むしろ遅かった。>新iPad発表は「早すぎる」か

新iPad発表は「早すぎる」か « WIRED.jp
「アップルは製品リリースのサイクルを短くしているように見える。その結果、競合各社がアップルに追いつくことがより難しくなってきている」と、フォレスターのアナリスト、サラ・ロットマン=エプスはWIREDに述べた。

アップルに合わせて、アマゾンやサムスンといった競合各社も製品サイクルを速めなければならない。しかし、アップルは製造のあらゆる側面を非常に厳格に管理していることで有名であり(日本語版記事)、製品開発サイクルは全般的に競合他社よりはるかにスピーディーだ。アップルは、それを最大限に利用し始めたわけだ。

これについては、Wiredの記事にも言及されているが、「【後藤弘茂のWeekly海外ニュース】 iPad miniと第4世代iPad発表の裏に隠された半導体プロセスの移行」に書かれている、Samsung の 32nm A6 開発スケジュールが要因だろう。ただ、これはこの時期に iPad 4 を出した説明でしかない。3月に中途半端な iPad 3 を出したのは毎年春に出していたからだけではないだろう。

Wiredに書かれているほど Apple はタブレット市場を甘くは見ていないのだろう。A6 32nmを待つことができなかったのだ。Kindle fire や Amazon の ICS の完成度の高さは Apple に iPad のリニューアルを急がせたにちがいない。A6x + Retina で Android の出鼻を完全に叩きたかったのに、A6 の生産の遅れから実現されなかった本来なら、iPad 4 は 2012/3 に発売されるべき端末だったのではないか。

Wired の記者(投稿ライター?)は Kindle fire がいつ発売された製品かわすれたのか?去年の今頃は噂しかなかったのだ。それが、初代Kindle fire を発売し半年程度で Kindle fire HD と一気に競争力をあげてきた。windows8 の動向も気になっているはずだ。

どこのメーカーも熟睡しているひまなどない。それが今のタブレット市場のプレーヤーの姿だ。

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