カブのメンテ(フェーズ2)

 スプロケットとチェーンを以前買っていたものに交換。

 前に換えなかったのは、前スプロケットのカバーを止めている8mmのボルトを外せなかったためだ。8mm のスパナは持っているが、奥まった所にあるためにソケットレンチがないと回せないのだ。先日、100円ショップで小さなソケットのセットを見かけて買ったのだった。精度が不安だったが小さなボルトだし錆び付いてもいなかったので意外にあっさりと回せた。

 しかし、そこからがいつものカブのメンテナンス性の悪さに阻まれた。かばーのナットは3本しか無いから作業開始3分もかからなかった。しかし、カバーはそれだけでは外れてくれない。ステップ(サイドスタンド)が干渉して外せないのだ。ステップはフレームの下部に4本のネジで固定されている。この4本を緩めてカバーが外れるかと思ったが、シフトペダルが干渉。シフトペダルを抜いてやっとカバーが外れた・・・ここで15分経過。

 スプロケットを止めたボルトは意外にあっさりと回せた。その後、新品のスプロケットを取り付けてボルトで固定しようとした所で嵌った。固定用のプレートの穴をスプロケットのネジ穴に合わせるがボルトが入らない。新しいスプロケットには穴が2セット(4つ)あって、その一セットとしか合わないらしかった。しかし、歯車状になった棒に取り付けるようになったスプロケットは角度は決まっている。そしてプレートも。「間違えて買ったか」とかなり焦って試行錯誤した。

 結果は間違っていなかった。プレートをスプロケットと密着させようとしていたのが誤りだったのだ。外すときに「スプロケットがガクガク遊んでるけどええんかな」と感じたのを思い出した。プレートに遊びをもたせると自由に回転できるようになり、間隔が合うほうの穴に合わせることができた。これまで触ったバイク(SR400,XT250T,Serrow,SRX,YZ)ではスプロケットには遊びがなく固定されていた。スプロケットがガタガタ動くようなことは考えられなかったのだ。これに15分かかった。

 その後は、ルーチンとかしたリアホイールの脱着。サスを外し、ブレーキ固定棒を外し、リアブレーキのロッドを外し、アクスルを外す。スプロケットは固くしまっていたが、レンチをかけやすい位置にナットがあるので、そこまでの時間を入れても10分ほどでリアスプロケットは交換できた。チェーンの長さを比べてみると従来使っていたものと差が無いように感じたので、このまま新しいチェーンを掛けて組立に入る。

 フロントをかけてフロント周りを組み上げてからリアホイール。ブレーキ。と書くと簡単に終わったように感じるが、15分近くかかった。しかも、中腰での力仕事も多くてかなり足に来て辛かった。

 しかし、リアホイールをはめてチェーンの長さを調整しようとしたら、チェーンが長すぎたことが判明・・・しかも、チェーンを切り詰めようにもカッターが見当たらない。合ったとしても250ccのバイクで使っていたものが使えるかどうかもわからない・・・とりあえず、チェーンの遊びが4cm近くある状態で組み上げた。チェーンカッターを買って切り詰める時のためにチェーンカバーは付けずに置く。<今ココ

 とにかく疲れた。カブのメンテはママチャリのメンテと一緒だ・・・一つの事をしようとすると、そこに到達するための手順が多くて、目的の作業に入る前にうんざりしてしまう。

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