トークライブ「LOOSE」 2012/11/3 神戸16bit

 普段聴いている podcast の出演者がやるトークライブイベントに行った。

 このトークライブイベントは二回目。一回目の「RISKY」が行われた際には、「満席にならないのなら空席を埋めるために行こう」と思っているうちに満席になった。今回も同じスタンスで直前まで待っていたが、満席のアナウンスがないまま当日の朝を迎えた。まだ空きがあるのか確認したら、すでに申し込みが締め切られていた(2日23時59分に申し込み自体が打ち切られていた)。このことをツイートしたら、サワダ氏から「まだ空いているから当日来てもらえば入れます」との返事があった!!

 神戸16bitは iOS6 の地図にも MapFan(iOS版) にも無かったが住所はウェブで調べていたので苦労せずに見つけられた(iOS 5 のマップにはあった)。受付で Twitter の ID を告げていたら、後ろから「panhead さん?」と、出演のお三方に代わる代わるにご挨拶頂いた。いつも一方的に聴くだけだった声の主と言葉を交わすのは不思議な感じだった。少し、アウェー感が緩和された。感謝。

 着いたのは10分くらい前だったが、席はほとんど埋まっていた。椅子はパイプ椅子で、用意周到な人は座布団を用意していた。覚えておきたい「神戸16bitのライブに行くときは座布団必須」。暖かければ上着を脱いで尻に敷くこともできるが、晩秋に近い気温でMA-1の下はアロハだったので脱げなかった。全席18席で16席まで埋まった(はず)。客席の平均年齢は自分より一回り以上下だと思うが、子供と同年代の人はいなかった。自分と同年代もいなかったことは言うまでもない(^^;

 ライブは公開録音も兼ねていて、様子は(全てではないが) 各番組に流されるので、詳細は書かない。番組のサイトか iTunes に下記URLを登録して聴いて欲しい。iPhone、iPad で読んでいる人は iOS 版 podcast アプリでも検索でる。

 公開録音3番組分とフリートークで4時間。3人とも出ずっぱりの喋りっぱなし。テンションを継続できるスタミナに驚かされた。脚本も台本もない(アウトラインはあったとは思うが)地の言葉で場をつなぎ、突然の無茶振りに対応しなければならない。到底自分には真似できない。振られて考えこまないところが素晴らしい。「脳が活性化されてるだろうなぁ。これなら翌日有給取りたくなっても無理ないよ」とぼんやりと思っていた。

 収録外のフリートークは興味深く自分でも考えさせられた。3人とは別に、ご自身でpodcastをやっているお二人と自分と同じヘビーリスナーが一人壇上に上がられてディスカッションされた。「podcast の面白さ」は自分にとってはなんだろう。新しい知識や知見を得られる番組や一緒に語らっているような気持ちにさせてくれる番組、出演者のキャラクターが好ましい番組、喋りや声が心地よい番組。すべてが自分にとっては「面白いpodcast」だが、一つだけ共通項があると自分で思っているのは、やっている人が楽しんでいること(あるいは、楽しんでいそうだと思わせてくれること)だ。なので、基本的にプロの業務番組はニュースしか聴いていない。

 この基準はブログにも当てはまる。個人が個人の意見を書いているブログが好きだ。好きでもないガジェットについて、メーカーに提供してもらって(自分で支出をせずに)つまみ食いで書きなぐるようなレビューは読みたくない。

 それと、一つだけ、「会場の人で何か言いたいことのある人いませんか?」と聞かれた時に思いつかなくて、帰りの電車で思いついたことがあった。「続けてください」だ。podcast ファンの多くが経験していることだが、お気に入りの番組が終わってしまうのは辛い。受け入れるしか無いし、責めることも当然できない。やっている方の負担と聞く側の負担の大きさが天と地ほどに違うからだ。

 楽しい経験ができた。こんな機会がなければライブハウスなんて足を運ぶことはなかっただろう。おつかれさま。ありがとう。

戦利品

SASAYAMA MUSIC CD 右の写真は、会場でシンザキさんから買ってっきた「SING LUGH」、「LOOSE」と現場でしか入手できない限定特製缶バッジ。「SING LUGH」は SASAYAMA 氏の通販サイトや iTunes からも購入可能だ。ちなみに、一回目のテーマ曲 RISKYはこちら(期間限定やから404が出たらごめんやで)。

iTunes 登録用 URL

 番組のサイトへは上のリンクからどうぞ。下のリンクをコピーし、iTunes の”詳細メニュー”で”podcastの登録”を選び、表示されるフィールドにペーストしてください。アカンかったら連絡ください。iTunes で検索したほうが速いかもしれませんが。

http://www.voiceblog.jp/scl_coentime/rss2.0.xml
http://www.voiceblog.jp/coentime/rss2.0.xml
http://www.voiceblog.jp/semaasa/rss2.0.xml
http://livingonthetalking.com/rss2.0.xml
http://shinzakin.seesaa.net/index.rdf

知ってるかい?podcast て楽しいよ。

 自分は毎朝起きるとすぐに iMac の電源を入れる。そして、podcast の「更新」ボタンを押す。この時にNHKニュース以外の番組が更新されていると、喜んで iPod shuffle にドラッグ&ドロップする。これが日課だ。

 podcast は簡単に言うと、「ブログやホームページに置いた音声データをRSSの自動受信を使って自動的にダウンロードする仕組み」と言えるだろう(ポッドキャスト@Wikipedia)。iPod が爆発的に普及するのと同時期だったので、podcast とネーミングされたと記憶している。今では iTunes や iPhone、iPod に標準的なアプリとしてメニューに入っている。

 ボイスブログという名称を使っているホスティングサービスがあって、この名称はよく podcast を表していると思う。特に、個人の podcast はブログを音声化したものといってもいいだろう。CMSのお陰で個人や小規模の団体が簡単にブログ(ホームページ)を作れるようになったように、podcast でラジオ放送ができるようになった。podcast がラジオと異なるのは非同期であること。リスナーはPCやmp3プレーヤー(PSPも可)にダウンロードしたデータを好きなときに聴ける。そして、ダウンロードした音声データなので電波状況に左右されることがない。

 iTunes Music Store の頃から Apple は積極的に podcast の普及を後押ししてきた。iTunes のコンテンツの一つとしてポータルを提供してきた。そこに並ぶ番組は簡単に iOS デバイスに簡単に取り込むことができ、更新が自動的にダウンロードできることもできた。おそらく、この仕組がなければ今の podcast シーンは存在しないだろう。

 しかし、イマイチ盛り上がらないのもファンとして感じている。面白い番組を作ってもレスポンスがなく、順位も上がらない。このような状況の中、おおくの(というか大半の)番組は長く続かず更新が止まってしまった。その大きな原因が Apple の取り組みだと思う。

 初めて podcast を知ったユーザがまっさきに見るのは iTunes の podcast のタブだろう。そこの管理が杜撰なのだ。人気上位の番組の多くが更新が止まった番組だ。上位に入っているから上位に入り、上位にとどまる限り新しく登録する人が増えるという、ランキングシステムの構造そのままに、何年も前に更新が止まった番組が残っている。更新が止まった番組は登録しても新たにダウンロードされることもない。ラジオ番組でいつ聴いても同じ番組だったら聴かなくなるだろう。更新が止まった番組は登録者の数に限らず大幅にランキングを引き下げるべきだ。そうしないと、頑張って更新している現在の podcaster が報われない。その報われなさに疲れて去ってしまう。

 プロのページとアマチュアのページは分けて欲しい。アプリで有料と無料は分けてあるようにだ。自分は個人の podcast が好きだ。ここにしかないオリジナルコンテンツにこそ価値があると思うから。下に、おすすめのタイトルをリストしておくので、iTunes を使っている人は iTunes へのリンクから podcast に登録して iOS デバイスにダウンロードするといい。iOS デバイスを持っていなくても、iTunes を使っていなくてもあきらめなくてもいい。番組のサイトで flash プレーヤーで再生したり、音源をダウンロードして mp3 プレーヤーで聴くこともできる。

 podcast に馴染みのない人はニュース系から入るといいかもしれない。リストを作っていて、リアルな方言を楽しみにしていることを再確認した。

pure podcast

mac,bike,hoby

  • Apple news ワンボタンの声:マカーのためのマカーの podcast 。iOS デバイスを使っている人は登録すべき。週3回という個人とは思えないような頻度で更新が続く。ワンボタンをiTunesで聴く
  • 119mac:マカー向けのハウツー番組。20 年近くMac を使ってきた自分も知らない Tips が豊富。北関東弁トーク?119macをiTunesで聴く
  • 返ってきたぽんすちZ:「iPhone 大好き」がなまったタイトルということで内容は想像できるだろう。このブログでも繰り返し書いている、「apple 製品を楽しむ」ことを大事にしている番組。iPhone を使うのは Android を使うこととは別のこと。帰ってきたぽんすちZをiTunesで聴く
  • Apple keynotes:Apple公式のビデオポッドキャスト:Jobs のキーノートスピーチから最新の iPad の紹介までフルに残っている。英会話のトレーニングやプレゼンの参考、プレゼン資料の作り方の参考にもなるだろう。
  • サイクリングPodcast新番組:毎週土曜日に更新されることが多い自転車系podcast。3人または4人の自転車好きが主にレースと日本人の問題点について語る。

news

  • NHKラジオニュース:NHKラジオ第一のニュース。6,12,19,22時の4回更新。テレビのない我が家のニュースソースの一つ。
  • TOEIC presents:たまには英語の勉強も。どちらかと言うとビギナー向け。

podcast 落語

年末から風邪っぴきでベッドで大半の時間を過ごした。音楽漬けにも疲れてポッドキャストを聞いた。
フジテレビのポッドキャスト落語は前後にくどいナレーションが入ってうっとうしい。後、笑い屋のような笑い声が、全く笑えないような(落語家も笑わせようとしていない)フリで爆笑するのも腹立たしい。

ポッドキャスティング落語

 同じネタの落語が、ぽっどきゃすてぃんぐ落語では「子別れ」、お台場寄席で「子は鎹(かすがい)」という題でやっていた。

 オーソドックスな人情話で爆笑は無いが、後味のいい題だ。ただ、アレンジは微妙に違っていて、お台場寄席の金原亭伯楽は、一部をカットしていた。そこの部分は必須だと思うんだがなぁ。というより、ぽっどきゃすてぃんぐ落語の三遊亭歌彦でもちょっと突っ込みが甘すぎるとも思えるくらいだ。

 金原亭伯楽は最初に登場する番頭さんを親子再開に知らず知らずに導く通りすがりのように扱っているが、三遊亭歌彦ははっきりとキューピッド役に据えている。このおせっかいな番頭さんは、主人公の生活態度や暮らし向き、分かれた妻と子供の暮らしもすべて調査済みの上で来たに違いないと分からせる台詞がいくつかある。そのことを主人公に感謝させるシーンもあっさりとだが描いていて清々しい。

 三遊亭歌彦のほうだけ残す。

視聴率

 「テレビ番組を斬る」という podcast を愛聴している。これについては、以前ちんさんが上手に紹介されていたので、そちらへのリンクを置いておくので気になる人はどうぞ(テレビドラマ好きには必携のポッドキャストがあります。)。その、ブスの瞳に恋してるその5に気になるフレーズがあった:「(番組の評価基準が)視聴率しかないんです」。

 今でも視聴率はテレビの表示チャンネルのログを集計したものらしい。これでは、バラエティ系やスポーツの数字が水増しされるのは当然だ。リアルタイムで観たいスポーツや途中だけ観てもそれなりに楽しめるバラエティをテレビで流しながら、裏の番組を録画している家庭は多いだろう。自分にとって重要度の高い番組とそうでもない番組が重なったら重要度の高いほうを録画しそうでもないほうをリアルで観ている可能性も高い。しかも、この場合の「テレビ画面に表示されている」というのは積極的な視聴態度とは全く異なるもので、画面を見ている人間がいないケースすら珍しくない。こんなものを集計しても全然、視聴者の動向はつかめないはずだ。

 先日、NHKで「プラネット・アース」という特別番組をやっていた。全てHDDレコーダーに録画してまだ観ていない。その間に居間にあるテレビに何かが映っていたが記憶にはないし、そこで流れた広告も全く憶えていない。HDDレコーダーを導入してから、在宅している時間にやっている番組でも、重要度の高いものは録画して自分が観たいときに観るというタイムシフトが常態化した。そして、CMや思わせぶりな時間稼ぎの演出やCM後に繰り返される無駄なリプレイを全部スキップして短時間で「消費」するのだ。もう、テレビの前に座っていても、その時間に流されている番組を観ないし。テレビに映っている番組でも観てはいない(一人のときなら消すが子供が観ている可能性もあるので放置してある)。

 もし、俺の家庭に視聴率調査の機械を設置しても実際に視聴者として「観ている」番組の視聴率には全く貢献せずに、ほとんど観ていないどうでもいいような番組の視聴率を上げることになってしまうだろう。うちほどではないかもしれないが、多くの家庭で似たような状況が起こっているはずだ。そして、少なからず視聴率にノイズを混入しているだろう。

 視聴率調査のノイズの原因としては、他にも、複数視聴者や複数台数を家族で別々に観ているケースなど以前からあるものも残っているだろう。こんなにもいい加減な指標を元に、「この番組は世間で受け入れられている」とかいう判断を下すのは早計だろう。「低レベルの刺激が多いキャッチーな番組ばかりが受け入れられる」という番組製作者のため息の原因もこんなノイズのせいかもしれないし、「低レベルな番組ばかりを観ている日本人」といった指摘も実は当たっていないのかもしれない。(当たってるかもしれないが・・・)

 そんなことをふと思った。

蛇足:
 この点で、ネットのダウンロード回数というのは実数を把握できるのでノイズが少ない。

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podcast のおかげで落語が身近になった

 お台場寄席 フジテレビのポッドキャスティング『フジポッド』『唐茄子屋政談』(柳家 さん生)というネタをやっていた。

 最後が尻すぼみなのが残念な気がする。古典なので、演じ手の責任ではないのだろうが、ちょっと物足りない終わり方だ。そこまでに複数のエピソードが続きかなりくどいので、最後のエピソードで『鹿政談』くらいの演出があってもいいんじゃないだろうか。

podcast で落語を楽しむ

 podcast に落語の番組が増えていた。お台場寄席 フジテレビのポッドキャスティング『フジポッド』がそれ。前からあったのが、ぽっどきゃすてぃんぐ落語「ニフ亭」

 タイトルがダブっているが、演じ手によって味が変わるのが面白い。色々楽しめてユーザとしては嬉しいが、同じタイトルで聴き比べられるのだから、落語家さんには厳しいかもしれない。

 podcastがきっかけで落語が盛り上がったり、出てきている人が評価されるといいと思う。

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ボレロについてアヒル教授が語ってた

 唯一といってもいい、大好きなクラシックの曲。ラヴェルのボレロについて話していた。アヒル教授のなんちゃってクラシック講座 第6回

 この曲は、ご存知のとおり、一つのメロディをいろんな楽器がかわりばんこにソロをとって進んでいく。途中から入るリズム隊も一つのリズムで最後まで突っ走る。

 レゲエのコンピレーションによくある one way を聴いているようで楽しい(one way はリディムが一つでメロディや詞は全然違うが)。

 この曲を聴いていると、緊張感が伝わってくるような気持ちになる。一発テイクで聴衆はもちろん、プロである他の楽団員が耳を澄ましている中でのソロは、ミスれば最悪だが決まれば最高だろう。

 全然違う話だが、俺が持ってるCDは観客席でガタガタという椅子の音と咳の音が拾われている。ライブなら忘れてしまうだろうが、繰り返し同じ場所で雑音が入ると何回も雑音を立てられているようで腹立たしくなるから面白い。ロンドンのおっさんも、自分のミスがこんなところで再生されてしかめ面されているとは夢にも思ってないだろうな。

tarachannnel のURLにご注意

 こんな間抜けは俺だけかもしれないが、13日からiTunes に登録したtarachannnelが更新しないなあと思っていた。忙しいのかと思っていたら、昼に会社のPCでpodcastを開いたら新作がフィードされた。

 家に帰ってiMacのiTuens を確認したら、tarachannnel のURLが違っていた。というか、前にiTMSのpodcastで検索したら二つ表示されてそのseesaaの方を登録していたのだった。

 もし、「更新されんなぁ」と思っている人がいたら、tarachannel のサイトからリンクをドラッグ&ドロップするといい。

Podcast <> ラジオ

 podcastの恩恵に浴した一日だった。podcastの魅力は、タイムシフトも実現しているところだろう。好きな番組を好きな時間に何回でも繰り返して聴ける。podcastのサイトはそれ自体がライブラリの機能も持っている。ここがまた魅力だ。

 面白い番組を見つけたからといって、ラジオでは次の放送を待つしかないし、遡ることはできない。しかし、podcastならそれが可能だ。

 今日、癒されたのはいつも聴いているFu〜♪日記 二休みの巻」も力が抜けて最高)と新しく登録したpodcasting京都。KBS京都は近畿放送時代から地元放送局ということで一番良く聴いた。そんなひいき目があるのかもしれない。放送局の番組なので、京都弁は聴けないが。

 体調がいいときならパソコンがあればブログを読んだりニュースサイトを見たりするが、しんどいときにはそんなことはしたくない。眼鏡も外していたい。こんなときに、受動的でありながら、流される番組を視聴するだけの従来型放送メディアではできなかったことがpodcastのメリットの一つだろう。

 ただ、winノートを使っていたのだが、新しいiMacのようにリモコンがあって、iTuens の操作ができたらさらに快適かもしれないと思った。「テレビチューナーがついてないPCにリモコン?」と思ったが、こういうことだったか。