ぷよぷよがOSXに

puyo_puyo Mac OSX用ぷよぷよフィーバーがあるとは知らなかった。専用のコントローラーもついているらしい。SEGAもハードを撤退したために、思い切ったプラットフォーム移行ができるようになったのかもしれない。OSX版ができるということは、BSD版も十分に可能性があるということだろう。

 「画面に登場する『ぷよ』のぷよぷよ感は、大幅アップのなんと5倍(当社比)。」というのが楽しい。パッケージも、今風のグラデーションを多用した目に優しい(?)ぷよだ。しかし、ゲームのスクリーンショットはコンソール版と同じようなハイコントラスト画像だ(^^;

 しかし、値段が高い。中古ショップに出回っているPS版(フィーバーじゃないやつ)で十分やもんなあ。こっちなら1500円くらいであるし。

いちおうpalmマシン使ってるし

 visor prismを毎日使っている。もう、半分脳の一部のようになっている。だから、みんなが毎日脳を使いながら生活していても脳について語ることが無いように、調子が悪いときや忘れたときにぼやきを書くだけだ。新しいマシンに買い換える気も無い。ハードが壊れるまで使い続けるつもり。

 そんな、palmにとってもsonyにとってもおいしくないユーザーだが、今度のSONYの新製品を見て感じたことで、あまりみんなが取り上げなかったことで引っかかることがあった。

 それは、pocketgames::秘宝館にあったレビュー記事の写真。これの上から3枚目にBenchmark2.0の結果が載っている。それによると、160%とある。この基準となっているのはPalmIIIというかなり初期のマシンで、日本語版があるかないかという頃のマシンだ。そして、このテストでは、visor prismは200%でている(このスクリーンにはないが、platinumと同じ数字になる)。

 このソフト自体が古くて、新しいOSのAPIやCPUの恩恵に浴していないだろう。だから、レビューにもあるとおり「動画パフォーマンス、操作感はUX50やTH55より軽快に感じた。」のだろう。しかし、大半の新しいOS5ネイティブアプリはprismとは比べ物にならないくらい速く動くのかもしれないが、OS3.1以降という「クラシックアプリ」はprismよりも遅くなるということだろう。まあ、クラシック環境で64Kアプリを動かすようなものだから仕方がないか。

 それ以外は、俺の求めるものと方向性が違いすぎるので、「何でpalm機として出したんだろう?」という疑問だけしかない。SONYが何を考えているかなんてどうでもいいし。

 Treoを出してくれたら自腹で人柱になってやるんだけどなあ・・・

TidBITS日本語版

 今回は少し多めにやってみた。赤ペン先生のように丁寧ななおしを入れてもらって恐縮した。ウェブメーラーで送ったら、変なコードが入ったり、文字が化けたり、勝手に改行されたりもして、迷惑をかけてしまった。

 しかし、これは本当にいい練習になる。ビジネス文書やニュースとはまた一味違う文章で逆に難しいが、これが活きた英語だ。

 英語の読解力アップにどうでしょう。専門用語や固有名詞が多いので慣れるまでは戸惑うかもしれないが、丁寧な添削が只で受けられるなんて、通信教育よりはるかに効果が高い。

 いっちょ、やってみようかと思う英語ヲタはTidBITS 日本語翻訳チームを読んで参加して欲しい。

 ところで、mac使ってる奴でTidBITSを読んでない奴はいないよな。日本語化されていない、また、日本では需要の盛り上がらないソフトのレビュー記事を読む良い機会だ。iTuneとSafariとMac OSXだけがmacじゃない。本当のmacは、こういうソフトがあってこそのmacなんだと思うような個性的なソフトが紹介されている。ライターの何人かは、アイデアプロセッサーというのか、テキストDBというのか、アイデアをオーガナイズするためのツールのジャンキーで、この分野のソフトに関しての記述の多さでは他のメディアでは考えられない。こういう言い方をすると「Mac狂信者」とそしられるが、こういうソフトが1980年代からあったからMacはDOSじゃない魅力があったのだと思う。ま、HyperCardを自ら切り捨てたAppleにとっては興味がないかもしれないが・・・

 ただ、自分でそれらを試してみるかというと、やらなくなってしまった。常時高速通信環境がソフトのニーズを変えてしまったのだ。何回も書いていることだが、特定のマシンに情報を偏らせると不便なのだ。特に、MovableTypeやwikiなどのオンラインツールを使い初めたこと(これらは常時接続が前提だ)が大きい。同時に、zaurusやvisor prismといったツールも刺激になった。アイデア(ネタ)を特定の物理的な制約から解放したいのだ。「えっと、あのサイトのURLはどこのPCにブックマークしたんやったかな」というのにうんざりなのだ。 メモだって、家で取ったメモを会社や出先で書き直すのは無駄だ。また、アプリケーションがOSに依存してしまうのも面白くない。

 オンライン版のマンダラートとかMindMapができれば面白いだろうと思う。

 ちなみに、TidBITS 日本語版で、いつでも最新版とバックナンバーが読める。

認知・意識

 昨日のエントリでリンクしたwiredの記事にある「意識の上ではポップアップ広告を無視しているのだが、そのときにはすでに、ポップアップ広告が意識の中に入り込んでいるのだ」は引っかかった。

 そう、何等かの心的不協和をおこさせ、そのときにメッセージを刷り込むというのは、巧妙な心理トリックだ。そこには、好意的な印象すらない。心地よいままに視聴し忘れられるものより、反感を持って受け止められるものの方が効果が高いのかもしれない。テレビの場合はチャンネルを替えられたり電源を切られたりしたら元も子もないので限界があるが、webサイトやスパムメールは入り込んでくるからタチが悪い。

 RD-X4を使うようになって、録画した番組を観るときはCMをほとんど観なくなった。逆にCMを飛ばすことや、編集で削除することを快感に感じている。このこと自体、テレビとCMが意識に刷り込まれていることの証拠だろう。救いなのは、飛ばしたCMについては、そのメッセージが入ってこないことくらいだが、逆に、イン/アウトの瞬間にインパクトのあるメッセージを叩き込まれる可能性はある。

 実際に、うるさくて大嫌いな0033の広告は、いやなイメージで焼きついている。購買には至っていないが、ケータイへの電話代割引登録のプレフィックスは0033しか頭に残っていないのも事実だ。これからは、CM入りの瞬間にメッセージを埋め込もうとするうるさいCMが増えるかもしれない。

 また、CMの枠でも、単に時間帯で何回というようなものではなく、CM入りにプレミアが付くかもしれない。

スパム2題

 特許の内容はよくわからないが、ローカルのルールで対抗するだけでなく、ローカルで判断できなかった怪しいメールを一カ所に集めて統計的に処理するというのは面白い。一カ所だけではあいまいでも、それと同じものの受信情報が数百も上がってきたらスパムと判定して間違いはないだろうから。

 ただ、メルマガなどの同報メディアをブロックしないようにしなければならないだろうが。実際に、アメリカのISPではメールの内容によってフィルタをかけているところがあるらしく、そのISPと契約しているユーザー(数千人規模)にメールが配信されなかったために、勘違いしたユーザーから問い合わせが殺到したことがTidBITSに載っていた。

ITmediaニュース:スパムパターン分析の「最重要」特許を手に入れたCommtouch

 メールがゲートウェイソフトに入ると、このソフトはローカルでスパムかどうかを判断しようとする。その判断ができない場合は、そのメッセージのシグネチャを作成して、検知センターに送る。同センターはスパムかそうでないかの指定を返す。メッセージがスパムと判断された場合、ゲートウェイソフトはそれを削除するか、隔離フォルダに送るか、IT部門が定義するユーザー隔離フォルダに送ることができる。

 「当社では非常に多くのトラフィックを分析しているため、1分足らずでスパム発生を検知する。その瞬間から、当社のデータセンターではそれに対する分類ができる。これを顧客を守るために利用できる」(同氏)

 13年前に創業されたCommtouchはイスラエルのネタニヤに本拠を置き、米マウンテンビューに子会社を置いている。同社のスパム対策技術は、Sybari SoftwareやBlue Cat Networksなど他社のセキュリティ・メッセージングにも取り入れられている。

 Commtouchの統計調査によると、毎日60万種類を超えるスパムが発生しており、それぞれ約8時間持続するという。

 そんな、アンチスパムの動きと同時に、疑問がつきないスパマーのビジネスモデルだが、次の記事によると、収益モデルとして成立しているらしい。

大きな効果あり、スパムメールとポップアップ広告

意識の上ではポップアップ広告を無視しているのだが、そのときにはすでに、ポップアップ広告が意識の中に入り込んでいるのだ。

 極小であっても、投下する費用がそれを上回って(下回って?)安ければ大丈夫ということなのか。しかし、最終的に商売として成り立つだけの売上が上がっているということが不思議だ。

 ここにも、「既存の悪意と被害者・加害者」のジレンマ(?)がある。これについては別の機会に・・・

Firefox1.0 リリース

 何が大きく変わったわけでもなく、スンナリとインストールできた。

 しかし、テーマとエクステンションはきれいさっぱり動かなくなった。アップデートもされていない。テーマは見た目だけなんでいいとしてもEditCSSが使えないのはちと不便だが、時間の問題だろうが・・・開発の皆さんよろしくお願いします。できれば、Mac版のほうもよろしく。

セキュリティアップデート

 Mac OSX のセキュリティアップデートが出ていた。ポチっとしたら、インストールされるパッケージ群はすっかりunixのものばかり。当然と言えば当然だが、不思議な感じがする。

 ということは、fedoraCore1にもと思い、サーバーでapt-getを実行してみた。予想通り相当な数が溜まっていた。やれやれ。久しぶりに再起動をかけてCPUの温度を確認したら43度だった。涼しくなったとはいえ、今日は27度近くあるからこんなもんだろう。

 しかし、セキュリティアップデートは日常の風景になってしまった。悪意の存在を前提とした行動が自然になるというのは哀しい。

CDのメディアで音質が変わるの?

 アナログ記録の場合はメディアによって再現性が違うことは分かる。しかし、デジタル記録のメディアで音質が変わるということは納得いかない。

 CDは焼くときにはアナログっぽいことをやるので、条件によってはノイズが混入することはあるかもしれない。ドライブの性能やパソコンの性能、ノイズ、等の影響で失敗することは珍しいことではない。そして、読むときもエラーを訂正しながら読む。しかし、それは、復旧できる範囲内のエラー訂正であって、致命的な場合は読み取り不能になってしまう。つまり、読めれば訂正して元のデータとりだせて、取り出せないときは読めないということだろう。

 読めるディスクの音質が耳で聴いて分かる程度の差がつくということが納得できない。このディスクは失敗が少ないとか、計測機器でエラーが少ないということはあるだろうが、耳で聴いて分かるほど差がつくとは思えない。

 ちなみに、これと同じことはMDメディアの宣伝文句にも書いてあることが多い。しかも、同じメーカーでもブランドによって価格が違ったりする。こんなものを作るときに違うラインを使っているのか?わざわざ・・・サンプリングして、エラーが多いメディアができたのでそのロットは安いものにし、エラーが少ないロットは高価格帯にしているんじゃないの?プロセッサーやメモリと同じような考え方で・・・

ITmedia PCUPdate:高品質なデジタルサウンドを再現――TDK、音楽用CD-R「ニューXA」を発売

 TDKマーケティングは、音楽用CD-R「ニューXA」シリーズを11月1日に発売する。ゴールド、カラーミックス、ホワイト(インクジェットプリンタ対応)、カラーミックス(インクジェットプリンタ対応)をラインアップした。単品のほか、5枚組、10枚組も用意している。価格はオープンプライス。

 なんでもXAシリーズは「原音を忠実に記録する『高感度記録層』を採用しており、高品質なデジタルサウンドを再現可能だ。」ということらしい。ということは、これまでのメディアでは高品質なデジタルサウンドの再現はできてなかったんだ。TDKのメディアはエラー出まくりだったわけか。

 だいたい、デジタル記録というのは品質が上がれば上がるほどオリジナルのCDに近づくということだ。「高品質なデジタルサウンドを再現可能」というと、オーディオシステムをアップグレードしたような効果が連想されるが、全然違う。オリジナルのCDで聴いたときに近づくということでしかない。

 この広告には、直接的にはそうは書いていないが、受ける印象は誤ったものであるように感じる。というより、そういう誤ったイメージを持たせるように苦労して作った文章という印象を受ける。