インドカレー伝

 インドカレー伝を読み終わった。正直ほっとした。疲れた。

 情報は興味深いものが多かったが、過去の引用をひたすら並べるだけというスタイルに馴染めなかった。しかも、年代を追っていたのに、次の段落で年代が遡っていたりして、「結局、紅茶がインド人に飲まれるようになったのは何年代やねん」といった事がしょっちゅうあった。

  • 東インドの貿易商はほとんどが2年位内に疫病で命を落としたが、それを生き抜いた者達は巨額の富を手に入れることができた。(P116)
  • インドに紅茶を広めたのはイギリス。紅茶の消費を拡大するために、苦労して習慣づけた。インド人はイギリス人の持ち込んだ紅茶をインド風にアレンジしてチャイを作った。イギリス風の紅茶はチャイに駆逐された。
  • インドに唐辛子、トマト、じゃがいもを持ち込んだのはポルトガルやイギリス。
  • 海外に移住したインド人の二世が本物のインドの食べ物を美味しく感じないケースが有る。
  • インド人はイギリスに支配されていたが、イギリス人を見下していた。
  • 食材は輸入されたが、調理方法は変わらなかった。
  • イギリス本国では過去のものとなった習慣がインドのイギリス人(アングロ・インディアン)の間には遅くまで残った。
  • 西インド諸島の人びとは、インド人の移民を通して、アメリカ大陸原産の食物を輸入した。
  • 発酵した茶(紅茶)はインド発祥(インド人はほとんど飲んでいなかった)
  • 日本のカレーはイギリスから入ってきた。

蓬莱峡のち図書館(インドカレー伝)

 午前中に蓬莱峡ルート(20km 1時間)を登り、午後には図書館に行ってきた。iPad を持って行って考えをまとめたいと思っている事があったが、受験生が数人机に座って勉強していたのでキーボードを使うのはやめた。

 日経サイエンスの最新刊を読んで、面白そうなところをiPhoneでメモした。これも、まとめたいと思っていたことと関連する事柄だった。最近、知覚・記憶・錯覚・感情といったことについて、次々と興味深いテキストに出会う。ここ 10 日間くらいで、全く関連のないところで目にするのでなかなかまとめられない。というか、素人が手に負えるような題材ではないとも思う。

 ついでに、これは明らかに関連のある本を一冊予約してきた。なぜ関連があるか、Amazonで今日返してきた「スティーヴン・L・マクニック の 脳はすすんでだまされたがる マジックが解き明かす錯覚の不思議」を検索したら関連で表示されるくらいだから間違いない。そちらは、順番が6番目なので順当にいっても2ヶ月後くらいになる。ハードカバーの本は置く場所に困るのでなかなか買う気になれない。2,000円以上する割に古本で売っても高くは売れない(ジャンル的にね)ということも有る。なので、これらが電子化されて、何割かでも安く買えるなら絶対に電子書籍で買う。重くてめくりにくいハードカバーの本を電車で読むのは苦痛だ。そうなったら、7インチのタブレットを車内読書専用の端末として買ってもいいくらいだ。

 あまり語られないが、紙の本の面倒な所はページめくりだ。この季節は自分は電車内でも手袋をしたままだ。手袋をしていてもタブレットは操作できる。しかし、本のページをめくるのは結構大変だ。図書館の本だと特に、折り目をつけないよう、汚さないよう、濡らさないように気を使わなければならない。カバンの中で干渉して汚れないようにも気を使わなければならない。電子本ならこれが一切ない(タブレットを持つことによる負担は、本を入れても入れなくても変わらないので電子書籍を読むようになったからといって負担が増えることはない)。

 今日の図書館でひとつだけ失敗だったのは図書館の気温を読み違えたこと。本屋さんを期待して行ったが寒かった。公共の建物として節電を率先して実行しているのだろう。受験生の勉強にも少し寒いくらいのほうが頭が冴えていいだろう。次回に行く時は耐寒仕様で望みたい。

 ちなみに、今日借りたのは「リジー・コリンガム の インドカレー伝」。何の予備知識もなく借りてみた。これでカレー博士になるww

 この本もそうだが、以前に借りた「ニール・ドグラース・タイソン の ブラックホールで死んでみる―タイソン博士の説き語り宇宙論」も一回も読まれた形跡がなかった。本棚で興味を持って手にとった本の中にもそのような状態のものがあった。貸出回数が少ないのはともかく、一回も読まれないようなものをなんで購入したのか不思議だ。どれも、興味深い内容で面白そうだが文庫化される可能性は無さそうで買うと高価な本なので、読者としてはありがたいが、納税者としては「税金の使い道としてどうか」とも思う。

アウトレットは早朝に、神戸市北区ライド

 朝、娘を駅に送った足で、DVDを返却し神戸三田アウトレットモールに向かった。10:45くらいに着いたが駐車場に入る車列が長かった。面倒なのでイオンモールの駐車場に入れた。

 目的は、息子がウォーキングに使うウォームアップ・スーツ。adidas で今使っているもの(中学生の時にテニスクラブのユニフォーム)と同じようなスーツを見つけた。タイムサービスとかで、40%引きで8000円くらいで上下が揃った。その後、イオンで昼食に美味しいパンを買って帰ってきたが、帰りには対向車の車列は更に伸びていた。

 午後にロードで出かけた。曇りがちだったので30kmルートにしたが、途中から晴れ上がり気温も上がったので、気持よくて遠回りして45kmくらい走ってきた。それでも、足は冷えて、家についてもなかなか回復しなかった。回復したのは夜に風呂に入ってからだった。シューズカバーをしていても踵部分は覆っていないのでどうしようもない。去年まで履いていたシューズは少し大きかったので、もっと分厚い靴下を履くことができたのだが、今履いているシューズはピッタリサイズなので分厚いシューズは履けない。

雨 時々映画

 朝から雨で自転車はもちろん窓拭きも出来なかった。テンションも上がらず、3人とも昼ごろに起きだす始末(息子は早朝に起きてご飯を食べ、ゲームをした後寝たらしいが)。結局、4時頃までグダグダした後、イオンに出かけた。

 現視研、息子のパンツ、娘の近くの薬局に売っていないリップクリーム、カセットコンロ等をダラダラと買い回って帰ってきた。全然、お正月っぽくないww

夜に、昨日借りてきたハムナプトラ3をiMacで観ただけの、一日だった。

2012年に買ったもの 当たり、外れ

20121222 なので、今年の買い物を振り返ってみる。まず、当たりから。

当たり

1. Logicool Bluetooth keyboard cover for iPad : 本体より先にくるのも本末転倒感があるが、これのおかげでiPadの「使いで」を拡張し別のデバイスにしてしまったという点で印象が強い。その前に買ったものが外れだったから印象が強いかもしれない。

2.iPad 3 (新しいiPad):自分としては唯一のCPUだったので、当然といえば当然のランク。2位にしたのは、価格と機能・性能とのバランスに意外性が少なかったから。初のRetina搭載iPadではあるが、仕様として初代iPadからiPad2のようなジャンプアップのない中二階のようなステップだったこともあり2位となった。

Retinaは美しいし、全体のUXも問題はない。特に、1のキーボードを買ってからは一体化しているかのように使っている。これもその組み合わせで使っている。他のサイトを参照したりコピペしたり写真データをアップロードしたりといったことをしなければこれだけでブログは十分だ。

コンテンツプレーヤーとしても優秀で、iMac の電源が切れている時や子供が使っている時などにパソコン待ちする必要は皆無になった。(iPhone を買ってからそういう用途は減っていたし、昨年 Motorola の XOOM を入手してからはほとんどなくなってはいたがww)。

3.logicool trackball これについては前に書いた。今でも出張にも持っていくくらいの必需品になっている。ただ、ボール型入力デバイスの弱点である、ゴミの付着による作動不良が頻発するようになって、毎日一回以上はボールを外してボールを支えている箇所の掃除をしなければならない。支持パーツの先端に直径1mm程度の金属球がありその回転の滑らかさによってセンサーボールの動きの滑らかさが決まる。その指示パーツのボールは小さいのですぐにゴミが溜まってしまう。

 最初、ここを掃除しなければならないと知らなくて放置していて、動きがおかしくなった時に初めて気づいたのだった。なので、その時点で小さな球の回転を司る部分がダメージを負ってしまったのかもしれない・・・

4.iPhone 5 :息子の端末なので印象が弱いというのもあるが、リーク情報の時点から「こうなるんだ」という感じで受け入れられていた。こちらも、2のiPad3と同様、意外性のない堅実な仕上がりで驚きが少なかったからかもしれない。

使ってみると、軽さと薄さに驚いた。液晶が大きくなることで片手操作の操作性が大きく悪化して大型化を突き進むAndroidのようになっているのかと危惧していたが、問題がなく驚いた。ソフトバンクの回線では使い物にならないだろうと思っていたLTEが意外に広範囲でサポートされていたのに驚いた。JR尼崎駅前で記録した28Mbpsという速度も意外だった。

5.Bluetooth keyboard case for iPad:Logicool のものを買う前に一ヶ月程度使っていたもの。もし Logicool のものと同じ価格(9800円)だったら間違いなくハズレランキング1位だったが、3000円という価格のために、「価格なり」という意味でこちらに入った。これも前に書いたので詳しくは述べない。ヤフオクで売ったので(1000円)、その後の展開もないし(^^;

ハズレ

1.息子と自分の一致した意見で選ばれたのが Elecom bluetooth headset サンワサプライ Bluetoothステレオヘッドセット(イヤホン型) MM-BTSH28 。これ以上のハズレは最近記憶にないくらいの外れだった。

 PCとペアリングしてPCを操作するようなときには使えるが、ワイヤレスヘッドセットを最も使いたいような、電車やウォーキングの時に使えない。本体(PC やスマホ、タブレットなど)とヘッドセットの間に障害物があるととたんに切れてしまう。デイパックに本体を入れて背中に負った途端に切れる。ショルダーバッグに入れても少し背中に回すとアウトだ。

 たまに、スピーカーで音声を出せない状況でiMacを使いたい時に使おうとすると充電が切れている・・・デスクトップ機でワイヤレスヘッドセットを使うとケーブルがキーボード周りを通らなくて便利で、このヘッドセットが使える数少ない状況なのに・・・

冬型気圧配置で実家に往復

 朝から天気が悪く、厚い雲と晴れ間が交互に空を覆う不安定な状態だった。自転車にも乗りたくないような感じでダラダラとしていたが、息子も時間を持て余しているようだったので、実家に行く事にした。下道で片道2時間弱の距離(80km弱)なので、半日でも往復可能なので返ってきた。

 途中からはずっと雨で実家にいる間もずっと雨だった。典型的な冬型の天気だ。兵庫県の場合は境目は篠山市に有る。篠山市の南部は雨が降っていない(路面も濡れていない)のに、北部に行くに従って雲が厚くなり雨が降り出し、篠山市と京都府との境界までには本降りだった。帰りもほぼ同じ場所で雨がやんだ。ちなみに、5月に雨の中福知山市から出発して西宮に自転車で向かった時も篠山市で雨が上がったのだった。

 目的は、以前買っていた iOS デバイス用メモリカードアダプタを渡すこと。ついでに、iPad 2 のバックアップとアプリのアップデート、Flickr stacker の有料版購入とインストール、使い方のレクチャーまでしてきた。そうそう、作業の待ち時間の間にPC3台のJAVAのアップデートとwindows update の確認もしてきた(Windows と ウィルスバスターは自動更新で最新状態になっていた)。

 うちの車はライトが暗いので夜の雨道は神経を使う。少し疲れて返ってきた。まあ、家でダラダラしてるだけよりは良かった。

 メモリカードリーダーが使い方が簡単なので、デジタル一眼で写真を撮るのが趣味の両親にちょうど良かった。正月には iCloud の設定をして自動的に共有できるようにしようかとも思う。FlickStackr も喜んでくれた。Flickr に自分の写真を上げているが、サイトが英語なのと UI をしょっちゅう変えるので老人はすぐに見られ無くなってしまうが FlickStackr なら日本語メッセージだし操作も簡単なので見失うこともないだろう。

 iPad (だけでなく、今のタブロット)は老人にはいいデバイスだ。以前はあまり使っていなかったが、今では積極的に持ちだして(3Gモデル)使っているらしい。先日、小さな手術があって二晩程度入院したらしいが、その時も iPad 2 を持っていったらしい。これなら、毎月 4700円出している甲斐がある。

 写真は兄(東京在住)が親に送ってきたというカニをもらって返ってきて家で食べた時の鍋ww

有給休暇

 昨日に比べて楽にはなったが、無理してまで行くほどの用事はない。というか、先週集中して取り組んで、他部署の仕事待ちなので、休んだ。

 昼ごろまで寝たら体が軽くなり、今度は腰が痛くなり横になっているのがかったるくなってきた。これは、回復した時の兆しだ。暖かくしてPCの前でダラダラ。その後、気分転換を兼ねて、夜中に買った TiltShiftGen というアプリの効果を試す題材を撮りに近所まで歩いた。

 そして、夕方に送信しなければならないメールをiPhoneから社内メールを使って送信し再びベッドに入った。

 有意義な使い方ではないが、たまにゆっくりと体を休めるのも悪くはないと言い聞かせる。こういう機会がないと有給の権利を会社に搾取されるだけだから。12月に入ってしまうと、修羅場の連続で病気以外では休めないだろうが・・・

トークライブ「LOOSE」 2012/11/3 神戸16bit

 普段聴いている podcast の出演者がやるトークライブイベントに行った。

 このトークライブイベントは二回目。一回目の「RISKY」が行われた際には、「満席にならないのなら空席を埋めるために行こう」と思っているうちに満席になった。今回も同じスタンスで直前まで待っていたが、満席のアナウンスがないまま当日の朝を迎えた。まだ空きがあるのか確認したら、すでに申し込みが締め切られていた(2日23時59分に申し込み自体が打ち切られていた)。このことをツイートしたら、サワダ氏から「まだ空いているから当日来てもらえば入れます」との返事があった!!

 神戸16bitは iOS6 の地図にも MapFan(iOS版) にも無かったが住所はウェブで調べていたので苦労せずに見つけられた(iOS 5 のマップにはあった)。受付で Twitter の ID を告げていたら、後ろから「panhead さん?」と、出演のお三方に代わる代わるにご挨拶頂いた。いつも一方的に聴くだけだった声の主と言葉を交わすのは不思議な感じだった。少し、アウェー感が緩和された。感謝。

 着いたのは10分くらい前だったが、席はほとんど埋まっていた。椅子はパイプ椅子で、用意周到な人は座布団を用意していた。覚えておきたい「神戸16bitのライブに行くときは座布団必須」。暖かければ上着を脱いで尻に敷くこともできるが、晩秋に近い気温でMA-1の下はアロハだったので脱げなかった。全席18席で16席まで埋まった(はず)。客席の平均年齢は自分より一回り以上下だと思うが、子供と同年代の人はいなかった。自分と同年代もいなかったことは言うまでもない(^^;

 ライブは公開録音も兼ねていて、様子は(全てではないが) 各番組に流されるので、詳細は書かない。番組のサイトか iTunes に下記URLを登録して聴いて欲しい。iPhone、iPad で読んでいる人は iOS 版 podcast アプリでも検索でる。

 公開録音3番組分とフリートークで4時間。3人とも出ずっぱりの喋りっぱなし。テンションを継続できるスタミナに驚かされた。脚本も台本もない(アウトラインはあったとは思うが)地の言葉で場をつなぎ、突然の無茶振りに対応しなければならない。到底自分には真似できない。振られて考えこまないところが素晴らしい。「脳が活性化されてるだろうなぁ。これなら翌日有給取りたくなっても無理ないよ」とぼんやりと思っていた。

 収録外のフリートークは興味深く自分でも考えさせられた。3人とは別に、ご自身でpodcastをやっているお二人と自分と同じヘビーリスナーが一人壇上に上がられてディスカッションされた。「podcast の面白さ」は自分にとってはなんだろう。新しい知識や知見を得られる番組や一緒に語らっているような気持ちにさせてくれる番組、出演者のキャラクターが好ましい番組、喋りや声が心地よい番組。すべてが自分にとっては「面白いpodcast」だが、一つだけ共通項があると自分で思っているのは、やっている人が楽しんでいること(あるいは、楽しんでいそうだと思わせてくれること)だ。なので、基本的にプロの業務番組はニュースしか聴いていない。

 この基準はブログにも当てはまる。個人が個人の意見を書いているブログが好きだ。好きでもないガジェットについて、メーカーに提供してもらって(自分で支出をせずに)つまみ食いで書きなぐるようなレビューは読みたくない。

 それと、一つだけ、「会場の人で何か言いたいことのある人いませんか?」と聞かれた時に思いつかなくて、帰りの電車で思いついたことがあった。「続けてください」だ。podcast ファンの多くが経験していることだが、お気に入りの番組が終わってしまうのは辛い。受け入れるしか無いし、責めることも当然できない。やっている方の負担と聞く側の負担の大きさが天と地ほどに違うからだ。

 楽しい経験ができた。こんな機会がなければライブハウスなんて足を運ぶことはなかっただろう。おつかれさま。ありがとう。

戦利品

SASAYAMA MUSIC CD 右の写真は、会場でシンザキさんから買ってっきた「SING LUGH」、「LOOSE」と現場でしか入手できない限定特製缶バッジ。「SING LUGH」は SASAYAMA 氏の通販サイトや iTunes からも購入可能だ。ちなみに、一回目のテーマ曲 RISKYはこちら(期間限定やから404が出たらごめんやで)。

iTunes 登録用 URL

 番組のサイトへは上のリンクからどうぞ。下のリンクをコピーし、iTunes の”詳細メニュー”で”podcastの登録”を選び、表示されるフィールドにペーストしてください。アカンかったら連絡ください。iTunes で検索したほうが速いかもしれませんが。

http://www.voiceblog.jp/scl_coentime/rss2.0.xml
http://www.voiceblog.jp/coentime/rss2.0.xml
http://www.voiceblog.jp/semaasa/rss2.0.xml
http://livingonthetalking.com/rss2.0.xml
http://shinzakin.seesaa.net/index.rdf

カブのメンテ(フェーズ2)

 スプロケットとチェーンを以前買っていたものに交換。

 前に換えなかったのは、前スプロケットのカバーを止めている8mmのボルトを外せなかったためだ。8mm のスパナは持っているが、奥まった所にあるためにソケットレンチがないと回せないのだ。先日、100円ショップで小さなソケットのセットを見かけて買ったのだった。精度が不安だったが小さなボルトだし錆び付いてもいなかったので意外にあっさりと回せた。

 しかし、そこからがいつものカブのメンテナンス性の悪さに阻まれた。かばーのナットは3本しか無いから作業開始3分もかからなかった。しかし、カバーはそれだけでは外れてくれない。ステップ(サイドスタンド)が干渉して外せないのだ。ステップはフレームの下部に4本のネジで固定されている。この4本を緩めてカバーが外れるかと思ったが、シフトペダルが干渉。シフトペダルを抜いてやっとカバーが外れた・・・ここで15分経過。

 スプロケットを止めたボルトは意外にあっさりと回せた。その後、新品のスプロケットを取り付けてボルトで固定しようとした所で嵌った。固定用のプレートの穴をスプロケットのネジ穴に合わせるがボルトが入らない。新しいスプロケットには穴が2セット(4つ)あって、その一セットとしか合わないらしかった。しかし、歯車状になった棒に取り付けるようになったスプロケットは角度は決まっている。そしてプレートも。「間違えて買ったか」とかなり焦って試行錯誤した。

 結果は間違っていなかった。プレートをスプロケットと密着させようとしていたのが誤りだったのだ。外すときに「スプロケットがガクガク遊んでるけどええんかな」と感じたのを思い出した。プレートに遊びをもたせると自由に回転できるようになり、間隔が合うほうの穴に合わせることができた。これまで触ったバイク(SR400,XT250T,Serrow,SRX,YZ)ではスプロケットには遊びがなく固定されていた。スプロケットがガタガタ動くようなことは考えられなかったのだ。これに15分かかった。

 その後は、ルーチンとかしたリアホイールの脱着。サスを外し、ブレーキ固定棒を外し、リアブレーキのロッドを外し、アクスルを外す。スプロケットは固くしまっていたが、レンチをかけやすい位置にナットがあるので、そこまでの時間を入れても10分ほどでリアスプロケットは交換できた。チェーンの長さを比べてみると従来使っていたものと差が無いように感じたので、このまま新しいチェーンを掛けて組立に入る。

 フロントをかけてフロント周りを組み上げてからリアホイール。ブレーキ。と書くと簡単に終わったように感じるが、15分近くかかった。しかも、中腰での力仕事も多くてかなり足に来て辛かった。

 しかし、リアホイールをはめてチェーンの長さを調整しようとしたら、チェーンが長すぎたことが判明・・・しかも、チェーンを切り詰めようにもカッターが見当たらない。合ったとしても250ccのバイクで使っていたものが使えるかどうかもわからない・・・とりあえず、チェーンの遊びが4cm近くある状態で組み上げた。チェーンカッターを買って切り詰める時のためにチェーンカバーは付けずに置く。<今ココ

 とにかく疲れた。カブのメンテはママチャリのメンテと一緒だ・・・一つの事をしようとすると、そこに到達するための手順が多くて、目的の作業に入る前にうんざりしてしまう。

自動車修理完了

 昨日の夕方に修理が終わったとの電話があり、受け取りに行ってきた。

 やはり、巻取りのケーブルが切れて巻き込んでしまっていたのが原因。アッシーで交換だったが、中古のパーツを使ってくれていて 21000円(税込)で修理完了。古い車に新品のパーツを組み込むのは無駄だし、見えるところでもないので中古で十分。感謝!