大貫妙子のリマスタリングCDが届いた。清水信之、坂本龍一、加藤和彦のアレンジメントで大貫妙子の曲をやるんだから良くないはずがない。ほとんどの曲が、後のベスト盤でカバーされていることでもよくわかる。
大学の時にレコードで買った。これを聴くと、免許取得直後に(正確には、仮免許の時にも)親の車を運転しながらさんざん聴いたときの気分にしてくれる。当時の車にはエアコンはなくて真夏にはウィンドウフルオープンで走っていた(今でも一人のときは真夏でもエアコンをかけずに走る)。まだ、自動二輪の中型免許も持ってなくて、帰省のときには列車(ディーゼル車)に乗って帰った。当時の宝塚駅は木造の古い駅舎で寂れた感じで心細かった。
当時の携帯音楽プレーヤーはWalkmanIIだった。今、この曲をカセットテープの何分の一しかないiPod shuffle に入れて聴く。道具が変わっても音楽は同じ表情だ。道具を聴くのではない。曲を聴くのだ。
ちなみに、このディスクはアマゾンのマーケットプレースに購入予約していたものだ。忘れた頃に送られてくるのは面白い。magic capのエージェントのような感じだ。