ポッドキャスティング落語

 同じネタの落語が、ぽっどきゃすてぃんぐ落語では「子別れ」、お台場寄席で「子は鎹(かすがい)」という題でやっていた。

 オーソドックスな人情話で爆笑は無いが、後味のいい題だ。ただ、アレンジは微妙に違っていて、お台場寄席の金原亭伯楽は、一部をカットしていた。そこの部分は必須だと思うんだがなぁ。というより、ぽっどきゃすてぃんぐ落語の三遊亭歌彦でもちょっと突っ込みが甘すぎるとも思えるくらいだ。

 金原亭伯楽は最初に登場する番頭さんを親子再開に知らず知らずに導く通りすがりのように扱っているが、三遊亭歌彦ははっきりとキューピッド役に据えている。このおせっかいな番頭さんは、主人公の生活態度や暮らし向き、分かれた妻と子供の暮らしもすべて調査済みの上で来たに違いないと分からせる台詞がいくつかある。そのことを主人公に感謝させるシーンもあっさりとだが描いていて清々しい。

 三遊亭歌彦のほうだけ残す。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です