安いのか?|日経ビジネスDigital1年購読料+edenTab=29,800

edenTab 日経ビジネスonline 年間購読料(23,000)+edenTAB(29,800)をつけて 29,800 円。日経ビジネスonline を買っている人には無料でタブレットが付いてくると思えなくはないともいえるww

 eden TAB は 29,800 円の価値はない。デュアルコア、16GB、android 2.3(ICS アップデート予定)、1280×800液晶、330g という、NEXUS 7 以前の標準的スペックで NEXUS に対するアドバンテージはカメラとメモリスロットくらいだ。そして、日経の記事では分からないが、Google play に非対応だ。

 惜しいなぁ・・・日経ビジネスオンラインの価格設定が失敗のものとだ。本気でこのバンドルでビジネスに繋げたいと思うなら、このキャンペーン対象者には日経ビジネスオンラインの年間購読料を 11,500 円にすべきだ。2年目以降もディスカウントを受けられるなら試してみようという気持ちになる。このキャンペーンだと2年目以降に、値上がりする印象が強い。1年だけ購読して止める人も多いに違いない。ダウンロード販売は固定客をつかむことこそが重要だ。半額でもその金額全てが収益に直結する。紙や送料などが一切かからないのだから。

 あるいは、キャンペーンに3年間購読料割引プランを入れるという手もある。重要なのは、長期間の契約を割安に感じさせることだ。

一方で忘れてならないのは、キャンペーン対象外の見込み顧客・既存顧客への納得性だ。すでにタブレットを持っているようなユーザが日経ビジネスオンラインを購読しようかどうか考えた時に割高に感じないようにする必要がある。ハードとの抱き合わせだと、「まあ、ゴミ端末と抱き合わせだから」と納得できる。だから、ハードを買った人への大幅ディスカウントを設定しても定価(キャンペーン対象外)の正当性が得られる。これを無視すると既存顧客の大量離反やキャンペーン対象外の新規顧客の激減につながる。

この日経ビジネスオンラインは既存顧客への配慮はあるが、キャンペーン対象者への訴求が弱い。

small-7inc ところで、面白い写真があったので載せておく。7インチといってもスーツのポケットに入れるのは無理がある・・・

日経ビジネスDigital1年購読付バンドル販売|edenTab
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毎日新聞は片山容疑者を真犯人と決めたらしい/片山容疑者再逮捕 ハイジャック防止法違反

スクリーンショット 2013-03-03 22.40.28 一連の犯人が同一人物であろうことは議論の余地はないだろう。だから、どれか一つでも特定出来ればいいだろう。真犯人ならその時点で「こっちはやったけど、こっちはやっとらん」とは言わないだろう。つまり、この時点で他の件を持ち込むことの意味が分からない。何か法律的な手続きで有利にでもなるのだろうか。

 しかし、「東京地検は3日、愛知県の会社のPCから殺人予告を書き込んだとされる威力業務妨害容疑について処分保留とした。」って、こっちは立件出来るだけの十分な証拠がないということじゃないの?だとしたら、他の事件を持ってきてもあかんやろ。

 それと、毎日新聞は片山容疑者が犯人だと断定している表現が有る。「男性は片山容疑者が作成した無料ソフトをネット掲示板からダウンロードした際、ウイルスに感染している。」って、断定しているが、ウィルスを感染させたソフトと片山容疑者を結びつけるものはまだ何も無いよね。この記事が書かれた時点では片山容疑者が真犯人かどうかは分かっていない。

 「ウイルスのソースコード(設計図)」www

<PC遠隔操作>片山容疑者再逮捕 ハイジャック防止法違反 (毎日新聞) – Yahoo!ニュース

 パソコン(PC)遠隔操作事件で、警視庁などの合同捜査本部は3日、誤認逮捕された大阪府の男性のPCから2件の犯罪予告を書き込んだとして、IT関連会社社員、片山祐輔容疑者(30)をハイジャック防止法違反(航空機の運航阻害)と偽計業務妨害の疑いで再逮捕した。警察が誤認逮捕した事件での立件は初めて。合同捜査本部によると、片山容疑者は「身に覚えがありません」と否認しているという。

【PC遠隔操作】片山容疑者の勾留理由開示 無実を訴える

 再逮捕容疑は、昨年8月1日午後1時20分ごろ、ウイルス感染させた男性(43)のPCを遠隔操作。成田発ニューヨーク行きの航空機に「爆弾を持ち込んだ」とのメールを日本航空のホームページ(HP)に送信し、引き返させたとしている。

 また、同じPCから昨年7月29日午後9時45分ごろ、大阪市のHPに「ヲタロードで大量殺人する」と書き込み、警戒を強化させたとしている。

 男性は片山容疑者が作成した無料ソフトをネット掲示板からダウンロードした際、ウイルスに感染している。捜査関係者によると、このソフトやウイルスのソースコード(設計図)が、神奈川・江の島の猫の首輪に付いていた記憶媒体から見つかったという。

 東京地検は3日、愛知県の会社のPCから殺人予告を書き込んだとされる威力業務妨害容疑について処分保留とした。【小泉大士、喜浦遊】

キーワード「イエスマン」=「経済ジャーナリストwww」

 十数年前は多角化経営をもてはやしていたのがマスコミだ。その後、「選択と集中」とかアメリカで流行っている経営手法をワッショイしていた。多くの企業が多角化して採算の悪化した部門を統廃合し、得意分野に資源を集中させた。シャープの液晶パネル依存体質はその流れだ。亀山工場は世界のブランドだとか言っていた「イエスマン」こそこの記事を書いたような「経済ジャーナリストwww」だ。

 下請けに対する厳しい要求だって、今まで批判的に取り上げてこなかった。下請けいじめは業績が良かった時からあったはずだ。ところが、シャープが利益を上げている時に批判することをしなかった。下請けいじめの体質はそのままこの記事を書いた産経の記者と同じだ。こいつらは、大企業が下請けに対して厳しい要求を突きつけて、その結果利益を上げたら持ちあげるのだ。Apple や Samsung、ユニクロが納入業者に対して厳しくないとでも言うのだろうか?

 この記者がアホなのは「率先して『増資の段取りを致しましょう』という金融機関が出てこないのは、事業の展望が開けないことが大きな要因なのだろうが、本格的な再建が遅々として進まないのは困ったときの味方を作らずに目先の利益を最優先したツケが回ってきているからではないか。」でよく分かる。銀行なんか、業績が良くなったら断っても「借りてくれ」と言ってくる。こいつらは、人の懐具合だけを見て動く屑だ。業績の良い時だけいい顔をして業績が悪くなったらソッポを向く銀行の姿勢を肯定するのは、産経の「経済ジャーナリストwww」とよく似ている。

愛されていなかったシャープ 下請け業者から恨み節続出:ジャーナリスト 山口義正+(1/3ページ) – MSN産経ニュース

堅調な株式相場の陰で積み残したまま、棚ざらしになっている問題がある。

 このところ信用調査会社が相次いでシャープやパナソニックといった大手電機メーカーの取引先について調査リポートを発表している。業種別、あるいは地域別に取引業者がどのような分布になっていて、その従業員数がどれほどに膨らむか、そしてリストラが本格化するとどのような影響が広がるのかといった内容だ。こうしたリポートには書かれていないが、実は数字にならなかった調査結果があるという。シャープの下請け調査だ。

 シャープの下請け業者は、よほど部品を安く買いたたかれたり、無理な納期を強いられたりしたようだ。その恨み骨髄で、聞き取り調査に対して「商売だから付き合ってきたが、(経営危機に陥った今)積極的に取引したいとは思わない」「正直言って、ザマミロ」といった、下請け業者の声にならない声が方々で噴出した。調査会社によると「こうした声は驚くほど多かった」。早い話が、愛されていないのである。

 中にはシャープからすでに離れていった下請けもあると聞くから、首尾よく資本を調達できても再建は困難を伴うだろう。

 愛されていない以上、取引先が率先して増資の引き受けに回るはずもない。増資交渉も海外勢頼みにならざるを得ず、本格的な資本提携はまとまる様子がない。産業革新機構を中心にトヨタ自動車なども加わり、官民挙げての支援が決まったルネサスエレクトロニクスとは対照的な展開を余儀なくされている。

 「自動車に欠かせないカスタムICを供給しているルネサスと、テレビなど他社でも作れる最終製品を手掛けているシャープとは違う」という理屈はわかる。しかしこうした芳しくない評判が下請け業者に限らず、金融機関の間からも漏れてくるのはどうしたことか。

 かつて、シャープを含めて大手電機メーカーから、証券会社の事業法人担当者は無理難題を吹っ掛けられ、泣かされることも少なくなかった。率先して「増資の段取りを致しましょう」という金融機関が出てこないのは、事業の展望が開けないことが大きな要因なのだろうが、本格的な再建が遅々として進まないのは困ったときの味方を作らずに目先の利益を最優先したツケが回ってきているからではないか。
部品を安く調達したり、資金繰りや在庫を徹底的に管理したりするのは、経済合理性を突き詰めるうえで重要だ。しかし利益や成長を追い求めた結果、いざというときに誰も助け舟を出してくれないどころか、敵に回りかねない経済合理性とは何だろうか。クビを切った社員が中国企業や韓国企業にさらわれて技術がダダ漏れになり、自らの首を絞めてしまうのと通じている。シャープに限った話ではない。(フジサンケイビジネスアイ)

 笑わしよる。業績が良い企業を持ち上げるしか脳のない「イエスマン」がマスコミにいて、経営者にたまたま上手く行っただけの「経営手法」を広めた結果、頭の悪い経営者がトップにいる企業の社員が被害を被るというのがこの図式だ。上にも書いたように、経済ジャーナリストとかが、利益を上げている企業の経営方針を批判できずに、失敗してから袋叩き。これに比べれば、ひとつの戦略を選んで失敗したが、その責任を取らされたシャープの経営者は、経営能力はなかったが、無責任な無敗のヒーロー「経済ジャーナリストwww」よりよほどマシだ。

 ただ、このイエスマンだらけの採用は今に始まったことではないし、学生だって入社後の社員だって馬鹿じゃない。問題は、イエスマンしか評価しない社内の評価システムだ。「協調とコンセンサスという言葉でごまかす場合がよくある。コンセンサスばかり強調する役員や管理職は、社員の才能を引き出し彼らのアイデアを統合する能力が自分にはないと公言しているのに等しい」という発想ができる人間を評価できるシステムがないことだ。

 自身がコンセンサス型無能管理職が新入社員を教育したり社員を評価するのだから革新は無理だ。

「家電の王様」テレビでの凋落 イエスマンだらけの採用が仇に+(1/2ページ) – MSN産経ニュース

 NHKがテレビ60年記念ドラマ「メイドインジャパン」を1月26日から3週連続で放映する。日本の巨大電機メーカーが倒産の危機に直面して、営業や財務、人事などから極秘に選ばれた異端児の社員7人が新設の再建戦略室に集まり、会社救済に動くストーリーで、そこに友情や家族愛、創業家親子の葛藤など人間模様を絡ませている。シャープやパナソニックは2年連続、ソニーは4年連続の大赤字で、存亡の危機といっても過言ではない。ドラマとしても時宜を得たテーマといえるのではないか。制作統括の高橋練氏は「まさに日本のどこかで起きているような現在進行形の番組」と語る。日中の企業関係者約100人に取材し、脚本に反映させたという。

 上に挙げた3社の凋落(ちょうらく)はいずれも「家電の王様」と言われたテレビの事業でつまずいたことが大きな要因だが、経営者が投資判断を誤ったり、技術を軽視したりしたことなどによる「人災」の感も否めない。リストラされた技術者が韓国や中国メーカーに転職し、それが日本を追い上げるための競争力向上に貢献した。

 さらに言えば、この3社の凋落の本質的な要因は多様性の排除にあるように思えてならない。パナソニックでは中村邦夫相談役が社長、会長時代に意に沿わない役員を徹底排除した結果、周囲はイエスマンだらけになった。ソニーのCEOだったストリンガー氏も同様の傾向にあり、多くの技術者が会社を去った。

 シャープは液晶ビジネス「一本足打法」に陥り、それ以外のヒット商品が出なくなった。かつては「目の付け所がシャープでしょ」というテレビCMが一世を風靡(ふうび)し、携帯端末「ザウルス」などがヒットした。デジカメ付き携帯電話を最初に世に送り出したのも同社である。社内から多様な人材を集める「緊急プロジェクトチーム」があり、そこで短期間に社内のさまざまな技術を組み合わせて商品開発をする組織だったが、そんなふうに開発に取り組む風土は、いつの間にか薄れてしまった。

 経営者という人材の劣化が組織から異質な考えを排除する流れを招き、それが「新しい価値」の創出を阻み、日本企業の競争力を衰退させているとすれば、ゆゆしき事態である。

 「メイドインジャパン」と言えば、筆者はすぐにソニーの創業者、盛田昭夫氏の著書を思いだす。昭和61(1986)年に書かれたものである。その中で盛田氏は味わい深い指摘をしている。「日本の企業は個性的な社員を好まないために、協調とコンセンサスという言葉でごまかす場合がよくある。コンセンサスばかり強調する役員や管理職は、社員の才能を引き出し彼らのアイデアを統合する能力が自分にはないと公言しているのに等しい」

 高橋氏もドラマ制作にあたって盛田氏の著書を参考にしたという。ドラマに登場する異端児7人の活躍が見ものだ。(ジャーナリスト 井上久男)

しょぼいタブレットになるスーパーフォン「PadFone 2」を絶賛するのが impress

P_500[1] ASUS の padphone については前バージョンについて書いていた(Hybrid は自動車の専売じゃない/Asus | GEEK_XP)。このバージョンも日本で発売されていたが、ほとんど話題になることもなく終わった。おそらく、このモデルも同じ道だろう。日本市場でスマートフォンを売るにはキャリアのショップで売ることが必要なのだろう。

 impress の提灯記事「ASUS、タブレットになるスーパーフォン「PadFone 2」を紹介 ~18日限定で六本木ヒルズにて展示 – PC Watch」を見て感じたことは「」と書いたとおりだ。iPad mini の評価記事で、「気になるのは画面の粗さだ。Nexus 7は216ppi、iPad miniは163ppi。個人差もあるだろうが、このサイズのデバイスは至近距離で見ることが多く、iPad miniは文字などのドットが分かってしまう。【西川和久の不定期コラム】 Apple「iPad Retinaディスプレイモデル」&「iPad mini」 ~さらに速くなった第4世代iPadと7.9型で安価なmini」と批判した解像度よりの padphone のタブレットははるかに低い。どう低いのかはよく知っている。2年前のCESで発表された Motorola XOOM が同じ解像度(10インチ、1280×800)で自分が持っているからだ。

 タブレットがオプションなら言及がなくても仕方がないかもしれないが、タブレットとセットで販売され合体するギミックがセールスポイントの端末なのだから、タブレットの液晶の仕様は重要だろう。これを書かない impress の記事を信用してはいけない。

 もう一つ、この記事で言及されていない懸案事項はアプリだ。自分は iPhone 4S と iPad 3 を使っている。しかし、全てのアプリを両方の端末に入れてはいない。アプリの対応状況に差があるというだけでなく、スマートフォンで使いたいアプリ(サービス)とタブレットで使いたいアプリとが違うからだ。padphone のようなアプローチだと両方で使うアプリを全部入れなければならない。無駄なのは、タブレット用とスマートフォン用とが別に用意されたアプリだ。両方で使いたい場合には両方を入れるしか無い。

 今出ている紹介記事やレビューには、こういった実際に使ったら混乱しそうなことに全く触れていない。だから提灯記事と書くのだ。「impress のレビューは提灯記事で重要なことは書かれていない」と考えておいたほうがいい。なんて、ヲタは先刻ご承知ではあるが。

iPad の販売シェア首位陥落と統計の罠

 日本ローカルの 12 月の資料。しかも、全体の 40% しか調べられていないとか・・・Amazon や SAMSUNG といった世界以上でのビッグプレーヤーが入っていないので世界市場でどうなのかはさっぱりわからない。

 この結果は Apple より Android 端末を出している日本メーカーにとって脅威だろう。この2社で 85% 近くシェアを持っているということは、iPad のシェアが低下しても日本メーカーの存在感は相変わらずだということだ。Apple が昨年から 16% 落としたシェアのほとんどを Google が奪ったということだ。

 日本メーカーの出している端末については、事ある毎にダメ出しをしてきたが、日本市場ですらコストパフォーマンスの悪さが気づかれてしまったのだろう。

 ただ、この表は日本市場の特殊性を見ることはできる。世界市場で iPad のシェアを食っている GALAXY tab のシェアがほとんど無い。日本人の嫌韓意識と Google 信仰により Android 市場内での評価につながっているのかもしれない。Amazon と同じように調査対象から外れているだけかもしれないが。

 問題は、この資料が全体の 40% しか網羅していないという点だ。均質的(ランダム)な母集団から無作為抽出の 40% なら統計的に有意といえるが、データが取れる流通経路だけのデータが全体のおよそ(全体が分かっていないのだから本当にそうなのかどうなのかは全くわからないが)40% というのとでは全く異なる。

 例えば、ハンバーガーチェーンでの売れ筋商品の調査をするときに 60% を占めるチェーン店をはずして調べて、一般人の嗜好が分かるだろうか?一般人の嗜好を調べるなら、ハンバーガーチェーンで買い物する人を母集団にしなければならない。これが基本だ。BNCBCN の調査はこの視点が欠けている。この調査でわかるのはBNCの調査母集団のことで、市場全体ではない。

 このページにはamazonについてはただし書はあるが、Apple についてのただし書がない。Apple の直販ルートのデータが載っていないのではないだろうか。Googleにしても Google play からの購入数量はあがっていないし、それ以外のメーカーについても Amazonからの購入はカウントされない。価格ドットコムの上位に来るような零細の通販業者も対象外だろう。ヲタな端末の大半は通販で買われることを勘案すると、BNCのPCランキングで Ultrabook や VLCU などが2スピンドルノートに勝てない理由がここにあるのではないだろうか。

 一番問題なのは BNCBCN ではない。BNCBCN の調査では市場の全体傾向を見ることは不可能だが、BNCは限界について自ら説明を行なっている。サンプリングがPOSでしかないことや Kindle fire を入れていないことに対する断りもある。問題なのは、孫引きする一般マスコミだ。条件付きの部分調査でしか無いものを取り上げるから実情と異なる情報が社会に流布されてしまう。孫引きするならちゃんとサンプリング条件や限界についても引用すべきだ。

 おそらく、記事を書くライター(記者?)に統計を扱うリテラシーがないのだろう。そして、チェックすべき責任者にも。さらに、記事を読む読者にもだ(ここが一番問題かも)。

BCN、2012年の年末商戦を分析、タブレット端末で波乱

20130117bcn_5 年末に向けてWindows 8搭載タブレット端末が発売されたほか、家電量販店では10月2日に発売されたASUS/GoogleのAndroid搭載7インチタブレット端末「Nexus 7」が、タブレット市場を盛り上げた。さらに「Nexus 7」は、「iPad超え」まで達成した。

 タブレット端末といえば、これまでアップルの「iPad」シリーズが市場を独占していた。販売台数で、今年3月から4か月連続で6割を超えるシェアを獲得。常に市場の半分以上を占めていた。ところが「Nexus 7」が発売した10月は、39.6%までに落としている。

 代わりに、9月まで1割以下だったASUSがシェアを伸ばしはじめ、10月36.5%、11月32.4%と好調に推移。12月には44.4%を獲得し、40.1%のアップルを抜いて1位に躍り出た。アップルがタブレット端末で他社に抜かれるのは、初めてのことだ。

 道越アナリストは、「タブレット端末は秋口から非常に伸びている。パソコンの使い方のなかでも、情報消費型の用途に関してはタブレット端末やスマートフォンに分がある。これからは、パソコンならではの使い方・機能などを見直し、存在意義の再定義が必要になるだろう」と話した。

*「BCNランキング」は、全国の主要家電量販店・ネットショップからパソコン本体、デジタル家電などの実売データを毎日収集・集計している実売データベースで、日本の店頭市場の約4割をカバーしています。

AppleのUDID 100万件の漏洩元はコンテンツ配信サービスのBlueToadだった

 先週、一般紙にまで載った記事のフォロー。一般紙では Apple が遺漏したような印象になるような見出しだったが、結局 Apple ではなく、更に当然に FBI でもなかった。しかし、残念ながらこの記事は一報ほどは拡散していない。間違った情報を垂れ流してアクセスを稼いだマスゴミは、面白くない結果に不満なんだろうな。

 それとは別に、遺漏したのは事実なのだから、盗まれた人の被害は全く回復されていない事を忘れてはいけない。盗まれて公開されたら最後、遺漏元が Apple だろうが Google だろうが、日本政府だろうが関係ない。標的になるのは個人なのだから。BlueToad のサービスを使ってなければ一安心ということではあるが、使った記憶がある場合には何らかのアクションを取る必要があるかもしれない。

 素人考えでは、クレジットカードとかは抜かれていないようなので大騒ぎする必要はないと思うが、そもそもフォロー記事を書かなくていい程度の危険度なら最初から大騒ぎするのはおかしい。何にしても、日本のマスコミの記事などはあてにならない。

AppleのUDID 100万件の漏洩元はコンテンツ配信サービスのBlueToadだった―プログラマーが1人で突き止める

先週、AppleのUDID(ユニーク・デバイスID)100万件を公開したAntisecというハッカー集団は、ジェイソン・ボーンばりに「FBIのノートパソコンに侵入して入手したものだ」と主張していた。 真相は結局そのようなセンセーショナルなものではなかったが、テクノロジーの観点からするとはるかに興味深かった。

昨日報じられたように、データはアプリやコンテンツの配信サービス、BlueToadから盗まれたものだった。同社のコンピュータは最近ハッキングの被害を受け、顧客リストが流出していた。

BlueToadのデータが漏洩元だということが発見された経緯が興味深い。UDIDのデータが公表されると同時にセキュリティーの専門家でプログラマーのDavid Schuetzはデータの精査を始めた。データをソートして重複をチェックすると、面白いことに気づいた。あるUDIDが繰り返し現れるのだ。

11回 4daa64abd
10回d1f575954
10回 aa5c7aedb
8回 12e6ec97e
7回 f661c1396
7回 4225e2a59
6回 91a83b0e3
6回 480074431
Schuetzは「重複したデバイスIDは漏洩元の企業に属するのではないか」と考えた。上記のデバイスIDのデバイス名は以下のようだった。

‘Bluetoad iPad’
‘Bluetoad iPad’
‘Client iPad BT’
‘Client iPad BT’
‘CSR/Marketing iPad’
‘CSR/Marketing iPad’
‘Jessica Aslanian’s iPad’
つまり1つのデバイスが多数のアプリに使われたのだろう。企業が社内でテスト用に使っていた疑いが強くなった。これを端緒としてさらに調査を進めるとBlueToadが漏洩元だと確信できた。Schuetzは密かに同社に連絡を取った。

幸い、BlueToadのCEOは真相解明に進んで協力してくれた。

その夜、8:00を少し回ったころ、BlueToadのCIO、Hutch Hickenから電話があった。彼は私が情報をいきなり公開せず、まず自分たちに報告してくれたことに礼を言った。彼は「状況を調査しているが、まだ正確なことはわからない。3月のハッキング被害(これにはすでに気づいていた)は無関係だと思うが、あなたが発見した情報は憂慮すべき内容だ」と言った。彼は「なすべきことをするつもりだ」と言い、私に(社外の人間に対するものとしては最大限に)情報を提供すると言った。
さて教訓は? 「国民を監視するのを助けるためにAppleがFBIにデータを渡し、ハッカーがFBIのノートパソコンに侵入してデータを盗み出した」という最初の話はいくらなんでもできすぎだった。それが事実だったらひっくり返るような大事件になっていただろう。しかし本当の漏洩元を突き止めるには一人の熱心なプログラマーがコマンドラインからいくつか命令を打ち込むだけでよかった。いっとき「世紀の漏洩」と騒がれた事件だったが、結局は高校生のワルガキがアプリ配信サービスのデータベースに侵入しただけといったことだったのかもしれない。

NIKKEI トレンディ watch 2012/9/11

ワタナベ編集長

「複数のGPS衛星の電波を使って・・・」と、新しく出るGPS 時計の説明での表現。
 複数なのがすごいことのように言っているが、GPSで位置情報を表示するものならすべて最低3つは使っている。そうでないと位置を把握する事は理論上不可能。実際には精度をあげるために5つ以上使っている。

チェックマン

iPhoneのコネクタの形状が変わることで、周辺機器メーカーやアプリの開発者に悪影響があるのではと言っていたが、的外れ。

周辺機器メーカーにとっては再び充電ケーブルを売るチャンスだ。

少なくとも、物理的なインターフェースが変わってもアプリからは同じように見えるので、アプリの開発には関係がない。そもそも、コネクタに依存するようなアプリはほとんどないだろう。こんなことは、Android端末が機種によって異なるUSBポートでも同じアプリが使える事から分かるだろ。

問題となるのは物理的なインターフェースとしてコネクタを使ったハードだが、当分は30pinのデバイスはなくならないので、モデルチェンジを進めれば大きな問題にはならないだろう。それより、一刻も速く新しいフォーマットに沿ったモデルを開発し、他社に先駆けることで利益を得るチャンスでもある。
小さなロットが短期間しか出ないAndroidに鞍替えするなんて危険過ぎる賭けだ。今回iPhoneのコネクタの形状が変わったとしたら、Appleは次以降に出すiOSデバイス全てを新しいコネクタにしてくる。そこには、Androidの全需要より大きな市場が待っているのだ。

アップル「の」顧客情報流出?

 技術系の情報でないと危険なのかどうか良く分からない。記事を書いている人間もよくわかってないようだ。「アップルはすでにUDIDを徐々に廃止する方向」など存在しない。UUID をサイトやアプリに利用させないようにするだけだ。UUID なんて製造番号だから、それを認証に使う仕組みを持たせなければ何の影響もない。少なくともクレジットカードの番号のような影響はないだろう。

 ただ、もっと気になるのは、クラッキングされた対象がFBIだということだ。なんでFBIが Apple の顧客情報をもっているのか?それとも持っていなかったのか?続報によると、Apple は FBI に顧客情報を提供していないと言っているようだが。

[FT]100万台分のアップル顧客情報流出、ハッカー集団が公開  :日本経済新聞
(2012年9月5日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)

 米アップルの製品およそ100万台分の個人情報をハッカー集団がネット上で公にした。アップルは来週にもスマートフォン(高機能携帯電話)の新型機種「iPhone(アイフォーン)5」を発表するとみられ、この時期の情報流出に同社は困惑を隠せない。

■1200万件の個人情報を取得と主張

アップル製品がハッカーの標的になるケースが増えている(9月3日、上海のアップルストア)=ロイター

 グループは「アンチセック」と名乗り、公開したのは(盗んだ)1200万件の顧客情報のごく一部だと主張している。昨年ソニーや英ニューズ・インターナショナルなどに攻撃を仕掛けた国際的なハッカー集団「アノニマス」と「ラルズセック」の関連グループ。未公開の情報には「iPhone」や多機能携帯端末「iPad(アイパッド)」、携帯音楽プレーヤー「iPod touch(アイポッド・タッチ)」の所有者の氏名、住所、電話番号が含まれると主張している。

 複数のセキュリティ専門家が流出データを本物だと確認したが、他の詳しい情報が公表されない限り、製品所有者に被害が及ぶことはまずないだろうと指摘した。アップルはコメントの求めに応じなかった。

 情報流出は主力新製品の発売を控えるアップルにとってタイミングが悪い。同社は4日、米サンフランシスコで12日にイベントの開催を発表、ここで新型iPhoneがベールを脱ぐと期待されている。また従来より小型の新iPadも近々発表されるとみられている。

■FBI捜査員のパソコンから流出か

 アンチセックは、米連邦捜査局(FBI)捜査員のノートパソコンからアップルの顧客識別情報のデータベースを盗んだとしている。FBIは「アノニマス」やその関連グループに対する国際捜査を進め、今年初めに数名の逮捕に至った。FBIのコメントは得られなかった。

 公開された情報は主に「UDID」と呼ばれる端末固有の識別子で、アプリ開発業者が告知の配信やユーザーの追跡に使うもの。アップルはすでにUDIDを徐々に廃止する方向。セキュリティやプライバシーの保護推進団体は、UDIDを利用してフェイスブックやツイッターなどの情報も盗み出される恐れがあると指摘してきた。

 フィンランドのセキュリティ企業、エフセキュアの主席研究員ミッコ・ヒッポネン氏は「iPhoneやiPadのアプリがこうした情報の入手ルートになり得る。アプリ業者からデータが漏れたとも考えられるが、そうだとすればユーザー人気の相当高いアプリだろう」と話す。「アップルがこの問題をどう改善できるのか疑問な点はあるが、今回の件で同社に非があるとは思えない」

 UDIDに警告を発してきたニュージーランドのセキュリティ・コンサルタント、アルド・コルテシ氏はブログで情報流出を「プライバシーの大惨事」とし、より深刻な問題に発展しかねない「最悪のシナリオ」と評した。

 ハッカー集団の声明によると、FBIの疑わしいデータ利用方法について問題提起するために情報を公開したという。ただ、そうした疑惑はこれまで確認されていない。

■アップル製品も標的に

 ネクストウェブなどのサイトが、自分の情報が流出したかどうかを調べるツールを提供している。アップルは強固なセキュリティを売り物にし、米マイクロソフトの基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」よりも優れていると主張してきたが、専門家によると最近はハッカーやウイルスの標的になるケースが増えている。

 英セキュリティー企業、ソフォスの上級技術コンサルタントのグラハム・クルーリー氏は、アップルの問題は「現時点では」昨年のソニーの情報漏洩ほど深刻な事態ではないとみており、「ハッカーの狙いは一般の個人に対する攻撃ではなくFBIを困らせることだろう」と語る。

By Tim Bradshaw
(c) The Financial Times Limited 2012. All Rights Reserved. The Nikkei Inc. is solely responsible for providing this translated content and The Financial Times Limited does not accept any liability for the accuracy or quality of the translation.

補足。

アップル「顧客情報、FBIに提供したことない」  :日本経済新聞

 【シリコンバレー=岡田信行】米アップルは5日、ハッカー集団が「米連邦捜査局(FBI)のコンピューターからアップルの顧客情報を盗み出した」と主張していることについて、「FBIから顧客情報を求められたことはなく、FBIや他の組織に提供したこともない」と否定した。米メディアが報じた。

 顧客情報を盗んだと主張しているのは、ハッカー集団「アノニマス(匿名)」と関係があるとみられる「アンチセック」と名乗るグループで、4日に声明を出した。

 アンチセックはFBIの捜査員のパソコンに保存されていたアップルの顧客情報約1200万件を盗みだしたと主張。スマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)の「iPhone(アイフォーン)」やタブレット(多機能携帯端末)の「iPad(アイパッド)」の利用者名などが含まれ、そのうち約100万件はインターネット上で公開した。

日経トレンディ watch 「スマホの処方箋」編

 毎回楽しみにしている podcast の一つ。今回は繰り返されるスマートフォンの話題だ。

  • 「標準ブラウザではなく Firefox を入れればブックマークが共有できて便利」:iPhone の場合、標準ブラウザの Safari は同じことができる。それに、PCのブックマークをモバイル端末と同期したいとは思わない。サイトによっては、アクセしてきたブラウザのエージェント情報でCSSを入れ替えてくれるところはあるが、別の URL になっているところが多い。こういうサイトを共有すると同じ項目がダブってしまって面倒だから。また、個人所有のiPhone で業務で使うサイトにアクセスすることはない。それより、リーディングリストや Read it later のほうがはるかに効果が高いと思う。
  • 「カメラのシャッターはボタンを外した時に落ちるので、意識するとぶれにくい」:カメラのトリガーが手を離した時というのは分かるだろう。それより、ボタンから指をスライドさせるほうが手ぶれは少ない。これはお勧め。今は、ハードウェアボタンをシャッターに使えることも多いのでそちらのほうがいいかもしれないが。
  • 「着信があった時に止める方法」:基本マナーモードなんで、着信音なんてどうでもいい。
  • 「Path の紹介」:SNS の投稿を複数に送るのは便利かもしれないが複数のサービスで繋がっている相手は何回もおんなじものを読まされる事になる。
  • 「Googlemap で検索した履歴をブラウザの Googlemap でアクセスすると」:初めて知った。感謝
  • 「テレビとの連携」:同じメーカーの端末を使ってないとダメだろう。AppleTVみたいにパソコンとタブレットとスマートフォンまで束ねてくれないと。それでも買ってないが。

 それより引っかかったのは、「使いこなしているつもり症候群」についてだ。そもそも、使いこなすってなんだ?何に使えば使いこなすといえるんだろう?それ以前に使いこなす必要があるのか?

 スマートフォンにして Twitter や Facebook にアクセスすることが楽になった。instagram で写真を撮るのが楽しくなった。これで十分だろう。使いこなすためにスマートフォンを買ったのではなく、何かをするためにスマートフォンを買うのだ。その目的を果たせていれば地図を使わなくても何等問題はない。

 ガラケーはみんなが機能を「使いこなしていた」のか?地デジチューナー、ビデオ撮影、赤外線、おサイフケータイ、赤外線・・・こんなものを全て使っていた人間などいないし、問題視などされなかったはずだ。まあ、スマートフォンが話題になっているので乗っかただけだろう。きっと、同じようなことはガラケーの時にもやっていたのだろう。

オッサンが「3人のエキスパートがXOOMをレビュー」を読んで

 キャンペーン限定の読み捨て記事を前提の提灯レビューだから、後になって突っ込むのはフェアじゃないかもしれないが、このキャンペーン期間に自分が書いたツイートでも指摘してたことをまとめておきたい。

1人目:松村太郎 氏

 ジャーナリスト・企画・選曲。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。
ブラウジングもメモ入力も快適に

 現在でこそ、アップルはiPadのアプリの数を引き合いに出して、Androidタブレットよりも進んでいる点を指摘するが、タブレットにこれから出会う我々にとって、アプリの数は実は大きな問題とは言えない。それは2010年4月にiPadに出会ったときに書いた拙著『タブレット革命』(アスキー・メディアワークス刊)の時に真っ先に指摘した点だが、「タブレットの最もキラーとなるアプリはブラウザである」と思うからだ。

 この人、Android 用のアプリが iOS アプリと同等の数字になった時に同じことを言うんだろうか?

 自分的にはiPadのアプリすら足りないと思う。スマートフォンとタブレットは違うUIが必要だ。PCと同じくらいのスペースを活かしながら、タッチコントロールに最適化したアプリこそがタブレット使用体験(apple風言い回しだ)を与えてくれる。今のところそのようなアプリはiPad用ですら少ない。まして、android 用はスマートフォン用のアプリをタブレットで表示出来るようにしただけで「対応」としているものが多い(実際にちゃんと動きはするが)。

 ひどいのは google 純正の android market で、横画面強制だ。縦でメールやtwitterクライアントを使っていて、リンクからAndroid market に飛んだら横画面に持ち直さなければならない。

 ブラウザが便利なのは分かる。しかし、汎用のブラウザを専用に設計されたアプリと同等にすることはできない。こんな立派な肩書きを持ったジャーナリストがレビューを頼まれた時に、対象のいい所だけをデフォルメして褒めそやすようなことをして恥ずかしくないのか? 

itmedia_keyboard

 タブレットの活用はブラウザでウェブ上の情報を見るだけでなく、メールやソーシャルメディアなどへのアクセスも重要。つまり文字入力がしやすいかどうかはブラウザの使い勝手の次に気になるポイントになってくる。XOOMにはオプションのBluetoothキーボードなどを接続することで、PCと同じような打ちやすいキーボード環境で文字入力も可能だが、画面に表示させるバーチャルキーボードでもなかなか使いやすかった。

 贔屓の引き倒しは続く。このキーボードがホントに使い易いかと問いつめたい(iPad のキーボードだって使い易いとは思わない)。タブレットにはタブレット用のキーボードが開発されるべきだと考える。「物理的に大きいからスマートフォンのキーより押し易いね」などというのは安易すぎる。

2人目:木暮祐一 氏

携帯電話研究家/博士(工学) 武蔵野学院大学 国際コミュニケーション学部 准教授

#読む必要ないからリンク無し。

 突っ込みどころが無いわ。全部、この人の好みでしかないから・・・なるほど。これなら批判されないわ。さすが携帯電電話研究家。

3人目:海老名久美 氏

 テクニカルライター/技術翻訳者
「私だけのXOOM」にしていく楽しみ

 まずは、外観から見ていこう。10.1インチTFT液晶の本体は、新書を広げた状態より一回り大きい程度で、大きすぎず小さすぎず、両手で持つのにちょうどいい。フレーム部分が少ないため、手のひらいっぱいに画面が広がる印象だ。

 そうかなぁ?はっきり、持ちにくいと思うけど。特に、枠が狭いため、片手で持つ時に力がいると思うけど。それに、画面の広さを活かしたアプリが少ないから、「こんなでかい必要ないよ」と感じることのほうが多いけど。

操作方法は直感的で、分かりやすい。「これはどうやるんだろう?」と思ったら、とりあえず、画面やアイコンの上を指先でタッチしたり、長く押してみたりすると、新たなメニューやアイコンが表示されるので、目的の操作方法を選択する。小一時間も触っていれば、すぐに慣れるだろう。

 嘘だろ。操作体系が統一されてなくて、アプリによってメニューの場所が違うようなUIのマシンを「すぐに慣れる」て・・・まあ、自分がボケかけのとっつあんだからか差し引いて考える必要があるかもしれないが。ちなみに、iPad2は何の説明も無くても電源の入れ方だけ教えたらすぐに使いこなせた子供もXOOMはすぐには使いこなせてないようだが。

 スピーカが背面にあるため、本体を机に置くか、スタンドなどを使用して壁の近くに立て掛けておくと、音が前面に出て高品質なサウンドを楽しめる。

さすが「主にCNET Japanで本や製品のレビューを執筆」されてるだけあって、iPadに無いステレオスピーカーについて言及を怠らない。しかし、苦しい。後ろにあるんやもんなあ。後ろから回ってくる違和感をなくす手段を提案している。しかし、音を良くするために壁の近くに置かなきゃ行けないようなスピーカーの配置ってどうよ。大迫力の画面で動画を見たりゲームしたりというこの機種で訴求されてる使い方を否定してるやんwww

 タブレット端末の楽しみは、自分の持っているファイルを外に持ち出して使えることにあるだろう。その点、XOOMは、Windowの場合PCを接続するだけで、外部デバイスとして認識されるため、特にソフトウェアをインストールしなくても、ファイルをドラッグ&ドロップでコピーできる。 Macの場合は、Android File Transferというソフトウェアをダウンロードしてインストールする必要があるが、いったんインストールしてしまえば、ファイルの転送はカンタンだ。

 USBのストレージデバイスとしてマウントされることはメリットだと思うが、「タブレット端末の楽しみは、自分の持っているファイルを外に持ち出して使えることにあるだろう」には納得がいかない。シチュエーションが理解出来ない。「自分の持ってるファイル」って、具体的に何だろう?テキストなんてiPhoneでも(当然、他のandroidスマートフォンでも)持ち出せるし、書きかけのブログなんて、ネットがあれば持ち運ぶのと変わらない。iPadでもPCにつないでiTunesでファイルをコピーすることはできる。仕事上のpdfファイルとかならそれで困らないだろう。

 ただし、ネットワークを持たない Wi-Fi モデル同士で比較した場合、iPad は出先でファイルのやり取りは全く不可能なので、そういう意味でアドバンテージがあることは否定しない。しかし、それが「タブレット端末の楽しみ」という表現には違和感が残る。

女性が持つにも使い勝手のよいサイズなので、ここは、ぜひとも女性向けの可愛いケースやアクセサリなどの発売を期待したい。

 「女性が持つにも使い勝手のよいサイズ」かなぁ?かなり大柄な人なのかな。178cmある息子ならそう苦労せずに扱えるようだが、160cmの娘はちょっと扱いづらそうにしているが・・・というより、このデバイスの弱点はバランスの悪さだ。重いのに枠が狭く、しかも短辺を持つように設計されているので、余計に重さを感じる。これを、重量に言及せずに「女性が持つにも使い勝手のよいサイズ」と言い切ってしまえるところがスゴい。

 2人目の木暮さんが、「男のデバイス」とかいっちゃってますけどね。それに、四半期で10万台(しかも大値下げしてやっと)しか売れなかったオワデバにアクセサリを新規で作る人はもういないと思う。