提供するつもりでいる。だから仮に価格が同じでも、それが捉えるユーザニーズや用途(ユースケース)は異なるはずであり、だからこそRT/8のタブレットにはその噂の価格体系で十分な商機がある。もしもそれがだめなら、Nexux 7と競争する低価格低性能路線に転身して、‘底辺を奪い合う戦い’に参戦するしかない。

2012 夏の陣は Acer の勝ちか?日本エイサー、フルHD対応のAndroid 4.0タブレット「ICONIA TAB A700」 39310円

 Samsung のGALAXY 10 に先駆けてACERが出していた10インチAndroidタブレットの記事を思い出した。

 こちらは、1920×1200という解像度だ。1280×800とは明らかに違う(それでも Retina よりは低いが)。それ以上に差があるのが価格だ。記事では32GBが47800円とあるが、価格ドットコムでは 39,810円だ。Samsung のマーケティング陣は価格勝負で勝ち続けてきたのに、タブレットでは判断ミスを繰り返しているようにしか見えない。

 Androidの10インチ端末を今買うのなら A700 がベストだろう。次は、中国製のノーブランドの1万円くらいのICS端末だ。

 Surface が本当に $199 で10 インチタブレットを投入したら、この相場観すら陳腐化してしまうだろう。お買い上げはacer タブレットPC NVIDIA Tegra3 1GB 32GB SSD 10.1型 Android4.0 ブラック ICONIA TAB A700-S32Bからどうぞ。39,325円で送料無料だよ。このブログから買って寄付しよう!

日本エイサー、フルHD対応のAndroid 4.0タブレット「ICONIA TAB A700」 – ITmedia LifeStyle

 日本エイサーは、10.1インチワイド液晶搭載タブレット「ICONIA TAB A700」シリーズを7月20日に発売した。価格はオープン。店頭では16GバイトのSSDを備えた「ICONIA TAB A700-S16S(シルバー)」が4万4800円前後、32GバイトSSDの「ICONIA TAB A700-S32B(ブラック)」は4万7800円前後になる見込みだ。

Windows RT 版は199ドル!?

 10インチタブレット(しかもキーボード付き)を$199 で出せば勢力図は変わるだろう。そんなことが果たして可能なのか?「Windows RT タブレット第一陣は ASUS、レノボ、東芝、サムスンから – Engadget Japanese」の記事で他社も Windows RT 搭載機を出すとあるが、MS が Tegra3 32MB 10インチを $199 で出したら対抗できるような端末を作る事ができるんだろうか。特に、東芝は今、10インチの REGZA を実売4万円で売っているのに。その半額になってしまって利益を出せるのか?

 面白い。こんなにルールがコロコロ変わる市場は珍しい。ガラケーからスマートフォンに切り替わりつつ有る携帯電話市場より変化が速い。まあ、4コアICSのAndroidかiPadを買っておけば後悔はしないだろう。高いといっても数万円なんだし。

マイクロソフト Surface タブレット、Windows RT 版は199ドル・10月26日発売? – Engadget Japanese

6月の発表会で価格・発売日を除く詳細が明かされたマイクロソフト Surface の話題。7月末のカンファレンス TechReady 15 で説明を受けたという情報提供者によると、マイクロソフトは Windows RT 版の Surface を199ドルで販売する予定とのこと。

マイクロソフトはSurface の価格についてはこれまで直接の言及を避け、「Windows RT版は競合のARMベースタブレットと、Windows 8 版は同等仕様の Ultrabook などと競争力のある価格」になるとのみ表現してきました。仮に199ドルで販売されることになれば、同じく戦略価格の Google Nexus 7 タブレット (7インチ、Tegra 3) と、また新型発表も近いとみられるアマゾン Kindle Fire と並ぶことになります。

Surface for Windows RT の仕様は 10.6型 ClearType HDディスプレイ、Tegra 3 プロセッサ、32GBまたは64GBストレージ、microSDスロット、USBポート、HDMI出力、2×2 MIMOアンテナ搭載の WiFi など。重さは約676g、厚さ9.3mm (背面に折りたたみスタンド内蔵) など。

新しいゾンビとなるのか?:Sony Tablet Sの後継機と思われる「Sony Xperia Tablet」の詳細リーク

 まあ、カバーと一体のキーボードというアイデアは iPad のサードパーティ製でも既にあったので、Surface のキーボードを見て急いで作ったというわけではないだろうが、軽く失笑してしまう。iPad なら logitech などのメーカーがいろんなカバーやキーボードを作ってくれるが、Sony のタブレット向けにそんなものをサードパーティは出してくれない。

 ほとんど売れなかった前モデルを今の要素技術で更新しただけというのがこの端末だ。しかし、Googleがこの市場を修羅場に変えた。クアッドコア搭載のICS端末市場への参加資格を大きく引き上げたからだ。クアッドコアというプレミアム感のあるハードを普及価格帯にまで引きずり落としてしまった。もう、Tegra3だからといってプレミア価格にはできない。まして、10インチで1280×800 という解像度で消費者を納得させるには相当な低価格が必要だ。記事に書かれているのは参考価格で実際の市場価格をどこまで下げられるかだ。

とまあ、自分などは、この端末について懐疑的な視線しか向けられないが、自分の感覚が市場の総意かどうかは数ヶ月後に分かるだろう。なぜ、こんなに自信が無いかというと、会社でExcelもまともに使えないおっさんが得意げに「臨時収入が入ったらREGZAの13インチ買うつもりなんですよ」と言っていたから。「13インチだと地デジが観られるから」ということらしかった。地デジが観たいからといって13インチのタブレットを選ぶ人がいるなんて予想外だったが、そういう人が実際にいることを目にしたら否定はできない。東芝の読みが正しいか自分の感覚が正しいか・・・REGZAの13インチの動向を追いたい。

Sony Tablet Sの後継機と思われる「Sony Xperia Tablet」の詳細がリーク、9.4インチディスプレイやTegra3クアッドコアCPUなどを搭載 | ゼロから始めるスマートフォン

ソニー製Androidタブレット「Sony Tablet S」の後継機と思われる端末の情報がリークされました。流出した資料には「New Branding」と題して「XPERIA Tablet」という製品名が記載されています。ソニーは今後スマートフォンとタブレットを同じ「XPERIA」ブランドで統一して推し進めていく予定のようです。

デザインに関する資料では、アルミニウム素材の防沫仕様のボディーになると記載されています。また筐体は前作よりも42%薄い厚さ8.8mm(最厚部で11.85mm)になると記載されています。

形状は前作でも採用された「偏重心デザイン」が引き続き採用されるようです。片手で持った際にバランスが良く、重さを感じにくいとされています。

詳細なスペックもあります。書きだすと以下のようになります。
•端末サイズ:241.2×174.3×8.8mm(最厚部11.85mm)
•重さ:570g
•ディスプレイ:9.8インチ WXGA(1280×800)
•OS:Android4.0 ICS またはそれ以降(Android4.1 JB)
•CPU:Tegra3
•ストレージ:16GB/32GB/64GB
•カメラ:背面800万画素、前面100万画素
•無線LAN:IEEE802.11 a/b/g/n
•Bluetooth:3.0
•外部端子:STポート、SDカード、マイク、ヘッドフォン、ステレオスピーカー
•センサー:環境センサー、ジャイロセンサー、電子コンパス、加速度センサー、GPS/A-GPS
•バッテリー:6,000mAh(Wi-Fi環境でのWEBブラウジングで最大10時間駆動)

ディスプレイは前作と同じ9.4インチWXGAとなります。OSは最新バージョンへ、CPUはTegra2デュアルコアからTegra3クアッドコアへ、カメラは500万画素から800万画素へ、ストレージは64GBモデルが新たに追加されます。バッテリーは5,000mAhから6,000mAhへと大型化され、連続動作時間も倍増するようです。各項目で着実に進化を遂げているように思います。

モデル名は16GBモデルが「SGPT121US/S」、32GBモデルが「SGPT122US/S」、64GBモデルが「SGPT123US/S」となります。今月初旬にFCCの認証を通過した端末と一致しますね。ほかにカナダ市場向けモデルと思われる「SGPT121CA/S」「SGPT122CA/S」「SGPT123CA/S」も確認されています。

価格は順に449.99ドル(約35,000円)、549.99ドル(約43,000円)、649.99ドル(約51,000円)となっています。

ソニーは8月29日にドイツ・ベルリンでIFA2012のプレスカンファレンスを開催する予定であり、ここで正式発表される可能性があります。

新しいゾンビとなるのか?:Sony Tablet Sの後継機と思われる「Sony Xperia Tablet」の詳細リーク

 まあ、カバーと一体のキーボードというアイデアは iPad のサードパーティ製でも既にあったので、Surface のキーボードを見て急いで作ったというわけではないだろうが、軽く失笑してしまう。iPad なら logitech などのメーカーがいろんなカバーやキーボードを作ってくれるが、Sony のタブレット向けにそんなものをサードパーティは出してくれない。

 ほとんど売れなかった前モデルを今の要素技術で更新しただけというのがこの端末だ。しかし、Googleがこの市場を修羅場に変えた。クアッドコア搭載のICS端末市場への参加資格を大きく引き上げたからだ。クアッドコアというプレミアム感のあるハードを普及価格帯にまで引きずり落としてしまった。もう、Tegra3だからといってプレミア価格にはできない。まして、10インチで1280×800 という解像度で消費者を納得させるには相当な低価格が必要だ。記事に書かれているのは参考価格で実際の市場価格をどこまで下げられるかだ。

とまあ、自分などは、この端末について懐疑的な視線しか向けられないが、自分の感覚が市場の総意かどうかは数ヶ月後に分かるだろう。なぜ、こんなに自信が無いかというと、会社でExcelもまともに使えないおっさんが得意げに「臨時収入が入ったらREGZAの13インチ買うつもりなんですよ」と言っていたから。「13インチだと地デジが観られるから」ということらしかった。地デジが観たいからといって13インチのタブレットを選ぶ人がいるなんて予想外だったが、そういう人が実際にいることを目にしたら否定はできない。東芝の読みが正しいか自分の感覚が正しいか・・・REGZAの13インチの動向を追いたい。

Sony Tablet Sの後継機と思われる「Sony Xperia Tablet」の詳細がリーク、9.4インチディスプレイやTegra3クアッドコアCPUなどを搭載 | ゼロから始めるスマートフォン

ソニー製Androidタブレット「Sony Tablet S」の後継機と思われる端末の情報がリークされました。流出した資料には「New Branding」と題して「XPERIA Tablet」という製品名が記載されています。ソニーは今後スマートフォンとタブレットを同じ「XPERIA」ブランドで統一して推し進めていく予定のようです。

デザインに関する資料では、アルミニウム素材の防沫仕様のボディーになると記載されています。また筐体は前作よりも42%薄い厚さ8.8mm(最厚部で11.85mm)になると記載されています。

形状は前作でも採用された「偏重心デザイン」が引き続き採用されるようです。片手で持った際にバランスが良く、重さを感じにくいとされています。

詳細なスペックもあります。書きだすと以下のようになります。
•端末サイズ:241.2×174.3×8.8mm(最厚部11.85mm)
•重さ:570g
•ディスプレイ:9.8インチ WXGA(1280×800)
•OS:Android4.0 ICS またはそれ以降(Android4.1 JB)
•CPU:Tegra3
•ストレージ:16GB/32GB/64GB
•カメラ:背面800万画素、前面100万画素
•無線LAN:IEEE802.11 a/b/g/n
•Bluetooth:3.0
•外部端子:STポート、SDカード、マイク、ヘッドフォン、ステレオスピーカー
•センサー:環境センサー、ジャイロセンサー、電子コンパス、加速度センサー、GPS/A-GPS
•バッテリー:6,000mAh(Wi-Fi環境でのWEBブラウジングで最大10時間駆動)

ディスプレイは前作と同じ9.4インチWXGAとなります。OSは最新バージョンへ、CPUはTegra2デュアルコアからTegra3クアッドコアへ、カメラは500万画素から800万画素へ、ストレージは64GBモデルが新たに追加されます。バッテリーは5,000mAhから6,000mAhへと大型化され、連続動作時間も倍増するようです。各項目で着実に進化を遂げているように思います。

モデル名は16GBモデルが「SGPT121US/S」、32GBモデルが「SGPT122US/S」、64GBモデルが「SGPT123US/S」となります。今月初旬にFCCの認証を通過した端末と一致しますね。ほかにカナダ市場向けモデルと思われる「SGPT121CA/S」「SGPT122CA/S」「SGPT123CA/S」も確認されています。

価格は順に449.99ドル(約35,000円)、549.99ドル(約43,000円)、649.99ドル(約51,000円)となっています。

ソニーは8月29日にドイツ・ベルリンでIFA2012のプレスカンファレンスを開催する予定であり、ここで正式発表される可能性があります。