先にすべきことがあるだろ>Jobsさん

 だったら、iTMSからダウンロード購入した音楽にかかっているプロテクトも外せよといいたい。俺は、iTMSからダウンロードした曲をiRiverで聴きたいんじゃ。

NIKKEI NET:国際ニュース:アップルCEO、音楽の違法コピー防止ソフト使用中止を呼びかけ

 ニューヨーク(ウォール・ストリート・ジャーナル)米アップル(Nasdaq:AAPL)のスティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO)は6日、音楽大手4社に、アップルなどが音楽をオンライン販売する際に著作権侵害防止ソフトウエアとともに販売することを義務づけるのをやめるよう求めた。「このソフトには違法コピーを防止する効果がない」としている。

iPod 新シリーズ

ref_06shuffle_3q やっと、shuffleがモデルチェンジ。今度はブッラッシュ仕上のアルミらしい。あのプラスチックの感覚が好きだったので、この点だけが残念。しかし、本体がクリップになっているという仕様は大好き。1Gで1万を切ったのもすばらしい。2Gモデルが出て欲しいところだったが、nanoと容量的にバッティングするから無理か。多分、shuffleユーザとnanoをユーザとは指向が違うのでバッティングする心配はないと思うんだが。

 nanoはこれまでのイメージを刷新してiPod miniに戻ったようなイメージになった。nanoが出たときに、「え、白と黒しかないの」という不満を解消するに足るできばえだ。今更ながらminiの完成度の高さを思い知らされる。物欲を強く刺激されるが、俺には容量が中途半端。後、容量が変わらないのもちょっと・・・

 ビデオiPodもリニューアルしたらしいが興味なし。m;robeを使ってみてしみじみ、「こんなでかい精密機器を持ち歩きたくない」と感じたから。

 ウォークマンSシリーズ- 関心空間を読んで、Sシリーズに心動かされていたが、今回のリニューアルでコロッと変わった。

ITmedia News:Apple、5色のnano、15グラムのshuffle、80GバイトiPodを発表

追記:
一つ残念なこと発覚。USB直挿しができないらしい・・・これは痛いなぁ・・・魅力の30%くらいがダウンだ・・・
後、AppleCareの保証延長は7000以上かかるらしい。多分、3年間に3回は交換が必要だろうから、ペイするとは思うが、本体価格が9800円だから微妙なところだ。電気屋の5年保証とかのほうがいいかもしれない。どうせ、10月中には十分出回らないだろうから、Sシリーズとも比較して考えてみたい。(ちょっとトーンダウン・・・)

遊び心 from Apple

 windowsXPの操作効果音がどうなのかは、会社ではミュートにして使っているし、家のHPはモノラルスピーカーなので分からないが、macの操作音はステレオで、それを効果的につかっている。左から右にドラッグしたら音もちゃんと追従してくる。日常的にモニタとスピーカーに直面して作業しているとこれが心地いい。すごく自然な感じがする。アラート音も単にステレオサンプリングしたものではなく、右から左に移動するように鳴る。一見すると無駄に見えるようなことへも手を抜かないところがAppleらしく、楽しいuser experienceにつながるのだろう。

 こういうことの多くはwindowsに模倣されlinuxに取り入れられた(linuxのデスクトップ常に新しい取り組みを行っているので、違う表現にしてみた)。またOSXへの移行時に忘れられたものも多く、finderの独自性や先進性は失われていった。

 そんなmacだが、久々に面白い物を提供してくれたらしい。それは、「緊急モーションセンサー」。加速度センサーを装備することで、本体が動いたときに振動に弱いHDDのヘッドを安全な位置に止めてしまうというものだ。これ自体は、俺が最近使っている会社用ノートPCにも「東芝HDDプロテクション」という名前で入っているし、他社のノートPCにも多く採用されている。

 「Appleらしいのはそこに加速度を音で表現したらこんな音になる」と思われるような効果音を割り当てていること。東芝の場合は、動作を感じてもモーダレスダイヤログを出すだけだ。Appleのがどんな音が出るか、どのようにして使うのが正しいのかはこちらのビデオでご確認いただきたい。

 実は、モーションセンサーがついたという記事を見ても、「ああ、IBMのアレを入れたのね」と思っただけだった。羽鳥さんの「blog.鶯梭庵/mac/もっとも Mac らしいソフト?」というエントリを読んで知ったのだった。

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Boot Camp はブートローダー?

 個人ユーザが成し遂げたデュアルブートをAppleが正式に取り込んだということか。或いは、従来からAppleには分かっていたが、気付かれないうちは黙っていたのかは分からない。まあ、フリーウェアが実現した機能をAppleが取り込むことは伝統としてあったし、それでユーザが面倒なく目的が達成されるようになるなら歓迎だ。

 リリースを読む限りでは、windows用のパーテーションを切ってそこにwindowsをインストールするようだ。macのパーテーションがマウントできれば切替の面倒さは残るもののかなり使えるものになるが、互いのパーテーションが見えないのではかなり限定した使い方しかできない。まあ、ネットワークにストレージを置いてデータの置き場所に使えば共有できるデータについては問題はないかもしれない(どちらかのOS用にしかないアプリケーションならデータが見えたところで意味がないから)。 

 残る疑問は逆ができるかだ。Apple の公開したブートローダーが著作権や特許で守られる性格のものなのか。他社(HPやDELL)が自社のハード向けにブートローダーを開発できるのかどうか。従来macはマザーボード上にツールボックスというROMを持っていて、これのないハードでは動かなくなっていた。windows上で68kマシンのエミュレーターを動かす場合にも68kマシンのROMイメージを正規の方法で吸い取った上で動かす必要があった(ROMの載ったmacを同じ数だけ持っていないと不正使用になってしまう)※。

 これが単なるブートローダーならば、OSはwinやmacだけじゃなく、新しいBIOS(名前忘れた)に対応した別のOS、遠からず対応するだろうLinuxやBSDもブートできるんじゃないだろうか。まあ、unixそのもののMacOSXとLinuxを使い分けるメリットはあまりないかもしれないが・・・

朝日新聞:

asahi.com:アップル、マック上でウィンドウズXP利用可能に††ビジネス2006年04月06日10時06分

 米アップルコンピュータは5日、同社のパソコン「マック」シリーズのうちインテル製超小型演算処理装置(MPU)を搭載した機種で、米マイクロソフトの基本ソフト(OS)「ウィンドウズXP」を使えるようにするソフトを試験公開した。「ブートキャンプ」と名付けられ、アップルのウェブサイトからダウンロードできる。

 XP自体は利用者が独自に購入する仕組みだ。自社OS「マックOS X(テン)」の次期バージョン「レパード」には、ブートキャンプを標準搭載する。

 アップルはパソコンのMPUを従来のIBM製からインテル製に順次切り替えており、ライバルだったインテル・マイクロソフト連合に接近。新ソフトは、OSで圧倒的なシェアを握るウィンドウズの利用者に顧客層を広げる狙いがある。

 携帯音楽プレーヤー「iPod」の人気で、ウィンドウズ利用者にアップルブランドが浸透したことも、パソコン市場でのシェア拡大に追い風となりそうだ。

 ただ、発表の声明では「ウィンドウズを販売、支援する願望も計画もない」とあくまで利用は顧客の選択に委ねる考えを強調し、独自性を支持するファンに配慮した。

 一般紙にも紹介されているのでクリップ。ただ、「独自性を支持するファンに配慮した」というのは、windowsをプリインストールして販売しているDELLやHPに対してで配慮のご認識ではないだろうか。

公式リリース:

アップル、Boot Campを発表

IntelベースのMacでWindows XPの利用を可能にするパブリックベータソフトウェア

2006年4月5日、アップルは本日、IntelベースのMacでWindows XPの利用を可能にする「Boot Camp(ブートキャンプ)」のパブリックベータソフトウェアを発表しました。Microsoft Windows XPのインストールディスクを持っているユーザは、本日よりダウンロード提供されるBoot Campを使って、IntelベースのMacにWindows XPをインストールできるようになります。

 残念ながら、このBoot Camp はwindousをゲストOSとして組み込むものではない。我がままユーザとしてはmac OSのウィンドウの一つとしてWindowsアプリケーションが開くことを実現してほしい。PowerPC版OSXでクラシックアプリケーションを動かすようなイメージでだ。それが無理なら、複数のOSがそれぞれの別のデスクトップとして切り換えられるような実装ができないか。macの fast user switch のような感じで切り替えられたら面白いが、こっちのほうが可能性は低いかもしれない(複数のOSをゲストとしてロードするメタOSが必要だから。これはintelのロードマップにはあるが当分は無理)。

※:俺は数台68kのROMを持っているので、欲しい人がいたらあげるよ。後は十分なCPUパワーのあるwinntelマシンがあれば、macOS9エミュレーターを手持ちのwinで動かせます。俺の持っているwinntelマシンは非力なので試す気にもならないが・・・

追記:

Intel MacでWin XPとのデュアル起動を実現、アップルの「Boot Camp」 (MYCOM PC WEB)

Windows XPのインストール・プロセスにおけるWindowsパーティションのフォーマットでは、NTFSまたはFATを選択できる。NTFSは信頼性やセキュリティに優れるが、Mac OS X側からWindows側に書き込みやファイルの保存ができない。一方FATは、Mac OS X側からの書き込みが可能になるが、領域のサイズが32GB以下に制限される。

 さすがヲタニュース。マカーやドザが知りたいことが書いてある。パーテーションの大きさに制限はあるが、見えるようにもフォーマットできるらしい。

 windows専用ソフトを使う仕事で金を溜めてmac mini と液晶モニタを買いたくなってきた。仕事にも使えるなら財布のひももゆるもうってもんだ。ま、貯金が溜まるためには数年掛かるかもしれんが・・・

Windows Vistaの発売延期で「アップルに一大チャンス到来」は無い

 日経的な煽り記事だが、少なくとも日本市場には当てはまらないだろう。日本の大半のユーザは目的を持ってOSを選ぶことはしない。というより、OSというものが何なのかすら理解していない。だから、Vistaが遅れたら、買い控えするか無償アップグレードクーポン付XPを買うかのどちらかに違いない。

 もしホントにユーザが機能や使いやすさでOSを選びマシンを買っているのなら、DOSやwin3.1、win95が現在のシェアになったことが説明できない。

Windows Vistaの発売延期で「アップルに一大チャンス到来」の声 – CNET Japan

 Windows Vistaの発売延期が追い風になる会社があるとすれば、それはApple Computerだと、アナリストらが述べている。

 PiperJaffrayアナリストのGene Munster氏は、「今回のVistaの失敗から明らかに恩恵を被るのはAppleだ」と語っている。Vistaが約束している内容を求めているなら購入判断は簡単だと、同氏は言う。「これまではPCとMacを比較する必要があった。だが、今から少なくとも今年のホリデーシーズンまでは、選択肢は1つしかない。それがMacだ」(Munster氏)

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Appleの新製品

 最新型のmacが iBook G3 500 という我が家では、例のごとく「招待されないパーティ」でしかないが、これもAppleウォッチャーとして戯言を書きとめておきたい。

 朝は気づかなかったが、mac mini のローエンドモデルは intel core duo ではなく、 intel core solo。セールストーク的には、「従来のモデルの4倍の速さ」と書いてあるが、比べる対象が数年前のCPUじゃ当り前。出てくるのは従来G4しか搭載していなかった機種やphotoshopを使わないような個人向け機種(iMacはG5だったがシングルプロセッサだった)が中心となるのはこのためだろう(次はiBookか)。

 ここに、Appleが直面している問題があると考えるのは穿ちすぎか。現行 PowerMacG5シリーズはすべてデュアル以上のマルチプロセッサだ。しかも、64bitのだ。クロックスピードが大差ない 32bit intel coreで G5 以上の実効速度を出すのは不可能なはず。そのため、プロ用デスクトップmacにintelを搭載することができないでいるのではないか。

 「年内に全てのmacをintelプロセッサにする」と大見得を切った裏にはこれを打開する「何か」があるのだろうか。プロ用デスクトップには Pentium D、コンシューマ用デスクトップとノート、miniには intel core duo(solo)というラインナップになるのか。マカーの楽しみは止まらない(買うわけじゃないが・・・)。

#店頭にmacがあっても触ることすらなくなった・・・

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マカーの楽しみ

 Macを使う楽しみは、PCを使って何かをすることだけではない。Appleの繰り出す新製品(サービス)をあれやこれやと無責任に批評するのもその一つだ。昔は、リークが多くて燃料には事欠かなかった。今では、リークを取り締まる代わりにApple自身が思わせぶりな招待状で燃料を投下するようになった。

invitation 右のが先週送られた招待状(俺のところに届くわけはなく、情報サイトに載っていたものだ)。その発表がアメリカ時間の2月28日に行われる。

 いろんなサイトや掲示板で予想が喧しい。俺も、68030から使ってきているマカーとして予想をしてみたい。

アップル、またもや「謎の招待状」–28日に新製品発表へ ZDNet Japan

ITmedia News:Mac miniかiPodアクセサリか――憶測呼ぶApple新製品

間もなく発表されるApple新製品の正体は、IntelベースのMac miniだろうか、iPod用「Hi-Fiブームボックス」だろうか、それとも……?

 一体型デスクトップとノートPCは出したばかりだし、iPodも先日ラインの整理をしたばかり。iPodラインに手を加えるとしたらHDDモデルしかないだろうが、わざわざ招待状を出すほどのものがあるのかどうか分からない。

 ハイエンドのデスクトップはプロ用ツールの移植を待たないと誰も買わないだろうし・・・4Gに取り残された mac mini が一番可能性が高いのか。

 TVチューナー付の新型mac(現行ラインにないもの)もあるかもしれないが、優先や衛星が普及しているアメリカでアナログチューナーを付けても意味がないだろうし・・・いっそのこと、TiVoのようなサービス付娯楽デバイスとか・・・

 サービス。.Macで映画の配信。これに一票。

WWJD:アップルの新製品予想コンテスト結果発表

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デジタル健忘症

 マスコミや政治家の健忘症を笑ってばかりはいられない。マカーにも健忘症患者はいっぱいいる。

 前にG5が発表されたときはG5が64bitプロセッサだから同等のクロックスピードのintelマシンよりはるかに速いとか言っていたような気がする。PowerMacの大半は既にデュアル化されているし。intel core duoにしたら速くなるというのなら、前のセールストークが全て嘘だったということになる。

インテルCPU搭載の新型マックは「買い」か?(上)

 米アップルコンピュータ社のスティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO)は、今年の『マックワールド・エキスポ』の基調講演でまたしても魅力的な新製品を披露した(日本語版記事)わけだが、発表当初の幸せな気分が薄れつつある今、アップル社の忠実なファンたちは、ある悩ましい事実と向かい合おうとしている――またしてもプラットフォームが丸ごと、ベータ版状態に戻ってしまったのだ。

インテルCPU搭載の新型マックは「買い」か?(下)

現時点で、新型マックの実際の速度はどのくらいなのか?

 プログラムによって違う。ユーザーやアナリストたちの報告によると、一般ユーザーの行なうタスクのほとんどについて、新型iMacが少なくとも旧型マシンと同等の性能を見せることは確かなようだ。『マックワールド』誌のテストでは、インテル社製CPU搭載のiMacで『iMovie(アイムービー) 6』を使ったところ、旧型よりも1.84倍速くなったが、アップル社の2倍速いという宣伝文句は誇張だとしている。他にも、たとえば『iPhoto』(アイフォト)でファイルをエクスポートするといった作業では、新型マシンでの速度向上は微々たるもので、場合によっては多少遅くなることもあった。

 『ウォールストリート・ジャーナル』紙の検証によると、インテル社製CPU搭載のマックでは一部の作業で12~44%の速度向上が見られたが、ほとんど変化のないものもあったという。最適化がなされていないプロ向けアプリケーションを試したユーザーからの報告は、さらに厳しい成績を示している。たとえば、Photoshopを使ったテストでは、インテル社製CPU搭載のマシンはG5を搭載したiMacの4分の1の速度しか出なかったという。

 その昔、前バージョンのOSをネイティブで起動できるマシンを求めて生産終了品を買いあさったプロ達がいた(フォントの扱いが変わったためにOS8が必要だったり、OSX対応のphotoshopが出るまで時間がかかったのでOS9を使い続けたりしていた)。今回も同じようなことが起こるだろう。64bitマルチコアに最適化されたphotoshopの速度をintelの32bitデュアルコアで上回るのは並み大抵のことではないだろうから。

 ただ、safariとMail、iTunesが使えればいいという一般家庭ユーザなら intel iMac は悪くはない。ビジネスユーザも然りだ(但し、MS office のネイティブ版待)。だからこそ、このセグメントに最初に持ち込んだんだろう。次は mac mini あたりがターゲットか。

 とまあ、思いつきを書きなぐっているわけだが、俺にとってはプロ野球の選手の移籍話と同じくらい関係がない。未だに、エミュレータ・ショックから立ち直れていないから。対応したアプリが増えればどんどん速くなるといわれながら速くなったことなどなかったPowerMac6100。「立ち上がってしまえば従来と大差ない速度で使える」と書かれていたクラシック環境(しかも、うちの環境では起動に失敗することが多い)。

 こういうことをしつこく引きずっているような人間はパソコンユーザとして少数派なのかもしれない。

iPod shuffle トラブル発生

 金曜日のことだった、いつものように shuffle を clipod でスーツの上着の前に止めて The PLUG を耳に通勤(大阪駅でそんなおっさんを見かけたら、いけてるお姉さんのみ声をかけてください)。で、ロッカーに置いておいたのを昼休みに取り出して聴こうとしたら音が鳴らない。「あれ?」とshuffleを見たら(普段は手触りだけで操作するので確認することはない)、オレンジと緑のLEDが交互に点滅する。これは、トラブル発生を知らせる物だ。

 しかし、思い当たることは一切ない。何せ、普通に聴いていて、電源を切り置いておいただけだ。マウントしているときに抜き差ししたとかPCがフリーズしてファイルシステムが壊れた(前にあった)とかなら分かるが、今回は電源を入れただけだ。

 仕方なく、会社のPCにiPod updater をダウンロードして復元しようとしたがそれも出来なかった。しかも、win2000にマウントされたE:ドライブは開くことが出来ないし、USB大容量デバイスとして認識されているにも関わらず、winの取り出しが効かなかった。

 帰りに聴くことは諦めて、家に帰ってiMacで復元を試みたがこちらでも全く反応はなかった。mac OSX ではストレージとしてマウントされることすらなかった。

 万策尽きて、修理依頼をしようとapple のサイトで申し込みフォームに入力した。しかし、シリアルナンバーが間違っていると言って受け付けられない。シリアル番号は、本体だけでなく函に書いてあるヤツで確認したので間違いがないはずだが。昨日、電話しようと思っていたが、それどころではなくなったので電話できなかった。

 shuffle が壊れたと言ったら、息子が「僕のmini貸したげよか」と言ってくれた。firewireケーブルが見あたらなくて、USB1.1ケーブル(iMac600のUSBポート)で3.75GBを転送したら2時間以上かかった(途中で寝てしまった)。しかし、やっぱりshuffle のほうが楽だ。何より、気が楽だ。

エコシステムとOSの概念

後藤弘茂のWeekly海外ニュース

【久夛良木氏】 Apple Computerがかつてそうだったように、PLAYSTATION 3が出てオープンになると、エコシステムが回るんじゃないかな。Macintoshになると、Appleが全部やらなくても、Adobeが出てきて何が出てきてと、エコシステムが回って盛り上がった。

 一つの製品(あるいは製品ライン)が、周辺産業を巻き込んで一つの流れを作るのを何度か目にした。iMac現象やアニメもそうだろう、古くはpalmデバイスもそうだった。ケータイ周辺も騒がしいが、ケータイ自体の変化が激しいのと、周辺産業の裾野が狭いために流れを作ることはできないでいるようだ。

 最近ではiPodが一つの流れを形成しつつあるように感じる。iPodが他のMP3と決定的に違うのは、iTMSとの連携と併せたエコシステムとして機能していることだろう。日本では、MP3プレーヤーはレンタルCDのプレーヤーとほぼ同義なので、iPodはデザインとアクセサリーが充実したプレーヤーでしかない(アクセサリー類の豊富さは圧倒的だが)。これがエコシステムとして回転するかどうかはiTMSにかかっているだろう。

 エコシステムという視点でプラットフォームの栄枯盛衰を測るのは面白いかもしれない。HandSpring が springboard というスロットで一つのエコシステムを回そうとした。それを使ったいろんなデバイスが発売されて一次は賑わいを見せたが、handSpringがspringboardスロットを見限ってから市場は消えた。palm も縮小一方だ。もっというなら、PDA市場が姿を消しつつある。海外では、PDAとケータイ電話の一部を巻き込んで雪ダルマ式にエコシステムができつつあるように見える。日本ではエコシステムの幹として育つかどうか・・・

 あと一つ気になるのが、skype周辺の動きだ。これまでの、ヲタのチャットくらいでしか使われなかったインターネット電話を一般電話に結びつけ、一般の電話回線が不要になってしまう。こちらも、周辺機器メーカーや付加サービスプロバイダなどを巻き込んで雪ダルマ式にビジネスが膨らんできているようだ。既存回線業者がこれにどう立ち向かうかが楽しみだ。

 あと一つ面白いと思ったのは、こちらの発言。

Cellの場合、OSはアプリだから(笑)。カーネルはCell(Cell OSのハイパーバイザ層のこと)で動いていて、複数のOSがアプリとしてその上に(仮想マシン上に)載るスタイルになる。Linuxは当然載るでしょ。

 次世代のPCアーキテクチャとして多くの会社が目指しているものと良く似ている。そして、Transmetaから技術を買った理由もよく分かる。Apple の intel マシンに載る旧バイナリ互換のためのソフト(Rosetta)も codemorph と同じ機能を持っているようだ。MSによる connectix の買収といい、単体OSによる機能強化競争は一段落といったところか。これからは、OSメーカー、CPUメーカー入り乱れての争いが起こるのかもしれない。

 しかし、個人ユーザーにとってどれくらいメリットがあるのか分からない。ネットワークが強力になれば、PCは多くの端末の一つにしか過ぎなくなるだろう。PCはFEPやunixのデスクトップのようになるのが理想だと思う。

 ちなみに、OSXのIntel移植の可能性については、2001年にこんな記事がでていた。

【コラム】OS X ハッキング! 第3回 OS X for Intelの可能性 (MYCOM PC WEB)

OS XがIntelマシンに移植されるのでは、という噂は、AppleがNeXT Softwareを買収した当初から根強く存在する。前身にあたるNEXTSTEP/OPENSTEPが4種類のアーキテクチャ(68k、i386、PA-RISC、SPARC)をサポートしていたこと、一時期デベロッパ向けにRhapsody for Intelが配布されたこと、そして今はDarwin for Intelがリリースされていること、それだけの材料でも十分あり得る話と考えていいのかもしれない。