物忘れ

 まあ、この年になると物忘れは日常の風景ではある。

 今朝のはひどかった。まず、昨晩ねがけに作って冷ますために鍋に入れたまま置いていたものを、娘が弁当を作ったときのゆで汁と勘違いして捨ててしまった。さらに、昨晩用意した甜茶を忘れてしまった。

 やれやれ・・・かろうじて目薬と小タオルとマスクだけはポケットにねじ込んだが、せっかく用意したメイン守備アイテムを忘れてしまうとは。天気が悪いのが不幸中の幸いだった。

きてしまったか…花粉症

 朝、目が覚めたら頭が重く軽く頭痛。起き上がる気になれなくて11時頃までベッドにいた。

 娘が洗濯をやってくれていたので助かった。

 咳と鼻水がひどくて辛かったので、鼻炎の薬を飲んだり、レンコンの絞り汁を鼻の穴に塗布したりしてみた。どれが効いたのかは分からないが、夕方から小康状態。でも、マスクは手放せなかった。鮮やかな青空が広がっていたので、どこかに出かけたい気分だったが、外に出ることが怖い。

 薬局で、カット綿とガーゼを買ってマスクをするときに鼻の下に置いてみた。マスクだけより隙間花粉が減るような気がする

 夜は、生のサバを焼いて、チンゲンサイと鶏肉とで中華粥っぽくしてみた。残り物のご飯がかちかちになっていてそのままでは食べられそうになかったための窮余の策だったが、喜んで食べてくれた。ローテーション入りさせたい一品だ。もう少し何か入っていた方がいいと思うが、何を入れればいいのか思いつかないのが哀しい所だ。

本よりも図書カード。Amazonのクーポンも可

 Amazonで本を売った。900円で売れた(元は2000円程度)が、amazonにピンハネされ、送料差額も80円あって実質700円くらいしか残らなかった。

 一度も開いていない辛気くさい本。テキストジャンキーを自認する俺ですら、読む気にならなかった資源の無駄遣い本。こんなもん配るくらいなら、図書券かamazonのクーポンくれた方が100,000倍いい。まあ、自分の名前がついたような本よりは10の32乗くらいいいけどな。少なくとも、ゴミに出さなくてもいいから。

F1マレーシアGP

 休みの前なので久しぶりにF1をテレビで観た。まあ、地上波しか観れないので、録画でしかないが、結果を知らなかったので、生のように楽しめた。いや、正直言うとあんまり面白くなかった。うるさい解説が相変わらずで、興味をつなぐのに苦労した。特に、元アイドルの解説とか、アイドルがピットを訪れたことなんかはどうでもいい。エンタのネ申様のテロップくらいうっとうしい。

 元アイドルは、「予選のときのセッティングを触ってはいけない」とか言っていたが、ピットに入ったマシンのウィングを調整しているのを見て、「ウィングの調整は許されてます」とか言い直していた。他にも、昔F1を良く見ていた頃からいる専門家のおっさんも訳の分からないことを言っていた。曰く「(タイヤの空気圧について)調整といっても、0.1とかいうんじゃなくて、100分の50とかいう調整です」・・・・あれ?100分の50なら、0.5単位やん。俺の車より大雑把やん。

 レース自体は、レギュレーション・シャッフルに対する対応という点で、ルノーが頭一つ抜け出ているという感じだ。コンストラクターとして唯一日本から参戦しているトヨタが2位に入ったことくらいが目玉か。

 今回のレースで印象に残ったのは、サーキットの良さだ。道とセフティゾーンの広さや見通しの良さ(テレビカメラの範囲でしかないが)は素晴らしい気がした。レイアウトの良し悪しやグリップの状態までは分からないが、少なくともコースアウト時の危険は少なそうに見えた。

 ちなみに、親の家に置いてある昔のレース雑誌を少し読んだら面白かった。まだ、丸くないステアリング・ホイールが珍しかったり、フェラーリのセミオートマチックシフターがトラブルを抱えていて、ジョン・バーナードがマラネロ(だったかな)と険悪な雰囲気になっている頃だった。

Bフレッツ体験

 親の家でBフレッツを使ってみた。

  無線LANパックというコースで、Buffaloの802.11g無線ルーターとPCカードがついていて、設定は業者の有料サービスでやってもらったらしいが、ルーターのパスワードすら設定していなかった。かろうじて無線の暗号化設定だけがしてあった。しかし、64bitのWEPってどうよ。WPA-PSK(TKIP)で暗号化設定をやり直した。まあ、64bitだからといって簡単に破られることも無いと思うし、それ以前にそんなことをするヤツは田舎の高齢化住宅地にはいないだろうとは思ったが、せっかく機器についている機能なので使っておきたいと思うのがヲタの宿命。

 しかし、ネットワークには悪いおじさんや兄さんがいっぱいいる。外からアクセスされたときにルーターのパスワードが設定されてなかったらやばいんじゃないの?これまでに使ったルーターはパスワードを設定しないとWANの設定すらできなかったが、BUFFALOのルーターはそうなっていないようだ。マニュアルを読んだら、デフォルトでは暗号化もされていないようだった。無線はNECの無線セットではデフォルトで128bitの暗号化キーが設定されていた。

 パスワードすら設定すらされていなかったルーターの見直しをしようと設定を見ていたら、不正パケットのログ機能があった。面白そうなのでオンにしてほかの作業をしていた。数時間後確認してみたら、数十回の不正アクセスが残っていた。自宅サーバーを動かしたりはもちろん、自分のホームページすら持っていない老人の家のルーターにこれだけのアクセスがあるとは。しかも、俺は、無線の設定の見直しで何回もルーターを再起動させそのたびにIPアドレスが変わっていたにも拘らずの足跡だったのでびっくりした。ちなみに、俺の自宅のルーターにも同様の機能があり、桁違いの不正アクセスがある。正規アクセスが数万/日以上になるようなサイトはこれどころじゃない不正アクセスを食らっているだろう。

 他には、ウィルスにやられたとかで、ウィルスバスター2005の2ライセンスパックを買ってインストールと設定をした。これも結構苦労した。バランスが難しい。後のセッティングを期待できないから、厳しすぎても甘すぎてもダメなのだ。

 後で、息子がオンラインゲームをやっていたら、ルーターがおかしくなって無線カードがつながらなくなった。変える間際だったので、冷や汗出まくりで設定をしたが、どう考えてもPCカード側とは思えなくて、有線端末からルーターを再起動したらつながるようになった。ふぅ・・・

 ところで、Bフレッツの体感は「遅いなあ」ということだった。2.8GHzセレロンの有線接続winXPで12Mbpsだった。PCのエンジンパワーの分速くなると思ったがそうでもなかった。フレッツ内の速度調査サイトでテストしたかったが、設定が面倒なのでやめた。

そんな事知ってどうすんの?

 夜中のテレビでグルメ番組を観た。「洋食」について評論家と、局アナ上がりが話していた。

 内容についてはこれっぽっちも興味は無いのでどうでもいいが、引っかかった言葉。
1.「洋食ビギナーなんです」
 はぁ?そんなものにビギナーとかベテランとかあるの?客をランク付けすることに何か意味があるの?それともあれか、番組で紹介されたような洋食屋はビギナーをバカにするのか?作る立場ならともかく、食うだけの消費者に初心者もくそもあるか!

 客だからといってえらそうにする必要は無いが、卑下する必要も無い。虚心に、食べたいものを食べ、黙って帰れ。おいしければまた来ればいい。RPGのスキル上げじゃないんだから、ベテランになるために通う必要なんか無いだろ。

2.「おいしい洋食屋さんを見分けるコツ」
 はぁ?んなもん、なんで見分けなきゃいかんの?好きなメニュー食って美味いと思ったらまたいけばいいし、そう感じなかったら2度といかなきゃいい。それで十分。俺のように貧しい食生活しか送っていない人間は評論家のような感覚は持っていないだろう。しかし、評論家じゃなきゃ分からないような高尚な味をありがたがる気はない。俺が食べて美味いものがおれにとってのご馳走だ。それ以上でもそれ以下でもない。驕ることも卑下することも無いし、俺の感覚を人に押し付けることもしない。

 だいたい、おいしい洋食屋を他人の決めた尺度で判定するって発想がおかしいだろ。自分で食べたいと思うメニューそっちのけで、評論家の言っていたもの(この番組ではご飯といっていた)を食べた感想を優先するのか?そうやって得られた情報がいったいなんの役に立つんだ?

 ほんとは、こんな番組はどうでもいいカスでしかないが、判断基準のおかしな態度に腹が立って書いてしまった。この判断基準を自分でもてないことは普遍的な問題だと思う。これについてはいつか書きたい。

 調べたら番組はR30というものだった。洋食の評論家は金子達仁山本益博というおっさんだった。元局アナは不明。

※修正はさいもんさんにコメントで教えていただきました。感謝。読んでいないだろうけど、金子さん失礼しました。金子さんのサッカー解説は元ヴェルディ監督より好きです。

音楽共有の壁?

 俺は、iTuneの実ファイルをサーバーに置いている。ネットワーク上のどのPCからでも音楽を聴けるようにするためだ。おかげで、winXPマシンを使っているときも快適に音楽を楽しむことができる。

 しかし、iPod shuffle のサポートという意味で少し弊害が現れた。それは、プレイリストやレート、再生履歴が共有できないことだ。iTuneは設定で任意のフォルダをライブラリの保存先に指定できる。エンコードしたデータはネットワーク越しにでもそちらに保存される。にもかかわらず、インデックスやプレイリストはローカルPCの iTuneフォルダに作られるらしい。HDDモデルなら関係ないが、shuffleの場合はこれらのメンテナンスが快適再生の鍵となるから困る。結局、どれか一つのPCを母艦と決めてプレイリストを育てるしかないようだ。

 iTuneの公開機能を使えばいいのかもしれないが、linuxマシンにRendezvousを組み込むのは俺には荷が重すぎる・・・

今年の花粉症対策

 「花粉症に効く意外な食べ物」というキャッチにひかれて、健康バラエティ番組を観ていたら、簡単そうだったので採用決定。スパスパ人間学!:2月17日放送「これが究極!花粉症をにならない&治す最強食材!」このページでは、レンコンの何が効くのか分からないが、番組では過敏体質を改善する化学物質を紹介していた。

 「鼻が詰まったら暖めるとよい」というのもは、気づいてやっていた。鼻の粘膜が痛いようなときにこうすると、水蒸気で粘膜が湿り、通りも良くなるので楽だった。また、これと同じ効果だろうが、風呂に入ったときに熱い湯を洗面器にとって手で鼻を覆うようにして蒸気を吸うというのも一時的だが効果があった。

 今のところ、対策はレンコン汁を飲んでいるだけだが、心配していたほど症状が出ていない。花粉の飛散が少ないのか、レンコン汁による体質改善が効を奏しているのかは分からない。症状がきつくなったら他の方法も試して報告したい。

松下の回答MP3プレーヤー

 松下の回答は、「PC不要」だった。これまでもSDメモリカードをビデオカメラやビデオレコーダーに積んできているので、一貫性はある。SDメモリカードが値下がりしてくれ、魅力は出てくるかもしれないが、1GのSDカードが15000円の現在、すでに1GのiPod shuffleがある現在、価格的な競争力を感じないがどうなんだろう。

 唯一のメリットとしては、MDからのダビングだろう。これは意外な盲点だ。iPodに乗り換えられない理由の多くは、手持ちのMDをiPodに取り込むことができないことがあるだろう。借りたCDからダビングした音楽の入ったMDが多量にある場合、iPodに移行するためには再度借りるか買うかしなければならない。この金額がバカにならない。このSDミニコンはそれを解消できそうだ(ただし、メモリカードに録音したデータをWMPやiTuneに取り込むことはできない)。

ITmedia ライフスタイル:あゆの新提案?――松下が“PCいらず”のSDオーディオ製品群を発表 (1/2)

 SDオーディオプレーヤーは、「SV-SD100V」と「SV-SD90」の2モデル。いずれもハーフミラーの前面パネルが特徴的なスクエアタイプで、ミラーの奥に有機ELディスプレイを搭載している。メモリは内蔵せず、またSDカードは同梱していないが、そのぶん価格を抑えたという。なお松下では、同時に1GバイトのSDカードを低価格(店頭予想価格で1万5000円前後)で発売する予定だ。

wall_img_01 ま、どっちみち、PC用のジュークボックスソフト「SD Jukebox Ver.5.OLE」がmacに対応していない時点で、俺にとっては「終わってる」。

 それはともかく、松下のサイトにある、浜崎あゆみの壁紙はなかなか。CMやポスターでサイボーグっぷりを発揮していたが、この壁紙に描かれている人物は既に浜崎あゆみ的美人でしかない。しかし、この絵は意識的にかエロい象徴に満ちていて楽しい。>浜崎あゆみの壁紙ダウンロードページ

「新趣味」傑作選―幻の探偵雑誌〈7〉

「新趣味」傑作選―幻の探偵雑誌〈7〉 (光文社文庫)

 関東大震災前の2年ほど出版されていた雑誌から探偵趣味系の作品を抜粋したもの。付録の見出し一覧では広範囲な話題を取り扱った総合雑誌だったらしい。

 時代の雰囲気を取り入れた作品ほど、時代の変化に取り残される。風俗やメンタリティまでも違う今となっては、当時の時代感覚をセピア色の写真を眺めるように楽しむ意外にはない。特に、連載作品をコンプリートした「砂漠の古都」にはいろんな意味で興味深かった。欧米礼賛とその裏返しにしたアジア蔑視が当時も(今もそれ以前もだろうが)根強かったことがはっきり分かる。ということは、現在の風俗をセンセーショナルに扱っただけの作品も数十年後には消え去る運命ということだろう。50年後の読者が今の作品を読んだらどんな違和感を持つのだろうかと興味を持った。

 しかし、世相が変わっても取り残されない作品はある。それは、人間を取り扱ったものだろう。江戸川乱歩や久生十蘭の一部の作品などは、これと同じ時代の作品でありながら光を失っていないのだから。

 古本屋で200円で購入。時間を持て余しているときに、古本屋で見つけたならどうぞ。「新趣味」傑作選―幻の探偵雑誌〈7〉